JPS6339600A - α−アミラ−ゼアイソザイムの分別測定法 - Google Patents

α−アミラ−ゼアイソザイムの分別測定法

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JPS6339600A
JPS6339600A JP61181564A JP18156486A JPS6339600A JP S6339600 A JPS6339600 A JP S6339600A JP 61181564 A JP61181564 A JP 61181564A JP 18156486 A JP18156486 A JP 18156486A JP S6339600 A JPS6339600 A JP S6339600A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、α−アミラーゼアイソザイムの新規な分別測
定法に関する。
〔発明の背景〕
生体試料など被検試料、特にヒトの唾液、膵液、血液、
尿中のα−アミラーゼ活性の測定は医学上の診断におい
て重要である。例えば、膵炎、膵臓癌、耳下腺炎におい
ては、血液や尿中のα−アミラーゼ活性は通常の値に比
べて著しい上昇を示す。
更に、例えば血中α−アミラーゼ活性をアイソザイムに
分離して測定することは高アミラーゼ血症の解析や病態
の解明に重要であり、日常臨床検査にも応用されている
α−アミラーゼアイソザイムの分離法は現在まで多岐に
わ、たっており、(1)荷電の差による分離、(2)デ
ル濾過法、(3)アフィニティクロマトグラフィーによ
る方法、(4)免疫学的方法、(5)α−アミラーゼイ
ンヒビターによる方法、などがある。
これらの内、現在のところ臨床検査に応用し得るものと
しては、公知文献(臨床病理、臨時増刊第43号、Is
oenzymeの分析とその意義 17頁(1981)
)にも記載があるように、(1)の荷電の差による分離
を電気泳動法によって行うものと、最近多〈実施される
ようになってきている(5)のアミラーゼインヒビター
による方法がある。
電気泳動法に於て、臨床検査として適しているのはセル
ロースアセテート膜、薄層ポリアクリルアミドケ゛ルを
用いる電気泳動法などがあるが、いずれも測定操作が煩
雑で、しかも測定に長時間を要する欠点がある。
一方、α−アミラーゼインヒビターを用いる方法は、小
麦由来のアミラーゼインヒビターが膵由来α−アミラー
ゼよりも唾液腺由来α−アミラーゼをより強く阻害する
ことを利用して両者の割合を算出する、ものであるが、
現在のところ、膵或は唾液腺由来のα−アミラーゼのい
ずれかを特異的に完全に阻害するインヒビターが見出さ
れていない為、検体中の膵及び唾液腺由来のα−アミラ
ーゼの活性比率を既知の酵素標準液を用いて作成した検
量線から読みとる方法がとられているが、比較的操作も
簡便な為、最近多く使用されるようになってきている。
しかしながら、この方法で膵由来α−アミラーゼと唾液
腺由来α−アミラーゼの活性比率を求めるには、阻害剤
を入れた場合と入れない場合の2回の測定が必要であシ
、操作が煩雑である。
これに対し、本発明者らは、α−アミラーゼによるオリ
ゴ糖誘導体の反応性が、同アインヂイムによって異なシ
、従って生成物の比率が偲アイソザイムによって異なる
ということを先に見出し、これを利用したα−アミラー
ゼアイソザイムの分別測定法に関し、特許出願している
(特開昭60−30698号、特開昭60−10059
2号)。この方法は、ある種の修飾基即ち螢光性を有す
る修飾基或はUV吸収を有する修飾基をオリが糖に導入
したものを基質として用い、α−アミラーゼの加水分解
作用を受けて生じる分解生成物を、高速液体クロマトグ
ラフィーにより測定することによって、ヒト膵由来のα
−アミラーゼとヒト唾液腺由来α−ハラ−5の分別測定
を行うもの7あり・ch  (によシα−アミラーゼア
インデイムの分別測定が従来よりも一段と容易になった
。しかしながら、この方法は特殊な機器を使用しなげれ
