JPWO2008152679A1 - 携帯端末装置および入力装置 - Google Patents
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Abstract
本発明の携帯端末100は、領域設定部と、ソフトウェアキー表示部と、ポインティングデバイス10と、文字情報表示部とを含む。領域設定部は、所定の入力文字種に含まれる複数の文字情報のそれぞれに対応付けられた複数のソフトウェアキーを表示するための表示領域を複数設定する。ソフトウェアキー表示部は、領域設定部によって設定された複数の表示領域のそれぞれに割り当てられた2以上のソフトウェアキーを、対応する表示領域に表示する。複数のポインティングデバイスは、ユーザの操作にしたがって、ソフトウェアキー表示部によって表示されたソフトウェアキーを表示領域ごとにそれぞれ独立に選択する。文字情報表示部は、ポインティングデバイスによって選択されたソフトウェアキーに対応する文字情報を表示する。
Description
本発明は、入力デバイスに関し、特に、ポインティングデバイスを備えた携帯端末装置および入力装置に関する。
近年、携帯端末の小型化が進んでいる。しかしながら、小型化が進むほど、操作キーを配置可能な領域が小さくなる。これにより、配置できる操作キーの個数が低減され、入力環境が貧弱になってしまう。このような課題に対し、従来、ポインティングデバイスを用いて、画面に表示された複数のソフトウェアキーを操作する技術が開示されている(たとえば、特許文献1、2参照)。
特開2005−323236号公報
特開2002−006988号公報
ユーザは、ポインティングデバイスを操作して、画面に表示されたポインタを所望のソフトウェアキー上に移動させ、そのソフトウェアキーに対応づけられた文字情報を選択する。ここで、入力すべき文字列のそれぞれに対応付けられたソフトウェアキーがお互いに離れて表示されている場合や、入力すべき文字の量が多い場合、ポインティングデバイスの操作量が増加し、入力に時間を要することとなる。したがって、このような場合であっても、効率的に入力できることが望ましい。
本発明はこうした状況に鑑みてなされたものであり、その総括的な目的は、効率的な入力操作が可能な入力環境を提供することにある。
上記課題を解決するために、本発明のある態様の携帯端末装置は、所定の入力文字種に含まれる複数の文字情報のそれぞれに対応付けられた複数のソフトウェアキーを表示するための表示領域を複数設定する領域設定部と、領域設定部によって設定された複数の表示領域のそれぞれに割り当てられた2以上のソフトウェアキーを、対応する表示領域に表示するソフトウェアキー表示部と、ソフトウェアキー表示部によって表示されたソフトウェアキーを表示領域ごとにそれぞれ独立に選択可能な複数のポインティングデバイスと、ポインティングデバイスによって選択されたソフトウェアキーに対応する文字情報を表示する文字情報表示部と、を備える。
ここで、入力文字種は、入力可能な複数の文字情報を含み、また、文字情報の配列、たとえば、英語圏で用いられているアルファベットの配列を表すQWERTY配列であってもよい。また、文字情報とは、英数字、仮名文字、または、「+」や「=」などの演算子、あるいは、「?」や「(」などの記号を含む。また、ソフトウェアキーとは、画面に表示された操作キーを含み、文字の表示や、計算などのさまざまな機能が割り当てられる操作キーである。たとえば、英文字「A」に対応づけられたソフトウェアキーが選択された場合、画面上に「A」が表示される。また、ポインティングデバイスは、十字キー、スティックキー、トラックボール、トラックパッドなどであってもよい。ユーザがポインティングデバイスを操作することによって、画面上に表示されたポインタが移動し、また、ポインタにより指し示されたソフトウェアキーが選択される。ユーザは、ポインティングデバイスにより、割り当てれた領域に表示されたポインタを操作することによって、その領域に表示されたソフトウェアキーを選択できる。
この態様によると、複数のポインティングデバイスを用いて、表示領域ごとに表示されたそれぞれのソフトウェアキーをそれぞれ独立に選択することによって、効率的に入力操作を実施できる。
複数のポインティングデバイスは、左手用ポインティングデバイスと、右手用ポインティングデバイスとを含み、当該携帯端末装置の画面に向かって左右一対となるように配置されてもよい。この場合、両手により、それぞれのポインティングデバイスを操作することによって、効率的に入力操作を実施することができる。
領域設定部によって設定された複数の表示領域は、複数のポインティングデバイスのそれぞれに対応付けられていてもよい。ポインティングデバイスは、対応づけられた表示領域内において表示されたポインタを移動することによって、表示領域ごとに規定されたソフトウェアキーを選択してもよい。このように、表示領域ごとに、複数のソフトウェアキーを分散して表示することによって、1つのポインティングデバイスにより操作されるポインタの移動範囲を限定することができる。これにより、効率的な入力操作が可能となり、入力スピードを向上できることとなる。
所定の入力文字種に含まれるすべての文字情報は、ソフトウェアキー表示部に表示される複数のソフトウェアキーのいずれかのソフトウェアキーに対応付けられていてもよい。この場合、すべての文字情報をいずれかの領域にソフトウェアキーとして表示することによって、ポインティングデバイスの操作範囲を限定でき、効率的な入力操作が可能となる。
所定の入力文字種に含まれる複数の文字情報のうちのいずれかの文字情報は、2つ以上の表示領域に表示されるように、複数のソフトウェアキーに重複して対応付けられてもよい。この場合、使用頻度の高いソフトウェアキーを複数の領域に対応させることによって、より直感的な操作が可能となり、効率的な入力操作が可能となる。
