JPS6375767A - 現像剤供給装置における現像剤撹拌構造 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔概　要〕 本発明は、タンク内の現像剤を回転するバケットローラ
の各バケットにより汲み上げた後、バケット内の現像剤
をマグネットローラの表面に磁気力により吸着させて現
像部に供給する現像剤供給装置において、バケットロー
ラの内側にバケットローラとは独立に回転する攪拌機を
設けることにより、タンク内の現像剤の攪拌性能を高め
たちのである。

〔産業上の利用分野〕

本発明は電子写真式プリンタ、複写機等の電子写真装置
における現像剤供給装置に関し、更に詳しくは、現像剤
供給装置における現像剤攪拌構造の改良に関する。

従来より、現像に供されるトナーとしての粉体とキャリ
アとしての粉体とからなる現像剤を用いて静電現像を行
なう電子写真装置においては、タンク内の現像剤を回転
するバケットローラの各バケットにより汲み上げた後、
バケット内の現像剤をマグネットローラの表面に磁気力
により吸着させて現像部に供給するように構成された現
像剤供給装置が広く用いられている。

この種の現像剤供給装置において、タンク内のトナーに
はキャリアとの摩擦によって電荷を与える必要があり、
また、トナーとキャリアとはよく混合する必要がある。

したがって、タンク内の現像剤を十分に攪拌する必要が
ある。

〔従来の技術〕

第４図及び第５図は従来の現像剤供給装置における現像
剤攪拌構造を示したものである。はじめに第４図を参照
すると、現像剤供給装置はタンク１内で回転するバケッ
トローラ２を備えており、タンク１内の現像剤３はバケ
ットローラ２の複数個（図示例では６個）のバケット２
ａによって順次に上方に汲み上げられるようになってい
る。タンク１内の現像剤３は現像に供されるトナーとし
ての粉体とキャリアとして作用する粉体との混合体であ
る。バケットローラ２の上方にはマグネットローラ４が
設けられている。バケットローラ４は非磁性体からなる
円筒状スリーブ４ａとその内側で円周方向に配列された
複数個のマグネット４ｂとからなっている。バケットロ
ーラ２によって汲み上げられた現像剤３はマグネット４
ｂの磁気力によってスリーブ４ａの表面に吸着される。

スリーブ４ａの表面に吸着された現像剤３はスリーブ４
ａ又はマグネット４ｂの回転によって現像部５に搬送さ
れる。このとき、スリーブ４ａの表面に吸着された現像
剤３はドクターブレード６によって所望量に規制される
。現像部５で使用されなかった現像剤３はスクレーバ７
によリマグネ・ノドローラ４のスリーブ４ａの表面から
剥離されてタンク１内に回収される。

タンクｌ内のトナーにはキャリアとの摩擦によって電荷
を与える必要があり、また、トナーとキャリアとをよ（
混合する必要がある。このため、従来の現像剤供給装置
におけるバケットローラ２の内側には、第４図及び第５
図に示すように、撹拌軸８ａと該撹拌軸８ａに突設され
たフィン８ｂとからなる攪拌機８が設けられている。

〔発明が解決しようとする問題点〕

従来の攪拌機８の攪拌軸８ａはバケットローラ２と一体
に構成されている。したがって、バヶ・７トローラ２の
一端に設けられる歯車９に与えられる回転力によってバ
ケットローラ２と攪拌機８とが同速で同一方向に回転す
る。この場合、攪拌性能を高めるためには、できるだけ
攪拌機８を高速で回転させる必要があるが、バケットロ
ーラ２の回転速度はマグネットローラ４への現像剤の適
量供給のために制限されるため、従来の攪拌構造では攪
拌機８の回転速度を十分に高めることが不可能となって
いた。そして、このような条件のもとで攪拌性能を高め
るためには、攪拌機８の大型化が必要になるため、それ
に伴いバケットローラの大型化及び現像剤供給装置全体
の大型化を招くこととなっていた。

〔問題点を解決するための手段〕

上記従来技術の問題点に鑑み、本発明は、バケットロー
ラの回転速度制限に影古されることなく、攪拌機を必要
な速度で回転させることができる現像剤供給装置におけ
る現像剤撹拌構造を提供することを目的とする。

本発明によれば、タンク内の現像剤を回転するバケット
ローラの各バケットにより汲み上げた後、バケット内の
現像剤をマグネットローラの表面に磁気力により吸着さ
せて現像部に供給する現像剤供給装置において、バケッ
トローラの内側にバケットローラとは独立に回転する攪
拌機を設けたことを特徴とする現像剤供給装置における
現像剤撹拌構造が提供される。

〔作　用〕

本発明による現像剤供給装置における現像剤攪拌構造に
おいては、攪拌機がバケットローラとは独立に回転する
ので、バケットローラの回転速度制限に影響されること
なく、攪拌機を所望の速度で回転させることができる。

