JPS6333220A - 果実の自動パック詰め箱詰め装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 「産業上の利用分野〕 本発明は、果実・そ菜類を箱詰め包装して出荷する選果
場において自動的にパ・ツク入れ箱詰め包装する方法と
装置に関するものである。

〔従来の技術と問題点〕

従来、果実・そ菜類（以下単に果実と云う）を自動的に
パック詰めする装置として特公昭５５−２８９３０号公
報のものが公知である。しかしながら、上記公知のもの
はエンドレスベルト５５の搬送路上に斜めに設けたそら
し板で、該コンベアの側方に設けた滑走路（シュート）
上に果実を押せ押せ方式で中一杯に拡がるように導き、
該シュート（滑走路）の先端に下方からトレーバ・ツク
を送り出すと共に、上記シュートの先端から供給される
果実がトレーパックの穴に、嵌まり込む如くなして自動
的にパック詰めするものであり人手の補助作業が必要な
半自動式パック詰め装置であるが、果実を押せ押せ方式
でプール、又は配列させるとき、損傷するような二十世
紀梨や桃等の高級果実には使用できない欠点があった。

更に、シュート巾一杯に果実を並べて後続の果実にブツ
シュされる方式である為に、後続の果実が少ない側は押
されず、後続の果実が多く流れる側だけブツシュされる
為、複数列の巾を有するトレーパックに対して均一にパ
ック詰めできず人手で補正しなければならない欠点があ
った。

特に押される側は、過量供給になり易くトレーパックの
穴と穴の間にも果実が押し出されて乗り上げ、一方少な
い側は、トレーパック穴に満たない等の不良現象が多く
発生するので、補正作業が容易でなく現実には省力化に
はならず、国内では普及せず実用化が遅れている。

一方、上記の問題点を解消するために本出願人は、果実
を一個ずつ切り離してトレーパック穴に供給する方法（
特開昭６１−１１３１８号公ＩＩ）を提案したが、該特
開昭６１−１１３１８号公報に示される装置は、搬送体
５２を左右に振り分ける自動配列コンベアを用いたもの
であるから構造が複雑であり、出口において下方のトレ
ーパックまでの果実の落下距離を小さくできない欠点が
判明した。

しかも、上記開示されたものは、いずれも果実をトレー
パックに入れる方法と装置に関するものであり、果実を
入れたトレーパックをダンボール箱に箱詰めする技術が
開示されていない。

即ち、果実を入れるトレーパックは一般に柔らかくて剛
性のない塩ビフィルムか又は、スチロール等でできてお
り、果実を入れたあとそのトレーパックをダンボール箱
に持ち上げて入れることはテキナい問題があって実用化
するための改良が必要であった。

このようなことから桃等の柔らかくて傷み易い高級果実
の箱詰め作業は、受箱の外側に設けた箱詰め台上にダン
ボール箱を置き、該ダンボール箱にトレーパックを入れ
たあと受箱から果実を１個ずつ取ってダンボール内のト
レーパックに入れて箱詰めし、該箱詰めしたダンボール
箱を箱詰め作業員が抱えて後方に配置した製品搬送コン
ベア上に運んでいる実状にあり、多数の労力を必要とす
ることから自動箱詰めしたあと該箱詰めダンボール箱を
製品搬送コンベアまで自動的に送り出す装置の開発が望
まれている。

〔発明の目的〕

本発明は、上記の問題点を解消し、要望されている傷み
易い軟弱果実、高級果実を落下転動させたり、果実と果
実を衝突、擦り合い、あるいはブツシュすることなく所
定の配列で自動的にパック詰め箱詰めし、該パック詰め
箱詰めした製品箱を製品搬送コンベアまで自動的に送り
出す果実のパック詰め箱詰め方法と装置を提供すること
を目的とするものである。

〔発明の構成〕

本発明は、上記の目的を達成するために選果機の各階級
仕分け排出部、又は該仕分け排出部から機外に排出する
引き出しベルトコンベア等前工程の出口に設ける果実の
自動パック詰め箱詰め装置を下記の如く構成する。