ばならず、また、検体の処理能力の点からも若干問題が
あシ、未だ充分満足し得る測定法であるとは言えず、臨
床検査の分野に於て一般に広く普及した分光光度計、螢
光光度計、自動分析装置等への適用が可能で、検体の処
理能力の点でもよシ一層優れたα−アばラーゼアイソザ
イムの分別測定法の出現が待ち望まれていた。
〔発明の目的〕
本発明は、上記した如き状況に鑑みなされたもので、分
光光度計、螢光光度計、自動分析装置等、臨床検査の分
野に於て広く普及した機器を用いて、極めて容易に、膵
由来α−アミラーゼと唾液腺由来α−アミラーゼの分別
測定を行うことが出来る、α−アミラーゼアイソザイム
活性測定法を提供することを目的とする。
〔発明の構成〕
本発明は、還元末端修飾マルトオリゴ糖誘導体を基質と
して用い、α−アミラーゼの加水分解作用を受けて生じ
る分解生成物に、基質特異性の異なる2種以上の共役酵
素を作用させ、生じる成績体を測定することによって、
ヒト膵由来α−アミラーゼとヒト唾液腺由来α−アミラ
ーゼの分別測定を行うことを特徴とする、α−アミラー
ゼアイソザイムの分別測定法である。
即ち、本発明者らは、α−アミラーゼアイソザイムの、
よシ簡便な測定法を求めて鋭意研究の結果、特定のマル
トオリゴ糖誘導体即ち還元末端修飾マルトオリゴ糖誘導
体を基質とし、α−アミラーゼの加水分解作用を受けて
生じる分解生成物に更に2種以上の基質特異性の異なる
共役酵素を作用させ、生じる成績体を測定することによ
り、ヒト膵由来α−アミラーゼとヒト唾液腺由来α−ア
ミラーゼの分別測定が可能となることを見出し、本発明
を完成するに到った。
本発明は、α−アミラーゼが、還元末端を修飾した即ち
還元末端の水酸基−OHを一0R1(但し、R1は有機
残基を示す。)で置換したマルトオリゴ糖誘導体を加水
分解する際の加水分解位置の選択率が、言い換えれば、
分解生成物の生成比率が、アイソザイムの穏類によシ定
まっていることを利用して、その条件下で生成される修
飾グルコース、還元末端修飾マルトース、同トリオース
誘導体、同テトラオース誘導体等の分解生成物のうちの
一つに特異的に作用する共役加水分解酵素と、これら全
てに非特異的に作用する共役加水分解酵素を項次或は夫
々側々に作用させて、化合物ROHを生成させ、これを
測定することによりα−アミラーゼアイソザイムの分別
測定を行うものである。
即ち、このR’−OHを、例えばR’−OHがp−ニト
ロフェノールの如きニトロフェノール類の場合には、直
接その吸収スペクトルを(例えば400nmに於ける吸
光度を)測定することによシ、また、R’−OHが、例
えばフェノール、0−クロロフェノール、2.6−ジク
ロロフェノール、p−メトキシフェノール等の如きニト
ロ基をもたないにトロ基をもっていても良いが)フェノ
ール類或はナフトール類の場合には、カテコールオキシ
ダーゼ、ラッカーゼ、チロシナーゼ又はモノフェノール
オキシダーゼの如き酸化酵素類又はヨウ素酸、過ヨウ素
酸の如き酸化剤を作用させて、4−アミノアンチピリン
、3−メチル−2−ペンゾチアゾリノンヒPラゾン(M
BTH)等のカプラーとカップリング(酸化縮合)させ
、生成する色素の吸収スペクトルを測定することによシ
、或はR−OHがウンベリフェロン、4−メチルウンベ
リフェロンの如< 5光を有する化合物の場合には、そ
の螢光強度を測定することにより、更にはR’−OHが
インドキシルの場合には、酸化されて生成するインジゴ
色素の吸収ス被りトルを測定することによシ、夫々特定
の分解生成物の単位時間当りの生成量Aとα−アミラー
ゼによシ単位時間当シに分解される全基質量Bとを求、
めでその比A/Bを算出し、この比率が共存する2種類
のα−アミラーゼアイソザイムの共存比率と直線関係に
あることを利用してα−アミラーゼアイソザイムの分別
測定を行うものである。
本発明に於て用いられる還元末端修飾マルトオリゴ糖誘
導体としては、グルコース数が好ましくは4〜7、よυ
好ましくは5又は6の直鎖オリゴ糖誘導体で、その還元