しかも、攪拌機とバケットローラとの間に速度差を生じ
させることができるので、タンク内の現像剤に対する攪
拌性能が向上し、タンク内の現像剤を十分に攪拌及び混
合することができるようになる。

〔実施例〕

以下、図面を参照して本発明の詳細な説明する。

第１図ないし第３図は本発明の一実施例を示すものであ
る。はじめに第１図を参照すると、現像剤供給装置はタ
ンクｌｌ内で回転するバケットローラ１２を備えており
、タンク１１内の現像剤１３はバケットローラ１２の複
数個（図示例では６個）のバケット１２ａによって順次
に上方に汲み上げられるようになっている。タンク１１
内の現像剤１３は現像に供されるトナーとしての粉体と
キャリアとして作用する粉体との混合体であり、トナー
にはキャリアとの摩擦によって電荷が与えられる。

バケットローラ１２の上方にはマグネットローラ１４が
設けられている。マグネットローラ１４は非磁性体から
なる円筒状スリーブ１４ａとその内側で円周方向に配列
された複数個のマグネット１４ｂとからなっている。バ
ケットローラ１２のバケット１２ａによって汲み上げら
れた現像剤１３はマグネット１４ｂの磁気力によってス
リーブ１４ａの表面に吸着される。スリーブ１４ａの表
面に吸着された現像剤１３はスリーブ１４ａ又はマグネ
ット１４ｂの回転（図示実施例ではマグネット１４ｂの
図中反時計方向の回転）によって現像部１５に搬送され
る。このとき、スリーブ１４ａの表面に吸着された現像
剤１３はドクターブレード１６によって所望量に規制さ
れる。現像部１５で使用されなかった現像剤１３はスク
レーパ１７に与りマグネットローラ１４のスリーブ１４
ａの表面から剥離されてタンク１１内に回収される。現
像剤供給装置は現像剤供給ローラ１８を備えており、こ
の供給ローラ１８によって図示しない補給タンク内の現
像剤１３がタンク１１内に補給される。

現像部１５における現像の方法としては、予め帯電させ
た感光体の表面に感光による静電潜像を形成し、現像部
１５でマグネットローラ１４のスリーブ１４ａの表面に
吸着している現像剤１３のトナーを静電力により潜像面
に吸着させてトナー像を得る方法や、光を用いず、現像
部１５において、スリーブ１４ａに対向する帯電性記録
体（例えばベルト）を挟んで静電記録電極とマグネット
ローラ１４側に設けた対向電極との間で電界を生じさせ
、これにより、帯電性記録体の表面に入力情報に応じた
帯電パターンを形成してスリーブ１４ａの表面に吸着し
ている現像剤１３のトナーを静電力により帯電パターン
に吸着させてトナー像を得る方法等があるが、上述した
現像剤供給装置はどちらの現像方式にも適用可能である
。

第１図ないし第３図に示すように、バケットローラ１２
は円周方向に配列されたバケツ）１２ａの両端を保持す
る一対の端板１２ｂ、１２Ｃを備えている。バケットロ
ーラ１２の内部には攪拌軸２０及び該攪拌軸２０の表面
に突設された撹拌フィン２１とを備えた攪拌機１９が設
けられている。第２図に示すように、バケットローラ１
２の端板１２ｂ、１２Ｃは撹拌軸２０に回転可能に嵌合
しており、攪拌軸２０はタンク１１の側壁１１ａ、ｌｌ
ｂに対して回転可能に支持されている。

更に詳しく説明すると、第２図及び第３図に示すように
、バケットローラ１２は一端部に内歯歯車２２を備えて
おり、該内歯歯車２２に内接する駆動歯車２３には攪拌
軸２０の一端に設けられた外歯歯車２４が外接している
。駆動歯車２３は必要に応じ減速機を介してモータ（図
示せず）によって回転駆動される。

上記構成を有する現像剤供給装置における現像剤攪拌構
造においては、駆動歯車２３が第３図中矢印Ｒの方向に
回転すると、内歯歯車２２と共にバケットローラ１２が
矢印Ｒの方向に回転し、一方、攪拌軸２０は外歯歯車２
４と共に逆の矢印りの方向に回転する。また、外歯歯車
２４の歯数は内歯歯車２２の歯数よりも少ないので、タ
ンク１１内での攪拌機１９の回転速度はバケットローラ
１２の回転速度よりも速くなる。駆動歯車２３に対する
内歯歯車２２及び外歯歯車２４の歯数比を適宜に設定す
ることにより、バケットローラ１２及び攪拌機１９の回
転速度を独立に任意に設定することができる。好ましく
は、バケットローラ１２の回転速度はマグネットローラ
１４に供給すべき現像剤１３の量が適正量となるように
設定される。一方、攪拌機１９の回転速度はバケットロ
ーラ１２の回転速度とは無関係に設定することができる
。したがって、攪拌機１９の回転速度を高めることによ
り、タンク１１内の現像剤１３を十分に撹拌及び混合す
ることができる。

