JPWO2007055206A1 - 通信装置、通信方法、通信システム、プログラム、および、コンピュータ読み取り可能な記録媒体 - Google Patents

通信装置、通信方法、通信システム、プログラム、および、コンピュータ読み取り可能な記録媒体 Download PDF

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Abstract

ビデオコミュニケーション装置(1)として実現された本発明の通信装置は、他の通信装置との通信接続を確立するコミュニケーション制御部(2)と、コンテンツデータを外部から取得するコンテンツ受信部(6)と、コンテンツ受信部(6)がコンテンツデータを取得したときに接続が確立されている上記他の通信装置があれば、当該他の通信装置を、取得したコンテンツデータを送信すべき通信装置であると特定するコンテンツ送信部(8)とを備えているので、外部から取得したコンテンツデータを、通信接続が確立された通信相手装置と容易に共有できる。これにより、外部から取得したコンテンツデータを容易に通信相手装置に送信できる、すなわち、外部から取得したコンテンツデータを容易に共有できる通信装置を実現する。

Description

本発明は、外部から取得したコンテンツデータを容易に共有できる通信装置、通信方法、通信システムに関するものであり、特に、テレビ会議などにおける通話を実現させるための通信を行いながら、通信相手装置とコンテンツを共有できる通信装置、通信方法、通信システムに関する。
近年、インターネットが急速に世界的に普及し、インターネットを利用したコミュニケーションシステムが注目を集めている。テキストを送受信してメッセージを交換するインスタントメッセージシステム、VoIP(Voice Over IP)によって音声データを交換するインターネット電話、さらには、音声データに加えて映像データの交換も行うテレビ会議システムやインターネットテレビ電話など種々のコミュニケーションシステムが提案されている。これらVoIP技術を用いたテレビ電話などのコミュニケーションシステムにおいては、ITU‐T勧告H.323、IETF標準技術のSIP(Session Initiation Protocol)、あるいは、RTP(Real−Time Transport Protocol)などのプロトコルが用いられている。
インターネット技術を利用したこれらのコミュニケーションシステムにおいては、電話などの従来の通信手段とは異なり、他のインターネット技術と組み合わせた複合機能を実現することが容易である。例えば、コミュニケーションシステムの端末として機能する通信装置間でコンテンツデータを共有し、通話や会議に参加しているユーザが共有されたコンテンツを同時に閲覧、視聴することを可能にすることなどが考えられる。
コミュニケーションシステムにおいて、コンテンツデータの共有を行う場合、共有を提案するユーザ(以下、マスターユーザと呼ぶ)が共有したいコンテンツを指定し、それを受けるユーザ(以下、スレーブユーザと呼ぶ)に対し、コンテンツデータ、もしくはコンテンツデータを取得するための情報を通知することによって、コンテンツの共有を開始する。
共有されるコンテンツデータとしては、ウェブコンテンツなどのインターネットから誰もが取得可能な公開されたコンテンツがある。また、デジタルカメラ、デジタルビデオカメラ、携帯電話などにより得られた個人が所有するコンテンツが共有される場合も考えられる。
インターネット上のコンテンツを共有する場合、マスターユーザ側の通信装置とスレーブユーザ側の通信装置とがそれぞれコンテンツデータのURLを共有し、双方の装置がこのURLに基づいてデータをダウンロードすることによりコンテンツの共有が実現できる。
このような、コンテンツ共有を実現する方法として、例えば特許文献1に記載の共有方法が知られている。特許文献1に記載の方法においては、マスター側の携帯電話がウェブサーバ上のコンテンツデータを取得するとともに、当該コンテンツデータのURLをネットワーク上の制御装置を介してスレーブ側の携帯電話に送信する。そして、スレーブ側の携帯電話は、受信したURLに基づいてコンテンツデータを取得する。これにより、マスター側およびスレーブ側の双方の携帯電話で当該コンテンツデータを取得して表示することが可能になっている。
一方、個人所有のコンテンツを共有する共有システムとしては、例えば、特許文献2に記載の共有システムが知られている。特許文献2に記載のコンテンツ共有システムにおいては、マスター端末が、DVD等の記録媒体に記録されたコンテンツデータを、当該マスター端末が備えているディスクドライブ等の再生手段で再生すると同時に、スレーブ端末に配信する。これにより、マスター端末とスレーブ端末との間でコンテンツの共有が実現されている。
日本国公開特許公報「特開2005−210236号公報(公開日:2005年8月4日)」 日本国公開特許公報「特開2005−229522号公報(公開日:2005年8月25日)」
コミュニケーションシステムを利用した通信において、ユーザが通信中に共有しようと欲するコンテンツデータは、必ずしも当該コミュニケーションシステムの端末として機能する通信装置に記憶されているとは限らない。例えば、テレビ会議システムを利用した通話中に、手元の携帯電話に記憶された静止画データ、机上のノート型パソコンの中に記憶された動画データ、あるいは、SDメモリカードに記録された音声データなど、テレビ会議システムの端末装置として機能する通信装置の外部にあるコンテンツデータをテレビ会議の相手と共有したい場合などが考えられる。
このように、通信装置の外部にあるコンテンツデータを通話相手装置と共有する場合、従来の装置においては、共有するコンテンツデータを指定するために、また、共有相手となる通信装置を指定するために、ユーザは多段階に渡る操作を強いられるという問題があった。
上記問題についてさらに具体的に説明すれば、以下の通りである。
特許文献1に記載のコンテンツデータの共有方法においては、公開されたウェブサーバ上に保持されたコンテンツデータが共有される。従って、この共有方法により外部装置に保持されたコンテンツデータを共有する場合、ユーザは、少なくとも、外部装置からウェブサーバ上にコンテンツデータを移動するという操作を強いられる。また、この場合、共有したいコンテンツデータが悪意の第三者により容易に閲覧されるという問題も発生する。
また、特許文献2に記載の共有システムにおいては、マスター端末はDVDなどの記憶媒体に記録されたコンテンツデータを読み出してスレーブ端末に対して送信する。従って、この共有システムによって、携帯電話など外部装置が保持するコンテンツデータを共有する場合、はじめに外部装置からコンテンツデータを記憶媒体にコピーし、次に記憶媒体をディスクドライブ等の再生装置に移動し、さらにマスター端末装置においてこの記憶媒体に記憶されたデータの中から共有したコンテンツデータを指定するという、多段階に渡る操作が必要になる。
また、IP電話などの通信装置に、指定された外部装置から、指定されたコンテンツデータを取得する構成を付加したとしても、少なくとも、ユーザは当該通信装置に対して、外部装置を指定するための操作と、外部装置に記憶された複数のデータの中から共有したいコンテンツデータを指定する操作とを行う必要がある。ユーザは、これに加えて、さらに共有相手となる通信装置を指定するための操作も行う必要がある。さらに、電話会議などパーティラインと呼ばれる通話形態においては、会話中の複数の相手のうちの誰とコンテンツデータを共有するかを指定することも必要になる。このように、コンテンツデータの共有を開始するためにIP電話に施す必要がある操作が複雑なため、通話中にスムーズにコンテンツデータの共有を開始することが困難になるという問題を生じる。
本発明は、上記の問題点に鑑みてなされたものであり、その目的は、外部から取得したコンテンツデータを容易に通信相手装置に送信できる、すなわち、外部から取得したコンテンツデータを容易に共有できる通信装置を実現することである。
本発明係る通信装置は、上記課題を解決するために、他の通信装置との通信接続を確立する通信接続確立手段と、コンテンツデータを外部から取得するコンテンツデータ取得手段と、上記コンテンツデータ取得手段がコンテンツデータを取得したときに接続が確立されている上記他の通信装置があれば、当該他の通信装置を、取得したコンテンツデータを送信すべき通信装置であると特定するコンテンツデータ送信手段とを備えたことを特徴としている。
上記構成によれば、上記コンテンツデータ取得手段がコンテンツデータを取得したとき、上記他の通信装置(通信相手装置)と接続が確立していれば、上記コンテンツデータ送信手段は、通信相手装置を上記コンテンツデータを送信するべき装置であると特定する。すなわち、上記構成によれば、上記送信送信手段は、取得したコンテンツデータを送信するべき装置を、ユーザによる操作を介在させずに、通信接続確立手段が通信接続を確立している通信相手装置に特定することができる。
従って、上記構成によれば、上記接続確立手段により接続が確立されている通信相手装置があれば、取得したコンテンツデータを通信相手装置に送信するために、通信相手装置を指定するための操作をユーザは行う必要がない。すなわち、上記構成によれば、容易にコンテンツデータを通信相手装置と共有することが可能になるという効果を奏する。
本発明に係る通信装置においては、上記コンテンツデータの送信開始を要求する送信開始要求を上記他の通信装置に送信する送信開始要求送信手段と、上記送信開始要求を受信した上記他の通信装置から送信された、上記送信開始要求に対する応答を受信する応答受信手段とをさらに備え、上記コンテンツデータ送信手段は、上記応答受信手段が受信した上記応答が上記送信開始要求を許諾するものであるとき、上記コンテンツデータを上記他の通信装置に送信する、ことが好ましい。
上記構成によれば、上記コンテンツデータが通信相手装置に送信されるのは、上記送信開始要求送信手段が送信した送信開始要求に対し、通信相手装置が上記送信開始要求を許諾することを応答し、上記応答受信手段がこの応答を受信した場合に限定される。
従って、上記構成によれば、通信相手装置は、上記コンテンツデータを受信することが適当でない場合、上記コンテンツデータの受信を拒否することができる。すなわち、当該通信装置は、通信相手装置において受信することが適当でないと判断されるコンテンツデータを、通信相手装置に送信することを避けることができる。ここで、上記コンテンツデータを受信することが適当でない場合には、通信相手装置が上記コンテンツデータの再生に対応していない場合、あるいは、通信相手装置のユーザが上記コンテンツデータの共有を望まない場合などが含まれる。
従って、上記構成によれば、通信相手装置において受信することが適当であると判断されたコンテンツデータだけを、通信相手装置と共有することが可能になるという更なる効果を奏する。
本発明に係る通信装置においては、上記コンテンツデータの送信開始を要求する送信開始要求を上記他の通信装置に送信する送信開始要求送信手段と、上記送信開始要求を受信した上記他の通信装置から送信された、上記送信開始要求に対する応答を受信する応答受信手段とを更に備え、上記コンテンツデータ送信手段は、上記応答受信手段が受信した上記応答が特定の通信装置に対して上記コンテンツデータを送信することを要求するものであるとき、上記特定の通信装置を、取得したコンテンツデータを送信すべき通信装置であると特定することが好ましい。
上記構成によれば、上記コンテンツデータの送信先は、上記送信開始要求に対する通信相手装置からの応答において特定された通信装置に特定される。従って、通信相手装置は、上記コンテンツデータを別の通信装置で受信することを望む場合、上記コンテンツデータを別の通信装置に送信するよう当該通信装置に対して指定することができる。すなわち、当該通信装置は、コンテンツデータの送信先を、通信相手装置が望む通信装置に特定することができる。
従って、上記構成によれば、当該通信装置のユーザは、コンテンツデータの送信先を指定する操作を行うことなく、通信相手装置が望む通信装置に対してコンテンツデータを送信することが可能になるという更なる効果を奏する。
本発明に係る通信装置においては、上記コンテンツデータ取得手段がコンテンツデータを取得した時点において、他の通信装置との通信接続が確立されていなければ、上記通信接続確立手段は、予め設定された特定の他の通信装置との通信接続を確立することが好ましい。
上記構成によれば、コンテンツデータ取得手段がコンテンツデータを取得した時点で、当該通信装置と上記他の通信装置との間に通信接続が確立されていない場合でも、上記通信接続確立手段の作用により、予め設定された特定の通信相手装置との通信接続が確立される。
従って、コンテンツデータ取得時に通信相手装置との通信接続が確立されていない場合でも、当該通信装置において通信相手装置を予め設定しておけば、当該通信装置に外部からコンテンツデータを取得させるだけで、当該通信装置に対して他に操作を施すことなく、予め設定された通信相手装置に対してコンテンツデータを送信することが可能になるという更なる効果を奏する。
本発明に係る通信装置においては、上記コンテンツデータ送信手段は、上記コンテンツデータ取得手段が予め指定された特定のインターフェースを介して上記コンテンツデータを受信したときのみ、上記コンテンツデータを上記他の通信装置に送信することが好ましい。
上記構成によれば、上記コンテンツデータ送信手段の作用により、予め指定された特定のインターフェースを介して取得されたコンテンツデータのみが通信相手装置に送信される。すなわち、当該通信装置にコンテンツデータ取得させ、当該通信装置を介して相手装置にコンテンツデータを送信できる外部装置は、予め指定された特定のインターフェースを介して当該通信装置にコンテンツデータを取得させる外部装置に制限される。
従って、当該通信装置を介して相手装置にコンテンツデータを送信することが想定される外部装置のインターフェースを当該通信装置において予め指定しておけば、想定外の外部装置から送信されたコンテンツデータが、予期せず通信相手装置に送信されてしまうことを防止することが可能になるという更なる効果を奏する。
なお、上記インターフェースには、少なくとも、外部装置が送信した上記コンテンツデータを受信するための通信デバイス、および、上記コンテンツデータを記憶した記憶媒体からデータを読み出すための再生デバイスが含まれる。また、インターフェースの指定には、受信ポートの指定、あるいは、プロトコルの指定が含まれる。
