JPWO2009150756A1 - 豆腐類の自動パック詰め装置 - Google Patents

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Abstract

豆腐類をパックに自動で収める工程において、豆腐類を傷つけることなく高速化する。また合わせて晒し水を省き節水を図る。豆腐類Tをパック詰めするパックPを搬送するパック移動手段2と、パック移動手段2の上方に配され、パック包装する大きさにカットされた豆腐類Tを搬送する豆腐類移送手段3とを備え、これら両移送手段2,3によって、豆腐類TとパックPを同じ進行方向に移動させることにより、下方のパックPに対して上方から豆腐類Tを収納させる。

Description

本発明は、豆腐や油揚げ等の豆腐類を自動的にパック詰め自動パック詰め装置に関する。
従来、豆腐や油揚げ等の豆腐類をパック詰めするに際しては、例えば、型箱で成型されたブロック状豆腐を一旦水槽に晒して、人の手によって製品寸法に切断して、手詰めによって容器(パック)に収納させる方法や、型箱の場合、成型されたブロック状の豆腐類は、一旦、水槽に放って、水中で所定の位置に合わせて、水中移送され、水中でパックに収納させる方法がある。また、生産効率のよい連続自動凝固成型機の場合は、先に所定寸法に切断された中間ブロックを水槽に移送して、水中において個々の製品寸法に切断され、水中ないしは半水中で移送されて、別に搬送した豆腐用容器に水中で収納する技術が開示さている。このように従来の方式では、水中移送など水中で豆腐を取り扱う動作によって柔らかい豆腐を壊さずパックに収納する。
これに対して、豆腐を水中に入れないで、ベルトコンベア等で搬送しながら、豆腐類をパック詰めする装置としては、例えば特許文献1や2に示すものがある。すなわち、スライドテーブルを素早く抜く動作や底板の投入口の扉を開放する等して所定高さ位置から落下させる方式がある。これらは、水中に放たないので、いわゆる「陸詰め」と呼ばれるが、水中で収納する方式と比べると、この陸詰めは少ないのが実情である。
特許第3343134号公報 特開平10−329806号公報
上記従来の水中で収納する方式では、豆腐類を水中に放つためには水槽や水が大量に必要になるが、水の抵抗を利用して豆腐類を損傷させずにパック詰めできる利点がある反面、処理能力は時間当たり3000丁が限界であった。他方、いわゆる陸詰めの利点としては、水の節約になることと、例えば、時間当たり3000丁以上、ときに時間当たり1万丁もの自動製造装置を開発することが可能になるほか、出来立ての柔らかい豆腐類を水槽に晒すことなく製造でき、栄養を逃さないようにできる利点がある。
上記従来の陸詰めのスライドテーブルを素早く抜く動作や底板の投入口の扉を開放する等して所定高さ位置から落下させる方式(特許文献1)では、所定高さからの落下による損傷のおそれがあるほか、豆腐の収まり方が少しずれても修正できず、上手く収納することができない問題を有する。また、スライドテーブルを素早く抜く動作では、1回のパッキング動作について、スライド板に押し込む動作、スライド板を素早く抜く動作の2工程が必要であり、また、底板の投入口の扉を開放する方式では(特許文献2)、開閉の2工程が必要であり、いずれもそのための装置構造も複雑になる問題や、従来の陸詰め装置は、豆腐類をパックに収納するタイミングを図ることが難しいという問題を有していた。また、スライドテーブルや底板の投入口の扉の開放動作を速くすると、機械故障の問題や安全な運転が保障できない不安や、パック詰めの際に塵埃がパックに入り込む問題も有していた。さらに、従来の方法では、パックに多くの水を入れてパック収納させることが多く、また、豆腐を入れる多品種製品サイズに対応し難く、豆腐も小さめに切断して、見た目に豆腐とパックの隙間が多く、パックに水を多めに入れた包装状態になり商品イメージが悪かった。
そこで本発明の目的は、豆腐類をパックに収納するタイミングを図ることが容易で、豆腐類をパック底に落下させるときの衝撃等を抑制するとともに、この落下の際に多少ずれたとしても修正して収納することができ、高速化にも対応可能な自動パック詰め装置を提供することを目的とする。
本発明の豆腐類の自動パック詰め装置は、豆腐類をパック詰めするパックを搬送するパック移動手段と、パック移動手段の上方に配され、パック包装する大きさにカットされた豆腐類を搬送する豆腐類移送手段とを備え、これら両移送手段によって豆腐類とパックを同じ進行方向に移動することにより、下方のパックに対して上方から豆腐類を収納することを特徴とする。ここで、両移送手段の進行方向は、水平方向(水平面)では同一であって、垂直方向(垂直面)で少なくともいずれか一方が斜めに傾斜したものを含むものとする。この移送手段としては、例えばベルトコンベアが挙げられるが、豆腐類移送手段としては、単なる板で、この板を斜めに傾斜させて、豆腐類を滑らせる滑走板として構成するものでも良い。また、パック移動手段としては、搬送コンベアにより豆腐類の移動方向と同じ方向に移動させたり、平板上を押し込み板によりパックを移動させたり、搬送コンベアから搬送コンベアに押し込み板によりパックを移動させたりする場合がある。
