JPS6381434A - 電子写真感光体の製造方法 - Google Patents

電子写真感光体の製造方法

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JPS6381434A
JPS6381434A JP22893486A JP22893486A JPS6381434A JP S6381434 A JPS6381434 A JP S6381434A JP 22893486 A JP22893486 A JP 22893486A JP 22893486 A JP22893486 A JP 22893486A JP S6381434 A JPS6381434 A JP S6381434A
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gas
periodic table
carrier
transport layer
layer
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JP22893486A
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Takao Kawamura
河村 孝夫
Naooki Miyamoto
宮本 直興
Hitoshi Takemura
仁志 竹村
Kokichi Ishiki
石櫃 鴻吉
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Original Assignee
Kyocera Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は正帯電能を有し、長期間に亘って安定した電子
写真特性を維持すると共に耐久性に優れた電子写真感光
体の製造方法に関するものである。
〔従来技術及びその問題点〕
近年、超高速複写機やレーザービームプリンタなどの開
発が活発に進められており、これに伴ってこの機器に搭
載される電子写真感光体ドラムに安定した動作特性及び
耐久性が要求されている。
この要求に対して水素化アモルファスシリコンが耐摩耗
性、耐熱性、無公害性並びに光感度特性等に優れている
という理由から注目されている。
かかるアモルファスシリコン(以下、a41と略す)か
ら成る電子写真感光体には第3図に示す通りの積層型感
光体が提案されている。
即ち、第3図によれば、アルミニウムなどの導電性基板
(1)上にa−5tキャリア注入阻止層(2)、a−5
i光導電N(3)及び表面保護層(4)を順次積層して
おり、このキャリア注入阻止層(2)は基板(1)から
のキャリアの注入を層すると共に残留電位を低下させる
ために形成されており、そして、表面保護層(4)には
高硬度な材料を用いて感光体の耐久性を高めている。
ところが、このa−5i悪感光によれば、a−Siyt
、i電層(3)自体が有する暗抵抗率が1011Ω・c
n+以下であり、これにより、この感光体の暗減衰率が
大きくなると共にその自体の帯電能を高めることが難し
くなり、その結果、この感光体を高速複写用に用いた場
合には光メモリ効果により先の画像が完全に除去されず
に残留し、次の画像形成に伴って先の画像が現れる(ゴ
ースト現象)という問題がある。
この問題を解決するために第1図に示すような機能分離
型感光体が提案されている。
即ち、第1図および第2図によれば、基本的構成として
は導電性基板(1)上にキャリア輸送層(5)およびキ
ャリア発生Ji(3a)を順次積層したもので、所望に
より導電性基板(1)とキャリア輸送層(5)との間に
キャリア注入阻止層(2a)を、あるいはキャリア発生
1(3a)上に表面保護層(4)を設けたものである。
キャリア輸送層(5)は暗抵抗及びキャリア移動度のそ
れぞれが大きい材料で形成し、これによって表面電位及
び光感度に優れ且つ残留電位が小さい高性能な感光体が
得られる。
このキャリア輸送層(5)については高抵抗且つ広いバ
ンドギャップ並びに半導体特性を具備した水素化アモル
ファスシリコンカーバイドを用いることが特開昭5s−
x9zo46号公報などに提案されている。
一方、電子写真法において感光体を負極性に帯電して使
用する場合、コロナ放電により発生するオゾンによって
感光体表面が劣化し、電子写真特性が低下し、長期間に
亘り、安定した画像を供給することができない等の不都
合が生じることから感光体の帯電極性として、正極性に
