JP2001109264A - 画像形成装置における現像装置 - Google Patents

画像形成装置における現像装置

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JP2001109264A JP2000226379A JP2000226379A JP2001109264A JP 2001109264 A JP2001109264 A JP 2001109264A JP 2000226379 A JP2000226379 A JP 2000226379A JP 2000226379 A JP2000226379 A JP 2000226379A JP 2001109264 A JP2001109264 A JP 2001109264A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 現像装置において現像剤の攪拌、搬送を確実
に行い、現像剤の滞留を防止し、現像装置自体の小型化
を行う。 【解決手段】 感光体ドラム28に現像剤100を供給
する現像剤供給手段146と、この現像剤供給手段14
6の近傍に設けられ現像剤100を攪拌する第1攪拌手
段68と、この第1攪拌手段の下方に設けられ現像剤1
00を攪拌する第2攪拌手段70と、前記第1攪拌手段
68と第2攪拌手段70との高さ方向略中央部に設けら
れ、前記第2攪拌手段70により攪拌された現像剤10
0を前記第1攪拌手段68に供給する現像剤汲み上げ手
段82とを具備し、この現像剤汲み上げ手段82は回転
体86と、この回転体86の周方向に設けられた偶数の
磁極とを具備することを特徴とする画像形成装置2にお
ける現像装置30。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複写機、プリンタ
等の画像形成装置における感光体に現像剤を供給して現
像する現像装置、さらに詳しくはトナーとキャリアから
なる二成分現像剤を使用する形態の現像装置に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】画像形成装置において、感光体ドラムに
形成された静電潜像を現像するためにトナーとキャリア
からなる二成分現像剤を使用する形態の現像装置が適用
されている。この静電潜像現像装置は、現像剤を収容す
る現像ハウジング、現像ハウジング内の現像剤を感光体
ドラムの静電潜像に供給する現像剤供給手段、現像ハウ
ジング内の現像剤を攪拌するとともに所要方向に搬送す
る現像剤攪拌手段と、現像ハウジング内にトナーを供給
するトナー供給手段とを有している。現像剤供給手段は
感光体ドラムの現像域において静電潜像にトナーを供給
してトナー像に現像される。静電潜像へのトナーの供給
に応じて現像ハウジングのトナーが消費されると、トナ
ー供給手段によりトナーが供給される。現像剤攪拌手段
は現像ハウジング内の現像剤を攪拌してトナーとキャリ
アを攪拌して、トナーとキャリアを混合及び摩擦帯電さ
せて、所要方向に搬送する。
【0003】現像剤の攪拌、搬送に関する上記要件を開
示した先行技術として特開平10−142942号公報
が存在し、4連タンデム現像方式のカラー複写機におい
て、感光体ドラムに現像剤を供給する現像剤供給手段
と、この現像剤供給手段の近傍に設けられ現像剤を第1
の方向に攪拌搬送する第1の攪拌搬送手段と、この第1
攪拌手段の下方に設けられ現像剤を第1の方向とは逆の
第2の方向に現像剤を攪拌する第2攪拌搬送手段と、前
記現像剤供給手段に同軸的に設けられ、前記現像剤供給
手段の駆動に伴って駆動され、前記第2の攪拌搬送手段
により搬送された現像剤を前記第1の攪拌手段に搬送す
る送り手段とを具備するものが開示されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記特開平10−14
2942号公報において開示されている現像装置におい
ても現像剤の攪拌、搬送、現像剤の滞留、現像装置自体
の小型化の点で未だ十分とは言えず改善の余地がある。
特に現像装置自体の大きさに関して言えば、現像剤供給
手段(マグネットローラ)と同軸に下側の第2攪拌手段
から上側の第1攪拌手段へ現像剤を送る送り手段が設け
られているため、現像剤供給手段の現像領域を超えて軸
線方向に延長した領域に送り手段を配設する必要があ
り、現像装置全体の軸線方向長さについては随分と長い
ものであった。
【0005】本発明は、上下に第1攪拌手段及び第2攪
拌手段を具備する縦型攪拌方式の現像装置において、現
像剤の攪拌を十分に行い、滞留を防止し、かつ、現像装
置全体を小型化、特に軸線方向(奥行き方向)の長さを
短くすることを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の請求項1は、感光体に現像剤を供給する現
像剤供給手段と、この現像剤供給手段の近傍に設けられ
現像剤を攪拌し搬送する第1攪拌手段と、この第1攪拌
手段の下方に設けられ第1攪拌手段による現像剤の搬送
方向下流端部にて現像剤を受け取り、現像剤を攪拌し搬
