JPS6364814B2 - - Google Patents

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JPS6364814B2
JPS6364814B2 JP56087319A JP8731981A JPS6364814B2 JP S6364814 B2 JPS6364814 B2 JP S6364814B2 JP 56087319 A JP56087319 A JP 56087319A JP 8731981 A JP8731981 A JP 8731981A JP S6364814 B2 JPS6364814 B2 JP S6364814B2
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tape
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rotating
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recording
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Classifications

    • GPHYSICS
    • G11INFORMATION STORAGE
    • G11BINFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
    • G11B5/00Recording by magnetisation or demagnetisation of a record carrier; Reproducing by magnetic means; Record carriers therefor
    • G11B5/86Re-recording, i.e. transcribing information from one magnetisable record carrier on to one or more similar or dissimilar record carriers

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、回転ヘツド式の磁気記録再生装置
(以下、VTRと称す)によつて、磁気テープに記
録されたビデオ信号(音声信号のPCM記録のよ
うにビデオ信号形式に変換されている場合も含
む)を、他の磁気テープに複製する装置に関し、
特に記録された時のテープ速度よりも早い速度で
複製可能にしたものである。
従来、ビデオテープの複製方法としては、次の
2種がある。その第1はVTRを多数台ならべて
1台の親VTRの再生信号をそれぞれのVTRで記
録する、いわゆるVTR―VTR記録方式である。
第2は、ヘツド記録を用いない複製方式として原
信号を記録したマスタテープと未記録のスレーブ
テープとを互いの磁性面を接触させ、磁界または
熱を加えることにより、マスタテープの信号をス
レーブテープに転写する接触転写方式である。
最近、VTRの普及が著しく、ビデオソフト
(記録済みテープ)を大量に供給するためには大
量複製が要求されるが、このような目的に対し、
前記第1の方法では複製に実時間がかかつてコス
ト高となるのに対し、第2の方法は複製を行なう
のに実時間を必要とせず、従つて低コストでビデ
オソフトができるため将来は主流になつていくと
考えられる。
しかしながら、VTRの家庭への普及はビデオ
カメラを伴なうポータブル型の伸びが著しく、こ
れらのVTRでは、自分で録画して楽しむことが
多い。そして、その録画されたテープは複製し
て、友人や家庭に送りたいという要求が生じる。
そのような場合に家庭で簡単に磁気テープを複製
できる装置があれば非常に便利である。この場合
は大量複製でないから先の第1方法であるVTR
―VTR記録方式が、装置規模の点で有利である。
VTR―VTR複製は2台のVTRを準備し、第1
のVTRに記録済テープを装着して再生状態にし、
その再生信号を第2のVTRの入力信号とし第2
のVTRに未記録テープを装着して記録モードと
することによつて行なえる。この場合、複製に要
する時間は記録テープの記録時間と同じ実時間で
あるため複製作業が煩わしいものとなる。また、
VTR―VTR複製を高速化するために、回転ヘツ
