JPS6365223B2 - - Google Patents

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JPS6365223B2
JPS6365223B2 JP59045220A JP4522084A JPS6365223B2 JP S6365223 B2 JPS6365223 B2 JP S6365223B2 JP 59045220 A JP59045220 A JP 59045220A JP 4522084 A JP4522084 A JP 4522084A JP S6365223 B2 JPS6365223 B2 JP S6365223B2
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  • Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
本発明は、寸法安定性に優れ、成形加工性およ
び塗装性も良好且つ高度な物性バランス(特に耐
熱剛性と低温衝撃)を備えたフイラー補強樹脂組
成物に関するものである。従来、バンパー、バン
パースカート、フエーシヤー、フエンダー、トリ
ムなどの自動車用内外装部品には金属が多用され
て来たが、近年はプロピレン系樹脂材料の使用が
増加してそれに代替されつつある。例えばバンパ
ー、フエーシヤー、フエンダー等には塗装性能、
外観、低温衝撃性能等を改良したプロピレン系樹
脂が応用されている。これらの改良手法に関して
は多くの提案が為されている。すなわち主に塗装
性、衝撃性を向上する為にエチレン−プロピレン
系共重合ゴム(以下EPRと称す)をブレンドし、
剛さの向上にタルク等の無機フイラーを充填する
事が試みられている(特開昭57−55942、同57−
159841、同57−159842、同58−111846、同58−
168648、同58−213043)。 しかしながら、かかる分野の用途製品はますま
すデザインの多様化、大型化傾向に有すためその
素材へは特に寸法安定性の向上、耐熱剛性〜低温
衝撃バランスの向上、成形加工性、塗装性の向上
等が求められているが、これら先行技術では、こ
れらの要求を満足し得ないものであつた。 本発明は、かかる要求を満たすことを目的に
し、特定の結晶性プロピレン−エチレンブロツク
共重合体(以下EPPと称す)、エチレン重合体
(以下PEと称す)、EPRおよびタルクを特定割合
で配合する事により優れた外観、成形加工性、剛
性−低温衝撃強度バランスを発現しつつ極めて優
れた寸法安定性と塗装性(特に塗装性能の内、部
分塗装性良否に大きく影響を及ぼす溶剤処理に伴
う表面光沢の変化度合:この度合が大であると非
塗装部分との光沢が相違して外観不良となる)を
達成し得るという事実を見い出して為された。 なお、塗装性には外に初期密着性、耐溶剤処理
光沢低下性、耐湿性、耐温水性等も含まれる。 即ち、本発明は、下記の(a)〜(d)各成分からなる
ことを特徴とするフイラー補強樹脂組成物であ
る。 (a) エチレン含量25〜50重量%の沸騰キシレン可
溶分を5〜12重量%含み、重合体全体のエチレ
ン含量が1〜7重量%で且つMFRが30〜80
g/10分のプロピレン−エチレンブロツク共重
合体樹脂55〜64重量% (b) 密度0.930g/cm3以上且つMFR5〜30g/10
分のエチレン重合体4〜2重量% (c) プロピレン含量が25〜50重量%で且つムーニ
ー粘度ML1+4(100℃)が40〜60のエチレン−プ
ロピレン系共重合体ゴム29〜26重量% (d) 比表面積が35000cm2/g以上、平均粒径が0.3
〜2.2μ、アスペクト比が4以上で且つ粒度分布
が粒子寸法10μ以下は97%以上、5μ以下は87%
以上、1μ以下は5〜95%であるタルク12〜8
重量% (ただし、上記比表面積は空気透過法により、ま
た平均粒径及び粒度分布は液相沈降方式の光透過
法により測定される値を意味する。) 本発明の組成物は、例えば、自動車部品や家電
