JPS6361260B2 - - Google Patents

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JPS6361260B2
JPS6361260B2 JP56039229A JP3922981A JPS6361260B2 JP S6361260 B2 JPS6361260 B2 JP S6361260B2 JP 56039229 A JP56039229 A JP 56039229A JP 3922981 A JP3922981 A JP 3922981A JP S6361260 B2 JPS6361260 B2 JP S6361260B2
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Description

【発明の詳細な説明】
この発明は、新たに発生したホール呼び指令に
対してサービスエレベータを決定するエレベータ
の群管理制御方法に関する。 最近、複数のエレベータを並設した場合、エレ
ベータの運転能率向上およびエレベータのサービ
ス向上を図るために、各階ホールからのホール呼
び指令に対する応答をいずれかのエレベータに割
当てることが行なわれている。即ち、ホール呼び
指令が発生すると、そのホール呼び指令に対処す
るのに好適なエレベータを予測し、早期にそのホ
ール呼び指令に応答させるエレベータを割当てる
と共に、他のエレベータはそのホール呼び指令に
応答しないようにしている。上記割当方法として
は、従来、ホール呼び指令が発生した階に最初に
到着するエレベータを予測し、そのエレベータに
呼び指令を割当てる方法が最良と考えられてい
た。そこで、最初に到着するエレベータを予測す
る方法が種々考えられ、例えばエレベータが各階
床に到着するまでの予測時間の演算により予測し
ている。 しかし、上記割当方法では、全体のホール呼び
指令に対するサービスを考えた場合、特に混雑
時、不都合な現象が生じる。 例えば、次々に発生するホール呼び指令を常に
その発生したホール呼び指令に最初に対処できる
エレベータに割当てると、既に割当てられている
ホール呼び指令に対する対処が遅れ、待時間が非
常に長いホール呼び指令が生じる。この現象は、
ホール呼び指令を割当てた時点においては早期に
対処できると判断しても、その後、他のホール呼
び指令が割当てられたり、エレベータ内からのか
ご呼び指令が新たに発生して、エレベータの運転
状態が変化するため生じる。従つて、全体のホー
ル呼び指令に対する待時間を考えた場合、著しい
不均一化が生じる。特に、待時間が極端に長い長
待ち呼び指令が発生する確率が高く、エレベータ
サービスに対する信頼性を低下させる原因となつ
ていた。 したがつてこの発明は、実際のホールの使用状
況に応じた評価値計算ができ、各ホールの未応答
時間を需要に応じて自動的に均一化することがで
きる信頼性の高いエレベータの群管理制御方法を
得ることを目的とする。 この発明は、複数の階床に対して複数台設けら
れたエレベータの中から、新たに発生したホール
呼び指令に対して応答させるサービスエレベータ
を決定する際、前記新たに発生したホール呼び指
令と既に割付けされたホール呼び指令に対する予
測未応答時間を前記各エレベータ毎に計算し、か
つ前記予測未応答時間を現時点より過去一定時間
前の未応答時間の平均値に一定数をかけた値で極
小値をもつ関数により重み付けをして評価値に変
換し、その平均評価値が最小になるエレベータを
サービスエレベータとして選択するようにしたこ
とを特徴とする。ここで、過去一定時間前の未反
応時間の平均値に基づいて極小値を決定している
のは、エレベータが設置されるビルの交通需要は
時々刻々と変化し、極小値(未応答時間の目標
値)もこれに応じて変化するのが普通であるから
で、したがつてビルの実需要に沿つた目標値を、
その都度設定するが、追従性を上げるために過去
一定時間前の未応答時間の平均値を利用したので