前工程の出口に接続し、該接続部を支点として先端部を
左右方向に寸動首振りさせる振り分け投入手段として、
軽量薄型の振り分けコンベアを設ける。

トレーパツク入り空箱供給手段は、選果機の側方に選果
機と平行する方向に空箱搬送コンベアと、各階級仕分け
排出部に対応する所定位置に空箱を配函する自動配函装
置と階級毎にトレーパックを上方に積み上げて下方から
１個ずつ取り出すパック供給装置とを設けて、該積み上
げたトレーパックの下方に空箱を送り込み、空箱内にト
レーパックを入れたあと、トレーパック入り空箱を振り
分けコンベアの下部所定位置に供給する。

上記振り分けコンベアの下部所定位置に供給されるトレ
ーパック入り空箱を振り分けコンベアの進行方向と同方
向に上り傾斜させて寸動送りするトレーパック入り空箱
寸動送り手段として、トレーパック入り空箱搬送コンベ
アを設ける。

前記振り分けコンベアは、先端部に果実検出センサーを
設け、果実が１個ずつ通過する毎にトレーパックの穴の
配列に応じて右又は左に寸動（首振り）し、順次果実を
隣のトレーパック穴に入れる如く構成する。

トレーパック入り空箱寸動送りコンベアは、振り分けコ
ンベアからトレーパックの横一列の穴全部に果実を入れ
終わると同時にトレーパック穴の列ピンチだけ寸動前進
して次列のトレーパック穴を振り分けコンベアの先端に
臨ませて順次繰り返しトレーパック穴全部に果実を入れ
て送り出す。

上記振り分けコンベアの寸動移動とトレーパツク入り空
箱寸動送りコンベアの寸動前進等一連の動作は、トレー
パックの穴の配列パターンに応じてそれぞれ寸動移動と
前進をする如く電子式制御装置に予めパターンを設定し
ておく。

振り分けコンベアは、寸動首振りする際に果実が転がっ
たり、側方に振り落とされないようにするために、上方
か又は両側を軽く柔らかく包み押さえて搬送する如く構
成するのが好ましい。

前記トレーパック入り空箱搬送コンベアの先端には、パ
ック詰め完了した製品箱を急速に送り出す手段として急
速送り出しコンベアを設ける。

該急速送り出しコンベアの先に果実をパック詰めした製
品箱を下方に降下させる荷降ろし手段として降下装置を
設りる。

該降下装置は製品箱を複数段に重ねて降ろす如くなす場
合があり、その場合駆動装置は、−箱詰め終わる毎に箱
の高さ寸法に応じて一箱分寸動下降して停止し、該下降
した製品箱の上に次の製品箱を載せて信号により駆動装
置を寸動駆動して製品箱を下方に降ろす。

降下装置の下部には降ろされてくる製品箱を受けて急速
送り出し装置の下方選果機の方向に向けて送り出す製品
送り出し手段に製品送り出し装置を設ける。

製品送り出し装置の先端は、選果機と平行する方向に設
けた製品コンベアに接続し、他の各階級から送り出され
る製品箱と合流させて搬送する如く構成する。

〔実施例〕

以下、本発明の好ましい実施例を示す図面に基づいて説
明する。

第１図および第２図に示されるように１は選果コンベア
、２は引き出しコンベア、３は定速コンベア、４は振り
分けコンベア、５は空箱搬送コンベア、６はパック供給
装置、７は送り出し装置、８はパック入り空箱搬送コン
ベア、９はパック入り空箱搬送コンベア、１０は急速送
り出し装置、１１は降下装置、１２は製品送り出し装置
、１３は製品コンベアである。

複数条式の選果コンベアｌは、果実・そ菜類を重量又は
形状寸法を測定して階級判定し、階級毎に所定の仕分け
排出部１０１から排出する。

引き出しコンベア２は、上記仕分け排出部１０１から仕
分け排出された果実１０２をＶ型上ラフ状に形成したベ
ルトコンベアに受けて中央にセンタリングさせ機外に搬
出する。