バケットローラ１２と攪拌軸２０とは逆方向に回転する
ので、バケットローラ１２と撹拌軸２０との間には相対
回転が生じ、これにより、タンクｌｌ内の現像剤１３に
対する攪拌作用が増大する。

更に、この実施例では、第３図に示すように、攪拌フィ
ン２１が攪拌軸２０に対して螺旋状に延びているので、
タンク１１内の現像剤１３は攪拌フィン２１によって攪
拌軸２０の軸線方向にも攪拌及び混合されることとなる
。

以上、図示実施例につき説明したが、本発明は上記実施
例の態様のみに限定されるものではなく、特許請求の範
囲に記載した発明の範囲内において各構成要素、例えば
バケットや撹拌フィン等の形状、個数に変更を加えるこ
とができる。また、攪拌機をバケットローラと同一方向
に回転させるようにして攪拌機の回転速度をバケットロ
ーラの回転速度よりも速めるようにしても本発明の所期
の目的は達成される。更に、バケットローラ及び攪拌機
に回転を伝える歯車列の噛合形態は必要に応じて変更す
ることができる。

〔発明の効果〕

以上の説明から明らかなように、本発明によれば、攪拌
機をバケットローラとは独立に回転せることができるの
で、バケットローラの回転速度制限に影響されることな
く、攪拌機を所望の速度で回転させることができるよう
になり、しかも、攪拌機とバケットローラとの間に速度
差を生じさせることができるので、攪拌機やバケットロ
ーラを大型化することなく、タンク内の現像剤に対する
撹拌性能を十分に高めることができるようになる。

したがって、タンク内の現像剤を十分に攪拌及び混合す
ることができる現像剤供給装置における現像剤攪拌構造
を提供できることとなる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明による現像剤攪拌構造の一実施例を示す
概略縦断面側面図、 第２図は第１図に示す現像剤撹拌構造の縦断面正面図、 第３図は第１図に示す攪拌機構造の要部分解斜視図、 第４図は従来の現像剤攪拌構造を示す縦断面側面図、 第５図は第４図に示す攪拌構造の要部分解斜視図である
。 図において、１１はタンク、１２はバケットローラ、１
２ａはバケット、１３は現像剤、１４はマグネットロー
ラ、１５は現像部、１９は攪拌機、２０は撹拌軸、２１
は攪拌フィン、２２は内歯歯車、２３は駆動歯車、２４
は外歯歯車をそれぞれ示す。 示す概略縦断面側面図 １１・・・タンク １２・・・バケットローラ １３・・・現像剤 １４・自マグネットローラ １６・・・現像部 １９・・・攪拌機 ２０−−−攪拌軸 ２１°°°攪拌フイン 従来の現像剤攪拌構造の縦断面図 第４図

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １、タンク（１１）内の現像剤（１３）を回転するバケ
   ットローラ（１２）の各バケット（１２ａ）により汲み
   上げた後、バケット（１２ａ）内の現像剤（１３）をマ
   グネットローラ（１４）の表面に磁気力により吸着させ
   て現像部（１５）に供給する現像剤供給装置において、
   バケットローラ（１２）の内部にバケットローラ（１２
   ）とは独立に回転する攪拌機（１９）を設けたことを特
   徴とする現像剤供給装置における現像剤攪拌構造。 ２、攪拌機（１９）がタンク（１１）内でバケットロー
   ラ（１２）とは逆方向に回転することを特徴とする特許
   請求の範囲第１項に記載の現像剤供給装置における現像
   剤攪拌構造。 ３、タンク（１１）内での攪拌機（１９）の回転速度が
   バケットローラ（１２）の回転速度よりも速いことを特
   徴とする特許請求の範囲第１項又は第２項に記載の現像
   剤供給装置における現像剤攪拌構造。 ４、バケットローラ（１２）が一端部に内歯歯車（２２
   ）を有しており、該内歯歯車（２２）に内接する駆動歯
   車（２３）に攪拌機（１９）の一端に設けられた外歯歯
   車（２４）が外接していることを特徴とする特許請求の
   範囲第２項又は第３項に記載の現像剤供給装置における
   現像剤攪拌構造。 ５、攪拌機（１９）が攪拌軸（２０）とその表面に沿っ
   て螺旋方向に延びる多数の攪拌フィン（２１）とを備え
   ていることを特徴とする特許請求の範囲第１項に記載の
   現像剤供給装置における現像剤攪拌構造。