JPWO2011145218A1 - 光通信システムおよび通信装置 - Google Patents

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Abstract

本発明は、ROADM機能を有するノード(OLT1,リングノード21〜2n)により構成されたリング型ネットワークと、リング型ネットワークを構成しているノードに収容されたリモートノードと、リモートノードと1つ以上のONU(10G-ONU510,1G-ONU51,10G・1G-ONU5101)が光カプラ4を介して1対多接続されたスター型ネットワークと、を含み、リング型ネットワークを構成しているノードの中の一部のノード(OLT1)が、システム内の各ONUに対する上り帯域割り当て制御を含んだPON制御動作を実行する。

Description

本発明は、局側装置と加入者側装置(加入者終端装置)とを1対多接続して構成された光通信システムに関する。
光通信システムの一形態であるPON(Passive Optical Network)は、中央局に配置される局側装置(OLT:Optical Line Terminal)と複数の加入者宅に配置される加入者終端装置(ONU:Optical Network Unit)をスター型カプラおよび光ファイバで1対多接続し、上り方向(加入者から中央局への方向)は時分割多重通信を行い、下り方向は連続通信を行う。このPONは、下り信号をONU側でフレームに付与されたONU識別子でフィルタする機能をもつことによって、1台のOLTで複数のONUを収容する経済的な通信システムとして普及している(例えば、非特許文献1参照)。また、近年、アクセス網の通信容量の更なる増大を目的とした10Gbps級-PONの標準化が完了した(例えば、非特許文献2参照)。この標準は、従来のIEEE802.3で規定されている1Gbps級PONの10Gbps版であり、従来の1GbpsのEPONと10Gbpsの10G-EPONのONUを混在収容可能なOLT、およびこのOLTに収容されるONUが実現すべき機能を規定している。同様に、ITU-Tでも10Gbps級のPONの標準化が進められている。
これらの国際標準を適用するとPON区間の通信速度が10倍となり、この場合、ふたつメリットが考えられる。一つ目のメリットは、通信キャリアがOLT1台あたりの加入者収容数を1Gbps級のPONの加入者数と同じにして運用することにより、加入者当たりの通信容量が増大し、加入者がPON区間大容量化の恩恵を受けられることである。二つ目のメリットは、通信キャリアがOLT1台あたりの加入者収容数を1Gbps級のPONより多い加入者を収容することにより、運用コストを下げつつ、加入者に1Gbps級PONと同等またはそれ以上のサービス(通信容量)を提供できることである。
一般に、1Gbps級のPONのスター型カプラは最大32分岐乃至64分岐が用いられ、それ以上の分岐数は、その通信容量の小ささとスター型カプラでの分岐による光伝送路ロスにより、ほとんど実現されていないが、多分岐化によるONUの収容数は、従来から検討されている。たとえば、特許文献1では、中央局に設置された複数の局側装置が扱う、波長が異なる複数のPON信号を合波又はその波長毎に分波するWDMカプラに接続し、WDMカプラで合波された波長多重信号を1本の光ファイバおよびスター型カプラで特定の局側装置に対応する波長のPON信号を送受可能な複数のトランスポンダと接続し、さらにトランスポンダと複数のONUを1本の光ファイバおよびスター型カプラで接続し、PON信号を上り方向は時分割多重で送受するような多分岐化方法が開示されている。
特開2008−206008号公報
IEEE802.3 IEEE802.3av
10Gbps級PON装置の有効利用を考える場合、単に1加入者当たりの通信速度向上だけを考えるよりも、OLT1台あたりの加入者数を増加させ、通信キャリアの運用コストを下げつつ加入者の満足度も向上するような運用形態が望ましい。
このような運用形態を適用し、OLTをより多くの加入者で共用することは、結果としてOLTの消費電力(局側の全OLTの合計消費電力)を下げることにもつながり、世界中で広まりつつある低消費電力化の流れにも沿うものである。
しかし、10Gbps級の国際標準(上記非特許文献2)に規定されている規定だけでは、多分岐化による伝送品質劣化により、現在サービスされている中央局と加入者宅の距離を縮めることなく多分岐化を実現することは難しい。たとえば、OLTやONUの送信器のパワーを高めたり、ファイバ中にアンプを挿入したりするなどして、サービス距離と多分岐化を両立する方法も考えられるが、OLTやONUの送信パワーが高くなるとアクセス系ファイバ敷設作業者に対するハザードレベルが高くなることや、上り方向のバースト信号をアンプで増幅することは困難であるなど、オペレーションや技術的な問題が生じる。
また、上記特許文献1で開示された方法では、局側装置の構成が今までの構成と変わらず、さらにトランスポンダも新たに挿入されるため、多分岐化は可能であるが、低消費電力化が難しいという問題が生じる。また、従来方式に共通の課題として、一つのOLTでより多くの加入者にサービスを提供する場合、中央局装置と加入者装置が1本のファイバで接続されているため、中央局装置や光ファイバ(特に幹線)が故障した場合に、障害エリアが拡大するという問題が生じる。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、局側装置1台あたりの加入者収容数(加入者側装置の収容数)の増加(多分岐化)を許容しつつ、省電力化および信頼性向上が可能な光通信システムを得ることを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明は、ROADM機能を有するノードにより構成されたリング型ネットワークと、前記リング型ネットワークを構成しているノードに収容されたリモートノードと、前記リモートノードと1つ以上のONUが光カプラを介して1対多接続されたスター型ネットワークと、を含み、前記リング型ネットワークを構成しているノードの中の一部のノードがOLTとして動作し、システム内の各ONUに対する上り帯域割り当て制御を含んだPON制御動作を実行することを特徴とする。
本発明にかかる光通信システムは、システムの低消費電力化を実現できる、という効果を奏する。
図1は、本発明にかかる光通信システムの実施の形態1の構成例を示す図である。 図2は、局側装置(OLT)の構成例を示す図である。 図3は、リモートノード(RN)の構成例を示す図である。 図4は、実施の形態1の光通信システムにおける下り方向の通信制御動作の一例を示す図である。 図5は、OTUフレームの構成例を示す図である。 図6は、実施の形態1の光通信システムにおける上り方向の通信制御動作の一例を示す図である。 図7は、実施の形態1の光通信システムが現用系通信路で通信している場合の動作例を示す図である。 図8は、実施の形態1の光通信システムで光ファイバが故障した場合の動作例を示す図である。 図9は、実施の形態1の光通信システムにおける監視制御信号の転送動作の一例を示す図である。 図10は、リング型ネットワークにおける伝送路遅延の測定動作例を示す図である。 図11は、リングノードとRNの間の伝送路遅延の測定動作例を示す図である。 図12は、冗長切替制御手順の一例を示すシーケンス図である。 図13は、実施の形態2の光通信システムにおける下り方向の通信制御動作の一例を示す図である。 図14は、実施の形態2の光通信システムにおける上り方向の通信制御動作の一例を示す図である。 図15は、実施の形態3の光通信システムの構成例を示す図である。 図16は、実施の形態3の光通信システムにおける下り方向の通信制御動作の一例を示す図である。 図17は、実施の形態3の光通信システムにおける上り方向の通信制御動作の一例を示す図である。 図18は、従来のOLT−IFの構成例を示す図である。
以下に、本発明にかかる光通信システムおよび通信装置の実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。なお、この実施の形態によりこの発明が限定されるものではない。各実施の形態においては、1Gbpsと10Gbpsの2つの異なる速度をサポートするネットワークについて説明するが、これは、発明の要点の理解を簡単にするための単なる例示であり、発明の範囲を限定するものではない。さらに高速な加入者収容システムも包含可能である。
実施の形態1.