帯電可能なものが望まれている。
そこで、前述した先行技術では正極性あるいは負極性の
帯電能については十分に研究されておらず、正帯電能で
の電子写真特性上はとんど実用化することはできないも
のであり、しかも成膜速度が遅く実用的でない。
〔発明の目的〕
従って、本発明の目的は優れた正帯電能と電子写真特性
、即ち、優れた暗減衰、光減衰特性を有し耐久性のある
電子写真感光体の製造方法を提供するにある。
本発明の他の目的は成膜速度を向上させることにより、
量産性に優れた安価な電子写真感光体の製造方法を提供
することにある。
本発明のさらに他の目的は近赤外領域の波長に対する分
光感度のあるレーザープリンタ用として適した電子写真
感光体の製造方法を提供するにある。
〔問題点を解決するための手段〕
即ち、本発明によれば、少なくともC,H2ガス、Si
含有ガス及び10−6乃至1モルχの周期律表第■a族
元素含有ガスを含む反応ガスをグロー放電分解して導電
性基板上に周期律表p m a族元素を含有するアモル
ファスシリコンカーバイドから成るキャリア輸送層を形
成した後、キャリア発生層を順次設けたことを特徴とす
る正極性に帯電可能な電子写真感光体の製造方法が提供
される。
さらに、本発明によれば、少なくともC,II2ガス、
Si含有ガス及び10−b乃至1モルχの周期律表第■
a族元素含有ガスを含む反応ガスをグロー放電分解して
導電性基板上に周期律表第1[Ia族元素を含有するア
モルファスシリコンカーバイドから成るキャリ、7輸送
層を形成した後、さらに少なくともC! +1 、ガス
、Si含有ガスから成る反応ガスをグロー放電分解して
、前記キャリア輸送層上にアモルファスシリコンカーバ
イドから成るキャリア発生層を順次設けたことを特徴と
する正極性に帯電可能な電子写真感光体の製造方法が提
供される。
さらに本発明によれば、少なくともC2H2ガス、Si
含有ガス及び10−’乃至1モルχの周期律表第■a族
元素含有ガスを含む反応ガスをグロー放電分解して導電
性基板上に周期律表第IIIa族元素を含有するアモル
ファスシリコンカーバイドから成るキャリア輸送層を形
成した後、さらに少なくともC2H2ガス、Si含有ガ
ス及び1モル%以下の周期律表第IIIa族元素含をガ
スを含む反応ガスをグロー放電分解して前記キャリア輸
送層上に周期律表第■a族元素を含有するアモルファス
シリコンカーバイドから成るキャリア発生層を設けてな
り、前記キャリア発生層形成時のアモルファスシリコン
カーバイド生成用ガスにおける周期律表第■族元素含有
ガスの占める割合が前記キャリア輸送層形成時に比べて
少ないことを特徴とする正極性に帯電可能な電子写真感
光体の製造方法が提供される。
以下、本発明を詳述する。
本発明によって製造される電子写真感光体は第1図及び
第2図に示す構造を基本とする機能分離型積層感光体で
ある。
本発明によれば、上記構造のうち、キャリア輸送層をア
モルファスシリコンカーバイド(以下、a−SiCと略
す)を主要構成元素とし、SiとCのダングリングボン
ドを終端させるために、例えばt(やF、CI+Br、
I等のハロゲン元素をドーピングし、更に周期律表第■
a族元素を所定の範囲内で含有させることによって感光
体としての優れた正帯電能を付与することができる。即
ち、周期律表第■a族元素の添加によって、キャリア輸
送層はp型半導体となる。
これを第1図の構成の感光体を例にとってその電子写真
特性を第4図(a)および(b)をもとに説明すると、
コロナ放電等の帯電手段により正帯電を施す(第4図(
a)参照)。次に露光を行うと、キャリア発生層(5)
に電子と正孔が発生し、電子は感光体表面の正電荷と中
和し、正孔は輸送層を移行して基板側に注入接地され、
露光部の全体としての電荷は零となる。(第4図(b)
参照)。
本発明における電子写真感光体のキャリア輸送層は前述
した通り、基本的にa−5iCから成るものであるが、
具体的には下記式(1) %式%(1) で表わされ、式中0.01≦X≦0.9特に0.05≦
X≦0.5に設定することによって暗抵抗1011CI
I+以上とすることができる。
また、添加する周期律表第■a族元素としてはB、^l
、Ga、Imが挙げられ特にホウ素が望ましい。これら
はキャリア輸送層中にo、i乃至10.000ppm、
特に0.5乃至11000ppの量で含有させ、含有量
が0、lppm未満では、周期律表第1111a族元素
添加効果がなく、感光体は負帯電型となる。
