JPH073684B2 - 記録方法 - Google Patents

記録方法

Info

Publication number
JPH073684B2
JPH073684B2 JP60295351A JP29535185A JPH073684B2 JP H073684 B2 JPH073684 B2 JP H073684B2 JP 60295351 A JP60295351 A JP 60295351A JP 29535185 A JP29535185 A JP 29535185A JP H073684 B2 JPH073684 B2 JP H073684B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
signal
recorded
area
recording
track
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP60295351A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS62150503A (ja
Inventor
健次 中野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sony Corp filed Critical Sony Corp
Priority to JP60295351A priority Critical patent/JPH073684B2/ja
Publication of JPS62150503A publication Critical patent/JPS62150503A/ja
Publication of JPH073684B2 publication Critical patent/JPH073684B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Signal Processing Not Specific To The Method Of Recording And Reproducing (AREA)
  • Recording Or Reproducing By Magnetic Means (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 以下の順序で本発明を説明する。
A 産業上の利用分野 B 発明の概要 C 従来の技術 D 発明が解決しようとする問題点 E 問題点を解決するための手段(第1図) F 作用 G 実施例(第1図〜第4図) H 発明の効果 A 産業上の利用分野 本発明は、テープ上の複数の傾斜トラックを回転ヘッド
の走査方向に沿って夫々第1,第2,‥‥,第i,‥‥,第n
の領域に分割し、上記複数の傾斜トラックの各第iの領
域の集合から成る第iのチャンネルに、回転ヘッドによ
って第iの情報信号及びトラッキング用パイロット信号
を記録するようにした記録方法に関する。
B 発明の概要 本発明は、テープ上の複数の傾斜トラックを回転ヘッド
の走査方向に沿って夫々第1,第2,‥‥,第i,‥‥,第n
の領域に分割し、複数の傾斜トラックの各第iの領域の
集合から成る第iのチャンネルに、回転ヘッドによって
第iの情報信号及びトラッキング用パイロット信号を記
録するようにした記録方法において、同一傾斜トラック
上の各領域には、回転ヘッドの走査方向で隣接する各領
域間で周波数が異なるパイロット信号を記録し、第iの
チャンネルの各領域には、互いに異なる周波数の複数の
パイロット信号を所定の順序で循環的に繰り返し記録
し、第iのチャンネルに第iの情報信号を記録すると
き、チャンネルのうち他のチャンネルに既にパイロット
信号が記録されている場合は、他のチャンネルよりの再
生パイロット信号に基づいてトラッキングサーボをかけ
ながら第iの情報信号を記録し、同一傾斜トラック上の
各領域の情報信号及びトラッキング用パイロット信号
は、同一アジマスの回転ヘッドにより記録されるように
したことにより、情報信号の記録されたテープを効率良
くダビングすることができなくなるようにしたものであ
る。
C 従来の技術 8ミリビデオと称されるVTRでは、オーディオ信号を周