所定の入力文字種は、アルファベットであってもよい。複数のポインティングデバイスは、左手用ポインティングデバイスと、右手用ポインティングデバイスとを含んでもよい。領域設定部は、左手用ポインティングデバイスと、右手用ポインティングデバイスのそれぞれに対応づけて、2つの表示領域を設定してもよい。ソフトウェアキー表示部は、左手用ポインティングデバイスに対応する表示領域において、アルファベットの配列を表現するQWERTY配列のうち、少なくとも「Q」、「W」、「E」、「R」、「A」、「S」、「D」、「F」、「Z」、「X」、「C」、「V」のそれぞれの文字情報に対応するソフトウェアキーを表示する一方、右手用ポインティングデバイスに対応する表示領域において、QWERTY配列のうち、少なくとも「U」、「I」、「O」、「P」、「J」、「K」、「L」、「M」のそれぞれの文字情報に対応するソフトウェアキーを表示してもよい。
このように、2つの表示領域に分けて、複数のソフトウェアキーを分散して表示することによって、1つのポインティングデバイスにより操作されるポインタの移動範囲を限定することができる。これにより、効率的な入力操作が可能となり、入力スピードを向上できることとなる。また、ブライドタッチを習得しているユーザにとって、左手と右手のそれぞれにより入力されるべき文字が分散して配置されていることによって、2つのポインティングデバイスを駆使した直感的な入力操作が可能となり、快適な入力環境を実現することができる。
ソフトウェアキー表示部は、左手用ポインティングデバイスに対応する表示領域と右手用ポインティングデバイスに対応する表示領域の双方の表示領域に、QWERTY配列に含まれる複数の文字情報のうち、少なくとも「Y」、「T」、「B」のそれぞれの文字情報に対応するソフトウェアキーを重複して表示してもよい。この場合、QWERTY配列のうち、左右いずれの指によっても操作可能なキーを対象として、複数の領域に対応させることによって、より直感的な操作が可能となり、効率的な入力操作が可能となる。
変換処理、バックスペース処理、スペース文字のいずれかを入力する機能を有するハードウェアキーをさらに備えてもよい。この場合、使用頻度の高い変換処理、バックスペース処理、スペース文字の入力などの機能をハードウェアキーとして割り当てておくことによって、より効率的に入力操作を実施できる。
ハードウェアキーは、ソフトウェアキーを操作する指と異なる指で操作されるように配置されてもよい。この場合、たとえば、ソフトウェアキーを親指で操作し、ハードウェアキーを人差し指で操作することによって、より効率的に入力操作を実施できる。
本発明の別の態様は、入力装置である。この装置は、所定の入力文字種に含まれる文字情報にそれぞれ対応付けられた複数のソフトウェアキーを文字配列に応じて2つの表示領域にそれぞれ表示するソフトウェアキー表示部と、ソフトウェアキー表示部によって表示されたソフトウェアキーを表示領域ごとにそれぞれ独立に選択する2つのポインティングデバイスと、ポインティングデバイスによって選択されたソフトウェアキーに対応する文字情報を表示する文字情報表示部と、を備える。ソフトウェアキー表示部は、ユーザのタイピングの癖に応じて、テキスト文字と領域との対応関係を規定してもよい。このような態様により、効率的に入力操作を実施できる。
なお、以上の構成要素の任意の組合せ、本発明の表現を方法、装置、システム、記録媒体、コンピュータプログラムなどの間で変換したものもまた、本発明の態様として有効である。
本発明によれば、高速入力が可能な入力環境を実現できる。
10 ポインティングデバイス、 12 方向キー、 14 決定キー、 16 回転キー、 18 三角矢印、 20 ハードウェアキー、 30 ディスプレイ画面、 32 確定文字表示欄、 34 ソフトウェアキー表示欄、 36 ソフトウェアキー、 38 ポインタ、 50 ソフトウェアキー受付部、 52 ハードウェアキー受付部、 54 表示制御部、 56 表示部、 58 ポインティング表示処理部、 60 解析部、 62 ソフトウェアキー表示処理部、 64 領域設定部、 66 機能処理部、 100 携帯端末、 110 筐体。
本発明の実施形態を具体的に説明する前に、まず、概要について述べる。本発明の実施形態は、携帯端末における入力方法に関する。一般的に、携帯端末における入力方法として、ハードウェアキーによる方法とソフトウェアキーによる方法がある。
ハードウェアキーによる方法においては、ハードウェアとしての操作キーが携帯端末に設置され、ユーザが操作キーを押下げることによって、操作キーごとに割り当てられた英数字、カナ文字、「+」や「−」などの演算子、あるいは、「@」や「?」などの記号(以下、まとめて「文字情報」と表記する。)が入力される。ソフトウェアキーによる方法においては、まず、画面上に、複数の操作キーがソフトウェアキーとして表示される。ここで、ユーザは、入力すべき文字情報が割り当てられたソフトウェアキーに近づくように、画面に表示されたポインタを移動する。そして、ポインタが所望のソフトウェアキーを指し示している状態で選択処理を実行することによって、そのソフトウェアキーに割り当てられた文字情報が入力される。ポインタの移動や、ソフトウェアキーの選択処理は、ユーザがトラックパッドなどのポインティングデバイスを操作することによって実現される。
