JPS6228147B2 - - Google Patents

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JPS6228147B2
JPS6228147B2 JP1168685A JP1168685A JPS6228147B2 JP S6228147 B2 JPS6228147 B2 JP S6228147B2 JP 1168685 A JP1168685 A JP 1168685A JP 1168685 A JP1168685 A JP 1168685A JP S6228147 B2 JPS6228147 B2 JP S6228147B2
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JP
Japan
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ethyl
azaxanthone
amino
melting point
general formula
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Application number
JP1168685A
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JPS6110587A (ja
Inventor
Akira Nohara
Hirosada Sugihara
Kyoshi Ugawa
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Takeda Pharmaceutical Co Ltd
Original Assignee
Takeda Chemical Industries Ltd
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Publication date
Application filed by Takeda Chemical Industries Ltd filed Critical Takeda Chemical Industries Ltd
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Publication of JPS6110587A publication Critical patent/JPS6110587A/ja
Publication of JPS6228147B2 publication Critical patent/JPS6228147B2/ja
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  • Nitrogen Condensed Heterocyclic Rings (AREA)
  • Pharmaceuticals Containing Other Organic And Inorganic Compounds (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
本発明の一般式() 〔式中、A環はハロゲン原子、ニトロ、アルキ
ル、アルコキシまたは6,7,8,9位の隣接す
る2個の炭素原子とベンゼン環を形成するブタジ
エニレン基(−CH=CH−CH=CH−)で置換さ
れていてもよく、Rは水素、アルキル、フエニ
ル、アミノ、カルボキシまたは水酸基を表わす〕
で示される1−アザキサントン−3−カルボン酸
誘導体およびその製造法に関する。 さらに詳しくは、一般式()で示される化合
物は、一般式() 〔式中、A環はハロゲン原子、ニトロ、アルキ
ル、アルコキシまたは5,6,7,8位の隣接す
る2個の炭素原子とベンゼン環を形成するブタジ
エニレン基(−CH=CH−CH=CH−)で置換さ
れていてもよい〕で示される化合物に活性メチレ
ン化合物またはアセチレンカルボン酸誘導体を反
応させたのち、加水分解することによつて製造さ
れる。 本発明の一般式()で示される1−アザキサ
ントン−3−カルボン酸誘導体は抗アレルギー作
用を有し、抗アレルギー剤などの医薬として有用
である。 前記各式中、A環の置換基についてさらに詳し
く説明すれば、前記のアルキル基としては、たと
えばメチル、エチル、プロピル、イソプロピル、
ブチル、イソブチル、t−ブチル、ペンチル、ヘ
キシル基などの炭素数1〜6の直鎖、分枝アルキ
ル基があげられ、なかでも炭素数1〜3の低級ア
ルキル基が実用上好ましい。ハロゲン原子として
は、塩素、臭素、ヨウ素、フツ素があげられ、ア
ルコキシ基としては、たとえばメトキシ、エトキ
シ、プロポキシ、ブトキシ基などのアルキル部分
の炭素数が1〜4のアルコキシ基があげられる。 これらのA環で示されるベンゼン環の置換基
は、1または2以上、同一または異なつてA環の
任意の位置に置換していてよい。 また、置換基Rとしては、フエニル、アミノ、
カルボキシ、アルキルまたは水酸基があげられ、
アルキル基としては、メチル、エチル、n−プロ
ピル、n−ブチル、n−ヘキシルなどの炭素数1