定速コンベア３は、上記引き出しコンベア２で搬出され
る果実１０２を受ける小幅のコンベアでバック詰めする
能力に合わせて速度を調節し搬送する。

このコンベアは、前後の乗り継ぎ落差を少なくするため
比較的小径のプーリを用いる。

振り分けコンベア４は、第３図〜第６図によく示されて
いるように果実１０２を受けて搬送させる受はコンベア
４０１　と、その果実１０２を上から柔らかく押さえて
前記受はコンベア４０１　と同速で搬送する押さえコン
へ７４０２　とを組み合わせて設ける。

この押さえコンベア４０２　は寸動首振りする際に、受
はコンベア４０１上を搬送中の果実１０２が転がったり
、側方に振り落とされないようにするためのものである
から本実施例に示す以外に、例えば受はコンベア４０１
　の両側から柔らかく包み押さえて搬送するサイドヘル
ド等を用いることもできる。

柔らかく包み押さえる手段として、ベルト面に植毛、短
繊維のフロツキ加工や繊維をモツプ状に取り付けるか、
又はその他のり・７シヨン材を取り付けるのが好ましい
。

該振り分けコンベア４は、始端部４０３を定速コンベア
３の終＠３１に接続し、支点ピン４０４で上部フレーム
４１に首振り自在に取り付ける。

先端部４０５　は、サイドフレーム４２間に掛は渡しし
たスライドレール４３で支持されている。

受はコンベア４０１　の先端部４０５　はプーリの径を
小さくしてフレームを薄型に形成し、果実１０２をトレ
ーパ・ツク６１に投入する落下距離を小さくする如く構
成する。

４０６　は小型ギヤートモ−ターであり、始端部４０３
のフレーム内に組み込まれており、駆動プーリ４０７を
駆動する。

駆動プーリ４０７の片側の軸には、平歯車４０９を介し
て中間軸４０８を連動させ、押さえコンベア４０２の駆
動プーリ４１０を同速で回転させる。

振り分けコンベア４を左右に首振りさせる首振り機構は
サイドフレーム４２に設けたアイドラー４１１と駆動プ
ーリ４１２間に受はコンベア４０１　のフレームを貫通
横断させて、首振りベルト４１３を張設し、該首振りベ
ルト４１３　は、受はコンベアの先端部４０５の一部に
固着する。

駆動プーリ４１２はヘルド４１４を介して正逆寸動駆動
モーター４１５により寸動回転し振り分けコンベア４を
左又は右に寸動送りする。

首振りベルト４１３には受はコンベア４０１をはさむ両
側に左右の首振り折り返し点をセンサー４１６で検出さ
せる検出マーク４１７を設けている。

受りコンベア４０１　の先端には物品が通過し、落下す
るのを確認する先端確認センサー４１日を設ける。

第１図、第２図及び第３図に示されているように空箱搬
送コンベア５は、各階級の果実の大きさに適応する空箱
５１を搬送するコンベアで、トッププレート付のチェン
コンベアやローラーを配設したローラーコンベア等を用
いる。

５２は上記空箱搬送コンベア５の上面に出没する空箱ス
トッパーであり、搬送されてくる空箱５１を後述するパ
ック供給装置６と並ぶ位置に停止させる如く取り付ける
。

５３は配函装置であり、空箱ストッパー５２で停止させ
た空箱５１をパック供給装置５の下方所定位置に送り込
む。

該配函装置５３は、エアーシリンダー等を用いて押し出
す方式や、アタッチ付のチェンコンベアを上記空箱搬送
コンベア５の進行方向に対し直角に設けて送り出すこと
もできる。

バック（Ｊｊ給装置６は各階級毎に設け、切り離し爪６
２の」二方に多数のトレーパック６１を積み上げ、該切
り乱し爪６２とストッパー６３とを交互に出没させて積
み上げたトレーパック６１の最下部から１個ずつ、下方
所定位置に待機した空箱５１に供給する。

