JPS633864B2 - - Google Patents

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JPS633864B2
JPS633864B2 JP10222178A JP10222178A JPS633864B2 JP S633864 B2 JPS633864 B2 JP S633864B2 JP 10222178 A JP10222178 A JP 10222178A JP 10222178 A JP10222178 A JP 10222178A JP S633864 B2 JPS633864 B2 JP S633864B2
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JP
Japan
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ethyl
azaxanthone
general formula
compound
acid
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Application number
JP10222178A
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English (en)
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JPS54115398A (en
Inventor
Akira Nohara
Hirosada Sugihara
Kyoshi Ugawa
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Takeda Pharmaceutical Co Ltd
Original Assignee
Takeda Chemical Industries Ltd
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Publication date
Priority claimed from US05/881,237 external-priority patent/US4143042A/en
Application filed by Takeda Chemical Industries Ltd filed Critical Takeda Chemical Industries Ltd
Publication of JPS54115398A publication Critical patent/JPS54115398A/ja
Publication of JPS633864B2 publication Critical patent/JPS633864B2/ja
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【発明の詳細な説明】
本発明は一般式() 〔式中、R1はアルコキシまたはモノアルキル
アミノを、R2はアルキルを、mは0,1または
2をそれぞれ表わす〕で示される1−アザキサン
トン−3−カルボン酸誘導体及びその製造法に関
する。 さらに詳しくは、一般式()で示される化合
物は一般式() 〔式中、R1,R2およびmは前記と同意義を、
R3はシアノまたはアルコキシカルボニル基をそ
れぞれ表わす〕で示される化合物を加水分解する
ことによつて製造される。 本発明の一般式()で示される1−アザキサ
ントン−3−カルボン酸誘導体は抗アレルギー作
用を有し、抗アレルギー剤などの医薬として有用
である。 前記各式中、置換基R1はアルコキシまたはモ
ノアルキルアミノ基を表わし、それらのアルキル
部分としては、メチル、エチル、n−プロピル、
n−ブチル、n−ヘキシルなどの炭素数1〜6の
アルキル基があげられる。 置換基R2で表わされるアルキル基としては、
たとえばメチル、エチル、プロピル、イソプロピ