ドの数を増すとともに回転ヘツドシリンダの径を
異ならせた装置が提案されてはいるが、家庭用の
VTR複製装置として量産するには、やや複雑な
ものとなると共に、映像信号の周波数が高くなる
ために扱いにくくなる。
本発明は、上述のニーズに対して従来の問題点
を解決するものであつて、ビデオテープの複製を
比較的簡単な装置で記録時の時間より短時間で実
行できる装置を提供するものである。
以下、本発明について図面を参照して説明す
る。第1図は、現在家庭用として普及しているア
ジマス記録方式のVTRの回転ヘツドと磁気テー
プの相対関係を示す図であり、第2図は、その
VTRによつて記録されたテープパターンを模式
的に示した図である。回転シリンダ1の外周上に
180゜の位置関係を保つて回転ヘツド2および3が
取付けられており、回転シリンダ1は毎秒30回転
で矢印A方向に回転する。回転ヘツド2および3
はギヤツプの傾き角が異なるものであつて、例え
ばRとLで表現され、Rの回転ヘツドで記録され
た映像信号は基本的にはLの回転ヘツドで再生で
きず、Rの回転ヘツドでのみ再生される。磁気テ
ープ4は、回転シリンダのほぼ半周に巻きつけら
れ、回転シリンダと所定の傾斜角をもつて矢印B
方向に一定速度で走行するように構成されてい
る。したがつて例えば回転ヘツド3によつて記録
されたトラツクパターンは5で示すように磁気テ
ープ4に対し傾斜したトラツクとなる。第2図の
R1,L1,R2,L2,R3,L3はこのようにして回転
ヘツド2および3によつて記録されたトラツクを
示しており、R1,R2,R3はアジマス角がRの回
転ヘツド2によつて記録されたトラツクであり、
トラツクL1,L2,L3は回転ヘツド3によつて記
録されたアジマス角がLのものである。これらの
トラツクには映像信号が記録され、通常は輝度信
号を周波数変調した信号と搬送色信号を低域変換
した信号とを重畳した信号である。磁気テープ4
には、この映像信号以外に、コントロールトラツ
ク6と音声トラツク7があつて、それぞれ別の固
定ベツドによりコントロール信号と音声信号が記
録される。
第2図は磁気テープ4の磁性面から見た図であ
り、矢印Bは磁気テープの走行方向矢印Aは回転
ヘツドの進行方向を示す。
さて、第2図の如く記録された磁気テープを再
生する場合を考える。テープ速度VTと回転ヘツ
ド速度VHが記録時と同一で、回転ヘツドと磁気
テープの位置関係がコントロールトラツク6に記
録されたコントロール信号と回転シリンダの位置
信号によつてサーボループがかけられ一定関係に
制御されれば、回転ヘツド2および3は記録され
たトラツクR1,L1,R2,L2,……上を正しく走
査し、映像信号が正しく再生されるのは周知の通
りである。このように正しく再生された映像信号
を別のVTRで記録すれば複製が可能であるが、
この場合、親テープの再生にその記録時と同時間
かかることになり、複製時間が長いという問題が
ある。
本発明は、その複製時間を短縮することを可能
とするものであり、原理的には任意の時間に短縮
できる。
複製時間を短縮するには、親テープの再生を記
録時間より短縮し、同時に子テープに記録すれば
よい。要するに親テープの全映像情報を失なわな
いように再生時間を短縮できればよい。再生時間
を短縮するには再生テープ速度を記録時よりも速
くする必要がある。第2図に示した記録パターン
のテープを例えば2倍速で再生する場合について
考える。コントロールトラツク6上のコントロー
ル信号および音声トラツク7上の音声信号は、固
定ヘツドで再生されるため、 =υ/λ λ:記録波長 υ:テープ速度 :周波数 の関係より周波数が2倍になるだけであつて、そ
のまま2倍速で走行する子テープに記録してやれ
ば、子テープには親テープに等しい信号が記録さ
れ複製が行なわれたことになる。
しかしながら映像信号は、回転ヘツドの速度
VHが記録時と同じでテープ速度、VTが2倍にな
るから、回転ヘツドの軌跡は第2図の破線で囲ん
で示した8,9,10のように2本の記録トラツ
クにまたがつたものとなつてしまう。今、走査軌
跡8がアジマス角Rのものとすれば、走査軌跡9
はL,10はRと順次交互に切り換わる。再生テ
ープ速度を2倍で走行させた場合の回転ヘツド出
力を、回転ヘツドの切り換えに利用されるヘツド
スイツチ信号と対比させて第3図a,bに示す。
同図のaはヘツドスイツチング信号で、これは回
転シリンダに取り付けられた回転位置検出器より
得られ、通常は30Hzの矩形波となり、例えばこの