部品等の工業部品分野、特にバンパー、バンパー
スカート、フエーシヤー、フエンダー等の大型自
動車部品分野への高品質下での応用を可能にさせ
るものである。 本発明で用いる上記(a)成分のEPPは、エチレ
ン含量25〜50重量%の沸騰キシレン可溶分を5〜
12重量%(好ましくは5〜10重量%)含み、重合
体全体のエチレン含量が1〜7重量%(好ましく
は1〜5重量%)で且つMFRが30〜80g/10分
のものである。ここでエチレン含量は赤外スペク
トル分析法やNMR法の常法により測定される値
であり、また沸騰キシレン可溶分は2gの試料を
沸騰キシレン600g中に20分間浸漬して溶解させ
た後室温まで冷却し、G4型ガラスフイルターで
過および乾燥して求めた固相重量から逆算した
値である。この共重合体のエチレン含量および沸
騰キシレン可溶分が上記範囲外のものは、組成物
における寸法安定性、塗装性、外観、物性バラン
スが劣り不適当である。 また、MFRはJIS−K7210(230℃、2.16Kg荷
重)により測定した値で、30g/10分未満のもの
は成形加工性、外観、塗装性が劣り、80g/10分
超過のものは通常の成形に適さない。 この共重合体の製造には、通常の立体規則性触
媒が用いられる。代表的にはハロゲン化チタン系
化合物又は担体付チタン触媒成分とハロゲン化有
機アルミニウム化合物との混合触媒があり、必要
に応じて安息香酸等の電子供与性化合物を加えた
り、共粉砕等の手段により活性化したものを利用
することができる。重合法としては、特公昭39−
1836、同44−16668、同49−30264、特開昭50−
11529号公報に記載された手法が用いられる。 また、予め重合したものをジアシルパーオキサ
イド、ジアルキルパーオキサイド等の有機過酸化
物でMFRを調整してもよい。 この共重合体のアイソタクチツクインデツクス
(II)については、40以上、好ましくは60以上、
とりわけ90以上のものが望ましい。 ここで、この共重合体は、先の性状範囲内であ
れば、2種以上の樹脂の併用混合物であつても一
向に差し支えなく、その際、先の性状範囲外のプ
ロピレン系樹脂を先のEPPの量(重量)を超え
ない範囲で用いることもできる。 また、このEPPは、本発明の効果を著しく損
わない範囲で他の不飽和単量体(例えば、ブテン
−1、ヘキセン−1、オクテン−1、4−メチル
ペンテン−1等のα−オレフイン;酢酸ビニルの
如きビニルエステル;(メタ)アクリル酸(エス
テル)、無水マレイン酸等の不飽和有機酸又はそ
の誘導体等)をも含有する三元以上の共重合体
(グラフト型、ランダム型、ブロツク型いずれで
も構わない)であつても良い。更にはこれらの混
合物であつても良い。 次に、本発明で用いる上記(b)成分であるPEは、
密度が0.930g/cm3以上のものであり、種類とし
ては、エチレンの単独重合体(ポリエチレン)、
エチレンと他のα−オレフイン(例えばプロピレ
ン、ブテン、ペンテン、ヘキセン、ヘプテン等)
あるいは不飽和有機酸やその無水物(例えばアク
リル酸、メタクリル酸、マレイン酸、無水マレイ
ン酸、イタコン酸等)ないしは不飽和エステル
(例えば酢酸ビニル、アクリル酸メチル、メタク
リル酸メチル等)やビニルシランまたは芳香族ビ
ニル化合物等のいわゆるビニルモノマーとの二元
以上のブロツク、ランダムないしグラフト共重合
体等を挙げることができる。また、これらの重合
体の混合物でも一向に差し支えない。 上記のエチレンと他のビニルモノマーとの共重
合体の場合は、エチレンが重量で少なくとも過半
数以上を占めている必要がある。 これらのPEのMFR(JIS−K7210、190℃、2.16
Kg荷重)は5〜30g/10分のものが用いられる。
また、これらのPEのうち、密度が0.930g/cm3
満のものは外観、塗装光沢変化防止の効果が低
く、また剛性の点で好ましくない。これらのPE
の中でも特に高密度ポリエチレンが好ましい。 このようなPEは、塗装光沢変化防止性を一段
と向上せしめるが、耐傷性、耐衝撃性の向上にも