ル、ブチル、イソブチル、t−ブチル、ペンチ
ル、シクロペンチル、ヘキシル、シクロヘキシル
基などの炭素数1〜6の直鎖、分枝、環状アルキ
ル基があげられ、なかでも炭素数1〜3の低級ア
ルキル基が実用上好ましい。 置換基R3で表わされるアルコキシカルボニル
基のアルキル部分としては、メチル、エチル、n
−プロピル、n−ブチル、n−ヘキシルなどの炭
素数1〜6のアルキル基があげられる。 本発明の一般式()で示される化合物は一般
式()で示される化合物を加水分解することに
より製造される。加水分解の条件としては、通常
の酸性加水分解が用いられる。たとえば、硫酸、
塩酸、りん酸等を過剰に用い、その酸のみで、あ
るいは、有機溶媒たとえば、ギ酸、酢酸等の有機
酸類、あるいはメタノール、エタノール、プロパ
ノール等のアルコール類と共に、通常50〜150℃
付近で加熱することにより行なわれる。反応時間
は化合物により異なるが、通常1時間−数日間程
度である。 本願発明の方法によつて、例えば次のような化
合物を製造することもできる。 7−メチル−2−メチルアミノ−1−アザキサン
トン−3−カルボン酸 7−エチル−2−メチルアミノ−1−アザキサン
トン−3−カルボン酸 7−イソプロピル−2−メチルアミノ−1−アザ
キサントン−3−カルボン酸 7−n−ブチル−2−メチルアミノ−1−アザキ
サントン−3−カルボン酸 7,9−ジメチル−2−メチルアミノ−1−アザ
キサントン−3−カルボン酸 7−メトオキシ−2−メチルアミノ−1−アザキ
サントン−3−カルボン酸 9−メトオキシ−2−メチルアミノ−1−アザキ
サントン−3−カルボン酸 7−クロロ−2−メチルアミノ−1−アザキサン
トン−3−カルボン酸 7−ニトロ−2−メチルアミノ−1−アザキサン
トン−3−カルボン酸 2−メチルアミノ−ベンゾ〔h〕−1−アザキサ
ントン−3−カルボン酸 7−メチル−2−メトオキシ−1−アザキサント
ン−3−カルボン酸 7−エチル−2−メトオキシ−1−アザキサント
ン−3−カルボン酸 7−n−ブチル−2−メトオキシ−1−アザキサ
ントン−3−カルボン酸 2,7−ジメトオキシ−1−アザキサントン−3
−カルボン酸 2,9−ジメトオキシ−1−アザキサントン−3
−カルボン酸 7−クロロ−2−メトオキシ−1−アザキサント
ン−3−カルボン酸 2−メトオキシ−ベンゾ〔h〕−1−アザキサン
トン−3−カルボン酸 かくして製造される一般式()の化合物は抗
アレルギー作用を有し、たとえばアレルギー性喘
息、アレルギー性皮フ炎、枯草熱などのアレルギ
ー性疾患の予防、治療剤として有用である。 一般式()の化合物をたとえば前記のアレル
ギー疾患の予防、治療剤として用いる場合は、成
人投与量として通常約1〜500mg/日程度を錠剤、
カプセル剤、散剤、水剤などとして経口投与する
ほか、注射剤、噴霧吸入剤、軟膏剤などの適宜の
剤型で投与することができる。 なお、本発明の原料化合物である一般式()
の化合物は下記の方法によつて製造することがで
きる。すなわち、特公昭51−18955に開示された
方法あるいはそれと同様の方法によつて製造され
る一般式() 〔式中、R2およびmは前記と同意義を表わす〕
の化合物に塩基の存在下に水を反応させることに
より、一般式() 〔式中、R2およびmは前記と同意義を表わす〕
で示される化合物が製造される。反応に用いられ
る塩基としては有機アミン類が、例えばエチルア
ミン、n−プロピルアミン、n−ブチルアミン、
ベンジルアミン、アニリン等の一級アミンや、ジ
メチルアミン、ジエチルアミン、ジプロピルアミ
ン、ジブチルアミン、モルホリン、ピペリジン、
ピロリジン等の二級アミンや、トリエチルアミン
のような三級アミン、イミダゾール、2−メチル
イミダゾール、ピリジンのような異項環塩基や、
アンモニア水、酢酸アンモニウム、炭酸アンモニ
ウム、炭酸ナトリウム、炭酸水素ナトリウムのよ
うな無機の塩基があげられる。これらの塩基は触
媒量から大過剰まで使用することができ、特に制
限はない。 反応は一般に水と混和する溶媒中で行うのが好
