JPS6342763A - エアゾ−ル製品 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 一産業上の利用分野一 本発明は、水素を噴射剤として使用するエアゾールに応
用されるものである。

一従来の技術− エアゾールは、−ｉに使用目的に適合した原液と、それ
を圧出するための噴射剤とが同一容器内に密封入されて
おり、ボタンを押すとバルブが作動して噴射剤の圧力で
原液を押し出す原理であり、而うして噴射剤としてはＬ
ＰＧ、フロン、ＤＭＥ。

Ｎ２０等の液化ガスを用いるものと、ＣＯ２，Ｎ２等の
圧縮ガスを用いるものがある。

一発明が解決しようとする問題点一 本発明は、水素を噴射剤とするエアゾールに関するもの
であり、前記のＣｏ、、Ｎ２等の圧縮ガスと同じように
機構的には可能と考えられるが、未だその実現はみない
。その理由は、一般に圧縮ガスを用いる場合、缶内に充
填し得る量は高圧ガス取締法令により１０気圧以下とす
べきため、限定された量となり、原液を噴射するに諸々
問題を生ずるからである。即ち圧縮ガスでは液化ガスに
比してその質量は上記圧力内では約５００分の１と小さ
いため、原液を充分な噴射を望むときは缶内空間を多く
とるので原液量が少なくなること、ならびに使用前半と
後半とは缶内圧力の変動が大きく噴射状態が変わること
である。炭酸ガスは原液に幾分溶解する性質があるので
圧縮ガスのうちでは最も望ましいが、液が酸性を示す欠
点があり、この点を避けようとするときは窒素ガスが代
用される。水素については格別な上述に関するメリット
もないので無視された現状である。しかし之が何等かの
方法により、規制圧力以下で多（のガスを充填する方法
−−−−−−−−−例えば昭和５９年特許願第１５６５
７８号、活性炭、ゼオライト等に噴射ガスを吸蔵させる
ことにより充填量を多く出来る。−−−−−ｍ−が見出
され＼ば応用面が拡大するのである。

一問題を解決するための手段− 水素は原液への溶解度が少いために、缶内に圧入する量
的関係はボイル・シャールの法則により殆んど決定され
る。即ち缶容積は指定サイズにより一定であるから、之
から原液を注入した量を差し引いた空間について、圧力
に相当するガス量のみであり、之以上は理論的にも入ら
ないことになる。

この量を増量させる手段として、本発明者は水素吸蔵合
金を内蔵させる方法を想案する。水素吸蔵合金は、水素
雰囲気におくと、水素吸蔵合金と水素が反応して金属水
素化物が生成するもので、この反応は可逆反応であり温
度を下げるか圧力を上げると水素が吸蔵され、逆の場合
には水素を放出する。本発明の目的に使用し得る水素吸
蔵合金は可逆反応が１〜１０気圧内で起るものが望まし
く例示すると次の様である。

化学式　　　　　比重　水素吸蔵量　平衡解離圧１／ｋ
ｇ　　　　ａｔ川（℃） ＴｉＦｅｏ、　ｇＭｎ（１，＋　　　６．５　　　１７
５　　　３．０（３０）ＭｎＮｉ、、　５Ａｌｏ、　ｓ
　　　８．０　　　１２８　　　１．９（３０）ＬａＮ
ｉｓ　　　　　　　８．３　　　１５３　　　２．５（
３０）ＣａＮｉ５　　　　　　６．５　　　２０２　　
　０．５（３０）ＴｉＭｎ＋、ｓ　　　　　　６．１　
　　１９３　　　９．０（３０）ＬａＮｉ、、　Ｊｉｏ
、　ｓ　　　８．０　　　１５３　　　０．５（３０）
ＭｎＮｉａ、＋５Ｆｆ３ｏ、ｓｓ　　８．２　　　１３
７　　　９．５（３０）ＬａＮｉｎ、　５Ｆｅｏ、　ｓ
　　　８．０　　　　！５７　　　５．０（３０）これ
らの合金を缶中に置き、水素を加圧入すると、当然缶空
間には水素が充填されるが、吸収圧以上に圧入するとそ
の水素は吸蔵合金に吸蔵して飽和する迄圧力ははパ一定
となり、飽和以後は再び急激に圧が上昇する。（吸着履
歴曲線） 即ち、吸藏分の水素はボイル・シャール法則以上に充填
し得る水素である。充填した容器から、ボタンを押しエ
アゾールとして使用すると原液は放出されて、その分の
空間は吸蔵水素を放出するから缶内の圧力は戻りはパ一
定となる９従ってスプレー状態は初めから終り迄一様と
することが出来る。