ある。また、極小値をもつ関数で重みずけをする
のは、最適な制御目標値を設定する必要があるか
らと、単調増加または単調減少の関数では実際に
ホールなどで待つている人の迷或度が表現できな
いからである。一例を挙げれば、A号機が5秒で
到着、B号機が10秒で到着する場合の5秒差と、
A号機が35秒で到着、B号機が40秒で到着する場
合の5秒差では同じに扱うことは不合理であるか
らである。これらを考慮することにより、各ホー
ルの未応答時間を需要に応じて自動的に均一化で
き、信頼性の高いエレベータの群管理制御が得ら
れることになる。 以下、この発明の一実施例について、図面を参
照して説明する。 まず、この発明の対象とするシステムについ
て、第1図を用いて説明する。 第1図において、1はホール呼び指令登録回路
で、ホール呼び指令登録時、対応する階と方向の
レジスタがセツトされ、かごがそのホール呼び指
令階に到着したときリセツトされるものである。
2A〜2Cは3機のエレベータの1台ごとに設け
られたエレベータ運行制御装置で、かご状態バツ
フア3A〜3C、かご呼び指令登録回路4A〜4
C、準かご呼び指令登録回路5A〜5C、信号合
成回路6A〜6Cが各別に設けられている。上記
かご状態バツフア3A〜3Cは、かごの状態を後
述するワイパーセレクト回路7に入力するバツフ
アである。かご呼び指令登録回路4A〜4Cは、
かご呼び指令登録時にセツトされ、かごがその呼
び指令登録階に到着するとリセツトされるもので
ある。準かご呼び指令登録回路5A〜5Cは、そ
のかごに割当てられたホール呼び指令を記憶し、
かごがそのホール呼び指令階に到着したときリセ
ツトされるものである。指令合成回路6A〜6C
は、かご呼び指令登録回路4A〜4Cの出力と準
かご呼び指令登録回路5A〜5Cの出力との論理
和を出力するものである。 7はワイパーセレクト回路、8はデコード回路
で、後述する出力レジスタ12の出力信号をデコ
ードし、対応する号機の対応する階床方向の準か
ご呼び指令登録回路5A〜5Cをセツトするもの
である。9は例えば12ビツトのマイクロコンピユ
ータを用いた小形計算機で、出力レジスタ10、
入力レジスタ11、出力レジスタ12、入力レジ
スタ13を有している。上記出力レジスタ10
は、次に出力が出されるまで同出力を保持する機
能を有している。 なお、各エレベータに1つずつ備えた同一機能
をもつレジスタおよびインタフエース装置を結合
する矢印線は、複数本例えば12本の並列の信号線
を示している。またすべてのレジスタは、小形計
算機9の1語に相当するビツト数となつている。 次に、この実施例におけるホール呼割付方法お
よび極小値の自動設定を、第2図から第4図に示
すフローチヤートをもとに説明する。なお、第2
図はこの実施例における全体のフローチヤート、
第3図は応答号機決定フローチヤート、第4図は
重み付け関数テーブルの作成フローチヤートであ
る。 まず、第2図のステツプP1からスタートし、
ステツプP2で計算機内の書込み可能なメモリの
初期化を行ない、ステツプP3で各かごの状態
(方向、位置、ドア状態等)を全号機読込む。そ
してステツプP4でホールインデツクスKをOと
する。 次に、ステツプP5でホールの状態(新ホール
呼び指令発生、ホール呼び指令に対する応答完
了、ホール呼び指令発生済みであるがサービス未
完了、ホール呼び指令無)を以下に述べる方法で
判定する。 すなわち、ホール呼び指令が第1図のホール呼
び指令登録回路1に登録されると、第5図に示す
ホール呼び指令状態を格納するテーブルの該当す
るビツトが“1”になり、ホール呼び指令が無く
なると“0”となる。(なお、第5図はホール呼
び指令の登録・消去判定用のテーブルで、ホール
呼び指令の状態は例えば10階床のビルではRAM
の100、101番地に格納され、1ビツトが1つのホ
ールに対応している。)従つて、該当するビツト
が“0”→“1”に変化した時は、新呼び指令が
発生したことになり、ステツプP6へ進む。また
該当ビツトが“1”→“0”に変化した時はホー