信号が“H”の期間は回転ヘツド2が磁気テープ
4を走査し、“L”の期間は回転ヘツド3が磁気
テープ4を走査する。したがつて、図中左端の1/
60秒間は回転ヘツド2が磁気テープ4を走査し、
その走査軌跡が8であるから回転ヘツド2はRア
ジマスの信号のみを拾い、第3図bで示すような
右下りのヘツド出力信号となり、これは記録トラ
ツクR1の信号である。同様に次の1/60秒間はア
ジマス角Lの回転ヘツド3が走査軌跡9を走査す
るから、ヘツド出力信号は右上りの形となり、こ
れはトラツクL2の信号である。以下、同様にR3
L4,R5,L6,……の再生出力となる。この再生
信号は、磁気テープ4に記録されている映像信号
のうち、記録トラツクL1,R2,L3,R4,L5
R6,……の信号を再生できないことを示してい
る。また、再生されたトラツクの信号は常に100
%ではなく、各フイールド期間(1/60秒)に減衰
部分を生じ、SN比の悪いものとなる。このよう
な再生信号を子テープに記録すれば、映像信号は
欠落したフイールドが存在するとともに、フイー
ルド内でも減衰部分が存在することになり、全く
原映像信号を再現できない。
以上の説明から明らかなように、複製時間の短
縮は、テープ速度を増して再生する際、映像信号
の欠落および信号減衰部を如何に防止するかにあ
る。
本発明では、これを可能とするために、親テー
プの再生速度を上げるとともに回転シリンダに設
けられる回転ヘツドの数を増し、さらに各回転ヘ
ツドは圧電素子などのヘツド駆動素子の可動部
(自由端)に取り付けられ、シリンダの回転軸心
に沿つた方向(一般には上下方向)へ変位できる
構造にし、再生時のテープ速度が増大しても記録
されている所望のトラツクを正しく走査するよう
に構成して親テープを再生する。子テープへの記
録は、上記のように再生された信号を、その再生
系と同一テープ速度で子テープを走行させ、複数
個の可動式回転ヘツドを再生系とほぼ同様に制御
して行なう。
次に本発明のビデオテープ複製装置の原理およ
び実施例について図面を参照して説明する。第4
図は本発明に供する回転ヘツド駆動素子の一例を
示す図で、ここでは、両面に電極を有する2枚の
圧電素子11,12をバイモルフ状に貼り合わせ
た振動子を使用し、その一端を固定し、他端の可
動端に回転ヘツドを取付けた構造のものであり、
圧電素子の電極間に電圧Eを印加することによ
り、回転ヘツド13の先端が矢印方向に変位し得
るものである。したがつて、印加電圧Eを適切に
制御することにより、回転ヘツド13をトラツク
の幅方向に変位させ、所望のトラツクに沿つた正
しい走査を行なわせることができる。
第5図は本発明による高速複製を実現するたの
回転磁気ヘツド群をモデル的に示した図であり、
回転軸14により駆動される回転シリンダ15上
に4個の磁気ヘツドすなわち回転ヘツド16,1
7,18,19が取り付けられている。ここで、
16と17は互いにアジマス角の異なるヘツドで
あり、回転シリンダ15上に180゜の位置を保つ
て、第4図に示した圧電素子のごときヘツド駆動
素子22,23上にそれぞれ取り付けられてい
る。同様に18と19もアジマス角が異なるヘツ
ドで、これらもヘツド駆動素子20,21上にそ
れぞれ取り付けられている。従つて、各回転ヘツ
ド16,17,18,19は各ヘツド駆動素子2
2,23,20,21によつて回転シリンダ15
の回転軸心に沿つて上下移動できる構造となつて
いる。
第6図は、通常のアジマス記録式VTRで記録
された映像信号の記録パターンと第5図で示した
回転シリンダに取り付けられた各ヘツドの位置関
係を示す図である。テープは矢印B方向に記録時
の2倍の速度で走行し、回転ヘツドは、その回転
により矢印A方向へVHなる速度で移動する。L1
R1,L2,R2,L3,R3,L4,R4,……はアジマス
角がLおよびRのヘツドで順次記録されたトラツ
クである。テープ速度が記録時の2倍で、回転ヘ
ツドは同速度であるから、第5図に示した4個の
再生ヘツドは、各々L,Rの2本のトラツクにま
たがつて走査する。
第6図の破線は、各回転ヘツドが軸方向に駆動
されず固定されている場合のヘツド中心点の走査
軌跡を示しており、RL1は回転ヘツド18、PL2
回転ヘツド16、PR1は回転ヘツド19、PR2は回
転ヘツド17の走査軌跡である。このままでは各
ヘツドが記録トラツクの信号を100%拾えないこ
とは図より明らかである。すなわち各回転ヘツド