本発明の実施に当り原液に水を含むとき、多くの水素吸
蔵合金はその表面が水と反応し被膜を作り水素を吸蔵し
なくなるので、直接缶中に入れる場合は、原液が水素吸
蔵合金と反応しない有機溶剤の原液に限られる。また左
様な有機溶剤であっても微量の水分を含むことが多いの
で、水と反応する物質□例えば金属ナトリウム、金属カ
ーバイト、アルカリまたアルカリ土類酸化物−を少量添
加することによって解決することもある。

水素の圧充時にその充填速度を早めるためには、吸蔵合
金の表面積を多くすることが望ましいが、例えば粉末を
使用するときバルブまたボタンのオリフィスをつまらせ
るので金網また透気性の袋に包装して使用する方法がと
られる。

また、吸蔵合金を別の小容器に入れ、この小容器をエア
ゾール容器内に収納する方法によれば、水性の原液にあ
っても応用可能である。この手段を応用して、水素吸蔵
合金を入れた小容器に、予め水素を加圧吸蔵せしめ、之
をエアゾール缶に入れて噴射剤とすることも可能である
。

−作　用一 本発明において、液化ガスを用いない場合は、噴霧後の
蒸発熱がないので、冷却現象の嫌われるケースにおいて
応用面がある。例えば農薬殺虫剤の場合、急冷によって
新芽が霜害を受ける、塗料の速乾性を期待するとき着水
して白化現象がある、極寒地における除氷の場合かえて
着霜する、発熱性エアゾールにおいてその発熱効果が半
減する等において解決策を与える。

今仮にＡＥ４８０缶を使用し、その内容積の８０％に原
液を充したとする。一般圧縮ガスで原液への溶解がない
としたとき、圧縮ガスを５　ｋｇ／ｃ＋ｉ”　Ｇに圧充
したエアゾールは、その原液の３７４使用した状態では
缶内圧は１ｋｇ／ｃｍ”　Ｇにまで低下すると計算出来
る。之に対し吸蔵量１５０１／ｋｇの水素吸蔵合金１０
ｇを入れ同上通り充填した場合を考えると、圧力の低下
に従って放出する水素量は１５００１　ＮＴＰであるか
ら、３／４使用時の缶内圧は４．７２ｋｇ／Ｃｍ２Ｇと
なる。即ち主計算で本発明方法でない場合はＳ〜ｌ　ｋ
ｇ／ｃｍ”Ｇの圧力差の変動でありスプレーパターンは
著しく悪化し製品としての機能が果たさないが、本発明
方法により殆んど一定圧にすることに実施例１ 本例は農業用殺菌殺虫剤の例である。

原液の処方 １−ナフチル−Ｎ−メチルカルバメート　１．５　Ｎ／
１１χ臭化エチレン　　　　　　　　　　　２．０ピレ
トリン　　　　　　　　　　　　１．５ケロシン　　　
　　　　　　　　　８５．Ｏｎ−ヘキサン　　　　　　
　　　　　１０．０使用する充填容器は添付図面第１図
および第２図に示すものを用いる。

缶１は通常のエアゾール用ＡＥ　４２０缶であり、原液
８３６０＋＊　１を入れる。ついでマウテンキャップ２
をクリンプする。之には通常のデイツプチューブ３がハ
ウジング４の横に付いており、下部には水素吸蔵合金Ａ
を入れたポビン５がついている。水素合金はランタン−
ニッケル系合金７．５ｇが充填しである。ステム６を押
して水素ガスを４　ｋｇ／ａｍ２迄圧入する。圧入水素
量は１０５０＋ａｌであった。この八うジングの構造は
第２図に詳示する如く、水素充填時はステムよりのガス
圧によって下部口８にセットされたボール９を押して水
素が導入され水素吸蔵合金に水素を吸蔵しつ＼ボビン横
のメツシュ孔１０を通して缶の空間部Ｂに圧充される。

充填後は空間部の圧力によって原液面を圧している状態
にあり、エアゾールとして使用するときはボタン７を押
すと原液が噴射されるが、ポールはスプリング１１によ
って上方に押上げられこ＼でシールされているから水素
は逆流することがない。

こ＼においてボビンは各種のものが考えられ、ガス透液
不透膜製袋を吊す簡単な方法もある。

斯様にして実施例１と水素吸蔵合金を使用しない比較例
１について実験結果を示す。

実施例１　比較例１ ａ水素充填量　　　（ｍｌ）　　　　１０５０　　３８
０ｂ充填後の圧力　　（ｋｇ／ｃｍ”　Ｇ　）　　　５
　　　５Ｃ原液３２０ｍ１放出したときの 缶内圧力（ｋｇ／ｃｗ＋”Ｇ）　　　２．３　　０．２
ｄ初期の原液噴出量（ｍｌ／１０秒）３１３０ｅＣ期の
原液噴出量（ｍｌ／１０秒）２８０．８実施例２ 本例は速乾性水性塗料の例である。水性塗料は臭気的に
温和な有機媒体を使用し得る利点があるが、反面乾燥時
間内が長い欠点がある。乾燥時間を早くする媒体を用い
ると、急冷により水中の湿分を引き白化現象を起すので
使用し得ない問題があった。本例ではミストを微分する
ために必要な最小限の液化ガスを併用し、噴出に必要な
圧力は水素ガスで補充した。

