JPS6348774B2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPS6348774B2
JPS6348774B2 JP55011674A JP1167480A JPS6348774B2 JP S6348774 B2 JPS6348774 B2 JP S6348774B2 JP 55011674 A JP55011674 A JP 55011674A JP 1167480 A JP1167480 A JP 1167480A JP S6348774 B2 JPS6348774 B2 JP S6348774B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
fish
water
port
tank
suction
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP55011674A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS56108622A (en
Inventor
Takeshi Hayashi
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kyoei Zoki Co Ltd
Original Assignee
Kyoei Zoki Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kyoei Zoki Co Ltd filed Critical Kyoei Zoki Co Ltd
Priority to JP1167480A priority Critical patent/JPS56108622A/ja
Priority to SE8100124A priority patent/SE444927B/sv
Priority to NZ196087A priority patent/NZ196087A/en
Priority to DK35681A priority patent/DK35681A/da
Priority to NL8100399A priority patent/NL8100399A/nl
Priority to CA000369674A priority patent/CA1165792A/en
Priority to ES499015A priority patent/ES8204386A1/es
Priority to BR8100549A priority patent/BR8100549A/pt
Priority to GB8102848A priority patent/GB2070141B/en
Priority to EG8140A priority patent/EG15254A/xx
Priority to MX10164581U priority patent/MX6456E/es
Priority to AU66815/81A priority patent/AU534401B2/en
Publication of JPS56108622A publication Critical patent/JPS56108622A/ja
Priority to US06/562,051 priority patent/US4826362A/en
Priority to CA000445212A priority patent/CA1185642A/en
Publication of JPS6348774B2 publication Critical patent/JPS6348774B2/ja
Granted legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B65CONVEYING; PACKING; STORING; HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL
    • B65GTRANSPORT OR STORAGE DEVICES, e.g. CONVEYORS FOR LOADING OR TIPPING, SHOP CONVEYOR SYSTEMS OR PNEUMATIC TUBE CONVEYORS
    • B65G53/00Conveying materials in bulk through troughs, pipes or tubes by floating the materials or by flow of gas, liquid or foam
    • B65G53/30Conveying materials in bulk through pipes or tubes by liquid pressure
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A01AGRICULTURE; FORESTRY; ANIMAL HUSBANDRY; HUNTING; TRAPPING; FISHING
    • A01KANIMAL HUSBANDRY; AVICULTURE; APICULTURE; PISCICULTURE; FISHING; REARING OR BREEDING ANIMALS, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; NEW BREEDS OF ANIMALS
    • A01K79/00Methods or means of catching fish in bulk not provided for in groups A01K69/00 - A01K77/00, e.g. fish pumps; Detection of fish; Whale fishery