本発明に係る通信装置においては、上記コンテンツデータ取得手段が取得した上記コンテンツデータの種類が予め指定された特定の種類に一致するか判定するコンテンツデータ判定手段を更に備えており、上記コンテンツデータ送信手段は、上記コンテンツデータ判定手段によって、上記コンテンツデータの種類が予め指定された特定の種類に一致すると判定されたとき、上記コンテンツデータを上記他の通信装置に送信することが好ましい。
上記構成によれば、上記コンテンツデータ判定手段、および、上記コンテンツデータ送信手段の作用により、通信相手装置に送信できるコンテンツデータは、予め指定された特定の種類のコンテンツデータに制限される。従って、通信相手装置に送信することが想定されるコンテンツデータの種類を当該通信装置において予め指定しておけば、想定外のコンテンツデータが、予期せず通信相手装置に送信されてしまうことを防止することができるという更なる効果を奏する。
本発明に係る通信装置においては、上記コンテンツデータ取得手段が取得したコンテンツデータを、当該通信装置から表示信号を送出可能なディスプレイに出力するコンテンツデータ出力手段を更に備え、上記コンテンツデータ出力手段は、上記コンテンツデータ送信手段が上記コンテンツデータの送信を開始すると同時に、上記コンテンツデータのディスプレイへの出力を開始することが好ましい。
上記構成によれば、上記コンテンツデータ送信手段、および、上記コンテンツデータ出力手段の作用により、上記コンテンツデータは、通信相手装置への送信が開始されるのと同時に、上記ディスプレイへの出力が開始される。従って、通信相手装置においても、上記コンテンツデータの受信を開始すると同時に、上記コンテンツデータのディスプレイへの出力を開始すれば、当該通信装置と通信相手装置とで、当該コンテンツデータのディスプレイへの出力開始を、同期させることができる。
従って、上記構成によれば、当該通信機器を利用するユーザと通信相手機器を利用するユーザとは、同時に共有されるコンテンツデータを閲覧できるという更なる効果を奏する。
本発明に係る通信装置においては、上記送信開始要求を受信した上記他の通信装置から送信された、上記コンテンツデータの取得を要求する取得要求を受信する取得要求受信手段を更に備え、上記コンテンツデータ送信手段は、上記取得要求受信手段が上記取得要求を受信したとき、上記コンテンツデータを上記他の通信装置に送信することが好ましい。
上記構成によれば、上記コンテンツデータが通信相手装置に送信されるのは、上記送信開始要求送信手段を受信した通信相手装置が上記取得要求を送信し、上記取得要求受信手段がこの取得要求を受信したときに限られる。
従って、上記構成によれば、通信相手装置は、上記コンテンツデータを受信することが必要なときに、上記コンテンツデータを受信することができる。すなわち、当該通信装置は、通信相手装置において上記コンテンツデータの受信が必要とされるときに、上記コンテンツデータを通信相手装置に送信することができる。ここで、通信相手装置において上記コンテンツデータの受信が必要とされるときには、通信相手装置のユーザが上記コンテンツデータの共有を希望したときが含まれる。
従って、上記構成によれば、通信相手装置においてコンテンツデータを受信することが必要であると判断されたときにのみ、上記コンテンツデータを通信相手装置と共有することが可能になるという更なる効果を奏する。
本発明に係る通信装置においては、上記応答を送信した通信装置と上記取得要求を送信した通信装置とが同一の通信装置であるかを判定する通信装置判定手段を更に備え、上記コンテンツデータ送信手段は、上記通信装置判定手段が上記応答を送信した通信装置と上記取得要求を送信した通信装置とが同一でないと判定した場合、コンテンツデータを送信しないことが好ましい。
上記構成によれば、上記送信開始要求に応答した通信相手装置とは異なる通信装置から取得要求を受信しても、上記送信手段は、この取得要求に応答してコンテンツデータを送信することはない。すなわち、上記構成によれば、上記送信開始要求に応答した通信装置とは異なる予期せぬ第三の通信装置が、上記コンテンツデータを取得することを防止することが可能になる。従って、上記構成によれば、予期せぬ第三者に上記コンテンツデータが漏洩する可能性を低減できるという更なる効果を奏する。
本発明に係る通信装置においては、上記送信開始要求は、上記取得要求受信手段が上記取得要求を受け付ける時間を指定する時間指定情報を含んでおり、上記取得要求受信手段は、上記時間指定情報で指定された特定の時間を除いては上記取得要求を受信しないことが好ましい。
上記構成によれば、上記取得要求受信手段は、上記特定の時間を除いては、上記取得要求を受信しない。従って、上記送信手段が、上記特定の時間外に、上記コンテンツデータを送信することはない。従って、予期せぬ第三の通信装置が、上記コンテンツデータを取得する可能性を低減させることができる。なおかつ、上記送信開始要求を取得した通信相手装置は、上記送信開始要求に含まれる時間指定情報を参照し、上記特定の時間内に上記コンテンツデータを取得することができる。
すなわち、上記構成によれば、上記送信開始要求を取得した通信相手装置によるコンテンツデータの取得を阻害することなく、予期せぬ第三者に上記コンテンツデータが漏洩する可能性を低減できるという更なる効果を奏する。
本発明に係る通信装置においては、上記コンテンツデータはストリーミングデータであり、上記コンテンツデータ送信手段は、上記コンテンツデータ取得手段が上記コンテンツデータの取得を開始した時点で、上記コンテンツデータのストリーミング送信を開始することが好ましい。
上記構成によれば、上記送信手段の作用により、当該通信装置が上記ストリーミングデータの取得を開始するタイミングと、通信相手装置が上記ストリーミングデータの受信を開始するタイミングとを、同期させることが可能になる。
従って、上記構成によれば、当該通信機器と通信相手機器とは、ストリーミングデータを同期して再生することが可能になるという更なる効果を奏する。
本発明に係る通信装置においては、上記コンテンツデータ送信手段は、上記通信接続確立手段が通信接続を確立した複数の他の通信装置のうち、特定の通信装置にのみ上記コンテンツデータを送信することが好ましい。
上記構成によれば、当該通信機器と接続を確立している上記複数の通信装置のうち、特定の通信装置にだけ、上記コンテンツデータを送信することが可能になる。
本発明に係る通信装置においては、上記特定の通信装置は、上記通信接続確立手段が通信接続を確立した複数の他の通信装置のうち、当該通信装置においてコンテンツデータの共有を許可された通信装置を列挙した共有許可通信装置リストに含まれる通信装置であることが好ましい。
上記構成によれば、当該通信機器と接続を確立している上記複数の通信装置のうち、上記共有許可通信装置リストに含まれる通信装置にだけ、上記コンテンツデータを送信することが可能になる。上記共有許可通信装置リストは、当該通信装置においてコンテンツデータの共有を許可された通信装置を列挙したリストなので、上記構成によれば、結局、当該通信装置においてコンテンツデータの共有を許可された通信装置とだけ上記コンテンツデータを共有することが可能になるという更なる効果を奏する。
本発明に係る通信装置においては、通信装置から表示信号を送出可能なディスプレイに、上記通信接続確立手段が通信接続を確立した複数の他の通信装置を一覧表示する表示手段と、上記ディスプレイに表示された上記複数の他の通信装置から、少なくとも1つの通信装置をユーザに選択させる通信装置選択手段とを更に備え、上記特定の通信装置は、上記通信装置選択手段によってユーザが選択した上記少なくとも1つの通信装置であることが好ましい。
上記構成によれば、ユーザは、当該通信機器と接続を確立している上記複数の通信装置の中から、上記通信装置選択手段によって少なくとも1つの通信装置を選択することが可能になる。従って、上記構成によれば、当該通信機器と接続を確立している上記複数の通信装置の中から、ユーザが特に選択した通信機器とだけコンテンツデータを共有することが可能になるという更なる効果を奏する。
本発明に係る通信装置においては、上記コンテンツデータ取得手段が取得したコンテンツデータを含む電子メールを作成し、上記電子メールを指定された電子メールアドレスに送信する電子メール送信手段をさらに備え、上記電子メール送信手段は、上記コンテンツデータ送信手段が上記コンテンツデータの送信を失敗した場合、上記通信接続確立手段が通信接続を確立した上記他の通信装置に予め関連づけられた上記電子メールアドレスに上記電子メールを送信することが好ましい。
上記構成によれば、上記送信手段が通信相手装置に上記コンテンツデータの送信に失敗した場合、上記コンテンツデータは、通信相手装置と予め関連付けられた電子メールアドレスに電子メールに含まれて送信される。従って、上記構成によれば、上記コンテンツデータの通信相手装置への送信に失敗した場合でも、当該通信装置と、上記電子メールを受信する装置とにおいて、コンテンツデータを共有することが可能になるという更なる効果を奏する。
例えば、通信相手装置に通信相手装置のユーザの電子メールアドレスが関連付けられていれば、通信相手装置のユーザが自分の電子メールアドレスに送信された電子メールを受信することにより、当該通信装置のユーザと通信相手装置のユーザとで上記コンテンツデータを共有することが可能になる。
本発明に係る通信装置においては、上記コンテンツデータ取得手段が取得したコンテンツデータを蓄積し、蓄積した複数のコンテンツデータを列挙したコンテンツデータリストを生成するコンテンツデータ蓄積手段と、上記コンテンツデータリストを上記他の通信装置に送信するコンテンツデータリスト送信手段と、上記コンテンツデータリストを受信した上記他の通信装置から送信された、上記コンテンツデータリストに含まれる少なくとも1のコンテンツデータの取得を要求する取得要求を受信する取得要求受信手段とを更に備え、上記コンテンツデータ送信手段は、上記取得要求において取得することが要求された上記少なくとも1つ以上のコンテンツデータを、上記コンテンツデータリストを受信した上記他の通信装置に送信することが好ましい。
上記構成によれば、コンテンツデータ蓄積手段が蓄積した上記複数のコンテンツデータのうち、上記コンテンツデータリストを受信した通信装置が上記取得要求において取得することを要求した上記1つ以上のコンテンツデータを、通信相手装置に送信することが可能になる。従って、上記構成によれば、上記コンテンツ蓄積手段により蓄積された上記複数のコンテンツデータのうち、通信相手装置が特に取得することを要求した上記1つ以上のコンテンツデータを共有することが可能になるという更なる効果を奏する。
上記課題を解決するために、本発明に係る通信装置は、他の通信装置と通信する通信手段であって、自装置のユーザと通信相手装置のユーザとのリアルタイムなコミュニケーションを可能ならしめる通信手段と、外部からコンテンツデータを受信するコンテンツデータ受信手段と、上記コンテンツデータ受信手段が受信したコンテンツデータを、上記通信手段が通信している通信相手装置に送信するコンテンツデータ送信手段と、を備えていることを特徴としている。
また、上記課題を解決するために、本発明に係る通信方法は、他の通信装置と通信する通信処理であって、自装置のユーザと通信相手装置のユーザとのリアルタイムなコミュニケーションを可能ならしめる通信処理と、外部からコンテンツデータを受信するコンテンツデータ受信処理と、上記コンテンツデータ受信手段が受信したコンテンツデータを、上記通信手段が通信している通信相手装置に送信するコンテンツデータ送信処理と、を含んでいることを特徴としている。
上記構成によれば、当該通信装置は、外部から受信したコンテンツデータを、上記通信相手装置に送信することができる。すなわち、当該通信装置のユーザは、上記通信相手装置のユーザとリアルタイムなコミュニケーションを行いながら、当該通信装置に受信させたコンテンツデータを、上記通信相手装置のユーザと共有することができる。この際、ユーザは、受信したコンテンツデータの送信先として上記通信相手装置を指定するための操作を行う必要がない。したがって、上記構成によれば、当該通信装置のユーザと上記通信相手装置のユーザとが、リアルタイムなコミュニケーションを行いながら、容易にコンテンツデータを共有することが可能になる。
なお、上記コンテンツデータ受信手段は、例えば、携帯電話装置から赤外線搬送波により送信されるコンテンツデータを受信する赤外線受信ポートとして構成することができる。また、上記コンテンツデータ受信処理は、例えば、携帯電話装置から赤外線搬送波により送信されるコンテンツデータを受信する処理として実現することができる。この場合、当該通信装置のユーザは、携帯電話装置から当該通信装置に対してコンテンツデータを送信するだけで、上記通信相手装置のユーザと、そのコンテンツデータを共有することができる。
なお、当該通信装置は、例えば、テレビ会議システムの端末装置として実現することができる。あるいは、テレビ電話やIP電話による通話を行うための通話装置として実現することができる。何れの場合であっても、当該通信装置のユーザと、上記通信相手装置のユーザとは、リアルタイムなコミュニケーションを行いながら、コンテンツデータを容易に共有することができる。
本発明の通信装置は、上記コンテンツデータ受信手段が受信したコンテンツデータの種類を判定するコンテンツデータ判定手段を更に備え、上記コンテンツデータ送信手段は、上記コンテンツデータ受信手段が受信したコンテンツデータが予め設定された特定の種類のコンテンツデータであるとき、該コンテンツデータを上記通信相手装置に送信するものである、ことが好ましい。
上記構成によれば、当該通信装置が上記通信相手装置に送信できるコンテンツデータは、予め設定された特定の種類のコンテンツデータに制限される。すなわち、上記通信相手装置と共有するコンテンツデータの種類を、予め設定しておくことが可能になるという更なる効果を奏する。
本発明の通信装置は、上記コンテンツデータ受信手段が受信したコンテンツデータを、上記通信手段が通信している通信相手装置に送信するか否かを指示するユーザ操作を受け付けるユーザ操作受付手段を更に備え、上記コンテンツデータ送信手段は、上記ユーザ操作受付手段が受け付けたユーザ操作に基づいて、上記コンテンツデータを上記通信相手装置に送信するものである、ことが好ましい。
上記構成によれば、ユーザが上記通信相手装置にコンテンツデータを送信することを指示する操作を行った場合に、外部から受信したコンテンツデータが上記通信相手装置に送信される。したがって、ユーザの意図に反してコンテンツデータが上記通信相手装置に送信されてしまうリスクを軽減できるという更なる効果を奏する。
