JPH0121015B2 - - Google Patents

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JPH0121015B2
JPH0121015B2 JP58021737A JP2173783A JPH0121015B2 JP H0121015 B2 JPH0121015 B2 JP H0121015B2 JP 58021737 A JP58021737 A JP 58021737A JP 2173783 A JP2173783 A JP 2173783A JP H0121015 B2 JPH0121015 B2 JP H0121015B2
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JP
Japan
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vehicle
hook member
unlocking
locking
hook
Prior art date
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Application number
JP58021737A
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English (en)
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JPS59149833A (ja
Inventor
Juji Chiba
Noboru Kano
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Toyota Motor Corp
Shiroki Corp
Original Assignee
Toyota Motor Corp
Shiroki Corp
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Publication date
Application filed by Toyota Motor Corp, Shiroki Corp filed Critical Toyota Motor Corp
Priority to JP58021737A priority Critical patent/JPS59149833A/ja
Publication of JPS59149833A publication Critical patent/JPS59149833A/ja
Publication of JPH0121015B2 publication Critical patent/JPH0121015B2/ja
Granted legal-status Critical Current

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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60NSEATS SPECIALLY ADAPTED FOR VEHICLES; VEHICLE PASSENGER ACCOMMODATION NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • B60N2/00Seats specially adapted for vehicles; Arrangement or mounting of seats in vehicles
    • B60N2/24Seats specially adapted for vehicles; Arrangement or mounting of seats in vehicles for particular purposes or particular vehicles
    • B60N2/32Seats specially adapted for vehicles; Arrangement or mounting of seats in vehicles for particular purposes or particular vehicles convertible for other use
    • B60N2/36Seats specially adapted for vehicles; Arrangement or mounting of seats in vehicles for particular purposes or particular vehicles convertible for other use into a loading platform
    • B60N2/366Seats specially adapted for vehicles; Arrangement or mounting of seats in vehicles for particular purposes or particular vehicles convertible for other use into a loading platform characterised by the locking device