Landscapes

  • Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • Environmental Sciences (AREA)
  • Marine Sciences & Fisheries (AREA)
  • Animal Husbandry (AREA)
  • Biodiversity & Conservation Biology (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Structures Of Non-Positive Displacement Pumps (AREA)
  • Treatment Of Sludge (AREA)
  • Refuse Collection And Transfer (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 【産業上の利用分野】
本発明は主に魚体を、流体を搬送媒体として移
送する装置に関する。
【従来の技術】 傷付き易い魚を水と共に移送する技術は、現在
一般的に大略ふたつの装置方法が開示されてい
る。それは、 ブレードレスポンプ等の回転するインペラ中
に魚を水と共に通過させるロータリーポンプ方
式と、 密閉タンク内を真空ポンプによつて減圧し、
逆止弁と吸入管を通じて魚を水と共にタンク内
に吸入し、次いで、圧力空気を注入して逆止弁
と排出管を通じて吐出させる静止容積式移送方
式である。 前者は、連続的に移送することができるので、
移送能率が良い。ところが、この方式は、魚が高
速回転する遠心式インペラ中を魚が通過するので
魚を傷めるおそれがある。又、移送途中に少量の
空気が吸い込まれると、インペラが空転してポン
プ機能が停止し、このときポンプ内の魚は極端に
傷付く欠点がある。 静止容積式移送方式は、吸入中は吐出せず、吐
出中は吸入しないバツチ吸入排出となるので、能
率が悪い。密閉タンクを複数個設けて、交互に、
一方のタンクを吸入行程に、他を排出行程になる
ような逆転方法としても、切換時には一旦停止
し、特に、吸入時は、真空ポンプによつて、タン
ク内がある程度の真空状態にならなければ吸入し
ないので、能率が悪い欠点は免れない。 本発明者は、密閉タンク内をフイルターで水室
と魚室とに区画し、水室内の水を排出して魚室に
吸入される魚濃度を高めることによつて、小型の
密閉タンクで多量の魚を能率よく吸い上げできる
装置を開発した(特許昭50−3883号公報、および
特公昭49−5038号公報)。 この装置は、小型にして大きな移送能力を有す
る優れた装置である。ところが、一定時間使用す
るとしだいに移送能力が低下し、長時間に渡つて
能率良く使用できない欠点がある。高能率移送が
長時間維持できない理由は、魚室と水室とを区画
するフイルターに、しだいに魚の鱗等の異物が堆
積し、この異物がフイルターを詰まらせ、水室か
ら水がスムーズに排水できないことに原因した。 特に、フイルターには、水室から強制的に吸い
出されて排出される水によつて異物が強制的にプ
レス状態で吸着される。更に、フイルターに異物
が付着して空隙が小さくなればなる程、水室の真
空度が高くなつて異物の吸着力が増大し、水の通
過抵抗が増大する。フイルターに付着する異物
は、排出行程に於ても充分に除去されず、しだい
に厚く成長して堆積する。この為、吸入および魚
濃縮行程と、排水行程とを繰り返すに従つて、異
物の付着量が増加し、ついにはフイルターの全面
をほとんど閉塞して水室からの排水能率が著しく
低下する。従つて、フイルターからの異物付着が
解消されない限り、この種の装置は、高能率移送
状態が長時間維持できず、運搬船などからの迅速
な揚魚、並びに洋上に於て網中の魚を迅速に揚魚
できない。 また、この種の装置は、密閉タンクに水を給排
水して魚を移送するので、空気を介して移送する
装置に比べると能率よく魚が移送できる。しかし
ながら、この装置は、密閉タンクの水を排出し、
あるいは、給水して魚を移送する、いわゆるバツ
チ式の為、魚を連続的には移送できない。この
為、ロータリー式の魚ポンプに比べると移送能率
が悪い。この種の装置を2組設け、一方の密閉タ
ンクに魚を吸入させる時に、他方の密閉タンクか
ら魚を排出することによつて、魚の連続移送が実
現できる。ところが、この種の装置は、移送能力
を高くする為に、大流量の大型の水ポンプを使用
する。2組の移送装置を並列に運転する場合、大
型大流量の水ポンプを一緒に駆動するので、駆動
馬力が著しく大きくなる。 更に、本発明者は、密閉タンク内を、水は通す
が魚は通さないフイルターによつて、魚室と水室
とに分割すると共に、魚室には魚水の吸入口と排
出口をそれぞれ逆止弁を介して開口し、水室に
は、排水ポンプ介在の排水管を連通し、更に、魚
槽タンクの上部に、真空ポンプを四方切換弁を介
して連結した装置も開発している(実公昭49−
16955号公報および実公昭49−4880号公報)。 この装置は、真空ポンプを運転して密閉タンク
内の空気を排出して減圧し、魚水を吸揚管から吸
入して密閉タンク内に充満させた後、切換弁を切
り換えて真空ポンプの排気圧によつて魚水を排出
口から排出している。 この装置は、真空ポンプの排圧による圧縮空気
で密閉タンク内を加圧して、密閉タンクより高所
に魚水を圧送している。この状態で魚水を圧送す
る場合、加圧空気が圧縮性の気体であるため、能
率良く排出できない。圧縮性の空気は、これを密
閉タンクに圧入しても、直ちに密閉タンクの圧力
が上昇しない。密閉タンクの圧力が、魚水を圧送
できる圧力に達するまでには相当時間がかかり、
排出行程に時間遅れが出来る。また、吐出行程か
ら吸入行程への切換時に、密閉タンクは、加圧状
態から負圧状態に切り替えられる。従つて、この
時に、密閉タンクに蓄えている多量の加圧空気を
放出してエネルギーを失う。この為、空気を介し
て密閉タンクを加圧する装置は、魚水の排出効率
が低くなる。特に、高所あるいは遠方に移送する
程移送効率が低下する。と言うのは、加圧空気を
密閉タンクに圧入する装置は、排出行程が完了す
る時に、最も高圧で大量の空気を排出しなけれ
ば、次の吸入行程に移行できないので、高圧の空
気を外部に排出して、高圧、大量の圧縮空気のエ
ネルギーをそのまま捨てることとなり、エネルギ
ーの浪費となる欠点がある。 本発明は、この欠点を解消すること、即ち、水
ポンプを有効に利用することによつて、少ない駆
動馬力でもつて能率よく魚が移送できる装置を提
供することを目的としている。 更に、本発明者は、密閉タンクをフイルターで
もつて、水室と魚室とに区画すると共に、水室
に、四方切換弁を介して水ポンプを連結し、水ポ
ンプでもつて密閉タンク内の水を排出して密閉タ
ンクに魚を液体と共に吸入して魚濃度を濃くし、
密閉タンク内に所要量の魚が吸入されたところ
で、四方切換弁を切り換え、水ポンプで密閉タン
ク内に水を圧入して魚を排出する装置を開発し、
これによつて、魚を高能率移送することに成功し
た(特願昭53−090621号)。 この構造の魚の移送装置は、魚がポンプのイン
ペラ内を通過しないので、ほとんどの魚を傷付き
少なく移送できる。ところが、この装置は、吸入
弁が閉塞する時に魚を挟んで傷付ける欠点があ
る。特に、密閉タンク内の液体を水ポンプで排出
して魚を魚室に吸入するものは、魚が吸入されつ
つある状態で吸入弁を閉弁して吸入行程を吐出行
程に切り換える為、吸入弁閉塞直前にも吸入弁を
魚が通過しており、吸入弁を通過中の魚がここに
挟まれて傷付きを生じる。 ところで、吸入弁は、吐出行程においてここを
液体が逆流しないように、吐出行程においては完
全に閉弁される。よつて、ここに挟まれた魚は、
ほとんどの場合、切断ないしは切断されるに近い
状態に押し潰されて商品価値を失う程に損傷され
る。 魚が逆止弁に挟まれると、逆止弁にも異常な局
部荷重が掛かつて損傷することがある。 本発明者は、何とかこの欠点を除去すべく、
種々の魚移送装置を試作して実験を繰り返した結
果、不思議な現象を発見した。即ち、水ポンプの
吸出量を減少して、密閉タンクからの液体吸出量
を減少すると、密閉タンクの吸入口に接続された
吸入管の魚濃度が低下することを見い出した。こ
のことは、密閉タンクの吸入口に垂直に接続され
た透明の吸入管によつて観測した。水ポンプの吸
出量を増大して、密閉タンクからの液体吸出量を
多く、即ち、吸入管に速い流速で流体を吸入させ
ると、高濃度で魚が吸入され、水ポンプの吸出量
を少なくして、吸入管内の流体の流速を遅くする
と、魚濃度が薄くなり、流速が魚の沈降速度
(0.2〜0.3m/sec)以下となれば、水のみが移送
されて魚は吸入されない状態となつた。 水ポンプの流体吸出量が減少して流速が遅くな
れば、吸入管内の魚濃度が低下する理由は、液体
の流速が遅くなればなる程、液体が魚を移送する
力が弱くなり、流速が極端に遅くなれば、魚を移
送する力も極端に弱くなつて、液体は流れても、
魚は全く移送されない為に外ならない。 即ち、吸入管の流速が遅くなればなる程、魚を
移送する液体の魚含有量が減少し、ほとんど移送
液体ばかりが移送されたのである。 本発明は、この現象を有効に利用することによ
つて、即ち、吸入行程が完了する時点に近付くに
従つて、吸入弁を通過する液体の流速を下げ、こ
れによつて吸入弁を通過する魚濃度を薄くし、吸
入弁が魚を挟むのを阻止することを重要な目的と
して開発されたものである。 更に、このこととは別に、フイルターと水ポン
プとを使用した移送装置は、真空タンク式移送装
置によつては考えられない原因によつて、特定の
条件下で傷付きが発生した。即ち、水ポンプの働
きによつて、1サイクル当りの魚移送量を増大
し、これによつて移送効率を高くすればする程、
先に密閉タンクに吸入された魚に傷付が発生し
た。この原因は、フイルターを通過して水ポンプ
から強制的に吸出される液体によつて、魚が強制
的にフイルターに吸着されることによる。困つた
ことに、この吸着力は、魚濃度が高くなつて、水
ポンプの吸入揚程が高くなればなる程増大する
為、密閉タンクの魚濃度を高くして移送効率を高
くすればする程魚の傷付きは増大した。 この傷付きを少なくするには、水ポンプの吸入
側揚程を低くして、液体の単位時間当りの吸出量
を少なくすればよいが、液体吸出量を少なくする
と、密閉タンク内に所定量の魚が吸入されるのが
遅くなり、即ち1サイクルの時間が長くなつて、
移送効率が低下した。 本発明は、この欠点を除去すること、即ち、魚
が迅速に密閉タンク内に吸入されるにもかかわら
ず、フイルターーに吸着されて発生する傷付きを
極減することをも重要な目的とする。 更に又、フイルターで区画された密閉タンクの
水室から液体を吸出して、密閉タンク内に液体と
魚とを吸入するものは、密閉タンク内が液体で満
たされた後も、更に魚が吸入されてタンク内の魚
濃度が高くなるので、例えば、魚槽の如く、比較
的高濃度に魚が蓄えられる箇所から液体を吸入す
ると、液体が密閉タンクに満たされるのとほとん
ど同時に、あるいはその後比較的早く密閉タンク
内の魚濃度が濃くなる。よつて、この状態で更に
液体を吸出して密閉タンク内に魚を吸入すると、
魚室が魚で満たされてプレス状態となり、魚の傷
付きは言うに及ばず、吐出行程に切り換えても、
魚室内で固まり状となつて魚がスムーズに排出さ
れない欠点があつた。 密閉タンクに吸入される液体の魚濃度は、用途
によつて大幅に変動するばかりでなく、同一場所
で同じ用途に使用されたとしても、例えば最初に
魚槽の底部に沈降する魚を高濃度で吸入する等、
吸入時の魚濃度を均一化することはできない。 この為、例えば、吸入行程と吐出行程とをタイ
マで切り換えて、1サイクル当りの液体吸出量を
一定にすれば、魚濃度の濃い液体を吸入すると、
1吸入行程での魚吸入量が多すぎて密閉タンク内
でプレス状態となり、これとは反対に、魚濃度が
薄い液体を吸入すれば、1サイクル当りの魚移送
量が減少して移送効率が低下した。今仮に、何等
かの方法で、魚室の魚濃度を検出して、魚濃度が
一定となつたところで、吸入行程を吐出行程に切
り換える構造としても、魚濃度の薄い液体を吸入
するときには吸入行程の時間が長くなつて、移送
効率は高くできない。 本発明の他の重要な目的は、この欠点、即ち、
高濃度の魚を含む液体を吸入しても、魚が魚室で
プレス状態となることが少なく、吸入した魚がス
ムーズに排出され、しかも低濃度の魚を含む液体
を吸入するときの吸入時間が短縮されて移送効率
の高い魚の移送装置を提供することにある。
【従来の問題点を解決する為の手段】
この発明の魚の移送装置は、魚が液体と共に吸
入されると共に、排気手段と給気手段とが連結さ
れた密閉タンクと、この密閉タンクに開口された
魚と液体との排出口に連通されて、排出時にのみ
開状態となる吐出弁と、密閉タンクに開口された
液体と魚との吸入口に連通されて、吸入時のみ開
となる吸入弁と、密閉タンク内に設けられて、密
閉タンクを水室と魚室とに区画し、液体は通す
が、吸入される魚は通さないフイルターを備えて
いる。 排出口と吸入口とは魚室に開口されて、魚は魚
室に吸入される。 ふたつの密閉タンクがポンプ手段を介して連結
されており、両タンクの排出口は吐出弁を介して
互いに連結され、また両タンクの吸入口も吸入弁
