JPWO2004076334A1 - 油圧作業機の油圧制御装置 - Google Patents
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Abstract
ブームの自由端を起伏方向に回動させる起伏シリンダ7と、ブームの先端部に回動可能に取り付けられたアタッチメントと、ブームに対してアタッチメントを上下方向に回動させるチルトシリンダ8と、前記ブームの起伏動作に連動して伸縮し、前記ブームの起伏角度の変化に応じて前記アタッチメントの上下方向の角度を予め設定した角度に保持するレベリングシリンダ9とを備え、ブーム上げ操作時における起伏シリンダ7の作動圧が予め設定した圧力よりも高くなったときに、起伏シリンダ7の伸び動作を行わせる側の管路35とレベリングシリンダ9の伸び動作を行わせる側の管路33とを連通させる。この連通は、前記管路35,33間に設けられた管路37と、この管路37の回路を切り換える第1及び第2切換弁21,20によって行われる。
Description
本発明は、ブームと、当該ブームの起伏角度の如何に関わりなく車体に対する上下方向の角度を予め設定した角度に維持可能なアタッチメントとを備えたリフトトラックなどの油圧作業機の油圧制御装置に関する。
従来より、油圧作業機として、リフトトラックと呼ばれる荷役作業用の車両や高所作業車が知られている。高所作業車としては、例えば登録実用新案第2566631号公報特許文献1に開示されているような装置が公知である。
この種の高所作業車やリフトトラックなどの油圧作業機においては、リフト能力、即ち、どれだけの重量物を持ち上げられるかの性能が重視される。油圧作業機のリフト能力を高めるためには、一般に、起伏シリンダとして受圧面積がより大きな油圧シリンダを用いるという手段がとられる。
しかしながら、油圧シリンダが出せる力は受圧面積×圧力で表されるので、受圧面積が大きな油圧シリンダを用いれば油圧作業機のリフト能力を向上させることができるが、油圧シリンダの伸びスピードは、圧油の流入流量/受圧面積で表されるので、受圧面積が大きな油圧シリンダを用いると、ブーム上げのスピードが遅くなるという不都合が生じる。また、油圧シリンダは、受圧面積が大きくなるほど高価になるので、受圧面積が大きな油圧シリンダを用いると、油圧作業機がコスト高になる不都合も生じる。
また、前記従来技術では、レベリング修正動作を選択スイッチで選択するようにし、レベリング修正を別途行うようにしているが、ブーム上げの動作時の速度やリフト能力については特に考慮されていない。
本発明は、このような従来技術の実情に鑑みてなされたもので、その目的は、ブーム上げの動作速度を従来より遅くすることなく、リフト能力の高い油圧作業機の油圧制御装置を提供することにある。
この種の高所作業車やリフトトラックなどの油圧作業機においては、リフト能力、即ち、どれだけの重量物を持ち上げられるかの性能が重視される。油圧作業機のリフト能力を高めるためには、一般に、起伏シリンダとして受圧面積がより大きな油圧シリンダを用いるという手段がとられる。
しかしながら、油圧シリンダが出せる力は受圧面積×圧力で表されるので、受圧面積が大きな油圧シリンダを用いれば油圧作業機のリフト能力を向上させることができるが、油圧シリンダの伸びスピードは、圧油の流入流量/受圧面積で表されるので、受圧面積が大きな油圧シリンダを用いると、ブーム上げのスピードが遅くなるという不都合が生じる。また、油圧シリンダは、受圧面積が大きくなるほど高価になるので、受圧面積が大きな油圧シリンダを用いると、油圧作業機がコスト高になる不都合も生じる。
また、前記従来技術では、レベリング修正動作を選択スイッチで選択するようにし、レベリング修正を別途行うようにしているが、ブーム上げの動作時の速度やリフト能力については特に考慮されていない。
本発明は、このような従来技術の実情に鑑みてなされたもので、その目的は、ブーム上げの動作速度を従来より遅くすることなく、リフト能力の高い油圧作業機の油圧制御装置を提供することにある。
前記目的を達成するため、第1の手段は、一端が回動端として固定側に回動可能に取り付けられたブームと、前記ブームの他端側を自由端として起伏方向に回動させる第1のシリンダと、前記ブームの自由端側の先端部に回動可能に取り付けられたアタッチメントと、前記ブームに対して前記アタッチメントを上下方向に回動させる第2のシリンダと、前記ブームの起伏動作に連動して伸縮し、前記ブームの起伏角度の変化に応じて前記アタッチメントの上下方向の角度を予め設定した角度に保持する第3のシリンダと、前記第1及び第2のシリンダにそれぞれ圧油を供給する油圧ポンプと、当該油圧ポンプから前記第1及び第2のシリンダにそれぞれ供給される圧油の流れを制御する方向制御弁と、当該方向制御弁を切換操作する操作装置とを備えた油圧作業機の油圧制御装置において、ブーム上げ操作時における前記第1のシリンダの作動圧が予め設定した圧力よりも高くなったときに、前記第1のシリンダの伸び動作を行わせる側と前記第3のシリンダの伸び動作を行わせる側とを連通させる手段を備えていることを特徴とする。