ハードウェアキーは、配置可能なスペースの大きさにより、配置できる個数が制約される。特に、小型の携帯端末の場合、その制約は大きくなる。また、ハードウェアキーの個数を多くすると、ディスプレイ画面を小さくする必要が生じるため、必要最低限の個数に制限されることが多い。したがって、1つのハードウェアキーに複数の機能を割り当てることが多い。たとえば、1つのハードウェアキーに英文字「A」と「B」と「C」を割り当て、ハードウェアキーを押下げした回数により、表示される文字を切り替えればよい。しかし、あまり多くの機能を1つのハードウェアキーに割り当てると、入力操作が煩雑になり、入力スピードが遅くなる。
ソフトウェアキーは、配置スペースの制約を受けない反面、ポインティングデバイスによる操作が煩雑になりやすい。たとえば、QWERTY配列のソフトウェアキー群は、通常、横長の形状で一体的に表示されるため、ポインタの移動操作に時間を要することとなる。また、QWERTY配列に対するブラインドタッチを習得しているユーザは、通常、左手と右手で操作する文字を覚えている。しかしながら、画面にQWERTY配列のソフトウェアキー群が表示されていたとしても、1つのポインティングデバイスによる操作によっては、習得したブラインドタッチ能力を発揮することができない。
以上より、本実施形態においては、画面に表示されたソフトウェアキーを選択するためのポインティングデバイスを複数用意することによって、移動操作を容易化し、効率的な入力環境を実現することとした。このような態様により、高いブラインドタッチ能力を有するユーザにとって、より快適に、入力操作を実施できる。
図1は、本発明の実施形態にかかる携帯端末100の構成例を示す図である。携帯端末100は、ポインティングデバイス10で代表される第1ポインティングデバイス10a〜第2ポインティングデバイス10bと、ハードウェアキー20で代表される第1ハードウェアキー20a〜第4ハードウェアキー20dと、ディスプレイ画面30とを含む。携帯端末100は、携帯可能な小型端末であり、たとえば、携帯電話や、PDA(Personal Digital Assistant)、あるいは、デジタルカメラなどである。なお、以下においては、説明の便宜上、携帯電話における通信機能や、デジタルカメラにおける撮像機能などについての説明を省略する。
ポインティングデバイス10は、トラックパッドなどで構成される。ポインティングデバイス10は、ユーザの操作により、ディスプレイ画面30に表示されたポインタの移動処理を実行し、また、ポインタにより指し示されたソフトウェアキーの選択処理を実行する。ユーザは、ポインティングデバイス10を指で操作することによって、ディスプレイ画面30に表示されたポインタの移動処理を実行する。また、ユーザは、ポインティングデバイス10を押圧することによって、選択処理を実行する。ここで、第1ポインティングデバイス10aは、左手で操作でき、第2ポインティングデバイス10bは、右手で操作できる。したがって、2つのポインティングデバイス10は独立に操作できることとなる。これにより、ユーザは、2つのポインティングデバイス10をそれぞれ独立に操作することによって、入力スピードを向上できる。
ハードウェアキー20は、押下げられることによって、キーごとに割り当てられた機能が実行される。割り当てられる機能は、使用頻度の高い機能であり、たとえば、電源ON/OFF機能や、入力モード選択機能や、カメラシャッタ機能などである。入力モード選択機能を割り当てられたハードウェアキー20が押下げられた場合、ソフトウェア入力モードが実施され、複数のソフトウェアキーがディスプレイ画面30に表示される。なお、ハードウェアキー20に、スペースキー、変換キー、バックスペースキーなどの機能が割り当てられてもよい。なお、第1ハードウェアキー20aと第2ハードウェアキー20bは左手により操作され、第3ハードウェアキー20cと第4ハードウェアキー20dは右手により操作される。
図2は、図1のディスプレイ画面30の表示例を示す図である。図2は、ソフトウェア入力モードが実施された場合の表示例を示す。ディスプレイ画面30は、確定文字表示欄32と、ソフトウェアキー表示欄34で代表される第1ソフトウェアキー表示欄34aと第2ソフトウェアキー表示欄34bとを含む。ソフトウェアキー表示欄34には、複数のソフトウェアキー36とポインタ38とが表示される。
第1ソフトウェアキー表示欄34aには、第1ポインタ38aが表示される。第1ポインタ38aは、図1の第1ポインティングデバイス10aを左手で操作することにより移動するポインタカーソルである。同様に、第2ソフトウェアキー表示欄34bには、右手用の第2ポインティングデバイス10bで操作される第2ポインタ38bが表示される。
また、ソフトウェアキー表示欄34には、図示するごとく、複数のソフトウェアキー36がそれぞれ対応する文字情報として表示される。ここでは、QWERTY配列に基づく文字情報が複数のソフトウェアキー36のそれぞれに対応している。なお、説明の便宜上、数字や、「+」や「−」などの演算子、あるいは、「[」や「?」などの記号に対応するソフトウェアキー36は、図示を省略している。
ここで、第1ソフトウェアキー表示欄34aには、QWERTY配列のうち、左手で押されるべき複数の文字情報が割り当てられソフトウェアキー36として表示される。左手で押されるべき文字情報とは、ハードウェアキーであれば左手で押されるはずの文字情報である。具体的には、図2において、左手用の第1ポインティングデバイス10aに対応する領域である第1ソフトウェアキー表示欄34aに示されるごとく、QWERTY配列のうち、少なくとも「Q」、「W」、「E」、「R」、「A」、「S」、「D」、「F」、「Z」、「X」、「C」、「V」を含むアルファベット群である。