本発明の通信装置は、コンテンツデータの共有を許可する他の通信装置を指定するための共有許可通信装置指定情報を列挙した共有許可通信装置リストを記憶する記憶手段を更に備え、上記コンテンツデータ送信手段は、上記通信手段が通信している通信相手装置が、上記共有許可通信装置リストに含まれる共有許可通信装置指定情報により指定される通信装置であるとき、上記コンテンツデータ受信手段が受信したコンテンツデータを該通信相手装置に送信するものである、ことが好ましい。
上記構成によれば、通信中の通信相手装置を指定する共有許可通信装置指定情報が上記共有許可通信装置リストに含まれている場合に、外部から受信したコンテンツデータが上記通信相手装置に送信される。したがって、コンテンツデータの共有を許可されていない通信相手装置に対してコンテンツデータが送信されてしまうリスクを軽減できるという更なる効果を奏する。
なお、上記共有許可通信装置指定情報としては、他の通信装置を指定するために用いることができる情報なら何でもよく、製造番号のように、当該他の通信装置に対して固定的に付与された情報であってもよいし、あるいは、電気通信番号(電話番号)や通信アドレス(IPアドレスやVoIPアドレス(SIPアドレス)など)のように、本発明の通信装置と当該他の通信装置を含む通信システムにおいて、当該他の通信装置に対して固定的あるいは流動的に割り当てられた情報であってもよい。
また、上記共有許可通信装置リストは、例えば、他の通信装置を指定するための通信装置指定情報を、当該他の通信装置との間でコンテンツデータの共有を許可するか否かを示すフラグと関連付けて格納した、電話帳のごときデータベースとして実現することができる。
このデータベースは、各通信装置指定情報に対し、当該通信装置指定情報により指定される通信装置との間でコンテンツデータの共有を許可するか否かを示すフラグの他に、ユーザ名(「安藤さん」「伊藤さん」など)やデバイス名(「赤外線」や「Blutooth」(登録商標)など)やコンテンツ種(「動画」「静止画」「音楽」など)を関連付けて管理するものであってもよい。
上記データベースにおいて、上記通信装置指定情報に対してあるデバイス名が関連付けられている場合、上記コンテンツデータ送信手段は、送信すべきコンテンツデータがそのデバイス名にて指定されたデバイスを介して取得したものである場合に限って、当該コンテンツデータを送信するように構成することができる。また、上記データベースにおいて、上記通信装置指定情報に対してコンテンツ種が関連づけられている場合、上記コンテンツデータ送信手段は、送信すべきコンテンツデータがそのコンテンツデータ種に該当するものである場合に限って、当該コンテンツデータを送信するように構成することができる。
上記課題を解決するために、本発明に係る通信装置は、他の通信装置と通信する通信手段であって、自装置のユーザと通信相手装置のユーザとのリアルタイムなコミュニケーションを可能ならしめる通信手段と、外部からコンテンツデータを受信するコンテンツデータ受信手段と、上記コンテンツデータ受信手段がコンテンツデータを受信したとき、受信したコンテンツデータの共有開始を要求する共有開始要求を、上記通信手段が通信している通信相手装置に送信する共有開始要求送信手段と、を備えていることを特徴としている。
また、上記課題を解決するために、本発明に係る通信方法は、他の通信装置と通信する通信処理であって、自装置のユーザと通信相手装置のユーザとのリアルタイムなコミュニケーションを可能ならしめる通信処理と、外部からコンテンツデータを受信するコンテンツデータ受信処理と、上記コンテンツデータ受信手段がコンテンツデータを受信したとき、受信したコンテンツデータの共有開始を要求する共有開始要求を、上記通信手段が通信している通信相手装置に送信する共有開始要求送信処理と、を含んでいる、ことを特徴としている。
上記構成によれば、当該通信装置は、外部から受信したコンテンツデータの共有開始を要求する共有開始要求を、上記通信相手装置に送信することができる。このため、上記通信相手装置は、上記共有開始要求に基づいて、当該通信装置が受信したコンテンツデータを、当該通信装置から取得することが可能になる。すなわち、当該通信装置のユーザは、上記通信相手装置のユーザとリアルタイムなコミュニケーションを行いながら、当該通信装置に受信させたコンテンツデータを、上記通信相手装置のユーザと共有することが可能になる。この際、当該通信装置のユーザは、受信したコンテンツデータの送信先として上記通信相手装置を指定するための操作を行う必要がない。したがって、上記構成によれば、当該通信装置のユーザと上記通信相手装置のユーザとが、リアルタイムなコミュニケーションを行いながら、容易にコンテンツデータを共有することが可能になるという効果を奏する。
なお、上記構成では、上記通信相手装置は、上記共有開始要求に対して、必ずしも当該通信装置が受信したコンテンツデータを取得する必要はない。すなわち、例えば、上記通信相手装置のユーザがコンテンツデータの共有を望まない場合、上記通信相手装置は、上記共有開始要求に対して、コンテンツデータの共有を拒否することも可能になる。
本発明の通信装置は、上記コンテンツデータ受信手段が受信したコンテンツデータの種類を判定するコンテンツデータ判定手段を更に備え、上記共有開始要求送信手段は、上記コンテンツデータ受信手段が受信したコンテンツデータが予め設定された特定の種類のコンテンツデータであるとき、該コンテンツデータの共有開始を要求する共有開始要求を、上記通信相手装置に送信するものである、ことが好ましい。
上記構成によれば、当該通信装置が上記通信相手装置と共有され得るコンテンツデータは、予め設定された特定の種類のコンテンツデータに制限される。すなわち、上記通信相手装置と共有するコンテンツデータの種類を、予め設定しておくことが可能になるという更なる効果を奏する。
本発明の通信装置は、上記コンテンツデータ受信手段が受信したコンテンツデータを、上記通信手段が通信している通信相手装置と共有するか否かを指示するユーザ操作を受け付けるユーザ操作受付手段を更に備え、上記共有開始要求送信手段は、上記ユーザ操作受付手段が受け付けたユーザ操作に基づいて、上記コンテンツデータの共有開始を要求する共有開始要求を、上記通信相手装置に送信するものである、ことが好ましい。
上記構成によれば、ユーザが上記通信相手装置にコンテンツデータを共有することを指示する操作を行った場合に、上記共有開始要求が上記通信相手装置に送信される。したがって、ユーザの意図に反して上記通信相手装置とコンテンツデータが共有されてしまうリスクを軽減できるという更なる効果を奏する。
本発明の通信装置は、コンテンツデータの共有を許可する通信装置が列挙された共有許可通信装置リストを記憶する記憶手段を更に備え、上記共有開始要求送信手段は、上記通信手段が通信している通信相手装置が上記共有許可通信装置リストに含まれているとき、上記コンテンツデータの共有開始を要求する共有開始要求を、該通信相手装置に送信するものである、ことが好ましい。
本発明の通信装置は、コンテンツデータの共有を許可する他の通信装置を指定するための共有許可通信装置指定情報を列挙した共有許可通信装置リストを記憶する記憶手段を更に備え、上記共有開始要求送信手段は、上記通信手段が通信している通信相手装置が、上記共有許可通信装置リストに含まれる共有許可通信装置指定情報により指定される通信装置であるとき、上記コンテンツデータの共有開始を要求する共有開始要求を、該通信相手装置に送信するものである、ことが好ましい。
上記構成によれば、通信中の通信相手装置を指定する共有許可通信装置指定情報が上記共有許可通信装置リストに含まれている場合に、上記共有開始要求が上記通信相手装置に送信される。したがって、コンテンツデータの共有を許可されていない通信相手装置との間でコンテンツデータが共有されてしまうリスクを軽減できるという更なる効果を奏する。
なお、上記共有許可通信装置指定情報としては、他の通信装置を指定するために用いることができる情報なら何でもよく、製造番号のように、当該他の通信装置に対して固定的に付与された情報であってもよいし、あるいは、電気通信番号(電話番号)や通信アドレス(IPアドレスやVoIPアドレス(SIPアドレス)など)のように、本発明の通信装置と当該他の通信装置を含む通信システムにおいて、当該他の通信装置に対して固定的あるいは流動的に割り当てられた情報であってもよい。
また、上記共有許可通信装置リストは、例えば、他の通信装置を指定するための通信装置指定情報を、当該他の通信装置との間でコンテンツデータの共有を許可するか否かを示すフラグと関連付けて格納した、電話帳のごときデータベースとして実現することができる。
このデータベースは、各通信装置指定情報に対し、当該通信装置指定情報により指定される通信装置との間でコンテンツデータの共有を許可するか否かを示すフラグの他に、ユーザ名(「安藤さん」「伊藤さん」など)やデバイス名(「赤外線」や「Blutooth」(登録商標)など)やコンテンツ種(「動画」「静止画」「音楽」など)を関連付けて管理するものであってもよい。
上記データベースにおいて、上記通信装置指定情報に対してあるデバイス名が関連付けられている場合、上記共有開始要求送信手段は、共有すべきコンテンツデータがそのデバイス名にて指定されたデバイスを介して取得したものである場合に限って、共有開始要求を送信するように構成することができる。また、上記データベースにおいて、上記通信装置指定情報に対してコンテンツ種が関連づけられている場合、上記共有開始要求送信手段は、共有すべきコンテンツデータがそのコンテンツデータ種に該当するものである場合に限って、共有開始要求を送信するように構成することができる。
本発明の通信装置は、上記共有開始要求に対する応答を上記通信相手装置から受信する応答受信手段と、上記応答受信手段が受信した応答が、上記コンテンツデータ受信手段が受信したコンテンツデータを電子メールにより送信することを指示するものであるとき、上記通信相手装置に予め関連付けられた電子メールアドレスに対して、上記コンテンツデータを含む電子メールを送信する電子メール送信手段と、を備えていることが好ましい。
上記構成によれば、外部から受信したコンテンツデータを、上記通信相手装置と予め関連付けられた電子メールアドレスに対して、電子メールにより送信することができる。例えば、通信相手装置と通信相手装置のユーザの電子メールアドレスを予め関連づけておけば、外部からコンテンツデータを受信したときに、通信相手装置のユーザの電子メールアドレスに対して、そのコンテンツデータを送ることができる。
したがって、通信相手装置のユーザは、当該通信装置のユーザが共有しようとしているコンテンツデータを、電子メール受信機能を有する任意の装置を用いて取得することができる。
本発明に係る通信方法は、上記課題を解決するために、他の通信装置との通信接続を確立する通信接続確立処理と、外部からコンテンツデータを取得するコンテンツデータ取得処理と、上記コンテンツデータ取得処理によりコンテンツデータを取得したときに、接続が確立されている上記他の通信装置があれば、当該他の通信装置を上記コンテンツデータを送信するべき通信装置であると特定する送信先特定処理とを含むことを特徴としている。
上記構成によれば、上記コンテンツデータ取得処理によってコンテンツデータを取得したとき、上記他の通信装置(通信相手装置)と接続が確立していれば、上記送信先特定処理により、接続が確立された通信相手装置が、上記コンテンツデータを送信するべき通信装置として特定される。すなわち、上記構成によれば、当該通信装置は、取得したコンテンツデータを送信するべき装置を、ユーザによる操作を介在させることなく、通信接続が確立されている通信相手装置に特定することができる。
従って、上記構成によれば、コンテンツデータ取得時に通信相手装置との接続が確立されていれば、取得したコンテンツデータを通信相手装置に送信するために、通信相手装置を指定するための操作をユーザは行う必要がない。すなわち、上記構成によれば、容易にコンテンツデータを通信相手装置と共有することが可能になるという効果を奏する。
なお、上記通信装置を含む通信システムも本発明の範疇に含まれる。
すなわち、上記課題を解決するために、本発明に係る通信システムは、上記通信装置と、上記通信装置との間に通信接続を確立する他の通信装置、または、上記通信装置との間でユーザ同士のリアルタイムなコミュニケーションを可能ならしめる通信を行う他の通信装置と、を含んでいることを特徴としている。
なお、上記通信装置は、コンピュータによって実現してもよい。この場合、コンピュータを上記各手段として動作させることにより、上記通信装置をコンピュータにおいて実現するプログラム、およびそのプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体も、本発明の範疇に入る。
本発明の他の目的、特徴、および優れた点は、以下に示す記載によって十分理解できるであろう。また、本発明の利点は、添付図面を参照した次の説明で明白になるであろう。
本発明に係る通信装置の要部構成を示すブロック図である。 本発明に係る通信装置におけるコンテンツデータリストの書式を示す説明図である。 本発明に係る通信装置におけるコンテンツデータリストの表示例を示す説明図である。 本発明に係る通信装置のハードウェア構成を示す構成図である。 本発明に係る通信装置の外観を示す外観図である。 本発明におけるコンテンツ共有開始処理を示すフローチャートである。 本発明におけるコンテンツ共有開始処理の一変形例を示すフローチャートである。 本発明におけるコンテンツ共有開始処理の他の変形例を示すフローチャートである。 取得したコンテンツデータを特定するための設定書式について説明した説明図である。 本発明に係る2台の通信装置の間で行われる典型的な通信方法を示す通信シーケンス図である。 本発明における送信開始要求(共有開始要求)の書式を説明するための説明図である。 本発明に係る2台の通信装置の間で行われる他の通信方法を示す通信シーケンス図である。 本発明に係る2台の通信装置の間で行われる他の通信方法を示す通信シーケンス図である。 本発明における他の送信開始要求(共有開始要求)を説明するための説明図である。 コンテンツ共有方法を説明する説明図であり、本発明に係る通信装置がユーザに対して出力する表示画面の遷移過程を示す。 他のコンテンツ共有方法を説明する説明図であり、本発明に係る通信装置がユーザに対して出力する表示画面の遷移過程を示す。 他のコンテンツ共有方法を説明する説明図であり、本発明に係る通信装置がユーザに対して出力する表示画面の遷移過程を示す。 本発明における他の送信開始要求(共有開始要求)を説明するための説明図である。 本発明に係る通信装置の三者間通信の様態を示す説明図である。 本発明に係る通信装置においてコンテンツデータの共有を許可する通信相手装置を選択するときの表示画面の遷移過程を説明する説明図である。 本発明に係る通信装置の三者間通信におけるコンテンツ共有の一様態を示す説明図である。 共有許可通信装置の書式を説明する説明図である。 本発明におけるコンテンツ共有開始処理の他の変形例を示すフローチャートである。