送して前記現像剤供給手段に供給する第2攪拌手段と、
前記第1攪拌手段と第2攪拌手段との高さ方向略中央部
に設けられ、第2攪拌手段による現像剤の搬送方向下流
端部にて現像剤を受け取り前記第1攪拌手段に供給する
現像剤汲み上げ手段とを具備し、この現像剤汲み上げ手
段は回転体と、この回転体の周方向に設けられた偶数の
磁極とを具備する画像形成装置における現像装置として
構成されている。
【0007】上記構成によれば、現像剤は第1攪拌手段
で上流から下流へ攪拌し搬送され、下流端部において、
第1攪拌手段の下側に設けられている第2攪拌手段へ渡
され、現像剤はさらに第2攪拌手段で上流から下流へ攪
拌し搬送される。第2攪拌手段の下流端部においては、
現像剤汲み上げ手段の偶数磁極を有する回転体が現像剤
を汲み上げて上方の第1攪拌手段へ渡される。1部の現
像剤は第2攪拌手段において上流から下流へ攪拌し搬送
される間に現像剤供給手段に供給され、現像剤供給手段
から感光体ドラムに現像剤を供給するものである。
【0008】請求項2によれば、前記回転体にはN極、
S極が交互に配置されているので、現像剤汲み上げ手段
の偶数磁極を有する回転体の周表面において0ガウス領
域が存在しないので、N極、S極が設けられている領域
及びN極とS極の中央領域の全領域で現像剤は汲み上げ
られて上方の第1攪拌手段に供給される。
【0009】請求項3によれば、前記磁極の磁極数は4
ないし12であるので、現像剤は現像剤汲み上げ手段の
回転体の周表面に4ないし12の磁気ブラシとして汲み
上げられて上方の第1攪拌手段に供給される。
【0010】請求項4によれば、前記磁極の磁力は実質
的に同一であるので、現像剤は現像剤汲み上げ手段の回
転体の周表面に同じ高さの磁気ブラシとして汲み上げら
れて均一に上方の第1攪拌手段に供給される。
【0011】請求項5によれば、前記第1攪拌手段と第
2攪拌手段は現像剤搬送方向が逆であるので、現像剤は
第1攪拌手段の上流から下流に搬送され、下流端部にお
いて第2攪拌手段に供給され、次いで、第2攪拌手段で
上流から下流に搬送されるので十分に攪拌、混合され
る。
【0012】請求項6によれば、前記現像剤汲み上げ手
段の現像剤搬送力は第1攪拌手段、第2攪拌手段の現像
剤搬送力以上であるので、第2攪拌手段の上流から下流
に搬送された現像剤は、現像剤汲み上げ手段によりその
全てが汲み上げられて第1攪拌手段に供給される。
【0013】請求項7によれば、前記現像剤汲み上げ手
段の現像剤搬送力は、前記第2攪拌手段の1から1.5
倍であるので、第2攪拌手段の上流から下流に搬送され
た現像剤は、現像剤汲み上げ手段によりその全てが汲み
上げられて第1攪拌手段に供給される。
【0014】請求項8によれば、トナー補給口は前記第
1攪拌手段と前記現像剤汲み上げ手段との合流領域にト
ナーを補給する位置に設けられているので、補給される
トナーは、汲み上げ手段による汲み上げ力と第1攪拌手
段による搬送力とがともに作用し、供給されるトナーと
現像剤との混合効果が高くなる。
【0015】請求項9によれば、前記トナー補給口は前
記合流領域であって、前記第1攪拌手段の現像剤搬送方
向における下流側に設けられているので、補給されたば
かりのトナーが下方向に落ちにくいので、十分に攪拌混
合され下方向に搬送される。
【0016】
【発明の実施の形態】図1は、本発明の実施の形態にか
かる画像形成装置としてのカラープリンタの概略構成図
である。
【0017】図1に基づいて本発明を適用したカラープ
リンタ2の概略構成を説明する。カラープリンタ2は転
写体としてのシート部材3を1枚ずつ送り出す給紙部4
と、この給紙部4から送り出されたシート部材3を搬送
する搬送部6とシート部材3に転写すべきトナー像を形
成する作像部5と、作像部5で形成されたトナー像をシ
ート部材3に転写する転写部7と、転写部7で転写され
たシート部材3のトナー像を定着する定着部8と、この
定着部8から排出されたシート部材3を受け取る排紙部
10と、光学装置部11とを具備している。
【0018】給紙部4は、第1の給紙トレイ12に積載
されたシート部材3を給紙ローラ13、リタードローラ
14とで1枚ずつ下流側へ送り出す第1給紙部15と、
手差しトレイ16からシート部材3を給紙ローラ17で
1枚ずつ下流側へ送り出す第2給紙部18とから構成さ
れている。
【0019】搬送部6は第1給紙部15または第2給紙
部18から送り出されたシート部材3の搬送を案内する
搬送路20と、この搬送路20の途中に配設された搬送
ローラ21と、この搬送ローラ21からシート部材3を
受け取り、シート部材3の先端部を一旦停止させ斜め送
りを規制(補正)して下流側の作像部5へ送り込むレジ
ストローラ対22と、このレジストローラ対22よりも
上流側の搬送路20に接続される手差し搬送路23とか
ら構成されている。
【0020】作像部5は、黒トナーを有する第1作像部
24、シアントナーを有する第2作像部25、マゼンタ
トナーを有する第3作像部26、イエロートナーを有す
る第4作像部27とから構成されている。第1ないし第
4作像部24,25,26,27は円筒状の感光体ドラ
ム28と、この感光体ドラム28上にトナー像を形成す