一方、第2ソフトウェアキー表示欄34bには、第1ソフトウェアキー表示欄34aに表示された文字情報と重複しないように、QWERTY配列のうち、右手で押されるべき文字情報が割り当てられソフトウェアキー36として表示される。右手で押されるべき文字情報とは、図2において、右手用の第2ポインティングデバイス10bに対応する領域である第2ソフトウェアキー表示欄34bに示されるごとく、QWERTY配列のうち、少なくとも「U」、「I」、「O」、「P」、「J」、「K」、「L」、「M」を含むアルファベット群である。
図2において、第1ポインタ38aは、ソフトウェアキー36のうちの「R」を指し示しており、第2ポインタ38bは「K」を指し示している。ここで、ポインタ38に指し示されている「R」と「K」は、図示するように、強調処理される。強調処理は、図示するような処理に限定されず、たとえば、他の文字より大きなサイズとしたり、また、他のソフトウェアキー36の大きさより大きなサイズとしてもよいし、あるいは、他の文字と異なる色彩を施してもよい。
以上の状況のもとで、ユーザがポインティングデバイス10を押圧することにより、対応するポインタにより指し示されたソフトウェアキー36が選択され、そのソフトウェアキー36に割り当てられた文字情報が確定文字表示欄32に表示される。ここでは、まず、左手により、第1ポインティングデバイス10aが操作されて「R」の選択処理が実行される。ついで、右手により、第2ポインティングデバイス10bが操作されて「K」の選択処理が実行される。このような場合、確定文字表示欄32には、図示するごとく、「RK」と表示されることとなる。
このように、2つのソフトウェアキー表示欄34に分けて、複数のソフトウェアキー36を分散して表示することによって、1つのポインティングデバイス10により操作されるポインタ38の移動範囲を限定することができる。これにより、効率的な入力操作が可能となり、入力スピードを向上できることとなる。また、ブライドタッチを習得しているユーザにとって、2つのソフトウェアキー表示欄34に、左手と右手のそれぞれにより入力されるべき文字が分散して配置されていることによって、直感的な入力操作が可能となり、快適な入力環境を実現できることとなる。
図3は、図1の携帯端末100に含まれる機能ブロックの構成例を示す図である。携帯端末100は、ソフトウェアキー受付部50と、ハードウェアキー受付部52と、表示制御部54と、表示部56とを含む。
ハードウェアキー受付部52は、図1のハードウェアキー20に対してなされたユーザによる操作を受け付ける。ハードウェアキー受付部52は、受付元のハードウェアキー20を判定し、そのハードウェアキー20が操作された旨を表示制御部54に伝える。ここで、複数のハードウェアキー20のそれぞれには、電源ON/OFF機能や、ソフトウェア入力モードを実行する機能や、カメラシャッタ機能などが割り当てられているものとする。
表示制御部54は、ポインティング表示処理部58と、解析部60と、ソフトウェアキー表示処理部62と、領域設定部64と、機能処理部66とを含む。
解析部60は、ハードウェアキー受付部52から伝えられた情報をもとに、いずれのハードウェアキー20が操作されたかを解析する。ここで、ソフトウェア入力モードを実行する機能に対応するハードウェアキー20以外のハードウェアキー20、たとえば、電源のON/OFF制御機能や、カメラのシャッタ機能などの機能が割り当てられたハードウェアキー20が操作されたことを検知した場合、解析部60は、そのハードウェアキー20に対応する機能を実施する旨を機能処理部66に指示する。機能処理部66は、解析部60からの指示にしたがって、操作されたハードウェアキー20に対応する機能を実施する。
ここで、ソフトウェア入力モードを実行する機能に対応するハードウェアキー20が操作されたことを検知した場合、解析部60は、領域設定部64に対して、ソフトウェアキー36をディスプレイ画面30に表示するための領域の設定を指示する。領域設定部64は、解析部60からの指示を受けて、図2の第1ソフトウェアキー表示欄34a、第2ソフトウェアキー表示欄34bのように、領域を設定する。具体的には、領域設定部64は、ポインティングデバイス10の個数だけ、領域を区画する。区画される領域の座標は予め登録されていてもよいし、外部から設定されてもよい。
つぎに、解析部60は、ソフトウェアキー表示処理部62に対して、ソフトウェアキーの表示を指示する。ソフトウェアキー表示処理部62は、図2に図示するように、QWERTY配列に含まれる文字情報にそれぞれ対応付けられた複数のソフトウェアキー36を表示する。この場合、ソフトウェアキー表示処理部62は、領域設定部64にて設定された第1ソフトウェアキー表示欄34aと第2ソフトウェアキー表示欄34bとにそれぞれ割り当てられた複数のソフトウェアキー36を表示する。
その際、ソフトウェアキー表示処理部62は、それぞれのソフトウェアキー36に対応づけられた文字情報が1つのソフトウェアキー表示欄34内において重複しないように、図2に示されるように、ソフトウェアキー36を表示する。また、ソフトウェアキー表示処理部62は、領域ごとに、ポインタ38を表示する。つぎに、ソフトウェアキー表示処理部62は、ポインティング表示処理部58に対して、ソフトウェアキー36とポインタ38の表示処理が完了した旨を通知し、ソフトウェアキー受付部50で受け付けた操作内容にしたがった操作を実行させる。
ソフトウェアキー受付部50は、第1ソフトウェアキー受付部50a〜第Nソフトウェアキー受付部50cを含む。Nは、ポインティングデバイス10の個数を示す。図1に示す携帯端末100の場合、Nは2となる。ここでは、第1ポインティングデバイス10aに対する操作は、第1ソフトウェアキー受付部50aにより受け付けられる。また、第2ポインティングデバイス10bに対する操作は、第1ポインティングデバイス10aに対する操作とは独立に、第2ソフトウェアキー受付部50bにより受け付けられる。受け付ける操作は、ポインティングデバイス10を指でなぞった距離、時間や、押圧されたことを示す情報などである。