〜6の直鎖アルキル基があげられる。 本発明の一般式()で示される化合物は次の
方法により製造される。即ち、一般式()の化
合物に、活性メチレン化合物を反応させ、加水分
解することにより一般式()の化合物を得るこ
とができる。反応に用いられる活性メチレン化合
物としては、アセト酢酸メチル、アセト酢酸エチ
ル、シアン酢酸メチル、シアン酢酸エチル、シア
ノアセトアミド、マロンニトリル、オキザロ酢酸
エチルエステル、マロン酸ジエチルエステル、マ
ロン酸ジメチルエステル、ベンゾイル酢酸エチ
ル、メチル 3−オキソ−n−カプロエート等が
あげられる。これらの活性メチレン化合物の使用
量は、通常一般式()の原料化合物1モルに対
し、実用上1〜10倍モル程度である。 上記の反応は一般に塩基の存在が望ましく、用
いられる塩基としては有機アミン類が、例えばn
−ブチルアミン、ベンジルアミン、アニリンなど
の第一級アミン、ジエチルアミン、ジプロピルア
ミン、ジブチルアミン、ピペリジン、ピロリジ
ン、モルホリンなどの第二級アミン、1,8−ジ
アザビシクロ〔5,4,0〕−7−ウンデセンや
トリエチルアミンのような第三級アミンやイミダ
ゾール、2−メチルイミダゾールのような異項環
塩基があげられる。これらの有機塩基の使用量
は、通常一般式()の原料化合物1モルに対
し、触媒量〜5倍モル程度である。 反応は一般に有機溶媒中で行なうのが好まし
く、この溶媒としては、たとえばメタノール、エ
タノール、プロパノール、ブタノール等のアルコ
ール類や、ベンゼン、トルエン等の芳香族炭化水
素類や、ジメチルホルムアミド等があげられる。
反応温度、反応時間など、その他の反応条件に特
に制限はないが、室温〜用いた溶媒の沸点付近で
約1時間〜24時間程度反応させるのが一般的であ
る。 以上のようにして得られる化合物を加水分解す
ることにより一般式()で示される化合物に導
かれる。加水分解の条件としては、通常の酸性加
水分解法が用いられる。たとえば、硫酸、塩酸、
りん酸等を過剰に用い、その酸のみで、あるいは
有機溶媒たとえば、ギ酸、酢酸等の有機酸類、あ
るいは、メタノール、エタノール、プロパノール
等のアルコール類と共に、通常50〜150℃付近で
加熱することにより行なわれる。反応時間は化合
物により異なるが、通常1時間〜数日間程度であ
る。また本発明は次の方法によつても行なうこと
ができる。即ち、一般式()の化合物に、アセ
チレンカルボン酸類を反応させて、加水分解する
ことにより一般式()の化合物を得ることがで
きる。反応に用いられるアセチレンカルボン酸類
としては、アセチレンジカルボン酸ジメチルエス
テル、アセチレンジカルボン酸ジエチルエステ
ル、プロピオール酸メチル、プロピオール酸エチ
ル等があげられる。プロピオール酸エステルを用
いる場合には、中間に生ずるアミノアクリレート
誘導体を単離することも出来るが、単離せずにそ
のまま閉環反応を行なうことができる。これらの
アセチレンジカルボン酸誘導体の使用量は、通常
一般式()の原料化合物1モルに対して、実用
上1〜10倍モル程度である。 上記の反応は一般に塩基の存在が望ましく、用
いられる塩基としては有機アミン類が、例えば、
トリエチルアミン、トリプロピルアミン、トリブ
チルアミン等の第三級アミンや、ピリジン、キノ
リン、イミダゾール、2−メチルイミダゾール等
の異項環塩基や、ピペリジン、ピロリジン、モル
ホリン、ジエチルアミン、ジプロピルアミン、ジ
ブチルアミン等の第二級アミンがあげられる。こ
れらの有機塩基の使用量は、通常一般式()の
原料化合物1モルに対し、触媒量〜10倍モル程度
である。 反応は一般に有機溶媒中で行なうのが好まし
く、この溶媒としては、たとえばメタノール、エ
タノール、プロパノール、ブタノール等のアルコ
ール類や、ベンゼン、トルエン、キシレン等の芳
香族炭化水素類や、ジメチルホルムアミド等があ
げられる。反応温度、反応時間など、その他の反
応条件に特に制限はないが、室温〜用いた溶媒の
沸点付近で1〜24時間程度反応させるのが一般的
である。 加水分解の条件は前記の条件をそのまま用いる
ことが好ましい。また、一般式()のRがカル
ボキシ基で示される化合物は脱炭酸反応を起こす
温度よりやや高めの温度で、無溶媒のまま加熱す
ることによりRが水素で示される化合物に導くこ
とができる。 一般式()の化合物は、たとえばエタノール
アミン、dl−メチルエフエドリン、1−(3,5
−ジヒドロキシフエニル)−L−イソプロピルア
ミノエタノール、イソプロテレノール、デキスト
ロメトルフアン、ヘトラサン(ジエチルカルバマ
ジン)、ジエチルアミン、トリエチルアミンなど
の有機アミン類あるいはたとえば水酸化ナトリウ
ム、水酸化カリウムなどのアルカリ金属の水酸化
物あるいはアンモニアなどと一般式()の化合
物とをたとえば両者を適宜の溶媒中で混合、加熱
するなど自体公知の方法で反応させることによ
り、一般式()の化合物に対応する有機アミン
塩、アルカリ金属塩あるいはアンモニウム塩を得
ることができる。 かくして製造される一般式()の化合物ある
いはこれらの塩類は抗アレルギー作用を有し、な
かでも前記のごとき特定の有機アミン類との塩は
とくにすぐれた抗アレルギー作用を奏するもので
あつて、たとえばアレルギー性喘息、アレルギー