本発明によれば、移送手段を同じ一方方向に移動させて、パックの側壁に衝突しないようにタイミングを図ることでもよいが、特にパック前端内壁面に対して、豆腐類の移送手段先端から送り出される豆腐類の前端かつ下端が当たり、その豆腐類でパックを引っかけて押すような動作の調整を行うのが好ましい。その際、豆腐類は少し押される格好で少し前後に縮む形になり、豆腐類の後端がパック後端内側に納まりやすくなる。多少パックにずれて収まるような状況でも、パックがある程度前後(ないしは若干左右)に遊動できるようにしておくことで、丁度、手でパックを前後(ないしは左右)に揺するイメージで前後(ないしは若干左右)の揺れを伴いながらパック底に豆腐類を収納させることができる。特に前後方向に遊動状態にしておくことで、豆腐類の送りと落下の勢いを吸収して、豆腐を傷めずにパックに収納する効果がある。従来の方法ではそのパッキング方法に合わせた硬くて崩れない豆腐を作る必要があり、その豆腐は味抜けしてボソボソした食感で美味しくないものであったが、本発明によれば出来立ての柔らかい弾力のある豆腐類に合わせて、その弾力を活かす形でパッキングできて、プリッとした食感で美味しい豆腐類を提供できる。
また補助的効果として、豆腐の収まりが少しずれて、パックの前後の内壁面に衝突しても、底部とは異なり前後の内壁面はその柔軟性により衝撃が吸収され、豆腐類の弾力によって位置ズレが修正され、パックに引っ掛かった豆腐類は前後方向に振れながら上手く収納されることとなる。
そして、両移送手段が前後の同じ方向に移動するときの、速度はほぼ同じであって、特に前記のように豆腐類前端とパック前端内側のタイミングや同期を図るように調整することが最適である。パックを固定保持せず、前後(ないしは若干左右)の方向にパックの余裕を持たせておくことで、前記遊動に対応させることが好ましい。空のパックには豆腐類を受ける際のクッションとしてパック水を入れておくことも好ましい。また空パックは軽く位置ズレしやすい場合、錘として水をある程度パックに入れておくことが好ましい。その水加減は前記のパック遊動性にも係わるため、適正な範囲に止めることが望ましい。
このように豆腐の片側から豆腐をパックに滑り入れる方法であれば、パックサイズに対して豆腐は相当に小さいサイズにする必要はなく、パック水も最小限にすることが可能になる。
また豆腐類移送手段では、歪みのない平板(後記の波板状等ではない)であるのが好ましく、前工程の豆腐切断工程(切断後間隔を広げる機構を含む)で異なるサイズの豆腐を切断して搬送させる場合、支障にならない。すなわち、パックサイズが異なる場合でも、部品交換等を必要とせず、多品種製品(パッケージサイズも数種類)に対応しやすい面もある。当然ながら、許容されるパッケージサイズは、空パック供給手段の1ピッチの範囲内で、パッケージサイズが異なっても個々のパッケージのピッチ(芯間)は同じである。また前記豆腐類移送手段は前記平板を備えると共に豆腐類後端をエアーシリンダー等の駆動系によって動作する板で押す手段を備える。さらに豆腐類前端を支える板をあてがって同調して動作させることによって、豆腐のスリップ等による前記タイミングのズレや、傾きなどを抑える効果がある。その動作に同調ないしはほぼ同じ動作で、パック移送手段によってパックを押し出すようにするのが好ましい。
本発明としては、両移送手段は、相対的に水平かつ平行関係にあってもよいが、垂直面内でその少なくとも一方が他方と交差する方向に傾斜して移動するものである方が好ましい。本発明によれば、豆腐類を斜め下に移動させるか、又は、パックを斜め上に移動させることにより、豆腐類のパック底に対する落差を小さくしてパックに収納させることができる。
特に、豆腐類をパックに納める瞬間には、豆腐類が若干前後に押されて縮まった形をしているように、豆腐類の前端でパック前端内壁面を押す状態に形成(動作)させることで、豆腐類後端がパック後端内側に上手く収まる。
なお、パックを斜め上に移動させる場合は落差を最小限にできるので、豆腐を傷つけにくい。また豆腐移送手段を斜め上方向に移送しながら、豆腐類を前後に押されて縮まった形に形成するようにして、パック移送手段も斜め上方向に移送して、同様に豆腐類をパックに収納してもよい。
本発明としては、前記パック移動手段は、パックに豆腐類を収納させる瞬間に下方に下降することが好ましい。本発明によれば、パックに豆腐類を収納させる瞬間に下方に下降させることにより、豆腐類の落下衝撃を最小限度にして豆腐類をパックに収納させる。例えば、豆腐類が豆腐類移送手段から落下するような場合でも、この落下距離を最小限度にして豆腐類をパックに収納させる。この際、パック内には水をある程度溜めておくことも衝撃吸収になる。またこの下降動作の前に、豆腐類の落下距離を最小限にするべく、パックを一旦上昇させる動作があってもよい。