第2の手段は、第1の手段において、前記連通させる手段が、前記第1のシリンダの伸び動作を行わせる側に接続された第1の管路および前記第3のシリンダの伸び動作を行わせる側に接続された第2の管路を接続する第3の管路に設けられていることを特徴とする。
第3の手段は、第2の手段において、前記連通させる手段が、前記第3の管路に設けられた第1の切換弁と、ブーム上げ操作を行う前記操作装置の操作に応じて切り換えられ、前記第1の管路の圧力を前記第1の切換弁のパイロットポートに導く第2の切換弁とからなることを特徴とする。
第4の手段は、第3の手段において、前記操作装置が油圧パイロット式の操作装置であり、前記第2の切換弁は前記パイロットポートに前記油圧パイロット圧を導き、前記第1の切換弁の切換を行うことを特徴とする。
第5の手段は、第1の手段において、前記ブームが2段以上の伸縮機構を備えていることを特徴とする。
第6の手段は、第1の手段において、前記アタッチメントが、ホーク、バスケットおよびバケットの1つを含むことを特徴とする。
第7の手段は、第1の手段において、前記固定側が前記油圧作業機の本体部であることを特徴とする。
第8の手段は、第1ないし第7のいずれかの手段において、前記油圧作業機がリフトトラックおよび高所作業車のいずれかを含むことを特徴とする。
なお、以下の実施形態において、第1のシリンダは起伏シリンダ7に、第2のシリンダはチルトシリンダ8に、第3のシリンダはレベリングシリンダ9に、連通する手段は第1及び第2切換弁21,20に、油圧ポンプは符号10に、方向制御弁は符号11に、操作装置は符号13に、第1の切換弁は第1切換弁21に、第2の切換弁は第2切換弁20に、第1の管路は管路35に、第2の管路は管路33に、第3の管路は管路37に、第1の切換弁のパイロットポートは符号21dにそれぞれ対応する。
本発明によれば、ブーム上げ操作時において第1のシリンダの作動圧が予め設定した圧力よりも高くなったときに油圧ポンプから吐出された圧油が第1のシリンダの伸び動作側及び第3のシリンダの伸び動作側の双方に供給されるので、第3のシリンダの伸張力もブームを回動させる駆動力として利用でき、油圧作業機のリフト能力を高めることができる。
第2の手段は、第1の手段において、前記連通させる手段が、前記第1のシリンダの伸び動作を行わせる側に接続された第1の管路および前記第3のシリンダの伸び動作を行わせる側に接続された第2の管路を接続する第3の管路に設けられていることを特徴とする。
第3の手段は、第2の手段において、前記連通させる手段が、前記第3の管路に設けられた第1の切換弁と、ブーム上げ操作を行う前記操作装置の操作に応じて切り換えられ、前記第1の管路の圧力を前記第1の切換弁のパイロットポートに導く第2の切換弁とからなることを特徴とする。
第4の手段は、第3の手段において、前記操作装置が油圧パイロット式の操作装置であり、前記第2の切換弁は前記パイロットポートに前記油圧パイロット圧を導き、前記第1の切換弁の切換を行うことを特徴とする。
第5の手段は、第1の手段において、前記ブームが2段以上の伸縮機構を備えていることを特徴とする。
第6の手段は、第1の手段において、前記アタッチメントが、ホーク、バスケットおよびバケットの1つを含むことを特徴とする。
第7の手段は、第1の手段において、前記固定側が前記油圧作業機の本体部であることを特徴とする。
第8の手段は、第1ないし第7のいずれかの手段において、前記油圧作業機がリフトトラックおよび高所作業車のいずれかを含むことを特徴とする。
なお、以下の実施形態において、第1のシリンダは起伏シリンダ7に、第2のシリンダはチルトシリンダ8に、第3のシリンダはレベリングシリンダ9に、連通する手段は第1及び第2切換弁21,20に、油圧ポンプは符号10に、方向制御弁は符号11に、操作装置は符号13に、第1の切換弁は第1切換弁21に、第2の切換弁は第2切換弁20に、第1の管路は管路35に、第2の管路は管路33に、第3の管路は管路37に、第1の切換弁のパイロットポートは符号21dにそれぞれ対応する。
本発明によれば、ブーム上げ操作時において第1のシリンダの作動圧が予め設定した圧力よりも高くなったときに油圧ポンプから吐出された圧油が第1のシリンダの伸び動作側及び第3のシリンダの伸び動作側の双方に供給されるので、第3のシリンダの伸張力もブームを回動させる駆動力として利用でき、油圧作業機のリフト能力を高めることができる。