る現像装置30と、感光体ドラム28上の残留トナーを
除去するファーブラシ31及びクリーニングブレード3
2を具備するクリーニング装置33と、感光体ドラム2
8上に電荷を付与して感光体ドラム28の表面を均一に
帯電させる帯電装置34とから構成されている。
【0021】転写部7は、フッ素系樹脂材料の無端状転
写ベルト37と、この転写ベルト37を駆動する駆動ロ
ーラ38及びテンションローラ40と、各感光体ドラム
28と対向する位置にそれぞれ配置された転写ローラ4
1a,41b,41c,41dとを有しており、さらに
下流側へ搬送する機能も有している。これら転写ローラ
41a,41b,41c,41dと各感光体ドラム28
で前記転写ベルト37を挟持する如く構成されている。
また、転写ベルト37内周側の適所にはガイドローラ4
2,43が配設されている。また、この転写部7は、白
黒画像のみを形成する場合、黒の転写ローラ41aのみ
使用して、他のマゼンタ、シアン、イエローの各転写ロ
ーラ41b,41c,41dは感光体ドラム28から離
間させている。
【0022】定着部8は、ヒータ(図示していない)を
内蔵した加熱ローラ44と、定着ローラ45と、これら
加熱ローラ44と定着ローラ45とに巻き掛けられた金
属製の無端状ベルト46と、定着ローラ45に押しつけ
られる加圧ローラ47とを有している。そして、無端状
ベルト46の外表面にシリコンオイルを塗布するオイル
塗布ローラ48と、オイル塗布ローラ48にオイルを供
給するオイル供給ローラ50とオイル供給ローラ50の
表面をクリーニングするクリーニングローラ51とが配
設されている。
【0023】排紙部10は、定着部8から排出されたシ
ート部材3を受け取り、画像形成面を上にして積載する
第1排紙部52(図1において仮想線図示している。)
と、定着部8から排出されたシート部材3を排出路53
により画像形成装置本体36上部に導き、画像形成面を
下にして積載する第2排紙部54とを有している。な
お、第1排紙部52を使用しない際には画像形成装置本
体36内に収容するようにしている。
【0024】光学ユニット11は、ポリゴンミラー55
とレンズ56、57及びミラー58とが各感光体ドラム
28に対応して配設されており、レーザー光を光学ユニ
ット支持板60に形成されたスリット61から各感光体
ドラム28に向けて照射するようになっている。
【0025】このように構成されたカラープリンタ2は
第1給紙部15または第2給紙部18からシート部材3
が送り出されると、そのシート部材3が搬送部6によっ
て第1作像部24の感光体ドラム28と転写部7の転写
ベルト37との間に送り込まれる。そして、シート部材
3は感光体ドラム28と転写ローラ41a,41b,4
1c,41dとの間に転写ベルト37で搬送される間
に、黒、マゼンタ、シアン、イエローの各感光体ドラム
28に形成されたトナー像が順次シート部材3に転写さ
れる。そして、カラー画像の転写が終了したシート部材
3は、転写ベルト37でさらに搬送され定着部8の定着
ローラ45と加圧ローラ47との間に送り込まれ、ここ
でカラー画像が定着される。定着終了後、シート部材3
は第1排紙部52または第2排紙部54に排出される。
【0026】図2は本発明に従って構成された現像装置
を示す図であり、同図(a)は現像装置の内部機構を示
し、同図(b)は(a)の2B−2B断面図である。
【0027】図3は図2におけるA−A断面図であり、
図4は図2におけるB−B断面図であり、図2ないし図
4に基づいて本実施形態にかかる現像装置30について
説明を行う。
【0028】現像装置30は現像ハウジング144を具
備している。現像ハウジング144は合成樹脂材料より
成形され、底壁132から略全域において実質的に鉛直
上方に延びる第1の側壁134と、図2(a)において
第1の側壁134の左側で後述する汲み上げ領域の1部
を構成する第2の側壁136と、図2(a)において左
端部にある前壁138と、図2(a)において右端部に
ある後壁140と、図3、図4において現像ハウジング
144の最上部に存在する上壁142とから主に構成さ
れている。
【0029】現像ハウジング144の図3において最左
部には現像剤供給手段146が配設されている。現像剤
供給手段146は軸線方向(図2(a)、図5において
左右方向)の現像領域略全域に亘って延在するアルミ等
の非磁性材料から構成される円筒状の現像スリーブ14
8とこの現像スリーブ148の内部に配設された磁石材
料150から構成されている。図2(a)、図5におい
て明らかなごとく、スリーブ148は後述する駆動系に
回転自在に連結されている。磁石材料150は現像スリ
ーブ148内の所定位置に固定されている。現像スリー
ブ148が固定されている回転軸151は後壁140を
貫通して突出し、この回転軸151の突出端部には入力
歯車152が固定されている。入力歯車152は後述す
る駆動源(図示せず)から伝達された駆動力が出力歯車
154及びアイドル歯車156を通って伝達される。そ
して、現像スリーブ148は、その表面にトナーとキャ
リアからなる現像剤100が前記磁石材料150の磁力