本発明としては、前記パック移動手段は水平に移動するもので、前記豆腐類移送手段は斜め下方に向かって傾斜する薄い板としての滑走板であることが好ましい。滑走板としては、薄く歪みのない板(厚さ0.1〜1.0mmで、好ましくは、0.5〜2mmで、材質は、ステンレス、チタン製やフッ素樹脂、ポリプロピレン樹脂などの食品用樹脂製の平滑な平板で、食品衛生上許され、滑らかな板材であれば、特に限定されない。)であることが好ましい。前記パック移動手段が水平に移動するものである場合、その相対的な傾斜角度は0〜45°が好ましく、2〜15°が最も好ましい。また、パック移動手段としては、水平方向に移動するものであれば、搬送コンベアで水平方向に移動させるものでも、平板上のパックを押し出し板で押し出すものでも、搬送コンベアから搬送コンベアに押し出し板で押し出すものでも良い。
本発明によれば、ベルトコンベアを配置するような場合と比較して装置構成を少なくでき、豆腐類を斜め下方に滑らせるようにしてパックに収納することができる。平板としての滑走板の豆腐類移送手段は、その傾斜角度を小さくするために好適なものであり、パック移動手段に対する傾斜角度を小さくすることで、同じ速度での移動状態にし易くなる。なお、滑走板に豆腐類の滑走を補助するように多孔を設けて、空気や水を吹き出すように構成したり、滑走板上に散水するなどを適宜行うことも効果的である。場合によっては、表面に縦方向(豆腐類の進行方向)に微少な縦筋の丸みのある凹凸加工を施すことで(豆腐類を傷つけない程度の凹凸加工を施すことで)、豆腐類左右にずれ難くしても良い。周辺温度変化で生じる長尺板材の微少な歪みによる豆腐類の微少な位置ずれを防止できる効果がある。
本発明としては、前記パック移動手段は、供給側のベルトコンベアから取出し側のベルトコンベアの2つのベルトコンベアと、供給側のベルトコンベアから取出し側のベルトコンベアにパックを移載する押し込み板を備えることが好ましい。パック移動手段を横方向(斜めを含む。即ち豆腐類の移動と同じ方向)に移動させると、その装置構造は大型化・複雑化するが、本発明によれば、押し込み板により供給側のベルトコンベアから取出し側のベルトコンベアにパックを移載するものであり、押し込み板の速度を調整することにより横方向(即ち豆腐類の移動と同じ方向)の移動ができる。
豆腐類移送手段がコンベアの場合、豆腐の切り屑などの排除機構も配設して、稼働中に豆腐粕や屑を連続的に除去できる効果がある。
本発明としては、前記豆腐類移送手段に、不良の豆腐類やその屑を廃棄する排出手段を連結させることが好ましい。本発明によれば、パック移動手段の位置を変えるようなことなく、上記排出手段により不良の豆腐類やその屑を容易に廃棄することが可能になる。
本発明としては、前記豆腐類移送手段又は排出手段に、パック包装する大きさにカットされた豆腐類と豆腐類を区画する凹部が設けられていることが好ましい。本発明によれば、上記凹部により、カットされた豆腐類を傾けずにパックに対して正確に向かっていって収納されるようになる。
本発明によれば、移送手段を水平面内で同じ進行方向に移動させるので、手でパックを左右前後に揺する感じで、その移動方向上の前後での揺れを伴いながらパック底に豆腐類を収納させることができる。また豆腐類をパックで受ける瞬間にパックを下方に下降させる動作を伴うことによって、豆腐類の落下によるダメージや損傷を少なくすることができる。特にパックの前端内壁面に対して、豆腐類移送手段の先端から送り出される豆腐類の前端かつ下端が当たり、その豆腐類でパックを引っかけて押すような動作の調整を行うことで、丁度、手でパックを前後(ないしは左右)に揺するイメージで前後(ないしは若干左右)の揺れを伴いながらパック底に豆腐類を収納させることができ、パック水を少なくしても損傷させないで収納できるようになる。そして、豆腐の柔らかさや滑り易さ等の品質変化に応じて、両移送手段によって豆腐類とパックを同じ方向に移動するときのタイミングを図ることが容易で、微妙なズレを修正できて、高速搬送パック詰めにも対応可能である。
また、滑走板を斜めに配置させたり、搬送コンベアで搬送するシンプルな装置構成にすることで、更に高速搬送パック詰めが可能になる。また、陸詰めに適用することで、晒し水の節水を図ることが可能になる。
さらに、従来のようにスライドテーブルを使用せず、スライド板に押し込む動作、スライド板を素早く抜く動作の2工程が必要であったのに対して、本願は滑走板上を押し込む単純な動作だけが必要になり、それも傾斜配置により不要になるものであるので、所要時間が短く、機械故障が少なく、長時間可動が可能になり、大量高速生産に優れる機械構造となる。さらに、パック移動手段が豆腐類移送手段の下方に配置されているので、豆腐類がパックに収納されるまでは、異物混入し難くなるとともに、省スペース化が図られる。