ソフトウェアキー受付部50は、それぞれ独立に受け付けた操作内容をポインタ情報に変換して、ポインティング表示処理部58に伝える。ポインタ情報は、ポインティングデバイス10をなぞった距離、時間をポインタ38の移動量に変換された値や、押圧された時間や回数を示す値などである。なお、操作内容をポインタ情報に変換するためのアルゴリズムは、公知の技術により実施可能であるため、ここでは説明を省略する。
ポインティング表示処理部58は、ソフトウェアキー表示処理部62からのソフトウェアキー等の表示完了通知を契機として、領域設定部64により設定されたソフトウェアキー表示欄34とポインティングデバイス10とを対応づける。これにより、ポインティングデバイス10は、ソフトウェアキー受付部50を介して、対応づけられたソフトウェアキー表示欄34内において表示されたソフトウェアキー36のみを操作することができる。ここでは、第1ポインティングデバイス10aは第1ソフトウェアキー表示欄34aと対応づけられ、また、第2ポインティングデバイス10bは第2ソフトウェアキー表示欄34bと対応づけられる。このように1つのポインティングデバイス10あたりの操作範囲を限定させることによって、移動操作のスピードを向上させる。また、複数のポインティングデバイス10により、それぞれのソフトウェアキー表示欄34に表示されたソフトウェアキー36を独立に選択させることにより、入力操作のスピードを向上できる。
また、ポインティング表示処理部58は、ソフトウェアキー受付部50ごとに、受け付けた操作内容を、対応するソフトウェアキー表示欄34に反映させる。具体的には、伝えられたポインタ38の移動量に相当するポインタ情報を座標値に変換し、表示部56に対して、ディスプレイ画面30に表示されたポインタ38をその座標値まで移動するように指示する。表示部56は、ポインティング表示処理部58からの指示にしたがって、表示処理を実行する。
また、ポインティング表示処理部58は、ポインティングデバイス10が押圧されたことを示す情報が伝えられた場合、ポインタ38の位置する座標とソフトウェアキー36が表示されている座標とを比較する。ここで、ポインタ38が、あるソフトウェアキー36が表示されている座標の近傍に位置する場合、ポインティング表示処理部58は、そのソフトウェアキー36が選択されたと判定する。さらに、ポインティング表示処理部58は、表示部56に対して、判定したソフトウェアキー36に対応付けられている文字情報を図2の確定文字表示欄32に表示する旨を指示する。
以上の態様によると、複数のポインティングデバイス10を用いて、ソフトウェアキー表示欄34ごとに表示されたそれぞれのソフトウェアキー36をそれぞれ独立に選択することによって、効率的に入力操作を実施できる。また、2つのポインティングデバイス10を設け、両手により、それぞれのポインティングデバイス10を操作することによって、効率的に入力操作を実施することができる。また、使用頻度の高い変換処理、バックスペース処理、スペース文字の入力などの機能をハードウェアキーとして割り当てておくことによって、より効率的に入力操作を実施できる。この場合、領域ごとに表示対象を区別して割り当てることによって、ポインティングデバイス10の操作範囲を限定でき、効率的な入力操作が可能となる。
上述したこれらの構成は、ハードウエア的には、任意のコンピュータのCPU、メモリ、その他のLSIで実現でき、ソフトウエア的にはメモリにロードされたプログラムなどによって実現されるが、ここではそれらの連携によって実現される機能ブロックを描いている。したがって、これらの機能ブロックがハードウエアのみ、ソフトウエアのみ、またはそれらの組合せによっていろいろな形で実現できることは、当業者には理解されるところである。
つぎに、本発明の実施形態の変形例を示す。なお、以下に示す変形例において、前述した実施形態と同様の構成については、同一の符号を付して、説明を簡略化する。
(携帯端末100の構成の変形例)
まず、図1の携帯端末100の構成の変形例を示す。図4は、図1の携帯端末100の構成例の第1の変形例を示す図である。図4にかかる携帯端末100は、6個のポインティングデバイス10と、2個のハードウェアキー20と、ディスプレイ画面30とを含む。このように、ポインティングデバイス10の個数を増やすことによって、領域あたりのソフトウェアキー36の個数を減少できる。そのため、ポインティングデバイス10の操作範囲を限定でき、より素早い入力操作が可能となる。なお、本変形例に好適なディスプレイ画面30の表示例については、後述する。
まず、図1の携帯端末100の構成の変形例を示す。図4は、図1の携帯端末100の構成例の第1の変形例を示す図である。図4にかかる携帯端末100は、6個のポインティングデバイス10と、2個のハードウェアキー20と、ディスプレイ画面30とを含む。このように、ポインティングデバイス10の個数を増やすことによって、領域あたりのソフトウェアキー36の個数を減少できる。そのため、ポインティングデバイス10の操作範囲を限定でき、より素早い入力操作が可能となる。なお、本変形例に好適なディスプレイ画面30の表示例については、後述する。
つぎに、携帯端末100の構成の第2の変形例を示す。図5は、図1の携帯端末100の構成例の第2の変形例を示す図である。図5にかかる携帯端末100は、第1筐体110aと、第2筐体110bを含む。第1筐体110aと第2筐体110bとは、境界において折りたたまれるように構成されてもよいし、また、第2筐体110bに重なって一体となるように、第1筐体110aがスライドして収納されるように構成されてもよい。ここで、第1筐体110aには、ディスプレイ画面30が配置され、第2筐体110bには、ポインティングデバイス10とハードウェアキー20とが配置される。このように、2つの筐体を設け、ディスプレイ画面30とキーとを別々の筐体に配置することによって、ディスプレイ画面30を大型化できる。