<システム構成>
まず、システムの全体構成について説明する。図1は、本発明にかかる光通信システムの実施の形態1の構成例を示す図である。図示したように、本実施の形態の光通信システムは、2重化された光ファイバ(幹線光ファイバ)で複数のノード(OLT1およびリングノード21〜2n)が接続された構成のリング型ネットワークと、2重化された光ファイバを介してリングノード21〜2nに接続されたリモートノード(RN)311〜31p,321〜32q,…,3n1〜3nrと、光ファイバおよび光カプラ(32分岐カプラ)4を介してRNに接続されたONU(10G-ONU510,1G-ONU51,10G・1G-ONU5101)とを含んで構成されている。なお、10G-ONU510は、上り下り双方向10Gbps通信が可能なONU(例えば、IEEE802.3avで規定されているもの)であり、1G-ONU51は、上り下り双方向1Gbps通信が可能なONU(例えば、IEEE802.3で規定されているもの)であり、10G・1G-ONU5101は、上り1Gbps,下り10Gbpsで通信可能なONU(例えば、IEEE802.3avで規定されているもの)である。以降の説明において、単に「ONU」と記載した場合、10G-ONU510、1G-ONU51および10G・1G-ONU5101を示すものとする。また、OLT1にRNが接続され、さらにRNに各種ONUが接続されていてもよい。本実施の形態では光カプラ4を32分岐カプラとした場合について説明するが、他の分岐数であってもよい。
図1に示した光通信システムにおいて、OLT1は、上位網とリング型ネットワークを接続する通信装置であり、多重分離部と、冗長化された2つのOLT−IFと、監視制御部と、ROADM(Reconfigurable Optical Add/Drop Multiplexer)部とを有する。各リングノードは同一構成の通信装置であり、ROADM部およびトランスポンダを有する。各RNは同一構成の通信装置であり、トランスポンダおよび監視制御部を有する。なお、OLT1は、各リングノードが有する機能に加え、PONのOLTとして動作する機能を有する通信装置であり、本実施の形態の光通信システムは、従来は各リングノード配下の通信装置(図1において各RNが配置されている場所の通信装置)が有していたOLT機能(OLTとして動作する機能)を一つのリングノードに集約してOLT1としたものである。
OLT1の多重分離部では、上位網から受け取った下り信号光(フレーム)を2つのOLT−IFのうちのいずれか一方に出力し、また、OLT−IFから受け取った上り信号光を上位網へ出力する。OLT−IFは、OLT1がPONの局側装置として動作するための各種処理を実行する。詳細については別途説明する。また、2つのOLT−IFのうち、一方が現用系、他方が予備系に設定される。監視制御部は、通信システム内の監視(故障検出)および故障検出時の経路切替などを行う。OLT1および各リングノードのROADM部は、リング型ネットワーク上を流れている信号(光)を対象として、特定波長の抽出および追加(リング型ネットワークへの出力)を行う。各リングノードのトランスポンダは、受信した信号光の波長変換を行う。各RNのトランスポンダも受信した信号光の波長変換を行うが、上り方向においては、通信速度の異なる複数の光バースト信号を終端し、RNとOLT1が通信するための少なくとも1波以上の波長の光連続信号に変換する処理も併せて実施する。一方、下り方向においては、あらかじめRN毎に定められた所定の通信波長の信号からトランスポンダ毎の信号を抽出し、標準規格で規定されたPON固有の波長で所定のフレームフォーマットにて通信信号を送信する。
OLT1とRN311〜31p(pはリングノード21配下に接続されるRN数),RN321〜32q(qはリングノード22配下に接続されるRN数),RN3n1〜3nr(rはリングノード2n配下に接続されるRN数)は、1つ以上のリングノード21〜2n(nはリング型ネットワークを構成しているリングノードの数)を介して接続され、RNとその配下のONU(10G-ONU,1G-ONU,10G・1G-ONU)との間の通信速度よりも高速な伝送速度で連続光WDMによるOTU(Optical-channel Transport Unit)フレーム転送を行うことにより通信する。一方、各RNに収容されているトランスポンダとその配下に接続されている各ONUは、従来のPONと同様にスター型トポロジーで接続され、従来のTDMA−PON方式で通信する。
また、図示したように、本実施の形態の光通信システムでは、リング型ネットワークを構成しているノード(通信装置)の中の1つにOLT機能を集約したことを特徴としている。ただし、OLT機能を1つのノードに集約したのは説明を簡単化するためであり、1つに集約することは必須ではない。OLT機能を一部のノードに分散して持たせてもよい。
<OLTの構成>
次に、OLT1の構成について説明する。図2は、図1に示したOLT1の構成例を示す図である。ここでは、一例として、OLT1はIEEE標準に準拠するPON制御を行うものとする。図示したように、OLT1は、多重分離部11と、OLT−IF12Aおよび12Bと、現用系監視制御部13Aおよび予備系監視制御部13Bからなる監視制御部13と、ROADM部14とを備える。OLT−IF12A,12Bと監視制御部13(現用系監視制御部13A,予備系監視制御部13B)は監視制御バスで接続されている。なお、OLT−IF12A,12Bおよび監視制御部13がOLT処理手段を構成する。
多重分離部11は、NNI(Network Network Interface)経由で上位網から下り信号光(フレーム)を受信した場合、受信した信号光を2つのOLT−IFのうちのいずれか一方に出力する。また、OLT−IF12A,12Bから受け取った上り信号光を上位網へ送信する。
OLT−IF12Aおよび12Bは同じ構成となっており、いずれか一方が現用系に設定され、他方が予備系に設定される。図2では、OLT−IF12Aが現用系に設定されている。OLT−IF12Aおよび12Bは、CPU12−1、このCPU12−1の動作に必要なメモリ12−2、高集積PON制御部12−3、光送受信器(Optical TRx)12−4およびパケットバッファメモリ12−5からなり、高集積PON制御部12−3は、L2ブリッジ121、PON制御部122、マルチプレクサ(MUX)123、デマルチプレクサ(DEMUX)124、ローカルタイマ管理部125、PON-TS付与部126、OTNマッパ/デマッパ127およびSER/DES128を備えている。
L2ブリッジ121は、多重分離部11経由で複数のNNIから入力された信号をブリッジする処理や、VLANタグの処理を実施する。PON制御部122は、複数のトランスポンダをサポートするために超多リンク(LLID:Logical Link ID)をサポートしており、MPCP(Multi-Point Control Protocol)制御,RTT(Round Trip Time)管理,上り帯域割り当て制御などの制御を行う。MUX123は、下り方向のNNI側から入力されたEthernet(登録商標)フレーム(以下、イーサフレームと記載する)とPON制御部122で生成されたイーサフレームを多重する。DEMUX124は、上り方向のフレームをPON制御に必要なイーサフレーム(PON制御部122が処理するフレーム)とNNI側に送信すべきイーサフレームに振り分ける。ローカルタイマ管理部125は、PON制御で標準的に使用される16ns粒度の32ビットカウンタを管理する。PON-TS付与部126は、MPCPフレームにタイムスタンプを付与する。OTNマッパ/デマッパ127は、MUX123およびPON−TS付与部126経由でNNIまたはPON制御部122から入力されたイーサフレームをOTUフレームにマッピング(カプセリング)して送信する処理、およびSER/DES128経由で受信したOTUフレームをイーサフレームにデマッピング(デカプセリング)する処理を行う。SER/DES128は、OTN(Optical Transport Network)-IFに接続する光送受信器12−4とのインタフェースに必要なシリアライザ/デシリアライザである。OTUフレームとはOTNで使用するフレームである。
光送受信器12−4は、SER/DES128から出力された波長λ111〜λ1nkの信号光をROADM部14へ送信するとともに、波長λ511〜λ5nkの信号光をROADM部14から受信し、SER/DES128へ出力する。
監視制御部13の現用系監視制御部13Aおよび予備系監視制御部13Bは同じ構成であり、光パス切替制御やOLT-IFの故障検出/通知、OLT−IFの切り替えなどを行う。これらの現用系監視制御部13Aおよび予備系監視制御部13Bは、CPU131、このCPU131の動作に必要なメモリ132、管理フレーム送受信部133、TS付与部134、時刻同期部135、RTT計算部136、OTNマッパ/デマッパ137および光送受信器(Optical TRx)138を備える。