で吸着されており、図3において矢符R1で示す方向に
回転する。
【0030】なお、本発明で使用される現像剤の一例と
してその成分であるキャリアとトナーに関する仕様は以
下の通りである。
【0031】(1)キャリア キャリア中心粒径:60μm 形状:球形 材質:フェライト 飽和磁化:65emu (2)トナー トナー中心粒径:8.5μm 樹脂成分:ポリエステル トナー濃度:通常環境下において、4〜5重量%で推移
しており、トナー切れや環境変化に応じて3.5〜6重
量%で推移する場合もある。
【0032】現像剤供給手段146の図3において上方
には現像剤剥離手段160が配設されている。現像剤剥
離手段160は穂切りブレード62及びこの穂切りブレ
ード62を保持する保持部64から構成されている。保
持部64は後述する第1攪拌手段68を収容する隔壁6
6の前面上部に固定支持されている。現像剤剥離手段1
60の穂切りブレード62の下端縁は現像スリーブ14
8の最上部より現像スリーブ148の回転方向若干下流
域に軸線方向略全域に亘って延在して配置されている。
ブレード62の下端縁部は磁石材料150の上部におけ
るN極とS極の略中央部に位置している。ブレード62
で剥離され現像スリーブ148の周表面から離脱した現
像剤100は後述する第2攪拌手段70によって攪拌、
混合され、再び現像スリーブ148の表面に磁力により
吸い寄せられて次の現像に供用される。
【0033】図5は図4において汲み上げ手段の中心、
第1攪拌手段の中心、第2攪拌手段の中心、現像剤供給
手段の中心を通り上部より見た断面図であり、現像剤攪
拌手段について詳述する。現像剤攪拌手段は第1攪拌手
段68と第1攪拌手段68の直下部に設けられる第2攪
拌手段70とから構成される。
【0034】第1攪拌手段68は現像ハウジング144
の前壁138と、後壁140の内側(左側)に設けられ
ている内壁141の間に回転自在に回転軸72が装着さ
れている。回転軸72には軸線方向略全域においてスパ
イラル状羽根74が形成されているが、矢符C1で示す
現像剤100の搬送方向下流端部(領域A1)にはスパ
イラル状羽根74が設けられていない。回転軸72は前
壁138より外方へ突出し、前述した如く左端部には歯
車80が設けられている。後壁140の左方、及び内壁
141の間においては回転軸72に歯車75が固定され
ている。
【0035】第2攪拌手段70は現像ハウジング144
の前壁138及び後壁140間に回転自在に回転軸76
が装着されている。回転軸76には軸線方向略全域にお
いてスパイラル状羽根78が形成されているが、矢符C
2で示す現像剤100の搬送方向下流端部(領域A2)
にはスパイラル状羽根78が設けられていない。回転軸
76の右端部には出力歯車154が固定されており、さ
らに前壁138及び後壁140間の内壁141には回転
軸76に歯車81が装着されており、前記歯車75と駆
動連結している。
【0036】次に現像剤汲み上げ手段82について詳述
する。現像剤汲み上げ手段82は図4において示す如く
第1攪拌手段68及び第2攪拌手段70の鉛直方向略中
央部で、第1攪拌手段68及び第2攪拌手段70の右方
に配設されている。
【0037】図5によりさらに詳述すると、汲み上げ手
段82は、図5において明らかな如く、現像ハウジング
144の手前側(図5において左側)に配設されてお
り、現像スリーブ148の領域外、即ち軸線方向におけ
る現像領域外に配設されている。汲み上げ手段82は現
像ハウジング144の前壁138及び第2の後壁83に
回転軸84が回転自在に装着されている。回転軸84に
は軸線方向略全域において磁性材料より構成される汲み
上げローラ86が固定されている。回転軸84は前壁1
38の左方へ突出しており、この突出部に歯車88が固
定されている。歯車88は前記歯車80と噛合されてい
る。汲み上げローラ86は無垢円柱状の鉄より構成さ
れ、円周方向に800Gの磁力を有するN極、S極が交
互に並んで各々4極合計8極が軸線方向全域に亘って着
磁されている。
【0038】図2(a)及び図5に示すように、トナー
補給ユニットTS(図8参照)のトナー補給口TSOが
前記第1攪拌手段68と前記現像剤汲み上げローラ86
との合流領域にトナーを補給可能な位置に設けられてい
る。より正確には、トナー補給口TSOは前記合流領域
において、前記第1攪拌手段68の現像剤搬送方向にお
ける下流位置に設けることが望ましい。上記した位置に
トナー補給口TSOを設けることによって、補給される
トナーには、汲み上げローラ86による汲み上げ力と第
1攪拌手段68による搬送力とが共同作用するので供給
されるトナーと現像装置30内の現像剤(正確にはキャ
リア)との混合効果が高くなる。また、汲み上げローラ
86と隔離壁112の掻き落し部112e(図4参照)
との隙間は十分に小さいので補給されたばかりのトナー
が当該隙間から下方向に落ちにくい。
【0039】図6は現像装置の後面における歯車の駆動
連結を示す図であり、図7は現像装置の前面における歯
車の駆動連結を示す図である。図6、図7をも参照して
説明を続ける。駆動源(図示しない)からの駆動が出力