つぎに、携帯端末100の構成の第3の変形例を示す。図6は、図1の携帯端末100の構成例の第3の変形例を示す図である。図6にかかる携帯端末100は、2つのポインティングデバイス10と、4つのハードウェアキー20と、ディスプレイ画面30とを含む。ここで、第1ハードウェアキー20aと第3ハードウェアキー20cとは、ディスプレイ画面30と同じ面に配置される。一方、第2ハードウェアキー20bと第4ハードウェアキー20dとは、第1ハードウェアキー20aと第3ハードウェアキー20cが配置される面と垂直な面に配置される。
このように配置することによって、第1ハードウェアキー20aと第3ハードウェアキー20cは親指により操作できる。さらに、第2ハードウェアキー20bと第4ハードウェアキー20dは人差し指により操作ができる。このように、親指と人差し指とでそれぞれ独立して操作できるため、入力操作が容易となり、入力速度を向上できる。また、人差し指を携帯端末100の上方に添えることによって、ユーザは、携帯端末100を安定して把持することができ、入力操作がさらに容易となる。
つぎに、携帯端末100の構成の第4の変形例を示す。図7は、図1の携帯端末100の構成例の第4の変形例を示す図である。図7にかかる携帯端末100は、第1筐体110aと第2筐体110bとを含む。第1筐体110aには、ディスプレイ画面30と第3ハードウェアキー20cと第4ハードウェアキー20dとが配置される。第2筐体110bには、2個のポインティングデバイス10と、第1ハードウェアキー20aと第2ハードウェアキー20bとが配置される。
図示するごとく、第3ハードウェアキー20cと第4ハードウェアキー20dは、ディスプレイ画面30が配置される面と垂直な面に配置される。ディスプレイ画面30が配置される面と垂直な面でなく、ディスプレイ画面30が配置される面の縁に配置されてもよい。以上のように、ハードウェアキー20が配置されることによって、入力操作が容易となり、入力速度を向上できる。また、片手での操作が可能となる。また、2つの筐体110のそれぞれに分散してハードウェアキー20を配置することによって、ディスプレイ画面30を大型化できる。
(ポインティングデバイス10の変形例)
つぎに、図1のポインティングデバイス10の変形例を示す。図8は、図1のポインティングデバイス10の第1の変形例を示す図である。図8にかかるポインティングデバイス10は、方向キー12と決定キー14とを含む。方向キー12は、図示するように、8つの三角矢印18で示される部分のいずれかを押し下げることによって、押し下げた方向にポインタ38を移動させることができるキーである。決定キー14は、ディスプレイ画面30に表示されたソフトウェアキー36とポインタ38とが重なった状態において押し下げられることにより、そのソフトウェアキー36が選択され、対応する文字情報が表示される。このように、ポインタ38の移動と決定に関する機能をそれぞれ別々のキーに割り当てることによって、図3のソフトウェアキー受付部50において、双方の区別が容易となるため、制御が容易となる。
つぎに、図1のポインティングデバイス10の変形例を示す。図8は、図1のポインティングデバイス10の第1の変形例を示す図である。図8にかかるポインティングデバイス10は、方向キー12と決定キー14とを含む。方向キー12は、図示するように、8つの三角矢印18で示される部分のいずれかを押し下げることによって、押し下げた方向にポインタ38を移動させることができるキーである。決定キー14は、ディスプレイ画面30に表示されたソフトウェアキー36とポインタ38とが重なった状態において押し下げられることにより、そのソフトウェアキー36が選択され、対応する文字情報が表示される。このように、ポインタ38の移動と決定に関する機能をそれぞれ別々のキーに割り当てることによって、図3のソフトウェアキー受付部50において、双方の区別が容易となるため、制御が容易となる。
つぎに、ポインティングデバイス10の第2の変形例を示す。図9は、図1のポインティングデバイス10の第2の変形例を示す図である。図9にかかるポインティングデバイス10は、決定キー14と回転キー16とを含む。回転キー16は、回転させることによって、ディスプレイ画面30に表示されたポインタ38を移動させることができる。回転キー16は、時計回り、反時計回りのいずれの方向にも回転可能なように設計される。また、回転キー16は、図8に示した方向キー12の機能を兼ね備えてもよい。この場合、回転キー16は、回転させることによってポインタ38を移動させることもできるし、いずれかの方向に押し下げることによって、移動させることもできる。このようにポインティングデバイス10を設計することによって、ポインタ38の移動操作がより容易となり、ユーザに快適な入力環境を提供できる。
つぎに、ポインティングデバイス10の第3の変形例を示す。図10(a)〜(b)は、図1のポインティングデバイス10の第3の変形例を示す図である。図10(a)は、図1のポインティングデバイス10の第3の変形例の正面図である。図10(b)は、図1のポインティングデバイス10の第3の変形例の側面図である。図10にかかるポインティングデバイス10は、回転キー16である。この回転キー16は、図10(b)に示される回転方向70に、指で回転させることによって、ディスプレイ画面30に表示されたポインタ38を移動させることができる。また、回転キー16は、図10(b)に示される押圧方向72に、押し下げられることによって、決定処理を実行する。このようにポインティングデバイス10を設計することによって、ポインタ38の移動操作がより容易となり、ユーザに快適な入力環境を提供できる。