管理フレーム送受信部133は、ROADM部14経由で管理フレームを送受信する。管理フレームの受信時は、管理フレームがマッピングされたOUTフレームが光送受信器138からOTNマッパ/デマッパ137に入力され、OTNマッパ/デマッパ137によりイーサフレームフォーマットの管理フレームに変換された後、RTT計算部136経由で受信する。一方、送信時は、管理フレーム送受信部133はイーサフレームフォーマットの管理フレームを生成してOTNマッパ/デマッパ137に出力し、そこでイーサフレーム(管理フレーム)がOTUフレームにマッピングされた後、光送受信器138から送信される。
TS付与部134は、管理フレーム送受信部133が管理フレームを生成して送信する場合に、必要に応じて時刻同期部135から現在時刻の情報を受け取り、タイムスタンプとして管理フレームに書き込む。時刻同期部135は、上述したOLT−IFのローカルタイマ管理部125と同様に、16ns精度のカウンタ(タイマ)であり、時刻を管理する。RTT計算部136は、OTNマッパ/デマッパ137経由で受信した管理フレームの内容を確認し、RTT(遅延)を算出する必要があると判断した場合、すなわち、RTT測定用の時刻情報が含まれている管理フレームを受信した場合に、受信した時刻情報と時刻同期部135で管理されている情報(現在時刻を示す時刻情報)とに基づいてRTTを計算する。なお、TS付与部134,時刻同期部135,RTT計算部136は、各リングノードとの間の伝送路遅延を測定するための機能(この機能の詳細については後述する)を実現している。
OTNマッパ/デマッパ137は、上述したOTNマッパ/デマッパ127と同様の処理、すなわち、下り方向(ROADM部14側に向けた方向)では、管理フレーム送受信部133から入力されるイーサフレームをカプセル化してOTUフレームを生成する。また、上り方向については、光送受信器138から入力されるOTUフレームをデカプセル化してイーサフレームを取り出す。光送受信器138は、ROADM部14との間で波長λ611の信号光を送受信する。
ROADM部14は、リング型ネットワークを流れている信号光に対して、特定波長の信号光の抽出処理および追加処理を行う。なお、ROADM部14は、一般的な機能を具備する従来の光スイッチとトランスポンダから構成されるものである。
<RNの構成>
次に、リモートノード(RN)311〜31p,321〜32q,…,3n1〜3nrの構成について説明する。なお、図1に示した各RNは同一構成である。そのため、ここではRN311を例にとって各RNの構成を説明する。図3は、図1に示したRN311の構成例を示す図である。図示したように、RN311は、WDMカプラ31と、現用系監視制御部32Aおよび予備系監視制御部32Bからなる監視制御部32と、OTNトランスポンダ33Aおよびトランスポンダ33B1〜33Bnからなるトランスポンダ部33とを備える。監視制御部32(現用系監視制御部32A,予備系監視制御部32B)とトランスポンダ部33(OTNトランスポンダ33A,トランスポンダ33B1〜33Bn)は監視制御バスで接続されている。
WDMカプラ31は、上り下りの通信波長を波長多重し、波長λ421〜λ42sの上り信号光の送信、および波長λ211〜λ21sの下り信号光の受信を行う。
監視制御部32の現用系監視制御部32Aおよび予備系監視制御部32Bは同じ構成であり、トランスポンダ部33の故障検出/通知、波長マッピング設定などを行う。これらの現用系監視制御部32Aおよび予備系監視制御部32Bは、光送受信器(Optical TRx)321、OTNマッパ/デマッパ322、管理フレーム送受信部323、TS付与部324、時刻同期部325、メモリ326およびこのメモリ326を使用して動作を行うCPU327を備える。
光送受信器321は、WDMカプラ31との間で信号光を送受信する。OTNマッパ/デマッパ322は、上り方向(リングノード21に向けた方向)では、管理フレーム送受信部323から入力されるイーサフレームをカプセル化してOTUフレームを生成し、WDMカプラ31に出力する。また、下り方向については、WDMカプラ31から入力されるOTUフレームをデカプセル化してイーサフレームを取り出す。管理フレーム送受信部323は、リングノード21経由で管理フレームを送受信する。管理フレームの受信時は、管理フレームがマッピングされたOUTフレームが光送受信器321からOTNマッパ/デマッパ322に入力され、OTNマッパ/デマッパ322によりイーサフレームフォーマットの管理フレームに変換された後、受信する。一方、送信時は、管理フレーム送受部323はイーサフレームフォーマットの管理フレームを生成してOTNマッパ/デマッパ322に出力し、そこでイーサフレーム(管理フレーム)がOTUフレームにマッピングされた後、光送受信器321からWDMカプラ31に送信され、WDMカプラ31で波長多重されてからリングノード21へ送信される。TS付与部324は、管理フレーム送受信部323が管理フレームを生成して送信する場合に、必要に応じて時刻同期部325から現在時刻の情報を受け取り、タイムスタンプとして管理フレームに書き込む。時刻同期部325は、上述したOLT−IFのローカルタイマ管理部125と同様に、16ns精度のカウンタ(タイマ)であり、時刻を管理する。なお、TS付与部324,時刻同期部325は、自RNを収容しているリングノードとの間の伝送路遅延を測定するための機能(この機能の詳細については後述する)を実現している。
OTNトランスポンダ33Aは、光送受信器(Optical TRx)331およびOTNマッパ/デマッパ332を備える。光送受信器331は、WDMカプラ31との間で信号光を送受信する。OTNマッパ/デマッパ332は、上り方向では、接続されている各トランスポンダ(トランスポンダ33B1〜33Bn)から受信した信号をOTUフレームにマッピングし、光送受信器331に出力する。また、下り方向については、光送受信器331から入力されるOTUフレームからイーサフレームを抽出し、トランスポンダ33B1〜33Bnのいずれかに出力する。なお、図3に示した構成例では、OTNトランスポンダ部33Aは2重化(冗長化)されていないが、2重化して信頼性を向上させてもよい。
トランスポンダ33B1〜33Bnは同じ構成であり、上り用デュアルレートバーストCDR(Clock Data Recovery)333、デュアルレートバースト光受信器(Dual rate Optical Burst Rx)334、10Gbps連続光送信器(Continuous 10G-Tx)335、1Gbps連続光送信器(Continuous 1G-Tx)336、およびWDMカプラ337を備える。
上り用デュアルレートバーストCDR333およびデュアルレートバースト光受信器334は、通信速度が1Gbpsと10Gbpsの上り信号光、具体的には、ONUから送信されてくる波長λup41およびλup42のバースト信号をWDMカプラ337経由で受信して、1Gbpsと10Gbpsの連続信号として再生する。また、10Gbps連続光送信器335および1Gbps連続光送信器336は、OTNトランスポンダ33Aから送られてくる下り信号光である1Gbpsと10GbpsのイーサフレームをIEEE標準で規定された波長に変換し、WDMカプラ337を介して、スター型カプラ(光カプラ4)の接続された光ファイバ側に送信する。
<下り方向の通信制御動作>
次に、本実施の形態の光通信システムにおける下り方向の通信制御動作について、図4を用いて説明する。なお、図4は、下り方向の通信制御動作の一例を示す図である。
(手順D1)
上位網インタフェースから入力されたユーザフレームは、OLTにおいて、多重分離部(図2に示した多重分離部11)により、いずれかのOLT-IF(図2に示したOLT-IF12A,12Bのうち、現用系に設定されている側)に入力され、OLT-IFでONUに固有に割り当てられたロジカルリンクID(LLID)が付与される。OLT-IFは、LLIDがどのRN配下のONUであるかを識別する機能を持ち、ユーザデータはLLIDをもとにRN毎のOTUフレームに収容される。OTUフレームは、図5に示すように、通信速度毎に生成してもよいし(図5上段の場合に相当)、通信速度が異なるフレームを一つのOTUフレームに混在収容してもよい(図5下段の場合に相当)。OTUフレームは、OLT−IFが接続されているROADM部14から、OLT1と各RNとの通信用としてあらかじめ設定された通信波長群にて、固定遅延で出力される。