末端水酸基−OHが一0R1(但し、R1は有機残基を
示す。)で置換されたものが(但し、R3−R6は水素
、低級アルキル基、低級アルコキシ基、ニトロ基、カル
ボキシル基、スルホン基又はハロケ゛ン等を表わし、夫
々同じであっても異なっていても良く、また R3とR
5又はR4とR6とが結合して芳香環を形成していても
良い。R7は水素、低級アルコキシ基、)10ダン又は
ニトロ基等を表わす。また、R8は水素、メチル基又は
トリフルオロメ、チル基を表わし R9は水素又はノ・
ログンを表わす。)で示される有機残基等が代表的な良
いフェノキシ基又は、置換基を有していても良いナフト
キシ基としては、オリが糖の還元末端に結合し、グルコ
アミラーゼ、(a、c、3.2.t、3.’:]、α−
グルコシダーゼ[:E、C,3,2,1,20]、β−
グルコシダーゼ〔z、c、3.、z、1.21.〕、イ
ンマルターゼ[EE、C,3,2,1,10二又はβ−
アミラーゼ[FE、C,3,2,1,2’、’:]等の
作用を受けて加水分解され得るものであり、更に、氷解
後は、ニトロフェノール類の如くそれ自体可視部に吸収
を有するものか、又はカテコールオキシダーゼ、ラッカ
ーゼ、チロシナーゼ又はモノフェノールオキシダーゼ等
の酸化酵素の作用を受けてカプラーとカップリングして
色素を生ずるか、或は酸化剤によシカプラーとカップリ
ングして色素を生ずるものであればいずれにても良い。
このような条件を満足するR1の具体例としては、例え
ば、p−ニトロフェニル基、m−ニトロフェニル基、O
−り゛ロロフェニル基、p−’tロロフェニル基、 2
.6−ジクロロフェニル基、O−メトキシフェニル基、
p−メトキシフェニル基、0−メチルフェニル基、0−
、l’フルボキシフェニル基、0−スルホフェニル基、
1−1−メチル基、2−スルホ−1−ナフチル基、2−
カルボキシ−1−ナフチル基等が挙げられるが、これら
に限定されない。
としては R8が水素のウンベリフェリル基又はR8が
メチル基の4−メチルウンベリフェリル基又はR8がト
リフルオロメチル基の4−トリフルオロメチルウンベリ
フェリル基等が挙げられる。
る置換基を有していても良いインドキシル基の具体例と
しては、例えば、インドキシル基、5−ブロモインドキ
シル基、4−クロロ−3−ブロモイソrキシル、基等が
挙げられる。
還元末端修飾基の修飾位置は1位がより一般的であるが
、特にこれに限定されるものではなく、例えば、6位の
水酸基にリン酸がついたものなども本発明の基質として
充分使用し得る。
本発明に係るマルトオリゴ糖誘導体の非還元末端は、修
飾がなされていても、なされていなくてもよい。非還元
末端グルコースの修飾基としては、例えば、2−ピリジ
ルアミン基、3−ピリジルアミン基等の如く螢光性を有
する置換基、アニリノ基、メチルアニリノ基、ヒドロキ
シアニリノ基。
カルボキシフェニルアミノ基の如(UV吸収を有する置
換基、メトキシ基、エトキシ基等のアルコキシ基、カル
ボキシメトキシ基、ヒドロヤシエトキシ基等の置換アル
コキシ基、塩素、臭素等の)・ロケ9ン原子、又はアミ
ノ基等が一般的なものとして挙げられるが、例えば、非
還元末端グルコースの6位の−CH20H基が−COO
H基で置き換ったグルクロン酸、同じく6位の−CII
20H基が−CH=N−NH2゜もの、4位の一〇H基
と6位の−CH20H基とで4.6−〇−ベンジリデン
、4.6−0−メチレン、4,6−〇−エチリデン、4
.6−0−イソプロピリデン等の如き環状構造を形成し
ているものも全く同様に本発明の目的に使用し得ること
は言うまでもない。
これら本発明に係る還元末端修飾マルトオリゴ糖は、非
還元末端が修飾されていないものならば、例えば、カー
ポハイドレイト リサーチ、並。
359−368 (1968)等に記載の方法に従い、
また、非還元末端が修飾されているものは、例えば、特
開昭60−543.95号公報、特開昭60−2379
98  −号公報、特開昭61−83195号公報等に