本発明の第1の豆腐類の自動パック詰め装置を模式的に示す図であり、(a)はその側面図であり、(b)は上記装置に使用される押し出し手段の他の例を示す模式的な側面図である。 上記豆腐類の自動パック詰め装置を示す平面図である。 上記豆腐類のパック収納状態を示す模式図である。 上記豆腐類が切断装置によって切断される状態を示す模式図であり、(a)は切断装置の切り刃が畳まれた状態の図であり、(b)は切り刃が所定の間隔に広がった切り刃の状態の図である。 上記豆腐類の自動パック詰め装置の他の例を示す模式図である。 上記豆腐類の自動パック詰め装置の他の例で、特に洗浄装置を配設した状態を示す模式図である。 本発明の第2の実施の形態の豆腐類の自動パック詰め装置を模式的に示す側面図であり、(a)は中央の搬送コンベアが水平、(b)は搬送コンベアが下方へ傾斜している状態の側面図である。 上記第2の実施の形態の平面図である。 本発明の第3の上記豆腐類の自動パック詰め装置の他の例を示す模式図であり、(a)は平面図であり、(b)(c)はその動作を説明する側面図である。 本発明の第4の実施の形態の豆腐類の自動パック詰め装置の動作を模式的に示す側面図である。 本発明の第5の実施の形態の豆腐類の自動パック詰め装置を模式的に示す側面図である。 本発明の豆腐類移送手段ないしは排手段の断面形状を模式的に示す側面図である。 本発明の第6の実施の形態の豆腐類の自動パック詰め装置を模式的に示す側面図である。 本発明の第7の実施の形態の豆腐類の自動パック詰め装置を模式的に示す側面図である。 本発明の第8の実施の形態の豆腐類の自動パック詰め装置を模式的に示す側面図である。 上記第1の豆腐類の自動パック詰め装置の応用例を模式的に示す側面図である。 上記パックが固定で豆腐類のみ移動させてパック詰めする例を説明する側面図である。 上記第1の豆腐類の自動パック詰め装置を使用したパック詰めを説明する側面図である。
符号の説明
Z1〜Z8 豆腐類の自動パック詰め装置、
1 豆腐類製造用のベルトコンベア(搬送コンベア)、
2 パック移動手段、
2a 供給側のベルトコンベア(搬送コンベア)、
2b 取出し側のベルトコンベア(搬送コンベア)、
2c,2d,2e 中央のベルトコンベア(搬送コンベア)、
3 豆腐類移送手段、3a 滑走板、3b ベルトコンベア(搬送コンベア)、
3c 調整板、
5 豆腐類の押し出し手段(押し出し板、押し込み手段)、
7 パックの押し込み板(押し出し板、押し込み手段)、
11 排出手段、
12 廃棄箱、
B ブロック状の豆腐、
P パック、Pe パックの縁、
T 包装パックの大きさにカットされた豆腐類、
Ta 豆腐類の先端、Tb 豆腐の後端、
e 凹部、
s 空隙部(パックと豆腐類との隙間)、
Tf 豆腐類移送手段の進行方向、
Pf パック移動手段の進行方向
以下、本発明を適用した豆腐類の自動パック詰め装置について、図面を参照して詳細に説明する。
(第1の実施の形態)
図1(a)は、本実施の形態の側面図であり、図2は平面図である。本実施形態は、豆腐類製造用のベルトコンベア1と、豆腐類をパック詰めする空パックを搬送するパック移動手段2と、空パックを押し出す押し込み板7(7a)と、パック押し込み手段7及びパック移動手段2の上方に配され、パック包装する大きさにカットされた豆腐類を搬送する豆腐類移送手段3と豆腐類の押し出し手段5を備える豆腐類の自動パック詰め装置Z1である。豆腐類製造用のベルトコンベア(連続自動凝固成型機)1の場合、先に所定寸法に切断された中間ブロックを水槽に移送して、水中において個々の製品寸法に切断され、水中で移送されてパック詰めされるものが従来は多かった。しかし、本実施の形態では、パックPに少量の水が入れられた状態で豆腐類が収納され、それ以外には水槽等は配置されない、いわゆる陸詰めによりパック収納される。ここで、豆腐類とは、絹ごし豆腐、木綿豆腐、ソフト木綿豆腐、ソフト豆腐(絹ごし豆腐に布目を付けた豆腐)、絹生揚げ、木綿豆腐の生揚げなどを広く含む。特にこれらの出来立てで、非常に柔らかい品質の豆腐類を含む。
豆腐類製造用のベルトコンベア1は、その入り口側で加熱された豆乳が入れられてブロック状の豆腐Bが製造され、排出側でブロック状の豆腐Bを所定間隔で切断すると共に、所定間隔で切断された豆腐(帯状の豆腐)をパック包装する大きさにカットする。そして、所定間隔をおいて搬送されてくるパックに合わせて間隔が開けられるようになっている。豆腐類製造用のベルトコンベア1は、強靭なシート部材からなる無端状のベルトを両端のスプロケット(ローラ)間に巻装して、上記強靭なシート部材の上で豆腐を製造する。排出側の上方には、カッティング機構が設けられ、カッティング機構Kは、等間隔に広がる複数の刃k1〜k7を備え、ブロック状の豆腐Bの先端部側を切断したブロック状の豆腐Bをカットするとともに、パック包装する大きさにカットするとともに、所定間隔をおいて搬送されてくるパックに合わせて間隔が開けられる(図4)。
豆腐類移送手段3は、豆腐類製造用のベルトコンベア2上でパック包装する大きさにカットされ間隔が開けられた複数の豆腐TをパックPに向けて搬送するもので(進行方向を図1(a)中の符号Tfで示す。)、本実施の形態では、金属製の板を斜めに傾斜させて、豆腐類を滑らせる滑走板3aとして構成する。本実施の形態では、豆腐類移送手段3の上に、パック包装する大きさにカットされた豆腐類を押し出す押し出し手段5が設けられる。この押し出し手段5は、豆腐類製造用のベルトコンベア1上に配置させて、滑走板としての豆腐類移送手段3には配置しないことも可能である。また、押し出し手段5は、豆腐類移送手段3の先端排出口まで移動するものであっても、豆腐類移送手段3が斜めの滑走板の場合は、その上方からカットされた豆腐類Tを途中まで押圧するだけのものでも良い。また、押し出し手段5としては、図1(b)に示すように、豆腐類Tの前後を挟むような一対の押し出し手段5a,5bとして構成することもできる。これによって切断された豆腐類Tの若干の傾きや移送方向のバラツキを押さえることができる。