図4では、λ111〜λ11i(iはOLT1とRN311〜RN31pが通信する帯域に必要な波長数)がOLT1とリングノード21の通信波長,λ121〜λ12j(jはOLT1とRN321〜RN32qが通信する帯域に必要な波長数)がOLT1とリングノード22の通信波長,λ1n1〜λ1nk(kはOLT1とRN3n1〜RN3nrが通信する帯域に必要な波長数)がOLT1とリングノード2nの通信波長である。実際に使用する波長数は、OLT1と各RNが通信すべき伝送容量に応じて決定される。
(手順D2)
OLT1において、ONUを自動登録するためのMPCP Discoveryフレームや、ONUからの上りバースト信号を制御するためのMPCPフレームがOLT−IF内のPON制御部122(図2参照)で生成され、ユーザフレームとMUX123でMUXされる。これらの制御フレーム(MPCP Discoveryフレーム,上りバースト信号を制御するためのMPCPフレーム)も、ユーザフレームと同様にLLIDをもとに該当するOTUフレームに収容し、ROADM部14側に出力する。
(手順D3)
RNが接続された各リングノードは、あらかじめ設定された通信波長を抽出し、トランスポンダで波長変換したのち、固定遅延で接続された各RNに出力する。各RNとリングノードは、point-to-pointで2重化ファイバにより接続されており、各RNとリングノード間の通信容量に応じた、少なくとも1波長以上の波長で通信を行う(波長多重通信を行う)。たとえば、リングノード21では波長λ111〜λ11iの信号光を抽出し、トランスポンダで波長λ211〜λ21s,…,λ211〜λ21tに変換する。図4では、λ211〜λ21s(sは、リングノード経由でのOLT1とRN311の通信に必要な波長数)がリングノード21とRN311の通信波長,λ211〜λ21t(tは、リングノード経由でのOLT1とRN31pの通信に必要な波長数)がリングノード21とRN31pの通信波長,λ211〜λ21u(uは、リングノード経由でのOLT1とRN321の通信に必要な波長数)がリングノード22とRN321の通信波長,λ211〜λ21w(wは、リングノード経由でのOLT1とRN32qの通信に必要な波長数)がリングノード22とRN32qの通信波長,λ211〜λ21x(xは、リングノード経由でのOLT1とRN3n1の通信に必要な波長数)がリングノード2nとRN3n1の通信波長,λ211〜λ21y(yは、リングノード経由でのOLT1とRN3nrの通信に必要な波長数)がリングノード2nとRN3nrの通信波長であり、実際に使用する波長数は、OLT1とRNが通信すべき伝送容量に応じて決定される。
(手順D4)
各RNでは、上位のリングノードから受信した波長群に格納されたOTUフレームからユーザフレームおよび制御フレームを再生し、再生したフレームに付与されているLLIDからどのトランスポンダ配下のONU宛のフレームであるかを識別し、固定遅延でRN内の複数のトランスポンダ(図3に示したトランスポンダ33B1〜33Bnに相当)に振り分ける。
(手順D5)
各RN内のトランスポンダは、それぞれ、受信したユーザフレームや制御フレームを、IEEE802.3,IEEE802.3av,ITU−T規格などに準拠した通信速度毎の波長に変換して、ONU(10G-ONU510,1G-ONU51,10G・1G-ONU5101)に送信する。図4では、各トランスポンダと各ONU間の通信波長をλ311とλ312で示しており、これらは1Gbps用の波長と10Gbps用の波長をそれぞれ示している。λ311とλ312は波長多重で送信される。
(手順D6)
各ONU(10G-ONU510,1G-ONU51,10G・1G-ONU5101)は、上位のRNから受信したユーザフレームや制御フレームを、IEEE802.3,IEEE802.3av,ITU−T規格で標準化された所定の動作を実行して処理する。
なお、リングノード間(リング型ネットワーク内)で使用するODU(Opticalchannel Data Unit)の階梯とリングノード−RN間で使用するODUの階梯は同じでもよいし、運用の都合により、リングノードのトランスポンダで変換して、異なる階梯を使用してもよい。
<上り方向の通信制御動作>
次に、本実施の形態の光通信システムにおける上り方向の通信制御動作について、図6を用いて説明する。なお、図6は、上り方向の通信制御動作の一例を示す図である。
(手順U1)
各ONU(10G-ONU510,1G-ONU51,10G・1G-ONU5101)は、リングノードおよびRN経由でOLT1から受信した制御フレームをもとに、OLT1との間でAuto Discoveryの動作を行い、OLT1に登録される。その後、OLT1から受信した制御フレームの1つであるMPCP Gateフレームに含まれる時刻情報に基づき、上り送信データ(ユーザフレーム)や制御フレームを上位のRNに向かって時分割多重で送信する。これらの動作は、IEEE802.3,IEEE802.3av,ITU−T規格などで標準化されている動作である。図6では、各トランスポンダと各ONUの通信波長をλ321とλ322で示しており、これらは、1Gbps用の波長と10Gbps用の波長をそれぞれ示している。λ321とλ322は時分割多重で送信される。
(手順U2)
各RNにおいては、各トランスポンダ(図3に示したトランスポンダ33B1〜33Bnに相当)が、受信した上りのバースト信号(時分割多重送信されてきた信号)を連続な信号に変換し、さらに、これらの連続信号を、OTNトランスポンダ33Aが、OTNフォーマットのフレームであるOTUフレームに収容して、OLT1から指定された少なくとも1波長以上の波長の光信号により、固定遅延で上位のリングノードに出力する(波長多重で送信する)。OTUフレームは、下り方向の通信制御動作と同様に、通信速度毎に生成してもよいし、通信速度が異なるフレームを一つのOTUフレームに混在収容してもよい(図5参照)。
図6では、λ421〜λ42s(sは、リングノード経由でのOLT1とRN311の通信に必要な波長数)がリングノード21とRN311の通信波長,λ421〜λ42t(tは、リングノード経由でのOLT1とRN31pの通信に必要な波長数)がリングノード21とRN31pの通信波長,λ421〜λ42u(uは、リングノード経由でのOLT1とRN321の通信に必要な波長数)がリングノード22とRN321の通信波長,λ421〜λ42w(wは、リングノード経由でのOLT1とRN32qの通信に必要な波長数)がリングノード22とRN32qの通信波長,λ421〜λ42x(xは、リングノード経由でのOLT1とRN3n1の通信に必要な波長数)がリングノード2nとRN3n1の通信波長,λ421〜λ42y(yは、リングノード経由でのOLT1とRN3nrの通信に必要な波長数)がリングノード2nとRN3nrの通信波長である。実際に使用する波長数は、OLT1と各RNが通信すべき伝送容量に応じて決定される。
(手順U3)
各リングノードは、接続されているRNから受信した信号をOLT1側の他のリングノードとの通信用(リング型ネットワーク内での通信用)としてあらかじめ決められている波長群の信号に変換し、固定遅延でリング型ネットワーク上に出力する。図6では、λ511〜λ51i(iは、OLT1とRN311〜31pの通信に必要な波長数)がOLT1とリングノード21の通信波長,λ521〜λ52j(jは、OLT1とRN321〜32qの通信に必要な波長数)がOLT1とリングノード22の通信波長,λ5n1〜λ5nk(kは、OLT1とRN3n1〜3nrの通信に必要な波長数)がOLT1とリングノード2nの通信波長である。実際に使用する波長数は、OLT1と各RNが通信すべき伝送容量に応じて決定される。
(手順U4)
OLT1では、ROADM部が、各リングノード経由で受信した信号光から各RNの通信波長を抽出し、抽出した全ての波長を両方のOLT−IFに入力する。または、波長毎に振り分けていずれかのOLT−IFに入力する。OLT−IFは、OTUフレームからユーザフレームと制御フレームを抽出し、標準で規定されているPON制御の動作を行うとともに、ユーザデータを、多重分離部に転送する。多重分離部は、上位ネットワークの多重方式に従い、OLT−IFから受け取った信号を上位ネットワーク側に転送する。
なお、下り方向の通信制御動作と同様に、リングノード間で使用するODUの階梯とリングノード−RN間で使用するODUの階梯は同じでもよいし、異なる階梯を使用してもよい。
<冗長切替制御動作およびRTT(Round Trip Time)管理方法>
次に、本実施の形態の光通信システムにおける冗長切替制御動作とこれに密接に係わるRTTの管理方法について、図7および図8を参照しながら説明する。