ましく、例えばジメチルホルムアミド、ジメチル
スルホキシド、ヘキサメチルリン酸トリアミド
や、ギ酸、酢酸、プロピオン酸等の有機酸類や、
テトラヒドロフラン、ジオキサン等のエーテル類
があげられる。反応温度、反応時間などその他の
反応条件に特に制限はないが、室温〜100℃程度
で数分間〜3時間程度反応させるのが一般的であ
る。 かくして製造された一般式()の化合物に、
活性メチレン化合物を反応させることにより、一
般式() 〔式中、R2,R3およびmは前記と同意義を、
またR1′は水酸基あるいはアミノ基を表わす〕で
示される化合物が製造される。反応に用いられる
活性メチレン化合物としては、マロン酸ジエチル
エステル、マロン酸ジメチルエステル、シアン酢
酸エチル、シアン酢酸メチル、マロンニトリル等
があげられる。これらの活性メチレン化合物の使
用量は、通常一般式()の原料化合物1モルに
対し、実用上1〜10倍モル程度である。 上記の反応は一般に塩基の存在が望ましく、用
いられる塩基としては有機アミン類が、例えば、
1,8−ジアザビシクロ〔5,4,0〕−7−ウ
ンデセンやトリエチルアミンのような三級アミ
ン、ピペリジン、ピロリジン、モルホリン、ジエ
チルアミン、ジプロピルアミン、ジブチルアミン
等の二級アミン、n−ブチルアミン、ベンジルア
ミン、アニリン等の一級アミンや、イミダゾー
ル、2−メチルイミダゾールのような異項環塩基
があげられる。これらの有機塩基の使用量は、通
常一般式()の原料化合物1モルに対し、触媒
量〜5倍モル程度である。 反応は一般に有機溶媒中で行なうのが好まし
く、この溶媒としては、たとえばメタノール、エ
タノール、プロパノール、ブタノール等のアルコ
ール類や、ベンゼン、トルエン等の芳香族炭化水
素類や、ジメチルホルムアミド等があげられる。
反応温度、反応時間など、その他の反応条件に特
に制限はないが、室温〜用いた溶媒の沸点付近で
約1時間〜24時間程度反応させるのが一般的であ
る。 かくして得られた一般式()でR1′がアミノ
基の化合物は、亜硝酸との反応により、R1′が水
酸基の化合物に導かれる。反応に用いられる亜硝
酸はアルカリ塩として用いるのが好適であり、亜
硝酸ナトリウム、亜硝酸カリウム等があげられ、
その使用量は通常一般式()の化合物1モルに
対し、実用上1〜20倍モル程度である。反応は一
般に含水の有機酸中で行うのが好ましく、有機酸
としては、ギ酸、酢酸、プロピオン酸等があげら
れ、通常()の化合物に対し大過剰が用いられ
る。反応温度、反応時間に特に制限はないが、通
常60−100℃で1−数時間反応を行うのが一般的
である。 かくして得られた一般式()でR1′が水酸基
の化合物にジアゾメタンを、あるいはアルキルハ
ライド、例えばヨウ化メチル、ヨウ化エチル、ヨ
ウ化プロピル、ヨウ化イソプロピル、ヨウ化ブチ
ル、ヨウ化イソブチル等を、炭酸カリウムのよう
な塩基の存在下に反応させることにより一般式
()でR1がアルコキシ基の原料化合物が製造さ
れる。反応は有機溶媒中で行うのが好ましく、例
えばエーテル、クロロホルム、ジクロルメタン、
アセトン、メチルエチルケトン等の有機溶媒があ
げられる。反応は一般に0℃から用いた溶媒の沸
点付近の温度で、数分から数時間が行われる。 また、一般式()でR1がアルキルアミノ基
の原料化合物は次の操作により製造される。即
ち、一般式()でR1′が水酸基の化合物にオキ
シ塩化リンと五塩化リンの混合物を100−120℃で
数時間〜数日間反応させるとR1′が塩素に変つた
化合物が得られる。これをクロロホルム、あるい
はジクロルメタンのような有機溶媒に溶かし、メ
チルアミン、エチルアミン、プロピルアミン等の
モノアルキルアミンの溶液と反応させることによ
り、一般式()でRがアルキルアミノ基の原料
化合物が製造される。モノアルキルアミンの溶媒
としてはメタノール、エタノール、プロパノー
ル、クロロホルム等があげられる。反応温度、時
間、その他の条件に特に制限はないが、0℃から
室温で、数分から約3時間程度反応させるのが一