歯車154に伝達されると、回転軸72を通じて歯車8
1、75に伝達される。歯車75に伝達された駆動力は
回転軸72を通じて歯車80、88に伝達される。一
方、駆動源からの駆動が出力歯車154に伝達される
と、アイドル歯車156、入力歯車152にも伝達され
る。然る如く駆動伝達されることにより、第1攪拌手段
68は図3、図4に矢符R2で示す方向に回転され、第
2攪拌手段70は矢符R3で示す方向に回転され、さら
に汲み上げ手段82は、矢符R4で示す方向に回転され
る。
【0040】図3に示す如く、現像ハウジング144に
は現像剤100が収容されている。詳述すると、現像剤
100は隔壁66により規制され第1攪拌手段68が配
設されている第1の攪拌領域102、及び前記隔壁66
の下側でかつ、第1の側壁134にて規制され現像手段
146及び第2攪拌手段70が配設されている第2の攪
拌領域104、及び図4に示す如く第1攪拌手段68、
第2攪拌手段70及び汲み上げ手段82が配設される第
3の攪拌領域(汲み上げ領域)106に分散されて収容
されている。
【0041】第1攪拌手段68の回転軸72は矢符R2
で示す方向に回転され、第1の攪拌領域102の中にお
いて、現像剤100は図5において攪拌混合されながら
図5において矢符C1で示す方向に上流側から下流側に
搬送される。
【0042】第2攪拌手段70の回転軸76は矢符R3
で示す方向に回転され、第2の攪拌領域104の中にお
いて、現像剤100は攪拌混合されながら図5において
矢符C2で示す方向に上流側から下流側へと搬送され
る。このとき、1部の現像剤100は第2攪拌手段70
から現像剤供給手段146に供給され、さらに現像剤供
給手段146から矢符R5で示す方向に回転する感光体
ドラム28の現像域に供給され、感光体ドラム28上の
潜像にトナーが供給される。
【0043】図8は現像剤の搬送状態を示す説明図であ
る。
【0044】次に、図5及び図8を参照しながら、現像
剤100が攪拌混合され搬送されて循環される経路につ
いて詳述する。まず、第1攪拌手段68の作用により第
1の攪拌領域102において、現像剤100は攪拌混合
されながら図5及び図8において矢符C1で示す方向即
ち現像装置30本体手前側から奥側に向かう方向に搬送
される。ところで、第1の攪拌領域102の下流端部の
領域A1は隔壁66が設けられておらず、また、第1攪
拌手段68のスパイラル状羽根74が設けられていない
ので現像剤100はそれ以上、下流側へ搬送されず自重
により下方に落下する(図8の矢符D参照)。従って、
この領域A1の部分において現像剤100が滞留し、凝
固することが防止される。落下した現像剤100は、第
2攪拌手段70の作用により第2の攪拌領域104にお
いて攪拌混合されながら図5及び図8において矢符C2
で示す方向に搬送され、下流端部、即ち図5及び図8に
おいて左端部の領域A2に搬送される。左端部(領域A
2)においては、第2攪拌手段70のスパイラル状羽根
78が設けられていないため、それ以上、下流側へ搬送
されることがない。
【0045】次いで現像剤汲み上げ手段82の作用によ
り汲み上げ領域106の中において汲み上げローラ86
が現像剤100を磁力によりその周表面に吸い寄せて汲
み上げる(図8の矢印U参照)。ところで、この汲み上
げ領域106においては、第1攪拌手段68、第2攪拌
手段70の鉛直方向中央部に設けられ左右方向に延びる
隔離壁112が設けられている。この隔離壁112の先
端部112e(最右部上端部)は鋭角形状に形成されて
おり、この先端部112eと汲み上げローラ86表面と
の隙間が例えば略1.0mmに構成されている。また、
汲み上げローラ86の表面に付着した現像剤100は図
4にて示す如く磁気ブラシが形成される。詳述すると、
汲み上げローラ86のN極、S極の着磁されている領域
には現像剤100による穂が長く(高く)形成され、N
極とS極の中央の領域は穂が低く形成されている。本実
施形態においては、汲み上げローラ86のN極、S極が
交互に並んで各々4極設けられているため、0ガウス領
域が存在せず、従って、現像剤汲み上げ手段82による
現像剤100の汲み上げ力(搬送力)を大きくすること
ができる。
【0046】さらに具体的には、汲み上げローラ86は
以下の条件を備えている。汲み上げローラ86の長さは
15−50mmであり、好ましくは、第2攪拌手段70
のスパイラル状羽根78の1ピッチ以上、即ち、20−
35mmに設定することが望ましい。上記提示した寸法
の上限を超えると現像装置30の肥大化を招くととも
に、下限値を下回ると、汲み上げ力の不足を招くことに
なる。さらに、汲み上げローラ86の回転周速度は10
0−250mm/minであり、好ましくは、150−
200mm/minである。前述の上限値を上回ると、
汲み上げられた現像剤100が隔離壁先端部112eに
より高速で掻き取られることになり、これにより現像剤
100が劣化しやすくなり、下限値を下回ると、汲み上
げ能力が不足することになる。なお、汲み上げローラ8
6の磁力は500−1200ガウスに設定されており、
それ以上であれば現像剤100を劣化させる恐れがあ