符号の説明
1 ビデオコミュニケーション装置(通信装置)
1a 本体
1b リモコン(通信装置選択手段、ユーザ操作受け付け手段)
2 コミュニケーション制御部(通信接続確立手段)
3 コミュニケーション通信部(通信手段、
送信開始要求送信手段、共有開始要求送信手段、
取得要求受信手段、応答受信手段)
4 コミュニケーション入力部
5 コミュニケーション出力部(コンテンツデータ出力手段)
6 コンテンツ受信部(コンテンツデータ取得手段、
コンテンツデータ受信手段、コンテンツデータ判定手段)
7 コンテンツ蓄積部(コンテンツデータ蓄積手段)
8 コンテンツ送信部(コンテンツデータ送信手段)
9 受信バッファ
10 送信バッファ
11 イーサネットI/F
12 カメラ
13 マイク
14 ディスプレイ
15 スピーカ
16 Bluetoothモジュール(インターフェース)
17 赤外線受信ポート(インターフェース)
18 SDメモリカードスロット(インターフェース)
19 フラッシュメモリ(記憶手段)
20 CPU
21 ROM
22 RAM
本発明に係る通信装置の一実施形態について、図1から図8に基づいて説明すれば以下の通りである。なお、以下では、本発明をテレビ会議システムの端末装置として機能するビデオコミュニケーション装置に適用するものとして説明を行うが、本発明はこれに限定されるものではない。
図1に基づいて、本実施の形態に係るビデオコミュニケーション装置1について説明する。図1は、ビデオコミュニケーション装置1のソフトウエア構成を示すブロック図である。図1に示すように、ビデオコミュニケーション装置1は、コミュニケーション制御部2、コミュニケーション通信部3、コミュニケーション入力部4、コミュニケーション出力部5、コンテンツ受信部6、コンテンツ蓄積部7、および、コンテンツ送信部8を備えている。
はじめに、ビデオコミュニケーション装置1をテレビ会議システムの端末装置として機能させるための基本的な構成について説明する。当該構成には、図1に示したコミュニケーション制御部2、コミュニケーション通信部3、コミュニケーション入力部4、および、コミュニケーション出力部5が含まれる。
コミュニケーション制御部2は、コミュニケーション通信部3、コミュニケーション入力部4、および、コミュニケーション出力部5を制御し、通話相手装置となる他のビデオコミュニケーション装置との通話セッションを確立し、通話相手装置との間の映像データおよび音声データの送受信を実現する。
通話相手装置との通話セッションの確立は、コミュニケーション制御部2が、SIPを用いてコミュニケーション通話を行う通話相手装置との間の呼制御シグナリングを制御することにより実現される。すなわち、コミュニケーション制御部2は、コミュニケーション通信部3を介して通話相手装置との間でSIPによる呼制御シグナルを送受信することにより、通話相手装置との通信接続を確立する。また、コミュニケーション制御部2は、当該セッションでネゴシエーションされたメディア通信内容に従って、映像/音声データの送受信の開始および終了をコミュニケーション通信部3に指示する。
通話相手装置との通話セッションが確立すると、コミュニケーション制御部2は、各種制御信号をコミュニケーション入力部4に送信して、コミュニケーション入力部4に映像/音声の入力を開始させる。具体的には、カメラ12/マイク13により生成された映像/音声信号の入力指示、当該通話セッションにおいてネゴシエーションされたコーデックの通知、当該コーデックによる映像/音声データへのエンコード指示、および、エンコードされた映像/音声データの送信バッファ10への書込み指示が、コミュニケーション制御部2からコミュニケーション入力部4に送信される。また、コミュニケーション制御部2は、通話セッションの内容が変更されるときにも、同様の制御信号をコミュニケーション入力部4に送信することで、通話セッションの管理を行う。
また、通話相手装置との通話セッションが確立すると、コミュニケーション制御部2は、各種制御信号をコミュニケーション出力部5に送信して、コミュニケーション出力部5に受信した映像/音声の出力を開始させる。具体的には、受信バッファ9からの映像/音声データの読み出し開始指示、当該通話セッションにおいてネゴシエーションされたコーデックの通知、当該コーデックによる映像/音声データのデコード開始指示、デコードされた映像/音声信号のディスプレイ14/スピーカ15への出力開始指示が、コミュニケーション制御部2からコミュニケーション出力部5に送信される。また、コミュニケーション制御部2は、通話セッションの内容が変更するときにも、同様の制御信号をコミュニケーション出力部5に送信し、通話セッションの管理を行う。
コミュニケーション通信部3は、イーサネット(登録商標)I/F11を介して、通話相手装置と所定のプロトコルに従った通信を行う。
セッション確立時には、コミュニケーション通信部3は、呼制御シグナルの送受信を行う。具体的には、コミュニケーション通信部3は、リクエストあるいは応答メッセージの送信指示をコミュニケーション制御部2から受けると、当該メッセージをSIPに従ったメッセージとして通話相手装置に送信する。また、コミュニケーション通信部3は、通話相手装置からSIPに従ったリクエストあるいは応答メッセージを受信すると、当該メッセージの受信をコミュニケーション制御部2に対して通知する。
セッション確立後には、コミュニケーション通信部3は、音声データおよび映像データの送受信を行う。具体的には、データ送信指示をコミュニケーション制御部2から受けると、コミュニケーション通信部3は、音声データおよび映像データを送信バッファ10から読み出し、当該データを含むRTPパケットを生成して、当該セッションにおいて接続が確立された通話相手装置に送信する。逆に、当該セッションにおいて指定されたポートにおける映像/音声データの受信が開始されると、コミュニケーション通信部3は、当該データを受信バッファ9に一時的に蓄積していく。
コミュニケーション入力部4は、コミュニケーション制御部2により通知されたコーデックに従って、カメラ12により生成された映像信号、および、マイク13により生成された音声信号をエンコードし、エンコードされた映像データ、および、音声データを送信バッファ10に書き込む。コミュニケーション入力部4が実行する上記各処理の開始および終了は、上述したように、コミュニケーション制御部2により制御される。
コミュニケーション出力部5は、コミュニケーション受信部3により受信され、受信バッファ9に書き込まれたデータを読み出し、コミュニケーション制御部2により通知されたコーデックに従ってデコードする。そして、コミュニケーション通信部5は、デコードされた映像データおよび音声データを、それぞれ、ディスプレイ14、および、スピーカ15から出力する。コミュニケーション出力部5が実行する上記各処理の開始および終了は、上述したように、コミュニケーション制御部2により制御される。コミュニケーション出力部5がディスプレイに出力する表示画面については後述する。
次に、本発明に係るビデオコミュニケーション装置1の特徴点である、外部からコンテンツデータを受信し、受信したコンテンツデータを通話セッションにおいて接続が確立された通話相手装置に送信するための構成について説明する。当該構成には、図1に示したコンテンツ受信部6、コンテンツ蓄積部7、および、コンテンツ送信部8が含まれる。
コンテンツ受信部6は、ビデオコミュニケーション装置1の外部からコンテンツデータを取得するための構成である。ビデオコミュニケーション装置1は外部からデータを受信するためのインターフェースを複数備えており、コンテンツ受信部6はこれらのインターフェースを介してコンテンツデータを取得する。ビデオコミュニケーション装置1が備えるインターフェースには、外部装置が送信したコンテンツデータを受信するための通信デバイス、および、コンテンツデータを記憶した記憶媒体からデータを読み出すための再生デバイスが含まれる。
ビデオコミュニケーション装置1は、外部装置からデータを受信するための通信デバイスとして、赤外線受信ポート17およびBluetooth(登録商標)モジュール16を備えている。コンテンツ受信部6は、これらの通信デバイスを介して、外部装置が送信したデータを取得することができる。また、上述したイーサネットI/F11をコンテンツデータを受信するための通信デバイスとして利用することもできる。
また、ビデオコミュニケーション装置1は、記憶媒体からデータを読み出すための再生デバイスとして、SDメモリカードリーダ18を備えている。SDメモリカードリーダ18は、ユーザによりSDメモリカードが挿入されると、該SDメモリカードからコンテンツデータを読み出し、読み出したコンテンツデータをコンテンツ受信部6に送る。これにより、コンテンツ受信部6は、通信デバイスを介して外部装置が送信したコンテンツデータを取得する場合と全く同様に、SDメモリカードに記憶されたコンテンツデータを取得できる。
なお、ビデオコミュニケーション装置1が備える再生デバイスは、SDメモリカードリーダに限定されるものではない。すなわち、フロッピー(登録商標)ディスク等の磁気ディスクやCD−ROM/MO/MD/DVD/CD−R等の光ディスクを含むディスク系、ICカード(メモリカードを含む)/光カード等のカード系、あるいはマスクROM/EPROM/EEPROM/フラッシュROM等の半導体メモリ系など、各種記録媒体からコンテンツデータを読み出すデバイスであれば良い。また、ビデオコミュニケーション装置1は、これらの再生デバイスを必ずしも内蔵する必要はなく、IEEE1394、USB(Universal Serial Bus)などのインターフェースを備え、当該インターフェースに接続された再生デバイスからコンテンツデータを読み出す構成としても良い。
コンテンツ受信部6は、コンテンツデータを取得すると、当該コンテンツデータをコンテンツデータ蓄積部7に送る。コンテンツデータ蓄積部7(コンテンツデータ蓄積手段)は、コンテンツ受信部6(コンテンツデータ取得手段)が取得したコンテンツデータを、フラッシュメモリ19に、コンテンツデータ毎に所定のファイル名を付与して、ファイルとして、蓄積する。ここで、所定のファイル名とは、当該コンテンツデータに予め付与されていたundoukai.jpgのようなファイル名であっても良いし、コンテンツデータ蓄積部7が割り当てたファイル名であっても良い。
さらに、コンテンツデータ蓄積部7(コンテンツ蓄積手段)は、フラッシュメモリ19に蓄積した複数のコンテンツデータを列挙したコンテンツデータリストを生成する。図2(a)は,フラッシュメモリ19に蓄積されているコンテンツデータが、undoukai.jpg、flower.jpg、baby.jpgというファイル名の付与された3つのJPEGデータである場合について、コンテンツデータ蓄積部7が生成するコンテンツデータリストを例示する。コンテンツデータ蓄積部7は、生成したリストもファイルとして、例えばindex.htmlなどの所定のファイル名を付与して、フラッシュメモリ19に保存する。
コンテンツ受信部6は、コンテンツデータ取得時に、当該コンテンツデータを取得したインターフェースを検出し、検出されたインターフェースが、予め設定されたインターフェースと一致しているかを判定する。すなわち、コンテンツ受信部6は、予め指定された特定のインターフェースを介してコンテンツデータを受信したか否かを判定する。また、コンテンツ受信部6(コンテンツデータ判定手段)は、取得したコンテンツデータの種類が予め指定された特定の種類に一致するか判定するか判定する。後述のコンテンツ送信部8(コンテンツデータ送信手段)は、コンテンツ受信部6(コンテンツデータ取得手段)が予め指定された特定のインターフェースを介してコンテンツデータを受信したと判定された場合、かつ/または、取得したコンテンツデータの種類が予め指定された特定の種類に一致すると判定された場合に、この取得されたコンテンツデータを通話相手装置に送信する。
このように、コンテンツ受信部6がコンテンツデータを取得したインターフェースとコンテンツデータのデータ種とを判定することにより、ビデオコミュニケーション装置1は、予め設定されたインターフェースを介して受信した、予め設定されたデータ種のコンテンツデータのみを、共有を許可するコンテンツデータとして通話相手装置と共有することが可能になる。
なお、ここで共有を許可するコンテンツデータの設定、すなわち、共有許可するインターフェースの設定、あるいは、共有を許可するデータ種の設定は、工場出荷時に予め行われる構成としても良いし、工場出荷後にユーザが任意に設定できる構成としても良い。また、コンテンツデータを受信したときに、コンテンツデータを受信したインターフェース、および、コンテンツデータの種類や内容を、コミュニケーション出力部5によりディスプレイに表示し、当該コンテンツデータの受信の可否をユーザにその都度選択させる構成としても良い。また、共有を許可するインターフェースの設定には、さらにポートの指定、あるいは、プロトコルの指定を含んでも良い。これらを含む設定の具体例については後述する。
コンテンツ受信部6からの上記通知によりコンテンツ受信部6がコンテンツデータを取得したことを検出した時点において、すなわちコンテンツ受信部6(コンテンツデータ取得部)がコンテンツデータを取得した時点において、通話相手装置との通話セッションが確立されていなければ、コミュニケーション制御部2(通信接続確立手段)は、予め設定された特定の他の装置との通話セッションを新たに確立する。
すでに通話セッションが確立されている場合、あるいは、新たに通話セッションが確立された後、コミュニケーション制御部2は、コミュニケーション通信部3(送信開始要求送信手段、共有開始要求送信手段)を介して、コンテンツデータの共有開始を要求する共有開始要求(送信開始要求)を通話相手装置に対して送信する。そして、コミュニケーション制御部2は、共有開始要求を受信した通信相手装置から送信された、共有開始要求に対する応答を、コミュニケーション通信部3(応答受信手段)を介して受信する。