を介して互いに連結されている。 ポンプ手段は遠心ポンプである水ポンプと切換
弁とを有する。 密閉タンクの水室には給排水口が設けられてお
り、水ポンプの吸入側と吐出側とが切換弁を介し
て両密閉タンクの給排水口に連結されている。 ポンプ手段は、一方の密閉タンクの水室から水
を吸入して他方の密閉タンクの水室に供給し、水
が吸出される密閉タンクの魚室に液体と共に魚を
吸入し、水室に水が供給される密閉タンクから魚
と液体とを排出する。
【好ましい実施例】
以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明す
る。 第1図において、密閉タンク1の上部に給排水
口2を開口し、この給排水口2に、空気切換弁3
を介して真空ポンプ4及び圧縮機5を連通して空
気の吸入及び圧入動作を司る空気制御系を設け
る。 密閉タンク1内の上部に、魚は通過しないが、
水は通過するフイルター6を張設して、密閉タン
ク1を、上下に、水室7と魚室8に区画し、密閉
タンク1上部の水室7に開口された、給水口と排
水口とを兼用する給排水口2にポンプ手段が連結
されており、ポンプ手段は、四方切換弁9と水ポ
ンプ10とからなり、給排水口2は、四方切換弁
9を介して水ポンプ10が連結されている。 魚室下部の吸入口11には、吸入弁であるスイ
ング式の逆止弁12を介して吸揚管13が連結さ
れ、排出口14には、吐出弁であるスイング式の
逆止弁15を介して吐出管16が連結されてい
る。 四方切換弁9は、第1図に示すように、相対向
する2ポートが水ポンプ10の吸入側と排出側と
に連結され、残りの1ポートが水室7と給排水室
とに連結されている。給排水室は、上方が開口さ
れた水槽で、この給排水室は、排出された魚水か
ら分離された水の溜槽に兼用されている。 四方切換弁9が第1図の実線で示す位置に於
て、水ポンプ10は、給排水室から水を吸入して
密閉タンク1の水室7に供給し、鎖線位置に切り
換えられると、密閉タンク1の水室7から水を吸
入して、給排水室に移送する。 水ポンプ10は、密閉タンクの魚室8に魚が吸
入されて魚濃度が濃くなり、水ポンプ10吸入側
の吸入揚程が増大して、吸入行程が完了時点に近
付くに従つて、液体吸出量が減少し、好ましく
は、一定の揚程で液体の吸出が停止される吐出特
性のポンプ、即ち、遠心ポンプが使用される。 本発明の魚の移送装置に使用される遠心ポンプ
として最適のものは、タービンポンプ(デイフユ
ーザーポンプ)等の渦巻ポンプである。 渦巻ポンプは、回転するインペラでもつて、中
心から吸入した液体を回転させ、液体を遠心力で
圧送するものであるから、インペラの回転数と直
径によつて最大吐出圧が決定され、最大吐出圧に
近付くに従つて、吐出流量が著しく減少し、その
動力は殆ど変形しない特性を持つ。 第2図に、水ポンプに使用されるタービンポン
プの吐出特性を示す。 この図からも明らかなように、タービンポンプ
は、揚程が14mのときに、吐出量が550/分で
あるが、揚程が4m高くなつて18mとなると、吐
出量は400/分以下となり、揚程が19mとなる
と、280/分と揚程14mのときの半分に極減し、
更に揚程が1m高くなつて20mとなると吐出量は
零となる。即ち、揚程が6m(約0.6Kg/cm2)高
くなるだけで流量は半減し、7m(0.7Kg/cm2
高くなると吸入しなくなるのである。 第2図の鎖線は、同馬力(2.2kW)のモータで
駆動されるカスケードポンプ(再生ポンプ、粘性
ポンプ)の吐出特性を示す。 このポンプは、揚程8mのとき、即ち魚濃度が
低いときの吐出量が270/分とタービンポンプ
に比して相当に少ないが、揚程が20mと高くなつ
ても、吐出量が210/分もあつて60/分しか
減少せず、更に揚程が30mにもなつても吸入は停
止されず、約170/分もの液体を吸出する。 即ち、タービンポンプの吐出特性は、低揚程の
ときに大流量で、高揚程のときに小流量となる、
定揚程に近い特性を示すのに対し、カスケードポ
ンプは、揚程にかかわらず、定流量に近い特性を
示す。 定揚程に近い特性を持つタービンポンプは、魚
濃度が少なくてフイルターおよび魚間の液体通過
抵抗が少ないときには、多量の液体を吸入して密
閉タンク内をより迅速に魚で満たし、魚濃度が高
くなるに従つて吸出量を低下させて、魚がフイル
ターに強く吸着されて押し潰されるのを阻止し、
吸入された魚濃度にかかわらず常に一定の力で魚
をフイルターに押圧するので、魚がプレス状態で
吸入されるのが阻止される。 これに対し、定流量特性のカスケードポンプ
は、魚濃度が低いときの液体吸出量が少ないの
で、魚を密閉タンクに早く吸入する必要があると
きの吸入量が少なく、魚濃度が高くなつて、魚の
間を通過する液体の通過抵抗が増大して、魚がフ
イルターにプレス状態で、強く吸着されたときに
も吐出流量が低下せず、傷付きを増大させる欠点
がある。 更に、水ポンプには、容積形のポンプ、例えば
ルーツポンプ、ギヤーロータリポンプ、ピストン
ポンプ、ベーンポンプ等の使用も考慮されるが、
この構造のポンプは、カスケードポンプよりも更
に理想の定流量特性に近く、吸入揚程の大小にか
かわらず常に一定の液体を吸出する。よつて、魚
濃度が薄いときにも液体吸出量が増大せず、ま
た、魚濃度が濃いときにも液体吸出量が減少しな
いので、移送効率が悪くて、魚に傷を付ける欠点
があつて不適である。 ところで、水ポンプ吸入側の揚程変化は、大気
圧、即ち、零から10mAqの範囲内に制約される。
実際の使用状態において、魚室の魚濃度によつて
変動する吸入揚程の変化は、6mAqを超えるこ
とはほとんどない。よつて、少ない揚程の変化
で、吐出流量が大場に変化しなければ本発明の特
長は実現されない。 第2図に示す如く、定揚程特性に近い吐出特性
の遠心ポンプは、揚程変化に対する吐出量の変化
は著しく、本発明の特長が実現されるものであ
る。 水ポンプに使用される渦巻ポンプは、移送装置
の用途により、口径、インペラの大小並びに形
状、段数、駆動モータの容量、ポンプの型式、例
えばタービンポンプを使用するか、あるいはボリ
ユートポンプを使用するかが決定される。 第1図に示す四方切換弁9は、第3図および第
4図に示されている。この構造の四方切換弁9
は、ケーシング18と閉子19と、閉子を回転す
る切換手段20とを備える。 ケーシング18は、4ポートA,B,C,Dに
連通すると共に、それぞれも互いに連通する4室
の切換チヤンバa,b,c,dを有し、各切換チ
ヤンバa,b,c,dは、閉子の枢軸の周囲に配
設されている。 4個のポートA,B,C,Dの内、2ポート
D,Aが水ポンプの吸入側と吐出側に、残りのポ
ートBは、密閉タンク1の給排水口2に、残りポ
ートCが液体の供給源である水槽17に連結され
ている。 閉子19は、中央の枢軸21が、回転自在にケ
ーシング18に枢着されると共に、90度ピツチの
停止位置において、両側に位置する切換チヤンバ
を水密に区画すべく、先端縁22がケーシング内
に固定された4個の弁座23,24,25,26
に微少間隙に接近、あるいはこれに摺動自在に接
触し、両側、第4図において閉子の左右縁は、ケ
ーシング18の内面に、水密に接近ないし摺動自
在に接触する。 4個の弁座23,24,25,26は、閉子の
枢軸21から等間隔に、各ポートに連通される切
換チヤンバの境界に、閉子19の長さだけ離され
てケーシング18内に固定されており、閉子の先
端縁22が水密に接近ないし摺動する水封面27
は、閉子先端縁22の回転軌跡に沿うべく、閉子
の長さを半径とする曲率で、中央凹に湾曲されて
いる。 更に、閉子19は、いかなる切り換わり位置に
おいても4ポートA,B,C,Dが閉塞状態とな
らないように、全体形状が板状に形成されてい
る。 閉子の枢軸21は、水密にケーシング18を貫
通し、ケーシング18外に突出する部分に、切換
手段20であるウオームギヤ28とモータ29と
カム30とリミツトスイツチ31とが配設されて
いる。 カム30は、これがリミツトスイツチ31のプ
ランジヤを押すことによつて、閉子19を決めら
れた停止位置で正確に停止させるもので、方形状
に形成されており、閉子19の停止位置、即ち、
閉子の先端縁22が弁座の水封面27に接触ない
し接近した位置で、リミツトスイツチ31のプラ
ンジヤがカム30に押されるように、閉子19の
枢軸21に固定される。 リミツトスイツチ31は、これがカム30に押
されたときに、閉子19を回転するモータ29へ
の通電を遮断して、閉子19の回転を定位置に停
止させる。 このように、閉子19が360度回転できるもの
は、一定方向に回転するモータ29等の切換手段
20でもつて、閉子19の切換動作が可能とな
り、切換手段を簡単にできる効果がある。ただ、
閉子を90度ピツチに回転すことなく、例えば、90
度ピツチに反転するのも良い。 第5図および第6図に示す四方切換弁9は、閉
子19がほぼ90度回動自在にケーシング18に枢
着されており、閉子19は、停止位置において、
先端縁22ではなく、両端部の表面がケーシング
18内面の弁座23,24,25,26に密接す
る。 弁座23,24,25,26は、閉子19が接
触する水封面27が完全な平面状に形成され、枢
軸21を中心に対称に配設されたふたつの弁座2
6と24,23と25は、同時に、しかも互いに
閉子19の反対面が密接する位置に固定されてお
り、更に、閉子19が弁座26と24、又は23
と25に密接した位置で、閉子の両側に位置する
切換チヤンバa,b,c,dを水密に区画するよ
うに各切換チヤンバの境に配設されている。 更に第7図に示す四方切換弁9は、各ポート
A,B,C,D間の隅角に弁座23,24,2
5,26が形成されると共に、水ポンプの吐出側
が連通される切換チヤンバa内を回動する閉子1
9の端部にゴム状弾性体32が固定され、閉子1
9は、一方が直接弁座24,25に、他方は、ゴ
ム状弾性体32を多少押し潰す状態で弁座23,
26に密接する。 この構造の四方切換弁は、閉子19の停止位置
における切換チヤンバ間の漏れを少なくできる効
果がある。 第5図ないし第7図に示す閉子19は、例えば
シリンダ等の切換手段で回動されるのがよい。シ
リンダ33は、第7図に示すように、それ自体の
後端がピンを介して基台に固定され、ロツド34
の先端は、閉子19の枢軸21に半径方向に延長
して固定されたアーム35の先端に連結され、閉
子19をほぼ90度回動して、ひとつの停止位置か
ら別の停止位置に切り換える。 このように、閉子19が弁座に当接係止状態で
停止されるものは、閉子19を一定の位置で停止
させるストツパを必要としない。 第4図および第7図は、閉子の切換手段がモー
タ29又はシリンダ33であるが、閉子19はこ
れを手で直接動かして切り換えることも可能で、
この場合、切換手段は、図示しないが、閉子の枢
軸に直接あるいはギヤ等を介して連結されたハン
ドル等が使用できる。 更に、第8図に示す四方切換弁は、閉子19が
切換チヤンバa,b,c,d内の水圧で停止位置
に保持されるもので、閉子19は、中央から一方
に偏つて枢軸21が固定され、閉子19の長辺側
が位置する切換チヤンバaが、水ポンプ10の吐
出側に連結され、水ポンプ10の吐出水圧によつ
て、閉子19の長辺側が、短辺側よりも強く弁座
に押し付けられ、停止位置における閉子19の回
動が阻止される。 第3図ないし第8図の四方切換弁は、4ポート
A,B,C,Dが放射状に開口されるが、第9図
および第10図に示す四方切換弁は、4ポート
A,B,C,Dが閉子19の軸方向に開口されて
いる。 このように構成された魚の移送装置の運転方法
は、 まず、空気切換弁3を第1図の実線位置にし
て、真空ポンプ4を運転し、密閉タンク1を減
圧して魚水を密閉タンク1内へ吸入する。 四方切換弁9を第1図実線位置において、水
室7に連通された水ポンプ10を運転する。 水ポンプ10に水が吸入され始めると、真空
ポンプ4を停止する。その後、水ポンプを単独
運転して更に密閉タンク1内の魚濃度を高め
る。 密閉タンク1の魚濃度が濃くなつたところで
空気切換弁3を切り換え、これと同時に四方切
換弁9を鎖線の位置に切り換えて水ポンプ10
でもつて密閉タンク1を吐出行程とする。この
状態で、密閉タンク1には圧力水が流入される
為、既に魚濃度が高くなつている密閉タンク1
内はその水によつて魚濃度が薄められて流動性
がよくなり、魚体は逆止弁と吐出管を通つて排
出される。 第11図に示す魚の移送装置はふたつの密閉タ
ンク1A,1Bを備えると共に、両密閉タンク1
A,1Bは、四方切換弁9を介して水ポンプ10
に連結され、かつ、全体形状がL字状に形成され
て、上端部に給排気口36が開口されて、ここ
に、空気切換弁3を介して真空ポンプ4と圧縮機
5とが連結されている。 この構造の魚移送装置は、水ポンプが、一方の
密閉タンクから水を吸入して他方の密閉タンクに
移送するので、一方の密閉タンクに対して他方の
密閉タンクは給排水室となる。 この構造の魚の移送装置の運転方法は、 空気切換弁3と四方切換弁9とを第11図の
実線に示す位置で、真空ポンプ4を運転して密
閉タンク1Aに水と魚とを吸入し、給排水口2
が水面レベル下になつたところで水ポンプ10
を運転して水と魚とを密閉タンク1Aに吸入し
て魚濃度を高くする。 レベル検出器39での上限レベルの検出によ
り、真空ポンプ4の運転を停止し、その後水ポ