般的である。 参考例 1 モルホリン2ml、ジメチルホルムアミド3ml、
水10mlの混液を60℃に加温し、かきまぜながら粉
末化した4−オキソ−4H−1−ベンゾピラン−
3−カルボニトリル1.71gを5分間かかつて添加
した。そのまま1時間加温したのち、析出物をろ
取し、水洗後、酢酸から再結晶し、クロロホルム
で洗滌すると、2−アミノ−4−オキソ−4H−
1−ベンゾピラン−3−カルボキサアルデヒドの
結晶1.32gが得られた。融点252−255℃(分解) 核磁気共鳴スペクトル(DMSO−d6)δ: 10.19(1H,S),9.67(Ca1.5H,br,s),8.11
(1H,dd,J=2.8Hz),7.97−7.30(3H,m) 元素分析 C10H7NO3として 計算値:C63.49;H3.73;N7.41 実測値:C63.59;H3.44;N7.45 以下同様にして次の化合物を得た。
【表】
【表】 参考例 2 2−アミノ−6−エチル−4−オキソ−4H−
1−ベンゾピラン−3−カルボキサアルデヒド
2.17g、シアン酢酸エチルエステル4.0ml、エタノ
ール50ml、ピペリジン5.0mlの混合物を30分間加
熱還流し、冷後析出結晶をろ取し、クロロホルム
で洗滌すると、エチル 2−アミノ−7−エチル
−1−アザキサントン−3−カルボキシレートの
無色針状晶2.07gが得られた。 融点279−280℃ 元素分析 C17H16N2O4として 計算値:C65.37;H5.16;N8.97 実測値:C65.24;H5.08;N8.86 以下同様にして次の化合物を製造した。
【表】
【表】 参考例 3 2−アミノ−6−エチル−4−オキソ−4H−
1−ベンゾピラン−3−カルボキサアルデヒド
3.17g、マロン酸ジエチル8g、ピリジン15ml、1,
8−ジアザビシクロ〔5,4,0〕−7−ウンデ
セン1ml、エタノール50mlの混合物を15時間かき
混ぜながら加熱還流した。反応液を減圧濃縮し、
残渣に希塩酸を加え酸性とした。析出物をろ取し
水洗後、エタノールから再結晶しエチル 7−エ
チル−2−ヒドロキシ−1−アザキサントン−3
−カルボキシレートの淡黄色針状晶1.23gを得た。
融点200−204℃ 赤外線吸収スペクトル(KBr)cm-1: 1675,1610 核磁気共鳴スペクトル(CDCl3)δ: 1.35(3H,t,J=7Hz),1.53(3H,t,J=
7Hz),2.87(2H,q,J=7Hz),8.23(1H,
q,J=2Hz),9.30(1H,s),4.58(2H,q,
J=7Hz),7.4−7.8(2H) 参考例 4 2−アミノ−6,8−ジメチル−4−オキソ−
4H−1−ベンゾピラン−3−カルボキサアルデ
ヒド326mg、エタノール7.5ml、ピリジン2.0ml、
マロン酸ジエチルエステル2.0ml、1,8−ジア
ザビシクロ〔5,4,0〕−7−ウンデセン0.1ml
の混合物を4時間加熱還流した。溶媒を留去し、
残留物に1N塩酸を加えて難溶物をろ取し、これ
をクロロホルムに溶かし、シリカゲルクロマトに
かけ、クロロホルム−アセトン−ギ酸(9:1:
0.1)で溶出精製し、エタノールから再結晶し、
エチル 2−ヒドロキシ−7,9−ジメチル−1
−アザキサントン−3−カルボキシレートの微黄
色結晶20mgを得た。融点251〜253℃ 赤外線吸収スペクトル(Nujol)cm-1: 1700,1675,1650 核磁気共鳴スペクトル(CDCl3)δ: 12.30(1H,br),9.22(1H,s),7.93(1H,
s),7.45(1H,s),4.55(2H,q,J=7
Hz),2.57(3H,s),2.43(3H,s),1.50(3H,
t)。 以下同様にして次の化合物を製造した。
【表】 参考例 5 2−アミノ−6−エチル−4−オキソ−4H−
1−ベンゾピラン−3−カルボキサアルデヒド
217mg、マロンニトリル300mg、エタノール55ml、
ピペリジン0.5mlの混合物をかきまぜながら、15
分間加熱還流し、冷後難溶物をろ取した。ジメチ
ルホルムアミドから再結晶すると、2−アミノ−