コミュニケーション制御部2が受信した、共有開始要求に対する応答がその共有開始要求を許諾するものであるとき、コミュニケーション制御部2は、コンテンツデータを当該通話セッションの通話相手装置に送信する手段として、HTTPサーバを起動する。
コンテンツ送信部8は、コンテンツ受信部6が取得したコンテンツデータを、コミュニケーション制御部2が確立した通話セッションにおける通話相手装置に送信する。本実施例においては、上述したHTTPサーバがコンテンツ送信部8(コンテンツデータ送信手段)として機能する。ここで、HTTPサーバであるコンテンツ送信部8は、当該通話セッションにおいてネゴシエーションされたポートを使用してコンテンツデータを送信する。
上述した共有開始要求には、少なくとも、HTTPサーバであるコンテンツ送信部8のURLと図2(a)に示したリストファイルのファイル名とが含まれている。通話セッションにおける通話相手装置は、これらにより特定されるリストファイル(すなわち、フラッシュメモリ19に蓄積されたコンテンツデータのリストが記録されたファイル)を取得するためのGET要求をコンテンツ送信部8に送信する。コンテンツ送信部8は、このGET要求を受信すると、要求されたリストファイルを通話相手装置に送信する。通話相手装置は、このリストファイルを取得すると、リストファイルに含まれるファイル名をディスプレイに一覧表示し、ユーザに所望のファイル名を選択させる。このとき、通話相手装置において表示される表示画面の一例を図2(b)に示した。図2(b)に示した表示画面は、ファイル名をテキストで一覧表示するだけの単純なものであるが、受信したコンテンツデータからサムネイル画像を生成し、これらを表示画面に表示することも可能である。また、図2(a)に示したリストファイルについても、コンテンツ蓄積部7が、コンテンツデータへのURLを含むリストファイルを自動生成する構成とすることも可能である。
ユーザが、リストファイルに含まれるファイル名の中から所望のファイル名を選択すると、通話相手装置は、選択されたファイルを取得するためのGET要求を送信する。コミュニケーション通信部3(取得要求受信手段)がこのGET要求を受信すると、コンテンツ送信部8は、要求されたファイルを通話相手装置に送信する。これにより、コンテンツ受信部6が受信したコンテンツデータは、通話相手装置に対して送信される。なお、ビデオコミュニケーション装置1と通話相手装置との間で送受信される信号については、通信シーケンス図を用いて後に詳述する。
なお、HTTPサーバであるコンテンツ送信部8は、通話セッション中、一定の時間に限りHTTPリクエストの受け付ける構成とすることが好ましい。これにより、コンテンツ送信部8が、予期しない通信装置に対して、コンテンツデータを送信することを妨げることができる。また、コミュニケーション制御部2は、コンテンツ受信部6がコンテンツデータを受信する度に通話相手装置とHTTPサーバとして使用するポートをネゴシエーションし直し、コンテンツ送信部8が使用するポートを変更することが好ましい。また、コンテンツ送信部8は、上述した共有開始要求に対する応答の送信元と、コンテンツデータの取得要求であるGET要求の送信元とが同一であるかを判定し、これらの送信元が同一でないと判定した場合には、このGET要求には応答しないことが好ましい。これらにより、予期しない通信装置からの不正アクセスの可能性をより一層低減し、よりセキュリティの高いコンテンツデータ共有を行うことが可能になる。
また、上述した共有開始要求に対する通話相手装置からの応答おいてコンテンツデータの送信先として他の通信装置の通信アドレスが指定されていた場合、すなわち、共有開始要求に対する応答が特定の通信装置に対してコンテンツデータを送信することを要求するものである場合、コンテンツ送信部8は、この指定された通信装置をコンテンツデータを送信すべき通信装置であると特定し、以後、この指定された通信装置からのGET要求に対して、コンテンツデータを送信する構成とすることも好ましい。これにより、ビデオコミュニケーション装置1は、通話相手装置が他の通信装置に対してコンテンツデータを送信するよう指定してきた場合、ユーザによる送信先の指定を待たずに、指定された通信装置にコンテンツデータを送信することが可能になる。
なお、受信したコンテンツデータを通話セッションが確立されている通話相手装置に送信するための上述の処理を開始する前に、受信したコンテンツデータを通話相手装置に送信するか否かを指示するユーザ操作を、後述するリモコン1bにより受け付ける構成を採用してもよい。この場合、コンテンツ送信部8は、受信したコンテンツデータを送信する指示をリモコン1bが受け付けた場合に、そのコンテンツデータを通信相手装置に送信するように、構成される。
また、通話セッションが確立されている通話相手装置に共有開始要求を送信する前に、受信したコンテンツデータを通信相手装置と共有するか否かを指示するユーザ操作を、後述するリモコン1bにより受け付ける構成を採用してもよい。この場合、コミュニケーション通信部3は、受信したコンテンツデータの共有開始指示をリモコン1bにて受け付けた場合に、そのコンテンツデータの共有を開始するための共有開始要求を通信相手装置に送信するように、構成される。
次に、ビデオコミュニケーション装置1のハードウェア構成について、図3および図4に基づいて説明する。図3は、ビデオコミュニケーション装置1のハードウェア構成を示す構成図である。また、図4は、ビデオコミュニケーション装置1の外観を示す外観図である。
図3に示したように、ビデオコミュニケーション装置1は、上述したイーサネットI/F11、カメラ12、マイク13、ディスプレイ14、スピーカ15、Bluetoothデバイス16、赤外線受信ポート17、SDメモリカードリーダ18、フラッシュメモリ19の他に、さらに、CPU20、ROM21、および、RAM22を備えている。
CPU20を、上述したコミュニケーション制御部2、コミュニケーション通信部3、コミュニケーション入力部4、コミュニケーション出力部5、コンテンツ受信部6、コンテンツ蓄積部7、および、コンテンツ送信部8として機能させるためのプログラムは、ROM21に保存されている。ビデオモジュール装置1の電源が投入されると、ROM21に保存されたこれらのプログラムがRAM22上に展開され、CPU23により実行される。
なお、本実施例において、上記各部としてCPU20を機能させるためのプログラムは、ROM21に保存されているが、本発明はこれに限定されるものではない。すなわち、これらのプログラムを他のプログラムメディアに記録する構成とすることも可能である。他のプログラムメディアとしては、本体と分離可能に構成される記録媒体、すなわち、磁気テープやカセットテープ等のテープ系、フレキシブルディスクやハードディスク等の磁気ディスクやCD/MO/MD/DVD等のディスクのディスク系、ICカード(メモリカードを含む)等のカード系、あるいはマスクROM、EPROM(Erasable Programmable Read Only Memory)、EEPROM(Electrically Erasable Programmable Read Only Memory)、フラッシュROM等による半導体メモリを含めた固定的にプログラムを担持する記録媒体等を用いることができる。また、通信ネットワークからこれらのプログラムをダウンロードする構成とすることも可能である。
ROM21に保存されたプログラム以外のデータ、例えば、ビデオモジュール装置1の通信アドレスをはじめとした各種設定情報や、コンテンツ受信部6により取得されたコンテンツデータはファイルシステムを介してフラッシュメモリ19に蓄積される。
また、ビデオコミュニケーション装置1は、上述のカメラ12、マイク13、ディスプレイ14、および、スピーカ15を備えている。なお、ビデオコミュニケーション装置1は、映像出力用インターフェース、映像入力用インターフェース、音声出力用インターフェース、および、音声入力用インターフェースを備え、これらのインターフェースに、それぞれ、ディスプレイ、カメラ、スピーカ、マイクを接続する構成としても良い。すなわち、ディスプレイ14は、当該通信装置から映像信号を送出可能なディスプレイであれば良く、また、スピーカ15は、当該通信装置から音声信号を送出可能なスピーカーであれば良い。
ビデオコミュニケーション装置1は、さらに、インターネットをイーサネットI/F11、後述の赤外線リモコン1bや赤外線通信に対応した外部装置からデータを受信する赤外線受信ポート17、Bluetoothに対応した外部装置からデータを受信するBluetoothモジュール16、また、SDメモリカードからデータを読み込むSDメモリカードリーダ18を備えている。
図4に示したように、ビデオコミュニケーション装置1は、本体1aとリモコン1bとからなる。
本体1aは、図4に示したように、ディスプレイ14とスピーカ15とを備えており、その上部にカメラ12とマイク13とが接続されている。また、本体1a前面には、赤外線受信ポート17、Bluetoothモジュール16、および、SDメモリカードリーダ18が備えられている。また、本体1a側面には、イーサネットI/F11が備えられており、ネットワークケーブル20と接続されている。フラッシュメモリ19、CPU20、ROM21、RAM22は、本体1aに内蔵されている。本体1aは、他にも、外部装置からの映像、音声の入力を受け入れる端子等を備えている。
また、図4に示したように、リモコン1bは、十字キー21、決定キー22、発信キー23、切断キー24、および、数字キー25を備えており、ユーザにより入力された指示を、赤外線により本体1aに送信する。リモコン1bによれば、ユーザは、十字キー21を上下左右に押下して表示画面上のオブジェクトを選択する操作、決定キー22を押下することにより選択を確定する操作などをビデオコミュニケーション装置1に対して行うことができる。また、0〜9までの数字と2つの記号とを含む数字キー25を繰り返し押下することにより、ユーザは所望の電話番号をビデオコミュニケーション装置1に対して入力し、通話相手装置を指定することができる。また、ユーザは、発信キー23を押下することで、指定した通話相手装置に対する発信を、ビデオコミュニケーション装置1に対して指示できる。また、ユーザは、切断キー24を押下することで、通話セッションを終了することをビデオコミュニケーション装置1に対して指示することができる。
次に、ビデオコミュニケーション装置1における、コンテンツ共有開始処理について、図5に基づいて説明する。図5は、コンテンツデータの受信を検出してから、HTTPサーバを起動するまでの一連の処理を示すフローチャートである。
コンテンツ受信部6は、ビデオコミュニケーション装置1の電源投入後、コンテンツデータを待ち受ける(処理A1)。そして、コンテンツ受信部6が外部からコンテンツデータを取得すると(A1:yes)、コンテンツ受信部6は、コンテンツ蓄積部7を介して、取得したコンテンツデータをフラッシュメモリ19に一時的に保存する(処理A2)。
コンテンツ受信部6は、コンテンツデータの取得に用いたインターフェースが予め設定されたインターフェースと一致するかを判定する(処理A3)。本実施例では、赤外線受信ポート17を介して取得したコンテンツデータのみを共有するよう設定されており、コンテンツ受信部6は、受信したコンテンツデータが赤外線ポート17により取得されたか否かを判定し、コンテンツデータが赤外線ポート17以外のインターフェースを介して取得されていた場合(A3:no)、処理を中断して処理A1に戻る。
コンテンツデータが赤外線受信ポート17により取得されたコンテンツデータである場合(A3:yes)、コンテンツ受信部6は、さらに、取得したコンテンツデータのデータ種が予め設定されたデータ種と一致するかを判定する(処理A4)。本実施例の場合、JPEGデータのみを共有するよう設定されており、コンテンツ受信部6は、取得したコンテンツデータがJPEGデータであるかを判定し、コンテンツデータがJPEGデータでなければ(A4:no)、処理を中断して処理A1に戻る。
コンテンツデータがJPEGデータである場合(A4:yes)、コンテンツ受信部6は、コミュニケーション制御部2にコンテンツデータの受信を通知して(処理A5)、処理をコミュニケーション制御部2に移す。
コミュニケーション制御部2は、通話セッションが確立されているか否か(すなわち、通話中か否か)を判定する(処理A6)。既に通話セッションが確立されていれば、コミュニケーション制御部2は、コミュニケーション通信部3を介して、当該通話セッションにおける通話相手装置に上述した共有開始要求(S5:INVITE)を送信する(処理A7)。共有開始要求は、具体的には、現行の通話セッションにコンテンツデータを送受信するためのメディアを追加することを要求する通話セッション変更要求である。コミュニケーション制御部2は、共有開始要求に対する通話相手装置の応答を受信し(A8)、受信した応答がOKでなければ(A8:no)、処理を中断して処理をコンテンツ受信部6に返す。処理を返されたコンテンツ受信部6は、処理A1を実行する。
受信した応答がS6:OKであれば(A8:yes)、コミュニケーション制御部2は、HTTPサーバを起動する。これにより、コンテンツ受信部6が受信したコンテンツデータを、通話相手装置に送信することが可能になる。
なお、処理A9を完了すると、コミュニケーション制御部2は処理をコンテンツ受信部6に返す。処理を返されたコンテンツ受信部6は、処理A1から上述の処理を繰り返す。
次に、上記コンテンツ共有開始処理の一変形例について、図6に示したフローチャートを用いて説明する。図6に示したフローチャートにおける、図5に示したフローチャートとの相違点は、処理A6において通話セッションが確立されていないと判定された場合、通話相手装置が予め特定されていれば、特定された通信相手と通話セッションを新たに開始する処理が追加されている点である。