第３図に示す缶１は頂部ならびに底部にドーム目金を有
する８６０ｍ１内容缶である。この内部に６０ｍ１の内
筒缶１２を底部からセットし、ミソシュメタル−Ｆｅ−
Ｎｉ系水素合金Ａ　４０ｇを入れ嵌合した９次に頂部よ
り塗料原液０６４０＋ｍｌならびにジメチルエーテルＥ
８０＋＊ｌを充填し、デイツプチューブ３．ハウジング
４に附した上部マウテンキャップ２を嵌合した。次に底
部ステム１３から水素ガスを４　ｋｇ／ｃ＋ｗ”　Ｇに
なるまで圧入した。水素ガスはステムの細孔１４から内
筒缶に入るが、ゴム製輪弁１５により外部に洩れない様
になっている。更に水素ガスは第２細孔１６から缶空間
部Ｃに入るがこ＼にも第２細孔１６があって水素ならび
に原液は逆流しない。即ちボタン７を押して原液を使用
すると空間部Ｃが拡がるからこのガス圧低下分は水素吸
蔵合金から水素が放出され補充する理屈である。

一効　果− エアゾールにおいては使用目的の原液の他、多量の噴射
剤が空間に放出され、とくにフロンの場合地球環境汚染
の問題に迄拡大している。本発明はクリーンな水素ガス
に代替しようとするものである。その他実際的には作用
の項で述べた利点が挙げられる。

【図面の簡単な説明】

本発明の具体的な実施において、使用する容器に関し第
１図ならびに第２図は実施例１．第３図は実施例２に記
述したもので、夫々縦中心線に沿った断面図である。 Ａ　水素吸蔵合金 Ｂ　原液（薬剤） Ｃ空間 Ｄ　原液（塗料） Ｅ　液化ガス １缶 ２　マウテンキャソプ ３　デイツプチューブ ４　ハウジング ５　ポビン ６　ステム ７　ボタン ８　ポビンの下部口 ９　ポール １０　　メソシュ孔 １１　　スプリング １２　　内筒缶 １３　　底部ステム １４　　細孔 １５　　軸弁 １６　　第２細孔 １７　　第２輪弁 以−ト 牟１埴人 株式会社　相化学工業　’ｒ−゛４１ 、〆　−２：＋ ・、−〕′ 第１図 第２図 図面の浄書（内容に変更なし） 第３図 手続補正書（龍） 昭和６１年１１月５日 １、事件の表示 特許願　　昭和６１年１８４６６０号 ２、発明の名称 エアゾール製品 ３、補正をする者 事件との関係　　　特許出願人 住所　■１０３　東京都中央区日本橋小網町８番４号（
発送日　　昭和６１年１０月２８日）以上 手続補正書（自発） 昭和６２年３月７６日 特許願　昭和６１年第１８４６６０号 ２、発明の名称 エアゾール製品 ３、補正をする者 事件との関係　特許出願人 〒１０３ 住　所　東京都中央区日本橋小絹町８番４号カシワカガ
クコウギョウ 氏　名　株式会社　相化学工業 アイ　　　　ザワ　　　　テラ　　　　■つ・明細書第
１頁第９行〜第１０行く一産業上の利用分野）を削除し
、次記の文句を挿入する。 記 本発明は、水素を噴射側として使用するエアゾールに応
用されるものである。エアゾールなる語意は空気中に薬
剤を噴出したときミスト状になることを表現しているが
、一般には薬剤類を圧力ガスまた液化ガスと共に容器内
に収納し、噴出バルブを作動したとき薬剤類がガス圧に
よって押出される携帯的な商品群を指している。而うし
て薬剤類は液体処方のもの、固体処方のもの、また直接
ガスに溶解ないし懸濁したものがあることは当然であり
、更にはガス体のみをその目的により充填だものもある
。 また、別の内蔵容器に薬剤のみを入れガス類は外側の容
器に充填してなる、いわゆる二重構造缶がある。噴出状
態についてもミスト状、放水状。 泡状その他各種変化したものがある。２等全部を含めて
広義のエアゾールとして本発明は適用の対象となじ得る
。 以上

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 水素吸蔵合金を容器内に内蔵することを特徴とするエア
   ゾール製品