記載の方法に従い容易に合成することができるので、こ
のようにして合成したものを用いることで足りる。
本発明に係る共役酵素としては、α−アミラーゼの加水
分解作用を受けて生じる分解生成物のうちの1つに特異
的に作用するものとして、例えば、1位修飾基がα結合
している修飾グルコースに特異的に作用するイソマルタ
ーゼ(E、C,3,2,1,10,)、還元末端修、飾
マルトース誘導体に特異的に作用するβ−アミラーゼ(
g、c、3.2.1.2.)、1位修飾基がβ結合して
いる修飾グルコースに特異的に作用するβ−グルコシダ
ーゼ(E、C,3,2,1,21、)などが挙げられ、
非特異的に作用するものとして、グルコアミラーゼ(E
、C,3,2,1,3,)やα−グルコシダーゼ(E、
C,3,2,1,20,)などが挙げられるが、本願明
細吉の主旨に反するものでなければこれらに制限される
ものではない。
不発明を実施するには、まず、基質となる還元末端修飾
マルトオリゴ糖誘導体と、α−アミラーゼの作用を受け
て同誘導体から生じる分解生成物のうちの1つに特異的
に作用する酵素とを含有する第1液と、これら分解生成
物に非特異的に作用する酵素を含有する第2液を準備す
る。これらの液に検体試料を添加して、特定の分解生成
物の単位時間当シの生成量Aとα−アミラーゼにより単
位時間当シに分解される全基質量Bとを求める。
A、!:Bを求める際には、第1液と第2液に、各各検
体試料を添加して別、々に求めても(但し、この場合に
は第2液中にも第1液と同じ基質を添加する。)、また
、第1液に検体試料を添加してAを求めた後、更に第2
液を追加添加してPを求めても(但し、この場合には液
量補正等を行う必要がある。)、いずれの方法を用いて
もよい。
求めたAとBから、A/B値を計算し、予め、既知試料
を用いて作成しておいたA/B値とα−アミラーゼ゛ア
イソザイム、例えばヒト膵型α−アミラーゼの活性比率
との検量線から、検体試料中のヒト膵型α−アミラーゼ
の活性比率を求め、この値とBから求められるα−アミ
ラーゼの総括性値を用いて必要に応じて試料中のヒト膵
型又は/及びヒト唾液腺型α−アミラーゼの活性値を求
めることが出来る。
本発明に於て、基質として用いるマルトオリゴ糖誘導体
の濃度は特に限定されるものではないが、通常約0.1
〜10mMが好ましく用いられる。
本発明の測定対象となる試料は、α−アミラーゼを含有
する検体なら何れを用いてもよく、例えば生体成分とし
て血液、血清、尿等があげられる。
共役酵素のグルコアミラーゼ、α−グルコシダーゼ、β
−グルコシダーゼ、イソマルターゼ、β−アミラーゼ等
の起源、由来は、特に限定されるものではなく、例えば
動物、植物、微生物由来のものがいずれも利用出来る。
これら共役酵素の使用量は通常0.5〜50単位/ m
l J好ましくは2〜20単位/mlである。
また、本発明を実施する測定条件として、反応温度は特
に限定されないが、好ましくは約25〜40℃でアシ、
反応時間は目的によシ自由に選択出来る。
至適μとしては特に限定されないが、pH約6〜8が好
ましい例である。至適PHを維持する緩衝剤は自由に選
択でき、例えば、リン酸塩、トリス(・・イドロキシメ
チノリアミノメタンー塩酸、グツドの緩衝剤などが任意
に選ばれる。
更にα−アミラーゼの賦活剤として、例えば塩化ナトリ
ウム、塩化カルシウム、塩化カリウム等が使用される。
共役酵素の作用によシ遊離したフェノール類又はナフト
−、ル類とカップリング(酸化縮合)させるカプラーと
しては、4−アミノアンチピリン、3−メチル−2−ペ
ンゾチアゾリノンヒPラゾン(MBTH)、p−アミノ
−N、N−ノエチルアニリン等が挙げられるが、これら
に限定されるものではない。フェノール類又はナフトー
ル類とカプラーとをカップリング(酸化縮合)させる為
の酸化酵素としては、ラッカーゼ、カテコールオキシダ
ーゼ、チロシナーゼ又はモノフェノールオキシダーゼ等
が挙げられるが、これらは例えば、動物、植物、微生物
由来のものが、いずれも利用出来、通常0.2〜10単