図6に示したフローチャートにおいて、追加された処理について具体的に説明すれば以下の通りである。すなわち、処理A6において通話セッションが確立されていないと判定された場合(A6:no)、コミュニケーション制御部2は、通話相手装置が予め特定されているかを判定する(処理A10)。ここで、通話相手装置が特定されていない場合(A10:no)、処理A1に戻る。一方、通話相手装置が予め特定されている場合(A10:yes)、コミュニケーション制御部2は特定された通話相手装置に対して上述したセッション確立要求を送信し、新たに通話セッションを開始する(処理A11)。なお、ここで送信されるセッション確立要求は、コンテンツデータを送受信するためのメディアの指定を含む。これにより、処理A7において改めて共有開始要求を送信することなく、後続の処理A8、および、処理A9を実行することが可能である。
なお、予め特定された通話相手装置とは、上述したコンテンツ共有開始処理が開始される以前に、例えば、ユーザがリモコン1aなどの入力手段を介して入力した電話番号や通信アドレスなどの情報により特定される通話相手装置である。コミュニケーション制御部2は、ユーザにより入力された通話相手装置を特定するための情報をフラッシュメモリ19などの記憶手段に記憶し、処理A10およびA11において該特定情報を参照することにより、予め設定された通話相手装置と通話セッションを開始することが可能になっている。
図6に示したフローチャートに従った処理によれば、ユーザはビデオコミュニケーション装置1に対して電話番号等を入力した後、携帯電話などの外部装置から所望のコンテンツデータをビデオコミュニケーション装置1に送信することで、先に入力した電話番号により特定される通話相手装置に即座にコンテンツデータを送信することができる。
次に、上記共有開始処理の他の変形例について、図7に示したフローチャートを用いて説明する。図7に示したフローチャートにおける、図6に示したフローチャートとの相違点は、処理A8において受信される共有開始要求に対する応答がOKでなかった場合、すなわち共有開始要求が通話相手装置により拒否された場合、別の手段でコンテンツデータを送信する処理を追加したことである。
ビデオコミュニケーション装置1は、上述した構成に加え、電子メール送信手段として、指定された電子メールアドレスに電子メールを送信する図示しない電子メール送信部、および、通話相手装置の電話番号と電子メールアドレスとを関連付けて記憶する図示しないアドレス帳データベース部を備えている。本変形例において、ビデオコミュニケーション装置1は、共有開始要求が通話相手装置により拒否された場合、これらの構成を利用して電子メールによりコンテンツデータを送信する。なお、電子メール送信部、あるいは、アドレス帳データベース部の実現手段は周知であるので、ここではその説明を省略する。
図7に示したフローチャートにおいて、追加された処理について具体的に説明すれば以下の通りである。すなわち、処理A8において共有開始要求が通話相手装置により拒否されたことが判定されると(A8:no)、コミュニケーション制御部2は、アドレス帳データベース部に現行セッションにおける通話相手装置の電話番号を送信し、当該電話番号に関連付けられた電子メールアドレスが記憶されているかを問い合わせる(処理A12)。ここで、アドレス帳データベースに、当該電話番号に関連付けられた電子メールアドレスが記憶されていた場合(A12:yes)、コミュニケーション制御部2は、当該電子メールアドレスを取得し、当該電子メールアドレスとコンテンツデータとを電子メール送信部に送信する。電子メール送信部はコンテンツデータを添付書類として含む電子メールを作成し、当該電子メールアドレスに送信する(処理A13)。なお、アドレス帳データベースに、当該電話番号に関連付けられた電子メールアドレスが記憶されていなかった場合(A12:no)には、処理を中断し、処理A1に戻る。
上記変形例によれば、通話相手装置が共有しようとするコンテンツデータを処理できない場合でも、コンテンツデータは通話相手装置と予め関連付けられた電子メールアドレスに対して送信される。このアドレス帳データベース部において、例えば、通話相手装置と、その装置を利用して通話するユーザの電子メールアドレスとを関連付けて記憶させておくことができる。このとき、上記構成によれば、通話相手装置が共有しようとするコンテンツデータを受信できない場合でも、コンテンツデータをその通話相手装置を利用して通話するユーザの電子メールアドレスに送信することができる。すなわち、通話相手装置を利用して通話するユーザは、手持ちの携帯電話やパーソナルコンピュータなど電子メールを受信可能な任意の装置でコンテンツデータを閲覧することができる。
次に、コンテンツ受信部6が取得したコンテンツデータのうち、特定のコンテンツデータだけを選択的に共有するための設定について、図8を参照しながら、さらに詳しく説明する。図8は、取得したコンテンツデータを特定するための設定書式について説明した説明図である。
ビデオコミュニケーション装置1において通話相手装置と共有されるコンテンツデータは、デバイス、プロトコル、ポート、および、データ種の4つの属性に基づいて決定される。これに対応し、共有するコンテンツデータを選択するための設定書式は、図8に設定書式として示したように、これらの属性を「:」で分割して記述する書式を採用する。なお、共有するコンテンツデータを選択するために利用する上記属性、および、これらの属性を指定するための上記設定書式は、一例であり、これらの属性および設定書式を適宜変更した通信装置も本発明の技術的範疇に含まれる。
コンテンツデータを選択する複数の設定例を図8に示した。例1は、Irで示される赤外線受信ポート17を介して、IrSimple方式により受信されたコンテンツデータであって、jpgあるいはpngを拡張子にもつ画像データのみを選択的に共有するための設定を示している。また、例2は、イーサネットI/F11を介して、8080番ポートからHTTPプロトコルで受信したコンテンツデータであって、JPGフォーマットの画像データのみを選択的に共有するための設定を示している。また、例3は、SDメモリカードリーダ18にSDメモリーカードが挿入されると、SDメモリカード上の/share/ディレクトリ内のJPGファイルを読み込んで共有するための設定例である。また、例4は、Bluetoothモジュールを介して受信したJPGデータを選択的に共有する設定を示している。最後に、例5は、イーサネットI/F11を介して、4000番ポートでストリーミング受信したMPEG4データを共有するための設定例である。
次に、本発明に係る通信方法に関して、図9から図17に基づいて説明する。
はじめに、2台のビデオコミュニケーション1からなる通信システムにおける典型的な通信方法について、図9に基づいて説明する。図9は、2台のビデオコミュニケーション装置1(図9、および、以下の説明では、端末Aおよび端末Bと呼ぶ)の間で行われる典型的な通信を示す通信シーケンス図である。なお、上述したように、ビデオコミュニケーション装置1はシグナリングをSIPに準拠して行う。SIPはインターネット標準のプロトコルであるので、SIPメッセージそのものの詳細な説明は省略する。
ユーザが、リモコン操作によって端末Aに対して通話相手装置を指定して発信を指示すると、端末Aは、通話相手装置として指定された端末Bに対して、テレビ電話モードのセッション確立開始要求(S1:INVITE)を送信する。
S1:INVITEを受信した端末Bは、セッション確立要求を受信したことを通知するS2:tryingを送信し、端末Aに応答する。また、端末Bは、着信音を鳴らしてユーザに着信を知らせるとともに、着信音を鳴らしたことを通知するS3:ringingを端末Aに送信する。端末Bにおいて、ユーザがリモコン1bの発信キー23を押下することによりフックアップ操作を行うと、端末BはS4:OK応答を発信側装置である端末Aに送信する。ここまでのシーケンスによって、端末Aと端末Bとの間で通話セッションが確立される。通話セッションが確立すると、端末Aと端末Bとは、互いにカメラ/マイクから入力された映像/音声を送信し、また、受信した映像/音声をディスプレイ/スピーカから出力することで、双方向のテレビ電話通話が実現される。
端末Aにおいて、コンテンツ受信部6がコンテンツデータを取得すると、コミュニケーション制御部2は、共有開始要求S5:INVITEを端末Bに対して送信する。
以下、図10を参照しながら、S5:INVITEで送信されるメッセージの内容に関して説明する。図10はS5:INVITEで送信されるメッセージの具体例を示す説明図である。
図10に示したメッセージは、インターネット標準のSDPにより記述され、当該通話セッションで利用するメディアを指定するためのメディア記述100を含んでいる。メディア記述100は、音声メディア記述101、映像メディア記述102、および、コンテンツメディア記述103を含む。音声メディア記述101および映像メディア記述102は、それぞれ、音声データおよび映像データを通話用に送受信するメディアを指定しており、S1:INVITEに含まれるメディア記述と同一である。
一方、コンテンツメディア記述103は、コンテンツデータを共有するためのメディアを新たに追加するための記述である。コンテンツメディア記述103の1行目では、4070ポートを使用して、HTTPプロトコルによるTCPパケットの送受信を行うことを指定している。さらに、コンテンツメディア記述103は、2行目に、コンテンツデータを受信するアプリケーションを通話相手装置に対して指定するための拡張フィールドを含んでいる。これによって、様々な共有アプリケーションを作成することができる。
図10に例示したコンテンツメディア記述103の拡張フィールドにおいては、HTTP通信を用いて「sharpStillImageShare」というアプリケーションによって、共有するべきコンテンツデータを受信するべきことが指定されている。ここで、「sharpStillImageShare」は、先に説明したリストファイルとコンテンツデータとをHTTP GETのリクエストによって取得可能なアプリケーションの名称であるものとする。
また、上記拡張フィールドにおいては、パラメータを追加指定することが可能であり、当該パラメータによりコンテンツデータの送受信方法にさらに限定を加えることができる。図10に示した例では、パラメータ60を指定することにより、ネゴシエーション終了後、HTTPサービスは60秒間だけリクエストを受け付けることを端末Bに対して通知している。
以下、再び図9を参照しながら、端末Aと端末Bとの間の通信に関する説明を続ける。
端末Bは、S5:INVITEを受信すると、その内容を解析し、コンテンツメディア記述103に記述されたメディアの追加を許可するかを判定する。当該メディアの追加を許可する場合には、端末Bは、端末Aに対してS6:OKを送信する。S6:OKを受信した端末Aは、HTTPサーバを起動し、HTTPサービスを開始する。以上により、上述した映像/音声の双方向ストリーミングによるテレビ電話通信に加え、「sharpStillImageShare」によるコンテンツ共有サービスが端末Aにおいて開始される。
一方、端末Bは、「sharpStillImageShare」の仕様に従って、初めに端末Aから上述したコンテンツリストを取得し、次に当該コンテンツリストの中からユーザにより選択されたコンテンツデータを取得する。具体的には、図9に示したように、端末Bはコンテンツリスト取得要求(H1:HTTP GET要求)を端末Aに送信し、当該要求を受信した端末Aにより送信されるコンテンツリスト(H2:HTTP GET応答)を取得する。コンテンツリスト取得後、上述したように、端末Bは図2(b)に示したごとき表示画面をディスプレイに表示し、コンテンツリストの中からユーザに所望のコンテンツをリモコン1bにより選択させる。ユーザがコンテンツを選択すると、端末Bは選択されたコンテンツのファイル名を含むコンテンツデータ取得要求(H3:HTTP GET要求)を端末Aに送信し、当該要求を受信した端末Aにより送信されるコンテンツデータ(H4:HTTP GET応答)を受信する。
なお、セキュリティ面を考慮して、コミュニケーション制御部2(通信装置判定手段)は、共有開始要求に応答した通信装置とHTTP GETリクエスト(取得要求)を送信した通信装置と同一であるか判定し、コミュニケーション制御部2が共有開始要求に応答した通信装置とHTTP GETリクエストを送信した通信装置とが同一でないと判定した場合、コンテンツ送信部8は、コンテンツデータを送信しない構成とすることが好ましい。ミュニケーション制御部2(通信装置判定手段)は、受信したHTTP GETリクエスト(取得要求)に含まれるIPアドレスと、S6:OK(応答)あるいはSIP応答におけるSDP記述に含まれるIPアドレスを比較することにより、上記判定を実現できる。
端末Aあるいは端末Bにおいて、リモコン1bに備えられた切断キー24を押下するなどの切断操作をユーザが行うと、切断操作が行われた側の端末からセッション終了要求が通話相手装置に送信される。図9に示した通信シーケンス図においては、端末Aにおいて切断操作が行われ、端末Aから端末Bに対してS7:Byeが送信されている。S7:Byeを受信した端末Bは、S8:OKを端末Aに送信して通話セッションを終了する。また、S8:OKを受信した端末Aも、通話セッションおよびHTTPサービスを終了する。
なお、端末Aおよび端末Bに備えられたコミュニケーション出力部5は、それぞれ、H2:HTTP GET応答を送信および受信した時点(タイミング)で、コンテンツリストをディスプレイ14に表示する。
端末Aにおいては、コミュニケーション出力部5(コンテンツデータ出力手段)は、コンテンツ送信部2(コンテンツデータ送信手段)がコンテンツデータの送信を開始すると同時に、このコンテンツデータのディスプレイ14への出力を開始することが好ましい。また、端末Bにおいても、コンテンツデータを受信を開始すると同時に、受信したコンテンツデータのディスプレイへの出力を開始することが好ましい。具体的には、端末Aおよび端末Bに備えられたコミュニケーション出力部5は、それぞれ、H4:HTTP GET応答を送信および受信した時点(タイミング)で、静止画像であるコンテンツデータをディスプレイ14に表示する。すなわち、コミュニケーション出力部5(コンテンツデータ出力手段)は、コンテンツ送信部2(コンテンツデータ送信手段)がコンテンツデータの送信を開始すると同時に、このコンテンツデータのディスプレイ14への出力を開始する。従って、端末Aと端末Bとのコミュニケーション出力部5は、同期して、共有されるコンテンツデータをディスプレイに表示する。
なお、共有されるコンテンツデータを同期して表示するための構成は、上述のものに限らない。具体的には、例えば、端末Aと端末Bとの両方でHTTPサーバを起動し、共有されるコンテンツデータに加え、双方の端末における画面表示を制御する制御コマンドをHTTPで送受信する構成とし、これらの制御コマンドにより、コンテンツデータをディスプレイに表示するタイミング、あるいは、ズームやフォーカス等を制御し、双方の端末で表示画面を同期させても良い。