ンプ10のみを単独で運転して、更に密閉タン
ク1Aの魚濃度を高める。 ただ、真空ポンプ4の排気速度が小さい場合
には、上限水位の検出までに、水ポンプ10の
作用で充分魚濃度が高くなつているので、真空
ポンプ4停止と同時に水ポンプ10の運転を停
止する。 密閉タンク1Aの魚濃度が濃くなつたところ
で、空気切換弁3と四方切換弁9とを第11図
鎖線位置に切り換え、密閉タンク1A吐出、密
閉タンク1B吸入行程とする。 密閉タンク1B内へある程度魚水が吸入され
ると、フイルター6を介して水ポンプ10によ
り水だけが、密閉タンク1Bから密閉タンク1
Aに圧入される。密閉タンク1Bの魚濃度を、
水ポンプ10の運転によつて高くすると共に、
密閉タンク1Aへは圧力水が流入される為、既
に魚濃度が高くなつている密閉タンク1A内は
その水によつて魚水が薄められて流動性が良く
なり、魚体は逆止弁15と吐出管16内を円滑
に排出される。 ところで、魚水が密閉タンク1A,1B内に
吸入されると、魚体は水よりも若干比重が重い
ので、密閉タンク下方に沈降する傾向にある。
よつて、排出時は濃度の高い魚水が先に排出さ
れ、水ポンプ10によるタンク内への注水によ
り行程が終了に近付くにつれて、魚濃度が薄く
なる。このとき、魚は一匹残らず排出されて、
行程の終了による切換をすることが望ましい。
それは、吐出側のスイング式逆止弁15に魚体
を挟さまないようにする為でもある。 以上を繰り返して運転するが、この場合、真空
ポンプ4、圧縮機5、空気切換弁3等の空気系の
容量と水ポンプの容量との比率は、空気系の容量
が小さくなれば、1サイクルの時間が長くなり、
その逆の場合短くなる。魚水の吸揚管内の魚濃度
が、薄い場合は水ポンプの能力を大として1サイ
クルの時間を長くする方が良い。 又、空気系の容量を小さくする方法として次の
ような運転方法が考えられる。 密閉タンク1A,1Bの切換時を起点として、
真空ポンプ4および圧縮機5の運転開始と、四方
切換弁の切換とを同時にし、タイマ制御により圧
縮機5の運転を先に停止させ、その後も、別のタ
イマによつて、一定時間後に四方切換弁を切り変
えるように構成すれば、吐出には全量の排出まで
せずに、密閉タンク内の底部まで排出させ、その
後は、水ポンプによる流水によつて密閉タンク内
部の魚体を清掃するような排出ができる。勿論吸
入側の密閉タンクもこれとは逆の行程で、密閉タ
ンク内の空気量が少ないので、真空ポンプによる
タンク内満水までの時間が縮小され、水ポンプの
吸入による濃縮運転が長くなる。 空気系の容量と水ポンプの容量は、3個の弁6
1,62,63によつて調整可能である。第11
図において、空気系の容量を調整する弁61,6
2は、真空ポンプ4の吸入側と圧縮機5の吸入側
とに接続され、水ポンプ10の容量を調整する弁
63は、水ポンプ10の吐出側に接続されてい
る。真空ポンプ4の吸入側に接続される弁61
は、これを絞れば絞る程真空ポンプ4が単位時間
に排出する空気の量を少なくして、密閉タンク1
A,1Bの液面レベルが上昇するのを遅くし、圧
縮機5の吸入側に接続された弁62は、これを絞
ると、単位時間に圧縮機5が密閉タンク1A,1
Bに送り込む空気量を少なくして、密閉タンク1
A,1B内の液面レベルが下がるのを遅くし、水
ポンプ10に接続された弁63は、これを絞ると
水ポンプ10が一方の密閉タンクから吸い出す水
量と、他方の密閉タンクに送り込む水量が減少さ
れ、単位時間に密閉タンク1A,1Bに吸入され
る魚量が減少される。 空気切換弁3と四方切換弁9とが、レベル検出
器39で同時に切り換えられる場合、魚濃度の薄
いときには、水ポンプ10に接続される弁63を
大きく開き、圧縮器5と真空ポンプ4に接続され
る弁61,62を絞つて使用する。この状態にお
いては、空気系の容量は小さく、水ポンプ10の
容量が大きい為、密閉タンクの液面レベルが上昇
するのが遅く、長時間に渡つて密閉タンクに多量
の水が吸入される。よつて、1吸入行程において
多量の魚が密閉タンクに吸入される。魚濃度が濃
い場合、これとは反対に、弁61,62の開度を
大きく、水ポンプ10に接続された弁63を絞つ
て使用する。この状態においては、空気系の容量
が大きくて液面レベルの上昇が早く、よつて吸
入、吐出の切換時間が早く、水ポンプ10の容量
が小さくて密閉タンクに吸入される水量が少ない
為、1サイクルに吸入される水量、即ち魚が少な
くできる。 第12図に示す魚の移送装置は、4個のバタフ
ライバルブV1,V2,V3,V4である切換弁
を介して密閉タンク1に水ポンプ10が連結され
ている。 バタフライバルブは、第12図ないし第14図
に示されており、このバタフライバルブは、管4
4内に、蝶弁45が回転自在に枢着され、蝶弁4
5が管44の延長方向と平行に向けられて全開、
管44に直交する方向に回動されて閉状態とな
る。 4個のバタフライバルブV1,V2,V3,V
4の接続状態が第12図に、連動機構が第15図
に示されている。バタフライバルブは、密閉タン
ク1Aが吸入、密閉タンク1Bが吐出行程におい
て、バタフライバルブV1とバタフライバルブV
3とが閉、バタフライバルブV2とバタフライバ
ルブV4とが全開となり、密閉タンク1A吐出、
密閉タンク1B吸入行程において、バタフライバ
ルブV1とバタフライバルブV3とが全開、バタ
フライバルブV2とバタフライバルブV4とが閉
となり、吸入行程から吐出行程に切り換えられる
中間切換位置において、全バタフライバルブV
1,V2,V3,V4が半開となるように連結さ
れている。 4個のバタフライバルブは、互いに開閉状態が
反対となるポートが連通されて、水ポンプ10と
密閉タンク1A,1Bとに接続される。 第12図は、バタフライバルブV1とバタフラ
イバルブV2の左ポートが連通されて水ポンプ1
0の吸入側に、バタフライバルブV3とバタフラ
イバルブV4の左ポートとが水ポンプ10の吐出
側に、バタフライバルブV1とバタフライバルブ
V4の左ポートが密閉タンク1Bの水室7に、バ
タフライバルブV2とバタフライバルブV3の右
ポートが密閉タンク1Aの水室7にそれぞれ連結
されている。 密閉タンクが2個の場合、吸入行程にある密閉
タンクは液体の供給源となる。 4個のバタフライバルブは、互いに連動するよ
うに、第15図に示す如く、蝶弁45の枢軸46
にアーム47が固定され、アーム47の右端が、
シリンダ48で上下に往復運動されるコンロツド
49に枢着されている。 第16図に示される切換弁は、シリンダ57
と、このシリンダ57内を一体となつて摺動する
2枚の弁体58とからなり、シリンダ57は、弁
体58の摺動方向に離されて順にA、B、C、
D、E5ポートが開口されており、2枚の弁体5
8は、Bポート開口部分とDポート開口部分を摺
動して、BポートをAポート又はCポートに、D
ポートをCポート又はEポートに連通すべく切り
換え、更に、AポートとEポートとは互いに連通
されており、BポートとDポートとが密閉タンク
1A,1Bに、連通されたA、EポートとCポー
トとが、水ポンプ10の吸入側と吐出側とに連通
されており、更に又、中間切換位置において、水
ポンプ10の吸入側が吐出行程にある密閉タンク
の水室と、水ポンプ10との吐出側とに連通され
るように、Bポート開口部を摺動する弁体58は
Bポート開口幅よりも薄く、Dポート開口部を摺
動する弁体58はDポート開口幅より薄く形成さ
れている。 2枚の弁体58は、シリンダ57を水密に貫通
するコンロツド59に連通され、コンロツド59
は駆動シリンダ60に連通されて、これによつて
左右に往復運動させられて、吸入、吐出行程が切
り換えられる。 第1図、第11図、第12図および第16図に
示す魚の移送装置は、1台の水ポンプ10でもつ
て水室7に液体を供給し、あるいはここから吸出
するものであるが、第17図に示す魚の移送装置
は、水ポンプ10に吸入専用の吸入ポンプ10S
と吐出専用の吐出ポンプ10Dを使用する。 本発明の魚の移送装置は、吸入行程において、
吸入揚程に対して大幅に吐出流量を変化させて従
来の欠点を除去するものであるから、吸入、吐出
専用の水ポンプを使用する場合、吸入専用の水ポ
ンプ10Sには遠心ポンプが使用され、吐出専用
ポンプ10Dには、遠心ポンプ又は他の形式のポ
ンプが使用可能である。 水ポンプは、吸入行程においてできるだけ早く
水室内の液体を吸入するのがよく、また、吐出行
程においては、水室に供給される液体によつて、
魚室内の魚が残らず迅速に排出されるのがよい。 この特性を実現する実施例が第18図と第19
図に示されている。第18図の魚の移送装置は、
給排出口2に、分岐管が上下に延長されたチーズ
50が接続され、チーズ50の分岐管50U,5
0Dに逆止弁51,52が接続されている。即
ち、上の分岐管50Uは、給水用の逆止弁51を
介して密閉タンクの上部に延長されており、下の
分岐管50Dは、排水用の逆止弁52を介してタ
ンク底部に延長されており、吸入行程において
は、下の分岐管50Dからの液体を吸出し、吐出
行程においては、上の分岐管50Uから液体を供
給する。 吸入行程において、下の分岐管50Dが水面レ
ベル以下になつたことはレベル検出器39で検出
され、この状態で水ポンプ10が水室7から液体
の排出を開始する。 第19図は給排水口2に垂直に管53が延長さ
れ、排水状態で閉弁する逆止弁54が管53上端
の給水口55に設けられ、管の下部で密閉タンク
1の底部に排水口56が開口されている。この給
排水口2は、吸入行程においては、排水口56か
ら水室7内の液体が吸出され、吐出行程では、ほ
とんどの液体が給水口55から給水される。 ところで、魚槽中の魚を漁港岸壁等に陸揚げす
る場合に比べて、漁場で漁網中の魚を船内に水揚
げ積み込みする場合は、魚濃度が、極端に薄くな
ることがあり、時には水ばかりしか揚がつてこな
い場合がある。このような場合は、頻繁な両密閉
タンクの切換運転をすると、切換時には、吸入も
吐出もしない切換時間が必要で、この時間がロス
となり、吸入側の密閉タンクには充分な魚が吸い
込まれていないときに、吐出になるので能率が低
下する。 又、魚槽中の魚の陸揚げの場合では、魚槽内の
魚水が少なくなれば、吸揚管に空気を混入して吸
い揚げるようになるが、漁網からの水揚げの場合
は、空気が混入することはないので、次のような
運転方法が考えられる。 予め、圧縮機5を停止しておき、真空ポンプ
4だけ運転して、先ず、密閉タンク1Aを減圧
して魚水を吸入し、四方切換弁9を第11図の
実線位置において水ポンプ10を運転して魚水
を濃縮し、レベル検出器39の上限検出によつ
て真空ポンプ4の運転を停止する。四方切換弁
の切換時間をタイマにより、適当な魚濃度にな
るように設定しておく。 タイマ制御によつて、空気切換弁3と、四方
切換弁9とを切り換えて、密閉タンク1B吸入
及び密閉タンク1A吐出行程に移る。レベル検
出器39によつて真空ポンプ4が運転され、魚
水が密閉タンク1Bに吸入し始める。四方切換
弁9は第11図鎖線位置で、密閉タンク1A内
へ密閉タンク1B内の水が圧入され、密閉タン
ク1Aの魚水は排出される。この場合、密閉タ
ンク1Aは、圧縮機5が運転されていないの
で、水だけによつてタンク下方に沈降した魚か
ら順次排出される。 タイマ制御によつて、元の密閉タンク1A吸
入、密閉タンク1B吐出に吸排が再び切り換え
られるが、次回からは、吸揚管13内に空気が
吸い込まれない限り、密閉タンク1A,1B内
の上限レベルを保つ為、真空ポンプ4は運転さ
れず、四方切換弁9の切り換えだけで、魚水の
吸入排出運転がなされる。又、若干の空気を吸
つた場合のみ短時間で真空ポンプ4が運転され
る。 このように、圧縮機5を停止して主として、水
ポンプ10だけの流水作用による揚魚運転の終了
時は、吸揚管13に設けた給気弁40を開き、吸
揚管13内の魚水を落下させると共に、真空ポン
プ4を停止し、圧縮機5を運転して、空圧による
圧送運転を両タンク1A,1Bに切り換えて行
い、完全に魚水を排出して停止させる。この場
合、水ポンプ10は必ずしも運転しなくても良い
が、運転した方が、排出が多少早くなる。 以上は主として、魚体の長さが吸入管径より大
きな魚を対象とした移送方法であり、吸入管に吸
入される為には魚体が、吸入管の長さ方向に整列
されなければならない。それは吸入管の吸入口部
分で、多少の抵抗があり、流入する漁量よりも水
の方が多くなる。即ち、魚槽から吸い揚げる場
合、魚槽内の魚濃度よりも吸入管内の魚濃度が低
下するものである。 第11図において、レベル検出器39は、上限
で真空ポンプ4の停止を、下限で圧縮機5の停止
信号を発するが、下限の電極棒の長さは、給尚口
と排出口とを兼用する給排水口2のレベルよりや
や高い位置にセツトされており、圧送が終了して
次に吸水する場合に、水ポンプ10に空気を吸わ
せないようにする。 漁場で網中の魚を揚魚する場合は、両密閉タン
クを常に満水に近い状態で運転し、吐出行程にお
いても圧縮機5は停止させ、(従つて真空ポンプ
4で密閉タンク内の空気を排出する必要もない)
最後に密閉タンク内の魚水を全部排出する場合に
のみ圧縮機5を運転するのが良い。というのは、
例えば船体の両舷に振り分けて密閉タンクを設置
するので、圧縮旗5を運転して密閉タンク内の魚
水を排出すると、船体の幅方向の重心の移動が発