送り出し装置７は、前記配函装置５３で押し出された空
箱５１を出没式のストッパー７１で停止するまで引き込
み、上方のパック供給装置６からトレーパック６１を１
個人れたあと先方のバック入り空箱搬送コンベア８に向
けて送り出す。

バック入り空箱搬送コンベア８は、前記引き出しコンベ
ア２の下方選果コンベア１を貫通させて設け、バック入
り空箱寸動送すコンベア９の入口までトレーパック６１
入りの空箱５１を搬送する。

バック入り空箱寸動送りコンベア９は、テールプーリ９
１を前記パック入り空箱搬送コンベア８に接続し、ヘッ
ドブーＩＪ９２をテールプーリ９１から進行方向に上り
傾斜させ、振り分けコンベア４の先端部４０５から略ト
レーパック６１の１個分相当延びた位置に取り付ける。

該パック入り空箱寸動送りコンベア９は、ヘルトコンベ
アヤ送り片付のチェンコンベア等ヲ用いて構成する。

急速送り出し装置１０は、略Ｉ・レーパソク６１の１個
分相当の長さであり、テールブーＵ１００Ｉを前記バツ
ク入り空箱寸動送りコンベア９のへソドプーリ９２と隣
接させる。

パック入り空箱寸動送りコンベア９と急速送り出し装置
１０は第３図に示すように、それぞれ単独に寸動送り用
モーター９３と急速送り出し用モーター　１００２を設
けて単独駆動を可能にし、バック入り空箱寸動送りコン
ベア９のへソドプーリ９２と急速送り出し装Ｗ１０のテ
ールプーリ１００１を可逆クラッチ９４を介して連動す
る。

即ち、バツク入り空箱寸動送すコンベア９が寸動前進す
るとき急速送り出し装置１０を同期させて寸動前進させ
る。このとき急速送り出し用モーター　１００２は電気
的に停止（ＯＦＦ）している。

更に、急速送り出し装置１０は、バック入り空箱寸動送
りコンベア９から寸動送りされてくる果実入すの製品箱
５０１が急速送り出し装置１０上に乗り移り終わったと
きセンサー１００３がこれを検出し、急速送り出し用モ
ーター１００２を駆動さ」Ｊて後述する降下装置１１に
向けて高速で送り出す。急速送り出し装置１０が高速送
りするときテールプーリ１００１とパック入り空箱寸動
送りコンベア９との連動部は可逆クラッチ９４がフリー
状態となり、バソクノ。

り空箱寸動送すコンベア９とは無関係に急速送り出し装
置１０だけが回転する。

降下装置１１は、第１図と第２図に示すように急速送り
出し装置１１の外側に設置し、第７図、第１＋図にその
詳細を示すように左右両側にチェノＮｉを張設し、箱詰
めした製品箱５０１　を受けるアタ・チメント１１２を
左右対称な位置に設ける。

１１３はアクソチメント１１２を定位置停止さゼる停止
スイッチである。

１１４は連動軸であり、左右のチェノ１１１を同期連動
させる。

１１５はブレーキ付モーターであり、製品箱５０１が降
下装置１１に送り込まれたとき作動スイッチ（図示せず
）を作動させ、その信号により寸動駆動させる。また、
送り込まれた１品箱５０１を確認検出するセンサー（図
示せず）を用いて自動的に作動信号を出し降下させるこ
ともてきる。

製品箱５０１を複数に積み重ねて降下させるには、停止
スイッチを１１３ａ、１１３ｂの如（複数設けて一箱毎
に寸動降下させ、所定の段積み数に達したのち下方に降
ろす。

第９図は製品箱５０１を複数に段積みしたところを示し
、段積みする際に箱の上部角の突起部５４と下部角の切
欠き部５５を嵌め合わせて積み重ねる。

製品送り出し装置１２は、降下装置１１の下部から急速
送り出し装置１０の下方選果コンベアｌの方向に向けて
多数のローラー１２１を配置し駆動するローラーコンベ
アを用いて、出口部１２２を製品コンベア１３に連結す
る。