一般的にTDMA−PONシステムでは、上りのバースト信号の衝突を避け、ONUが送信したバーストがOLTに到着する時刻を制御して、上り方向の帯域割り当て制御に必要な情報を効率よく収集するため、OLTとONUのレンジング(距離測定)を行う。本実施の形態の光送信システムにおいても、RNとONU間の上りバーストの衝突を避け、上り帯域割り当て制御を効率的に行うためには、レンジング機能が必要となる。従来の運用されているTDMA−PONシステムでは、OLTがサポートするONUの台数が高々32台程度であるため、OLTとONUの接続は冗長化されていないが、本実施の形態の光通信システムでは、OLTのMAC機能をOLT1に集約しているため、OLT1内のOLT−IFの故障やファイバの断線が発生した際に障害エリアが拡大する。これを解決するために、本実施の形態の光通信システムでは、OLTとRN間の通信路をすべて2重化して、通信網の高いロバスト性を実現している。ここで、通信路を2重化して線路の高速切り替えを実現するためには、スター型カプラ(光カプラ4)上で上り信号が衝突しないように制御するためのPON特有のパラメータであるOLTと各ONU間の距離(RTT)を、現用系通信路だけでなく、予備系通信路でもあらかじめ個別に測定しておく必要がある。しかし、従来の方式では、現用系通信路と予備系通信路のRTTを同時管理できないことが課題となる。
図7は、本実施の形態の光通信システムが現用系通信路で通信している場合の動作例を示す図である。
たとえば、OLT1と10G-ONU510は、図7に示した通信路で、上り方向および下り方向の通信を行う。この通信路のRTTは、原理的には、従来のTDMA−PONシステムと同様のレンジングが可能である。すなわち、IEEE802.3やIEEE802.3avなどの標準で規定されているAuto Discovery、およびMPCPプロトコル等により、OLT1は、10G-ONU510との間のRTT情報を取得できる。これらにより取得したRTTをRTT_Active_Totalとすると、図7に示したOLT1−リングノード21間現用系下り通信路トリップタイム(TT_A),OLT1−リングノード21間現用系上り通信路トリップタイム(TT_B),リングノード21−RN311間現用系通信路ラウンドトリップタイム(RTT_C),RN311−10G-ONU510間現用系通信路ラウンドトリップタイム(RTT_D)により、RTT_Active_Totalは次式(1)のように表すことができる。
RTT_Active_Total=TT_A+RTT_C+RTT_D+TT_B …(1)
次に、図8は、図7の通信路で通信していた本実施の形態の光通信システムの下りOLT1−リングノード21間通信で使用している光ファイバが故障し、予備系通信路に切り替わった場合の動作例を示す図である。
この場合の制御に適用すべきRTT_Standby_Totalは、OLT1−リングノード21間現用系下り通信路トリップタイム(TT_A),OLT1−リングノード21間予備系下り通信路トリップタイム(TT_A’),式(1)で示したRTT_Active_Totalにより、次式(2)のように表すことができる。
RTT_Standby_Total=RTT_Active_Total−TT_A+TT_A’ …(2)
よって、本実施の形態の光通信システムにおいては、冗長化された伝送路の伝送路長を個別に測定して保持する手段をOLT1が持ち、予備系の通信路をあらかじめ設定しておけば、ファイバ故障などの伝送路障害時に故障個所のトリップタイムと冗長経路のトリップタイムおよび、現用系のトリップタイムから経路切り替え後のRTTを瞬時に置き換えることができ、冗長化が容易となる。上記の例では、下りのOLT1−リングノード21間通信で使用している伝送路が故障した場合について説明したが、本実施の形態の光通信システムのすべての冗長経路(光ファイバが2重化されている経路)に対して、同様の方法による冗長化切り替えが可能である。
上記の方法による冗長切り替えを実現するため、OLT1の監視制御部は、自装置内のROADM部が有している監視制御部(図示せず)およびリングノード21〜2nのROADM部の監視制御部(図示せず)と、各RN(RN311〜31p,RN321〜32q,RN3n1〜3nr)の監視制御部と連携し、現用系および予備系のトリップタイムを測定する機能を有している。なお、OLT1では、ROADM部の内部で監視制御を行う監視制御部(図示せず)とROADM部の外部にある監視制御部を兼用としてもよい(図示したROADM部外部の監視制御部がROADM部における監視制御動作も行うようにしてもよい)。
以下に、OLT1とONUの現用系および予備系の通信路の測定に必要な機能と方法について述べる。ここでは、一例として、OLT1と10G-ONU510の間の通信路測定について示す。
はじめに、現用系および予備系通信路のトリップタイム測定に使用される監視制御信号の転送方法について説明する。図9は、本実施の形態の光通信システムにおける監視制御信号の転送動作の一例を示す図である。図9に示したように、本実施の形態の光通信システムの監視制御動作では主信号の通信波長とは別に、監視制御用波長λ611を使用する。リング型ネットワークを構成しているOLT1および各リングノードでは、リング型ネットワーク上を流れる波長λ611の信号である監視制御用信号を必ず一旦ドロップして、監視制御部で終端する。そして、抽出したOTUフレーム(監視制御用信号)に対して自装置の監視制御情報を追加して更新し、更新後の監視制御信号を隣接するノード(OLT1またはリングノード)に転送する。また、受信した監視制御信号に、自装置に接続されたRNに転送すべき情報が含まれていれば、その情報を抽出してOTUフレームにマッピングし、RNとの間の下り監視制御用波長λ711にてRNに転送する。また、図示したように、OLT1およびリングノードとRN間の上り監視制御用波長はλ712であり、この波長は、リングノードからのOTUフレーム(監視制御信号)に対する応答や、RNが送信すべき監視制御情報をリングノードに転送するために使用する。
次に、現用系および予備系通信路のトリップタイムを測定するために必要な機能および手段について説明する。各リングノード,各RNおよびOLT1の監視制御部は、時刻同期機能を持つ。時刻同期の具体的な手段としては、GPSやIEEE802.1AS,NTP(Network Time Protocol)によるものが挙げられる。時刻同期手段については、ネットワークで統一されている必要があり、さらに、たとえば収容されているTDMA−PONが必要とするRTT精度と同等の精度が要求される。たとえば、IEEE802.3で規定されたG−EPONやIEEE802.3avで規定されている10G−EPONを収容するネットワークの場合は、16nsの精度が要求される。
次に、現用系および予備系通信路のRTTを測定する方法について説明する。現用系および予備系通信路のトリップタイム測定は、リング型ネットワークにおける伝送路遅延(リング型ネットワークを構成している各パス(隣接するノード間の伝送路)における伝送路遅延)を測定するステップ(ステップ#1)、および各リングノードがその配下に接続された各RNとの間の伝送路遅延を測定するステップ(ステップ#2)からなる。これらのステップを実行して伝送路遅延を測定しておくことにより、OLT1は、保持している現用系のRTTと、ステップ#1,#2を実行して取得しておいた伝送路遅延情報とに基づいて、経路切り替え後のRTT(予備系のRTT)を算出できる。予備系のRTTを算出する方法は、図7および図8を用いて説明したとおりである。
ステップ#1,#2の動作について、図10,図11を参照しながら説明する。図10はリング型ネットワークにおける伝送路遅延の測定動作例(ステップ#1の動作例)を示す図であり、図11はリングノードとRNの間の伝送路遅延の測定動作例(ステップ#2の動作例)を示す図である。
(ステップ#1)
図10に示したように、OLT1の監視制御部では、時刻同期部、フレーム生成部およびタイムスタンプ付与部が、タイムスタンプを埋め込んだイーサフレームを生成し、このイーサフレームをOTUフレームに格納して現用系および予備系通信路を使ってλ611の波長で、隣接するリングノード2n宛に送信する。リングノード2nの監視制御部では、現用系および予備系通信路からタイムスタンプが埋め込まれたフレームを受信すると、その受信時刻情報を保持して、この受信時刻情報からOLT1が付与したタイムスタンプを減算することで、OLT1と自装置(リングノード2n)の間のRTT情報を取得する。さらに、リングノード2nの監視制御部は、隣接するリングノード2n-1に対して、現用系および予備系通信路を使ってλ611の波長で、先に取得したRTT情報を埋め込んだOTUフレームを送信する。このOTUフレームには、送信時刻を示すタイムスタンプも埋め込む。このような動作を各リングノードが順次行う。すなわち、各リングノードは、λ611の波長で送信されてきたフレームを現用系および予備系通信路から受信した場合、それらについて、受信時刻、および受信フレームに含まれている情報の一つである、送信元ノード(OLT1またはリングノード)によるフレーム送信時刻を示すタイムスタンプ情報に基づいて、送信元ノードとの間のRTTを算出し、さらに、算出したRTTの情報および送信時刻を示すタイムスタンプを付加して受信フレームを隣接ノード(OLT1またはリングノード)に転送する処理をそれぞれ実行する。これにより、最終的に、OLT1は、各リングノード間の現用系および予備系通信路のトリップタイム情報(伝送路遅延情報)を取得できる。