性皮フ炎、枯草熱などのアレルギー性疾患の予
防、治療剤として有用である。さらにこれらのア
ルカリ金属塩、有機アミン塩は水に対する溶解性
がよく、またそれらの水溶液は安定であつて、注
射剤、水剤などの製剤化の際に便利である。 一般式()の化合物あるいはこの塩類をたと
えば前記のアレルギー疾患の予防、治療剤として
用いる場合は、成人投与量として通常約1〜500
mg/日程度を錠剤、カプセル剤、散剤、水剤など
として経口投与するほか、注射剤、噴霧吸入剤、
軟膏剤などの適宜の剤型で投与することができ
る。 なお、本発明の一方の原料化合物である一般式
()の化合物は下記の方法によつて製造するこ
とができる。すなわち、特公昭51−18955に開示
された方法によつて製造される一般式() 〔式中、A環は前記と同意義を有する〕の化合
物を、塩基の存在下に水と反応させることにより
製造することができる。反応に用いられる塩基と
しては有機アミン類が、例えばエチルアミン、n
−プロピルアミン、n−ブチルアミン、ベンジル
アミン、ジエチルアミン、ジプロピルアミン、ジ
ブチルアミン、モルホリン、ピペリジン、ピロリ
ジン等の第二級アミンや、トリエチルアミンのよ
うな第三級アミン、イミダゾール、2−メチルイ
ミダゾールのような異項環塩基、アンモニア水、
酢酸アンモニウム、炭酸アンモニウム、炭酸ナト
リウム、炭酸水素ナトリウムのような無機の塩基
などがあげられる。これらの塩基は触媒量から大
過剰まで使用することができ、特に制限はない。 反応は一般に水と混和する溶媒中で行うのが好
ましく、例えばジメチルホルムアミド、ジメチル
スルホキシド、ヘキサメチルリン酸トリアミド
や、ギ酸、酢酸、プロピオン酸等の有機酸類や、
テトラヒドロフラン、ジオキサン等のエーテル類
があげられる。反応温度、反応時間などこの他の
反応条件に特に制限はないが、室温〜100℃程度
で数分間〜3時間程度反応させるのが一般的であ
る。 参考例 モルホリン2ml、ジメチルホルムアミド3ml、
水10mlの混液を60℃に加温し、かきまぜながら粉
末化した4−オキソ−4H−1−ベンゾピラン−
3−カルボニトリル1.71gを5分間かかつて添加
した。そのまま1時間加温したのち、析出物をろ
取、水洗後、酢酸から再結晶し、クロロホルムで
洗滌すると、2−アミノ−4−オキソ−4H−1
−ベンゾピラン−3−カルボキサアルデヒドの結
晶1.32gが得られた。融点252−255℃(分解) 核磁気共鳴スペクトル(DMSO−d6)δ:10.19
(1H,s),9.67(ca1.5H,br,s),8.11(1H,
dd,J=2,8Hz),7.97−7.30(3H,m) 元素分析 C10H7NO3として 計算値:C63.49;H3.73;N7.41 実測値:C63.59;H3.44;N7.45 以下同様にして次の化合物を得た。
【表】
【表】 実施例 1 2−アミノ−6−エチル−4−オキソ−4H−
1−ベンゾピラン−3−カルボキサアルデヒド
2.17g、アセト酢酸エチルエステル4.0ml、エタ
ノール50ml、ピペリジン5mlの混合物をかきまぜ
ながら、2時間加熱還流した。冷後、析出物をろ
取し、エタノールから再結晶して、エチル 7−
エチル−2−メチル−1−アザキサントン−3−
カルボキシレートの黄色針状晶1.60gを得た。 赤外線吸収スペクトル(Nujol)cm-1:1715,
1665 核磁気共鳴スペクトル(CDCl3)δ:9.15
(1H,s),8.09(1H,s),7.37−7.75(2H,
m),4.44(2H,q,J=7Hz),2.97(3H,
s),2.81(2H,q,J=7Hz),1.45(3H,
t,J=7Hz),1.33(3H,t,J=7Hz) 元素分析 C18H17NO4として 計算値:C69.44;H5.50;N4.50 実測値:C69.58;H5.44;N4.28 以下同様にして次の化合物を製造した。
【表】 実施例 2 2−アミノ−6−エチル−4−オキソ−4H−
1−ベンゾピラン−3−カルボキサアルデヒド
2.17g、シアン酢酸エチルエステル4.0ml、エタ
ノール50ml、ピペリジン5.0mlの混合物を30分間
加熱還流し、冷後析出結晶をろ取し、クロロホル
ムで洗滌して、エチル 2−アミノ−7−エチル
−1−アザキサントン−3−カルボキシレートの
無色針状晶2.07gを得た。 融点279−280℃ 元素分析 C17H16N2O4として 計算値:C65.37;H5.16;N8.97 実測値:C65.24;H5.08;N8.86 以下同様にして次の化合物を製造した。
【表】
【表】 実施例 3 2−アミノ−4−オキソ−4H−1−ベンゾピ
ラン−3−カルボキサアルデヒド366mg、メチル
3−オキソ−n−カプロエート500mg、ピペリ
ジン0.6mlをメタノール20ml中で6時間加熱還流
した。反応液を減圧濃縮し、残留物をシリカゲル
のカラムクロマトグラフイーにかけ、クロロホル
ムで溶出し、最先端部を集めた。メタノールから
再結晶して、メチル 2−n−プロピル−1−ア
ザキサントン−3−カルボキシレート52mgを黄色
結晶として得た。融点105−106℃ 赤外線吸収スペクトル(KBr)cm-1:1725,