出口部１２２には、製品箱５０１を一時停止させる出没
式のストッパー１２３を設ける。

核製品送り出し装置１２は、チェンコンベアやスラント
コンベア等地の移送装置を用いてもよい。

１２４は印字ｖｌＷであり、降下装置１１の上方所定位
置に設けて送り込まれた製品箱５０１に印字させる。ま
た、印字装置１２４　は製品送り出し装置１２のストッ
パ１２３で一時停止させ印字することもできる。

製品コンベア１３は、前記製品送り出し装置１２の出口
部１２２に選果コンベアｌと平行する方向に設け、各階
級から送り出される製品箱５０１を合流させて搬送する
。この製品コンベア１３は、製品箱５０１を搬送するた
めのものであり、ベルトコンベアやスラット板を取り付
けたチェンコンベア等用いて搬送する。

第１０図はパック２個を１組とするパックパターンの説
明図であり、ｃｐυを内蔵させた制御装置（図示せず）
に予め記憶させておく。

パックパターンは、第１０図（イ）、（ロ）に示す如＜
Ｎａｌ、１１１２と２個のトレーパックを１組とし、各
パックの各人を進行方向に対し、前から第１列、第２列
・・・・・・とし、第１０図（イ）の如（列数が奇数の
ときは、＆ｌの第１列の第１穴とｐｋ２の第１列の第　
穴とは左右方向が対称になるように１°る。即も、°・
］２の第１列は、−１の最後列の次の列（第６列）と見
なすように設定する。

このバ・７クパターンの設定とは、各穴間のステップ寸
法に応じて、振り分けコンベア４の首振りを作動させる
モーター４１５とパック入り空箱搬送コンベア 転角をデジタル化して制御する如く制御装置に電子回路
を構成している。

以上の如く構成した、果実を自動的にパック詰めする装
置の動作について説明すると、空箱搬送コンベアｓ上を
搬送される空箱５１は、空箱ス）ソバ−５２によ秒停止
し、配函装置５３でノセンク供給装置６の下方に空箱５
１を送り込み、トレーパック６１を入れたあとパック入
り空箱搬送コンベアＢ上に送り出しプールさせる。

該パック入り空箱搬送コンベア８上にはトレーパック６
１入りの空箱５１を満杯停止させるセンサー（図示せず
）を設け、配ｍ装置５３と空箱ストッパー５２を連動さ
せて自動的に空箱５！を供給する如（設けることが好ま
しい。

パック入り空箱搬送コンベア８によりパック入り空箱搬
送コンベア９に送り込まれて前進し、トレーパック６！
の第１列の穴が振り分けコンベア４の先端に臨む位置に
達したとき、パック入り空箱寸動送りコンベア９は一時
停止し、同時に振り分けコンベア４は走行して果実１０
２を搬送し第１大に投入する。

果実１０２が投入されるとき果実１０２が落下するのを
確認するセンサー４１Ｂの信号により正逆寸動駆動モー
ター４！５が正転して振り分けコンベア４の先端４０５
をトレーパックロ１の第２の穴に首振りし投入す墨。

以下この動作操作をＣＰＵを内蔵させた制御装置（図示
せず）に予め記憶させた前述したパックパターン（第１
０図）沿って行い、パック詰め完了した製品箱Ｓｏｌは
降下装置１１に送り込まれ、設定した等級・階級の印字
を行い１箱又は複数段に積み重ねて下方の製品送り出し
ｍｌ！１２上に降ろし出口部１２２で充電スイッチ（図
示せず）等で、合流のタイミングをとり製品コンベア１
３上に送り出す。

以上記述した各機器・装置の一連の動作は、Ｃ１）　Ｕ
を内蔵させた制御装置に予め設定したプログラムに沿っ
てそれぞれ作動させる。即ち、コンピューター制御（プ
ログラムコントローラー）ニ、Ｊ：り動作さセる。

上記の説明及び添付する図面に含まれるすべての事項は
実施例の一例であって、発明を制限するものではなく、
特許請求の範囲に記載した内容であれば他の配置例であ
っても適用される。即ち、空箱搬送コンベアは選果機の
外側ではなく振り分り投入手段側に配置することも含ま
れることはもちろんである。

