JPS6328029Y2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPS6328029Y2
JPS6328029Y2 JP1981168677U JP16867781U JPS6328029Y2 JP S6328029 Y2 JPS6328029 Y2 JP S6328029Y2 JP 1981168677 U JP1981168677 U JP 1981168677U JP 16867781 U JP16867781 U JP 16867781U JP S6328029 Y2 JPS6328029 Y2 JP S6328029Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
lever
cylinder lock
seat
shaft
slide member
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP1981168677U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS5873040U (ja
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed filed Critical
Priority to JP1981168677U priority Critical patent/JPS5873040U/ja
Publication of JPS5873040U publication Critical patent/JPS5873040U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPS6328029Y2 publication Critical patent/JPS6328029Y2/ja
Granted legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Seats For Vehicles (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、車両用シートロツク装置、より具体
的には乗用車等の可倒式リヤシートのロツク装置
の改良に関するものである。
従来のこの種のロツク装置としては、第1図に
示すように、リヤシート1の背壁に固定したスト
ライカ2の先端鍵部2aを係止するフツク3を備
えた操作ハンドル4を車体側に回動自在に軸支
し、図に矢印Aで示すように、ワイヤバネ6のバ
ネ力に抗して操作ハンドル4の上部を操作するこ
とにより、フツク3によるストライカ2の係止を
解除するようにしたものが知られている。
ところで、かかるロツク装置では、誰でもロツ
ク解除操作できるので、例えトランクを施錠して
いたとしても、車内側からリヤシートを倒してト
ランクの中のものを取り出すことができ、盗難予
防という点で好ましいものではなかつた。
本考案は、かかる問題に鑑みてなされたもので
あつて、キー操作によつて始めてロツクを解除で
きる車両用シートロツク装置を提供することを基
本的な目的としている。
このため、本考案においては、シートのストラ
イカを係止するフツクレバーと、フツクレバーを
操作するハンドルとを、夫々回動自在に共通のシ
ヤフトに軸支するとともに、このシヤフト上を軸
方向にスライドするスライド部材をレバーを介し
てベースに取付けたシリンダ錠の操作に連動して
スライド操作するようにし、シリンダ錠のロツク
位置ではハンドルを操作してもフツクレバーはそ
のまゝ係止位置に保持され、シリンダ錠をアンロ
ツク操作したときにのみフツクレバーをハンドル
に連動させるようにスライド部材で両者を回転方
向に連係させ、ハンドル操作でシートのロツクを
解除しうるようにしたことを基本的な特徴として
いる。
以下、図示の実施例に基いて本考案をより具体
的に説明する。
第2図、第3図および第4図において、11は
底壁11aから立上つた一対の側壁11b,11
cの上縁に車体側への取付けのためのブラケツト
部11d,11eを有し、後部中央に垂直上向き
にシリンダ錠30を取付けたベース、12はベー
ス11の内部スペースを外部に対してカバーする
ように幅広に形成されたロツク解除用の操作ハン
ドル、13はリヤシート(図示せず)の背壁に基
端を固定したストライカ14を係止するフツク部
15を有するフツクレバー、16は上記操作ハン
ドル12およびフツクレバー13を夫々回動自在
に軸支するように、ベース11の一対の側壁11
b,11c間に挿通固定されたシヤフトである。
第5図に示すように、操作ハンドル12は縦壁
12aの上部に前後方向に拡がつた上壁12bと
上壁12bの後縁を上向きに立上げて形成した操
作部12cとを有するとともに、縦壁12aの下
部から後向き斜め下方に伸びた下壁12dを有
し、かつ縦壁12aの下部両側には、縦壁12a
とほゞ直交する略円形の軸受部12e,12fを
形成した構造を有する。また、フツクレバー13
は、操作ハンドル12の一対の軸受部12e,1
2f間に丁度嵌合しうるように軸方向の両端に一
対の軸受部13a,13bを一体に形成したレバ
ー本体13cの軸方向中央にフツク部15を前向
きに突出させて支持した構造を有している。
これら操作ハンドル12とフツクレバー13
は、段付シヤフトである上記シヤフト16によつ
て、各一対の軸受部12e,12f,13a,1
3bが夫々軸支された状態でベース11内に組付
けられる。
第3図に示すように、シヤフト16の大径部1
6aには、一端がベース11の底壁11aに当止
められた2つのつる巻バネ17,18が巻装され
ており、一方のつる巻バネ17の他端は操作ハン
ドル12の図の左側の軸受部12eに設けたバネ
掛ピン19に掛止め、他方のつる巻バネ18の他
端は、第4図に示すように、フツクレバー13の
フツク部15に下側から当てがうことにより、操
作ハンドル12およびフツクレバー13を、シヤ
フト16の廻りで第4図の時計方向に夫々付勢し
ている。そして、これらつる巻バネ17,18に
より付勢された操作ハンドル12、フツクレバー
13は、各軸受部12e,12f,13a,13
bの下部から下向きに突出させて形成した各スト
ツパー部12g,12h,13d,13eがベー
ス11の底壁11aに当止められることにより、
第4図に夫々実線で示すように、操作ハンドル1
2およびフツクレバー13は時計方向への回動が
阻止される。
一方、第3図に示すように、シヤフト16の小
径部16bには、フツクレバー13の右側の軸受
部13bよりさらに軸方向内側の部分において軸
方向にスライド自在なスライド部材20が嵌合さ
れており、このスライド部材20の軸方向の位置
に応じて、操作ハンドル12とフツクレバー13