波数変調して周波数的に分離できる状態でカラー映像信
号と混合して記録する態様の外に、オプションとして、
オーディオ信号をPCM化してカラー映像信号とは領域的
に分離して両者により1本のトラックを形成して記録す
る態様を採り得るようになされている。
第5図は8ミリビデオと称されるVTRの回転ヘッド装置
の一例を示し、第6図はそのテープフォーマットを示
す。
第5図で、HA,HBは記録再生用回転磁気ヘッドで、これ
らヘッドHA,HBはその作動ギャップのアジマス角が互い
に異なるようにされるとともに、互いに180゜の角間隔
隔てられて取り付けられ、ドラム(1)の周面より若干
突出する状態でフレーム周波数(30Hz)で矢印(3H)の
方向に回転させられる。そして、磁気テープ(2)がド
ラム(1)の周面に対して221゜強の角範囲にわたって
巡らされるとともに、矢印(3T)の方向に一定速度で走
行させられる。
したがって、テープ(2)上には第6図に示すように回
転ヘッドHA及びHBによって221゜分の長さの傾斜トラッ
ク(4A)及び(4B)が交互に形成されて信号が記録され
る。トラック(4A)及び(4B)のうち回転ヘッドHA及び
HBが走査し始める時点から約36度の角範囲分(PCMオー
ディオ信号用のアフレコマージン及びガードバンド分含
む)の領域APには、映像信号の1フィールド分に関連す
るオーディオ信号がPCM化されると共に、時間軸圧縮さ
れた状態で記録され、その後の180度の角範囲分の領域A
Vには、1フィールド分のカラー映像信号とFMオーディ
オ信号、さらにはトラッキング用パイロット信号が記録
される。残りの5゜分はヘッドがテープから離間すると
きの余裕期間とされる。
このように8ミリビデオと称されるVTRでは、PCMオーデ
ィオ信号の記録再生が可能であるので、特に、この点に
着目してカラー映像信号の記録領域AVをも、PCMオーデ
ィオ信号記録用として使用して、このVTRをPCMオーディ
オ専用の記録再生機としても使用できるようにする技術
が提案されている(特開昭58-222402号参照)。
すなわち、映像信号等が記録される180゜分の角範囲の
領域AVは、36゜分の角範囲のPCM領域APの5倍の長さが
あるので、領域AVを5等分して、第7図に示すように、
1本の傾斜トラック(4A),(4B)当り、もともとのPC
Mオーディオ信号の分割トラック領域AP1の他に5つの分
割トラック領域AP2〜AP6を設ける。そして、各トラック
の6つの分割トラック領域AP1〜AP6のそれぞれの集合か
ら成る各チャンネルCH1〜CH6に各別のPCMオーディオ信
号をPCM化し且つ時間軸圧縮した信号を記録し、再生す
るようにするものである。
したがって、この場合には、6チャンネル分のオーディ
オ信号の記録、再生ができ、6倍の記録時間(容量)が
得られる(以下、この技術をマルチPCMと称する)。
そして、このマルチPCMの場合のPCM信号の処理回路は、
各分割トラック領域単位毎に記録再生することを考えれ
ば、従来の8ミリビデオの有する1チャンネル分の処理
回路でよい。つまり、この場合には各分割トラック領域
単位でトラッキング用パイロット信号の記録再生がなさ
れる(特開昭59-43682号参照)。
上述のように、トラッキング用パイロット信号も各分割
トラック領域単位で記録再生がなされるので、記録トラ
ックは、第1チャンネルCH1から第6チャンネルCH6
で、第7図のように回転ヘッドの走査方向に沿って直線
状に1列に並ぶのは稀有のことで、通常は第8図に示す
ように任意の並び方となる。
分割トラック領域単位、つまりチャンネル単位の記録再
生をするのであれば、第7図のように分割記録トラック
が1列に並ぶ必要はない。
ところで、記録済テープをマスターテープとしてこれよ
りスレーブテープを複製するに、変調されて記録されて
いる信号を回転ヘッドで再生し、この信号を復調せずに
そのままスレーブテープに記録するようにして高速ダビ
ングを行なう方法がある。この高速ダビング方法は復調
が必要でなく、ただマスターテープと同じ記録パターン
で信号が記録されたマスターテープを得ることができれ
ばよい。
そこで、回転ヘッドによって傾斜トラックを一挙に走査
して、その記録信号を再生し、それをスレーブテープに