〔発明の効果〕

本発明は、桃等柔らかくて傷み易い高級果実を予め空の
トレーパックに入れた空箱に自動的にパック詰めでき、
従来取り扱いに注意し労力と時間をかけてパック詰めし
ていた工程が省力化できると共に、従来人手に頼ってい
たパック入れ箱詰め工程が自動化でき作業員を大幅減少
できる効果がある。

また、作業員は果実の外観検査に専念できるため均一な
品質の果実を出荷でき、市場消費者の信頼を高める効果
がある。

更に、従来は第１１図に示す如く箱詰めした製品箱５０
１を後方の製品コンベア１３上に抱えて送り出していた
が、本発明によれば箱詰めした製品箱５０１はそのまま
下方に下って自動的に送り出されるので、作業員の労力
も大幅に軽減されると共に作業性が向上する効果がある
。特に、パック詰めした製品箱を降下装置により複数段
に積み重ねたあと送り出すことができるため、その省力
化の効果は大である。

【図面の簡単な説明】

第１図から第１０図は本発明の実施例を示す説明図であ
る。 第１図は本発明装置を用いた選別荷造り包装施設の要部
斜視図、第２図は第１図のＡ矢印方向断面図、第３図は
第１図の平面図、第４図は振り分けコンベアの説明図、
第５図は振り分けコンベアの首振り機構を示す斜視図、
第６図は第４図のＸ−Ｘを結ぶ断面図、第７図は第１図
のＢ矢印方向から見た正面図、第８図は第７図の平面図
、第９図は段積みした製品箱の説明図、第１０図の（イ
）（ロ）はパック２個を１組とするパックパターンの説
明図。第１１図は従来の選別荷造り包装施設を示す平面
略図。 １・・・選果コンベア　　　２・・・引き出しコンへ７
３・・・定速コンベア　　　４・・・振り分けコンベア
訃・・空箱搬送コンベア６・・・パック供給装置７・・
・送り出し装置 ８・・・パック入り空箱搬送コンベア ９・・・パック入り空箱寸動送りコンベア１０・・・急
速送り出し装置 １１・・・降下装置　　　　１２・・・製品送り出し装
置１３・・・製品コンベア　　３１・・・終端４１・・
・上部フレーム　　４２・・・サイドフレーム４３・・
・スライドレール　５１・・・空箱５２・・・空箱スト
ッパー　５３・・・配函装置５４・・・突起部　　　　
　５５・・・切欠き部６′】・・・トレーバ、り　　５
２・・切り、離し爪６３・・・ストッパー７１・・スト
ッパー９１・・・テールプーリ　　９２・・・ヘッドプ
ーリ９３・・・モーター　　　　９４・・・可逆クラ、
チ１０１・・・仕分け排出部　１０２・・・果実１１１
・・・チェノ１１２・・アクノヂメント１１３・・・ス
イッチ　　　　１１４・・・連動軸１１５・・・ブレー
キ付モーター １２１・・・ローラー　　　　１２２・・・出口部１２
３・・・ストッパー　　　１２４・・・印字装置４０１
・・・受はコンベア　　４０２・・・押さえコン−・ア
４０３・・・始端部　　　　４０４・・・支点ピン４０
５・・・先端部 ４０６・・・小型ギヤートモ−ター ４０７・・・駆動ブーＩＪ　　　　、１０８・・・中間
軸４０９・・・平歯車　　　　４１０・・・駆動プーリ
４１１・・・アイドラー　　　４１２・・・駆動プーリ
４１３・・・首振りベルト４１４・・・ヘルド４１５・
・・正逆寸動駆動モーター ４１Ｇ・・・センサー　　　　４１７・・・検出マーク
４１８・・・先端確認センサー ５０１・・・製品箱　　　　１００１・・・テールプー
リ１００２川モーター　　　１００３・・・センサー羊
１０口

Claims (5)