(ステップ#2)
ここでは、一例としてリングノード21の動作について説明するが、他のリングノード22〜2nも同様の動作を実行する。すなわち、以下に説明する動作を各リングノードが順次実行することにより、現用系および予備系のRTT情報がOLT1の監視制御部に通知される。
図11に示したように、まず、リングノード21の監視制御部は、RN311の監視制御部に対して、現用系および予備系通信路のトリップタイム測定リクエストフレームをOTUフレームに載せて波長λ711でそれぞれ送信する。RN311の監視制御部では、時刻同期部、フレーム生成部およびタイムスタンプ付与部が、タイムスタンプ(送信時刻情報)を埋め込んだOTUフレームであるレスポンスフレームを生成し、λ712でリングノード21へ送信する。レスポンスフレームは現用系および予備系通信路それぞれから送信する。リングノード21の監視制御部は、現用系および予備系通信路からレスポンスフレームを受信すると、その受信時刻情報を保持して、この受信時刻情報からRN311が付与したタイムスタンプを減算した値を2倍することで、それぞれのRTT情報を取得する。リングノード21は、同様のシーケンスで順次、配下のRNのRTT情報をサイクリックに取得する。取得したRTT情報は、リング型ネットワークからドロップした波長λ611の監視制御用信号に付加して隣接ノード(この場合はOLT1となる)に通知する。これにより、OLT1は、リングノード21とその配下の各RNとの間の現用系および予備系のRTT情報を取得する。
同様の動作を各リングノードおよびこれらに接続された各RNが実施することにより、最終的に、OLT1は、全てのリングノードとその配下のRNの現用系および予備系のRTT情報を取得できる。
このように、本実施の形態の光通信システムでは、リング型ネットワーク内で転送される監視制御情報(監視制御用信号)の中に、予備系の通信路のRTTを測定するためのプロトコルを定義し、上記のような方法および手順により、予備系の通信路のRTTをあらかじめ計測する。これにより、現用系の通信路に障害が発生した場合の高速切り替えを実現する。
つづいて、図12を参照しながら冗長切替制御動作例を説明する。ここでは、OLT1とリングノード21とを接続している光ファイバが故障した場合(図8に示した場合に相当)の動作例を説明する。
OLT1とリングノード21との間の光ファイバが故障し、この故障を示す警報をリングノード21が検出した場合、リングノード21は、隣接するリングノード22に対して切り替え要求メッセージを発出(送信)して経路の切替を要求する(ステップS11,S12)。また、信号伝送経路を予備の経路(それまで予備系としていた経路)に切り替える(ステップS13)。リングノード22は、リングノード21から送信された切り替え要求メッセージを受信すると、受信したメッセージを隣接するリングノード23に転送するとともに信号伝送経路を予備の経路に切り替える。このような動作を各リングノードが順次実行し、リングノード2nにより転送された切り替え要求メッセージがOLT1に到達すると、OLT1のROADM部は、信号伝送経路を予備の経路に切り替えた後、隣接するリングノード2nに対して切り替え完了メッセージを発出する(ステップS14)。また、ROADM部は、切り替え後の経路に対応するOLT-IFに対してRTT変更要求メッセージを発出する(ステップS15)。RTT変更要求メッセージを受信したOLT-IFは、切り替え後の経路に対応するRTTへの変更を行い(ステップS16)、RTT変更完了メッセージをROADM部に返送する(ステップS17)。リングノード2nは、OLT1へ転送した切り替え要求メッセージに対する応答メッセージ(上記ステップS14で送信された切り替え完了メッセージ)を受信すると、受信した切り替え完了メッセージを隣接するリングノード2n-1に転送する。リングノード2n以外のリングノードも同様に、切り替え要求メッセージに対する応答メッセージである切り替え完了メッセージを受信すると、このメッセージを転送する。伝送路(光ファイバ)の故障を検出したリングノード21まで切り替え完了メッセージが到達すると、信号伝送経路の切り替え動作が終了となる。
なお、リングノードとその配下のRNとの間の伝送路(現用系光ファイバ)で故障が発生した場合、この故障を検出したリングノードは、予備系の通信路を用いて切り替え要メッセージをRNに送信することによりこのRNとの間の伝送路を予備系光ファイバに切り替え、さらに、RNとの間の光ファイバが故障したことをOLT1へ通知する。OLT1は、リングノードとその配下のRNとの間の光ファイバが故障した旨の通知を受けると、通知内容に従ってRTTを変更する(切り替え後の経路に対応するRTTに切り替える)。このように、リングノードとその配下のRNとの間の光ファイバで故障が発生した場合もリング型ネットワーク上で光ファイバの故障が発生した場合と同様に、2重化切り替え(予備系光ファイバへの切り替え)を短時間で行うことができる。
このように、本実施の形態の光通信システムは、ROADM機能を有するノードにより構成されたリング型ネットワークと、リング型ネットワークを構成しているノードに収容されたRNと1つ以上のONUが光カプラを介して1対多接続され、上り方向(ONUからRNへの方向)では時分割多重送信を行うスター型ネットワークとを含み、リング型ネットワークを構成しているノードの中の1つが、局側装置(OLT)として動作し、システム内の各ONUとの間の距離測定、ONUに対する上り帯域割り当てなどを行うこととした。また、リング型ネットワークに含まれる伝送路、および、リング型ネットワークを構成しているノードとRNとの間の伝送路を2重化し、一方の伝送路を現用系、他方を予備系に設定することとした。この結果、以下に示す効果が得られる。
まず、システムの低消費電力化が実現できる。この理由について説明する。従来のOLT−IFは、たとえば図18に示したような構成であり、一般的にOLT匡体には複数のOLT−IFを収容する。一方、本実施の形態の光通信システムでは、従来のOLT−IFのPON制御部分をメトロ網であるリング型ネットワーク内の一部のノード(上述したOLT1に相当)に集約し、RNではPONの信号をOTN網に直収するようにしている。そのため、RNはPON−IF毎にPON制御を必要としない構成となっており、従来のOLTで必要であったPON制御機能のほかに、CPU,メモリ,NNI側PHY(物理層)を構成する部品が大幅に削減可能で、従来の構成を採用した場合と比較して、低消費電力化が可能である。なお、ここでいう従来の構成とは、ONUが光カプラを介してOLTに直接接続された構成、すなわち、本実施の形態の光通信システム(図1など参照)の各RNをOLTとして動作するノードに置き換え、さらに、OLT1をリングノード21〜2nと同様のノード(OLT-IFを有していないノード)に置き換えた構成に相当する。
また、ネットワークの信頼性を向上できる。先に述べたように、単にOLT機能を集約するだけでは、伝送路故障が生じた場合に、サービス障害エリアが拡大するが、本実施の形態の光通信システムでは1つのOLTで多くのONUのサービスを収容でき、また、局側装置(OLT)からRNまでの通信路を完全に2重化している。そのため、OLT機能を集約した場合でも従来例(上記の特許文献1で開示された構成のシステム)と比較して信頼性を向上させることが可能である。さらに、本実施の形態の光通信システムは、予備系通信路のRTTをあらかじめ測定しておく手段も有しているため、障害検出時に通信路の高速切り替えが可能である。
さらに、従来のPONシステムにおいては、光バースト信号増幅の技術的な課題があったため、長延化が困難であったが、本実施の形態の光通信システムでは、従来のIEEE標準のPMD(Physical Medium Dependent、物理媒体依存部)でサポートできる距離にRNを配置し、RNは、ONUからの上り信号であるバースト信号を連続信号に変換して転送する中継器としての機能も持つので、OLTからONUまでの伝送路を容易に長延化できる。
以上のように、本実施の形態の光通信システムによれば、次世代のメトロ・アクセスネットワーク技術の融合により、省電力化,冗長化時の高速切り替えによる高信頼化,ルーラルエリア収容のための長延化が可能となる。
実施の形態2.