傾斜トラック毎に記録できれば効率よくダビングができ
る。そのためには分割記録トラックが回転ヘッドの走査
方向に一列に並んでいる必要がある。
ところで、単に分割トラック領域を1列に並べるのであ
れば、PCM信号系を各チャンネル毎に6チャンネル分並
列に用意し、常に6チャンネル分同時に記録を行なうよ
うな装置にすればよい。このようにすれば完全に分割ト
ラック領域を1列に並べることができるが、任意の1チ
ャンネル毎の記録ができない。
そこで、任意の1チャンネル毎の記録が可能であり、し
かも、複数の分割トラック領域を回転ヘッドの走行方向
に沿って直線状に一列に並べることができるようにした
記録再生装置が特開昭60-191728号として、本出願人よ
り提案されている。これは、1本のトラックを回転ヘッ
ドの走査方向に沿って複数に分割し、各分割領域の集合
から成る各チャンネル毎に情報信号の記録再生ができる
とともに、再生時のトラッキング用のパイロット信号を
回転ヘッドにより情報信号に重畳して記録再生する記録
再生装置において、既に情報信号の記録されているチャ
ンネルからの再生パイロット信号を用いて再生トラッキ
ングサーボをかけながら他のチャンネルに情報信号の記
録を行なうようにするようにしたものである。
かかる従来例又は先行例のようにして記録されたテープ
を、VTRでトラック毎に再生してスレーブテープに記録
するためには、再生時において、回転ヘッドHAが第7図
のトラック(4A)の分割トラック領域AP2〜AP6及びこれ
と隣接するトラック(4B)の分割トラック領域AP1を走
査し、回転ヘッドHBがトラック(4B)の分割トラック領
域AP2〜AP6及びこれと隣接するトラック(4A)の分割ト
ラック領域AP1を走査することに成る。
従って、トラック(4A),(4B)の各分割トラック領域
AP1〜AP6に、PCMオーディオ信号と共に記録されるパイ
ロット信号の周波数f1〜f4は、第7図に示す如く、PCM
オーディオ信号をカラー映像信号と共に同一傾斜トラッ
クに記録するときと同様に、分割トラック領域AP2〜AP6
では、トラック毎に順次循環的に繰り返され、分割トラ
ック領域AP1では、隣りのトラックの分割トラック領域A
P2〜AP6と同じに成るように設定されることに成る。
D 発明が解決しようとする問題点 ところで、第7図のように各チャンネルの分割トラック
領域が、回転ヘッドの走査方向の直線上に並ぶように各
チャンネルのオーディオ信号が、第7図に図示のパイロ
ット信号と共に記録されたマスターテープを基にして複
製されたスレーブテープをダビングして海賊テープを作
成する場合、そのスレーブテープをトラック毎に再生し
て海賊テープを作成することができるので、ダビングを
効率良く行え、海賊テープの作成を助長することにな
る。
かかる点に鑑み、本発明は情報信号の記録されたテープ
を効率良く再生することのできなくなる記録方式を提案
しようとするものである。
E 問題点を解決するための手段 本発明は、テープ上の複数の傾斜トラックを回転ヘッド
の走査方向に沿って夫々第1,第2,‥‥,第i,‥‥,第n
の領域に分割し、複数の傾斜トラックの各第iの領域の
集合から成る第iのチャンネルに、回転ヘッドによって
第iの情報信号及びトラッキング用パイロット信号を記
録するようにした記録方法において、同一傾斜トラック
上の各領域には、回転ヘッドの走査方向で隣接する各領
域間で周波数が異なるパイロット信号を記録し、第iの
チャンネルの各領域には、互いに異なる周波数の複数の
パイロット信号を所定の順序で循環的に繰り返し記録
し、第iのチャンネルに第iの情報信号を記録すると
き、チャンネルのうち他のチャンネルに既にパイロット
信号が記録されている場合は、他のチャンネルよりの再
生パイロット信号に基づいてトラッキングサーボをかけ
ながら第iの情報信号を記録し、同一傾斜トラック上の
各領域の情報信号及びトラッキング用パイロット信号
は、同一アジマスの回転ヘッドにより記録されされるよ
うにしたものである。
F 作用 かかる本発明によれば、同一傾斜トラック上の各領域に
は、回転ヘッドの走査方向で隣接する各領域間で周波数
が異なるパイロット信号を記録し、第iのチャンネルの
各領域には、互いに異なる周波数の複数のパイロット信