なお、本発明に係る通信方法は、コンテンツデータを取得した通信装置から当該通信装置との接続が確立された他の通信装置にコンテンツデータが送信されるものであれば良く、図9に示した通信シーケンスに従う通信方法に限定されるものではない。具体的には、図11、あるいは、図12に示したような他の通信シーケンスに従う通信方法も、本発明の技術的範囲に含まれる。
図11は、コンテンツデータを端末Aから端末Bに直接送信する通信方法を示す通信シーケンス図である。図11に示した通信方法においては、端末Aは、S6:OKを受信した後、HTTP POSTにより、取得したコンテンツデータを直ちに端末Bに送信している。端末BにおいてもHTTPサーバを起動しておくことにより、このような通信方法によるコンテンツデータの共有が可能になる。
図12は、コンテンツデータを端末Aから端末Bにストリーミング送信する通信方法を例示する通信シーケンス図である。図12に示した通信方法におけるS5:INVITEではストリーミング送信のためのメディアが指定され、端末Aは、S6:OK受信すると、取得したコンテンツデータのストリーミング送信を開始する。ここで、端末Aからのストリーミング送信は、端末Aが外部から取得したストリーミングパケットをそのまま端末Bに送信する構成により実現しても良いし、あるいは、端末Aが取得したストリーミングパケットを端末Bに適したコーデックにトランスコーディングし、端末Bに送信する構成により実現しても良い。図13は、ストリーミング送信のためのメディアを指定するINVITEメッセージを例示している。この例ではSDPはあえてapplicationメディアとしているが、もちろん、videoメディアで記述しても良い。
また、コンテンツ送信部8(コンテンツデータ送信手段)は、コンテンツ受信部6(コンテンツデータ取得手段)がストリーミングデータの取得を開始した時点で、コンテンツデータのストリーミング送信を開始することが好ましい。
次に、図9に示したコンテンツ共有方法を、図14を参照しながら、端末Aと端末Bとに表示される表示画面に基づいて、ユーザの視点から説明する。図14は、ビデオコミュニケーション装置1がユーザに対して出力する表示画面の遷移過程を示した説明図である。
図14の1段目は、通話状態にある二つのビデオコミュニケーション装置1を示している。図14の1段目に示したように、ビデオコミュニケーション装置1に表示される表示画面は、通話相手装置により撮像された通話相手の画像と、当該装置により撮像された自分自身の自画像とを含み、ユーザはこれらを目視しながら音声通話を行うことができる。さらに左側に示したビデオコミュニケーション装置1(端末A)を用いて通話を行うユーザは、外部装置である携帯電話を所持しており、この携帯電話に保存されたデジタル写真データ(JPEGデータ)を右側に示した通話相手装置(端末B)と共有しようとしている。このデジタル写真データは、図14に示したように女児を撮影したものであり、「ゆきちゃん.jpg」というファイル名が付与されている。
図14の2段目は、端末Aを用いて通話を行うユーザが、携帯電話から赤外線通信によりデジタル写真データを端末Aに送信した後の状態を示している。端末Aは、携帯電話から送信されたデジタル写真データを赤外線受信ポート17を介して取得して、端末Bに共有開始要求を送信する。図14の2段目に示したように、端末Aの表示画面において、通話相手装置に共有開始リクエスト(S5:INVITE)を送信したことを示す「コンテンツ共有のリクエストをしました。応答を待っています。」というメッセージが表示される。一方、端末Bの表示画面においては、「コンテンツ共有のリクエストがありました。受けますか?」というメッセージが表示される。
受信側のユーザがコンテンツ共有を開始することを選択すると、承諾応答(S6:OK)が端末Bから端末Aに送信される。これに引き続き、端末Aと端末Bとは、リスト取得要求(H1:HTTP GET要求)およびリスト送信応答(H2:HTTP GET応答)を送受信することにより、コンテンツリストを共有する。図14の3段目は、コンテンツリストが共有された後の各端末に表示される表示画面を例示している。端末Aと端末Bとは、共有されているコンテンツリストに基づいて、コンテンツリストに含まれるファイル名を表示画面に表示する。ここでは、「ゆきちゃん.jpg」から拡張子をドロップした「ゆきちゃん」が表示画面に表示されている。
受信側のユーザが「ゆきちゃん」で示されるコンテンツデータを共有することを端末Bに対して指示すると、端末Bは、写真取得要求(H3:HTTP GET要求)を端末Aに送信し、これに対する応答(H4:HTTP GET応答)としてコンテンツデータ「ゆきちゃん.jpg」を受信する。図14の4段目に示したように、端末A/端末Bは、コンテンツデータ「ゆきちゃん.jpg」を送信/受信した時点で、当該コンテンツデータ「ゆきちゃん.jpg」を、ディスプレイに出力する。このように、端末Aと端末Bとの双方でコンテンツデータを同期して表示することにより、ユーザは通話中に同じ写真を見ながら通話することができる。そのためにユーザが行う必要のある操作は、携帯電話に対するデータ送信操作、ビデオコミュニケーション装置1に対する共有可否の指示操作のみである。
なお、ビデオコミュニケーション装置1は、外部からコンテンツデータを繰り返し受信し、複数のコンテンツデータを通話相手装置と共有することも可能である。図15は、図14に示したコンテンツ共有過程に引き続き、端末Aが携帯電話からもう1枚のデジタル写真データ「蝶.jpg」を取得した場合のコンテンツ共有方法を説明するための説明図であり、この場合の表示画面の遷移を例示している。
ビデオコミュニケーション装置1は、図5に示したように、処理A9で第1のコンテンツデータの共有を完了すると、再びコンテンツデータの取得を待ち受ける状態(処理A1)に戻る。ここで、第2のコンテンツデータを取得すると、コンテンツ受信部6は第2のコンテンツデータをフラッシュメモリ19に蓄積して記憶する。そして、コンテンツ蓄積部7は、フラッシュメモリ19に蓄積された全てのコンテンツデータのファイル名を含むコンテンツリストを生成する。従って、このとき、コンテンツリストには、先に取得された第1のコンテンツデータのファイル名と、後に取得された第2のコンテンツデータのファイル名とが含まれる。
図15に即して具体的に述べれば、第2のコンテンツデータである「蝶.jpg」を取得した段階で、コンテンツリストには「ゆきちゃん.jpg」と「蝶.jpg」との2つのファイル名が含まれる。このコンテンツリストに基づく表示画面が、図15の4段目に示されている。これにより、ユーザは、このような表示画面を目視しながらコンテンツを選択する操作を行い、所望のコンテンツを共有することができる。
次に、上述したコンテンツ共有方法の変形例を、図16に基づいて説明する。図16は、ビデオコミュニケーション装置1がユーザに対して出力する表示画面の遷移過程を示した説明図である。
図16に示したコンテンツ共有方法における、既述の共有方法との相違点は、コンテンツリストを送受信することなく、端末Aが外部装置(携帯電話)から取得した写真データ(コンテンツデータ)を直ちに端末Bに送信する点である。このようなコンテンツ共有を実施するためには、上述した共有開始要求(S5:INVITE)を図17のように変更すれば良い。図17に例示した共有開始要求においては、コンテンツメディア記述103の拡張フィールドにおいて、共有されるコンテンツデータのファイル名(image.jpg)がパラメータとして指定されている。これにより、共有開始要求を受信した端末Bは、コンテンツデータを受信するためのHTTP GETを送信し、コンテンツデータを直ちに取得することが可能になる。
なお、本実施の形態においては、2台の通信装置(ビデオコミュニケーション装置1)が通信を行うものとして通信方法の説明を行ったが、本発明はこれに限定されるものではない。すなわち、3台以上の通信装置を通信システム、あるいは、3台以上の通信装置における通信方法に対しても本発明を適用することができる。
図18(a)〜(c)は、3台のビデオコミュニケーション装置(端末A〜C)における通信の様態を説明する説明図である。図18(a)に示したように、端末Aが端末Bと端末Cとの通話を仲介することにより、三者間通話が実現できる。端末Aは、端末Bおよび端末Cのそれぞれと、上述の二者間通話と場合と同一の方法で通話セッションを確立する。これにより、端末Bと端末Cとの間にも端末Aを介して通話セッションが確立される。また、通常の通話においては、端末Aは、端末Cから受信した映像/音声信号と、端末A自身に入力された映像/音声信号をミキシングして端末Bに送信する。これにより、三者間通話が実現する。
三者間通話におけるコンテンツ共有は、コンテンツデータを取得したビデオコミュニケーション装置において、コンテンツデータの共有相手となるビデオコミュニケーションを特定し、特定されたビデオコミュニケーション装置に対してコンテンツデータを送信すれば良い。特定されたビデオコミュニケーション装置に対するコンテンツデータの送信方法は、二者間通話の場合と同一の方法で行うことができる。
コンテンツデータの共有相手となるビデオコミュニケーション装置の特定は、例えば、通話セッションが確立されている複数の通話相手装置をディスプレイ14に一覧表示するコミュニケーション出力部5と、一覧表示された通話相手装置の中からコンテンツデータの共有相手となる通話相手装置をユーザに選択させるリモコン1bとにより実現できる。
コンテンツ送信部8はディスプレイに一覧表示された通話相手装置の中からユーザが選択した、すなわち、上記共有許可装置特定手段により特定された通話相手装置に対してのみ共有開始要求を送信すれば良い。図18(b)に、コミュニケーション出力部5が表示する表示画面を例示した。図18(b)の上段に示した表示画面においては、初期状態として通話セッションが確立されている全ての通話相手装置に対してコンテンツデータの共有が許可されている。これらの通話相手装置のうち、ユーザは共有を許可しない通話相手装置を指定することにより、間接的に共有を許可する相手を選択することができる。ユーザがコンテンツ共有を許可しない通話相手装置として端末Cを指定した、すなわち、端末Bとのコンテンツ共有を許可した場合の表示画面例を図18(b)の下段に示す。
図18(c)は、端末Aがコンテンツデータを取得し、上述したように端末Aにおいて共有相手として端末Bが選択された場合のコンテンツ共有の様態を示す説明図である。4台以上のビデオコミュニケーション装置間でも、同様にコンテンツデータの共有が実現できる。
特に3台以上のビデオコミュニケーション装置間で通話が行われる場合、予め特定された通話相手装置に対してのみコンテンツデータを送信するようにしても良い。これは、例えば、コンテンツデータの共有を許可する通話相手装置を列挙したリスト(共有許可通信装置リスト)をフラッシュメモリ19などの記憶手段に記憶させ、コンテンツ送信部8は当該リストに含まれる通信装置に対してのみコンテンツデータを送信するように設定することで実現できる。図19には、共有許可通信装置リストの一例を示した。
図20は、コンテンツ共有を開始する前に、コンテンツデータを共有しようとしている通話相手装置がコンテンツデータの共有を許可された通話相手装置であるかを判定する場合のコンテンツ共有開始処理を示すフローチャードである。当該フローチャートにおいては、コミュニケーション制御部2が、コンテンツデータを共有しようとしている通話相手装置を共有許可装置特定手段により特定される通話相手装置と比較し、前者が後者に含まれているかを判定する処理A14および処理A15が付け加えられている。
なお、本実施形態においては、本発明を、テレビ会議システムの端末装置であるビデオコミュニケーション装置に適用したが、本発明はこれに限定されるものではない。すなわち、他の通話装置と通話セッションを確立して通話する、IP電話、テレビ電話などの通話装置、さらに一般には、他の通信装置と通信接続を確立して通信を行なう通信装置に対して、本発明を適用することが可能である。
以上のように、本発明の実施の形態および実施例について説明を行なったが、ここで開示した実施の形態および実施例は全ての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内での全ての変更が含まれる。
すなわち、本発明は上述した各実施形態に限定されるものではなく、請求項に示した範囲で種々の変更が可能であり、異なる実施形態にそれぞれ開示された技術的手段を適宜組み合わせて得られる実施形態についても本発明の技術的範囲に含まれる。
本発明係る通信装置は、以上のように、少なくとも、他の通信装置との通信接続を確立する通信接続確立手段と、コンテンツデータを外部から取得するコンテンツデータ取得手段と、上記コンテンツデータ取得手段がコンテンツデータを取得したときに接続が確立されている上記他の通信装置があれば、当該他の通信装置を、取得したコンテンツデータを送信すべき通信装置であると特定するコンテンツデータ送信手段とを備えている。
また、本発明に係る通信方法は、以上のように、他の通信装置との通信接続を確立する通信接続確立処理と、外部からコンテンツデータを取得するコンテンツデータ取得処理と、上記コンテンツデータ取得処理によりコンテンツデータを取得したときに、接続が確立されている上記他の通信装置があれば、当該他の通信装置を、上記コンテンツデータを送信するべき通信装置であると特定する送信先特定処理とを含んでいる。
また、本発明に係る通信システムは、以上のように、他の通信装置との通信接続を確立する通信接続確立手段と、コンテンツデータを外部から取得するコンテンツデータ取得手段と、上記コンテンツデータ取得手段がコンテンツデータを取得したときに接続が確立されている上記他の通信装置があれば、当該他の通信装置を、取得したコンテンツデータを送信すべき通信装置であると特定するコンテンツデータ送信手段とを備えている通信装置(送信装置)と、上記通信装置と接続を確立し、上記通信装置から送信されたコンテンツデータ受信する他の通信装置(受信装置)とを含んでいる。
従って、本発明に係る通信装置、通信方法、および、通信システムにおいては、ユーザは当該通信装置に外部からコンテンツデータを取得させるだけで、当該通信装置に対して他に操作を施すことなく、当該コンテンツデータの送信先を、当該通信装置と通信接続が確立されている他の通信装置に特定することができる。すなわち、上記構成によれば、少ない操作で容易にコンテンツデータを通信相手装置と共有することが可能になる。