(ディスプレイ画面30の表示例の変形例)
つぎに、図2のディスプレイ画面30の表示例の変形例を示す。図11は、図2のディスプレイ画面30の表示例の第1の変形例を示す図である。図示するごとく、「Y」、「H」、「N」、「T」、「G」、「B」のそれぞれの文字情報に対応付けられたソフトウェアキー36は、ソフトウェアキー表示処理部62により、第1ソフトウェアキー表示欄34aと第2ソフトウェアキー表示欄34bの双方に重複して配置される。このように重複して配置することによって、双方のポインティングデバイス10による入力操作が可能となり、入力操作の自由度を向上できる。
つぎに、図2のディスプレイ画面30の表示例の変形例を示す。図11は、図2のディスプレイ画面30の表示例の第1の変形例を示す図である。図示するごとく、「Y」、「H」、「N」、「T」、「G」、「B」のそれぞれの文字情報に対応付けられたソフトウェアキー36は、ソフトウェアキー表示処理部62により、第1ソフトウェアキー表示欄34aと第2ソフトウェアキー表示欄34bの双方に重複して配置される。このように重複して配置することによって、双方のポインティングデバイス10による入力操作が可能となり、入力操作の自由度を向上できる。
QWERTY配列に対するブラインドタッチを習得しているユーザであっても、QWERTY配列の真ん中付近に位置する「Y」、「H」、「N」、「T」、「G」、「B」について、左右いずれの手で操作するかは、それぞれのユーザのタイピングの癖によるところが大きい。したがって、図11のように、QWERTY配列の真ん中付近に位置する「Y」、「H」、「N」、「T」、「G」、「B」のそれぞれの文字情報に対応するソフトウェアキー36を双方のソフトウェアキー表示欄34に重複して配置することによって、ユーザの癖によらない入力環境を実現できることとなる。なお、ソフトウェアキー表示欄34の領域の大きさをより小さくして、ポインティングデバイス10の操作領域を縮小させるために、「Y」、「H」、「N」、「T」、「G」、「B」ではなく、より癖に影響されやすい文字情報、たとえば、「Y」、「T」、「B」のみを重複対象としてもよい。
つぎに、ディスプレイ画面30の表示例の第2の変形例を示す。図12は、図2のディスプレイ画面30の表示例の第2の変形例を示す図である。図示するごとく、ソフトウェアキー表示欄34は、図3の領域設定部64により、6つの領域に分割される。この変形例においては、図4に示されるように、6つのポインティングデバイス10が配備され、それぞれの領域に対応付けられていることが望ましい。6つの領域は、第1ソフトウェアキー表示欄34a〜第6ソフトウェアキー表示欄34fに示される。
第1ソフトウェアキー表示欄34a〜第6ソフトウェアキー表示欄34fは、それぞれ、図4の第1ポインティングデバイス10a〜第6ポインティングデバイス10fが対応付けられる。また、第1ソフトウェアキー表示欄34a〜第6ソフトウェアキー表示欄34fには、図3のソフトウェアキー表示処理部62により、ソフトウェアキー36と、第1ポインタ38a〜第6ポインタ38fのいずれかが表示される。図12に図示するごとく、3行2列に設定されたソフトウェアキー表示欄34には、同様に3行2列に分割されたQWERTY配列に含まれる6つのアルファベット群がそれぞれ表示される。
このように領域を設定することによって、1つのポインティングデバイス10におけるポインタ38の移動範囲を限定し、より高速な入力を可能とすることができる。また、QWERTY配列を3行2列に分割してアルファベットを配置するとともに、それぞれの行、列に対応するようにポインティングデバイス10を配備することによって、より直感的な入力操作が可能となる。
つぎに、ディスプレイ画面30の表示例の第3の変形例を示す。図13は、図2のディスプレイ画面30の表示例の第3の変形例を示す図である。図示するごとく、ソフトウェアキー表示欄34には、図3の領域設定部64により、2つの4分円状のソフトウェアキー36が表示される。この変形例においては、図9や図10に示される回転キー16が2つ配備されることが望ましい。回転キー16を回転させることによって、対応するソフトウェアキー36が回転し、表示させるべき文字情報がソフトウェアキー36として表示される。ここで、この変形例におけるポインタ38は、常に一定の位置に存在する。ポインタ38と重なったソフトウェアキー36は、図示するごとく、強調処理されて表示されることとなる。このようにソフトウェアキー36を表示することによって、図9や図10に示される回転キー16をより効果的に使用させることができる。
つぎに、ディスプレイ画面30の表示例の第4の変形例を示す。図14は、図2のディスプレイ画面30の表示例の第4の変形例を示す図である。図示するごとく、図14にかかるディスプレイ画面30には、2つのスクロールバーが表示される。図14においては、2つのスクロールバーを第1ポインタ38aと第2ポインタ38bとして表示している。第1ポインタ38aと第2ポインタ38bは、それぞれ対応するポインティングデバイス10を操作することによって移動し、移動に応じて画面がスクロールする。このような態様とすることによって、横方向のスクロールと縦方向のスクロールを同時に実行できるため、新聞などのように、比較的大きな面積を要するホームページや、ページ領域の大きなPDF(Portable Document Format)ファイルであっても、快適に閲覧することができる。