号を所定の順序で循環的に繰り返し記録し、第iのチャ
ンネルに第iの情報信号を記録するとき、チャンネルの
うち他のチャンネルに既にパイロット信号が記録されて
いる場合は、他のチャンネルよりの再生パイロット信号
に基づいてトラッキングサーボをかけながら第iの情報
信号を記録し、同一傾斜トラック上の各領域の情報信号
及びトラッキング用パイロット信号は、同一アジマスの
回転ヘッドにより記録されされる。かくして、このよう
にして情報信号の記録されたテープは、各チャンネル毎
には再生できるが、傾斜トラック毎には再生できないこ
とに成り、効率の良いダビングができないことに成る。
G 実施例 第1図は本発明を適用した記録再生装置(8ミリビデオ
と称されるVTR)の一例を示すもので、(11A)及び(11
B)は記録再生切換スイッチ回路で、システムコントロ
ーラ(10)よりの記録再生切換信号R/Pがこれらスイッ
チ回路(11A)及び(11B)に供給されて、記録時はREC
側、再生時はPB側に切り換えられる。
(12)は再生時のヘッド切換スイッチ回路、(13)は記
録時のヘッド切換スイッチ回路で、切換信号RFSWにより
図の状態とその逆の状態とにヘッドHA,HBの1/2回転期間
毎に交互に切り換えられる。
切換信号RFSWは次のようにして生成される。すなわち、
(14)はドラムモータ(18)の回転に関連して設けられ
るパルス発生器で、これより回転ヘッドHA及びHBの絶対
回転位相を示す30HzのパルスPGが得られ、これが波形整
形回路(15)に供給されて、これよりデューティファク
タが50%の矩形波信号SCが得られ、この信号SCがドラム
サーボ回路(17)にドラム位相サーボの基準信号として
供給される。そして、このサーボ回路(17)の出力信号
がドラムモータ(18)に供給されて、その回転位相が制
御される。
また、矩形波信号SCは切換信号形成回路(16)に供給さ
れ、切換信号RFSWが形成される。そして、この信号RFSW
がPCMエリア信号形成回路(20)に供給されて、PCMオー
ディオ信号を記録又は再生する領域を示すエリア信号PA
がこれより得られる。
マルチPCM時において、領域AP1にPCMオーディオ信号を
記録するときは形成回路(16)よりの切換信号RFSWは、
第6図のトラックパターンの8ミリビデオのノーマル時
と同様に、回転ヘッドHAが領域AVを走査する期間で例え
ば「0」になり、ヘッドHBが領域AVを走査する期間で
「1」になる信号RFSW1(第2図A)となり、このとき
のエリア信号PAは領域AP1をヘッドHA及びHBが走査する
期間で「1」となる信号PA1(同図G)となる。
そして、領域AP2にPCMオーディオ信号を記録するときは
切換信号RFSW及びエリア信号PAは、信号RFSW1及びPA1
それぞれ36゜の回転期間分位相シフトされた状態の信号
RFSW2(第2図B)及び信号AP2(同図H)となり、領域
AP3に記録するときは信号RFSW1及びAP1が36゜×2=72
゜位相シフトされた状態の信号RFSW3及びPA3(第2図C
及びI)となる。以下、同様にして、領域AP4に記録す
るときは信号RFSW1及びPA1が36゜×3=108゜位相シフ
トされた状態の信号RFSW4及びPA4(同図D及びJ)が、
領域AP5に記録するときは信号RFSW1及びPA1が36゜×4
=144゜位相シフトされた状態の信号RFSW5及びPA5(同
図E及びK)が、領域AP6に記録するときは信号RFSW1
びPA1が36゜×5=180゜位相シフトされた状態の信号RF
SW6及びPA6(同図F及びL)が、それぞれヘッド切換信
号RFSW及びエリア信号PAとして得られる。
マルチPCM時において、領域AP1〜AP6のいずれを用いる
かはシステムコントローラ(10)からの指定により選定
され、切換信号形成回路(16)及びPCMエリア信号発生
回路(20)よりはその選定された各領域の切換信号RFSW
及びエリア信号PAが得られる。
そして、スイッチ回路(12)及び(13)は切換信号RFSW
の「0」の期間では図のA側に、「1」の期間では図の
B側に、それぞれ切り換えられる。また、エリア信号PA
はPCM処理回路(21)に供給されてこのエリア信号PAで
指定された期間でこのPCM処理回路(21)に設けられるR