生する為、船体が傾いたりローリングを起こすか
らである。 よつて本発明の魚の移送装置にとつて、真空ポ
ンプと圧縮機とは必ずしも必要なものでなく例え
ば水ポンプに自吸式のポンプを使用するなら、こ
れを省略することも可能である。 この場合、給気口と排気口とは給排水口に併用
される。 ただ、第11図に示すように、真空ポンプ4と
圧縮機5とを備える魚の移送装置では、水ポンプ
10は連続して運転され、四方切換弁9及び空気
切換弁3をタイマ制御により切換運転し、密閉タ
ンク1A吸入、密閉タンク1B吐出、及び密閉タ
ンク1B吸入、密閉タンク1A吐出を繰り返し、
魚水をセパレータ38へ圧送するのも良い。 第11図は魚槽41からの陸揚げの実施例を示
し、セパレータ38で水切りされて魚体が排出さ
れ、水はオーバーフローして魚槽41へ還され
る。 タンク内の整流板42は、排水中の密閉タンク
に圧力水を注入する場合、密閉タンクが管型であ
る為、管壁部特に管底部の魚体は管中心部より移
動しにくく、管壁、管底部に特に多量の水を注水
するように設けたもので、又、吐出される圧力水
は相当な運動のエネルギーを持つており、管内の
魚体を撹拌するので、管型密閉タンク断面が、略
均一な、更に前述の管壁、管底部が若干速い流速
にする為の板状抵抗部材である。 水ポンプ10の吸入側に取り付けられた真空ス
イツチ43は、吸入行程中の魚濃度を検出する。
即ち、密閉タンク内の魚濃度が高くなると水が吸
出され難くなつて真空度が高くなるもので、真空
度が上昇して、適当な魚濃度となれば、そのこと
を検出できる。よつて、この真空スイツチで四方
切換弁9を切り換え、これによつて、吸入行程が
吐出行程に切り換えられる。 第11図において、水ポンプ10の吐出側に連
結された排水弁37は、魚槽中の魚量が減少する
に従つて水を外部に放出する為の弁で、魚を移送
するに従つて次第に魚槽41内の魚濃度が下がる
ので、適当に開放して余分な水を魚槽41から放
出する為のものである。 第20図に示される魚の移送装置は、水ポンプ
10の吐出側が、魚除去弁64を介して、吸入弁
である逆止弁12の吸入側、即ち、吸揚管13が
接続された吸入チーズ65に連結されている。 魚除去弁64は、ひとつの出口が閉塞された四
方弁で、水ポンプ10から吐き出される液体を、
四方切換弁9又は吸入チーズ65に送る。 この魚除去弁64に、例えば第3図ないし第9
図に示す構造の四方切換弁を使用したものは、切
り換え時には水ポンプ10の吐出側を閉塞せず、
切り換え時の衝撃はない。この魚除去弁64は、
逆止弁12が閉弁する時に魚を挟むのを防止する
もので、その動作は、吸入行程の密閉タンクに魚
が充分に吸入されて、(この場合、吐出行程の密
閉タンクは既に魚体が完全に排出されている)レ
ベル検出器が四方切換弁9を切り換える信号を発
すると、四方切換弁9が切り換えられる前に、魚
除去弁64を切り換えて、水ポンプ10の吐出側
を吸入チーズ65にのみ連通させ、吸入行程にあ
る密閉タンクの水室より吸出した水を、再び逆止
弁12を介して吸入中の密閉タンクに還流させ
る。この場合、吸入行程にある密閉タンクに給水
される為、(排出行程にある密閉タンクの吸入側
逆止弁12は閉状態)吸入行程の密閉タンクは減
圧されず、吸揚管13の液体の移動は停止する。
又この場合、吐出中の密閉タンクへは給水されな
い。吸入中の逆止弁12内にあつた魚はこの吸入
行程にある密閉タンク内のみを循環する水流によ
つて完全に密閉タンク内へ移動して逆止弁12か
ら除去される。その後1〜2秒後に魚除去弁64
は水ポンプ10の吐出側を四方切換弁9に連通す
る位置に切り換えられ、これと同時に四方切換弁
9が切り換えられる。 魚除去弁64が、水ポンプ10の吐出側を吸入
チーズ65に連通させる切換位置においては、吸
入行程の密閉タンク内の液体は、密閉タンク1、
水ポンプ10、吸入チーズ65、逆止弁12を還
流する。この状態で、真空ポンプ4の運転を停止
すると、吸揚管13からは全く魚が吸い揚げられ
ず、逆止弁12内の魚は皆無となる。ただ、この
状態で、例え真空ポンプ4が運転されたとして
も、吸揚管13からは、真空ポンプ4が密閉タン
クから排気する空気量に相応した液体が吸い揚げ
られるにすぎず、逆止弁12は、吸揚管13から
吸い揚げられた液体と、水ポンプ10が還流する
多量の液体とが流れ、しかも水ポンプ10の流量
は、真空ポンプ4が吸揚管13から吸い揚げる水
量の数倍もある為、逆止弁12の魚濃度は著しく
薄められ、これが閉弁するときに魚を挟着する確
率は極減する。吐出側の逆止弁15は魚を挟むこ
とがほとんどない。というのは、例えば吸揚管1
3の内径より魚が細長い場合、魚槽内より吸揚す
る能力に比べて、密閉タンクより排出する能力が
良いので、即ち、魚を吸揚管13に吸入する場
合、通常魚槽等から上方に吸揚されることになる
ので、吸揚管13の吸込口近傍で、魚が吸い込ま
れるときに相当な抵抗があり、魚槽内の魚濃度よ
り吸揚管13内の濃度が非常に薄くなる。例えば
口径200mmφのホースに長さが40cmの魚体を吸入
する場合、魚濃度は、濃くても水80、魚20の割合
以下である。密閉タンクより排出する場合は、密
閉タンクには魚が溜り易い位置、底部に排出口が
開口されて、魚体は下方へ沈降する傾向にあり、
排出され易いので、同口径200mmφの管に排出さ
れる場合約90〜80%位の濃度で排出され、その
為、一方の密閉タンクより吸出された水が、他方
の密閉タンクに排出されて、タイミング的には魚
体吸入より排出が先になされ、吸入中の密閉タン
クに魚体が充満されるまでに、排出中の密閉タン
クは既に完全に排出が終了している。よつて、四
方切換弁9が切換時に魚体が逆止弁15に挟まれ
るおそれはないのである。 第21図及び第22図は、魚の移送装置が漁船
に搭載された実施例を示し、2つの密閉タンク1
A,1Bは、船体の左舷及び右舷に振り分けられ
て、船体の長さ方向に延長して据え付けられてい
る。この状態で密閉タンク1A,1Bが装着され
ると、船体の左右の安定が良く、又両舷の甲板上
の敷板下に設置することにより他の作業に支障を
来たすおそれもない。更に密閉タンク下方の吸排
口が船首方向に、給排気口が船首方向に据え付け
られているのは、一般に、漁船の船体は空船満船
を問わず、若干船首方向に昇り勾配に甲板が傾斜
しているからであり、真空ポンプによる排気時密
閉タンク全体が満水された最後にレベル検出器に
よる上限検出や、フロートバルブの上昇による給
排気口の閉止をさせる為である。 水ポンプ及び四方切換弁、空気切換弁、真空ポ
ンプ、逆止弁12,15等をデツキ上のハツチと
ハツチの間の敷板69の下方に設置すればこれ等
が他の作業に支障を来たさない。 給気口と排気口とは両者を一体化する給排気口
にでき、また、吸入口と排出口とは吸排口に、給
水口と排水口とは給排水口に一体化できる。 本発明は、密閉タンクに給気口を開口し、タン
ク内には、水は通すが魚は通さないフイルターを
張設し、このフイルターによつて密閉タンクを水
室と魚室に分割すると共に、水室には排水口を開
口し、密閉タンクの水室より液体を吸入するよう
に構成した流水ラインを備え、密閉タンクの魚室
には、魚と水の混合液が流入流出する吸入口と排
出口とが設けられた移送装置である。排水口と給
水口とを水室に開口する場合、排水口はここから
水を吸い出すので、なるべくはタンク下方に設け
るのが良いが、給水口は必ずしも下部でなくても
タンク内の上部に開口しても良い。 ところで、空気切換弁には、中間切換位置に於
て全てのポートが閉止される従来の四方切換弁も
使用可能であるが、この空気切換弁に、第5図な
いし第9図、並びに第12図ないし第16図に示
される四方切換弁9と同じ構造のものも使用可能
である。 空気切換弁3に、第12図ないし第16図に示
す構造の、即ち枢軸21に閉子19を固定した四
方切換弁9と同構造のものを使用する場合、第2
3図に示すように、空気切換弁3の枢軸66と、
四方切換弁9の枢軸21とをカツプリング67で
連結し、両弁を互いに連動することができる。 空気切換弁3と四方切換弁9とは、通常同時に
切り換えられる為、この構造によつてふたつの弁
の切換機構を著しく簡素化できる。 空気切換弁が、第15図に示される四方切換弁
の如く、4個のバタフライバルブを連動する構造
である場合、図示しないが、8個のバタフライバ
ルブを直線状に配設して全てのバタフライバルブ
を1本のシリンダで駆動できる。この場合、4個
のバタフライバルブを空気切換弁として使用し、
残り4個のバタフライバルブを四方切換弁として
使用する。 更に、第16図に示される四方切換弁と同様の
構造の空気切換弁を使用する場合、図示しない
が、四方切換弁のコンロツドと空気切換弁のコン
ロツドとを直線状に連結し、両コンロツドを1本
のシリンダで駆動することも可能である。 第1図、第11図、第12図、第17図、及び
第18図に示す魚の移送装置は、必要ならば水ポ
ンプによる流水移送機能を停止して、真空ポンプ
と圧縮機とによる空圧移送機能だけの単独運転も
可能であり、又、圧縮機を停止して水ポンプによ
る水の流水移送機能だけによる、魚の希薄な混合
液を濃縮して能率の良い移送も可能で、更に又、
魚の状態、密閉タンクの形状や据え付け条件等に
より、空圧移送機能と流水移送機能の各々の比
率、即ち、空圧装置の容量、水ポンプの容量又は
その運転時間の設定により、最も適当な移送方法
を任意に選択することが可能である。
【作用効果】
空圧移送機能は、真空ポンプ、圧縮器によつて
空気に圧力的エネルギーを付与し、その空気の圧
力エネルギーによつて密閉タンク内の魚混合液を
移送するものであるから、エネルギー伝達が、体
積変化の大きい空気によつて間接的に行われるの
で、供給エネルギーに対する魚混合液の移送量が
少なく、エネルギー効率が悪い欠点がある。とこ
ろが、水流移送機能は、密閉タンク内で分離され
た水を直接水ポンプで吸引、圧入するので、非常
にエネルギー効率が良く、同一条件の空圧移送機
能に比較して約5〜7倍であり、モートル入力も
1/5〜1/7で充足する。 本発明者は、水平方向に延長された管型タンク
の実施例を試作して、魚水混合液を吸入圧送運転
に実施したところ、真空ポンプ、圧縮機のみを運
転して、流水移送機能を停止して空圧移送機能単
独運転では、タンク内の魚体は圧送時、吸排口へ
魚水レベルの低下と共に流されるが、水の流速よ
りも若干魚体の流速が遅れる為ほとんどの魚体は
水と共に排出されるが、少しの魚体がタンク内に
残留することが確認された。タンク内の流速は魚
レベルが低下するに従つて、その断面積が狭くな
るので、早くなり、最も早くなつた時点でその流
れに遅れた一部の魚体はタンク底に摺動移動しな
がら水面レベル上に露出し、瞬間に、魚体は浮力
を失いタンク底との摩擦抵抗により停止する。こ
の様子はタンク壁に設けた観察窓により、重複実
験の結果確認された。 次に、最初の一行程だけ真空ポンプを運転して
魚水をタンク内に充満させ、流水移送機能のみの
運転で実験したところ、吐出行程で、魚体が完全
に一匹残らず排出されるまでには予想外の時間が
掛かることが確認された。それは、圧入する流水
が管型タンクの断面で完全に均一になり難く、タ
ンク内の不均一な流速により魚体は沈降したり舞
い上がつたりして、必ずしも順序正しく吸排口に
移動しないことと、常にタンク内には水が満水状
態で排出されるので、タンク断面積に等しい流水
断面の状態で流される為、即ち、空圧移送機能単
独のように流水断面積が次第に狭くならいので、
タンク内流速が意外に遅く、魚体が移動し難いこ
とが確認され、完全に一匹残らず排出する為に
は、非常に長い時間を要した。 次に、空圧移送機能と流水移送機能を並列運転
したところ、非常に理想的な運転結果を得たので
ある。吸入時は真空ポンプの排気能力と水ポンプ
の排水能力が相乗されてタンク内は高真空となり
吸入管内の流速も速く、吸入管に空気が混入して
も全く異常なく高能率に吸い揚げされて、吐出行
程では、魚レベルの低下と共にタンク内での魚水
の排出口への流水が速くなると共に、水ポンプの
給水による流水によつて、完全に魚体の密集塊
が、排出口へ順序よく移送され、魚体の送出完了
が区切り良くしかも非常に短時間で一匹残らず送
出された。タンクの魚水レベルの上限検出は、電
極式のレベル検出器を使用して、下限検出はタイ
マによつて圧縮機を停止し、又タイマによつて若
干の時間をずらせて流水移送機能と空圧移送機能
を同時に切り換える運転をしたので、タンク内の
送出状態を観察しながら自由にタイマの設定がで
き、諸条件に応じた運転が可能であることを確認
したのである。 特に、魚移送に使用する場合は、タンク内に一
部の魚体が残ることにより(仮に次の行程で移送
されるとしても、その保証はない)鮮度の低下や
活魚を移送する場合は斃死の問題、更に、万一数
日前に移送した魚体がタンク内に残つていて、腐
敗した魚体が鮮魚の中に混入するなどの事故が発
生した場合は食品衛生上当業界では致命的な問題
が発生すものであることは論をまたない。 本発明の魚の移送装置は、高密度に魚が吸入さ
れる密閉タンク内の水室にポンプ手段を連結し、
ポンプ手段でもつて、高密度に魚を吸入した密閉
タンクに給水することによつて、排出行程に於て
密閉タンク内の魚濃度を薄め、しかも密閉タンク
の水室に送り込まれた水でフイルターを洗浄して