1680 核磁気共鳴スペクトル(CDCl3)δ:9.23
(1H,s),8.35(1H,dd,J=8and2Hz),7.3−
8.0(3H,m),3.95(3H,s),3.32(2H,t,
J=7Hz),1.6−2.3(2H,m),1.06(3H,t,
J=7Hz) 元素分析 C17H15NO4として 計算値:C68.67;H5.08;N4.71 実測値:C68.79;H5.02;N4.62 実施例 4 2−アミノ−6−エチル−4−オキソ−4H−
1−ベンゾピラン−3−カルボキサアルデヒド
1.085g、エチル ベンゾイルアセテート2.0ml、
エタノール50ml、ピペリジン1.0mlの混合物をか
きまぜながら6時間加熱還流し、温時少量の不溶
物を去した。液を冷却したのち析出物を取
し、エタノールから再結晶するとエチル 7−エ
チル−2−フエニル−1−アザキサントン−3−
カルボキシレート635mgが微黄色針状晶として得
られた。融点176−177℃ 赤外線吸収スペクトル(Nujol)cm-1:1730,
1675 核磁気共鳴スペクトル(CDCl3)δ:9.12
(1H,s),8.18(1H,s),7.30−7.87(7H,
m),4.28(2H,q,J=7Hz),2.82(2H,
q,J=7Hz),1.03−1.53(6H,t+t) 元素分析 C23H19NO4として 計算値:C73.98;H5.13;N3.75 実測値:C74.10;H5.08;N3.71 実施例 5 55%硫酸5mlにエチル 7−エチル−2−メチ
ル−1−アザキサントン−3−カルボキシレート
933mgを加え、かきまぜながら130℃で1時間加
熱。冷後、反応液に氷水100mlを加え、析出物を
ろ取し、酢酸エチル、次いでアセトンから再結晶
して、7−エチル−2−メチル−1−アザキサン
トン−3−カルボン酸の結晶510mgを得た。融点
243−245℃ 元素分析 C16H13NO3として 計算値:C67.84;H4.63;N4.95 実測値:C67.75;H4.43;N4.89 以下同様にして次の化合物が製造された。
【表】
【表】 実施例 6 エチル 2−アミノ−7−エチル−1−アザキ
サントン−3−カルボキシレート1.56g、酢酸10
ml、55%硫酸10mlの混合物を130℃で4時間かき
まぜながら加熱したのち、水を加えて析出物をろ
取した。酢酸−水より再結晶すると、2−アミノ
−7−エチル−1−アザキサントン−3−カルボ
ン酸の無色針状晶1.28gが得られた。融点313−
314℃(分解) 元素分析 C15H12N2O4として 計算値:C63.38;H4.26;N9.86 実測値:C63.24;H4.56;N9.70 以下同様に次の化合物が製造された。
【表】 実施例 7 2−アミノ−6−エチル−4−オキソ−4H−
1−ベンゾピラン−3−カルボキサアルデヒド
217mg、シアノアセトアミド300mg、エタノール5
ml、ピペリジン0.5mlの混合物をかきまぜながら
1時間加熱還流し、冷後難溶物をろ取し、ジメチ
ルホルムアミド−アセトンから再結晶すると2−
アミノ−7−エチル−1−アザキサントン−3−
カルボキサアミドの結晶180mgが得られた。融点
>300℃ 核磁気共鳴スペクトル(CF3COOD)δ:9.50
(1H,s),8.20(1H,d,J=2Hz),7.88
(1H,dd),7.63(1H,d,J=9Hz),2.91
(2H,q,J=7Hz),1.38(3H,t,J=7
Hz) 元素分析 C15H13N3O3として 計算値:C63.59;H4.63;N14.83 実測値:C63.40;H4.72;N14.79 以下同様にして、次の化合物が製造された。
【表】 実施例 8 2−アミノ−6−エチル−4−オキソ−4H−
1−ベンゾピラン−3−カルボキサアルデヒド
217mg、マロンニトリル300mg、エタノール5ml、
ピペリジン0.5mlの混合物をかきまぜながら、15
分間加熱還流し、冷後難溶物をろ取した。ジメチ
ルホルムアミドから再結晶すると、2−アミノ−
7−エチル−1−アザキサントン−3−カルボニ
トリルの無色針状晶160mgが得られた。融点>300
℃ 赤外線吸収スペクトル(Nujol)cm-1:3325,
3125,2225,1660 核磁気共鳴スペクトル(CF3COOD)δ:9.07
(1H,s),8.16(1H,d,J=2Hz),7.88
(1H,dd),7.63(1H,d,J=9Hz),2.92
(2H,q,J=7Hz),1.39(3H,t,J=7
Hz) 元素分析 C15H11N3O2として 計算値 C67.91;H4.18;N15.84 実測値:C67.75;H4.01;N16.00 以下同様にして、次の化合物が製造された。
【表】 実施例 9 2−アミノ−6−エチル−4−オキソ−4H−
1−ベンゾピラン−3−カルボキサアルデヒド
2.17g、アセチレンジカルボン酸ジメチルエステ
ル1.778g、メタノール50ml、トリエチルアミン
0.5mlの混合物をかきまぜながら3時間加熱還流
し、冷後析出物をろ取した。これをクロロホルム
に加えてかきまぜ、難溶物をろ去し、ろ液を濃縮
乾固後、n−ヘキサン−クロロホルム−アセトン
(10:5:0.5)約50mlに溶かし、シリカゲルカラ