位/m11好ましくは0,5〜4単位/−の範囲で使用
される。また、カップリング(酸化縮合)させる為の酸
化剤としては、ヨウ素酸又は/及びその塩、過ヨウ素酸
又は/及びその塩、過酸化水素等が挙げられるが、これ
らに限定されない。
更に、本発明の測定法に於ては、検出を遊離してくるニ
トロフェノール類若しくはインジゴ色素類の吸収スペク
トルを測定するか、若しくは遊離してくるフェノール類
又はナフトール類を4−アミノアンチピリン、MBTH
等と酸化カップリングし、その色素の吸収スペクトルを
測定するか、又は遊離してくるウンベリフェロン類の螢
光強度を測定することによるレイトアッセイにより行う
ので、検体中に共存するグルコース、マシレトース等の
糖類や、アスコルビン酸、ビリルビン等の還元性物質の
影響を殆ど受けない。
また、本発明の測定法は自動分析装置への適応性も良く
、必要に応じて用手法、自動分析のいずれにて行うも可
である。
以下に実施例を示すが、本発明はこれら実施例により何
ら限定されるものではない。
〔実施例〕
実施例x、  p−ニドaフェニル 0−6−ジオキシ
6、− (: (2−ピリジル)アミノ〕−α−D−グ
ルコピラノシル−(1→4)−〇−α−D−グルコピラ
ノシルー(1→4)−〇−α−D−グルコピラノシルー
(1→4)−o−α−D−ゲルコピ  □ラノシル(1
→4)−α−D−グルコピラノシP(以下、FG5Pと
略記する。)を用いた分別測定。
(試料の調製) ■第1液 FG5P26rn9とインマルターゼ25単位を50r
nlの0.08M3.3−ジメチルグルタル酸−NaO
H緩衝液(pH6,9、20m mol/l のNaC
lを含む。)で溶解し調製した。
■第2液 FG5P 26 In9とα−グルコシダーゼ1150
単位をsongの0.08M3.3−ジメチルグルタル
酸−NaOH緩衝液(P” 6.9 、20 mmoA
!AのNaC2を含む。)  ′で溶解し調製した。
■酵素試料液 ヒト唾液腺型α−アミラーゼ(シグマ社製)とヒト膵液
から調製したヒト膵型α−アミラーゼを各々5.5単位
/iに調製後、3:1.1:1,1:3の比で混合した
(測定方法) 30℃に予備加温した第1液又は第2液300μlに5
0μlの酵素試料液を加え、よく混合後、30℃に保温
し、この反応液の400 nmに於ける吸光度の経時変
化を、第1液を使用する際には第1液に精製水50μノ
を加えよく混合したものを、第2液を使用する際には第
2液に精製水50μlを加えよく混合したものを盲検と
して測定した。
(測定結果) 第1図及び第2図に吸光度の経時変化を示す。
第1図はヒト膵型α−アミラーゼを、また、第2図はヒ
ト唾液腺型α−アミラーゼを夫々含有する酵素試料液を
各々試料とした場合の結果で、点線(・・・・・・)は
第1液を、実線(−)は第2液を用いた結果を夫々示す
第1図及び第2図から明らかなように、ヒト唾液腺型α
−アミラーゼとヒト膵型α−アミラーゼとで、第1液と
の反応では吸光度の経時変化が異なるのに対して、第2
液との反応では差がみられないことがわかる。
また、各酵素試料液を第1液又は第゛2液と反応させ、
第1液中での吸光度の経時変化率(ΔE1/m1n)と
第2液中での吸光度の経時変化率(ΔE27min)を
アミラーゼの活性比率との関係を第3図に示した。
とヒト膵型α−アミラーゼの活性比率との間には良好な
直線関係が得られた。
実施例2. 9−二トロフェニル 0−2−(0−カル
ボキシメチル)−α−D−グルコピラノシル−(1→4
)−〇−α−D−グルコピラノシルー(1→4)−〇−
α−D−グルコピラノシル(1→4)−〇−α−D−グ
ルコピラノシル(1→4)−α−D−グルコピラノシド
(以下、20MG 5 Pと略記する。)を用いた分別
測定。
(試液の調製) ■第1液 20MG5P 150■とイソマルターゼ30単位を5
0m1の0.05M[:2− (N−モhホ!J /)
エタン、z、ルホン酸〕(以下MESと略記する。)−
NaOH緩衝液(pH6、9、1m mol/lのCa