パック移動手段2は、豆腐類をパック詰めする空パックを移動させるものであり、搬送コンベア2に所定間隔でパックが搬送され(進行方向を図1(a)中の符号Pfで示す。)、パック押し込み板7によって押し出されて、豆腐が入れられた後はそのパックPを更に所定箇所に搬送する。本実施の形態のパック移動手段2は、供給側のベルトコンベア2aから取出し側のベルトコンベア2bを備える。さらに押し込み板7を備えて、押し込み板7は、供給側のベルトコンベア2aから取出し側のベルトコンベア2bにパックPを移載させるものであり、金属製等(材質は問わない)の押し出し部7aを有し、この押し出し部7aがシリンダ7bにより豆腐類Tの移送方向と同じ方向に、ほぼ同じ速度で移動し、その際に上から豆腐類がパックに収納される。供給側のベルトコンベア2aと取出し側のベルトコンベア2bとは隙間が無いか、これらの間に中継する板を配する等でカットされた豆腐類Tが乗り移る。
パックPは、ナイロン、ポリアセタール、ポリカーポネード、PET、PPO、PBT等の潤滑性、耐薬品性や柔軟性に優れた樹脂材料が好ましい。パックPの種類としては、矩形状(側面で逆台形状)やほぼ円筒状もの等があり、その種類を問わないが、ここでは側面で逆台形状で、外周上端に縁を有するパックであり、豆腐類を収納するために一般的なものである。図3は、パックPに豆腐Tが収納された状態の平面図であり、豆腐類移送手段3から矢印の搬送方向に豆腐類Tが収納されことを考慮して、搬送方向の前後Pa,Pbに余裕を持たせる空隙部sが設けられている。パック移動手段2により搬送されるパッには、予め水を適度に入れることで、豆腐を受けるときのクッション効果と錘として位置ずれ防止効果を発揮させる。図18は、パックPに対して豆腐類Tを収納させる瞬間の状態を説明する図である。パックPと豆腐類Tが同じ移動方向(図中右側)に揺れを伴いながら収納する状態を説明する図である。
取出し側のベルトコンベア2bは、パックPの底面とは接触するが、それ以外の箇所ではパックPとは接触するものではない。パックPの側壁は、その前後方向の振れを許容する状態で豆腐類Tを収納する。すなわち、合成樹脂製等の柔軟性を有するパックPは、その底面が搬送コンベア2bと接触した状態で搬送されて来て、豆腐類Tが落下すると、その衝撃により豆腐類は損傷する場合があるが、パックPの前後壁Pa,Pbは、搬送コンベア2bと接触することがないので、前後方向の振れを許容する状態で豆腐類Tを収納でき、パック底とは異なり、豆腐類が損傷し難い。
ここで、豆腐類移送手段3および豆腐類押し出し手段5は、滑走板3aに代えて、ベルトコンベアを使用することができる。すなわち、図5に示すように、ベルトコンベア3bをパック押出手段7に向けて斜めに配され、このベルトコンベア3bの上方には、豆腐類Tをパック詰めするまで押し込む押し込み板がない構成にすることができる。すなわち、図5に示す例で、押し込み板5は、カットされた豆腐類Tをベルトコンベア3bに移載させるものであり、移載できれば、後はベルトコンベア3bにより豆腐類Tは斜め下方に搬送される。他方、パック移動手段2としては、搬送コンベアにより豆腐類Tの移動方向と同じ方向に移動させたり、平板板上を押し込み板5によりパックを移動させたりしても良い。
したがって、本実施の形態によれば、ベルトコンベア等で搬送されて来る豆腐類の動作と、受け入れる容器(パック)の移動動作とを同調して、ほぼ同方向にパック押出手段7を移動(動作)させることで、手でパックを前後左右に揺するイメージで揺れを伴いながらパック底に豆腐類Tを収納させることができる。サッカーのボールトラップのようなイメージで、豆腐類TとパックPの両方を同調させて、あるいは相対的に微少に動作をずらすことによって、出来立ての柔らかい豆腐類を傷つけることなく、水槽に晒すことなく、また破損させずパックに収納する。すなわち、図18に示すように、パックPの前端内壁面Paに対して、豆腐類移送手段3の先端から送り出される豆腐類Tの前端(かつ下端)Taが当たり、その豆腐類TでパックPを引っかけて押すような動作の調整を行うのが好ましい。その際、豆腐類Tは少し押される格好で少し前後に縮む形になり(図18(c))、豆腐類Tの後端TbがパックPの後端内壁面Pbに納まりやすくなる。パックPに多少ずれて収まるような状況でも、パックPがある程度前後(ないしは若干左右)に遊動できるようにしておくことと、図3に示すように、前後の隙間sを設けて置くことで、丁度、手でパックPを前後(ないしは左右)に揺するイメージで前後(ないしは若干左右)の揺れを伴いながらパック底に豆腐類Tを収納させることができる(図18(c)〜(d))。特に前後方向に遊動状態にしておくことで、豆腐類Tの送りと落下の勢いを吸収して、豆腐類Tを傷めずにパックPに収納する効果がある。