なお、キャリア輸送層のa−5iCのダングリングボン
ドを終端させるためのIIやハロゲン元素の含有量は全
組成中5乃至40原子χ、好適にはlO乃至30原子χ
の範囲内が好ましい。
更にこのキャリア輸送層の厚みは1乃至100 μm、
好適には5乃至50μmの範囲内に設定するのがよく、
1μ−未満であれば電荷保持能力に劣ってゴースト現象
が顕著になり、100μ丘を越えると画像の分解能が劣
化すると共に残留電位が大きくなる傾向にある。
本発明における感光体のキャリア輸送層以外の層はそれ
自体周知の光導電性材料を用いることができ、キャリア
発生層としては、ポリビニルカルバソール系、フタロシ
アニン系、ペリレン系、アゾ系、多環キノン系等の有機
半導体やSe+ 5e−Te+ 5e−As、CdS、
ZnS、a−Si:H,a−SiGe:H,a−5iC
等の無機半導体を用いることができる。
また、キャリア注入阻止Jiff(2a)はキャリア輸
送N(5)へのキャリア注入を阻止するために設けられ
ており、例えばポリイミド樹脂などの有機材料、5iO
1+SiO+A1□0++SiC+SiJ<+非晶質カ
ーボンの他、a−5tまたはa−5iCに水素、フッ素
、酸素あるいは窒素等をドープして抵抗値を制御した無
機材を用いて形成される。St系又はSiC系を用いた
場合にはホウ素等の周期律表第■a族元素やP等の第■
′a族元素を50乃至5000ppmの範囲内で添加し
てキャリアの注入阻止を一段と高めることができる。
なお、本発明の電子写真感光体については前述した組成
のキャリア輸送層が十分に大きな暗抵抗を得ることがで
きるので、このキャリア注入阻止層を必ず形成しなくて
はならぬというものではなく、本発明者等が繰り返し行
った実験によれば、キャリア輸送層の暗抵抗率が10′
3Ω・Cl11以上であればキャリア注入阻止層を形成
しなくても電子写真感光体とじて−9分実用に供するこ
とができることを確認した。
また、表面保護層にはそれ自体高絶縁性、高耐食性及び
高硬度特性を有するものであれば種々の材料を用いるこ
とができ、例えば前記のキャリア注入阻止層に用いたの
と同様な無機材料や有機材料を用いることができ、これ
により、感光体の耐久性及び耐環境性を高めることがで
きる。
なお、キャリア輸送層以外の各層の層厚はキャリア注入
阻止層が0.1乃至10μm、キャリア発生層を0.1
乃至10μm1表面絶縁層を0.1乃至10μ鋼に設定
するのが望ましい。
上述した構成により本発明における機能分離型電子写真
感光体はその表面をコロナ放電によって有利に正極化す
ることができ、本発明者等の実験によれば、+600V
以上の帯電能が得られており、これによって実用上支障
のない感光体が提供できる。
次に、本発明者等は前述した組成のキャリア輸送層に対
して適合し得るキャリア発生層としてアモルファスシリ
コンカーバイドを選択することによって正帯電能をさら
に向上し得ることを知見した。
用いられるa−StCは下記式(2) %式%(2) で表わされ、式中0.01≦Y≦0.9、特に0.05
≦Y≦0.5であることが望ましい。
このキャリア発生層を生成するに当たってもa−SiC
のダングリングボンドを終端させるのに前述したように
11やハロゲン元素を用いる必要があり、これらの元素
の含有量は全組成中5乃至40原子χ、好適には10乃
至30原子χの範囲内になるようにすればよい。
°以上、前述した本発明における感光体は光波長300
乃至900nmの範囲に対して光感度を有するが、本発
明によれば、前述したa−SiCから成るキャリア発生
層中に周期律表第IIIa族元素を添加することによっ
て特に近赤外領域における光感度を高めることができ、
それによりレーザープリンタ用感光体としての応用が可
能となる。キャリア発生層中の周期律表第11ra族元
素の量は10. OOOppm以下、特に11000p
p以下の範囲で配合し得るが、キャリア輸送層中の周期
律表第n[a族元素添加量と比較して少ないことが重要
である。キャリア発生層中への添加量がキャリア輸送層
への添加量を上回ると、励起キャリアのキャリア発生層
からキャリア輸送層への注入が阻害され感度低下し、残
存電位が増大する。これはキャリア発生層とキャリア輸
送層のエネルギーバンドにおいて、キャリア発生層のエ
ネルギーレベルがキャリア輸送層よりも高エネルギー側
に移行するため、正孔のキャリア輸送層への注入に際し
、界面にエネルギー的障壁が形成されるためである。
用いられる周期律表第1I[a族元素としてはキャリア