り、以下であると現像剤100の汲み上げ能力が不足す
る。なお、隔離壁112の掻き落し部(先端部)112
eとの隙間は0.3〜3mmに設定されており、好まし
くは、0.5から2mmである。前述の上限値を超える
と第1攪拌手段68への現像剤100の供給不足とな
り、下限値を下回ると現像剤100の劣化を招く恐れが
ある。
【0047】汲み上げローラ86の矢符R4で示す方向
への回転により磁気ブラシも同方向に回転し、現像剤1
00が隔離壁112の先端部112eにて汲み上げロー
ラ86表面から剥離される。剥離された現像剤100は
隔離壁112上に移動させられ、第1攪拌手段68のス
パイラル状羽根74の回転作用により図5において矢符
C1で示す方向へ攪拌搬送される。以降、現像剤100
は上述した如く攪拌、混合、搬送され、循環を繰り返
す。
【0048】攪拌手段について詳述すると、第1攪拌手
段68のスパイラル状羽根74と第2攪拌手段70のス
パイラル状羽根78による現像剤搬送力は実質的に等し
く設定できるように構成されている。ここで現像剤搬送
力を調整するにあたり、そのパラメータとしてスパイラ
ル状羽根74、78の大きさ、形状(ねじり方向)、ス
パイラルピッチ、回転数があるが、これらを適宜調整す
ることによって第1攪拌手段68と第2攪拌手段70の
現像剤搬送力を所望される関係に設定可能である。本発
明の実施形態の一例としては、第2攪拌手段70のスパ
イラル状羽根78の外形を第1攪拌手段68のスパイラ
ル状羽根74の外形よりも小さく設定しており、その代
わりに第2攪拌手段70の回転数を第1攪拌手段68の
回転数よりも早くしており、結果的に、第1攪拌手段6
8と第2攪拌手段70の現像剤100の搬送速度を実質
的に同じに設定している。但し、第1攪拌手段68と第
2攪拌手段70のスパイラル状羽根74,78が配置さ
れている軸72,76の外形は同じである。これによ
り、現像剤供給手段146を図3においてさらに右位置
に配置でき、結果現像装置30の幅を小さくして、第1
〜4作像部24,25,26,27の間の寸法を小さく
することが可能で、画像形成装置2全体を小型化するこ
とができる。
【0049】なお、図2(a)、図2(b)、図5に示
すように第1攪拌手段68の下流部には断面U字形状の
仕切り板190が設けられている。正確には、第1攪拌
手段68のスパイラル状羽根74の下流端部の下流側に
配置され、第1攪拌手段68の上流から搬送される現像
剤100が一時貯えられるようにしている。これによっ
て第1攪拌手段68の下流端部において所定量の現像剤
100が溜り、それが所定量以上になったとき、即ち、
現像剤100のオーバーフロー分が第2攪拌手段70の
方に供給されるようになっている。なお、本実施形態で
は仕切板190の上部位置は、第1攪拌手段68に配設
されているスパイラル状羽根74の上下方向高さの80
%の位置に設定されている。
【0050】なお、現像剤汲み上げ手段82の汲み上げ
ローラ86による現像剤搬送力は第1攪拌手段68のス
パイラル状羽根74、第2攪拌手段70のスパイラル状
羽根78による現像剤搬送力より大として構成されてい
る。汲み上げローラ86の現像剤搬送力は第2攪拌手段
70の現像剤搬送力の1〜1.5倍に設定することが望
ましい。本発明における実施形態としては、具体的に
は、第1攪拌手段68、第2攪拌手段70の現像剤搬送
力は1120g/分であり、現像剤汲み上げ手段82の
現像剤搬送力は1350g/分である。しかし、この具
体的な数値に限定されるものではない。例えば、画像形
成装置2が停止したとき、第2攪拌手段70の下流部分
に現像剤100の溜りができることがあり、この溜りが
除かれないままに、次の始動時に通常の現像剤100の
攪拌搬送が実行されれば、第2攪拌手段70の下流部の
溜りが取り除かれることがなく、現像剤100の搬送に
支障を来すことも考えられるので、この溜りを次の始動
時において汲み上げローラ86によって、第2攪拌手段
70から第1攪拌手段68に汲み上げることによって、
現像剤100の詰まりを防止することができる。また、
第1攪拌手段68の下流に設けられた仕切り板190に
よって、第1攪拌手段68から第2攪拌手段70に供給
する現像剤100の量が脈動するときにも、汲み上げロ
ーラ86の搬送力が第2攪拌手段70よりも大きく設定
されているので、そのような脈動が生じても、それによ
る現像剤搬送状態のアンバランスを緩和することができ
る。さらに、トナー濃度の変化、湿度などの環境変化に
起因する搬送状態の搬送能力の変化に対するバッファの
機能としても効果がある。これにより、現像剤100は
第2攪拌手段70の作用により第2の攪拌領域104に
おいて攪拌混合されながら図5において矢符C2で示す
方向に搬送され、下流端部、即ち図5において左端部の
領域A2に搬送された現像剤100は、現像剤汲み上げ
手段82の作用により第3の攪拌領域106の中におい
て汲み上げローラ86が現像剤100をその周表面に吸
い寄せて汲み上げて上方に位置する第1攪拌手段68の
左端部へ確実かつ迅速に供給することが可能となる。従