ル呼び指令に対する応答が完了したことになり、
ステツプP7でホール呼び指令の未応答時間TI
格納した後、ステツプP8でTI=0としてステツ
プP9に移る。該当ビツトが“1”→“1”であ
ればホール呼び指令が有るがサービス未完了であ
るから、ステツプP10でホール呼び指令に対する
未応答時間TIを“+1”カウントアツプし、ス
テツプP9に移る。 該当ビツトが“0”→“0”であれば、ホール
呼び指令が無くかつ無変化であるので、ステツプ
P8でTI=0にしステツプP9に移る。ステツプP6
では新発生ホール呼び指令に対し応答号機を第3
図のフローチヤートで述べる方法で決定するが、
まずi階のホール呼び指令の割当てを数式を用い
て説明する。 すなわち、かごjのi階ホールへの予測到着時
間(予測待時間)Tj iは、かごjの現在位置から
i階まで走行するのに要する時間と、i階に行く
までに途中停止するために費されるロス時間(主
として加減速時間、ドアの開閉時間、開放時間)
の和として求まる。次に、i階のホール呼び指令
をかごjに割付けた際、かごjの既割付ホール呼
び指令の予測待時間Tj k1、……、Tj kn(kn=既割
付ホール呼び指令数)は次式で求まる。ただし、
i階より後で停止する呼び指令(割付ホール呼び
指令)のみ予測待時間が変化する(遅くなる)。 Tj kl=(kl階のホール呼び指令が発生してか
らの経過時間)+(kl階にかごが到着
するまでの予測待時間)+(i階にか
ごjが停止するのに要する時間)
……(1) ただし、kl階はi階より後に停止する階床で、
先に停止する階については上式においてi階にか
ごが停止するのに要する時間は不要となる。 上式をもとに、i階のホール呼び指令をA、
B、Cの3台のかごに割付けた場合の平均評価値
Ejを、以下に述べる方法により求める。まず各呼
び指令毎の評価値は、i階への各かごの予測待時
間Tj i(j=A、B、C)と、1階ホール呼び指
令を割付られた為の既割付ホール呼び指令の予測
待時間Tj k1、……、Tj kn(j=A、B、C)と、
後述する第6図に示す特性を用いて、f(Tj i)、
f(Tj k1)、……、f(Tj kn)として求まる。従つ
て、各かご毎の平均評価値Ej(j=A、B、C)
は下式で求まる。 Ej=1/kn+1{kol=1 f(Tj l)+f(Tj i)} ……(2) この(2)式を使用し、3台全部の平均評価値を求
めた後、最小平均評価値EMINを(3)式により求め
る。 EMIN=min(EA、EB、EC) ……(3) (3)式のEMINに該当するかごがi階のホールのサ
ービスエレベータになりホールに予報表示する。 なお、第6図は各呼び指令毎に評価値を求める
際に、予測待時間に重みづけをするために使用す
る特性図である。 この特性図は、P−ROMテーブルに設定され
ているままの関数で、予測待時間Tjの極小値が
15秒に初期設定されていて、その時の関数値は11
である。また一定時間内の平均未応答時間が15秒
でなくても、第4図のフローチヤートに述べる方
法により、形が同一で単に時間軸の方向に水平移
動するだけである。さらに、第6図の関数は予測
待時間Tjが極小値よりも小さい時は評価値f
(Tj)は大きくなり不利となる。さらにまた予測
待時間Tjが極小値をとるときの平均未反応時間
よりも大きくなつても評価値f(Tj)は大きくな
り不利となるが、予測時間Tjが極小値をとると
きの平均未応答時間が+15秒以上になると、評価
値f(Tj)の値は急激に大きくなるようにして、
未応答時間が長いと予測される呼び指令を重み付
けして不利になるようにしてある。 上記のような演算を第3図のフローチヤートを
用いて説明する。 まず、ステツプQ1でA号機について(1)式によ
りホール呼び指令新発生階および割付済ホール呼
び指令階の予測待時間Tjを計算し、ステツプQ2
へ進む。 ステツプQ2では上記計算された予測待時間Tj
に第4図に示す特性により重み付けをして評価値
を求める。次にステツプQ3で平均評価値Ejを計