ム(30g)にかけ、同じ溶媒で溶出した。溶出物
を濃縮し、残留物をメタノールから再結晶すると
ジメチル 7−エチル−1−アザキサントン−
2,3−ジカルボキシレートの無色針状晶590mg
が得られた。融点169−170℃ 赤外線吸収スペクトル(Nujol)cm-1:1745,
1720,1670 核磁気共鳴スペクトル(CDCl3)δ:9.20
(1H,s),8.10(1H,d,J=2Hz),7.68
(1H,dd,J=2and8Hz),7.52(1H,d,J=
8Hz),4.05(3H,s),3.99(3H,s),2.83
(2H,q,J=7Hz),1.33(3H,t,J=7
Hz) 元素分析 C18H15NO6として 計算値:C63.34;H4.43;N4.10 実測値:C63.15;4.30;N4.01 実施例 10 2−アミノ−4−オキソ−4H−1−ベンゾピ
ラン−3−カルボキサアルデヒド1.83g、アセチ
レンジカルボン酸ジメチルエステル1.6g、エタ
ノール50ml、トリエチルアミン1滴の混合物をか
き混ぜながら2時間加熱還流した。反応液を減圧
濃縮し残留物にエーテルを加え得られる結晶性物
質をろ取しエーテルで洗い、メタノールから再結
晶してジメチル 1−アザキサントン−2,3−
ジカルボキシレートの無色針状晶2.06gを得た。
融点149−151℃ 赤外線吸収スペクトル(KBr)cm-1:1750,
1730,1675 核磁気共鳴スペクトル(CDCl3)δ:9.28
(1H,s),8.20(1H,dd,J=2and8Hz),7.4−
8.0(3H,m),4.06(3H,s),4.02(3H,s) 元素分析 C16H11NO6として 計算値:C55.34;H2.90;N4.03 実測値:C55.25;H2.74;N3.94 実施例 11 2−アミノ−6−エチル−4−オキソ−4H−
1−ベンゾピラン−3−カルボキサアルデヒド
2.17g、アセチレンジカルボン酸 ジエチルエス
ステル 2.55g、エタノール50ml、トリエチルア
ミン0.5mlの混合物を2時間加熱還流し、熱時少
量の難溶物をろ去し、ろ液を冷却した。析出した
結晶をろ取し、エタノールから再結晶すると、ジ
エチル 7−エチル−1−アザキサントン−2,
3−ジカルボキシレートの無色結晶3.22gが得ら
れた。融点112−113℃ 赤外線吸収スペクトル(Nujol)cm-1:1745,
1718,1665 核磁気共鳴スペクトル(CDCl3)δ:9.28
(1H,s),8.13(1H,s),7.43−7.83(2H,
m),4.27−4.77(4H,q+q),2.82(2H,q,
J=7Hz),1.17−1.62(9H) 元素分析 C20H19NO6として 計算値:C65.03;H5.19;N3.79 実測値:C65.26;H5.02;N3.87 実施例 12 2−アミノ−6,8−ジメチル−4−オキソ−
4H−1−ベンゾピラン−3−カルボキサアルデ
ヒド217mg、アセチレンジカルボン酸 ジエチル
エステル255mg、エタノール10ml、トリエチルア
ミン0.05mlの混合物を3時間加熱還流したのち、
アセチレンジカルボン酸 ジエチルエスステル
150mg、エタノール1ml、トリエチルアミン2滴
を追加し、さらに2時間加熱還流した。冷後析出
物をろ取し、エタノールから2回再結晶すると、
ジエチル 7,9−ジメチル−1−アザキサント
ン−2,3−ジカルボキシレートの黄色結晶260
mgが得られた。融点156−159℃ 赤外線吸収スペクトル(Nujol)cm-1:1740,
1725,1675 核磁気共鳴スペクトル(CDCl3)δ:9.22
(1H,s),7.90(1H,s),7.45(1H,s),
4.57(2H,q,J=7Hz),4.45(2H,q,J=
7Hz),2.58(3H,s),2.43(3H,s),1.47
(6H,t,J=7Hz) 実施例 13 実施例10と同様の方法で2−アミノ−6−クロ
ロ−4−オキソ−4H−1−ベンゾピラン−3−
カルボキサアルデヒドからジメチル 7−クロロ
−1−アザキサントン−2,3−ジカルボキシレ
ートを淡黄色針状晶(再結晶溶媒:酢酸エチル)
として得た。融点220−223℃ 元素分析 C16H10NO6Clとして 計算値:C55.34;H2.90;N4.03 実測値:C55.25;H2.74;N3.94 実施例 14 2−アミノ−4−オキソ−4H−1−ベンゾピ
ラン−3−カルボキサアルデヒド5.5g、エチル
プロピオレート5g、ジメチルホルムアミド25
ml、トリエチルアミン0.1mlとの混合物をかき混
ぜながら90℃に1時間加熱した。反応液を減圧濃
縮し、残留物をメタノールから再結晶するとエチ
ル 3−N−(3−ホルミル−4−オキソ−4H−
1−ベンゾピラン−2−イール)アミノアクリレ
ート3.5gが無色針状晶として得られた。融点201
−203℃ 赤外線吸収スペクトル(KBr)cm-1:1700,
1680 核磁気共鳴スペクトル(CDCl3)δ:10.47
(1H,s),8.23(1H,dd,J=2and8Hz),7.68
(1H,d,J=9Hz),7.3−7.8(3H,m),5.45
(1H,d,J=9Hz),4.38(2H,q,J=6