って、現像剤100の滞留、凝固が防止され確実かつ、
良好な攪拌搬送が繰り返される。
【0051】一方、現像ハウジング30内の適所には現
像剤100中のトナー濃度を検出するトナー濃度検出器
180が配設されている。このトナー濃度検出器180
は現像剤100中の透磁率を検出することによりトナー
濃度を検出する。さらにトナー濃度検出器180の検出
出力に応じて作動するトナー供給手段TS(図8参照)
が具備されている。トナー供給手段TSはトナー濃度検
出器180の検出出力が予め定めた所定値以下になれ
ば、自動的にトナーを供給し、所定値になればトナーの
供給を停止する。これによって、現像ハウジング30内
のトナー濃度を所要範囲内に保持することが可能とな
り、所定濃度の現像を行うことが可能である。
【0052】本発明の実施形態においては、トナー濃度
検出器180が仕切り板190の上流側で、該仕切り板
190の近傍に設けられている。より正確にはトナー濃
度検出器180の濃度検出部181が仕切り板190上
流部に蓄積された現像剤100に常時接触する状態とな
るように配置されている。このようにトナー濃度検出器
180を配設することによって、濃度検出部181が露
出し、現像剤100の濃度を正確に検知することができ
ずに誤検知してしまうといった不具合が防止される。な
お、仕切り板190の近傍においては第1攪拌手段68
の中でも現像剤100が最も均一に混合された状態とな
るために現像剤100の濃度をより正確に測定すること
が可能となる。
【0053】以上詳述したように、本発明の実施形態に
おける現像装置によれば、現像剤は第1攪拌手段により
上流から下流へ攪拌、混合、搬送され、下流端部におい
て第2攪拌手段に供給され、第2攪拌手段により上流か
ら下流へ攪拌、混合して搬送され、下流端部において現
像剤汲み上げ手段により汲み上げられ第1攪拌手段に供
給されるので、第1攪拌手段、及び第2攪拌手段におい
て現像剤の攪拌混合を十分に行うことができる。
【0054】また第1攪拌手段、及び第2攪拌手段の搬
送方向下流端部において現像剤の滞留を生じることがな
く、現像剤の凝固が防止でき常時新鮮で十分に帯電され
た現像剤が感光体に供給され鮮明な画像を形成すること
が可能となる。
【0055】第1攪拌手段、及び第1攪拌手段の下側に
第2攪拌手段を配置し、現像剤汲み上げ手段を第1攪拌
手段、及び第2攪拌手段の軸線方向域内でかつ、鉛直方
向略中央部に配置し、さらに現像剤汲み上げ手段の回転
体自体が着磁されているため、汲み上げ手段を小型にで
きて現像装置自体の軸線方向の長さを短くすることがで
き、小型化を達成することができる。
【0056】以上、本発明を実施形態に即して説明した
が、上記実施形態に限定されるものではなく、以下のよ
うに構成してもよい。 (1)上記実施形態においては、現像剤汲み上げ手段8
2は第1攪拌手段68及び第2攪拌手段70の正面視右
側(図4参照)に配設したものを例示したが、これに代
えて、正面視左側に配設することも可能であり、このよ
うにすれば、軸線方向領域における現像スリーブ148
の存在しない領域を有効利用することができ、幅方向
(図4において左右方向)の長さをさらに短縮すること
が可能となる。このようにすれば、画像形成装置として
4連タンデムの現像装置を有するカラープリンタに本発
明の現像装置を実施した場合に、画像形成装置としての
カラープリンタ本体の幅を狭く構成することが可能とな
る。 (2)上記実施形態においては、現像剤汲み上げ手段8
2は、汲み上げローラ84の周囲にスリーブを設けず、
極力現像剤汲み上げ手段82としての正面視での幅方向
長さを短縮しているが、これに代えて、若干幅は広くな
るがスリーブを設ける構成も可能である。このような構
成にすると、第1攪拌手段へ現像剤を容易に供給するこ
とが可能となる。 (3)上記実施形態においては、感光体として感光体ド
ラムを例示したが、これに代えて感光体ベルトを適用す
ることも可能である。このようにすれば、感光体として
の選択の幅が広がる。
【0057】
【発明の効果】本発明の請求項1によれば、現像剤は第
1攪拌手段により上流から下流へ攪拌、混合、搬送さ
れ、下流端部において第2攪拌手段に供給され、第2攪
拌手段により上流から下流へ攪拌、混合して搬送され、
下流端部において現像剤汲み上げ手段により汲み上げら
れ第1攪拌手段に供給されるので、第1攪拌手段、及び
第2攪拌手段において現像剤を十分に行うことができ
る。
【0058】また第1攪拌手段、及び第2攪拌手段の搬
送方向下流端部において現像剤の滞留を生じることがな
く、現像剤の凝固が防止でき常時新鮮で十分に帯電され
た現像剤が感光体に供給され鮮明な画像を形成すること
が可能となる。
【0059】第1攪拌手段、及び第1攪拌手段の下側に
第2攪拌手段を配置し、現像剤汲み上げ手段を第1攪拌
手段、及び第2攪拌手段の軸線方向域内でかつ、鉛直方
向略中央部に配置し、さらに現像剤汲み上げ手段の回転
体自体が着磁されているため、現像装置自体の軸線方向
の長さを短くすることができ、画像形成装置本体の小型
化を達成することができる。
【0060】請求項2によれば、現像剤汲み上げ手段の