AMからの読み出し(記録時)及び書き込み(再生時)が
なされる。
次に、例えば、マスターテープを作製する場合について
説明する。
この場合、先ず、生テープに対し始めに領域AP2への記
録がなされる。
すなわち、切換信号RFSWとして信号RFSW2が、エリア信
号PAとして信号PA2が得られる。また、システムコント
ローラ(10)よりの記録再生切換信号R/Pにより、スイ
ッチ(11A)及び(11B)はREC側に切り換えらえる。
そして、入力端子(22L)及び(22R)を通じて左及び右
チャンネルの音声信号がPCM処理回路(21)に供給され
て、これにおいてPCMデータに変換される。このPCMデー
タはエリア信号PA2により、ヘッドHA及びHBがテープ上
で領域AP2を走査するとき読み出され、加算回路(2
3)、スイッチ回路(13)、記録アンプ(26A)又は(26
B)を介してヘッドHA又はHBに供給されて、PCMデータが
領域AP2に書き込まれる。
このとき、パイロット信号発生回路(24)より100KHz〜
200KHzの4周波f1,f2,f3,f4のパイロット信号が切換信
号RFSWにより1トラック毎に循環的に順次変えられて得
られ、これがゲート回路(25)を通じてエリア信号PAの
区間でのみ加算回路(23)に供給される。したがって、
領域AP2のPCMオーディオトラックには、第3図Aに示す
ようにPCMオーディオ信号に重畳して周波数f1〜f4のパ
イロット信号がトラック毎に周波数が順次循環的に変え
られて記録される。
次に、このように記録された領域AP2よりのPCM信号の再
生について説明する。
この再生時は、切換信号RFSW及びエリア信号PAは記録時
と同様に信号RFSW2及びPA2である。
そして、ヘッドHA及びHBよりの出力がそれぞれ再生アン
プ(27A)及び(27B)を介してスイッチ回路(12)に供
給され、このスイッチ回路(12)が切換信号RFSW2によ
り切り換えられることにより、領域AP2よりのPCMオーデ
ィオ信号がPCM処理回路(21)に供給されて復調され
る。エリア信号PA2によりこのPCM処理回路(21)のRAM
にこの領域のPCM信号が書き込まれ、エラー訂正等がな
された後、左、右チャンネルのアナログ音声信号に戻さ
れ、これが出力端子(34L)及び(34R)に導出される。
そして、この再生時においては、スイッチ回路(12)よ
りの再生出力がローパスフィルタ(28)に供給されてパ
イロット信号が抽出され、このパイロット信号がトラッ
キングエラー信号形成回路(29)に供給される。一方、
パイロット信号発生回路(24)より4周波のパイロット
信号が信号RFSWによって1トラック毎切り換えられてこ
のトラッキングエラー信号形成回路(29)に供給され
る。そして、周知のように再生パイロット信号とパイロ
ット信号発生回路(24)よりの基準パイロット信号とが
参照されてトラッキングエラー信号が形成される。この
場合、このエラー信号は領域AP2の期間でしか得られな
いため、システムコントローラ(10)からはエリア信号
PAに基づいて形成されたサンプルホールド信号SHがエラ
ー信号形成回路(29)に供給されて、領域AP2のエラー
信号がサンプルホールドされる。このサンプルホールド
されたエラー信号がドライブアンプ(30)を介してキャ
プスタン(32)の駆動モータ(31)に供給されてテープ
移送量が制御されて、ヘッドHA及びHBが領域AP2の記録
トラックに対し、正しくトラッキングするようにされ
る。なお、(33)はキャプスタン(32)と共にテープ
(2)を挟持してテープ(2)を移送するためのピンチ
ローラである。
こうして、領域AP2に記録がなされた後、別の領域にPCM
信号の記録を行なう要求がなされると、システムコント
ローラ(10)において、その記録領域として領域AP6
指定される。
すると、切換信号RFSWは信号RFSW6(第4図B)とな
り、エリア信号PAは信号PA6(同図C)となる。そし
て、この信号PA6が「1」となる期間で、PCM信号が同図
Dに示すようにPCM処理回路(21)のRAMより読み出さ
れ、領域AP6に記録される。このとき、システムコント
ローラ(10)からの記録再生切換信号R/Pは第4図Eに
