JPS639374Y2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPS639374Y2
JPS639374Y2 JP17754184U JP17754184U JPS639374Y2 JP S639374 Y2 JPS639374 Y2 JP S639374Y2 JP 17754184 U JP17754184 U JP 17754184U JP 17754184 U JP17754184 U JP 17754184U JP S639374 Y2 JPS639374 Y2 JP S639374Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
grinding wheel
annular
rotating shaft
cylindrical portion
support
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP17754184U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS6192526U (ja
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed filed Critical
Priority to JP17754184U priority Critical patent/JPS639374Y2/ja
Publication of JPS6192526U publication Critical patent/JPS6192526U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPS639374Y2 publication Critical patent/JPS639374Y2/ja
Expired legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Polishing Bodies And Polishing Tools (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 A 考案の目的 (1) 産業上の利用分野 本考案は、回転軸に同軸に固定されて成る砥石
車の外周にねじ状研削面が設けられて成る歯車研
削用砥石を備える歯車研削機に関する。
(2) 従来の技術 従来、かかる歯車研削機では、たとえば第7図
で示すように、リング状の砥石4′を2枚の金属
フランジ部60,61で挟持して構成された砥石
車27′における前記フランジ部60,61に、
環状溝62,62がそれぞれ設けられ、それらの
環状溝62,62に複数個のウエイト片42′が
それぞれ嵌入、固定されてる。
(3) 考案が解決しようとする問題点 ところが、上記従来の歯車研削機では、研削加
工中に生じる切粉が環状溝62内に侵入し易く、
研削加工中に環状溝62に堆積、付着する切粉に
より不釣合モーメントがたとえば300g・cmにも
達して動バランスがくずれてしまう。この動バラ
ンスのくずれは、被研削面にびびりマークを生じ
させて歯形精度を劣化させるとともに、砥石寿命
を低下させる。
本考案は、かかる事情に鑑みてなされたもので
あり、砥石の動バランスのくずれを最小限に抑え
て研削精度および砥石寿命の向上を図り、高速研
削に適した歯車研削機を提供することを目的とす
る。
B 考案の構成 (1) 問題点を解決するための手段 本考案によれば、砥石車は、回転軸を同軸に囲
繞する円筒部を有し、該円筒部の内面には少なく
とも1個所で切欠きを有するとともにアンダーカ
ツトを有する環状突起が突設され、該環状突起に
は前記切欠きから嵌合し得るウエイト片が嵌合、
固定され、前記円筒部の両端面と、該端面に対向
してそれぞれ配置されたシール板との間にはシー
ル構造がそれぞれ設けられる。
(2) 作用 上記構成によれば、環状突起にウエイト片が嵌
合、固定されるので、切粉の堆積、付着が抑えら
れ、動バランスのくずれが最小限に抑えられる。
しかも円筒部の両端面と、その端面に対向するシ
ール板との間にシール構造が設けられるので、切
粉の円筒部内への侵入が極力防止されており、環
状突起への切粉の堆積、付着がより一層防止され
る。
(3) 実施例 以下、図面により本考案の一実施例について説
明すると、先ず第1図および第2図において、研
削すべき歯車素材1は、主軸台2および心押台3
間で水平軸線まわりに回転自在に支承されてお
り、歯車素材1の歯を研削すべき砥石4は砥石支
持台5に支承される。この砥石支持台5は、歯車
素材1の回転軸線と直交する水平軸線まわりに角
変位可能な旋回テーブル6に、該旋回テーブル6
の半径方向に沿つて移動可能にして支承される。
基台7上には、トラバーステーブル8が旋回テ
ーブル6の回転軸線と平行な方向(第1図の紙面
に垂直な方向、第2図の左右方向)に沿つて移動
可能に配設される。また該トラバーステーブル8
上には、歯車素材1の軸線方向に沿つて移動可能
にして摺動台9が載置され、該摺動台9の一端に
主軸台2が固定配置され、摺動台9の他端には心
押台3が摺動台9の長手方向に沿つて移動可能に
配設される。
基台7上には、トラバーステーブル8を駆動す
るための第1駆動手段10が配設され、トラバー