有効である。 次に本発明で用いる上記(c)成分であるEPRは、
エチレン−プロピレン二元共重合体ゴム(EPM)
又はエチレン−プロピレン−非共役ジエン三元共
重合体ゴム(EPDM)であつて、プロピレン含
量(重量)が25〜50%、ムーニー粘度ML1+4(100
℃)が40〜60のものであり、更にEPDMでは沃
素価が20以下のものが好ましい。 ここでプロピレン含量が25%未満、50%超過の
ものは組成物の耐衝撃性が不充分である。ムーニ
ー粘度が40未満のものは塗装性が劣り、更には成
形デラミネーシヨンが発生し易く、一方、60超過
のものは外観(フローマーク他)、塗装性、塗装
光沢変化防止性が劣るので不適である。ここでム
ーニー粘度範囲が40〜60であれば、そのEPRは
2成分以上の併用であつても良い。例えば、
EPMとEPDM、高粘度品と低粘度品のブレンド
の如くであり、その際、粘度範囲外のものを併用
しても差し支えない。 また、本発明で用いる上記(d)成分であるタルク
は、比表面積が35000cm2/g以上で平均粒径が0.3
〜2.2μ、粒度分布は全部が実質的に15μ以下で、
10μ以下が97%以上、5μ以下が87%以下、かつ1μ
以下が5〜95%のものである。上記の範囲に入ら
ないものでは、組成物の寸法安定性が劣る他剛性
−低温衝撃性バランス、塗装性、外観が劣り、好
ましくない。 ここで、比表面積の測定は、常法である、いわ
ゆる空気透過法に基ずいて恒圧通気式比表面積測
定装置、例えば島津製作所製粉体比表面積測定装
置SS−100型等で行なう。 また、粒度分布の測定は、液相沈降方式の光透
過法による積算分布値である。測定装置として
は、例として島津製作所製SA−CP型(たとえば
SA−CP2−20)あるいはセイシン企業製SKN型
(たとえばSKN−1000型)がある。 一方、平均粒径は、粒度分布の測定装置と同じ
装置で測定した粒度の累積分布曲線における50%
の点での粒径値である。 また、樹脂中の分散しているフイラーの上記諸
物性は、この組成物を有機溶媒で沸点抽出する方
法(たとえばキシレン中130〜140℃で10時間程浸
漬溶解し、それを円筒紙を通してタルクと樹脂
を分離する方法)またはこの組成物を焼成する方
法等で取り出したフイラーについて上記の方法で
求めることができる。 なお、このタルクの縦または横のいずれかの長
さと厚みの比を示すアスペクト比の平均値は4以
上のものである。 平均粒径1.5μ以下のタルクは湿式分級で得られ
易く、同0.7μ以上のタルクは乾式分級で得られ易
い。 斯様なタルクは、たとえば次のような分級方法
によつて製造される。すなわち、タルク原石をチ
ユーブミル型粉砕機、衝撃式粉砕機、ミクロンミ
ル型粉砕機、遠心ローラー型レイモンドミル等の
装置で粉砕し、微粉砕を要する場合には更に、ミ
クロンミル、ジエツト型粉砕機、ジエツト・オ・
マイザー、ミクロナイザー、ジエツトパルベライ
ザー、攪挾摩砕ミル(タワーミル)、振動ミル、
コロイルミル等で乾式または湿式微粉砕する。 次に、これらの粉砕したタルクをサイクロン、
マルチロン、ミクロンセパレーター、ミクロンプ
レツクス、サイクロンエアセパレーター、ウルト
ラセパレーター、ジエツトクロン、クラシクロ
ン、レーキ分級機、ハイドロサイクロン、水力分
級機、遠心分級機等の装置で、一回又は複数回繰
り返して乾式または湿式分級し、その物性を調整
する。 以上のような(a)〜(d)成分の配合割合は(a)+(b)+
(c)+(d)合計量に対してそれぞれ、 (a) 55〜64重量%、 (b) 2〜4重量%、 (c) 26〜29重量%、 (d) 8〜12重量%、 である。 (a)成分が上記範囲未満のものは成形性や機械的
強度が不満足であり、一方、超過のものは寸法安
定性、剛性が劣り好ましくない。また、(b)成分が
上記範囲を超えるものは塗装光沢変化防止効果や
外観、耐衝撃性、耐傷性の更なる向上が期待でき
ず、耐熱剛性の点で好ましくない。また、(c)成分
が上記範囲未満のものは塗装性や低温衝撃性が劣