図1は本発明の実施形態に係る油圧作業機に備えられる油圧回路の回路図である。
図2は本発明の実施形態に係る油圧作業機の一例を示す側面図である。
図2は本発明の実施形態に係る油圧作業機の一例を示す側面図である。
以下、本発明を実施するための最良の形態について、図面を参照して説明する。
図2は本発明の実施形態に係る油圧作業機としてのリフトトラックの一例を示す図である。この図より明らかなように、本実施形態に係るリフトトラックは、前輪2、後輪3及び運転席4を有する車体1と、車体1に一端が回動可能に取り付けられた伸縮可能なブーム5と、ブーム5の先端部に回動可能に取り付けられたフォークなどのアタッチメント6と、車体1とブーム5との間に設置され、車体1に対してブーム5を起伏方向(A−B方向)に回動させる起伏シリンダ7と、ブーム5とアタッチメント6との間に設置され、ブーム5に対してアタッチメント6をチルト方向(C−D方向)に回動させるチルトシリンダ8と、車体1とブーム5との間に設置され、ブーム5の起伏動作に連動して伸縮されるレベリングシリンダ9とを備えている。
レベリングシリンダ9は、車体1に対するブーム5の起伏角度が変更された場合にも、車体1に対するアタッチメント6の上下方向の相対的な角度(チルト角度)を予め設定した角度に保つためのものであって、チルトシリンダ8と図示しない管路を介して接続されており、ブーム5が起伏操作されたとき、レベリングシリンダ9から押し出された圧油をチルトシリンダ8に供給して、ブーム5に対するアタッチメント6のチルト角度を変更するようになっている。なお、この実施形態では、アタッチメント6として荷を運ぶフォークを例示しているが、その他に、土砂の掘削や整地を行うバケット、あるいは荷や人を上方に運ぶバスケットなどが使用される。
図1に前記構成のリフトトラックに備えられる油圧回路の回路図を示す。なお、図1の回路図においては、本発明の説明に直接関係がないため、ブーム5を伸縮させるための油圧回路が省略されているが、ブーム5は複数段、例えば5段で伸縮可能となっている。
図1より明らかなように、本実施形態に係る油圧回路は、油圧源である油圧ポンプ10と、油圧ポンプ10より起伏シリンダ7に供給される圧油の流れを制御する方向制御弁11と、油圧ポンプ10よりチルトシリンダ8に供給される圧油の流れを制御する方向制御弁12と、方向制御弁11の操作装置13と、方向制御弁12の操作装置14と、方向制御弁11と起伏シリンダ7とを接続する管路35,36と、管路35(起伏シリンダ7の伸び動作側管路)に設けられたカウンターバランス弁15と、方向制御弁12とチルトシリンダ8とを接続する管路31,32と、管路31(チルトシリンダ8の伸び動作側管路)に設けられたカウンターバランス弁16と、管路31とレベリングシリンダ9のボトム室9aとを接続する管路(レベリングシリンダ9の伸び動作側管路)33と、管路32とレベリングシリンダ9のロッド室9bとを接続する管路34と、油圧ポンプ10の出口管路30とタンク18とを接続する管路に設けられたリリーフ弁17とから構成されており、操作装置13,14は、それぞれ操作レバー13a、14aと、減圧弁13b,14bと、パイロット圧を供給するパイロットポンプ40とから構成されている。
本実施形態では、起伏シリンダ7の伸び動作側管路35とレベリングシリンダ9の伸び動作側管路33とを接続する管路37が設けられ、この管路37には、第1切換弁21と、操作装置13のブーム上げ操作によって切り換えられ、第1切換弁21のパイロットポート21dに起伏シリンダ7の伸び動作側管路35の圧力を供給する第2切換弁20とが設けられている。なお、第1切換弁21に備えられた戻しばね21cによって設定される第1切換弁21の設定圧、もしくは切換設定圧は、リリーフ弁17の設定圧よりもやや低い値に設定される。なお、特許請求の範囲にいう連通する手段は、前記第1切換弁21と前記第2切換弁20との組合せから構成されている。
オペレータが操作レバー14aを操作し、パイロットポート12dにパイロット圧を供給して方向切換弁12を中立位置12bから位置12aに切り換えると、油圧ポンプ10から吐出された圧油が管路30、方向切換弁12及び管路32を通ってチルトシリンダ8のロッド室8bに供給されるので、チルトシリンダ8が縮み方向に動作し、アタッチメント6が下げ方向(D方向)に回動する。チルトシリンダ8の縮み動作に伴ってチルトシリンダ8のボトム室8aから押し出された作動油は、カウンターバランス弁16、管路31及び方向切換弁12を通ってタンク18に戻される。