周表面において0ガウス領域が存在しないので、全領域
で現像剤は汲み上げられるため汲み上げ力が向上する。
【0061】請求項4によれば、現像剤は均一に上方の
第1攪拌手段に供給することができる。
【0062】請求項5によれば、現像剤は十分に攪拌、
混合することができる。
【0063】請求項6、7によれば、現像剤は現像剤汲
み上げ手段によりその全てが汲み上げられので、現像剤
の滞留を防止できる。
【0064】請求項8によれば、新たに供給されるトナ
ーと現像装置内の現像剤との混合を十分に行うことが可
能となる。
【0065】請求項9によれば、補給されたばかりのト
ナーが下方向に落ちにくいので、十分に攪拌混合され下
方向に搬送することが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明にかかる画像形成装置の概略図であ
る。
【図2】 現像装置を示す図であり、(a)は平面図、
(b)は(a)における2B−2B断面図である。
【図3】 図2(a)におけるA−A断面図である。
【図4】 図2(a)におけるB−B断面図である。
【図5】 構成要素を示すための模式図である。
【図6】 現像装置の後面における歯車の駆動連結を示
すである。
【図7】 現像装置の前面における歯車の駆動連結を示
すである。
【図8】 現像剤の搬送状態を示す説明図である。
【符号の説明】
2 カラープリンタ(画像形成装置) 28 感光体ドラム(感光体) 30 現像装置 68 第1攪拌手段 70 第2攪拌手段 82 現像剤汲み上げ手段 86 汲み上げローラ(回転体) 100 現像剤 146 現像剤供給手段 TS トナー補給口
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 大村 洋功 大阪市中央区玉造1丁目2番28号 京セラ ミタ株式会社内 (72)発明者 石田 英樹 大阪市中央区玉造1丁目2番28号 京セラ ミタ株式会社内 (72)発明者 山口 裕己 大阪市中央区玉造1丁目2番28号 京セラ ミタ株式会社内 Fターム(参考) 2H077 AA05 AB02 AB18 AC02 AC12 BA02 CA02 EA03 FA19

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 感光体に現像剤を供給する現像剤供給手
    段と、この現像剤供給手段の近傍に設けられ現像剤を攪
    拌し搬送する第1攪拌手段と、この第1攪拌手段の下方
    に設けられ第1攪拌手段による現像剤の搬送方向下流端
    部にて現像剤を受け取り、現像剤を攪拌し搬送して前記
    現像剤供給手段に供給する第2攪拌手段と、前記第1攪
    拌手段と第2攪拌手段との高さ方向略中央部に設けら
    れ、第2攪拌手段による現像剤の搬送方向下流端部にて
    現像剤を受け取り前記第1攪拌手段に供給する現像剤汲
    み上げ手段とを具備し、この現像剤汲み上げ手段は回転
    体と、この回転体の周方向に設けられた偶数の磁極とを
    具備することを特徴とする画像形成装置における現像装
    置。
  2. 【請求項2】 前記回転体にはN極、S極が交互に配置
    されていることを特徴とする請求項1記載の画像形成装
    置における現像装置。
  3. 【請求項3】 前記磁極の磁極数は4ないし12である
    ことを特徴とする請求項1または2記載の画像形成装置
    における現像装置。
  4. 【請求項4】 前記磁極の磁力は実質的に同一であるこ
    とを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の画像形
    成装置における現像装置。
  5. 【請求項5】 前記第1攪拌手段と第2攪拌手段は現像
    剤搬送方向が逆であることを特徴とする請求項1〜4の
    いずれかに記載の画像形成装置における現像装置。
  6. 【請求項6】 前記現像剤汲み上げ手段の現像剤搬送力
    は第1攪拌手段、第2攪拌手段の現像剤搬送力以上であ
    ることを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載の画
    像形成装置における現像装置。
  7. 【請求項7】 前記現像剤汲み上げ手段の現像剤搬送力
    は、前記第2攪拌手段の1から1.5倍であることを特
    徴とする請求項6に記載の画像形成装置における現像装
    置。
  8. 【請求項8】 トナー補給口は前記第1攪拌手段と前記
    現像剤汲み上げ手段との合流領域にトナーを補給する位
    置に設けられていることを特徴とする請求項1〜7のい
    ずれかに記載の画像形成装置における現像装置。
  9. 【請求項9】 前記トナー補給口は前記合流領域であっ
    て、前記第1攪拌手段の現像剤搬送方向における下流側
    に設けられていることを特徴とする請求項8に記載の画
    像形成装置における現像装置。
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