り、超過のものは剛性や寸法安定性、耐傷性が劣
りそれぞれ不適である。さらに、(d)成分が上記範
囲未満のものは寸法安定性が大幅に劣るほか剛性
が不足し、一方、超過のものは外観、塗装性、成
形加工性、低温衝撃が劣り好ましくない。 本発明組成物は、上記各成分の外に、本発明の
効果を著しく損わない範囲で、他の付加的成分を
添加することができる。 それらの付加的成分としては、本発明で用いる
タルク以外の処理又は無処理の無機または有機フ
イラー;本発明で用いるEPR以外のゴムまたは
ラテツクス成分;本発明で用いるEPP、PE以外
の熱可塑樹脂または熱硬化性樹脂;その他、各種
安定剤、顔料、分散剤、架橋剤、発泡剤、難燃
剤、核剤、帯電防止剤、塗装性改良剤等がある
が、付加的成分としてのフイラーの添加は、メツ
キ性、塗装性、接着性、光沢、成形性、タツピン
ゲ性、混練性、ウエルド強度、耐クリープ性、寸
法安定性、耐熱性等の向上に有効である。なお、
炭酸カルシウム、硫酸バリウム、酸化チタン、酸
化亜鉛の添加は、これらの効果の向上が顕著であ
る。 本発明組成物は、一軸押出機、二軸押出機、バ
ンバリーミキサー、ロール、ブラベンダープラス
トグラフ、ニーダー等の通常の混練機を用いて製
造することができる。通常は押出機等で混練して
ペレツト状のコンパウンドにした後、加工に供す
るが、特殊な場合は、4成分を直接各種成形機に
供給し、成形機で混練しながら成形することもで
きる。又、予めタルクやEPRを(必要に応じて
各種添加剤とともに)高濃度に混練してマスター
バツチとし、それを別途プロピレン重合体等で希
釈しながらブレンドコンパウデイングしたり、成
形したりすることもできる。 本発明組成物の成形加工法は特に限定されるも
のではなく押出成形、中空成形、射出成形、シー
ト成形、熱成形、回転成形、積層成形等成形法の
違いを問わず、成形品において本発明効果は発揮
されるが、なかでも射出成形が最も適する。 斯様にして得られた本発明組成物は、従来のフ
イラー補強樹脂組成物には無い優れた寸法安定
性、塗装性を有する外、高度な物性バランス(剛
性−低温衝撃)、良好な外観、成形加工性を有し、
また、ヒケ、反りも目立たず、印刷性や接着性、
耐傷性も良好でウエルドラインも目立ち難くウエ
ルド強度や引張伸び性も良好である。 以下に実施例を示して本発明を具体的に説明す
る。ここで用いる各種測定法は次の通りである。 (1) 寸法安定性:ASTM−D696に準じて線膨脹
係数を測定。但し、温度範囲は−30℃〜120℃ (2) MFR:JIS−K7210に準拠(230℃、2.16
Kg)。但しPEは(190℃、2.16Kg) (3) 曲げ弾性率:JIS−K7203に準拠(23℃)。 (4) ダート衝撃強度:サポート(穴径φ40mm)上
に設置した試験片(100×100×2各mm)に荷重
センサであるダートを落下させ(2m×7Kg
f)、試験片の衝撃荷重に於ける変形破壊挙動
を測定し、得られた衝撃パターンにおける亀裂
発生点までにおいて吸収された衝撃エネルギー
を算出し、材料の衝撃強度とした。測定雰囲気
温度は−30℃である。 (5) 表面光沢低下度測定:射出成形品(100×100
×2各mm)及びこれに1,1,1−トリクロル
エタン蒸気洗浄を30秒間行つたものの光沢度を
測定し、各々GO及びGとし、それを比較し
た。一般的にGはGOに比し低い値を示し、そ
の低下幅が大きいと溶剤処理部と未処理部に光
沢差が生じ商品価値を落とす。なお、光沢度
は、ASTM−D523に準拠し、入射角60゜、受光
角60゜で測定した。 評価は次のとおり ◎:光沢低下が極めて少なく光沢良好。 〇:光沢低下が少なく実用上問題ない。 △:光沢低下がかなり大きく実用に向かない。 ×:光沢低下が著しく大きく光沢不良。 (6) 塗装方法:試験片を1,1,1−トリクロル
エタン蒸気に30秒曝した後、ポリプロピレン用
プライマー(日本ビーケミカル社製RB−291)
を膜厚約10μになるように吹付け塗装し、90℃