ステーブル8には摺動台9を駆動するための第2
駆動手段11が設けられる。また主軸台2には、
歯車素材1を回転駆動するための第3駆動手段1
2が備えられる。
基台7上には支持枠13が立設される。この支
持枠13には主軸台2および心押台3側に臨む鉛
直な支持面14が設けられており、旋回テーブル
6は該支持面14に対向して水平軸線まわりに角
変位可能にして支持枠13に支承される。支持枠
13の前記支持面14とは反対側の外側面には第
4駆動手段15が設けられており、旋回テーブル
6はその第4駆動手段15により、水平軸線まわ
りに角変位駆動される。これにより、砥石支持台
5は、第1図の実線で示す鉛直姿勢から二点鎖線
で示すように左右に角度αの範囲で傾くことがで
きる。
旋回テーブル6は、円盤部16と、該円盤部1
6の半径方向に延びる支持部17とが一体に設け
られて成り、砥石支持台5は円盤部16の半径方
向に沿つて移動可能にして支持部17に支承され
る。しかも支持部17には、砥石支持台5を駆動
するための第5駆動手段18が備えられる。
砥石支持台5の下端には、砥石4が回転自在に
配置されており、砥石支持台5の上部には前記砥
石4を回転駆動するための第6駆動手段20およ
び角変位量を検出するための検出器19等が装備
される。
支持枠13の支持面14には、旋回テーブル6
の軸線を中心とする仮想円に沿う環状T溝22が
穿設されており、旋回テーブル6における円盤部
16の直径は、前記T溝22をその全周にわたつ
て覆い得るように定められる。しかも円盤部16
には、T溝22に入れられる複数たとえば4つの
T字状係合片23と、それらの係合片23をT溝
22に強固に係合して旋回テーブル6を固定する
状態ならびにその係合を解除して各係合片23の
T溝22内での移動すなわち旋回テーブル6の角
変位を可能とする状態を切換え得る複数たとえば
4つのクランプ手段24とが設けられる。
第3図において、砥石支持台5には第6駆動手
段20(第1図および第2図参照)で回転駆動さ
れる回転軸25が軸受26などで回転自在に支承
されており、この回転軸25の下端は砥石支持台
5から下方に突出される。回転軸25の突出端部
には砥石4が固定されており、該砥石4を囲繞す
るようにして砥石カバー21が砥石支持台5の下
端に固定される。
砥石4は、金属製砥石車27の外周面に設けた
ねじ状研削面31に電着法により砥粒を付着して
構成される。この砥石車27は、円筒状ボス部2
8と、そのボス部28の外周面から半径方向外方
に張出した環板部29と、該環板部29の外縁に
同軸に連設される円筒部30とから成り、両面椀
形に形成される。しかも円筒部30の外面に前記
ねじ状研削面31が設けられる。
ボス部28には円錐状挿通孔32が設けられ
る。一方、回転軸25の端部には支持段部33を
介してテーパ状嵌合部34が一体に設けられ、該
嵌合部34はボス部28の挿通孔32に嵌入され
る。嵌合部34の外面を挿通孔32の内面に接触
させた状態で、嵌合部34の先端はボス部28か
ら突出しており、その突出端部には大径雄ねじ部
35と小径雄ねじ部36とが設けられる。両雄ね
じ部35,36にはナツト37,38が螺合さ
れ、これらのナツト37,38を締付けることに
よつて、砥石4のボス部28は嵌合部34に固定
され、砥石4が回転軸25に固定される。
円筒部30の内面には、環板部29の両側に一
対の環状突起39,39が突設される。これらの
環状突起39,39は、その両側にアンダーカツ
ト40を有し、横断面形状が先端に向かうにつれ
て幅広となる台形状に形成される。
第4図において、各環状突起39,39には、
その周方向に沿う少なくとも1個所で切欠き41
がそれぞれ設けられており、この切欠き41は各
環状突起39,39にウエイト片42を嵌合する
のに充分な大きさを有して切欠かれる。
第5図において、ウエイト片42は環状突起3
9,39に嵌合する溝43を有して直方体状に形
成される。しかもウエイト片42には、溝43の
底に直交して溝43内に通じるねじ孔44が穿設
されており、溝43を環状突起39,39に嵌合
した状態で、ねじ孔44に螺合したねじ部材45
を螺進して環状突起39,39に当接させ、ねじ
部材45を締付けることによりウエイト片42が
環状突起39,39に固定される。このようなウ
エイト片42は、その長さlを変化させることに
より重量が変化するので、長さlの異なつた複数
種類のウエイト片42が準備される。
各環状突起39,39において切欠き41の両
側には、第6図で示すように止めねじ46を螺合
可能であり、この止めねじ46によりウエイト片
42の環状突起39,39からの脱落が阻止され
る。
砥石4の固定位置より上方で回転軸25には、
砥石4における円筒部30の一端面に対向するシ
ール板47がねじ部材48により固着され、この
シール板47および円筒部47の一端面間にはシ
ール構造SIが設けられる。該シール構造SIは、円
筒部30の一端面に対向してシール板47に設け
られた環状の嵌合溝49に、弾性材料たとえばゴ
ムから成る環状のシール部材50が嵌め込まれて
成り、該シール部材50が円筒部30の一端面に
弾発的に当接する。
砥石支持台5には、シール板47に対向する環
状板51が固着されており、シール板47および
環状板51の対向面間には相互の凹凸によるラビ
リンスシール構造52が設けられる。また環状板
