JPS6342827A - 型締装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本発明は、射出成形機等に用いる型締装置として、装置
全体のよりコンパクト化とシンプル化とを可能としたも
のに関する。

（従来の技術） 横型射出成形機等に用いる型締装置として、従来は固定
金型を支持する固定プラテンと、型締シリンダを支持す
るシリンダプラテンとを複数本のタイロッドによって連
結し、型締シリンダにおけるラムにエジェクタシリンダ
を内蔵させるとともに、同ラムに移動金型を支持する移
動盤を連結し、移動盤をタイロッドに摺動可能に保持さ
せ、型の開閉、型締を行なっていたのであるが、かかる
直圧型における機械重量の大型化、据付面積の大を避け
、近来は移動金型を支持する移動盤を型開閉用シリンダ
で行ない、移動盤を強圧して型締を行なう型締シリンダ
を別箇に設ける方式が用いられており、かかる分割方式
の１つとして例えば特公昭５１−２９８６５号、同昭５
１−２９９７８号がある。即ら特公昭５　ｊ−２９８６
５号に開示されたものは、その詳細は同号公報記載に掘
るが、第４図乃至第６図に亘って示されるように、「固
定金型１を支持するとともに型締シリンダ２４を有する
固定ダイプレート２と、移動金型７を支持するとともに
摺動可能なロックナツト９を設けた移動ダイプレート８
と、一端を前記型締シリンダ２４内で作動するピストン
５に形成しそのほぼ中央部に１２２を設けるとともに前
記移動グイプレート８を案内するタイバ４と、同タイバ
４の４２２に取付けたストップリング２３と、前記移動
グイプレート８を前記固定グイプレートに接近あるいは
後退可能に取付けられたブーストシリンダｌＯとから成
り、型締に当り先ずブーストシリング１０を作動して前
記移動グイプレート８を前記固定グイプレート２に接近
させ、その移動中前記ダイプレート８は前記ストップリ
ング２３に衝合することによりタイバ４とともに移動し
、この移動中に前記口７クナソト９を前記タイバ４に噛
合させて移動グイプレート８とタイバ４とを係合させる
」ようにしたちのであり、型開閉用のブーストシリング
のストローク途中において移動グイプレートをタイバに
係合させるためのロックナツトを前進させ、ブーストシ
リングのストローク終了時には移動グイプレートをタイ
バと完全に係合させ、直ちに型締シリンダを作動させ、
連続型締動作を中断なく行なわせ、その生産性を高める
ようにしたものであり、また特公昭５１−２９９７８号
に開示されたものは、第７図に示されるように、第３図
乃至第５図において示されたタイバ４側に設けた溝２２
およびストップリング２３を、移動グイプレート８に列
設したタイバ移動用軸２３に、溝２４、ストップリング
２５で示すように設けたものである。

（発明が解決しようとする問題点） 上記した型開閉用ブーストシリンダと型締シリンダとに
よる分割シリンダ型式のものは、直圧型式のものに比し
、コンパクト化およびシンプル化において改善されたも
のではあるが、機構的には次の点において尚問題点が残
る。即ちタイロッド（タイバ）を型締シリンダ２４のピ
ストンロンドとして兼用させているために、タイロッド
のための支持プレート３が別箇に必要とされ、結局タイ
ロフト上には従来の直圧型と同様に固定グイプレート２
、移動グイプレート８および支持プレート３の３枚のプ
ラテン乃至プレート構造物が存在することとなって、重
量軽減、小型化の上で尚問題が残るとともに、型締シリ
ンダ２４も従来の分割方式のものより大ストロークが必
要とされるのみならず、タイロッドの移動は荷重下に行
なわれることになって、荷重の不均一を生じ易く、タイ
ロッドの長大化とともに折損や歪曲事故を生じ易いおそ
れもある。またタイロッドのロックを移動ダイプレート
８側で行なうために、移動ダイプレート側の必要構造が
複雑化するのみならず、可動部分が長大化し、メンテナ
ンス上の不利を招来し、固定グイプレート２および移動
グイプレート８に取付ける金型においても、タイロッド
内寸法のみに制約されるし、タイロッドの抜取りは不可
能である等の不利があり、型締装置全体のよりコンパク
ト化とシンプル化、操作、取扱いの点において尚改善の
余地が存するのである。

（問題点を解決するための手段） 本発明は上記の諸問題を解決し、かかる分割シリンダ型
式における型締装置の、よりコンパクト化とシンプル化
とを実現するために、ｆｆ１ｆｉｌ構造物としては固定
金型を支持する固定盤と、移動金型を支持する移動盤の
みとし、タイロッドを移動盤に一体化するとともに、必
要な進退可動並びにロック構造を固定盤側９こ集約配置
するようにしたものであり、具体的には、固定金型を支
持する固定盤と、前記固定金型と開閉可能な移動金型を
支持するとともに型開閉シリンダを介し前記固定金型に
対して移動可能に設けられる移動盤とから成り、該移動
盤に固定したタイロッドを前記固定盤に摺動可能に貫挿
するとともに同タイロフトを同心に囲む型締シリンダを
固定盤内に設置し、前記型締シリンダにおける進退ラム
と一体のロックプレートに前記タイロッドが摺動可能に
貫挿されるとともに同タイロッドと係脱可能なロック部
材が同プレートに設けられ、前記移動盤に固定した同調
バ−を前記ロックプレートに摺動可能に貫挿するととも
に同パーに前記ロックプレートとその係合位置可調整に
係止される係止カラーを具備することにある。