算する。A号機が終了するとステツプQ4で全号
機完了しているかどうかチエツクし、全号機完了
していなければ再びステツプQ1に戻り、同様に
B号機、C号機についても計算し、全号機完了す
ればステツプQ5で平均評価値Ejの最小値を求め、
ステツプQ6で上記最小値に対応するエレベータ
をサービスエレベータとして選出し、ホールに予
報表示する。 以上の操作を全ホールにつき実施したかどうか
を第2図のステツプP9で判断し、完了してなけ
ればステツプP4にもどり、完了していればステ
ツプP11に進む。ステツプP11では一定時間経過
したか否かを判断し、経過してなければステツプ
P3にもどり、経過していればステツプP12に進
む。 ステツプP12では現時点より一定時間前(例え
ば1時間単位)の全ホールの平均未応答時間を算
出し、その平均未応答時間が15秒であつたとすれ
ば、ステツプP13でそれに一定数をかけた値(例
えば一定数を1とする)15秒で極小値をもつよう
に設定される。また、極小値となる未反応時間の
設定値の更新に伴い、ステツプP14で関数変換テ
ーブルを第4図のフローチヤートにより作成し直
す。 すなわち、第4図のステツプR1で一定時間経
過毎に算出された未応答時間の設定値BをDに格
納し、ステツプR2でE=0にして、ステツプR3
で極小値となる未応応時間の設定値を第7図に示
すP−ROMテーブル(TBL(0)が極小値のと
きの関数値に相当)からピツクアツプし、ステツ
プR4でRAMテーブル(TBLA)の未応答時間
(極小値となる時の平均未応答時間)に該当する
エリアに格納する。例えば極小値となる時の平均
未応答時間が15秒であれば、TBLA(15)にTBL
(0)を格納する。そしてステツプR5でB=B+
1、E=E+1とし、前述の操作をステツプR6
でBが180になるまでTBLAに該当する値をTBL
から取り出し格納する。 次にステツプR7でE=181、F=0としてか
ら、ステツプR8でDをBに格納する。そしてス
テツプR9でB=B−1として、ステツプR10へ
進む。ステツプR10ではBが0より大きいか小さ
いかを比較し、B≧0ならばステツプR11に進
み、E=E+Fとする。そしてステツプR12でP
−ROMテーブルからデータロードを行い、TBL
(E)をCに格納し、そのあとステツプR13でCを
TBLA(B)に格納して、ステツプR14へ進む。ステ
ツプR14ではF=F+1として、ステツプR9に
もどり、再びB=B−1とする。 このようにしてBが(極小値をもつ時の平均未
応答時間)−1からB=0まで、前記の操作をく
り返し実施する。 以上の操作(第4図のフローチヤート)によ
り、TBLAが未応答時間をインデツクスにした
テーブルとして作成される。このようにして作成
された関数変換テーブルは、第8図のようにな
る。 以下、第3図のステツプP3にもどり以後同様
の処理をくり返す。 上記のようにこの実施例によれば複数の階床に
対して複数台設けられたエレベータの中から、新
たに発生したホール呼び指令に対して応答させる
サービスエレベータを決定する際、前記新たに発
生したホール呼び指令と既に割付けされたホール
呼び指令に対する予測未応答時間を前記各エレベ
ータ毎に計算し、かつ前記予測未応答時間を現時
点より過去一定時間前の未応答時間の平均値に一
定数をかけた値で極小値をもつ関数により重み付
けをして評価値に変換し、その平均評価値が最小
になるエレベータをサービスエレベータとして選
択するようにしたので、実際のホールの使用状況
に応じた評価値計算がなされ、各ホールの未応答
時間を需要に応じて自動的に均一化することがで
き、信頼性を向上させることができる。 次に、以上述べた説明をより具体的に説明する
ために、第9図の場合を例にとり説明する。 第9図はA,B,Cの3台のエレベータを有す
る10階建のビルを模式化したもので、ある状態に
おけるかご呼び指令、ホール呼び指令の割当およ
びエレベータA,B,Cの位置を示している。な