とを回転方向に連動するように連係させ、或いは
相互に独立に回動させるように両者12,13を
切り離す。
このスライド部材20は、シヤフト16の小径
部16bに嵌合する短尺の円筒20aの両端に一
対のフランジ21,22を設けるとともに、第3
図の右側のフランジ22には、第4図に示すよう
に、シヤフト16と軸平行に伸びる一対の連係ピ
ン23,23を一体に設け、この一対のピン2
3,23を、第5図に明瞭に示す操作ハンドル1
2、フツクレバー13の各右側軸受部12f,1
3eの各一対の係合穴24,24,25,25に
対して軸方向に挿脱させるようにしている。
また、スライド部材20の一対のフランジ2
1,22の下部には夫々扉形状の係合部21a,
22aを形成し、これら一対の係合部21a,2
2a間には、第4図に示すように、ベース11の
後部に固定したシリンダ錠30のカム軸31に一
端26aを結合固定したレバー26の先端26b
を後方から挿通し、シリンダ錠30をキー操作す
ることにより、レバー26をシリンダ錠30を中
心としてカム軸31とともに揺動させ、この揺動
の軸方向成分でスライド部材20をシヤフト16
の軸方向に変位させる。
いま、シリンダ錠30のキーが抜かれたロツク
状態では、第3図に実線位置Xで示す位置にスラ
イド部材20が保持される。この位置Xでは、ス
ライド部材20の一対のピン23,23は操作ハ
ンドル12の軸受部12fの一対の係合穴24,
24には係合せず、フツクレバー13の軸受部1
3bの係合穴25,25にのみ軸方向に嵌合して
係合した状態にあり、したがつて、操作ハンドル
12を、第4図に矢印Bで示すように、アンロツ
ク方向に操作しても、操作ハンドル12のみが回
動し、フツクレバー13はその係止位置にそのま
ま保持され、ストライカ14に対するフツクレバ
ー13による係止は解除されない。
一方、車内側からトランク内の物品を取り出す
必要が生じた場合には、キーをシリンダ錠30に
上方から挿し込んでシリンダ錠30をアンロツク
方向に操作すればよい。このキー操作で、スライ
ド部材20は、シリンダ錠30のカム軸31に連
動するレバー26により、第3図に仮想線で示す
位置Yまで軸方向にスライドされる。その結果、
スライド部材20の一対の係合ピン23,23は
フツクレバー13側の係合穴25,25および操
作ハンドル12側の係合穴24,24の両方に同
時に係合する。このため、フツクレバー13と操
作ハンドル12とは、シヤフト16の廻りで回転
方向に相対回転不自在に連係され、したがつて、
第4図に夫々仮想線位置イ,ロで示すように、操
作ハンドル12をつる巻バネ16のバネ力に抗し
てアンロツク方向Bにアンロツク位置イまで操作
すると、フツクレバー13はこれに連動してアン
ロツク位置ロまでつる巻バネ18のバネ力に抗し
て反時計廻りに回動され、ストライカ14に対す
る係止が解除され、アンロツクされる。したがつ
て、リヤシートを必要に応じて前倒させることが
でき、トランク内の所望の物品を取り出すことが
できる。
以上の説明から明らかなように、本考案は、シ
ートのストライカを係止するフツクレバーと、フ
ツクレバーの操作ハンドルとをシヤフトに夫々回
動自在に軸支する一方、シリンダ錠のキー操作に
連動するレバーによつてシヤフト上をスライドす
るスライド部材を設け、シリンダ錠のロツク位置
では、フツクレバーと操作ハンドルとが独立に回
動しうるように軸方向において両方を切り離し、
シリンダ錠をアンロツク操作したときにのみ、フ
ツクレバーと操作ハンドルとをスライド部材によ
り相対回転不自在に連係させ、操作ハンドルを操
作してシートのロツクを解除しうるようにした車
両用シートロツク装置を提供するものである。
したがつて、本考案によれば、車内においても
勝手にはリヤシートを前倒させることができず、
トランクを施錠してある限り、トランク内の物品
の盗難を確実に防止することができ、また、不用
意にリヤシートのロツクが解除されることはない
から、急停止の際の安全を図ることができる利点
もある。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来の車両のリヤシートのロツク装置
を示す要部断面図、第2図および第3図は夫々本
考案の一実施例にかかるシートロツク装置の平面
図および一部破断正面図、第4図は第3図の−
線方向断面図、第5図は操作ハンドル、フツク
レバーおよびシヤフトの分解斜視図である。 11……ベース、12……操作ハンドル、13
……フツクレバー、14……ストライカ、16…
…シヤフト、20……スライド部材、23,23
……係合ピン、24,24,25,25……係合
穴、26……レバー、30……シリンダ錠。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. ベースに支持されたシヤフトに回動自在に軸支
    され、シート背部に設けたストライカを係止する
    フツク部を備えたフツクレバーと、上記シヤフト
    に回動自在に軸支された操作ハンドルと、シヤフ
    トに軸方向に移動自在に軸支され、上記フツクレ
    バーおよび操作ハンドルの軸支部に夫々設けた係
    合部に軸方向に係合可能な係止部を備えたスライ
    ド部材と、ベースに取付けたシリンダ錠と、シリ
    ンダ錠のカム軸に一端が結合され、他端が上記ス
    ライド部材にスライド部材をスライドさせる方向
    に係合するレバーとからなり、シリンダ錠のロツ
    ク位置では操作ハンドルに相対してフツクレバー
    をその係止位置に保持し、シリンダ錠の解錠操作
    でスライド部材により操作ハンドルとフツクレバ
    ーを連動可能に連係させるようにしたことを特徴
    とする車両用シートロツク装置。
JP1981168677U 1981-11-10 1981-11-10 車両用シ−トロツク装置 Granted JPS5873040U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1981168677U JPS5873040U (ja) 1981-11-10 1981-11-10 車両用シ−トロツク装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1981168677U JPS5873040U (ja) 1981-11-10 1981-11-10 車両用シ−トロツク装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS5873040U JPS5873040U (ja) 1983-05-17
JPS6328029Y2 true JPS6328029Y2 (ja) 1988-07-28