従来の方法ではそのパッキング方法に合わせた硬くて崩れない豆腐を作る必要があり、その豆腐は味抜けしてボソボソした食感で美味しくないものであったが、本発明によれば出来立ての柔らかい弾力のある豆腐類に合わせて、その弾力を活かす形でパッキングする方法であり、プリッとした食感で美味しい豆腐類を提供できる。言い換えれば、本実施の形態の装置は、脆い豆腐や結着の悪い豆腐など品質の悪い豆腐には適さない装置である。高速の連続自動豆腐凝固成型ラインにおいて、そのような不良の豆腐は排出手段11にて適宜廃棄する機構を設けておくことは効果的である。消費者からクレームが必至であるような脆く弾力のない豆腐であった場合、すぐに目視で判断できるため、自ずと品質管理でき、不良な製品を出荷することを防ぐことができる。
これに対して、パックの位置が固定で(図17中のベルトVは、豆腐Tの移動方向には移動しない。)、豆腐類Tのみを移動させる場合は、図17(a)(b)(c)に示すように、豆腐類Tの先端がパック底に直ちに落下するようになり、正確なパック収納が行われることはない。
また、本実施の形態によれば、製品寸法に切断された豆腐類Tを水槽に放つことなく、効率良くパックPに極短時間で収納できて、高い処理能力を付与し、設置スペースを少なくできる。連続自動凝固成型機1の場合は、出来立てで柔らかい絹ごし豆腐でも傷つけたり壊すことなく、ロスを最小限に抑えることができる。水を大量に使うことがないので、排水量を軽減でき、水槽における雑菌汚染もなく、経済的かつ衛生的である。なお、豆腐を水に晒すと(水槽に放つと)、栄養分や糖分が流失するため甘味や旨味、栄養価、機能性・生理効果が低下する面もあり、豆腐の温度が60〜90℃程度の熱い状態でホットパックされると空気中から混入した雑菌の増殖を抑制できる。
ここで、滑走板3aの傾斜角度としては、空パック移動手段2の上をパック押出板7によって水平に移動する状態とほぼ同じになるような水平か、水平に近い傾斜角度にすることにより、パック押出板7によるパックPの移動速度と豆腐類移送手段3によるカットされた豆腐類Tの搬送速度をほぼ同じにして移動させて、豆腐類をパックに収納することが可能である(厳密には上から見ての移動速度を同じにする)。このような微妙な傾斜角度に設定するとき、薄い平板の滑走板3aが好適である。なお、パック移動手段2と豆腐類移送手段3との同期が図られているか否かは、図1に示すような側方から見て観察することもできる。また、パック移動手段2上で動作するパック押出板7と豆腐類移送手段3の両方ともに可動式コンベアに構成するのもよい。各コンベアの送り速度はインバーター等によって可変であり、微妙な動作を適宜設定できるので、制御が行い易く、より製品に優しいパック詰め装置になる。また豆腐は水平移動し、パックが上方斜め方向に上昇する移動であってもよい。
本実施の形態の応用例としては、図6に示すように、前記豆腐用コンベアベルト3bの下側において、該ベルトの洗浄装置9が設けることができる。運転開始時・終了時、毎回のパック詰めの際に豆腐粕の洗浄を行うためであり、水槽にベルトを入れて洗浄したり、ベルトに水や浄水を吹き付けることで洗浄したりする。洗浄装置9では、豆腐粕を連続的に除去し、熱水や塩素水などで殺菌してもよい。また、豆腐の粕を除去しながら、衛生的に稼働できる点もある。豆腐の屑が容器に入るのを最小限にできる。洗浄装置9をベルト3bの下側に設けることで、デットスペースの有効利用が図られると共に、この洗浄装置9をパック移動手段2の洗浄にも利用することができる。
また、図16(a)(b)に示すように、手でパックにツルンと入れるようなイメージの動き、つまり全体には可動式櫛歯状8に形成して(図16(b))、これを駆動させることで、パック底まで案内して(パック底まで入れ易くして)、パックP内の前方底角まで斜め挿入できる構造として、豆腐類TをパックPの前方内面で受けると同時に、押し出される豆腐類Tと同調してパックPが前方に押し出され、パックが下方に下がりつつ、斜め挿入した滑走板3aの先端8からの抜く動作も可能である。滑走板3aの先端8を可動式に形成し(例えば、しなやかな樹脂板や薄いステンレスバネ鋼板・チタン板等で形成し)、その先端がパック底近くまで内挿するように構成して、豆腐類Tを壊さないように落下させることもできる。
(第2の実施の形態)
本実施の形態は、図7(a)(b)と図8に示すように、パック押出板7の代わりに、供給側のベルトコンベア2aから取出し側のベルトコンベア2bの間に搬送コンベア2cが配置された豆腐類の自動パック詰め装置Z2であり、この搬送コンベア2cを配することで、図7中の右側へのパックPの水平移動間隔を十分に確保することができる構成である。すなわち、滑走板3aから落下する豆腐類TをパックPに収納した後でも、速度は落としても、搬送コンベア2cによる搬送は停止させないことで、豆腐類TをパックPに入れた状態の許容の揺れ(振れ)を確保して、つまり上記隙間sやパック自体の遊動を利用して(図3)、豆腐類Tを損傷させること無く収納することができる。また、図7(b)のように搬送コンベア2cを下り傾斜させることも効果的である。