Hz),3.66(3H,t,J=6Hz) 元素分析 C15H13NO5として 計算値:C62.71;H4.56;N4.88 実測値:C62.47;H4.40;N4.81 ついで上述のエチル 3−N−(3−ホルミル
−4−オキソ−4H−1−ベンゾピラン−2−イ
ール)アミノアクリレート3.5g、トリエチルア
ミン5ml、トルエン20mlの混合物を24時間加熱還
流した。反応液を減圧濃縮し、得られた残留物を
メタノールから再結晶するとエチル 1−アザキ
サントン−3−カルボキシレート1.42gが淡黄色
結晶として得られた。融点139−140℃ 赤外線吸収スペクトル(KBr)cm-1:1715,
1670,1615 核磁気共鳴スペクトル(CDCl3)δ:9.2−9.4
(2H,m),8.35(1H,dd,J=2and7Hz),7.2−
8.0(3H,m),4.50(2H,q,J=8Hz),1.34
(3H,t,J=8Hz) 元素分析 C15H11NO4として 計算値:C66.91;H4.12;N5.20 実測値:C66.71;H4.00;N5.11 実施例 15 2−アミノ−6−クロロ−4−オキソ−4H−
1−ベンゾピラン−3−カルボキサアルデヒド
2.23g、エチル ピロピオレート5g、ジメチル
ホルムアミド30ml、トリエチルアミン0.1mlの混
合物をかき混ぜながら、90℃で1時間加熱し、冷
後析出物を取し、メタノールで洗うとエチル
3−N−(3−ホルミル−6−クロロ−4−オキ
ソ−4H−1−ベンゾピラン−2−イール)アミ
ノアクリレートの粗結晶1.6gが得られた。この
ものをジメチルホルムアミド15ml、トリエチルア
ミン5mlとともにかき混ぜながら130−140℃で2
時間加熱した。反応液を減圧濃縮し、残留物をエ
タノールから再結晶するとエチル 7−クロロ−
1−アザキサントン−3−カルボキシレートの淡
黄色針状晶650mgが得られた。融点176−177℃ 赤外線吸収スペクトル(KBr)cm-1:1725,
1675 核磁気共鳴スペクトル(CDCl3)δ:9.37
(1H,d,J=2Hz),9.27(1H,d,J=2
Hz),8.30(1H,d,J=2Hz),7.80(1H,
dd,J=2and8Hz),7.60(1H,d,J=8Hz),
4.84(2H,q,J=7Hz),1.43(3H,t,J=
7Hz) 元素分析 C15H10NO4Clとして 計算値:C59.32;H3.32;N4.61 実測値:C59.40;H3.18;N4.44 実施例 16 実施例13と同様の方法で2−アミノ−6−ニト
ロ−4−オキソ−4H−1−ベンゾピラン−3−
カルボキサアルデヒドからエチル 7−ニトロ−
1−アザキサントン−3−カルボキシレートを淡
黄色板状晶(ジメチルホルムアミドから再結晶)
として得た。融点228−229℃ 赤外線吸収スペクトル(KBr)cm-1:1720,
1675 核磁気共鳴スペクトル(CF3CO2D)δ:9.1〜
9.3(2H,broad s),8.92(1H,d,J=2
Hz),8.42(1H,dd,J=2and9Hz),7.48(1H,
d,J=9Hz),4.22(2H,q,J=7Hz),1.10
(3H,t,J=7Hz) 元素分析 C15H10N2O6として 計算値:C57.33;H3.21;N8.92 実測値:C56.96;H3.09;N8.76 実施例 17 エチル 1−アザキサントン−3−カルボキシ
レート1.0g、氷酢酸8ml、55%硫酸8mlの混合
物をかき混ぜながら130℃で4時間加熱還流し
た。冷後析出物をろ取、水洗した後70%ジメチル
ホルムアミドから再結晶すると1−アザキサント
ン−3−カルボン酸の無色針状晶822mgが得られ
た。融点272℃ 赤外線吸収スペクトル(KBr)cm-1:1700,
1670,1615,1605 核磁気共鳴スペクトル(d6−DMSO)δ:9.28
(1H,d,J=2Hz),8.97(1H,d,J=2
Hz),8.17(1H,dd,J=2and8Hz),7.3〜8.0
(3H,m) 元素分析 C13H7NO4として 計算値:C64.73;H2.93;N5.81 実測値:C64.51;H2.77;N5.63 以下同様にして、次の化合物を製造した。
【表】 実施例 18 ジメチル 7−エチル−1−アザキサントン−
2,3−ジカルボキシレート341mg、酢酸2ml、
55%硫酸2mlの混合物をかきまぜながら130℃で
4時間加熱。冷後、水を加えて析出物をろ取し、
これをナス型フラスコに入れて、直火で注意しな
がら加熱すると融解、発泡が起きた。発泡がおさ
まつたのち冷却し、アセトンから再結晶すると、
7−エチル−1−アザキサントン−3−カルボン
酸の無色針状晶124mgが得られた。融点238−239
℃ 赤外線吸収スペクトル(Nujol)cm-1:1690,
1675 核磁気共鳴スペクトル(DMSO−d6)δ:9.08
(1H,d,J=2Hz),8.81(1H,dd,J=2
Hz),7.80(1H,s),7.69(1H,dd,J=2and8
Hz),7.49(1H,d,J=8Hz),2.75(2H,
q,J=7Hz),1.24(3H,t,J=7Hz) 元素分析 C15H11NO4として 計算値:C66.91;H4.12;N5.20 実測値:C66.71;H3.94;N5.10 実施例 19 ジメチル 7−クロロ−1−アザキサントン−