輸送層の場合と同等、B、AI、Ga、 In等が挙げ
られ、特にBが好ましい。
本発明の感光体の製造方法によれば、無機質の感光体の
主成にはグロー放電分解法、イオンブレーティング法、
反応性スパッタリング法、真空蒸着法、CVO法等の薄
膜形成技術を用いることができる。
例えば本発明における感光体のうち前述したようなキャ
リア輸送層を形成する際は、グロー放電分解法が望まし
く、用いられる気体原料として5tH4+5tzHth
+Stz■口などのSt系ガス、C114,CzIII
a、Czlb。
CJb、C+IIaなどのC系ガスを用いればよく、更
にHz+He+Ne+Arなどをキャリアーガスとして
用いてもよい。周期律表第IIIa族元素含存ガスとし
てはBJa、 BFs+Al(CH3):+、Ga(C
H3)1.In(CH3)5.Ga(C1ls):+等
が挙げられる0本発明者等の実験によれば、前述したガ
スのうちC含有ガスとしてC2)1□を用いると極めて
大きな成膜速度(約5乃至20μvs /h)が得られ
ることを知見した。よってキャリア輸送層形成時の好ま
しい反応ガスとしては少なくともC2H2ガス、Si含
有ガス及び10〜6乃至1モルχの周期律表第rIIa
族元素含有ガスを選択する。反応ガスの具体的組成は(
C,Hlガス:Si含有ガス)組成比が0.05:1乃
至3:1であることが望ましい。
本発明によれば、さらに正帯電能を向上させることを目
的としてキャリア発生層としてa−5iCを用いるがこ
のキャリア発生層の形成にあっても、少なくともC,1
1□ガス、Si含有ガスを持ち、これをキャリア輸送層
形成時と同様な組成比で用い、この反応ガスをグロー放
電分解してキャリア輸送層上に形成すれば良い。
さらに本発明によれば、近赤外光に対する分光感度を向
上させることを目的としてキャリア発生層として周期律
表第nla族元素を含有するa−SiCを用いるが、こ
のキャリア発生層の形成にあたっても、キャリア輸送層
の成形時と同様、C2Hzガス、Si含有ガス、周期律
表第IIIa族元素含有ガスを用い、周期律表第III
a族元素含有ガスは1モル%以下の割合で配合されるが
、前述した理由から、キャリア発生層形成時の反応ガス
中の周期律表第■a族元素含有ガスの占める割合がキャ
リア輸送層形成時に比べて少ないことが重要である。
本発明における感光体のうち第1図あるいは第2図に示
したようにキャリア注入阻止層や、表面保護層を設ける
場合、その材質としてSiC,a−Si:H。
a−SiC、非晶質カーボンあるいはこれらに不純物を
ドープしたものを用いる場合には同じ成膜装置を用いて
連続的に形成でき、且つその成膜時間を著しく小さくす
ることができる。
なお、本発明による感光体におけるN構成中、有機材料
を用いる場合はいずれも周知の手段によって形成するこ
とができ、具体的には、高分子材料あるいは有機顔料、
有機染料等を揮発性溶媒中に溶解又は分散した塗布液を
用いて、浸漬法、ドクターブレード法等によって設ける
ことができる。
次に本発明の実施例に用いられる容量結合型グロー放電
分解装置を第5図により説明する。
なお、周期律表第1ffa族元素含存ガスとして8□1
1、ガスを用いて例示する。
図中、第1.第2.第3.第4タンク(6) (7) 
(8) (9)にはそれぞれSiH4,C2H2、BJ
a、(Ilzガス中にB、!1.が38ppm希釈され
ている)II2ガスが密封されており、11、はキャリ
アーガスとしても用いられる。これらのガスは対応する
第1.第2.第3.第4調整弁(10) (11) (
12) (13)を開放することにより放出され、その
流量がマスフローコントローラ(14) (15) (
16) (17)により制御されてメインパイプ(1日
)へ送られる。
尚、(19)は止め弁である。
メインパイプ(18)を通じて流れるガスは反応管(2
0)へと送り込まれるが、この反応管内部には容量結合
型放電用電極(21)が設置されており、これに印加さ
れる電力は50W乃至3KWが、その周波数はI M 
Hz乃至10MHzが適当である。反応管(20)の内
部には、アルミニウムから成る筒状の成膜用導電性基板
(22)が試料保持台(23)の上に載置されており、
この保持台(23)はモーター(24)により回転駆動
されるようになっており、そして、基板(22)は適当
な加熱手段により約50乃至400℃好ましくは約15
0乃至300℃の温度に均一に加熱される。更に、反応
管(20)の内部はa−Si膜又はa−SiC膜等の形