いる。排出行程で密閉タンク内に送り込まれる水
は、魚が排出されて残り少なくなるに従つて、即
ち、排出工程が終わりに近づくに従つて密閉タン
ク内の魚濃度を低下させてフイルターを充分に洗
浄し、吸入行程に切り換えられる前にフイルター
に付着した鱗等を洗い流して魚と一緒に排出す
る。この洗浄作用は、吸入、排出行程が繰り返さ
れる毎に行なわれ、フイルターの表面に鱗等が付
着、成長するのを極めて効果的に阻止する。特
に、洗浄水は、表面に異物が付着するフイルター
の裏から魚室に透過して流動するので、魚室の表
面に付着した異物を極めて効果的に除去する。従
つて、密閉タンクの魚に高濃度に魚を吸入して
も、排出行程でフイルターが充分に洗浄され、フ
イルターの空隙が異物で閉塞されることなく、長
時間に渡つて高能率な移送が実現される。 更に本発明の特筆すべき特長は、魚が移送時に
受ける損傷を極減できるにも拘らず、ロータリー
式移送装置に匹敵するほど能率良く移送できるこ
とにある。この特長は、密閉タンクが2組あつ
て、水ポンプが、一方の密閉タンクから吸入した
水を他方の密閉タンクに圧入することによつて実
現される。即ち、水ポンプが、一方の密閉タンク
から水を吸出することによつて、この密閉タンク
に魚を吸入し、他方の密閉タンクに吸入した水を
圧入することによつて、この密閉タンクが魚を排
出するので、1台の水ポンプが2倍有効に仕事を
する。即ち、水ポンプは吸入側と排出側の両方で
魚を移送している。 更に、水専用の遠心ポンプは、魚を移送するロ
ータリー式の魚ポンプに比べると馬力当りの移送
流量が大きい。ロータリー式の魚ポンプは、イン
ペラ内を魚が移送される独得の形状が要求され、
水専用ポンプに比べると移送能率が低い。この発
明の装置は、水専用ポンプが、密閉タンクから水
のみを移送するにも拘らず、魚水が移送できる。
この為、移送能率の高い水専用の水ポンプでもつ
て能率良く魚水が移送できる。 更にまた、2組の密閉タンクを切り換えること
によつて連続に近い状態で魚が移送できる。従つ
て、この発明の装置は、少ない消費馬力で、ロー
タリー式の魚移送装置に匹敵する移送能力を実現
する。また、魚がポンプ中を通過しないので、移
送途中の傷付を極減できる特長も失わない。 従つて、本発明の装置を運搬船からの鮮魚の排
出に使用することに依つて、排出時間を一挙に従
来の数分の一に短縮して運行船を出航させて運行
効率を上げることが出来る。又、揚魚における鮮
度低下や、傷付きをも極減した揚魚装置としても
利用もできる。 更に、本願の発明は、吐出行程に於て、給水ポ
ンプが密閉タンクに給水すると、非圧縮性の水に
よつて密閉タンクは、殆ど瞬間的に加圧され、直
ちに魚の吐出行程が開始し、更に、短時間で圧力
が上昇して迅速にしかも能率良く、高所、あるい
は遠方に移送でき、また、吐出行程の終了時は、
大量の加圧流体エネルギーを捨てる必要がなく、
吸入行程には、水ポンプが密閉タンクから水を吸
水することにより直ちに魚が吸入できて、吸入−
排出行程の切換時間も著しく短く、かつ、この時
に多量のエネルギーをロスにすることがなく、高
能率無損傷移送を実現している。 更にまた、本発明の魚の移送装置は、水室から
液体を吸出して魚を高能率移送する装置が原理的
に有する欠点を解決している。即ち、フイルター
で区画された水室から液体を吸出するポンプ手段
の水ポンプに、揚程によつて吐出量が極減する遠
心ポンプが使用されるので、吸入行程が切換時点
に近付くに従つて、魚室の魚濃度が高くなり、こ
れによつて、水ポンプ吸入側の吸入揚程が高くな
つて、水ポンプの吸出水量が減少し、吸入弁を通
過する流体の流速が遅くなつて吸入される魚濃度
が薄くなり、吸入弁を通過する魚が少なくなつた
ところで吸入行程から吐出行程に切り換えられ
る。よつて、吸入弁が閉弁するときに、ここを魚
が通過する確率が低下し、これが魚を挟着して、
損傷することが防止され、更に、水ポンプが定揚
程に近い吐出特性を持つことによつて、魚室の魚
濃度が薄くて、密閉タンクから液体が抵抗少なく
吸出されるとき、即ち、水ポンプの吸入揚程が低
いときには大流量が吸出されてより迅速に魚室に
多量の魚が吸入され、また、魚室が魚で満たされ
て水ポンプの吸入揚程が上昇するに従つて、液体
の吸出量が減少もするので、魚室に多量の魚が吸
入されたときに魚がフイルターに強く挟着される
ことがなく、これによる損傷を少なくでき、更に
また、魚室の魚濃度が高くなるにしたがつて、魚
の吸入量が極減され、魚室に必要以上に魚が吸入
されることがないので、魚室で魚がプレス状態に
吸入されることがなく、吐出行程に切換られたと
きにスムーズに排出できる特長があり、更に好都
合なことに、魚室の魚濃度によつて、吸入される
液体量が自動的に調整される為に、例えば、吸
入、吐出行程がタイマで切り換えられる装置でも
つて、魚濃度が濃い液体を吸入しても魚の傷付き
がなく、しかも吐出行程においては迅速かつスム
ーズに吐出され、魚濃度が薄い液体を吸入すると
きにはより大流量で液体を吸入して魚移送効率を
著しく増大できる卓効を持つ。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例を示す魚の移送装置
の概略断面図、第2図はタービンポンプとカスケ
ードポンプの吐出特性を示すグラフ、第3図およ
び第4図は第1図に示される魚の移送装置に使用
される四方切換弁の断面図、第5図および第6図
は別構造の四方切換弁を示す断面図、第7図は更
に別の構造の四方切換弁を示す断面図、第8図は
別形式の四方切換弁を備える魚の移送装置の概略
断面図、第9図および第10図はポートが軸方向
に開口された四方切換弁の断面図、第11図はふ
たつの密閉タンクを備える魚の移送装置の概略断
面図、第12図は4個のバタフライ弁を備える魚
の移送装置の概略断面図、第13図および第14
図は蝶弁とバタフライバルブの斜視図、第15図
はバタフライバルブの運転状態を示す断面図、第
16図ないし第18図は2個の密閉タンクを備え
る魚の移送装置の概略断面図、第19図は給排水
口に逆止弁が設けられた密閉タンクの要部拡大断
面図、第20図は吸入用の逆止弁が閉弁時に魚を
挟まない魚の移送装置の概略断面図、第21図お
よび第22図は密閉タンクが船に搭載された実施
例を示す断面図、第23図は連動する空気切換弁
と四方切換弁を示す断面図である。 1……密閉タンク、2……給排水口、3……空
気切換弁、4……真空ポンプ、5……圧縮機、6
……フイルター、7……水室、8……魚室、9…
…四方切換弁、10……水ポンプ、11……吸入
口、12……逆止弁、13……吸揚管、14……
排出口、15……逆止弁、16……吐出管、17
……水槽、18……ケーシング、19……閉子、
20……切換手段、21……枢軸、22……先端
縁、23,24,25,26……弁座、27……
水封面、28……ウオームギヤ、29……モー
タ、30……カム、31……リミツトスイツチ、
32……ゴム状弾性体、33……シリンダ、34
……ロツド、35……アーム、36……給排気
口、37……排水弁、38……セパレータ、39
……レベル検出器、40……給気弁、41……魚
槽、42……整流板、43……真空スイツチ、4
4……管、45……蝶弁、46……枢軸、47…
…アーム、48……シリンダ、49……コンロツ
ド、50……チーズ、51,52……逆止弁、5
3……管、54……逆止弁、55……給水口、5
6……排水口、57……シリンダ、58……弁
体、59……コンロツド、60……シリンダ、6
1,62,63……弁、64……魚除去弁、65
……吸入チーズ、66……枢軸、67……カツプ
リング、68……閉子、69……敷板。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 魚が液体と共に吸入されると共に、排気手段
    と給気手段とが連結された密閉タンクと、この密
    閉タンクに開口された魚と液体との排出口に連通
    されて、排出時にのみ開状態となる吐出弁と、該
    密閉タンクに開口された液体と魚との吸入口に連
    通されて、吸入時のみ開となる吸入弁と、該密閉
    タンク内に設けられて、密閉タンクを水室と魚室
    とに区画し、液体は通すが、吸入される魚は通さ
    ないフイルターを備え、前記排出口と吸入口とは
    魚室に開口されて、魚は魚室に吸入されるように
    構成された魚の移送装置に於て、ふたつの密閉タ
    ンクがポンプ手段を介して連結されており、両タ
    ンクの排出口は吐出弁を介して互いに連結され、
    また両タンクの吸入口も吸入弁を介して互いに連
    結されており、ポンプ手段は遠心ポンプである水
    ポンプと切換弁とを有し、密閉タンクの水室には
    給排水口が設けられており、水ポンプの吸入側と
    吐出側とが切換弁を介して両密閉タンクの給排水
    口に連結されており、ポンプ手段は、一方の密閉
    タンクの水室から水を吸入して他方の密閉タンク
    の水室に供給し、水が吸出される密閉タンクの魚
    室に液体と共に魚を吸入し、水室に水が供給され
    る密閉タンクから魚と液体とを排出するように構
    成されたことを特徴とする魚移送装置。 2 ポンプ手段が渦巻ポンプである水ポンプを備
    えている特許請求の範囲第1項記載の魚の移送装
    置。 3 ポンプ手段がタービンポンプである水ポンプ
    を備えている特許請求の範囲第項記載の魚の移送
    装置。 4 ポンプ手段が、水ポンプと切換弁とを備え、
    水ポンプが切換弁を介して密閉タンクの水室に連
    結され、切換弁でもつて吸入、吐出行程が切り換
    えられ、かつ、この切換弁は、吸入、吐出行程の
    中間切換位置において、水ポンプの吸入側と、水
    ポンプの吐出側と、水室と、液体の供給源とが連
    通状態となる特許請求の範囲第1項記載の魚の移
    送装置。 5 切換弁が連動する4個のバタフライバルブ
    で、4個のバタフライバルブは、吸入行程におい
    て2個が閉、残り2個が開となり、吐出行程にお
    いて開閉状態が反転され、中間切換位置において
    全てが半開状態となるべく連動されると共に、開
    閉状態が反対となる2ポートが互いに接続され
    て、各ポートが水ポンプの吸入側、吐出側、密閉
    タンクの水室、液体の供給源に連通されている特
    許請求の範囲第4項記載の魚の移送装置。 6 切換弁がシリンダと、このシリンダ内を一体
    となつて摺動する2枚の弁体とからなり、シリン
    ダは、弁体の摺動方向に離されて順にA、B、
    C、D、E5ポートが開口されており、2枚の弁
    体は、Bポートの開口部分とDポート開口部分を
    摺動して、BポートをAポート又はCポートに、
    DポートをCポート又はEポートに連通すべく切
    り換え、かつ、AポートとEポートとは互いに連
    通されており、Bポート並びにDポートと、連通
    されたA、Eポート並びにCポートとが、密閉タ
    ンクと液体供給源、水ポンプの吸入側と吐出側と
    に連通されており、更に、Bポート開口部を摺動
    する弁体はBポート開口幅よりも薄く、Dポート
    開口部を摺動する弁体はDポート開口幅より薄く
    形成された特許請求の範囲第4項記載の魚の移送
    装置。 7 切換弁が四方切換弁で、四方切換弁はA、
    B、C、D4組のポートが開口したケーシングと、
    ケーシング内に回動ないし回転自在に枢着された
    閉子と、ケーシング外に延長された閉子の枢軸に
    連結された閉子の切換手段とを備え、閉子は、A
    ポートとBポート連通時はCポートとDポートと
    を連通し、AポートとCポート連通時はBポート
    とDポートとを連通すべく形成されており、Aポ
    ートは水ポンプの吐出側に、Bポートは密閉タン
    クに、Cポートは液体の供給源に、Dポートは水
    ポンプの吸入側にそれぞれ連通されており、切換
    手段が閉子で動かされる中間切換位置において、
    A、B、C、D4ポートが連通されて水ポンプの
    吸入側が液体の供給源と水室とに連結されると共
    に、A、D両ポートが閉子のいかなる回動位置に
    おいても閉塞されない特許請求の範囲第4項記載
    の魚の移送装置。 8 吸入口と排出口とを兼用する吸排口が、密閉
    タンクの魚室底部に開口された特許請求の範囲第
    1項記載の魚の移送装置。 9 密閉タンクの水室底部に給排水口が開口され
    ている特許請求の範囲第1項記載の魚の移送装
    置。 10 密閉タンクが細長い筒状に形成されて、一
    端に吸排口が、他端に給排水口が開口された特許
    請求の範囲第8項及び第9項記載の魚の移送装
    置。 11 密閉タンクに給排気口が開口されており、
    この給排気口に、空気切換弁を介して圧縮機と真
    空ポンプとが連結された特許請求の範囲第1項記
    載の魚の移送装置。
JP1167480A 1980-02-01 1980-02-01 Transfer device for solid material Granted JPS56108622A (en)