お、第9図において□↑および□↓はかご、▲および
▼は割当てられたホール呼び指令、●はかご呼び
指令、〓は今発生したホール呼び指令である。 例えば今、第9図に示すように、A号機は上昇
(UP)方向□↑で2階に、B号機は上昇(UP)方
向□↑で4階に、C号機は下降(Down)方向□↓で
7階にいるものとする。またA号機に対しては、
3階における上昇方向のホール呼び指令▲、8階
へのかご呼び指令●が出ている。B号機に対して
は、6、8、9階における上昇方向のホール呼び
指令▲、10階へのかご呼び指令●が出ている。C
号機に対しては、4階および2階における下降方
向のホール呼び指令▼、1階へのかご呼び指令●
が出ている。 このような状態において、5階から上昇方向の
ホール呼び指令〓が発生した場合、何号機のエレ
ベータに割当てられるかを述べる。ここで、予備
待時間を演算するにあたつて、ホール呼び指令、
かご呼び指令により1回停止するのに要する時間
を10秒、1階床間の走行時間を2秒とする。また
演算を簡単にするため、ホール呼び指令が発生し
てからの経過時間を全数0秒とする。5階からの
上昇方向のホール呼び指令(5U)に対して、B
号機に割付けた時の6階によるホール呼び指令に
対する6階への到着予測時間TB 6Uは(1)式により TB 6U=2×2+10×1=14(秒) ……(4) となる。上式を使用し、A、B、Cの3台のエレ
ベータ及び発生した呼び指令(かご呼び指令及び
既割付ホール呼び指令及び5階への上昇(5U))
につき計算して表にまとめると、次のようにな
る。
【表】 この表では、予測待時間の右側に評価値をも求
めてあるが、それは次に述べる方法で求める。例
えばTB 6U=14の時は、予測待時間Tjが14秒の時
の評価値f(Tj)を第4図のグラフから読み取る
と12となる。従つて、各エレベータ毎の平均評価
値Ejは、第2表の値と(2)式を用いて、次の如く求
まる。 EA=1/2(24+12)=18 ……(5) EB=1/4(44+13+12+24)=23.2 ……(6) Ec=1/3(20+14+72)=35.3 ……(7) 従つて、5Uのサービスエレベータは(3)式によ
り求まる。 EMIN=min(EA、EB、EC)=18.0 ……(8) 従つて、5階UP方向のホール呼び指令は、A
号機に割当てられる。 次に、この実施例の効果を従来方法と対比しな
がら述べる。 すなわち、従来の例えば待時間最小かごに割付
ける方法では、 min(TA 5u、TB 5U、TC 5U) =min(16、2、50) ……(9) となるので、B号機が待時間最小となり、5階
UP方向のホール呼び指令は、B号機へ割付ける
ことになる。しかしその場合、B号機に割当てら
れている6、8、9階のUP方向ホール呼び指令
及び10階のかご呼び指令の待時間が各々10秒増加
することになる。従つて、長待ちなる確率が増加
し、サービスの低下、不均一となる。しかしなが
ら、この実施例で述べた割付方法によれば、5階
UP方向のホール呼び指令は、A号機へ割当てる
ので、各エレベータのサービス個数を均一にする
方向へ、更に待時間の均一化となり、サービスの
向上になる。 次に、この発明の他の実施例について説明す
る。前記実施例では、全ホール平等に扱つてきた
が、特定の階床を設定し、その階床の未応答時間
にある定数をかけて重み付けをしたり、平均未応
答時間を特定の階床を除いて算出してもよい。こ
の場合には、第2図の破線の円で示すステツプ
S1ステツプS4との間に第10図に示すフローチ
ヤートを接続して、第11図に示す重み付けテー
ブルを利用すれば簡単に実現できる。 第11図は10D(10階からの下降方向のホール
呼び指令)及び1U(1階からの上昇方向のホール
呼び指令)のサービス水準を通常のホールの2倍
にし、9U(9階からの上昇方向のホール呼び指
令)の水準を極端におとし、平均未応答時間の算
出に使用しない場合のOMOMIテーブルの作成例
を示している。 従つて、応答完了時、ホールインデツクスKに