示すようにヘッドHA及びHBが領域AP6を走査する期間だ
け「0」になってスイッチ回路(11A)及び(11B)がRE
C側に切り換えられて記録状態となり、他の期間ではPB
側に切り換えられて再生状態となっている。したがっ
て、前に記録されていた領域AP2よりはPCM信号とパイロ
ット信号との混合信号が再生される(第4図F参照)。
そして、これがローパスフィルタ(28)を通されて再生
パイロット信号が抽出され、トラッキングエラー信号形
成回路(29)において、エラー信号が形成される。
一方、このときシステムコントローラ(10)からはこの
領域AP2の期間で「1」になるサンプルホールド信号SH
(第4図G)が得られ、これによって前記エラー信号が
サンプリングホールドされ、これが前述のようにキャプ
スタン駆動モータ(31)に供給されてトラッキングサー
ボがかかる。したがって、第3図Bに示すように領域AP
2よりの再生信号に基づくトラッキングサーボをかけな
がら、領域AP6に対し記録がなされることになり、図の
ように領域AP6と領域AP2の記録トラックは回転ヘッドの
走査方向の延長上に並ぶ。
なお、この場合、領域AP6の各トラックの記録信号に重
畳するパイロット信号の周波数は、エラー信号形成回路
(29)に供給する基準パイロット信号の周波数により選
定される。
さらに、第3番目の領域にPCM信号を記録しようとする
と、システムコントローラ(10)においてその領域が領
域AP5として指定される。
この場合には、切換信号RFSWは信号RFSW5(第4図H)
となり、エリア信号PAは信号PA5(同図I)となる。そ
して、システムコントローラ(10)よりの記録再生切換
信号R/Pは第4図Kに示すように、今度は領域AP5の期間
のみ「0」となって記録可能状態となり、同図Jに示す
ようにこの期間に時間圧縮されたPCM信号が記録され
る。
この領域AP5への記録時には、テープ(1)には既に領
域AP2とAP6に記録がなされているため、これら領域AP2
とAP6から再生信号が得られ(同図L)、ローパスフィ
ルタ(28)よりこの領域AP2とAP6からの再生パイロット
信号が得られ、エラー信号形成回路(29)に供給され
る。そして、システムコントローラ(10)からはこれら
領域AP2とAP6に相当する期間で「1」になるサンプルホ
ールド信号SH(同図M)が得られ、これによって、エラ
ー信号形成回路(29)よりヘッドHA,HBの全走査期間に
ついてのトラッキング制御用のエラー信号が得られる。
つまり、この領域AP5への記録は領域AP2とAP6よりの再
生信号に基づくトラッキングサーボをかけながら行われ
ることになり(第3図C参照)、領域AP5のトラックは
領域AP2,AP6のトラックとともにヘッドの走査方向に沿
って直線状に並ぶ。
以下、同様にして、領域AP4→AP3→AP1と順次記録が行
われ、それぞれの記録は、それまでに記録が行われてい
た他の領域の再生パイロット信号を用いたトラッキング
サーボを行いつつなされ、その結果、第3図Dに示すよ
うに、領域AP1〜AP6のトラックは、回転方向に沿って直
線状に並ぶ。
次ぎに、第3図を参照して、各チャンネルCH1〜CH6の各
領域AP1〜AP6に記録するパイロット信号について説明す
る。先ず、各チャンネルに関しては、その各領域には順
次循環的に周波数f1〜f4のパイロット信号を繰り返し記
録していく。しかし、同一トラックの単一の回転ヘッド
が1回走査する部分の各領域には、同一ならざる周波数
のパイロット信号を記録する。
即ち、例えば、第3図Dに示す如く、1番左側のトラッ
ク(4B)の回転ヘッドHBが走査する領域AP2〜AP6には夫
々周波数がf4,f2,f4,f2,f4のパイロット信号が記録さ
れ、回転ヘッドHAが走査する領域AP1には周波数がf3
パイロット信号が記録される。
又、左から2番目のトラック(4A)の回転ヘッドHAが走
査する領域AP2〜AP6には夫々周波数がf1,f3,f1,f3,f1
パイロット信号が記録され、回転ヘッドHBが走査する領
域AP1には周波数がf4のパイロット信号が記録される。
又、左から3番目のトラック(4B)の回転ヘッドHBが走
査する領域AP2〜AP6には夫々周波数がf2,f4,f2,f4,f2