7−エチル−1−アザキサントン−3−カルボニ
トリルの無色針状晶160mgが得られた。融点>300
℃ 赤外線吸収スペクトル(Nujol)cm-1: 3325,3125,2225,1660 核磁気共鳴スペクトル(CF3COOD)δ: 9.07(1H,s),8.16(1H,d,J=2Hz),
7.88(1H,dd),7.63(1H,d,J=9Hz),
2.92(2H,q,J=7Hz),1.39(3H,t,J=
7Hz) 元素分析 C15H11N3O2として 計算値:C67.91;H4.18;N15.84 実測値:C67.75;H4.01;N16.00 以下同様にして、次の化合物が製造された。
【表】
【表】 参考例 6 エチル 2−アミノ−7−エチル−1−アザキ
サントン−3−カルボキシレート2.5gを90%酢酸
250mlに懸濁、75℃に加温しながら、亜硝酸ナト
リウム4.0gを30分かけて加え、更に2時間かきま
ぜた。溶媒を留去後、水150mlを加え、80℃で30
分間かきまぜたのち、氷冷、析出した結晶をろ
取、水洗後、エタノールから再結晶し、エチル
7−エチル−2−ヒドロキシ−1−アザキサント
ン−3−カルボキシレートの無色針状晶2.41gを
得た。融点200−204℃ 参考例 7 エチル 7−エチル−2−ヒドロキシ−1−ア
ザキサントン−3−カルボキシレート1.0gをクロ
ロホルム20mlに溶かし、室温でかきまぜながら過
剰のジアゾメタンのエーテル溶液を15分間かけて
滴下。室温で45分間かきまぜたのち、少量の酢酸
を加えてジアゾメタンを分解、溶媒を留去後、残
留物をシリカゲル100gのカラムにかけ、クロロ
ホルム・アセトン・ギ酸(20:1:0.1)で溶出。
第一フラクシヨンをアセトンから再結晶し、エチ
ル 7−エチル−2−メトオキシ−1−アザキサ
ントン−3−カルボキシレートの無色針状晶615
mgを得た。融点145−146℃ 元素分析 C18H17NO5として 計算値:C66.05;H5.42;N4.28 実測値:C66.12;H5.23;N4.21 赤外線吸収スペクトル(Nujol)cm-1: 1730,1670,1605,1590,1310,1240,1220,
815,790 核磁気共鳴スペクトル(CDCl3)δ: 9.17(1H,s),8.13(1H,bs),7.55(2H,m),
4.43(2H,q,J=7Hz),4.20(3H,s),
2.82(2H,q,j=7Hz),1.43(3H,t,J=
7Hz),1.32(3H,t,J=7Hz) 参考例 8 エチル 7−エチル−2−ヒドロキシ−1−ア
ザキサントン−3−カルボキシレート974mgをオ
キシ塩化リン25ml、五塩化リン3gの混合物に加
え、120℃で12時間加熱撹拌したのち、減圧下オ
キシ塩化リンを留去。残留物に、氷冷下少しずつ
エタノールを加えて溶かしたのち、溶媒を留去。
残留物をシリカゲルクロマトに付し、ベンゼンで
溶出し、イソプロピルエーテルから再結晶した。
エチル 2−クロロ−7−エチル−1−アザキサ
ントン−3−カルボキシレートの無色結晶658mg
を得。融点160−161℃ 元素分析値 C17H14NO4Clとして 計算値:C61.54;H4.25;N4.22 実測値:C61.46;H3.98;N4.27 赤外線吸収スペクトル(Nujol)cm-1: 1720,1658,1585,1265,1210,1130 核磁気共鳴スペクトル(CDCl3)δ: 9.06(1H,s),8.03(1H,d,J=2Hz),
7.63(1H,dd,J=2 and 8Hz),7.43(1H,
d,J=8Hz),4.46(2H,q,J=7Hz),
2.73(2H,q,J=7Hz),1.43(3H,t,J=
7Hz),1.30(3H,t,J=7Hz) 参考例 9 エチル 2−クロロ−7−エチル−1−アザキ
サントン−3−カルボキシレート884mgをクロロ
ホルム20mlに溶かし、30%メチルアミンのメタノ
ール溶液3mlを加え、室温で2時間かきまぜたの
ち溶媒を留去。残留物に水を加え、析出物をろ