以上、本発明を実施形態をもとに説明した。この実施形態は例示であり、それらの各構成要素や各処理プロセスの組合せにいろいろな変形例が可能なこと、またそうした変形例も本発明の範囲にあることは当業者に理解されるところである。
本発明の実施形態、および、その変形例において、QWERTY配列に基づいた文字列をソフトウェアキー36に対応付けて表示するとして説明した。しかしながらこれにかぎらずたとえば、ドイツ語圏、チェコ語圏で用いられるQWERTZ配列や、フランス語圏で用いられるAZERTY(ASERTY)配列、あるいは、仮名文字を含むJIS配列に基づく文字列がソフトウェアキー36に対応づけられていてもよい。
また、領域設定部64により、携帯端末100のディスプレイ画面30を複数の領域に分割するとともに、ソフトウェアキー表示処理部62により、それぞれの領域にタイピングしやすいように文字配列を分類して表示させてもよい。また、文字配列の分類は、ユーザにより指定されるように携帯端末100が構成されていてもよいし、携帯端末100に備えられたタイピング傾向学習ユニットが、ユーザのタイピングの癖を学習することによって、文字配列をそれぞれの領域に分類して、ソフトウェアキーを表示してもよい。このような態様により、より快適な入力環境をユーザに提供することができる。また、前述した実施形態と同様の効果を得られることは言うまでもない。
本発明によれば、効率的な入力操作環境を実現できる。
Claims (10)
- 所定の入力文字種に含まれる複数の文字情報のそれぞれに対応付けられた複数のソフトウェアキーを表示するための表示領域を複数設定する領域設定部と、
前記領域設定部によって設定された複数の表示領域のそれぞれに割り当てられた2以上のソフトウェアキーを、対応する表示領域に表示するソフトウェアキー表示部と、
前記ソフトウェアキー表示部によって表示されたソフトウェアキーを表示領域ごとにそれぞれ独立に選択可能な複数のポインティングデバイスと、
前記ポインティングデバイスによって選択されたソフトウェアキーに対応する文字情報を表示する文字情報表示部と、
を備えることを特徴とする携帯端末装置。 - 前記複数のポインティングデバイスは、左手用ポインティングデバイスと、右手用ポインティングデバイスとを含み、当該携帯端末装置の画面に向かって左右一対となるように配置されることを特徴とする請求項1に記載の携帯端末装置。
- 前記領域設定部によって設定された複数の表示領域は、前記複数のポインティングデバイスのそれぞれに対応付けられており、
前記ポインティングデバイスは、対応づけられた表示領域内において表示されたポインタを移動することによって、表示領域ごとに規定されたソフトウェアキーを選択することを特徴とする請求項1または2に記載の携帯端末装置。 - 前記所定の入力文字種に含まれるすべての文字情報は、前記ソフトウェアキー表示部に表示される複数のソフトウェアキーのいずれかのソフトウェアキーに対応付けられていることを特徴とする請求項1から3のいずれかに記載の携帯端末装置。
- 前記所定の入力文字種に含まれる複数の文字情報のうちのいずれかの文字情報は、2つ以上の表示領域に表示されるように、複数のソフトウェアキーに重複して対応付けられることを特徴とする請求項1から3のいずれかに記載の携帯端末装置。
- 前記所定の入力文字種は、アルファベットであり、
前記複数のポインティングデバイスは、左手用ポインティングデバイスと、右手用ポインティングデバイスとを含み、
前記領域設定部は、前記左手用ポインティングデバイスと、前記右手用ポインティングデバイスのそれぞれに対応づけて、2つの表示領域を設定し、
前記ソフトウェアキー表示部は、前記左手用ポインティングデバイスに対応する表示領域において、アルファベットの配列を表現するQWERTY配列のうち、少なくとも「Q」、「W」、「E」、「R」、「A」、「S」、「D」、「F」、「Z」、「X」、「C」、「V」のそれぞれの文字情報に対応するソフトウェアキーを表示する一方、前記右手用ポインティングデバイスに対応する表示領域において、QWERTY配列のうち、少なくとも「U」、「I」、「O」、「P」、「J」、「K」、「L」、「M」のそれぞれの文字情報に対応するソフトウェアキーを表示することを特徴とする請求項1から5のいずれかに記載の携帯端末装置。 - 前記ソフトウェアキー表示部は、前記左手用ポインティングデバイスに対応する表示領域と前記右手用ポインティングデバイスに対応する表示領域の双方の表示領域に、QWERTY配列に含まれる複数の文字情報のうち、少なくとも「Y」、「T」、「B」のそれぞれの文字情報に対応するソフトウェアキーを重複して表示することを特徴とする請求項6に記載の携帯端末装置。
- 変換処理、バックスペース処理、スペース文字のいずれかを入力する機能を有するハードウェアキーをさらに備えることを特徴とする請求項1から7のいずれかに記載の携帯端末装置。
- 前記ハードウェアキーは、前記ソフトウェアキーを操作する指と異なる指で操作されるように配置されることを特徴とする請求項8に記載の携帯端末装置。
- 所定の入力文字種に含まれる文字情報にそれぞれ対応付けられた複数のソフトウェアキーを文字配列に応じて2つの表示領域にそれぞれ表示するソフトウェアキー表示部と、
前記ソフトウェアキー表示部によって表示されたソフトウェアキーを表示領域ごとにそれぞれ独立に選択する2つのポインティングデバイスと、
前記ポインティングデバイスによって選択されたソフトウェアキーに対応する文字情報を表示する文字情報表示部と、
を備えることを特徴とする入力装置。
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