成時に高度の真空状B(放電圧0.1乃至2.0Tor
r)を必要とすることにより回転ポンプ(25)と拡散
ポンプ(26)に連結される。
以上のように構成されたグロー放電分解装置において、
例えばBがドーピングされたa−5iC膜を基板(22
)上に形成するに当たって、第1.第2.第3゜第4 
tJi整弁(10) (11) (12) (13)を
開放して第工、第2゜第3.第4タンク(6) (7)
 (8) (9)よりそれぞれSiH4ガス、CzHz
ガス、BzHhガス及びH2ガスを放出し、これらの放
出量はマスフローコントローラ(10) (11)(1
2) (13)により規制されてメインパイプ(18)
を介して反応管(20)へと送り込まれ、そして、反応
管(20)の内部が0.1乃至2.0Torrの真空状
態、基板温度が50乃至400℃、容量型放電用電極(
21)に周波数1乃至10MHzの高周波電力が50W
乃至3にV印加されるのに相俟ってグロー放電が起こり
、ガスが分解してホウ素含有のa−5iC膜が基板上に
高速で形成される。
〔実施例〕
以下、本発明を実施例により説明する。
(例1) ダイヤモンドバイトを用いた超精密旋盤により鏡面に仕
上げた基板用アルミニウム製ドラムを有m溶剤を用いた
超音波洗浄及び蒸気洗浄、次いで乾燥を行って洗浄し、
第5図に示した容量結合型グロー放電分解装置の反応管
(20)内に設置した。
そして、第1タンク(6)よりS i II sガスを
100sec鵬、第2タンク(7)よりczozガスを
20secm、第3タンク(8)よりB2H&ガスを2
00secm、第4タンク(9)よりUZガスを300
sccn+の流量で放出し、ガス圧を0.4Torr 
、高周波電力を200−に基板温度300℃に設定して
前述したグロー放電分解法に基づいてa−5iC:H:
B:N:Oからなるキャリア注入阻止層を形成した。
さらに同一の装置を用いて第1表に示す条件により順次
約30ppmの8がドープされたa−SiCからなるキ
ャリア輸送!(5) 、a−5iからなるキャリア発生
1!(3a)及びSiCからなる表面保護層(4)を形
成し、厚み30.2μmの感光体を得た。
かくして得られた電子写真感光体について表面電位、暗
減衰及び光減衰の特性を測定したところ、第6図に示す
通りの結果が得られた。これは暗中で+5.6KVのコ
ロナ放電で正帯電し、暗中での表面電位の経時変化と6
50in+の単色光(露光量0.3μm’/cmり照射
直後の表面電位の経時変化を追ったものである。尚、図
中、Aは暗減衰曲線であり、Bは光減衰曲線である。
第6図から明らかな通り、2秒後の表面電位が約750
vと実用的なまでに高くなっており、光減衰の結果より
露光より瞬時にして表面電位が小さくなって残留電位も
著しく小さくなっている。
(例2) 本例においては、(例1)よりキャリア注入阻止層を除
いた三層よりなる積層体を成形し、正負両極による帯電
能を調べた。尚、成膜条件及び測定条件は(例1)と同
じにした。この結果は第7図及び第8図に示す通りであ
る。
即ち、第7図においては+5.6KVのコロナ放電で帯
電させた場合の暗減衰曲線、光減衰曲線であリ、これに
対して、第8図においては−5,6KVのコロナ放電で
帯電させた場合である。この結果より明らかな通り、正
帯電によれば、+ 650Vまで表面電位が大きくなり
、十分に実用可能となるのに対して、負帯電によると約
−55Vまでの表面電位しか得られなかった。
(例3) 次に、第1と同様にしてSiH4,fh+czHzおよ
び81Hbの各々のガスを用いて、第2表に示す流量で
a−Si:B二Neoからなるキャリア注入阻止層、 
 ppraのBがドープされたa−SiCからなるキャ
リア輸送層(5) 、a−SiCからなるキャリア発生
層(3a)及びSiCからなる表面保護N(4)を形成
し、厚さ30μ鵠の感光体を得た。
得られた感光体に対しく例1)と同様に+5.6KVの
コロナ放電で帯電され、暗減衰、光減衰の測定を行い、
第9図の結果を得た。
第9図から明らかなように優れた正帯電性を示した。
(例4) 例1と同様な方法で5IH41Hz+ C2Hiおよび
thH&のガスを用いて、第3表に示す流量でa−5i
:B:N:Oからなるキャリア注入阻止層、約30pp
mのBがドープされたa−SiCからなるキャリア輸送
11(5)、約15 ppm+のBがドープされたa−
SiCからなるキャリア発生JW(3a)及びSiCか
らなる表面保護N(4)を形成し、厚さ29.9μ蹟の