Priority Applications (14)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1167480A JPS56108622A (en) 1980-02-01 1980-02-01 Transfer device for solid material
SE8100124A SE444927B (sv) 1980-02-01 1981-01-12 Transportarrangemang for transport av omtaliga fasta kroppar
NZ196087A NZ196087A (en) 1980-02-01 1981-01-22 Transferring solids using liquid as a transfer medium
DK35681A DK35681A (da) 1980-02-01 1981-01-27 Apparat til transportering af faste genstande
NL8100399A NL8100399A (nl) 1980-02-01 1981-01-28 Inrichting voor het overbrengen van vaste bestanddelen.
CA000369674A CA1165792A (en) 1980-02-01 1981-01-29 Solid transfer apparatus
BR8100549A BR8100549A (pt) 1980-02-01 1981-01-30 Aparelho para transferencia de solidos
ES499015A ES8204386A1 (es) 1980-02-01 1981-01-30 Aparato de transferencia de solidos tales como principalmente pescado, jamones y salchichas.
GB8102848A GB2070141B (en) 1980-02-01 1981-01-30 Solids transfer apparatus
EG8140A EG15254A (en) 1980-02-01 1981-01-31 A solid transfer apparatus
MX10164581U MX6456E (es) 1980-02-01 1981-02-02 Mejoras en aparato centrifugo para transferir solidos por ejemplo alimentos solidos a una camara cerrada
AU66815/81A AU534401B2 (en) 1980-02-01 1981-02-02 Solids transfer apparatus
US06/562,051 US4826362A (en) 1980-02-01 1983-12-16 Solid transfer apparatus
CA000445212A CA1185642A (en) 1980-02-01 1984-01-12 Solid transfer apparatus