これに対して、オペレータが操作レバー14aを操作し、パイロットポート12eにパイロット圧を供給して方向切換弁12を位置12cに切り換えた場合には、油圧ポンプ10から吐出された圧油が管路30、方向切換弁12、管路31及びカウンターバランス弁16に設けられた逆止弁16aを通ってチルトシリンダ8のボトム室8aに供給されるので、チルトシリンダ8が伸び方向に動作し、アタッチメント6が上げ方向(C方向)に回動する。チルトシリンダ8の伸び動作に伴ってチルトシリンダ8のロッド室8bから押し出された作動油は、管路32及び方向切換弁12を通ってタンク18に戻される。
また、オペレータが操作レバー13aを操作し、パイロットポート11dにパイロット圧を供給し、方向切換弁11を中立位置11bから位置11aに切り換えると、油圧ポンプ10から吐出された圧油が管路30、方向切換弁11、管路35、カウンターバランス弁15に設けられた逆止弁15aを通って起伏シリンダ7のボトム室7aに供給されるので、起伏シリンダ7が伸び方向に動作し、ブーム5が上げ方向(A方向)に回動する。起伏シリンダ7の伸び動作に伴って起伏シリンダ7のロッド室7bから押し出された作動油は、管路36、方向切換弁11を通ってタンク18に戻される。ブーム5が上げ方向に回動されると、レベリングシリンダ9が強制的に伸ばされ、レベリングシリンダ9のロッド室9bから作動油が押し出されるので、その作動油が管路34及び管路32を通ってチルトシリンダ8のロッド室8bに流入し、チルトシリンダ8が縮み方向に動作して、アタッチメント6が下げ方向(D方向)に回動する。チルトシリンダ8の縮み動作に伴ってチルトシリンダ8のボトム室8aから押し出された作動油は、カウンターバランス弁16、管路31及び管路33を介してレベリングシリンダ9のボトム室9aに導かれる。その結果、ブーム5の上げ操作に応じて、車体1に対するアタッチメント6の上下方向の相対的な角度が変更され、自動的にブーム上げ操作前の状態に保持される。
ブーム上げ用のパイロット圧が第2切換弁20のパイロットポート20dに作用していない場合、第2切換弁20は位置20aに保持される。このとき、第1切換弁21のパイロットポート21dにはタンク圧しか作用しないので、第1切換弁21は位置21aに保持され、管路31と管路37とが遮断されると共に管路31と管路33とが第1切換弁21を介して連通される。
これに対して、オペレータが操作レバー13aを操作し、パイロットポート11eにパイロット圧を供給し、方向切換弁11を室11cに切り換えた場合には、油圧ポンプ10から吐出された圧油が管路30、方向切換弁11及び管路36を通って起伏シリンダ7のロッド室7bに供給されるので、起伏シリンダ7が縮み方向に動作し、ブーム5が下げ方向(B方向)に回動する。起伏シリンダ7の縮み動作に伴って起伏シリンダ7のボトム室7aから押し出された作動油は、カウンターバランス弁15、管路35及び方向切換弁11を通ってタンク18に戻される。ブーム5が下げ方向に回動されると、レベリングシリンダ9が強制的に縮められ、レベリングシリンダ9のボトム室9aから作動油が押し出されるので、その作動油が管路33、管路31及びカウンターバランス弁16の逆止弁16aを通ってチルトシリンダ8のボトム室8aに流入し、チルトシリンダ8が伸び方向に動作して、アタッチメント6が上げ方向(C方向)に回動する。チルトシリンダ8の伸び動作に伴ってチルトシリンダ8のロッド室8bから押し出された作動油は、管路32及び管路34を介してレベリングシリンダ9のロッド室9bに導かれる。その結果、ブーム5の下げ操作に関わりなく、車体1に対するアタッチメント6のチルト角度が自動的にブーム上げ操作前の状態に保たれる。
オペレータによりブーム上げ操作が行われると、操作装置13からのパイロット圧により方向切換弁11が位置11aに切り換えられると共に第2切換弁20が位置20bに切り換えられる。これにより、油圧ポンプ10から吐出された圧油が管路30、方向切換弁11、管路35、カウンターバランス弁15の逆止弁15aを通って起伏シリンダ7のボトム室7aに供給されると共に、第2切換弁20が位置20bに切り換えられていることから、管路35の圧力(起伏シリンダ7の作動圧)が管路37を介して第1切換弁21のパイロットポート21dにも作用する。起伏シリンダ7の作動圧は、アタッチメント6によって持ち上げようとする荷物の重量が大きいほど大きくなる。
起伏シリンダ7の作動圧が第1切換弁21の設定圧よりも低い場合には、第1切換弁21が位置21aに保持されるので、管路31と管路37との遮断状態及び管路31と管路33との連通状態が維持される。したがって、この場合にも、前記の手順でブーム5の上げ操作及びブーム5の上げ操作に伴うアタッチメント6のチルト角度の調整操作が行われる。