Family

ID=29960710

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1981168677U Granted JPS5873040U (ja) 1981-11-10 1981-11-10 車両用シ−トロツク装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS5873040U (ja)

Families Citing this family (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5935236U (ja) * 1982-08-31 1984-03-05 トヨタ自動車株式会社 リヤシ−トバツクのロツク装置
JPS5991932U (ja) * 1982-12-10 1984-06-22 トヨタ自動車株式会社 リヤシ−トバツクロツク装置
JPS59190635U (ja) * 1983-06-06 1984-12-18 富士重工業株式会社 トランクスル−形リヤシ−トのロツク装置
JPS6092633U (ja) * 1983-11-30 1985-06-25 アイシン精機株式会社 自動車のリヤシートバックのロック装置
JPS6136455U (ja) * 1984-08-07 1986-03-06 マツダ株式会社 自動車のリヤシ−トバツクロツク装置
JPH0312588Y2 (ja) * 1984-11-02 1991-03-25

Also Published As

Publication number Publication date
JPS5873040U (ja) 1983-05-17

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6123379A (en) Locking mechanism for vehicles
JPS582842Y2 (ja) 自動車用バックドアのロック装置
JPS6328029Y2 (ja)
JPH01168533A (ja) 自動車用リアシートバック
JPH0121015B2 (ja)
JPH046982Y2 (ja)
JPS6326974Y2 (ja)
JP2565196Y2 (ja) グローブボックス用ロック装置
JPH058196Y2 (ja)
JPH0544455Y2 (ja)
JPS6246729A (ja) 自動車のリヤシ−ト装置
JP3923128B2 (ja) リヤシートバック用アームレストのリッドのロック構造
JPH046340Y2 (ja)
JPH0320195Y2 (ja)
JPH0528103Y2 (ja)
JPH0333907Y2 (ja)
JPS5849873Y2 (ja) 自動車用座席装置
JPH0533382Y2 (ja)
JPH0320196Y2 (ja)
JP2505252Y2 (ja) オ―プンカ―の幌格納用ロック装置
JPH0127948Y2 (ja)
JPH0439712Y2 (ja)
JPH0539951Y2 (ja)
JPS6343152Y2 (ja)
JPH0638745Y2 (ja) シート構造