2,3−ジカルボキシレート1.5g、55%硫酸10
ml、氷酢酸10mlの混合物をかき混ぜながら130℃
で6時間加熱し、冷後析出物を取し水洗後、70
%ジメチルホルムアミドから再結晶し、7−クロ
ロ−1−アザキサントン−2,3−ジカルボン酸
の無色針状晶723mgが得られた。 融点266−269℃(分解) 核磁気共鳴スペクトル(d6−DMSO)δ:7.9
−8.1(2H,m),8.20(1H,d,J=2Hz),
9.03(1H,s) 実施例 20 ジエチル 7−エチル−1−アザキサントン−
2,3−ジカルボキシレート170mg、酢酸1ml、
55%硫酸1mlの混合物を130℃で3時間加熱した
のち、析出物をろ取した。これを酢酸から再結晶
すると、7−エチル−1−アザキサントン−2,
3−ジカルボン酸の結晶30mgが得られた。融点
210−211℃(分解) 赤外線吸収スペクトル(Nujol)cm-1:1728,
1695,1675 核磁気共鳴スペクトル(d6−DMSO)δ:8.93
(1H,s),7.97(1H,d,J=2Hz),7.80
(1H,dd,J=2and9Hz),7.62(1H,d,J=
9Hz),2.78(2H,q,J=7Hz),1.27(3H,
t,J=7Hz) 実施例 21 ジエチル 7,9−ジメチル−1−アザキサン
トン−2,3−ジカルボキシレート185mg、酢酸
1ml、55%硫酸1mlの混合物を、130℃で2時間
加熱後、難溶物をろ取した。これを飽和炭酸水素
ナトリウム水溶液に溶かし、少量の難溶物をろ去
し、ろ液を酸性にし、析出物をろ取。これを酢酸
−水の混液より再結晶し、7,9−ジメチル−1
−アザキサントン−2,3−ジカルボン酸の微黄
色針状晶20mgを得た。 融点175−177℃(偏光消失点) 赤外線吸収スペクトル(Nujol)cm-1:1725−
1710,1670 核磁気共鳴スペクトル(d6−DMSO)δ:9.17
(1H,s),7.85(1H,d,J=2Hz),7.65
(1H,d,J=2Hz),2.53(3H,s),2.45
(3H,s) 実施例 22 2−アミノ−6−エチル−4−オキソ−4H−
1−ベンゾピラン−3−カルボキサアルデヒド
3.17g、マロン酸ジエチル8g、ピリジン15ml、
1,8−ジアザビシクロ〔5,4,0〕−7−ウ
ンデセン1ml、エタノール50mlの混合物を15時間
かき混ぜながら加熱還流した。反応液を減圧濃縮
し残渣に希塩酸を加え酸性とした。析出物をろ取
し水洗後、エタノールから再結晶しエチル 7−
エチル−2−ヒドロキシ−1−アザキサントン−
3−カルボキシレートの淡黄色針状晶1.23gを得
た。融点200−204℃ 赤外線吸収スペクトル(KBr)cm-1:1675,
1610 核磁気共鳴スペクトル(CDCl3)δ:1.35
(3H,t,J=7Hz),1.53(3H,t,J=7
Hz),2.87(2H,q,J=7Hz),4.58(2H,
q,J=7Hz),7.4−7.8(2H),8.23(1H,q,
J=2Hz),9.30(1H,s) 以下同様にして、次の化合物を製造した。
【表】 実施例 23 2−アミノ−6,8−ジメチル−4−オキソ−
4H−1−ベンゾピラン−3−カルボキサアルデ
ヒド326mg、エタノール7.5ml、ピリジン2.0ml、
マロン酸ジエチルエステル2.0ml、1,8−ジア
ザビシクロ〔5,4,0〕−7−ウンデセン0.1ml
の混合物を4時間加熱還流した。 溶媒を留去し、残留物に1N塩酸を加えて難溶
物をろ取し、これをクロロホルムに溶かし、シリ
カゲルクロマトにかけ、クロロホルム−アセトン
−ギ酸(9:1:0.1)で溶出精製し、エタノー
ルから再結晶し、エチル 2−ヒドロキシ−7,
9−ジメチル−1−アザキサントン−3−カルボ
キシレートの微黄色結晶20mgを得た。融点251−
253℃ 赤外線吸収スペクトル(Nujol)cm-1:1700,
1675,1650 核磁気共鳴スペクトル(CDCl3)δ:12.30
(1H,br),9.22(1H,s),7.93(1H,s),
7.45(1H,s),4.55(2H,q,J=7Hz),2.57
(3H,s),2.43(3H,s),1.50(3H,t) 実施例 24 エチル 7−エチル−2−ヒドロキシ−1−ア
ザキサントン−3−カルボキシレート700mg、氷
酢酸20ml、55%硫酸10mlとの混合物を130℃で5
時間かき混ぜながら加熱還流した。冷後析出物を
ろ取し水洗後、ジメチルホルムアミドから再結晶
し7−エチル−2−ヒドロキシ−1−アザキサン
トン−3−カルボン酸の無色板状晶492mgを得
た。融点292−296℃ 赤外線吸収スペクトル(KBr)cm-1:1740,
1675,1610 核磁気共鳴スペクトル(d6−DMSO)δ:1.25
(3H,t,J=7Hz),2.75(2H,q,J=7
Hz),7.45(1H,d,J=9Hz),7.70(1H,
d,d,J=9and2Hz),7.83(1H,d,J=2
Hz),8.74(1H,s) 実施例 25 エチル 2−ヒドロキシ−1−アザキサントン
−3−カルボキシレート600mg、氷酢酸10ml、55