起伏シリンダ7の作動圧が第1切換弁21の設定圧よりも高い場合には、第1切換弁21が位置21bに切り換えられるので、管路33と管路35とが管路37を介して接続されると共に、管路31とタンク18とが接続される。このため、油圧ポンプ10から吐出された圧油が管路30、方向切換弁11、管路35を通って起伏シリンダ7のボトム室7aに供給されると共に、管路35中の圧油の一部が管路37、切換弁21、管路33を通ってレベリングシリンダ9のボトム室9aに供給される。これにより、起伏シリンダ7とレベリングシリンダ9の双方に伸び方向の力が生じ、これらがブーム5を上げ方向に回動させる力として作用するので、起伏シリンダ単独でブーム5を上げ方向に回動させる場合に比べて、油圧作業機のリフト能力が高められる。
なお、本実施形態では操作装置13,14は油圧パイロット方式のものを例示しているが、電気操作式のものを使用することもできる。この場合には、操作レバー13aの操作により電気信号が出力され、操作レバー13aの操作によって出力された電気信号によって第2切換弁20を切り換えるように構成する。
また、図1の構成において、方向制御弁11のブーム上げ側へ切り換える側のパイロットポート11dに接続されたパイロット回路に圧力検出器を設け、この圧力検出器により圧力変換を検出し、その検出信号(電気信号)を例えば電気油圧変換弁により圧力に変換して第2切換弁20のパイロットポート20dに導いて第2切換弁20を切り換えるように構成することもできる。
さらに、本実施形態では、第1及び第2切換弁21,20によって管路37を連通させる切換手段を構成しているが、管路37と、方向制御弁11をブーム上げ側へ切り換える側のパイロットポート11dに接続されたパイロット回路とにそれぞれ圧力検出器を配置し、管路37の圧力が予め設定した圧力より大きく、かつ、方向制御弁11がブーム上げ側に切り換わったことをそれぞれの圧力検出器からの信号によって制御装置が検出したときに、当該制御装置からの制御信号によって第1切換弁21を切り換えるように構成することもできる。なお、この切り換えは、前記制御装置からの制御信号を例えば電気油圧変換弁により圧力に変換し、第1切換弁21のパイロットポート21dに圧力を印加することにより行われる。
このように、本実施形態に係る油圧作業機は、起伏シリンダ7の伸び動作側管路35とレベリングシリンダ9の伸び動作側管路33とを接続する管路37に予め設定された圧力値で管路35,33との連通状態を変更する手段(切換弁20,21)を備え、ブーム上げ操作時における起伏シリンダ7の作動圧が回路切換手段の設定圧よりも高くなったときに各伸び動作側管路33,35が連通されて、油圧ポンプ10から吐出された圧油が起伏シリンダ7の伸び動作側及びレベリングシリンダ9の伸び動作側の双方に供給されるようにしたので、レベリングシリンダ9の伸張力もブームを回動させる駆動力として利用することが可能となり、これにより油圧作業機のリフト能力を高めることができる。
また、油圧作業機のリフト能力を犠牲にすることなく起伏シリンダ7の受圧面積の小型化を図ることが可能となり、これにより油圧作業機の低コスト化を図ることができる。
さらに、本例の油圧作業機は、油圧ポンプ10から吐出された圧油をレベリングシリンダ9に供給するための手段を2つの切換弁20,21によって構成したので、汎用品の組合せで構成することが可能となる。
なお、前記連通させる手段は、本実施形態では第1切換弁21および第2切換弁20によって構成されているが、ブーム上げ操作時における第1のシリンダの作動圧が予め設定した圧力よりも高くなったときに、第1のシリンダの伸び動作を行わせる側と第3のシリンダの伸び動作を行わせる側とを連通させる機能を備えていれば前記切換弁21,20の組み合わせに限定されるものではなく、必要に応じて適宜設計することができる。
図2は本発明の実施形態に係る油圧作業機としてのリフトトラックの一例を示す図である。この図より明らかなように、本実施形態に係るリフトトラックは、前輪2、後輪3及び運転席4を有する車体1と、車体1に一端が回動可能に取り付けられた伸縮可能なブーム5と、ブーム5の先端部に回動可能に取り付けられたフォークなどのアタッチメント6と、車体1とブーム5との間に設置され、車体1に対してブーム5を起伏方向(A−B方向)に回動させる起伏シリンダ7と、ブーム5とアタッチメント6との間に設置され、ブーム5に対してアタッチメント6をチルト方向(C−D方向)に回動させるチルトシリンダ8と、車体1とブーム5との間に設置され、ブーム5の起伏動作に連動して伸縮されるレベリングシリンダ9とを備えている。
レベリングシリンダ9は、車体1に対するブーム5の起伏角度が変更された場合にも、車体1に対するアタッチメント6の上下方向の相対的な角度(チルト角度)を予め設定した角度に保つためのものであって、チルトシリンダ8と図示しない管路を介して接続されており、ブーム5が起伏操作されたとき、レベリングシリンダ9から押し出された圧油をチルトシリンダ8に供給して、ブーム5に対するアタッチメント6のチルト角度を変更するようになっている。なお、この実施形態では、アタッチメント6として荷を運ぶフォークを例示しているが、その他に、土砂の掘削や整地を行うバケット、あるいは荷や人を上方に運ぶバスケットなどが使用される。