（作　用） 本発明の前記した技術的手段によれば、第１図に示すよ
うに、ベースフレーム４に固定金型１２を支持する固定
盤２を設けるとともに、同フレーム４に前記固定金型１
２と開閉される移動金型１３を支持する移動盤１を、型
開閉シリンダ９のピストンロッド９ａに連結することに
よって、固定盤２に対して移動可能に設け、同移動盤１
の等方位置に列設した複数本のタイロッド３を前記固定
盤２に摺動可能に貫挿するとともに、前記各タイ口・７
ド３を同心に囲んで型締シリンダ７を固定盤２内に設置
し、同型締シリンダ７の進退ラム６を固定盤２外に挿出
させるとともに、同ラム６にロックプレート８を一体に
かつ固定盤２と平行状に設け、ロックプレート８には前
記タイロフト３の外周面に形成したネジその他による保
合部１４に係脱可能に係合されるハーフナツト等のロッ
ク部材５．を設けるとともに、前記移動盤１にタイロッ
ド３と平行に突設した同調バーｌＯを前記ロックプレー
ト８に摺動可能に貫挿させ、同パー１０に前記ロックプ
レート８に衝当して係止されるカラー１１を、バー１０
の周面に形成した複数個の係止溝１５の何れかに係止さ
せることによって、以下のようにしてその型締が行なわ
れることになる。即ち第１図は両金型１２、１３が開放
状態であり、固定の金型１２に対し移動金型１３は型開
閉シリンダ９によって最後退位置に止められている。型
閉合に当っては、第１図状態から型開閉シリンダ９を作
動して移動盤１を固定盤２側に寄せるのであり、このさ
いタイロッド３および同調バー１０はそれぞれ固定盤２
、ロックプレート８およびロックプレート８を自由に貫
挿移動し、第２図に示すように同調バーＩＯのカラー１
１がロックプレート８に係合し、固定盤２の固定金型１
２の端面に移動盤ｌの移動金型１３の端面が密着するま
で、ロックプレート８を同行押動することになり、第３
図に示すように両金型が密着閉合した状態で、ロック部
材５を移動させてタイロフト３の保合部１４に係止させ
てから、固定盤２における型締シリンダ７のラム６のヘ
ッド側に圧油等の加圧流体を供給することにより、型締
力を発生するのである。両金型１２．１３の開放に当っ
ては、第３図状態からロック部材５のタイロッド３に対
するロックを解除して後、型締シリンダ７のラム６のテ
ール側へ圧油を供給することにより、移動金型１３は固
定金型１２から若干開放されるので、以後は型開閉シリ
ンダ９によって移動盤１、移動金型１３を第１図状態に
復動させて完全な開放状態とするのである。以上のよう
にして型開閉シリンダ９、型締シリンダ７による型開閉
および型締が従来と同様に得られるが、本発明において
はタイロッド３を移動盤１に一体に設けるとともに、こ
れを単に固定盤２側に摺動可能に貫挿させ、固定盤２側
に型締シリンダ７、その進退ラム６と一体でかつロック
部材５を具備したロックプレート８を設け、主要な型締
機構を固定盤側に集約させたので、装置全体は従来の直
圧型や第４図乃至第７図に亘って示したものよりも、更
に顕著にコンパクト化され、シンプルな構造が得られる
のである。

（実施例） 本発明による型締装置の適切な実施例を第１図乃至第３
図に亘って説示する。ベースフレーム４の一端に固設さ
れる固定盤２の一面には固定金型１２が取付けられ、こ
れに対し移動金型１３の取付けられる移動盤１は、前記
フレーム４の他端側に図示省略しであるが、適宜のスラ
イドガイド構造を介し、固定盤２に向かって直進進退可
能に架装され、移動盤ｌにはフレーム４または固定盤２
に設置された型開閉シリンダ９のピストンロッド９ａが
連結される。同移動盤１における金型取付面側には、例
えば金型１３を囲んで４隅等の等分位置に４本のタイロ
ッド３が、そのロッド一端を固定することによって各平
行に突設され、各タイロフト３の中途にはネジまたは溝
等によるロック用係合部１４が外周面に沿って形成され
るとともに、同ロンドの自由な他端は前記した固定盤２
に挿通孔１６を介して摺動可能に貫挿されるのである。