より重み付けの値をOMOMIテーブルから取り出
して未反応時間TIにかければよい。即ちK=0
(10D)及びK=9(1U)の時は、未応答時間が
2倍され、K=17(9U)の時はTIは常に0にな
る。 なお、この発明は、前記実施例に限定されるも
のではない。例えば前記実施例では、予測待時間
に重み付けをする際、第6図の特性を用いたが、
第6図は一例であり、下記の特徴をもつものなら
ば、いかなる函数でも同様である。 (a) 評価値の最小値が1ケあり(極小値)、その
時の予測待時間が零でないこと。(第6図で予
測待時間が15秒のところ) (b) 予測待時間がある値以上になると評価値が悪
くなること。(第6図で予測待時間>極小値+
15秒のところ) その他、この発明の要旨を変更しない範囲で、
種々変形可能なことは勿論である。 以上説明したようにこの発明によれば、実際の
ホールの使用状況に応じた評価値計算ができ、各
ホールの未応答時間を需要に応じて自動的に均一
化することができる信頼性の高いエレベータの群
管理制御方法を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明が対象とするシステムのブロ
ツク図、第2図はこの発明の一実施例を説明する
ための全体のフローチヤート、第3図は第2図の
応答号機選択ルーチンを詳細に示すフローチヤー
ト、第4図は第2図の関数変換テーブルの作成の
手順を詳細に示すフローチヤート、第5図はホー
ル呼び指令登録・消去判定用テーブルを示す図、
第6図は重み付け関数の一例を示す特性図、第7
図は重み付け関数テーブルを示す図、第8図は作
成された関数変換テーブルを示す図、第9図はこ
の発明の一実施例を具体的に説明するためのエレ
ベータ動作説明図、第10図はこの発明の変形例
を説明するためのフローチヤート、第11図は第
10図の変形例における未応答時間の各階別重み
付けテーブルを示す図である。 1……ホール呼び指令登録回路、2A〜2C…
…エレベータ運行制御装置、3A〜3C……かご
状態バツフア、4A〜4C……かご呼び指令登録
回路、5A〜5C……準かご呼び指令登録回路、
6A〜6C……信号合成回路、7……ワイパーセ
レクト回路、8……デコード回路、9……小型計
算機。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 複数の階床に対して複数台設けられたエレベ
    ータの中から、新たに発生したホール呼び指令に
    対して応答させるサービスエレベータを決定する
    エレベータの群管理制御方法において、前記新た
    に発生したホール呼び指令に対して前記サービス
    エレベータを決定する際、前記新たに発生したホ
    ール呼び指令と既に割付けされたホール呼び指令
    に対する予測未応答時間を前記各エレベータ毎に
    計算し、かつ前記予測未応答時間を現時点より過
    去一定時間前の未応答時間の平均値に一定数をか
    けた値で極小値をもつ関数により重み付けをして
    評価値に変換し、その平均評価値が最小になるエ
    レベータをサービスエレベータとして選択するよ
    うにしたことを特徴とするエレベータの群管理制
    御方法。 2 特許請求の範囲第1項記載のエレベータの群
    管理制御方法において、特定の階床に対して未応
    答時間に重み付けをしたことを特徴とするエレベ
    ータの群管理制御方法。 3 特許請求の範囲第1項記載のエレベータの群
    管理制御方法において、平均未応答時間を特定の
    階床を除いて算出することを特徴とするエレベー
    タの群管理制御方法。
JP56039229A 1981-03-18 1981-03-18 Method of controlling group of elevator Granted JPS57156980A (en)

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