また、搬送コンベア2cでの移動状態で豆腐類Tを収納された直後に、搬送コンベア2cの速度を遅くすることで、パックPの揺れ(移動方向の前後の揺れ)を抑えるようにすることも可能である。すなわち、押し出されるパックは、前方には固定されず、遊動式(フリー)として、豆腐を受け入れたショックを逃がすように構成することができる。さらに、搬送コンベア2cのベルトコンベアのベルトを上下方向に弾力性を発揮するゴム製等のベルトを配することにより、豆腐類Tの落下する勢いを吸収するように搬送コンベア2cの速度を最適に合わせるよう可変調整ができる。なお、滑走板3aの先端3dは、その傾斜角度を大きくして構成されている。
(第3の実施の形態)
本実施の形態は、図9(a)(b)(c)に示すように、パック移動手段2は、供給側のベルトコンベア2aと、取出し側のベルトコンベア2bと、これらの間に配される中央のベルトコンベア2dを備えた豆腐類の自動パック詰め装置Z3であり、中央のベルトコンベア2cは、駆動手段10により昇降動自在な構成とされている。供給側のベルトコンベア2aから昇降動自在な中央のベルトコンベア2cへは押し込み板7Aにより中継搬送する。昇降動自在な中央のベルトコンベア2cから取出し側のベルトコンベア2bへは押し込み板7Bにより中継搬送する。図9(b)に示すように、中央のベルトコンベア2cが供給側のベルトコンベア2aからパックPを受け取って、パック包装する大きさにカットされた豆腐類TをパックPに受ける直前か、直後から上昇動作を行ってパックPに豆腐類Tを収納し、収納すると、押し込み板7Bにより中央のベルトコンベア2cから取出し側のベルトコンベア2bへ押し出す。
図9(c)では、中央のベルトコンベア2cが供給側のベルトコンベア2aからパックPを受け取って、パック包装する大きさにカットされた豆腐類TをパックPに受ける直前か、直後から下降動作を行ってパックPに豆腐類Tを収納し、収納すると、押し込み板7Bにより中央のベルトコンベア2cから取出し側のベルトコンベア2bへ押し出す。
(第4の実施の形態)
本実施の形態は、図10に示すように、前記取出し側のベルトコンベア2eは、パックPに豆腐類Tを収納させる際に上方ないしは下方に上昇・下降させる豆腐類の自動パック詰め装置Z4である。すなわち、駆動手段10により昇降動するベルトコンベア2eを備え、前記供給側のベルトコンベア2aから押し込み板7によりパックPをベルトコンベア2eに移動させるときに豆腐類Tを収納させる直前に上昇させ、豆腐類TがパックPに収納される瞬間(同時ないしは直前)にベルトコンベア2eを駆動手段10により下降させる(図10(b)(c))。このときのタイミングを図るために、豆腐類移送手段3の先端に長さ(ないしは角度)を調整する調整板3cを設けている。このようにタイミングを図りながら豆腐類Tを上昇・下降させることで、豆腐類Tとパック底間の落下距離を最小限にするとともに、パック底に衝突する衝撃をやわらげる。すなわち斜め下方に落下して来る豆腐類Tを受けるように迎えに手を添えて、落下と同時に手で受け止める動作を行う。例えば、サッカーのボールトラップのようなイメージで豆腐類TをパックPに移動させながら収納させる。収納させると、今度はベルトコンベア2eを駆動手段10により降下させて、元の供給側のベルトコンベア2aと同じ高さ位置に戻される(図10(d)から(e))。調整板3cの材質は、柔軟な素材、しなるSUSバネ鋼、シュート状に設ける柔軟性のある素材でできており、豆腐が折れ曲がらずにパック底までスムーズに案内するシュートとしてもよく、また、豆腐類の位置ズレ等を修正するため、図12(b)〜(e)のように断面として凹部eを形成することも効果的である。
(第5の実施の形態)
本実施の形態は、パック包装する大きさにカットされた豆腐類Tを例えば廃棄箱12に廃棄する排出手段11の一つである排出板を備える豆腐類の自動パック詰め装置Z5である。すなわち、図11に示すように、排出手段11は、パック移動手段2を覆うように進退動作可能なもので、豆腐類Tのパック詰め作業のときは、図11中の点線で示す位置に待機状態になっているが、図中左側に移動してパック移動手段2を覆い、豆腐類移送手段3の下方側端部と連結されるようになる。この排出手段11は、斜めに設けられ、このため、豆腐類Tは、豆腐類移送手段3から排出手段11を介して廃棄箱12に滑走するように廃棄することができる。排出手段11には、掻き出し装置等としても構成可能である。排出手段11を豆腐類移送手段3の下方に差し入れることによって、不良な豆腐類や豆腐粕を豆腐廃棄用手段である排出手段11により適宜、立ち上がりのロス豆腐の除去、生産中のカス洗浄・除去などが実施できる。なお、後述するように、排出手段11には、凹部eを形成することが可能である。本実施の形態によれば、上記排出手段11により、パック移動手段2の位置を何ら変更せずに、不良の豆腐類(出来上がりの状態の確認のためのもの)やその屑を容易に廃棄すること可能になる。