が所望の記録トラツクの信号を100%拾うには、
回転ヘツドの走査軌跡の傾斜を補正してやる必要
がある。この補正は、回転ヘツドを記録トラツク
の幅方向へ移動させてやることにより実現でき、
例えばPL1の場合、走査開始点では移動量をOに
しておき、走査終了時点でトラツクの左側へ1ト
ラツクピツチ(RトラツクとLトラツクの間隔を
言う)移動させることにより、回転ヘツド18は
トラツクL1の信号を100%拾えることになる。第
7図に各回転ヘツドに与える軸方向への移動量
(トラツクの幅方向)と、各回転ヘツド再生する
トラツクの関係をヘツドスイツチ信号を基準にし
て示す。第7図a,bはヘツドスイツチ信号で、
ヘツドスイツチ1がHレベルの時は回転ヘツド1
8PL1がテープと接触して信号を再生する期間で
あり、Lレベルの時は回転ヘツド19PR1の再生
期間である。ヘツドスイツチ2がHレベルの時は
回転ヘツド16PL2の再生期間、Lレベルの時は
回転ヘツド17PR2の再生期間である。PL1の移動
量はすでに述べた通りOから+1P(トラツクの左
側への移動を+とし、右側への移動を−とする)
とすることにより、トラツクL1,L3,……を再
生することができる。PL2の移動量は、−1Pから
Oとすることにより、時間的にはPL1より90゜遅れ
てトラツクL2,L4,……を再生する。同様にPR1
は+1Pから+2Pへ移動することにより、PL2より
90゜遅れてトラツクR1,R3,……を再生し、PR2
Oから+1P移動することによりPR1より90゜遅れて
トラツクR2,R4,……を再生する。
以上のように回転ヘツド18,16,19,1
7の出力から記録された全トラツクL1,R1,L2
R2,L3,R3,L4,R4,……を取り出すことがで
き、各回転ヘツドの移動量を走査期間で1トラツ
クピツチの傾斜をもたせることにより信号を減衰
なく再生することができる。このようにして親テ
ープから再生された全トラツクの信号は、再生系
と全く同機構(4ヘツドおよび軸方向への移動機
構)をもつシリンダによつて記録することによ
り、親テープの映像信号が子テープに忠実に記録
される。
第8図に、その複製装置の主要部である映像信
号の再生・記録部の概略構成の一例を示す。同図
において、親テープを再生するための再生シリン
ダ31には、回転ヘツド32,33,34,35
が互いに90゜の角度をなして、各々ヘツド駆動素
子36,37,38,39に取り付けられてい
る。そして、記録された時の2倍のテープ速度で
走行する親テープが再生シリンダ31の約半周に
わたつて巻き付けられ、その親テープの映像信号
は、4個の回転ヘツド32〜35により再生され
る。その際、ヘツド駆動素子36〜39には第7
図に示したような移動量を与えるための適当な電
気信号が印加される。回転ヘツド32および34
は180゜の位置関係にあると共に、アジマス角が異
なるヘツドであり、それらの出力は再生増幅器4
0および41で増幅され、それぞれの信号出力時
間が異なるから混合器42で混合され、連続した
信号になつた後、記録増幅器43に与えられる。
同様にアジマス角の異なる回転ヘツド33,35
の出力は再生増幅器44および45で増幅された
後、混合器46で連続した信号となり、記録増幅
器47に与えられる。
さて、子テープに記録するための記録シリンダ
48は、再生シリンダ31と全く同様の構造を有
しており、4個の回転ヘツド49,50,51,
52がヘツド駆動素子53,54,55,56に
取り付けられている。子テープは親テープと同じ
テープ速度で走行し、記録シリンダ48の約半周
にわたつて巻き付けられる。記録シリンダ48は
再生シリンダ31と同速度で回転し、各ヘツド駆
動素子53,54,55,56には再生シリンダ
31の各ヘツド駆動素子36,37,38,39
に印加する電気信号と同一のものを与え、第7図
で示した移動量を各回転ヘツドに与える。なお、
映像信号は記録増幅器43および47より各回転
ヘツドに供給される。
このような構成にすることにより、親テープを
2倍速で走行させ、4個の回転ヘツドおよびヘツ
ド駆動素子により全トラツクの映像信号を減衰な
く再生し、同じく2倍速で走行する子テープに、
記録シリンダに設けられたヘツド駆動素子で回転
軸心に沿つた方向に移動する4個の回転ヘツドで
上記映像信号を記録することにより、親テープと
全く同一の映像信号トラツクパターンが子テープ
に複製される。このように、回転ヘツドを4個に