で20分焼き付けて冷却後、さらに二液硬化型ウ
レタン塗料(日本ビーケミカル社製R−263)
を膜厚約30μになるように吹付け塗装し、90℃
で40分焼き付けた。 (7) 塗膜初期密着性:(6)で作製した塗装試験片を
2昼夜常温放置後、カツターで塗膜に2mm角の
升目を10個×10個の計100個入れ、その上に24
mm幅のセロテープ(ニチバン社製)を貼りつ
け、これを塗装面に対して垂直方向に急激に剥
離し、剥離していない升目数を数えた。 (8) 塗膜耐湿性試験:(6)で作製した塗装試験片を
2昼夜善温放置後、50℃、95%RHに保つた恒
温恒湿槽内に240時間吊るした。取り出した2
時間後に(7)と同様の碁盤目試験を行つた。 (9) 塗膜耐温水性試験:(6)で作成した塗装試験片
を2昼夜常温放置後、40℃の恒温水槽内に240
時間浸漬した。取り出し2時間後に(7)と同様の
碁盤目試験を行つた。 実施例 第1〜4表の各成分を第5表に示す通り配合
し、その配合物100重量部にさらに2,6−ジ−
t−ブチル−p−フエノール0.08重量部、テトラ
キス〔メチレン−3−(3′,5′−ジ−t−ブチル
−4′−ヒドロキシフエニル)プロピオネート〕メ
タン0.1重量部およびカーボンブラツク0.5重量部
を配合して、配合フイラーがタルクときは川田製
作所製スーパーミキサーにて2分間、また、配合
フイラーがガラス繊維のときはタンブラーブレン
ダーにて15分間混合した後FCM2軸混練機にて
230℃で混練造粒して組成物を得た。 この後、スクリユーインライン射出成形機にて
230℃で試片を形成し、その寸法安定性、塗装性、
外観、物性を評価した。 その結果、No.1〜3の組成物は良好な品質バラ
ンスを示した。即ち、線膨脹係数も小さく、溶剤
処理に伴う光沢変化も極めて少なく良好な塗装性
を示す外に実用充分な物性バランスと良好な成形
性を示した。一方、No.4〜14は、品質バランスが
不良であつた。すなわち、寸法安定性が劣つた
り、外観が不良であつたり、物性バランスが低水
準であつたり、塗装性が不良であつた。
【表】 (注) * 有機過酸化物にて処理して調整
【表】
【表】
【表】
【表】 参考例 No.1の組成物を用し、幅300×長さ600×厚さ3
(各mm)のバンパー、バンパースカート、トリム
等の自動車部品等工業部品を想定したモデム平板
を成形した。この際の成形流動性は極めて良好
で、外観も美麗でヒケ、反りも目立たなかつた。
得られた成形品は、高温(80℃)での寸法安定性
が良好の外、実用充分な耐熱剛性、低温衝撃強
度、塗装性を備え、ウエルド強度及び外観、耐傷
性も満足し得るものであつた。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 下記の(a)〜(d)各成分からなることを特徴とす
    るフイラー補強樹脂組成物。 (a) エチレン含量25〜50重量%の沸騰キシレン可
    溶分を5〜12重量%含み、重合体全体のエチレ
    ン含量が1〜7重量%で且つMFRが30〜80
    g/10分のプロピレン−エチレンブロツク共重
    合体樹脂55〜64重量% (b) 密度0.930g/cm3以上且つMFR5〜30g/10
    分のエチレン重合体4〜2重量% (c) プロピレン含量が25〜50重量%で且つムーニ
    ー粘度ML1+4(100℃)が40〜60のエチレン−プ
    ロピレン系共重合体ゴム29〜26重量% (d) 比表面積が35000cm2/g以上、平均粒径が0.3
    〜2.2μ、アスペクト比が4以上で且つ粒度分布
    が粒子寸法10μ以下は97%以上、5μ以下は87%
    以上、1μ以下は5〜95%であるタルク12〜8
    重量% (ただし、上記比表面積は空気透過法により、ま
    た平均粒径及び粒度分布は液相沈降方式の光透過
    法により測定される値を意味する。)
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