感光体を得た。
得られた感光体に対しく例1)と同様に+5.6KVの
コロナ放電で帯電され、暗減衰、光減衰の測定を行い第
10図の結果を得た。
なお、(例1)、(例3)、(例4)にて製造した感光
体に対して、770r++aの波長の光で分光感度を求
めたところ、(例1)が0.18cm”/erg(例3
)が0.15cm”/erg 、(例4)が0.26c
m”/ergと(例4)の層構成において顕著な感度向
上が確認された。
〔発明の効果〕
以上、詳述した通り1本発明の電子写真感光体の製造方
法は、反応ガスとして少なくともCzHtガス、Si含
有ガス及び周期律表第IIIa族元素含有ガスを用いて
キャリア輸送層として周期律表第IIIa族元素を含む
アモルファスシリコンカーバイドを、また、キャリア発
生層としてアモルファスシリコンカーバイドを、あるい
は特定量の周期律表第IIIa族元素を含むアモルファ
スシリコンカーバイド層を順次形成することによって正
極性帯電能および電子写真特性に優れた電子写真感光体
を得ることができるとともに成膜速度を極めて向上させ
ることができることから量産性に優れている。しかもレ
ーザープリンタ用としての応力も拡充することができる
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の実施例に用いられる感光体の層構成を
示す断面図、第2図は本発明の他の実施例に用いられる
感光体の層構成を示す断面図、第3図は感光体の一般的
な層構成を示す断面図、第4図(a)及び(b)は本発
明の電子写真感光体の電子写真特性を説明するための図
、第5図は本発明の実施例に用いられる容量結合型グロ
ー放電分解装置の説明図、第6図乃至第10図は暗減衰
曲線および光減衰曲線を示した図であって、第6図、第
7図、第9図、第10図は本発明の感光体を示し、第8
図は比較例を示した図である。 1・・基板 2.2a・・・キャリア注入阻止層 3.3a・・・キャリア発生層 4・・・表面保護層 5・・・キャリア輸送層 特許出願人 (663)京セラ株式会社同   河村孝

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)少なくともC_2H_2ガス、Si含有ガス及び
    10^−^6乃至1モル%の周期律表第IIIa族元素含
    有ガスを含む反応ガスをグロー放電分解して導電性基板
    上に周期律表第IIIa族元素を含有するアモルファスシ
    リコンカーバイドから成るキャリア輸送層を形成した後
    、キャリア発生層を順次設けたことを特徴とする正極性
    に帯電可能な電子写真感光体の製造方法。
  2. (2)少なくともC_2H_2ガス、Si含有ガス及び
    10^−^6乃至1モル%の周期律表第IIIa族元素含
    有ガスを含む反応ガスをグロー放電分解して導電性基板
    上に周期律表第IIIa族元素を含有するアモルファスシ
    リコンカーバイドから成るキャリア輸送層を形成した後
    、さらに少なくともC_2H_2ガス、Si含有ガスか
    ら成る反応ガスをグロー放電分解して、前記キャリア輸
    送層上にアモルファスシリコンカーバイドから成るキャ
    リア発生層を順次設けたことを特徴とする正極性に帯電
    可能な電子写真感光体の製造方法。
  3. (3)少なくともC_2H_2ガス、Si含有ガス及び
    10^−^6乃至1モル%の周期律表第IIIa族元素含
    有ガスを含む反応ガスをグロー放電分解して導電性基板
    上に周期律表第IIIa族元素を含有するアモルファスシ
    リコンカーバイドから成るキャリア輸送層を形成した後
    、さらに少なくともC_2H_2ガス、Si含有ガス及
    び1モル%以下の周期律表第IIIa族元素含有ガスを含
    む反応ガスをグロー放電分解して前記キャリア輸送層上
    に周期律表第IIIa族元素を含有するアモルファスシリ
    コンカーバイドから成るキャリア発生層を設けてなり、
    前記キャリア発生層形成時のアモルファスシリコンカー
    バイド生成用ガスにおける周期律表第III族元素含有ガ
    スの占める割合が前記キャリア輸送層形成時に比べて少
    ないことを特徴とする正極性に帯電可能な電子写真感光
    体の製造方法。
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