実施の形態1では、リング型ネットワークにおける通信で使用する通信波長とリングノードとRNの通信に使用する通信波長をリングノードで波長変換する構成の光通信システムについて説明した。これに対して、本実施の形態では、リングノードが波長変換を行うことなく信号を中継する光通信システムについて説明する。なお、監視制御による現用系通信路および予備系通信路のRTT測定方法、および障害検出時の経路切り替え動作(冗長切替制御動作)については、実施の形態1と同様であるため説明を省略する。また、実施の形態1の光通信システムと共通の部分については説明を省略する。
図13は、実施の形態2の光通信システムの構成、および下り方向の通信制御動作の一例を示す図である。図示したように、本実施の形態の光通信システムは、実施の形態1の光通信システムのリングノード21〜2nをリングノード2a1〜2anに置き換えたものである。また、リングノード2a1〜2anは、リングノード21〜2nからトランスポンダを削除したものである。本実施の形態のリングノード2a1〜2anは、下り方向の通信制御動作において、リング型ネットワーク上を流れる信号光から抽出した特定波長の信号光を、波長変換することなく配下のRNへ送信する。
本実施の形態の光通信システムにおける下り方向の通信制御動作は、以下に示すとおりである。
(手順D1a)
まず、OLT1は、実施の形態1で示した(手順D1)および(手順D2)を実施し、下り信号をリング型ネットワークへ送出する。
(手順D2a)
リングノード2a1〜2anは、ROADM部内のWSS(Wavelength Select Switch)等により、あらかじめ設定された通信波長を抽出し、抽出した各波長を、該当するRNが接続されたポート(光ファイバ)に振り分ける。
(手順D3a)
各RNとリングノードは、point-to-pointで2重化ファイバにより接続されており、RNは、接続されているリングノードがリング型ネットワークから抽出し、自身に向けて振り分けた信号を、抽出された際の波長のまま受信する。図13では、λ111〜λ11iがリングノード2a1とRN311〜RN31pの通信波長,λ121〜λ12jがリングノード2a2とRN321〜RN32qの通信波長,λ1n1〜λ1nkがリングノード2anとRN3n1〜RN3nrの通信波長であり、実際に使用する波長数は、OLT1とRNが通信すべき伝送容量に応じて決定される。
(手順D4a)
各RNは、実施の形態1で示した(手順D4)および(手順D5)を実施し、下り信号を配下のONU(10G-ONU510,1G-ONU51,10G・1G-ONU5101)へ送出する。RN配下の各ONUは、実施の形態1で示した(手順D6)を実施する。
また、図14は、実施の形態2の光通信システムにおける上り方向の通信制御動作の一例を示す図である。本実施の形態のリングノード2a1〜2anは、上り方向の通信制御動作において、配下のRNから受信した信号光を、波長変換することなくリング型ネットワークへ送信する。
本実施の形態の光通信システムにおける上り方向の通信制御動作は、以下に示すとおりである。
(手順U1a)
各ONU(10G-ONU510,1G-ONU51,10G・1G-ONU5101)は、実施の形態1で示した(手順U1)を実施し、上り信号を上位のRNへ送信する。
(手順U2a)
各RNにおいては、トランスポンダが、配下の各ONUから受信した上りのバースト信号(時分割多重送信されてきた信号)を連続な信号に変換し、さらに、これらの連続信号を、OTNフォーマットのフレームであるOTUフレームに収容して、OLT1から指定された少なくとも1波長以上の波長の光信号(波長多重した光信号)により、固定遅延で上位のリングノードに出力する。OTUフレームは、通信速度毎に生成してもよいし、通信速度が異なるフレームを一つのOTUフレームに混在収容してもよい。なお、先の実施の形態1では、各RNのOTNトランスポンダ33Aに内蔵された光送受信機器331(図3参照)を構成する光送信器は、固定波長のレーザでよいが、本実施の形態のRNでは、これらのレーザ(光送信器)を波長可変レーザとする。送信波長は、監視制御部により指定され波長を使用する。
図14では、λ511〜λ51iがリングノード2a1とRN311〜31pの通信波長,λ521〜λ52jがリングノード2a2とRN321〜32qの通信波長,λ5n1〜λ5nkがリングノード2anとRN3n1〜3nrの通信波長であり、実際に使用する波長数は、OLT1と各RNが通信すべき伝送容量に応じて決定される。
(手順U3a)
各リングノードは、接続されているRNから受信した信号をそのままリング型ネットワーク上に出力する。
(手順U4a)
OLT1は、実施の形態1で示した(手順U4)を実施し、上りユーザデータを上位ネットワーク側に転送する。
このように、本実施の形態の光通信システムにおいて、リング型ネットワークを構成する各リングノードは、リング型ネットワーク上を流れている信号光から抽出した特定波長の下り信号を、そのまま(波長変換することなく)配下のRNへ転送するとともに、配下のRNから受信した上り信号をそのままリング型ネットワーク上に出力することとした。これにより、実施の形態1と同様の効果を得ることができる。さらに、各リングノードのトランスポンダを省略することができ、ネットワークの構成を簡素化することができる。
実施の形態3.
実施の形態1および2では、リングノードとRNが光ファイバで接続された構成の光通信システムについて説明したが、実施の形態1および2で示したRNをリングノードのトランスポンダとして、リングノードに直接収容してもよい。そこで、本実施の形態では、RNをリングノードに直接収容した構成の光通信システムについて説明する。なお、監視制御による現用系通信路および予備系通信路のRTT測定方法、および障害検出時の経路切り替え動作(冗長切替制御動作)については、実施の形態1と同様であるため説明を省略する。また、実施の形態1の光通信システムと共通の部分については説明を省略する。
図15は、実施の形態3の光通信システムの構成例を示す図である。図示したように、本実施の形態の光通信システムは、実施の形態1の光通信システム(図1参照)のリングノード21およびRN311〜31p,リングノード22およびRN321〜32q,…,リングノード2nおよびRN3n1〜3nrを、リングノード2b1,リングノード2b2,…,リングノード2bnに置き換えたものである。
リングノード2b1,リングノード2b2,…,リングノード2bnは、ROADM部と、実施の形態1で説明したRN311〜31p,RN321〜32q,…,RN3n1〜3nr(図3参照)に相当するRN#11〜#1p,RN#21〜#2q,…,RN#n1〜#nrとを備えている。なお、各リングノードに含まれるRNのOTNトランスポンダに搭載される光送受信器の送信器は波長可変レーザとする。各リングノードにおいて、RNはONU収容手段を構成する。
図16は、実施の形態3の光通信システムにおける下り方向の通信制御動作の一例を示す図である。図16を参照しながら本実施の形態の下り方向の通信制御動作について説明する。
(手順D1b)
まず、OLT1は、実施の形態1で示した(手順D1)および(手順D2)を実施し、下り信号をリング型ネットワークへ送出する。
(手順D2b)
リングノード2b1〜2bnは、ROADM部内のWSS(Wavelength Select Switch)等により、あらかじめ設定された通信波長を抽出し、抽出した各波長を、該当するRNに振り分ける。
(手順D3b)
各リングノード内の各RNは、ROADM部がリング型ネットワークから抽出し、自身に向けて振り分けた信号を、抽出された際の波長のまま受け取る。図16では、λ111〜λ11iがリングノード2b1により抽出されリングノード2b1内部の各RNに振り分けられる通信波長,λ121〜λ12jがリングノード2b2により抽出されリングノード2b2内部の各RNに振り分けられる通信波長,λ1n1〜λ1nkがリングノード2bnにより抽出されリングノード2bn内部の各RNに振り分けられる通信波長であり、実際に使用する波長数は、OLT1と各リングノード内のRNが通信すべき伝送容量に応じて決定される。
(手順D4b)
各リングノード内の各RNは、実施の形態1で示した(手順D4)および(手順D5)を実施し、下り信号を配下のONU(10G-ONU510,1G-ONU51,10G・1G-ONU5101)へ送出する。RN配下の各ONUは、実施の形態1で示した(手順D6)を実施する。
また、図17は、実施の形態3の光通信システムにおける上り方向の通信制御動作の一例を示す図である。図17を参照しながら本実施の形態の上り方向の通信制御動作について説明する。
(手順U1b)
各ONU(10G-ONU510,1G-ONU51,10G・1G-ONU5101)は、実施の形態1で示した(手順U1)を実施し、上り信号を上位のRN(リングノード内のRN)へ送信する。
各リングノード内の各RNにおいては、トランスポンダが、配下の各ONUから受信した上りのバースト信号を連続な信号に変換し、さらに、これらの連続信号を、OTNフォーマットのフレームであるOTUフレームに収容して、OLT1から指定された少なくとも1波長以上の波長の光信号により、固定遅延で、同一リングノード内のROADM部に出力する。OTUフレームは、通信速度毎に生成してもよいし、通信速度が異なるフレームを一つのOTUフレームに混在収容してもよい。
図17では、λ511〜λ51iがリングノード2b1内の各RNに割り当てられた通信波長,λ521〜λ52jがリングノード2b2内の各RNに割り当てられた通信波長,λ5n1〜λ5nkがリングノード2bn内の各RNに割り当てられた通信波長であり、実際に使用する波長数は、OLT1と各RN(リングノード内のRN)が通信すべき伝送容量に応じて決定される。
このように、本実施の形態の光通信システムにおいて、リング型ネットワークを構成するリングノードは、実施の形態1で説明したRNを直接収容することとした。これにより、実施の形態1と同様の効果を得ることができる。また、リングノードの近傍にRNを配置するような場合に、余分なファイバを必要しない最適なネットワークを構成することができる。