%硫酸5mlの混合物を130℃で4時間かき混ぜな
がら加熱還流した。冷後析出物をろ取水洗後ジメ
チルホルムアミドから再結晶し2−ヒドロキシ−
1−アザキサントン−3−カルボン酸の白色結晶
418mgを得た。融点300℃以上 赤外線吸収スペクトル(KBr)cm-1:1745,
1660,1620 核磁気共鳴スペクトル(d6−DMSO)δ:7.6
−8.1(3H,m),8.17(1H,d,d,J=8and2
Hz),8.82(1H,s) 以下同様にして、次の化合物を製造した。
【表】 実施例 26 2−アミノ−6−エチル−4−オキソ−4H−
1−ベンゾビラン−3−カルボキサアルデヒド
2.17g、ジメチルホルムアミド25ml、プロピオー
ル酸エチルエステル5g、トリエチルアミン0.1
mlの混合物をかきまぜながら、90℃で1時間加熱
したのち、室温に放置した。析出した結晶をろ取
し、アセトンより再結晶し、エチル 3−(6−
エチル−3−フオルミル−4−オキソ−4H−1
−ベンゾピラン−2)アミノアクリレートの無色
針状晶1.65gを得た。融点201−203℃ 赤外線吸収スペクトル(KBr)cm-1:3070,
1700,1665,1635 核磁気共鳴スペクトル(CDCl3)δ:13.50
(1H,d,J=12Hz),10.36(1H,s),8.02
(1H,d,J=2Hz),7.17−7.73(3H,m),
5.42(1H,d,J=9Hz),4.34(2H,q,J=
7Hz),2.75(2H,q,J=7Hz),1.35(3H,
t,J=7Hz),1.28(3H,t,J=7Hz) 元素分析 C17H17NO5として 計算値:C64.75;H5.43;N4.44 実測値:C64.72;H5.40;N4.33 同様にして2−アミノベンゾ〔f〕クロモン−
3−カルボキサアルデヒドよりエチル 3−(3
−フオルミル−ベンゾ〔f〕−クロモン−2)ア
ミノアクリレートを得た。融点228−230℃(分
解) 実施例 27 実施例26で得たエチル 3−(6−エチル−3
−フオルミル−4−オキソ−4H−1−ベンゾピ
ラン−2)アミノアクリレート1.58g、ジメチル
ホルムアミド15ml、トリエチルアミン5mlの混合
物を130℃で2.5時間加熱還流したのち濃縮し、残
留物にエタノール約50mlを加え、冷却し、析出し
た結晶をろ取した。エタノールから再結晶し、エ
チル 7−エチル−1−アザキサントン−3−カ
ルボキシレートの淡黄色針状晶920mgを得た。融
点140−142℃ 赤外線吸収スペクトル(KBr)cm-1:1725,
1670 核磁気共鳴スペクトル(CDCl3)δ:9.27
(2H,m),8.11(1H,near s),7.42−7.82
(2H,m),4.51(2H,q,J=7Hz),2.83
(2H,q,J=8Hz),1.48および1.38(3H×
2,t and t) 元素分析 C17H15NO4として 計算値:C68.67;H5.08;N4.71 実測値:C68.86;H4.80;N4.85 同様にして、実施例26で得たエチル 3−(3
−フオルミル−ベンゾ〔f〕クロモン−2)−ア
ミノアクリレートよりエチル ベンゾ〔h〕−1
−アザキサントン−3−カルボキシレート 融点186−188℃を得た。 実施例 28 実施例25と同様の方法により次の化合物を製造
した。
【表】 実施例 29 7−エチル−1−アザキサントン−3−カルボ
ン酸27mg、ジエタノールアミン12mg、エタノール
10mlの混合物を加熱溶解したのち濃縮した。冷後
析出物をろ取して、7−エチル−1−アザキサン
トン−3−カルボン酸のジエタノールアミン塩の
無色結晶25mgを得た。融点162−164℃ 元素分析 C19H22N2O6として 計算値:C60.95;H5.92;N7.48 実測値:C60.70;H5.87;N7.49

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 一般式 〔式中、A環はハロゲン原子、ニトロ、アルキ
    ル、アルコキシまたは6,7,8,9位の隣接す
    る2個の炭素原子とベンゼン環を形成するブタジ
    エニレン基(−CH=CH−CH=CH−)で置換さ
    れていてもよく、Rは水素、アルキル、フエニ
    ル、アミノ、カルボキシまたは水酸基を表わす〕
    で示される1−アザキサントン−3−カルボン酸
    誘導体。 2 一般式 〔式中、A環はハロゲン原子、ニトロ、アルキ
    ル、アルコキシまたは5,6,7,8位の隣接す
    る2個の炭素原子とベンゼン環を形成するブタジ
    エニレン基(−CH=CH−CH=CH−)で置換さ
    れていてもよい〕で示される化合物に活性メチレ
    ン化合物またはアセチレンカルボン酸誘導体を反
    応させたのち、加水分解することを特徴とする一
    般式。 〔式中、A環は前記と同意義を、Rは水素、ア
    ルキル、フエニル、アミノ、カルボキシまたは水
    酸基をそれぞれ表わす〕で示される1−アザキサ
    ントン−3−カルボン酸誘導体の製造法。
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