 Cl3を含有。)で°溶解し調製した。
■第2液 α−グルコシダーゼ2500単位、グルコアミラーゼ1
250単位を50rrLlの0.05MMg5−NaO
H緩衝液(pH6,9、1m mol/lのCa C1
0を含有。)で溶解し調製した。
■酵素試料液 実施例1.の酵素試料液と同様に調製した。
(測定方法) 30℃に予備加温した第1液300μノに50111の
酵素試料液を加えよく混合後、30℃に保温し、この反
応液の400 nmに於ける吸光度の経時変化率(ΔE
Vmin)f、測定した。更に、30℃に予備加温した
第2液60μlを添加し、よく混合した。この混合液を
30℃に保温し、第2液添加2分後からの吸光度の経時
変化率(ΔE4/min )を測定した。
次式に従って、変数Mを求めた。
(測定結果) 第4図にヒト膵型α−アミラーゼの活性比率と変数Mと
の関係を示す。
第4図か、ら明らかなように、ヒト膵型α−アミラーゼ
の活性比率と変数Mの間には良好な直線関係が得られた
〔発明の効果〕
以上述べた如く、本発明は新規なα−アミラーゼアイソ
ザイムの分別測定法を提供するものであシ、本発明の方
法によれば、臨床検査の分野に於て汎用されている分光
光度計、螢光光度計を用いて、極めて容易に且つ精度良
く測定を行うことが可能であシ、更に自動分析機への応
用も容易に行える等の顕著な効果を奏するものであり、
斯業に貢献するところ大なるものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は実施例1に於て得られた、ヒト膵型α−アミラ
ーゼ試料液と第1液又は第2液との反応時の吸光度の経
時変化を示し、横軸の各時間(分)について得られた吸
光度を縦軸に沿ってプロットした点を結んだものである
。点線(・・・・・・)は第1液を、また実線(−)は
第2液を用いた時の結果を夫々示す。、 第2図は実施例1に於て得られた、ヒト唾液腺型α−ア
ミラーゼ試料液と第1液又は第2液との反応時の吸光度
の経時変化を示し、横軸の各時間(j+)について得ら
れた吸光度を縦軸に沿ってプロットした点を結んだもの
である。点線(・・・・・・)は第1液を、また実線(
−)は第2液を用いた時の結果を夫々示す。 第3図は実施例1に於て得られた検量線を示し、横軸の
試料液中のヒト膵型α−アミラーゼの活性比率に対して
、第1液中での吸光度の経時変化率(ΔE1/1nin
 )と第2液中での吸光度の経時変化率プロットした点
を結んだものである。 第4図は実施例2に於て得られた検量線を示し、横軸の
試料液中のヒト膵型α−アミラーゼの活性比率に対して
、第1液中での吸光度の経時変化率(ΔE−in )と
第2液添加2分後以降の吸光度の経時変化率(ΔE4A
in)を用いて次式から算出した変を縦軸に沿ってプロ
ットした点金結んだものである。 特許出願人  和光純薬工業株式会社 、11 図 D     、S−7075 時間(ガ) iJ2図 峙 聞(#) 53 図 0    25     So     75    
 fo。 ヒ)−#型o(−了ミラー七゛の活姓比辛(’l)あ 
4 図

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)還元末端修飾マルトオリゴ糖誘導体を基質として
    用い、α−アミラーゼの加水分解作用を受けて生じる分
    解生成物に、基質特異性の異なる2種以上の共役酵素を
    作用させ、生じる成績体を測定することによって、ヒト
    膵由来のα−アミラーゼとヒト唾液腺由来のα−アミラ
    ーゼの分別測定を行うことを特徴とする、α−アミラー
    ゼアイソザイムの分別測定法。
JP61181564A 1986-08-01 1986-08-01 α−アミラ−ゼアイソザイムの分別測定法 Expired - Lifetime JPH07112440B2 (ja)

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