図1に前記構成のリフトトラックに備えられる油圧回路の回路図を示す。なお、図1の回路図においては、本発明の説明に直接関係がないため、ブーム5を伸縮させるための油圧回路が省略されているが、ブーム5は複数段、例えば5段で伸縮可能となっている。
図1より明らかなように、本実施形態に係る油圧回路は、油圧源である油圧ポンプ10と、油圧ポンプ10より起伏シリンダ7に供給される圧油の流れを制御する方向制御弁11と、油圧ポンプ10よりチルトシリンダ8に供給される圧油の流れを制御する方向制御弁12と、方向制御弁11の操作装置13と、方向制御弁12の操作装置14と、方向制御弁11と起伏シリンダ7とを接続する管路35,36と、管路35(起伏シリンダ7の伸び動作側管路)に設けられたカウンターバランス弁15と、方向制御弁12とチルトシリンダ8とを接続する管路31,32と、管路31(チルトシリンダ8の伸び動作側管路)に設けられたカウンターバランス弁16と、管路31とレベリングシリンダ9のボトム室9aとを接続する管路(レベリングシリンダ9の伸び動作側管路)33と、管路32とレベリングシリンダ9のロッド室9bとを接続する管路34と、油圧ポンプ10の出口管路30とタンク18とを接続する管路に設けられたリリーフ弁17とから構成されており、操作装置13,14は、それぞれ操作レバー13a、14aと、減圧弁13b,14bと、パイロット圧を供給するパイロットポンプ40とから構成されている。
本実施形態では、起伏シリンダ7の伸び動作側管路35とレベリングシリンダ9の伸び動作側管路33とを接続する管路37が設けられ、この管路37には、第1切換弁21と、操作装置13のブーム上げ操作によって切り換えられ、第1切換弁21のパイロットポート21dに起伏シリンダ7の伸び動作側管路35の圧力を供給する第2切換弁20とが設けられている。なお、第1切換弁21に備えられた戻しばね21cによって設定される第1切換弁21の設定圧、もしくは切換設定圧は、リリーフ弁17の設定圧よりもやや低い値に設定される。なお、特許請求の範囲にいう連通する手段は、前記第1切換弁21と前記第2切換弁20との組合せから構成されている。
オペレータが操作レバー14aを操作し、パイロットポート12dにパイロット圧を供給して方向切換弁12を中立位置12bから位置12aに切り換えると、油圧ポンプ10から吐出された圧油が管路30、方向切換弁12及び管路32を通ってチルトシリンダ8のロッド室8bに供給されるので、チルトシリンダ8が縮み方向に動作し、アタッチメント6が下げ方向(D方向)に回動する。チルトシリンダ8の縮み動作に伴ってチルトシリンダ8のボトム室8aから押し出された作動油は、カウンターバランス弁16、管路31及び方向切換弁12を通ってタンク18に戻される。
これに対して、オペレータが操作レバー14aを操作し、パイロットポート12eにパイロット圧を供給して方向切換弁12を位置12cに切り換えた場合には、油圧ポンプ10から吐出された圧油が管路30、方向切換弁12、管路31及びカウンターバランス弁16に設けられた逆止弁16aを通ってチルトシリンダ8のボトム室8aに供給されるので、チルトシリンダ8が伸び方向に動作し、アタッチメント6が上げ方向(C方向)に回動する。チルトシリンダ8の伸び動作に伴ってチルトシリンダ8のロッド室8bから押し出された作動油は、管路32及び方向切換弁12を通ってタンク18に戻される。
また、オペレータが操作レバー13aを操作し、パイロットポート11dにパイロット圧を供給し、方向切換弁11を中立位置11bから位置11aに切り換えると、油圧ポンプ10から吐出された圧油が管路30、方向切換弁11、管路35、カウンターバランス弁15に設けられた逆止弁15aを通って起伏シリンダ7のボトム室7aに供給されるので、起伏シリンダ7が伸び方向に動作し、ブーム5が上げ方向(A方向)に回動する。起伏シリンダ7の伸び動作に伴って起伏シリンダ7のロッド室7bから押し出された作動油は、管路36、方向切換弁11を通ってタンク18に戻される。ブーム5が上げ方向に回動されると、レベリングシリンダ9が強制的に伸ばされ、レベリングシリンダ9のロッド室9bから作動油が押し出されるので、その作動油が管路34及び管路32を通ってチルトシリンダ8のロッド室8bに流入し、チルトシリンダ8が縮み方向に動作して、アタッチメント6が下げ方向(D方向)に回動する。チルトシリンダ8の縮み動作に伴ってチルトシリンダ8のボトム室8aから押し出された作動油は、カウンターバランス弁16、管路31及び管路33を介してレベリングシリンダ9のボトム室9aに導かれる。その結果、ブーム5の上げ操作に応じて、車体1に対するアタッチメント6の上下方向の相対的な角度が変更され、自動的にブーム上げ操作前の状態に保持される。