51にはシール板47に弾発的に摺接するシール
部材53が設けられる。これらのラビリンスシー
ル構造52およびシール部材53により、切粉が
環状板51およびシール板47間を経て回転軸2
5の軸受部に侵入することが防止される。
砥石4の回転により切粉が飛散するのを防止す
べく、砥石4を囲繞して砥石支持台5の下端に設
けられた砥石カバー21には、その歯車素材1に
臨む側部に開口部54が設けられ、この開口部5
4から砥石4の一部が突出する。また砥石カバー
21には、砥石4における円筒部30の他端面に
対向するシール板59が設けられており、このシ
ール板59と前記円筒部30の他端面との間に
は、円筒部30内に突入する環状の突部55をシ
ール板59に突設することによりシール構造S2
が設けられ、このシール構造S2により、砥石4
の他端におけるラビリンスシールが果たされる。
再び第1図および第2図において、基台7に
は、トラバーステーブル8、摺動台9、心押台3
および旋回テーブル6の大部分を覆うべくカバー
56が設けられる。このカバー56の上部から
は、砥石支持台5の上部ならびに旋回テーブル6
における支持部17の上部が突出されており、砥
石支持台5および前記支持部17はそれらの上端
を上方に突出させた状態で横断面四角形状の筒形
カバー57で覆われる。またカバー56の上部
は、砥石支持台5および支持部17の傾動動作に
追随し得るように、蛇腹状カバー58で覆われ
る。
次にこの実施例の作用について説明すると、砥
石4の環状突起39,39には、複数種類のウエ
イト片42がそれぞれ嵌合され、それらのウエイ
ト片42はバランシング装置により動バランスを
測定しながら最適位置に固定される。
このような歯車研削機では、砥石4における円
筒部30の両端に設けられたシール構造S1,S
2により円筒部30内への切粉の侵入が防止され
ており、しかも環状突起39,39には切粉の堆
積、付着が生じ難いので、上述のように調整され
た動的バランスのくずれが最小限に抑えられ、た
とえば不釣合モーメントが15g・cm以下に抑えら
れる。
したがつて、砥石4は調整された動的バランス
をくずすことなく回転するので、被研削面にびび
りマークが生じることはなく、研削精度を向上す
ることができるとともに砥石4の寿命を向上する
ことができる。また砥石4の動的バランスが維持
されることにより、回転軸25の振動が抑えら
れ、回転軸25の寿命が向上するとともに、回転
軸25すなわち砥石4の回転速度をより高速とす
ることができる。
また砥石4の高速回転により、ウエイト片42
が万一移動したとしても、止めねじ46により環
状突起39,39からの脱落、飛び出しは阻止さ
れる。
本考案の他の実施例として、環状突起の横断面
形状は略T字状であつてもよい。
C 考案の効果 以上のように本考案によれば、砥石車は、回転
軸を同軸に囲繞する円筒部を有し、該円筒部の内
面には少なくとも1個所で切欠きを有するととも
にアンダーカツトを有する環状突起が突設され、
該環状突起には前記切欠きから嵌合し得るウエイ
ト片が嵌合、固定され、前記円筒部の両端面と、
該端面に対向してそれぞれ配置されたシール板と
の間にはシール構造がそれぞれ設けられるので、
円筒部内への切粉の侵入を極力防止し、しかも環
状突起には切粉が堆積、付着し難いので、切粉の
付着による動的バランスのくずれを最小限に抑
え、研削精度および砥石寿命の向上を図ることが
できるとともに、回転軸の振動を低減して寿命の
向上を図ることができ、さらに回転速度をより高
速とすることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図ないし第6図は本考案の一実施例を示す
ものであり、第1図は歯車研削機の縦断正面図、
第2図は第1図の−線視図、第3図は要部拡
大縦断面図、第4図は砥石の拡大正面図、第5図
はウエイト片の拡大斜視図、第6図は環状突起の
切欠き付近を拡大して示す斜視図、第7図は従来
の砥石を示す縦断面図である。 4……砥石、25……回転軸、27……砥石
車、30……円筒部、31……ねじ状研削面、3
9……環状突起、40……アンダーカツト、41
……切欠き、42……ウエイト片、47,59…
…シール板、S1,S2……シール構造。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 回転軸に同軸に固定されて成る砥石車の外周に
    ねじ状研削面が設けられて成る歯車研削用砥石を
    備える歯車研削機において、前記砥石車は、回転
    軸を同軸に囲繞する円筒部を有し、該円筒部の内
    面には少なくとも1個所で切欠きを有するととも
    にアンダーカツトを有する環状突起が突設され、
    該環状突起には前記切欠きから嵌合し得るウエイ
    ト片が嵌合、固定され、前記円筒部の両端面と、
    該端面に対向してそれぞれ配置されたシール板と
    の間にはシール構造がそれぞれ設けられることを
    特徴とする歯車研削機。
JP17754184U 1984-11-22 1984-11-22 Expired JPS639374Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP17754184U JPS639374Y2 (ja) 1984-11-22 1984-11-22