パイロット信号が記録され、回転ヘッドHAが走査する領
域AP1には周波数がf1のパイロット信号が記録される。
又、左から4番目のトラック(4A)の回転ヘッドHAが走
査する領域AP2〜AP6には夫々周波数がf3,f1,f3,f1,f3
パイロット信号が記録され、回転ヘッドHBが走査する領
域AP1には周波数がf2のパイロット信号が記録される。
以下、これが繰り返される。
尚、この周波数のパターンはこの例に限られるものでは
ない。
しかして、第2図M,Nに、回転ヘッドHA,HBに供給される
パイロット信号の周波数を、同図G〜Lのエリア信号PA
1〜PA6と対応させて示す。
このようにして、各チャンネル別にPCMオーディオ信号
及びパイロット信号の記録されたマスタテープの記録信
号をトラック単位で再生してスレーブテープに記録する
には、その再生時に、そのパイロット信号の周波数の記
録パターンに従って基準パイロット信号を発生させて、
確実にトラッキングが採れるようにする。
しかし、このようにして記録されたスレーブテープを普
通のVTRで、その記録信号をトラック毎に再生しようと
しても、あるトラックを単一回転ヘッドが走査している
間は、同じ周波数のパイロット信号しか発生しないか
ら、そのトラックをトラッキングを採って再生すること
は不可能で、チャンネル毎にしか再生できない。従っ
て、かかるスレーブテープから高速ダビングで、効率良
く海賊テープを作成することは不可能となる。
本発明における情報信号としては、音声信号,映像信号
等の別を問わない。
尚、テープ上の傾斜トラックに情報信号(映像信号)と
共に記録するパイロット信号の周波数の順番を、任意の
順序に狂わせて、そのパイロット信号の周波数の順番を
知らなければ、そのテープに記録された情報信号(映像
信号)を再生できないようにした技術が、特願昭60-754
66号として本出願人から提案されているが、上述から明
らかなように、両発明の間には顕著な差異がある。
H 発明の効果 上述せる本発明によれば、情報信号の記録されたテープ
を、各チャンネル毎には再生できるが、傾斜トラック毎
には再生できないようにすることのできる記録方法が得
られる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明を適用した記録再生装置の一例のブロッ
ク線図、第2図,第3図及び第4図はその説明のための
図、第5図〜第7図は8ミリビデオと称されるVTR及び
マルチPCMを説明するための図、第8図は従来例の欠点
を説明するための図である。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】テープ上の複数の傾斜トラックを回転ヘッ
    ドの走査方向に沿って夫々第1、第2、……、第i…
    …、第nの領域に分割し、上記複数の傾斜トラックの各
    第iの領域の集合から成る第iのチャンネルに、上記回
    転ヘッドによって第iの情報信号及びトラッキング用パ
    イロット信号を記録するようにした記録方法において、 同一傾斜トラック上の上記各領域には、上記回転ヘッド
    の走査方向で隣接する上記各領域間で周波数が異なるパ
    イロット信号を記録し、 上記第iのチャンネルの各領域には、互いに異なる周波
    数の複数のパイロット信号を所定の順序で循環的に繰り
    返し記録し、 上記第iのチャンネルに上記第iの情報信号を記録する
    とき、上記チャンネルのうち他のチャンネルに既にパイ
    ロット信号が記録されている場合は、上記他のチャンネ
    ルよりの再生パイロット信号に基づいてトラッキングサ
    ーボをかけながら上記第iの情報信号を記録し、 同一傾斜トラック上の上記各領域の情報信号及びトラッ
    キング用パイロット信号は、同一アジマスの回転ヘッド
    により記録されされるようになすことを特徴とする記録
    方法。
