JPS6330700B2 - - Google Patents

Description

【発明の詳細な説明】 本発明はカセツトテープ自動ダビング装置に関
するものである。

従来、プレイ釦の操作に伴い再生動作を行なう
再生機能部を備えたカセツトプレーヤーと、プレ
イ釦の操作に伴い再生動作を行なう再生機能部、
及びレコード釦の操作に伴い録音待機状態となり
プレイ釦の操作に伴つて録音待機状態から録音動
作状態に移行する録音機能部を備えたカセツトレ
コーダーとを複合化した商品が存在し、このもの
にあつてはカセツトプレーヤー側にて再生、カセ
ツトレコーダー側にて再生と録音とを夫々個々に
行なえるようになつており、さらにカセツトプレ
ーヤーによりカセツトテープを再生してその再生
信号をカセツトレコーダーにより他のカセツトテ
ープに録音するダビング動作を行なえるように構
成されている。

しかし、上記従来のものでは、ダビング動作を
行なう際にカセツトプレーヤー側におけるプレイ
釦の操作と、カセツトレコーダー側におけるレコ
ード釦及びプレイ釦の操作とを前後して行なう必
要があり、カセツトプレーヤーにおける再生動作
とカセツトレコーダーにおける録音動作とを同時
にスタートできず、時間的ずれを生じる。その結
果、再生信号の初めの部分を録音できなかつた
り、録音側のカセツトテープの初めの部分で余分
な無録音部分ができたりするという問題があつ
た。

本発明は上記問題点を解決するもので、カセツ
トプレーヤー及びカセツトレコーダーに共通のプ
レイ釦を設け、カセツトレコーダーのレコード釦
を操作した後共通のプレイ釦を操作することによ
り、カセツトプレーヤーにおいて再生動作を、カ
セツトレコーダーにおいて録音動作を同時にスタ
ートできるようにしたものである。

以下図面に示した本発明の実施例について詳細
に説明する。

本実施例においては、再生機能を有するステレ
オカセツトプレーヤーと録音及び再生機能を有す
るステレオカセツトレコーダーとを複合化したも
のである。上記カセツトプレーヤー及びカセツト
レコーダーは上記機能以外に、従来周知の早送
り、巻き戻し機能等を夫々具備し、又プレイ釦、
早送り釦、巻き戻し釦等を個々に設けるものであ
り、以下本発明の要部について第１図を基に説明
する。

SW１はカセツトプレーヤー及びカセツトレコ
ーダーに共通のプレイ釦、SW２はカセツトレコ
ーダーのレコード釦、SW３はカセツトプレーヤ
ー及びカセツトレコーダーに共通のストツプ釦、
Ｍ１はプレイ釦SW１のON操作に伴いカセツト
プレーヤーの再生機能部Ｍ４及びカセツトレコー
ダーの録音機能部Ｍ５に指示信号を出力するプレ
イ動作指示部、Ｍ２はレコード釦SW２のON操
作に伴い録音機能部Ｍ５に指示信号を出力する録
音動作指示部、Ｍ３はストツプ釦SM３のON操
作に伴い再生機能部Ｍ４及び録音機能部Ｍ５に指
示信号を出力するストツプ動作指示部である。

上記再生機能部Ｍ４は再生ヘツド、再生回路、
回転部、動作指示判読回路等再生に必要な各部を
含むものであり、プレイ動作指示部Ｍ１より指示
信号が入力されることに伴い再生動作状態とな
る。又、上記録音機能部Ｍ５は録音ヘツド、録音
回路、回転部、動作指示判読回路等録音に必要な
各部を含むものであつて、録音動作指示部Ｍ２よ
り指示信号が入力されると録音待機状態（例えば
録音ヘツドがカセツトテープに接し該テープの走
行を停止している状態）となり、該録音待機状態
でプレイ動作指示部Ｍ１より指示信号が入力され
ると録音動作状態に移行するものである。

上記の構成において、ダビングする場合には、
先ずレコード釦SW２をON操作する。すると、
録音動作指示部Ｍ２はレコード釦SW２のON操
作を確認して指示信号を出力し、録音機能部Ｍ５
に入力することになり、該機能部Ｍ５は録音待機
状態となる。

次に、プレイ釦SW１をON操作する。すると、
プレイ動作指示部Ｍ１はプレイ釦SW１のON操
作を確認して再生機能部Ｍ４及び録音機能部Ｍ５
に指示信号を入力する。これにより、再生機能部
４は再生動作状態になつてカセツトテープを再生
すると同時に、録音機能部Ｍ５は録音待機状態か
ら録音動作状態に移行して上記再生した信号をカ
セツトテープに録音する。

このように、ダビング時にはレコード釦SW２
を操作した後、共通のプレイ釦SW１を操作すれ
ば、カセツトプレーヤーにおける再生動作とカセ
ツトレコーダーにおける録音動作とが同時にスタ
ートすることになる。従つて、再生信号の初めの
部分が録音できなかつたり、録音側のカセツトテ
ープの初めの部分に無録音部分が余分にできたり
するようなことがなくなる。

以上の如く本発明によれば、カセツトレコーダ
ーのレコード釦を操作した後、カセツトプレーヤ
ー及びカセツトレコーダーに共通のプレイ釦を操
作することにより、再生動作と録音動作とを同時
にスタートさせることができ、従来の如き問題点
を招くことなくダビングすることができ、しかも
操作性の面でも優れたものになる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の実施例におけるダビング装置
を示すブロツク図である。 SW１：プレイ釦、SW２：レコード釦、Ｍ
１：プレイ動作指示部、Ｍ４：再生機能部、Ｍ
５：録音機能部。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １ プレイ釦の操作に伴い再生動作を行なう再生
   機能部を備えたカセツトプレーヤーと、レコード
   釦の操作に伴い録音待機状態になりプレイ釦の操
   作に伴つて録音動作を行なう録音機能部を備えた
   カセツトレコーダーとを有し、上記カセツトプレ
   ーヤーによりカセツトテープを再生してその再生
   信号を上記カセツトレコーダーにより他のカセツ
   トテープに録音できるよう構成したものにおい
   て、 上記カセツトプレーヤー及びカセツトレコーダ
   ーの双方に個別に設けた上記各プレイ釦とは別に
   双方に共通のプレイ釦を設け、 上記カセツトレコーダーの録音機能部を録音待
   機状態とした後、上記共通のプレイ釦が操作され
   ることに伴い上記カセツトプレーヤーの再生機能
   部に指示して該再生機能部を再生動作状態とする
   と同時に上記カセツトレコーダーの録音機能部に
   指示して該録音機能部を録音待機状態から録音動
   作状態に移行させるプレイ動作指示部を設けたこ
   とを特徴とするカセツトテープ自動ダビング装
   置。