ブーム上げ用のパイロット圧が第2切換弁20のパイロットポート20dに作用していない場合、第2切換弁20は位置20aに保持される。このとき、第1切換弁21のパイロットポート21dにはタンク圧しか作用しないので、第1切換弁21は位置21aに保持され、管路31と管路37とが遮断されると共に管路31と管路33とが第1切換弁21を介して連通される。
これに対して、オペレータが操作レバー13aを操作し、パイロットポート11eにパイロット圧を供給し、方向切換弁11を室11cに切り換えた場合には、油圧ポンプ10から吐出された圧油が管路30、方向切換弁11及び管路36を通って起伏シリンダ7のロッド室7bに供給されるので、起伏シリンダ7が縮み方向に動作し、ブーム5が下げ方向(B方向)に回動する。起伏シリンダ7の縮み動作に伴って起伏シリンダ7のボトム室7aから押し出された作動油は、カウンターバランス弁15、管路35及び方向切換弁11を通ってタンク18に戻される。ブーム5が下げ方向に回動されると、レベリングシリンダ9が強制的に縮められ、レベリングシリンダ9のボトム室9aから作動油が押し出されるので、その作動油が管路33、管路31及びカウンターバランス弁16の逆止弁16aを通ってチルトシリンダ8のボトム室8aに流入し、チルトシリンダ8が伸び方向に動作して、アタッチメント6が上げ方向(C方向)に回動する。チルトシリンダ8の伸び動作に伴ってチルトシリンダ8のロッド室8bから押し出された作動油は、管路32及び管路34を介してレベリングシリンダ9のロッド室9bに導かれる。その結果、ブーム5の下げ操作に関わりなく、車体1に対するアタッチメント6のチルト角度が自動的にブーム上げ操作前の状態に保たれる。
オペレータによりブーム上げ操作が行われると、操作装置13からのパイロット圧により方向切換弁11が位置11aに切り換えられると共に第2切換弁20が位置20bに切り換えられる。これにより、油圧ポンプ10から吐出された圧油が管路30、方向切換弁11、管路35、カウンターバランス弁15の逆止弁15aを通って起伏シリンダ7のボトム室7aに供給されると共に、第2切換弁20が位置20bに切り換えられていることから、管路35の圧力(起伏シリンダ7の作動圧)が管路37を介して第1切換弁21のパイロットポート21dにも作用する。起伏シリンダ7の作動圧は、アタッチメント6によって持ち上げようとする荷物の重量が大きいほど大きくなる。
起伏シリンダ7の作動圧が第1切換弁21の設定圧よりも低い場合には、第1切換弁21が位置21aに保持されるので、管路31と管路37との遮断状態及び管路31と管路33との連通状態が維持される。したがって、この場合にも、前記の手順でブーム5の上げ操作及びブーム5の上げ操作に伴うアタッチメント6のチルト角度の調整操作が行われる。
起伏シリンダ7の作動圧が第1切換弁21の設定圧よりも高い場合には、第1切換弁21が位置21bに切り換えられるので、管路33と管路35とが管路37を介して接続されると共に、管路31とタンク18とが接続される。このため、油圧ポンプ10から吐出された圧油が管路30、方向切換弁11、管路35を通って起伏シリンダ7のボトム室7aに供給されると共に、管路35中の圧油の一部が管路37、切換弁21、管路33を通ってレベリングシリンダ9のボトム室9aに供給される。これにより、起伏シリンダ7とレベリングシリンダ9の双方に伸び方向の力が生じ、これらがブーム5を上げ方向に回動させる力として作用するので、起伏シリンダ単独でブーム5を上げ方向に回動させる場合に比べて、油圧作業機のリフト能力が高められる。
なお、本実施形態では操作装置13,14は油圧パイロット方式のものを例示しているが、電気操作式のものを使用することもできる。この場合には、操作レバー13aの操作により電気信号が出力され、操作レバー13aの操作によって出力された電気信号によって第2切換弁20を切り換えるように構成する。
また、図1の構成において、方向制御弁11のブーム上げ側へ切り換える側のパイロットポート11dに接続されたパイロット回路に圧力検出器を設け、この圧力検出器により圧力変換を検出し、その検出信号(電気信号)を例えば電気油圧変換弁により圧力に変換して第2切換弁20のパイロットポート20dに導いて第2切換弁20を切り換えるように構成することもできる。