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1167480A JPS56108622A (en) 1980-02-01 1980-02-01 Transfer device for solid material

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS56108622A JPS56108622A (en) 1981-08-28
JPS6348774B2 true JPS6348774B2 (ja) 1988-09-30

Family

ID=11784529

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1167480A Granted JPS56108622A (en) 1980-02-01 1980-02-01 Transfer device for solid material

Country Status (12)

Country Link
US (1) US4826362A (ja)
JP (1) JPS56108622A (ja)
AU (1) AU534401B2 (ja)
BR (1) BR8100549A (ja)
CA (1) CA1165792A (ja)
DK (1) DK35681A (ja)
EG (1) EG15254A (ja)
ES (1) ES8204386A1 (ja)
GB (1) GB2070141B (ja)
NL (1) NL8100399A (ja)
NZ (1) NZ196087A (ja)
SE (1) SE444927B (ja)

Families Citing this family (27)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS594524A (ja) * 1982-06-25 1984-01-11 Takeshi Hayashi 固形物の移送装置
GB2141180A (en) * 1983-05-06 1984-12-12 Derek Frank Hodgson Pumping apparatus
EP0352941A3 (en) * 1988-07-29 1991-09-18 Innovac Technology Inc. Apparatus and method for flow control
US5078579A (en) * 1990-06-26 1992-01-07 Ryan Robert M Side entry fish pump
US6073382A (en) * 1995-12-07 2000-06-13 Willener; John A. Containment boom apparatus and methods for use in harvesting brine shrimp eggs
US6115954A (en) * 1995-12-07 2000-09-12 Willener; John A. Collection assemblies and methods for use in harvesting brine shrimp eggs
US5890311A (en) * 1995-12-07 1999-04-06 Willener; John A. Apparatus and methods for harvesting and cleaning brine shrimp eggs
GB0225802D0 (en) * 2002-11-05 2002-12-11 Dynamic Proc Solutions Plc Apparatus for transferring suspended solids from an open vessel into a closed vessel
US20060219807A1 (en) * 2004-06-03 2006-10-05 Fulkerson Terrence M Color changer for powder coating system with remote activation
DE202005022026U1 (de) 2004-06-03 2012-06-21 Nordson Corp. Farbwechsel für ein System zum Auftragen von Pulverbeschichtungsmaterial
NO20073089A (no) * 2007-06-18 2008-08-18 Mmc Tendos As System for lasting og lossing av fisk til og fra et fiskefartøy, samt tilhørende fremgangsmåte.
US7600950B2 (en) * 2007-11-30 2009-10-13 Uop Llc Device to transfer catalyst from a low pressure vessel to a high pressure vessel and purge the transferred catalyst
CN101879933A (zh) * 2010-06-29 2010-11-10 广州中臣碧阳船舶科技有限公司 一种船用真空抽鱼***
NO334577B1 (no) * 2011-07-28 2014-04-14 Klaus Hoseth Utmatingsarrangement for skruetank for utmating av næringsmidler, og fremgangsmåte for transport av næringsmidler ut av en skruetank
NO334417B1 (no) * 2011-07-29 2014-03-03 Klaus Hoseth Arrangement og fremgangsmåte for lossing av næringsmidler i væske fra beholder
CA2965711A1 (en) * 2014-10-28 2016-05-06 Joel HALSE Fish pumping system and method
US10555510B2 (en) 2014-10-28 2020-02-11 Cooke Aquaculture Inc. Fish pumping system and method
US9717258B2 (en) 2014-10-28 2017-08-01 Cooke Aquaculture Inc. Constant diameter pumping system and method
CN107207101A (zh) * 2015-02-12 2017-09-26 艾普尼公司 自动真空致动控制器
NO339968B1 (no) * 2015-10-29 2017-02-20 Seaside As Fremgangsmåte og system for bevegelse av avlivet fisk i et rør eller en rørgate
CN106195338B (zh) * 2016-07-12 2018-07-10 浙江海洋大学 一种吸鱼泵的转换阀结构
CN106818602A (zh) * 2017-03-06 2017-06-13 广东新船重工有限公司 活鱼自动装卸***
NO346373B1 (no) * 2020-06-12 2022-06-27 Stranda Prolog As System for lagring av faste næringsmidler i væske
CN112871106B (zh) * 2021-02-23 2024-01-26 北京市科学技术研究院资源环境研究所 一种有取料装置的水热反应装置及运行方法
NO346652B1 (en) * 2021-05-04 2022-11-14 Mmc First Process As An arrangement and a method for propagating bleed-out of fish
NO20220979A1 (en) * 2022-09-15 2024-03-18 Seaquest Engineering Ltd Improved fish pumping apparatus and method of use
NO347922B1 (en) 2022-11-01 2024-05-13 Mmc First Process As Tank arrangement and method for handling biomass

Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS494880U (ja) * 1972-04-13 1974-01-15
JPS495038A (ja) * 1972-04-27 1974-01-17
JPS4916955U (ja) * 1972-05-17 1974-02-13
JPS5234294A (en) * 1975-09-08 1977-03-16 Ohashi Mitsuyuki Fish lifting device of forced circulating water current

Family Cites Families (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DK110140C (da) * 1965-02-23 1969-06-16 Moerch & Soenner As J Pneumatisk korntransportanlæg.
US3287068A (en) * 1965-05-26 1966-11-22 Harbor Boat Building Co Article handling pump
US3490482A (en) * 1968-04-25 1970-01-20 Elihu L Sachs Liquid transfer system
BE789140A (nl) * 1971-09-23 1973-03-22 Ihc Holland Nv Werkwijze en inrichting voor het opzuigen van onder water gelegen bodemmateriaal
US3871332A (en) * 1972-10-28 1975-03-18 Kyoei Zoki Kk Apparatus for sucking up and transferring fishes
DE2625513C3 (de) * 1976-06-05 1979-09-06 Klein, Schanzlin & Becker Ag, 6710 Frankenthal Rohrkammeraufgeber
JPS5493575A (en) * 1977-12-28 1979-07-24 Kyoei Zoki Kk Shifter
JPS5580628A (en) * 1978-12-08 1980-06-18 Kyoei Zoki Kk Solid matter transfer device
DE2906315A1 (de) * 1979-02-19 1980-08-21 Siemag Transplan Gmbh Vorrichtung zum hydraulischen heben von auf oder im meeresboden in grossen tiefen lagernden mineralien
JPS5699130A (en) * 1980-01-11 1981-08-10 Kyoei Zoki Kk Solid object conveyor device
JPS61140413A (ja) * 1984-12-13 1986-06-27 Kaiken:Kk 魚類の移送装置

Patent Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS494880U (ja) * 1972-04-13 1974-01-15
JPS495038A (ja) * 1972-04-27 1974-01-17
JPS4916955U (ja) * 1972-05-17 1974-02-13
JPS5234294A (en) * 1975-09-08 1977-03-16 Ohashi Mitsuyuki Fish lifting device of forced circulating water current

Also Published As

Publication number Publication date
NZ196087A (en) 1984-05-31
AU534401B2 (en) 1984-01-26
ES499015A0 (es) 1982-05-01
SE8100124L (sv) 1981-08-02
ES8204386A1 (es) 1982-05-01
CA1165792A (en) 1984-04-17
BR8100549A (pt) 1981-08-18
US4826362A (en) 1989-05-02
GB2070141B (en) 1985-01-03
SE444927B (sv) 1986-05-20
DK35681A (da) 1981-08-02
JPS56108622A (en) 1981-08-28
EG15254A (en) 1986-06-30
AU6681581A (en) 1981-08-06
NL8100399A (nl) 1981-09-01
GB2070141A (en) 1981-09-03

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPS6348774B2 (ja)
US6161504A (en) Apparatus for collecting live marine animals
CN110284579B (zh) 一种用于水利工程的防堵蓄水池
CN109229291A (zh) 一种净化式水面清洁船舶
KR101968939B1 (ko) 어체 손상을 방지할 수 있는 진공식 피쉬 펌프
CN112266028A (zh) 一种道路侧边污水沟自动化处理设备及处理方法
CN207897745U (zh) 一种吸鱼输送装置
JP2004131189A (ja) 粉体の空気輸送方法および装置
KR101864666B1 (ko) 공기압을 이용한 이동식 슬러리 이송 장치
CN107736314B (zh) 一种真空隔膜捕捞装置
CN206821902U (zh) 一种食品解冻机
CN109469154A (zh) 一种湖泊用自动调节吸收位置的智能吸水泵
JPS61140413A (ja) 魚類の移送装置
JPS6181321A (ja) 固形物の移送装置
JPS5839736B2 (ja) 魚を吸入して送出する装置
JPH08170351A (ja) はしけを用いた真空式ヘドロ回収方法及びその装置
JPS64284B2 (ja)
CN215805431U (zh) 一种防止异物缠绕堵塞的排污泵
JPH0237781Y2 (ja)
JPS644741Y2 (ja)
CN113250966A (zh) 一种离心泵的节能吸液机构
CN220918432U (zh) 一种水环境治理用蓝藻清理装置
CN207363832U (zh) 一种杂物输送泵
CA1185642A (en) Solid transfer apparatus
CN212563675U (zh) 高效减阻抗磨自吸排污泵