【特許請求の範囲】
1. （１）入口側を支点とし、出口側先端を左右に寸動首振
   りさせる振り分け投入手段で果実を側方に転がり落ちな
   いように保持して搬送し、各トレーパック穴に１個ずつ
   入れる工程と、 選果機の側方に選果機と平行する方向に空箱搬送コンベ
   アを用いて空箱を搬送し、上記振り分け投入手段に対応
   する位置に空箱をそれぞれ自動配函し、該自動配函され
   た空箱に空のトレーパックを供給して空箱にトレーパッ
   クをセットしたあと、上記振り分け投入手段の下部に供
   給するトレーパック入り空箱供給手段としてのトレーパ
   ック入り空箱供給工程と、 トレーパック入り空箱寸動送り手段でトレーパック入り
   空箱を振り分けコンベアの先端に臨ませて寸動送りする
   トレーパック入り空箱寸動送り工程と、 果実を詰め終わった製品箱を急速送り出し手段で荷降ろ
   し部に急速に送り出す工程と、 パック詰めした製品箱を下方に降下させる荷降ろし手段
   で信号により該製品箱を下方の製品送り出し装置上に降
   ろす工程と、 降ろされた製品箱を急速送り出し手段の下方に向けて送
   り出し、搬送コンベア上に合流させる工程とを含むこと
   を特徴とする果実の自動パック詰め箱詰め方法。
2. （２）前記パック詰めした製品箱を降ろす工程は、前記
   急速に送り出す工程の出口から製品箱が送り込まれたと
   き箱の高さだけ寸動下降させ、該寸動下降した製品箱の
   上に次の製品箱を送り込ませて複数段に重ねたあと、下
   方に降ろす如く部分寸動機構を設けたことを特徴とする
   特許請求の範囲第１項記載の果実の自動パック詰め箱詰
   め方法。
3. （３）前工程の出口に接続する入口側を支点とし、出口
   側先端を左右に寸動首振りさせて果実を各トレーパック
   穴に１個ずつ入れる振り分け投入手段と、 選果機の側方に選果機と平行する方向に走行する空箱搬
   送コンベアと、前記振り分け投入手段に対応する位置に
   空箱を配函する自動配函装置と、配函された空箱内にト
   レーパックを挿入するパック供給装置とを組み合わせて
   トレーパック入り空箱を振り分けコンベアの下部所定位
   置に供給するトレーパック入り空箱供給手段と、該振り
   分け投入手段の下部所定位置に供給されるトレーパック
   入り空箱を振り分けコンベアの進行方向と同方向に寸動
   送りするトレーパック入り空箱寸動送り手段と、 果実を入れ終わった製品箱を荷降ろし部に急速に送り出
   す急速送り出し手段と、 急速送り出し手段の出口に接続して、パック詰めした製
   品箱を下方に降下させる荷降ろし手段と、 該降下された製品箱を受けて急速送り出し手段の下方に
   送り出す製品送り出し手段とを組み合わせて果実類を自
   動パック詰め箱詰め包装し、製品箱として送り出す如く
   構成したことを特徴とする果実の自動パック詰め箱詰め
   装置。
4. （４）前記振り分け投入手段の下部に供給されるトレー
   パック入り空箱を振り分けコンベアの進行方向と同方向
   に寸動送りするトレーパック入り空箱寸動送り手段は、
   進行方向に向かってパック入り空箱を上り傾斜させ、ト
   レーパックの穴を振り分けコンベアの先端に対して斜め
   に対面させ投入する果実の落下距離を縮小し落下反動を
   防止する如くしたことを特徴とする特許請求の範囲第３
   項記載の果実の自動パック詰め箱詰め装置。
5. （５）前記荷降ろし手段は、急速送り出し手段からパッ
   ク詰めした製品箱が送り込まれたとき、信号によりその
   製品箱を箱の高さ寸法だけ寸動下降させ、次の製品箱を
   送り込ませて複数に重ねたあと下方に降下させる如く構
   成したことを特徴とする特許請求の範囲第３項記載の果
   実の自動パック詰め箱詰め装置。