なお、本実施の形態は、実施の形態1や実施の形態2との混在も可能であり、ネットワークを柔軟に構成することが可能となる。たとえば、実施の形態1の光通信システム(図1参照)におけるリングノード21およびRN311〜31pのみを本実施の形態で説明したリングノード2b1に置き換えた構成や、実施の形態2の光通信システム(図13参照)におけるリングノード2a2およびRN321〜32qのみを本実施の形態で説明したリングノード2b2に置き換えた構成とすることが可能である。
以上のように、本発明にかかる光通信システムは、PON制御を行う通信システムに有用であり、特に、1対多接続されたネットワークを複数含んだ構成の光通信システムに適している。
1 OLT
1,22,2n,2a1,2a2,2an,2b1,2b2,2bn リングノード
11,31p,321,32q,3n1,3nr リモートノード(RN)
4 光カプラ
1 1G-ONU
10 10G-ONU
101 10G・1G-ONU
11 多重分離部
12A,12B OLT−IF
12−1,131,327 CPU
12−2,132,326 メモリ
12−3 高集積PON制御部
12−4,138,321,331 光送受信器(Optical TRx)
12−5 パケットバッファメモリ
121 L2ブリッジ
122 PON制御部
123 マルチプレクサ(MUX)
124 デマルチプレクサ(DEMUX)
125 ローカルタイマ管理部
126 PON-TS付与部
127,137,322,332 OTNマッパ/デマッパ
128 SER/DES
13,32 監視制御部
13A,32A 現用系監視制御部
13B,32B 予備系監視制御部
133,323 管理フレーム送受信部
134,324 TS付与部
135,325 時刻同期部
136 RTT計算部
14 ROADM部
31,337 WDMカプラ
33 トランスポンダ部
33A OTNトランスポンダ
33B1,33Bn トランスポンダ
333 上り用デュアルレートバーストCDR(Clock Data Recovery)
334 デュアルレートバースト光受信器(Dual rate Optical Burst Rx)
335 10Gbps連続光送信器(Continuous 10G-Tx)
336 1Gbps連続光送信器(Continuous 1G-Tx)

Claims (15)

  1. ROADM機能を有するノードにより構成されたリング型ネットワークと、
    前記リング型ネットワークを構成しているノードに収容されたリモートノードと、
    前記リモートノードと1つ以上のONUが光カプラを介して1対多接続されたスター型ネットワークと、
    を含み、
    前記リング型ネットワークを構成しているノードの中の一部のノードがOLTとして動作し、システム内の各ONUに対する上り帯域割り当て制御を含んだPON制御動作を実行する
    ことを特徴とする光通信システム。
  2. 前記OLTとして動作するノードである局側装置および前記リモートノードは、OTUフレームにデータおよび制御情報を設定して相互に通信する
    ことを特徴とする請求項1に記載の光通信システム。
  3. 前記リモートノードは、接続されている各ONUから受信した光バースト信号を光連続信号にそれぞれ変換し、変換後の各光連続信号を波長多重して送信する
    ことを特徴とする請求項1または2に記載の光通信システム。
  4. 前記OLTとして動作するノードである局側装置は、
    特定波長の信号光を前記リング型ネットワークから抽出する処理、および特定波長の信号光を前記リング型ネットワークへ出力する処理を実行して前記ROADM機能を実現するするROADM手段と、
    システム内の各ONUに対する上り帯域割り当て制御を含んだPON制御動作、および各ONUとの間の伝送路遅延測定を含んだ監視制御動作を実行するOLT処理手段と、
    を備えることを特徴とする請求項1、2または3に記載の光通信システム。
  5. 前記ノード同士を接続している各伝送路および前記ノードとその配下のリモートノードを接続している各伝送路を2重化された光ファイバにより構成し、局側装置およびリモートノードは、2重化された光ファイバの一方を現用系、他方を予備系に設定して通信を行うこととし、
    前記OLT処理手段は、監視制御動作において、前記2重化された光ファイバの一方を使用する場合の各ONUとの間のそれぞれの伝送路遅延を測定して保持しておくとともに他方を使用する場合の各ONUとの間のそれぞれの伝送路遅延を測定して保持しておき、PON制御動作においては、現用系として使用する光ファイバに対応する伝送路遅延を使用する
    ことを特徴とする請求項4に記載の光通信システム。
  6. 前記リング型ネットワークを構成しているノードは、
    前記リング型ネットワーク上の隣接ノードとの間の伝送路における通信障害、または配下のリモートノードとの間の伝送路における通信障害を検出した場合、その旨を示すメッセージを局側装置に向けて送信するとともに、それまで予備系としていた光ファイバを使用して通信を行うように設定を変更し、
    また、通信障害検出を示すメッセージを受信した場合、このメッセージを局側装置に向けて転送するとともに、それまで予備系としていた光ファイバを使用して通信を行うように設定を変更する
    ことを特徴とする請求項5に記載の光通信システム。
  7. 前記リング型ネットワークを構成しているノードは、
    リング型ネットワークで受信した信号光に含まれる特定波長の信号光を波長変換するとともに配下のリモートノードから受信した信号光を波長変換するトランスポンダ、
    を備えることを特徴とする請求項1〜6のいずれか一つに記載の光通信システム。
  8. ROADM機能を有し、また光カプラを介して複数のONUを収容するONU収容手段を複数備えるノード、により構成されたリング型ネットワークを含み、
    前記リング型ネットワークを構成しているノードの中の一部のノードがOLTとして動作し、システム内の各ONUに対する上り帯域割り当て制御を含んだPON制御動作を実行する
    ことを特徴とする光通信システム。
  9. 前記OLTとして動作するノードである局側装置およびその他のノードが備えているONU収容手段は、OTUフレームにデータおよび制御情報を設定して相互に通信する
    ことを特徴とする請求項8に記載の光通信システム。
  10. 前記ONU収容手段は、接続されている各ONUから受信した光バースト信号を光連続信号にそれぞれ変換し、変換後の各光連続信号を波長多重して送信する
    ことを特徴とする請求項8または9に記載の光通信システム。
  11. 前記OLTとして動作するノードである局側装置は、
    特定波長の信号光を前記リング型ネットワークから抽出する処理、および特定波長の信号光を前記リング型ネットワークへ出力する処理を実行して前記ROADM機能を実現するするROADM手段と、
    システム内の各ONUに対する上り帯域割り当て制御を含んだPON制御動作、および各ONUとの間の伝送路遅延測定を含んだ監視制御動作を実行するOLT処理手段と、
    を備えることを特徴とする請求項8、9または10に記載の光通信システム。
  12. 前記ノード同士を接続している各伝送路および前記ノードとその配下のリモートノードを接続している各伝送路を2重化された光ファイバにより構成し、局側装置およびリモートノードは、2重化された光ファイバの一方を現用系、他方を予備系に設定して通信を行うこととし、
    前記OLT処理手段は、監視制御動作において、前記2重化された光ファイバの一方を使用する場合の各ONUとの間のそれぞれの伝送路遅延を測定して保持しておくとともに他方を使用する場合の各ONUとの間のそれぞれの伝送路遅延を測定して保持しておき、PON制御動作においては、現用系として使用する光ファイバに対応する伝送路遅延を使用する
    ことを特徴とする請求項11に記載の光通信システム。
  13. 前記リング型ネットワークを構成しているノードは、
    前記リング型ネットワーク上の隣接ノードとの間の伝送路における通信障害を検出した場合、その旨を示すメッセージを局側装置に向けて送信するとともに、それまで予備系としていた光ファイバを使用して通信を行うように設定を変更し、
    また、通信障害検出を示すメッセージを受信した場合、このメッセージを局側装置に向けて転送するとともに、それまで予備系としていた光ファイバを使用して通信を行うように設定を変更する
    ことを特徴とする請求項12に記載の光通信システム。
  14. リング型ネットワークと、前記リング型ネットワークを構成しているノードに収容されたリモートノードと、前記リモートノードと1つ以上のONUが光カプラを介して1対多接続されたスター型ネットワークと、を含んだ光通信システムにおいて、ROADM機能を有する他のノードとともに前記リング型ネットワークを構成する通信装置であって、
    特定波長の信号光を前記リング型ネットワークから抽出する処理、および特定波長の信号光を前記リング型ネットワークへ出力する処理を実行して前記ROADM機能を実現するするROADM手段と、
    システム内の各ONUに対する上り帯域割り当て制御を含んだPON制御動作、および各ONUとの間の伝送路遅延測定を含んだ監視制御動作を実行するOLT処理手段と、
    を備えることを特徴とする通信装置。
  15. リング型ネットワークを含んだ光通信システムにおいて、ROADM機能を有し、また光カプラを介して複数のONUを収容するONU収容手段を複数備える他のノード、とともに前記リング型ネットワークを構成する通信装置であって、
    特定波長の信号光を前記リング型ネットワークから抽出する処理、および特定波長の信号光を前記リング型ネットワークへ出力する処理を実行して前記ROADM機能を実現するするROADM手段と、
    システム内の各ONUに対する上り帯域割り当て制御を含んだPON制御動作、および各ONUとの間の伝送路遅延測定を含んだ監視制御動作を実行するOLT処理手段と、
    を備えることを特徴とする通信装置。
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