ここで、図12は、豆腐類移送手段3の進行方向に対して横方向の断面図で、パック包装する大きさにカットされた豆腐類Tと豆腐類Tを区画する凹部eの配設を示す図である。豆腐類移送手段3の凹部eは、多少位置ズレした豆腐類TをパックPに丁度納まるように修正したり、豆腐類Tが傾かないように搬送させるためのもので、波型や凹状等の凹部eが考えられる(図12(b)〜(e))。なお、図12(a)は、凹部eがない場合の例であり、比較するためのものである。したがって、所定の包装する大きさにカットされた豆腐類Tは自ずと正確に収納されるようになる。多少、イレギュラーに豆腐類Tが傾いた位置になったり、豆腐の品質等により豆腐の滑りが変わり多少の位置変動があっても確実にパックに収納することができる。なお、パックとしては、連結状態の2つずつや3つずつ単位で搬送させるものでも良い。
(第6の実施の形態)
本実施の形態は、図13に示すように、上記豆腐類移送手段3であるベルトコンベアが水平方向に配され、パック移動手段2が上記豆腐類移送手段3と交差する方向に斜め上方に向かって配されている豆腐類の自動パック詰め装置Z6である。上記豆腐類移送手段3もパック移動手段2もベルトコンベアが使用され、2つのベルトコンベア2gにより徐々に斜め上方にパックPを上昇させて行く構造である。このベルトコンベア2gとしては、豆腐類移送手段3であるベルトコンベア3bと同じ大きさのベルトコンベアを使用して、同じ速度とする等の調整が可能である。なお、パック移動手段2にパックPの滑りを防止する止め具等を配することは実施に応じ任意である。したがって、本実施の形態によれば、パックPが斜め上方に向かって行き、水平方向に移動される豆腐類Tを掬い上げるようにして収納されることとなる。
(第7の実施の形態)
本実施の形態は、図14に示すように、上記豆腐類移送手段3bが斜め下方に向かって配され、パック移動手段2が斜め上方に向かって配されている豆腐類の自動パック詰め装置Z7である。上記豆腐類移送手段3もパック移動手段2もベルトコンベアが使用され、パック移動手段2は、水平なベルトコンベア2hと傾斜するベルトコンベア2gが順に配置されている。パックPは、豆腐類移送手段3から傾斜するベルトコンベア2gにより受け渡されて、斜め上方に向かって搬送され、上記豆腐類移送手段3bから斜め下方に移動される豆腐類Tを掬い上げるようにしてパックPに収納する。ここで、傾斜するベルトコンベア2gと上記豆腐類移送手段3bは、同じ大きさのベルトコンベアを使用して、同じ傾斜角度にして、同じ速度とする等の調整が好ましい。また上から見てほぼ同じ速度に調整することが好ましい。
(第8の実施の形態)
本実施の形態は、図15に示すように、上記豆腐類移送手段3bの下方まで水槽に入れられた状態の豆腐類の自動パック詰め装置Z8であり、パック移動手段2により搬送されるパックPの中には、水Wが満たされた状態になっている。また、上記豆腐類移送手段3の下方まで水槽の水位Wが来るようになっている。
したがって、本実施の形態によれば、パックPの中には、水Wが満たされた状態で、上記豆腐類移送手段3によりは搬送される豆腐類Tが収納されるので、水Wを介してパックPに豆腐類Tが収納されることとなる。また、上記豆腐類移送手段3の下方まで水槽の水位Wが来ることで、豆腐類Tも水の抵抗を受けながら搬送されてパックPに収納されるので、損傷する度合いが少ない利点がある。
以上、本発明の豆腐類の自動パック詰め装置は、水槽を使用しない陸詰めにより生産能力を高めるものであるが、上記実施の形態のように、水槽の中で使用することも可能であり、半水中でもよく、このように陸詰めに必ずしも限定されるものではない。

Claims (7)

  1. 豆腐類をパック詰めするパックを移動するパック移動手段と、パック移動手段の上方に配され、パック包装する大きさにカットされた豆腐類を搬送する豆腐類移送手段とを備え、これら両移送手段によって豆腐類とパックを同じ進行方向に移動することにより、下方のパックに対して上方から豆腐類を収納させることを特徴とする豆腐類の自動パック詰め装置。
  2. 両移送手段の少なくとも一方が他方と交差する方向に傾斜して移動するものであることを特徴とする請求項1記載の豆腐類の自動パック詰め装置。
  3. 前記パック移動手段は、パックに豆腐類を収納させる瞬間に下方に下降することを特徴とする請求項1記載の豆腐類の自動パック詰め装置。
  4. 前記パック移動手段は水平に移動するもので、前記豆腐類移送手段は斜め下方に向かって傾斜する薄い板としての滑走板であることを特徴とする請求項1又は2記載の豆腐類の自動パック詰め装置。
  5. 前記パック移動手段は、供給側のベルトコンベアと、これから受け取って取り出す取出し側のベルトコンベアの少なくとも2つのベルトコンベアと、供給側のベルトコンベアから取出し側のベルトコンベアにパックを移載する押し込み板を備えることを特徴とする請求項1記載の豆腐類の自動パック詰め装置。
  6. 前記豆腐類移送手段に、不良の豆腐類やその屑を廃棄する排出手段を連結させることを特徴とする請求項1記載の豆腐類の自動パック詰め装置。
  7. 前記豆腐類移送手段又は排出手段に、パック包装する大きさにカットされた豆腐類と豆腐類を区画する凹部が設けられていることを特徴とする請求項1又は請求項6記載の豆腐類の自動パック詰め装置。
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