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP17754184U JPS639374Y2 (ja) 1984-11-22 1984-11-22

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS6192526U JPS6192526U (ja) 1986-06-16
JPS639374Y2 true JPS639374Y2 (ja) 1988-03-19

Family

ID=30735110

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP17754184U Expired JPS639374Y2 (ja) 1984-11-22 1984-11-22

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS639374Y2 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JPS6192526U (ja) 1986-06-16

Similar Documents

Publication Publication Date Title
RU1771523C (ru) Комбинированный подшипниковый узел с вертикальной осью вращени
JPS639374Y2 (ja)
JPS6246540Y2 (ja)
JPH07111024A (ja) スピンドルモータ
JPH039971Y2 (ja)
JPS639410Y2 (ja)
JPH0318130Y2 (ja)
JPS639375Y2 (ja)
JPH0369665B2 (ja)
JPH0547373Y2 (ja)
JP2538415Y2 (ja) 研削用砥石の端面シール構造
JPS6331802A (ja) 車両用ホイ−ルの構造
JPS6236603Y2 (ja)
JPH076700Y2 (ja) アウタ−ロ−タ型モ−タ
JP3022485B2 (ja) 回転速度検出装置付き車両回転体
JPH0126933Y2 (ja)
JPS6331801A (ja) 車両用ホイ−ルの構造及びその加工方法
JPH0115447Y2 (ja)
JPH0391516U (ja)
KR100292345B1 (ko) 자기보상형밸런서
JP3022486B2 (ja) 回転速度検出装置付き車両回転体
JPH0451237Y2 (ja)
JPH0413083Y2 (ja)
JPH088041Y2 (ja) 工具取付装置
JPS6142775Y2 (ja)