さらに、本実施形態では、第1及び第2切換弁21,20によって管路37を連通させる切換手段を構成しているが、管路37と、方向制御弁11をブーム上げ側へ切り換える側のパイロットポート11dに接続されたパイロット回路とにそれぞれ圧力検出器を配置し、管路37の圧力が予め設定した圧力より大きく、かつ、方向制御弁11がブーム上げ側に切り換わったことをそれぞれの圧力検出器からの信号によって制御装置が検出したときに、当該制御装置からの制御信号によって第1切換弁21を切り換えるように構成することもできる。なお、この切り換えは、前記制御装置からの制御信号を例えば電気油圧変換弁により圧力に変換し、第1切換弁21のパイロットポート21dに圧力を印加することにより行われる。
このように、本実施形態に係る油圧作業機は、起伏シリンダ7の伸び動作側管路35とレベリングシリンダ9の伸び動作側管路33とを接続する管路37に予め設定された圧力値で管路35,33との連通状態を変更する手段(切換弁20,21)を備え、ブーム上げ操作時における起伏シリンダ7の作動圧が回路切換手段の設定圧よりも高くなったときに各伸び動作側管路33,35が連通されて、油圧ポンプ10から吐出された圧油が起伏シリンダ7の伸び動作側及びレベリングシリンダ9の伸び動作側の双方に供給されるようにしたので、レベリングシリンダ9の伸張力もブームを回動させる駆動力として利用することが可能となり、これにより油圧作業機のリフト能力を高めることができる。
また、油圧作業機のリフト能力を犠牲にすることなく起伏シリンダ7の受圧面積の小型化を図ることが可能となり、これにより油圧作業機の低コスト化を図ることができる。
さらに、本例の油圧作業機は、油圧ポンプ10から吐出された圧油をレベリングシリンダ9に供給するための手段を2つの切換弁20,21によって構成したので、汎用品の組合せで構成することが可能となる。
なお、前記連通させる手段は、本実施形態では第1切換弁21および第2切換弁20によって構成されているが、ブーム上げ操作時における第1のシリンダの作動圧が予め設定した圧力よりも高くなったときに、第1のシリンダの伸び動作を行わせる側と第3のシリンダの伸び動作を行わせる側とを連通させる機能を備えていれば前記切換弁21,20の組み合わせに限定されるものではなく、必要に応じて適宜設計することができる。
Claims (8)
- 一端が固定側に回動可能に取り付けられたブームと、
前記ブームの他端側を自由端として起伏方向に回動させる第1のシリンダと、
前記ブームの先端部に回動可能に取り付けられたアタッチメントと、
前記ブームに対して前記アタッチメントを上下方向に回動させる第2のシリンダと、
前記ブームの起伏動作に連動して伸縮し、前記ブームの起伏角度の変化に応じて前記アタッチメントの上下方向の角度を予め設定した角度に保持する第3のシリンダと、
前記第1及び第2のシリンダにそれぞれ圧油を供給する油圧ポンプと、
当該油圧ポンプから前記第1及び第2のシリンダにそれぞれ供給される圧油の流れを制御する方向制御弁と、
当該方向制御弁を切換操作する操作装置と、
を備えた油圧作業機の油圧制御装置において、
ブーム上げ操作時における前記第1のシリンダの作動圧が予め設定した圧力よりも高くなったときに、前記第1のシリンダの伸び動作を行わせる側と前記第3のシリンダの伸び動作を行わせる側とを連通させる手段を備えていることを特徴とする油圧作業機の油圧制御装置。 - 前記連通させる手段が、
前記第1のシリンダの伸び動作を行わせる側に接続された第1の管路および前記第3のシリンダの伸び動作を行わせる側に接続された第2の管路を接続する第3の管路に設けられていることを特徴とする請求の範囲1記載の油圧作業機の油圧制御装置。 - 前記連通させる手段が、
前記第3の管路に設けられた第1の切換弁と、
ブーム上げ操作を行う前記操作装置の操作に応じて切り換えられ、前記第1の管路の圧力を前記第1の切換弁のパイロットポートに導く第2の切換弁と、
からなることを特徴とする請求の範囲2記載の油圧作業機の油圧制御装置。 - 前記操作装置が油圧パイロット式の操作装置であり、前記第2の切換弁は前記パイロットポートに前記油圧パイロット圧を導き、前記第1の切換弁の切換を行うことを特徴とする請求の範囲3記載の油圧作業機の油圧制御装置。
- 前記ブームが2段以上の伸縮機構を備えていることを特徴とする請求の範囲1記載の油圧作業機の油圧制御装置。
- 前記アタッチメントが、ホーク、バスケットおよびバケットの1つを含むことを特徴とする請求の範囲1記載の油圧作業機の油圧制御装置。
- 前記固定側が前記油圧作業機の本体部に設けられていることを特徴とする請求の範囲1記載の油圧作業機の油圧制御装置。
- 前記油圧作業機がリフトトラックおよび高所作業車のいずれかを含むことを特徴とする請求の範囲1ないし7のいずれか1に記載の油圧作業機の油圧制御装置。
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