し、各々をヘツド駆動素子で移動させることによ
り、親テープから子テープへの複製を親テープ記
録時の1/2の時間で実現することができる。この
装置によれば、シリンダ径およびシリンダの回転
速度は、通常と同じものであるから、テープとヘ
ツドの相対速度は大幅に変化せず、再生される映
像信号の周波数はほぼ通常と同じであり、特別な
高周波とならないため、再生増幅器、記録増幅器
とも従来の回路で十分である。さらに、アジマス
方式のVTRで、回転シリンダの180゜位置には互
いにアジマス角の異なるヘツドを配置しているた
め、通常速度での再生、記録を容易に行ない得
る。すなわち、テープ走行速度を親テープ記録時
と同一にし、180゜の位置関係にある回転ヘツドを
ヘツド駆動素子で移動させずに、互いに180゜の関
係にあるヘツドの出力を取り出せば、通常再生が
実現できるし、同様に通常速度での記録も可能で
ある。
以上は、複製時間を1/2に短縮する方法につい
て述べたが、本発明によれば回転ヘツドの数を増
すことにより、さらに複製時間を短縮することが
でき、原理的には無限に可能である。それを明ら
かにするため複製時間を1/3に短縮する場合につ
いてさらに説明する。
回転シリンダには、第9図に示すように6個の
回転ヘツドPR1,PR2,PR3,PL1,PL2,PL3を配置
する。すなわちアジマス角の異なるヘツドを直線
上(180゜)に配置したペアを60゜間隔で3ペア設
け、円周に沿つてアジマス角(L,R)が交互に
異なつたものとなるようにする。各回転ヘツド
は、もちろんヘツド駆動素子に取り付けられ、シ
リンダの回転軸心に沿つた方向に移動可能であ
る。
第10図は、親テープの記録トラツクパターン
L1,R1,L2,R2,……と、第9図に示した各回
転ヘツドが、ヘツド駆動素子で移動されずに基準
高さに固定されている場合の走査軌跡(ヘツド中
心線)を破線で示している。テープ速度VTが記
録時の3倍で、回転ヘツドは同速度であるから、
例えば回転ヘツドPL1は、L1,R1,L2と3本のト
ラツクにまたがつて走査する。このままではPL1
と同一アジマスのトラツクL1,L2の信号のみを
拾い、R1のトラツク上を走査する時には信号が
再生されない。したがつて、ヘツドが所望のトラ
ツクの信号を100%拾うには走査軌跡の傾斜を補
正してやる必要がある。この場合、PL1でL1トラ
ツクを再生するには、PL1の走査開始点では移動
をOにしておき、走査終了時点でトラツクの左側
へ2トラツクピツチ移動させてやればよい。この
模様を第11図d,eに示す。
第11図a,b,cには回転ヘツドの各ペアに
対応するヘツドスイツチ信号を示しており、PL1
とPR1はヘツドスイツチ1により、PR2とPL2はヘ
ツドスイツチ2により、PL3とPR3はヘツドスイツ
チ3により各々切換えられ、各ヘツドスイツチ信
号は60゜の相差をもつている。
上述のようにPL1がトラツクL1の信号を100%再
生した後、テープは3倍速度で進むため、PR1は、
第10図の如くR2トラツクの下端にくることに
なる。ここで、やはり2トラツクピツチのヘツド
移動を第11図jに示すように与えることによ
り、kの如くR2トラツクを走査し、100%の再生
出力が得られる。PL1の走査によりL1トラツクを
PR1の走査によりR2トラツクを再生すするが、そ
の間にはR1,L2のトラツクが存在する。これを
再生するのは、PR2とPL3であり、各々60゜の位置
に配置することにより第10図のR1,L2トラツ
クの下端にくることになり、第11図f,g,
h,iで示す如くR1,L2トラツクの信号を100%
再生できる。同様にPL2,PR3によつてL3,R3
ラツクの信号を100%再生できる。
このように、回転シリンダに設けた6個のヘツ
ドを各々2トラツクピツチ移動させることによ
り、6個の回転ヘツドから時間的には重複してい
るが記録テープの全トラツクの映像信号を再生で
きるため、これを同様な過程で子テープに3倍速
で記録してやれば、親テープと同一の記録パター
ンで記録されることになる。このようにして、3
倍速での複製が可能である。この3倍速複製で
は、第11図の各ヘツド移動波形を見れば明らか
なように、どのヘツドも全て同じ振幅と傾斜をも
ち、位相のみがずれた形であるため、ヘツド駆動
素子に与える電気信号の波形発生は極めて簡単な
回路で済む特長がある。
なお、再生側と記録側のヘツド駆動素子に印加