発明の詳細な説明の項においてなされた具体的な実施形態または実施例は、あくまでも、本発明の技術内容を明らかにするものであって、そのような具体例にのみ限定して狭義に解釈されるべきものではなく、本発明の精神と次に記載する特許請求事項の範囲内で、いろいろと変更して実施することができるものである。
本発明は、通信接続を確立して他の通信装置と通信する通信装置に利用することが可能である。特に、通話セッションを確立して通話相手装置と通話する通話装置、例えば、テレビ会議システム端末装置、テレビ電話、IP電話等に特に好適に利用することができる。

Claims (31)

  1. 他の通信装置との通信接続を確立する通信接続確立手段と、
    コンテンツデータを外部から取得するコンテンツデータ取得手段と、
    上記コンテンツデータ取得手段がコンテンツデータを取得したときに接続が確立されている他の通信装置があれば、当該他の通信装置を、取得したコンテンツデータを送信すべき通信装置であると特定するコンテンツデータ送信手段とを備えたことを特徴とする通信装置。
  2. 上記コンテンツデータの送信開始を要求する送信開始要求を上記他の通信装置に送信する送信開始要求送信手段と、
    上記送信開始要求を受信した上記他の通信装置から送信された、上記送信開始要求に対する応答を受信する応答受信手段とをさらに備え、
    上記コンテンツデータ送信手段は、上記応答受信手段が受信した上記応答が上記送信開始要求を許諾するものであるとき、上記コンテンツデータを上記他の通信装置に送信することを特徴とする請求項1に記載の通信装置。
  3. 上記コンテンツデータの送信開始を要求する送信開始要求を上記他の通信装置に送信する送信開始要求送信手段と、
    上記送信開始要求を受信した上記他の通信装置から送信された、上記送信開始要求に対する応答を受信する応答受信手段とをさらに備え、
    上記コンテンツデータ送信手段は、上記応答受信手段が受信した上記応答が特定の通信装置に対して上記コンテンツデータを送信することを要求するものであるとき、上記特定の通信装置を、取得したコンテンツデータを送信すべき通信装置であると特定することを特徴とする請求項1に記載の通信装置。
  4. 上記コンテンツデータ取得手段がコンテンツデータを取得した時点において、他の通信装置との通信接続が確立されていなければ、上記通信接続確立手段は、予め設定された特定の他の通信装置との通信接続を確立することを特徴とする請求項1に記載の通信装置。
  5. 上記コンテンツデータ送信手段は、上記コンテンツデータ取得手段が予め指定された特定のインターフェースを介して上記コンテンツデータを受信したとき、上記コンテンツデータを上記他の通信装置に送信することを特徴とする請求項1に記載の通信装置。
  6. 上記コンテンツデータ取得手段が取得した上記コンテンツデータの種類が予め指定された特定の種類に一致するか判定するコンテンツデータ判定手段を更に備えており、
    上記コンテンツデータ送信手段は、上記コンテンツデータ判定手段によって、上記コンテンツデータの種類が予め指定された特定の種類に一致すると判定されたとき、上記コンテンツデータを上記他の通信装置に送信することを特徴とする請求項1に記載の通信装置。
  7. 上記コンテンツデータ取得手段が取得したコンテンツデータを、当該通信装置が表示信号を送出可能なディスプレイに出力するコンテンツデータ出力手段を更に備え、
    上記コンテンツデータ出力手段は、上記コンテンツデータ送信手段が上記コンテンツデータの送信を開始すると同時に、上記コンテンツデータの上記ディスプレイへの出力を開始することを特徴とする請求項1に記載の通信装置。
  8. 上記送信開始要求を受信した上記他の通信装置から送信された、上記コンテンツデータの取得を要求する取得要求を受信する取得要求受信手段を更に備え、
    上記コンテンツデータ送信手段は、上記取得要求受信手段が上記取得要求を受信したとき、上記コンテンツデータを上記他の通信装置に送信することを特徴とする請求項2に記載の通信装置。
  9. 上記応答を送信した通信装置と上記取得要求を送信した通信装置とが同一の通信装置であるかを判定する通信装置判定手段を更に備え、
    上記コンテンツデータ送信手段は、上記通信装置判定手段が上記応答を送信した通信装置と上記取得要求を送信した通信装置とが同一でないと判定した場合、コンテンツデータを送信しないことを特徴とする請求項8に記載の通信装置。
  10. 上記送信開始要求は、上記取得要求受信手段が上記取得要求を受け付ける時間を指定する時間指定情報を含んでおり、
    上記取得要求受信手段は、上記時間指定情報で指定された特定の時間を除いては上記取得要求を受信しないことを特徴とする請求項8に記載の通信装置。
  11. 上記コンテンツデータはストリーミングデータであり、
    上記コンテンツデータ送信手段は、上記コンテンツデータ取得手段が上記コンテンツデータの取得を開始した時点で、上記コンテンツデータのストリーミング送信を開始することを特徴とする請求項1に記載に通信装置。
  12. 上記コンテンツデータ送信手段は、上記通信接続確立手段が通信接続を確立した複数の他の通信装置のうち、特定の通信装置にのみ上記コンテンツデータを送信することを特徴とする請求項1に記載の通信装置。
  13. 上記特定の通信装置は、上記通信接続確立手段が通信接続を確立した複数の他の通信装置のうち、当該通信装置においてコンテンツデータの共有を許可された通信装置を列挙した共有許可通信装置リストに含まれる通信装置であることを特徴とする請求項12に記載の通信装置。
  14. 当該通信装置から表示信号を送出可能なディスプレイに、上記通信接続確立手段が通信接続を確立した複数の他の通信装置を一覧表示する表示手段と、
    上記ディスプレイに表示された上記複数の他の通信装置から、少なくとも1つの通信装置をユーザに選択させる通信装置選択手段とを更に備え、
    上記特定の通信装置は、上記通信装置選択手段によってユーザが選択した上記少なくとも1つの通信装置であることを特徴とする請求項12に記載の通信装置。
  15. 上記コンテンツデータ取得手段が取得したコンテンツデータを含む電子メールを作成し、上記電子メールを指定された電子メールアドレスに送信する電子メール送信手段を更に備え、
    上記電子メール送信手段は、上記コンテンツデータ送信手段が上記コンテンツデータの送信を失敗した場合、上記通信接続確立手段が通信接続を確立した上記他の通信装置に予め関連づけられた上記電子メールアドレスに上記電子メールを送信することを特徴とする請求項1に記載の通信装置。
  16. 上記コンテンツデータ取得手段が取得したコンテンツデータを蓄積し、蓄積した複数のコンテンツデータを列挙したコンテンツデータリストを生成するコンテンツデータ蓄積手段と、
    上記コンテンツデータリストを上記他の通信装置に送信するコンテンツデータリスト送信手段と、
    上記コンテンツデータリストを受信した上記他の通信装置から送信された、上記コンテンツデータリストに含まれる少なくとも1のコンテンツデータの取得を要求する取得要求を受信する取得要求受信手段とを更に備え、
    上記コンテンツデータ送信手段は、上記取得要求において取得することが要求された上記少なくとも1つ以上のコンテンツデータを、上記コンテンツデータリストを受信した上記他の通信装置に送信することを特徴とする請求項1に記載の通信装置。
  17. 他の通信装置と通信する通信手段であって、自装置のユーザと通信相手装置のユーザとのリアルタイムなコミュニケーションを可能ならしめる通信手段と、
    外部からコンテンツデータを受信するコンテンツデータ受信手段と、
    上記コンテンツデータ受信手段が受信したコンテンツデータを、上記通信手段が通信している通信相手装置に送信するコンテンツデータ送信手段と、
    を備えていることを特徴とする通信装置。
  18. 上記コンテンツデータ受信手段が受信したコンテンツデータの種類を判定するコンテンツデータ判定手段を更に備え、
    上記コンテンツデータ送信手段は、
    上記コンテンツデータ受信手段が受信したコンテンツデータが予め設定された特定の種類のコンテンツデータであるとき、該コンテンツデータを上記通信相手装置に送信するものである、
    ことを特徴とする請求項17に記載の通信装置。
  19. 上記コンテンツデータ受信手段が受信したコンテンツデータを、上記通信手段が通信している通信相手装置に送信するか否かを指示するユーザ操作を受け付けるユーザ操作受付手段を更に備え、
    上記コンテンツデータ送信手段は、
    上記ユーザ操作受付手段が受け付けたユーザ操作に基づいて、上記コンテンツデータを上記通信相手装置に送信するものである、
    ことを特徴とする請求項17または18に記載の通信装置。
  20. コンテンツデータの共有を許可する他の通信装置を指定するための共有許可通信装置指定情報を列挙した共有許可通信装置リストを記憶する記憶手段を更に備え、
    上記コンテンツデータ送信手段は、
    上記通信手段が通信している通信相手装置が、上記共有許可通信装置リストに含まれる共有許可通信装置指定情報により指定される通信装置であるとき、上記コンテンツデータ受信手段が受信したコンテンツデータを該通信相手装置に送信するものである、
    ことを特徴とする請求項17から19のうち何れか1項に記載の通信装置。
  21. 他の通信装置と通信する通信手段であって、自装置のユーザと通信相手装置のユーザとのリアルタイムなコミュニケーションを可能ならしめる通信手段と、
    外部からコンテンツデータを受信するコンテンツデータ受信手段と、
    上記コンテンツデータ受信手段がコンテンツデータを受信したとき、受信したコンテンツデータの共有開始を要求する共有開始要求を、上記通信手段が通信している通信相手装置に送信する共有開始要求送信手段と、
    を備えていることを特徴とする通信装置。
  22. 上記コンテンツデータ受信手段が受信したコンテンツデータの種類を判定するコンテンツデータ判定手段を更に備え、
    上記共有開始要求送信手段は、
    上記コンテンツデータ受信手段が受信したコンテンツデータが予め設定された特定の種類のコンテンツデータであるとき、該コンテンツデータの共有開始を要求する共有開始要求を、上記通信相手装置に送信するものである、
    ことを特徴とする請求項21に記載の通信装置。
  23. 上記コンテンツデータ受信手段が受信したコンテンツデータを、上記通信手段が通信している通信相手装置と共有するか否かを指示するユーザ操作を受け付けるユーザ操作受付手段を更に備え、
    上記共有開始要求送信手段は、
    上記ユーザ操作受付手段が受け付けたユーザ操作に基づいて、上記コンテンツデータの共有開始を要求する共有開始要求を、上記通信相手装置に送信するものである、
    ことを特徴とする請求項21または22に記載の通信装置。
  24. コンテンツデータの共有を許可する他の通信装置を指定するための共有許可通信装置指定情報を列挙した共有許可通信装置リストを記憶する記憶手段を更に備え、
    上記共有開始要求送信手段は、
    上記通信手段が通信している通信相手装置が、上記共有許可通信装置リストに含まれる共有許可通信装置指定情報により指定される通信装置であるとき、上記コンテンツデータの共有開始を要求する共有開始要求を、該通信相手装置に送信するものである、
    ことを特徴とする請求項21から23のうち何れか1項に記載の通信装置。
  25. 上記共有開始要求に対する応答を上記通信相手装置から受信する応答受信手段と、
    上記応答受信手段が受信した応答が、上記コンテンツデータ受信手段が受信したコンテンツデータを電子メールにより送信することを指示するものであるとき、上記通信相手装置に予め関連付けられた電子メールアドレスに対して、上記コンテンツデータを含む電子メールを送信する電子メール送信手段と、
    を備えていることを特徴とする請求項21から24のうち何れか1項に記載の通信装置。
  26. 他の通信装置との通信接続を確立する通信接続確立処理と、
    外部からコンテンツデータを取得するコンテンツデータ取得処理と、
    上記コンテンツデータ取得処理によりコンテンツデータを取得したときに接続が確立されている上記他の通信装置があれば、当該他の通信装置を、上記コンテンツデータを送信するべき通信装置であると特定する送信先特定処理とを含むことを特徴とする通信方法。
  27. 他の通信装置と通信する通信処理であって、自装置のユーザと通信相手装置のユーザとのリアルタイムなコミュニケーションを可能ならしめる通信処理と、
    外部からコンテンツデータを受信するコンテンツデータ受信処理と、
    上記コンテンツデータ受信手段が受信したコンテンツデータを、上記通信手段が通信している通信相手装置に送信するコンテンツデータ送信処理と、
    を含んでいることを特徴とする通信方法。
  28. 他の通信装置と通信する通信処理であって、自装置のユーザと通信相手装置のユーザとのリアルタイムなコミュニケーションを可能ならしめる通信処理と、
    外部からコンテンツデータを受信するコンテンツデータ受信処理と、
    上記コンテンツデータ受信手段がコンテンツデータを受信したとき、受信したコンテンツデータの共有開始を要求する共有開始要求を、上記通信手段が通信している通信相手装置に送信する共有開始要求送信処理と、
    を含んでいることを特徴とする通信方法。
  29. 請求項1から25のうちの何れか1項に記載の通信装置と、
    上記通信装置との間に通信接続を確立する他の通信装置、または、上記通信装置との間でユーザ同士のリアルタイムなコミュニケーションを可能ならしめる通信を行う他の通信装置と、
    を含んでいることを特徴とする通信システム。
  30. コンピュータを、請求項1から25のうち何れか一項に記載の通信装置が備えている上記各手段として機能させるためのプログラム。
  31. 請求項30に記載のプログラムを記録しているコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
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