取、ジメチルホルムアミドから再結晶し、エチル
7−エチル−2−メチルアミノ−1−アザキサ
ントン−3−カルボキシレートの無色結晶730mg
を得。融点205−207℃ 元素分析値 C18H18N2O4として 計算値:C66.24;H5.56;N8.58 実測値:C66.22;H5.47;N8.74 赤外線吸収スペクトル(Nujol)cm-1: 3250,1660,1610,1582,1280,1240 核磁気共鳴スペクトル(CF3CO2D)δ: 9.43(1H,s),8.20(1H,d,J=2Hz),
7.90(1H,dd,J=2 and 8Hz),7.60(1H,
d,J=8Hz),4.60(2H,q,J=7Hz),
3.50(3H,s),2.90(2H,q,J=7Hz),
1.53(3H,t,J=7Hz),1.36(3H,t,J=
7Hz) 実施例 1 エチル 7−エチル−2−メトオキシ−1−ア
ザキサントン−3−カルボキシレート500mgに酢
酸10ml、55%硫酸5mlを加え、80℃で2時間かき
まぜ、水20mlを加え、さらに10分間かきまぜた。
冷後析出物をろ取、水洗、乾燥後、ジメチルホル
ムアミド3mlに溶かし、シリカゲル3gを加え、
よくかきまぜたのちジメチルホルムアミドを留
去。これをシリカゲル50gのカラム上に層積し、
クロロホルム・アセトン・ギ酸(9:1:0.1)
で溶出後、ジメチルホルムアミド−エタノールか
ら再結晶し、7−エチル−2−メトオキシ−1−
アザキサントン−3−カルボン酸の無色針状晶
358mgを得。融点226−228℃ 元素分析値 C16H13NO5として 計算値:C64.21;H4.38;N4.68 実測値:C64.10;H4.24;N4.71 赤外線吸収スペクトル(Nujol)cm-1: 1690,1660,1600,1590,1290,825,790 核磁気共鳴スペクトル(d6−DMSO)δ: 8.70(1H,s),7.80(1H,m),7.40−7.63
(2H,m),4.05(3H,s),2.73(2H,q,J
=7.5Hz),1.23(3H,t,J=7.5Hz) 実施例 2 エチル 7−エチル−2−メチルアミノ−1−
アザキサントン−3−カルボキシレート681mgを
50%硫酸−酢酸(1:1)3.5mlに溶かし、100℃
で6時間加熱後、10%水酸化ナトリウム水溶液で
PH5とし、沈殿をろ取、水洗。メチルホルムアミ
ド−エタノールから再結晶し、7−エチル−2−
メチルアミノ−1−アザキサントン−3−カルボ
ン酸の結晶488mgを得。融点>300℃ 元素分析値 C16H14N2O4として 計算値:C64.42;H4.73;N9.39 実測値:C64.24;H4.50;N9.19 赤外線吸収スペクトル(Nujol)cm-1: 3270,1690,1605,1570,1300,1127 核磁気共鳴吸収スペクトル(d6−DMSO)δ: 8.70(1H,s)7.80(1H,d,J=2Hz),7.2
−7.8(2H,m),3.03(3H,d,J=4Hz),
2.73(2H,q,J=7.5Hz),1.25(3H,t,J
=7.5Hz)

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 一般式 [式中、R1はアルコキシまたはモノアルキル
    アミノを、R2はアルキルを、mは0,1または
    2をそれぞれ表す]で示される1−アザキサント
    ン−3−カルボン酸誘導体。 2 一般式 [式中、R1はアルコキシまたはモノアルキル
    アミノを、R2はアルキルを、R3はシアノまたは
    アルコキシカルボニルを、mは0,1または2を
    それぞれ表わす]で示される化合物を加水分解反
    応に付すことを特徴とする一般式 [式中、R1,R2およびmは前記と同意義を有
    する]で示される1−アザキサントン−3−カル
    ボン酸誘導体の製造法。
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