このタイロッド３を囲んで同心のかつ環筒状の型締シリ
ンダ７が固定盤２内に設置されるとともに、同シリンダ
７の進退ラム６が同じく環筒状に形成され、この進退ラ
ム６のテール側は同シリンダ７から固定盤２の反金型面
側に進退可能に貫挿され、各ラム６の突出端は共通のロ
ックプレート８に一体化されるのである。同プレート８
は固定盤２と平行であるとともに、ラム６の反数付面側
には同プレート８を摺動可能に貫挿するタイロフト３を
囲んで、同ロッド３のロック用係合部１４に係脱可能に
係合してロックするための、例えば既知のハーフナンド
等のロック部材５が、同ロッド３に向って可動的に設け
られるのである。更にこのロックプレート８には、前記
移動盤１側に一端を固定した同調バー１０が摺動可能に
貫挿され、同調バー１０には複数個の係止溝１５が適宜
間隔下に列設され、金型厚さに対応してその何れかの係
止溝１５に選択係止できるように、係脱可能なカラー１
１が取付けられるのであり、これらロック部材５がタイ
ロフト３の保合部１４と噛み合う位置を決定する同調装
置であり、このさいタイロッド３における係合部１４と
ロック部材５の構造およびカラー１１の可調整取付構造
は、園側以外の構造も採用可能であり、上記した実施例
構造によって、先に作用の項で説示した一連の型開閉お
よび型締動作が円滑に行なわれる。

（発明の効果） 本発明の型締装置は、図示実施例においても明らかなよ
うに、ベースフレーム４上において重量構造物としての
固定盤２および移動盤１の２枚のみを用い、移動盤１に
固定したタイロフト３を固定盤２側に摺動自在に貫挿す
るフリーなｎラド構造とし、固定盤２側にタイロッド３
を囲んで同心のかつ進退ラム６を具備する型締シリンダ
７、型開閉シリンダ９、更には前記進退ラム６と一体の
ロックプレート８を集中的に設置し、移動盤ｌの同調バ
ーｌＯをロックプレート８に係脱同行可能としたので、
先に述べた従来の固定プラテン、シリンダプラテンおよ
び移動盤による直圧式のものに比べては、２枚プレート
構造として型締部長さを半減させ、型締シリンダを著し
く小型化し、作動油量や電力消費等を大幅に低減し、装
置の軽量、小型化において著しく有利化されるのみなら
ず、先に第４図乃至第７図に亘って説示した分割２シリ
ンダ方式のものに比べても、そのコンパクト化とシンプ
ル化の点で有利である。即ち、従来の分割２シリンダ方
式のものでは、タイロフトを型締シリンダのピストンロ
フトとして兼用させ、その移動盤側においてタイロフト
の口・７り操作を行なうようにしているのであり、この
ためタイロッド荷重の不均一、荷重下におけるタイロッ
ドの移動、またタイロフト折損事故等の諸点において不
利を生じ、移動盤側の構造の複雑化、移動盤重量の大と
大型化の点においても不利を生じ易いのである。

これに反し本発明ではタイロッド３をピストンロッドと
して用いないことによってタイロフト荷重の均一化、無
荷重下のロッド移動を可能とし、またロック構造のみの
ロッド構造によってタイロッドの折損事故を生じるおそ
れがなく、更に本発明では移動盤１の必要構造を著しく
シンプルとじて軽量化、小型化を可能とするのであり、
固定盤２側に型締機構、ロック機構、更には同調機構を
集約的に設けることによって、各機構の信顛性を向上さ
せるとともにその操作、メンテナンスを著しく容易化で
きる点において有利であり、型締シリンダのより小型化
、型締ストロークの短縮により、省エネルギー効果も得
られ、かつ取付金型も固定盤２、移動盤ｌにおける盤面
、一杯までの形状、大きさのものが可能で、タイロッド
内部寸法のみに限定されず、分割２シリンダ方式の型締
装置全体機構のよりコンパクト化およびシンプル化を可
能とした点において優れている。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明実施例の開放状態下の一部縦断正面図、
第２図は同型閉合状態下の同様正面図、第３図は同型締
状態下の同様正面図、第４図乃至第７図は従来の分割２
シリンダ方式の型締装置例の各一部縦断正面図である。 ｉ−ｍ−移動盤、２−・−固定盤、３・・−タイロフト
、４・・・ベースフレーム、５・・−ロック部材、６・
・−進退うム、７−・型締シリンダ、８−・ロックプレ
ート、９・−型開閉シリンダ、１０−・−同調バー、１
１・−カラー、１２−・・固定金型、１３・・・移動金
型、１４−保合部。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. （１）固定金型を支持する固定盤と、前記固定金型と開
   閉可能な移動金型を支持するとともに型開閉シリンダを
   介し前記固定盤に対して移動可能に設けられる移動盤と
   から成り、該移動盤に固定したタイロッドを前記固定盤
   に摺動可能に貫挿するとともに同タイロッドを同心に囲
   む型締シリンダを固定盤内に設置し、前記型締シリンダ
   における進退ラムと一体のロックプレートに前記タイロ
   ッドが摺動可能に貫挿されるとともに同タイロッドと係
   脱可能なロック部材が同プレートに設けられ、前記移動
   盤に固定した同調バーを前記ロックプレートに摺動可能
   に貫挿するとともに同バーに前記ロックプレートとその
   係合位置可調整に係止される係止カラーを具備すること
   を特徴とする型締装置。