する電気信号は共通に使用できるのはもちろんで
ある。
以上詳述したように本発明によれば、ビデオテ
ープの親テープから子テープへの複製が短時間で
実施できるため、VTRテープの複製が、大規模
な装置を必要とすることなく個人で容易に行な
え、VTRの普及をさらに促進する効果が期待で
きる。さらに複製に限らず、個入で行なう編集作
業に対しても有効な使い方ができる。なお、前述
の本発明の実施例では、回転シリンダを2系列も
つ複製専用装置について説明したが、従来の
VTR機能に加えて、本発明による記録系と再生
系の機能を付加したVTRにすれば、それを2台
合わせれば高速複製が可能となることから、1種
の付加機能とすることもできる。さらに複製専用
装置であつても、通常再生、通常記録も可能であ
ることは汎用性からみて大きな効果と言える。
【図面の簡単な説明】
第1図は回転ヘツドVTRの回転ヘツドと磁気
テープの相対関係を示す図、第2図はアジマス記
録式VTRで記録されたテープ上の信号トラツク
と回転ヘツド走査軌跡を示す図、第3図a,bは
テープ速度を2倍にして再生した場合のヘツド出
力波形図、第4図はヘツド駆動素子の構成例を示
す図、第5図は回転シリンダのヘツド配置例を示
す図、第6図はテープ上のトラツクパターンと回
転ヘツド走査軌跡の説明図、第7図a,b,c,
d,e,f,g,h,i,jは回転ヘツドの移動
量を示す波形とヘツド出力波形図、第8図は本発
明の一実施例の要部構成図、第9図は3倍速複製
用の回転シリンダヘツド配置図、第10図は記録
トラツクパターンと走査軌跡図、第11図a,
b,c,d,e,f,g,h,i,j,k,l,
m,n,oはヘツド移動量とヘツド出力を示すシ
ーケンス図である。 15……回転シリンダ、16〜19,32〜3
5,49〜52,PR1〜PR3,PL1〜PL3……回転ヘ
ツド、20〜23,36〜39,53〜56……
ヘツド駆動素子、31……再生回転シリンダ、4
8……記録回転シリンダ。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 第1および第2のテープ走行系を有し、第1
    のテープ走行系において記録済テープを走行さ
    せ、第2のテープ走行系において未記録テープを
    走行させるごとくするとともに、前記第1および
    第2のテープ走行系のテープ走行速度を、記録済
    テープの記録時速度のn倍に制御し、かつ前記第
    1および第2のテープ走行系における回転シリン
    ダには複数固の回転ヘツドを設け、前記各回転ヘ
    ツドはヘツド駆動素子によつて回転シリンダの軸
    方向に移動可能な構造とし、前記第1のテープ走
    行系における各回転ヘツド再生出力を前記第2の
    テープ走行系における各回転ヘツドに与えて、前
    記記録済テープの信号を前記未記録テープに記録
    するようにしたことを特徴とするビデオテープ複
    製装置。 2 特許請求の範囲第1項の記載において、前記
    両回転シリンダは、前記記録済テープの記録時と
    同一径および同一回転速度とすることを特徴とす
    るビデオテープ複製装置。 3 特許請求の範囲第1項の記載において、前記
    ヘツド駆動素子は、印加される電気信号により、
    テープの走行速度に応じて1フイールド期間で傾
    斜をもつて回転ヘツドを、その回転軸心に沿つて
    移動させるように制御することを特徴とするビデ
    オテープ複製装置。 4 特許請求の範囲第3項の記載において、前記
    ヘツド駆動素子に与える電気信号は、前記第1お
    よび第2のテープ走行系における回転シリンダの
    対応する各回転ヘツドで同一のものとすることを
    特徴とするビデオテープ複製装置。 5 特許請求の範囲第1項の記載において、前記
    回転シリンダにおける互いに180゜の位置で対向す
    る回転ヘツドはアジマス角が異なるものを使用す
    ることを特徴とするビデオテープ複製装置。 6 特許請求の範囲第1項の記載において、前記
    回転ヘツドの数は、複製時のテープ速度に対応す
    るものとし、各回転ヘツドは、それぞれ回転シリ
    ンダの中心に対して同一角度を成すように配置す
    ることを特徴とするビデオテープ複製装置。
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