JP60295351A 1985-12-25 1985-12-25 記録方法 Expired - Fee Related JPH073684B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP60295351A JPH073684B2 (ja) 1985-12-25 1985-12-25 記録方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP60295351A JPH073684B2 (ja) 1985-12-25 1985-12-25 記録方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS62150503A JPS62150503A (ja) 1987-07-04
JPH073684B2 true JPH073684B2 (ja) 1995-01-18

Family

ID=17819481

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP60295351A Expired - Fee Related JPH073684B2 (ja) 1985-12-25 1985-12-25 記録方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH073684B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3027549U (ja) * 1995-09-28 1996-08-13 株式会社エイピーシー ゴルフのパター練習用矯正器

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS61240404A (ja) * 1985-04-17 1986-10-25 Toshiba Corp 磁気記録再生装置

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3027549U (ja) * 1995-09-28 1996-08-13 株式会社エイピーシー ゴルフのパター練習用矯正器

Also Published As

Publication number Publication date
JPS62150503A (ja) 1987-07-04

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR950011007B1 (ko) 피씨엠(pcm) 오디오 신호 기록 방법 및 디지탈 오디오 장치
JP2590821B2 (ja) 磁気記録再生装置
JPH0474790B2 (ja)
EP0727125A1 (en) Apparatus for recording and/or reproducing video signals and audio signals in/from inclined tracks on a magnetic tape, and magnetic tape for such apparatus
JPS61222005A (ja) 記録再生装置
JPH0680543B2 (ja) インデツクス信号検出装置
JPH073684B2 (ja) 記録方法
JPS61287014A (ja) 記録方法、記録再生方法、記録装置及び記録再生装置
JPS6364814B2 (ja)
JPH0750923B2 (ja) 回転ヘツド型再生装置
JPH0552589B2 (ja)
JPS6265575A (ja) 磁気記録装置
JP2939967B2 (ja) 磁気記録再生装置
JP2769003B2 (ja) 磁気記録再生装置
JPH0544083B2 (ja)
JP2987962B2 (ja) Vtr装置
JPS6262401A (ja) 磁気記録再生装置
JP2580583B2 (ja) 記録再生装置
JP2609731B2 (ja) 磁気記録再生装置
JPS60212801A (ja) 往復記録再生方式
JPH0229277B2 (ja)
JPH08129860A (ja) 高速編集用vtr
JPH0475582B2 (ja)
JPS6359175A (ja) 記録再生装置
JPS6252750A (ja) 磁気録画再生装置

Legal Events

Date Code Title Description
LAPS Cancellation because of no payment of annual fees