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Aviation & Aerospace Engineering (AREA)
  • Transportation (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Seats For Vehicles (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、車輛用のリヤシートにおけるロツク
装置に関する。
トランクルーム内に収まらない長尺物を車内に
収容するために、リヤシートのシートバツクを可
倒式にし、シートクツシヨン上に倒したシートバ
ツク上のスペースとトランクルーム内とに亘つて
長尺物を収納し得るように構成した車輛用のリヤ
シートは従来より周知である。このような可倒式
リヤシートにおいてはシートバツクが起きた状態
の使用位置にあるとき、これが不用意に倒れるこ
とのないよう、該シートバツクをロツク装置によ
つてロツクし得るようになつている。ところがこ
のロツク装置は、車内から解錠できるようになつ
ているため、他人に車を貸したようなときに、無
断でロツク装置を解錠されトランクルーム内の荷
物を悪戯されたり、盗まれたりする恐れがある。
特に最近のように、全くの他人に車をあずけ渡さ
なければならない機会の少なくないことを考えれ
ば、上述した不都合は、無視することのできない
重要な問題である。
本発明は上記認識に基きなされたものであり、
必要に応じて、ロツクの解除を不能にすることの
できるロツク装置を提供することを目的とする。
以下、本発明の有利な実施例を図面に従つて説
明する。
第1図は、乗用車1の可倒式リヤシート2と、
本発明に係るロツク装置3の配置状態を示す概略
図である。リヤシート2は、シートクツシヨン4
と、シートバツク5とを有し、シートバツク5の
後方にはトランクルームが位置している。1aは
トランクルームの上部開口を開閉するトランクリ
ツドである。シートバツク5は第1図に実線で示
す起きた状態の使用位置と、鎖線で示す倒れ位置
との間を傾動可能に支持されている。シートバツ
ク5が使用位置を占めているときには、該シート
バツクはロツク装置3によつてロツクされ、不用
意に前方に倒れてしまう如き不都合が生じないよ
うになつている。尚、本明細書に言う「前」「後」
とは、車輛の前後方向(第1図における左右方
向)を意味するものとする。
第2図乃至第4図によつてロツク装置3の詳細
を説明する。シートバツク5の背後に設けられた
パツケージトレイ6の下面には、ほぼU字形に形
成された支持ブラケツト7の両フランジ8が固定
され、この支持ブラケツト7の両側板9には、横
方向に延在する枢軸10が固定されている。この
枢軸10には、前方部にフツク11を有するフツ
ク部材12と、上部にグリツプ13を有するハン
ドル部材14とが回動可能に支承されている。一
方、シートバツク5の背面上部には特に第2図に
明示する如くほぼU字形に形成された掛止部材1
5が固着され、この掛止部材15は、第2図及び
第3図に示すようにシートバツク5がロツクされ
ているときフツク部材12のフツク11に係合す
る。ハンドル部材14のグリツプ13は、パツケ
ージトレイ6に形成された切欠16を通して該ト
レイ6よりも上方に突出し、車内から操作される
ようになつている。即ち、ハンドル部材14は車
内から回動操作される位置に設けられている。こ
れに対し、フツク部材12は、その全体がパツケ
ージトレイ6の下方のトランクルーム内に配置さ
れ、車内からは回動操作されることのない位置に
設けられている。17は、ハンドル部材14と支
持ブラケツト7とに各端を係止された引張ばねで
あり、このばね17によつてハンドル部材14は
第3図における時計方向に回動習性を与えられ、
しかもハンドル部材14の背面がパツケージトレ
イ6の切欠16を区画する端面18に当接し、こ
れによつてハンドル部材14は第3図に示す状態
に保持される。他方、フツク部材12は、枢軸1
0のまわりに巻回され且つ一端を支持ブラケツト
7の底板19に、他端をフツク部材12自体に係
止された捩りばね20によつて第3図における時
計方向に付勢され、しかも図示していないストツ
パによつて第3図に示す位置よりも時計方向に回
動することを阻止されている。
21は、後に詳しく説明するように必要に応じ
てロツク装置のロツク解除を不能にする解錠禁止
手段であり、本例における解錠禁止手段21は、
支持ブラケツト7の底板19を曲折して立ち上り
形成された曲折部22に枢ピン23によつて枢着
された作動レバー24と、このレバー24とハン
ドル部材14とを連結する連結部材25とを有し
ている。作動レバー24と連結部材25は、パツ
ケージトレイ6の下方のトランクルーム内に配置
されていて、解錠禁止手段21は、後述するよう
にトランクルーム用のトランクリツド1aを開放
した状態で車外からのみ操作される。連結部材2
5は、第4図に明示するように、横方向に延びる
丸棒状のピン26と、支持棒27を介してこのピ
ン26に一体に形成された突ピン28とから成
る。上記ピン26の各端は、ハンドル部材14の
後部に穿設された長孔29にそれぞれ摺動可能な
状態で嵌合し、他方、突ピン28は作動レバー2
4に形成された孔30に回動自在な状態で嵌合し
ている。この場合、第3図に示す状態において
は、連結部材25のピン26は、長孔29の前端
31(第4図も参照)に当接した状態で、フツク
部材12の後部に形成された当接部32に当接し
ている。このため、ハンドル部材14とフツク部
材12とは、ピン26によつて互いに連結され、
これら部材14,12は枢軸10上を一体的に回
動することが可能である。33は、作動レバー2
4と、曲折部22とにその各端を係止された捩り
コイルばねであり、このばね33は所謂トグル機
能を有し、作動レバー24を、第3図及び第5図
に示す第1の位置、又は第6図及び第7図に示す
第2の位置とのいずれかの位置に付勢する作用を
なす。34,35は、作動レバー24を上記第1
及び第2の位置に停止させるストツパをそれぞれ
示し、これらストツパ34,35は支持ブラケツ
ト7に付設されている。また、孔30の形成され
た側とは反対側の作動レバー端部には、リンク3
6の一端が枢着され、このリンク36は第1図に
示すようにトランクルーム内の側壁内面に沿つて
後方に延び、その後端は、車体に支ピン37によ
つて回動可能に支承された作動部材38に枢着さ
れている(第3図)。この作動部材38はトラン
クルーム内に位置している。
ロツク装置3は概ね以上の如く構成され、シー
トバツク5が第1図乃至第3図に示す使用位置を
占めているときは、フツク部材12のフツク11
と、掛止部材15とが互いに係合し、ロツク装置
3の他の要素も第3図に示す状態を保つているた
め、シートバツク5は強固にロツクされ、その前
方への傾動は確実に阻止される。
シートバツク5を前方に倒す場合には、車内側
からハンドル部材14のグリツプ13を握りこれ
を前方に引くことによつて、ハンドル部材14を
ばね17の作用に抗して、第3図における反時計
方向に回動させる。このときも、捩りコイルばね
33の作用によつて、作動レバー24は第3図に
示す第1の位置を保つため、連結部材25のピン
26も、フツク部材12の当接部32に当接した
状態を維持する。従つてハンドル部材14を反時
計方向に回動すれば、これと一体的にフツク部材
12もばね20の作用に抗して反時計方向に回動
し、第5図に示す如く、そのフツク11が掛止部
材15から係脱する。かくしてシートバツク5の
ロツクは解除され、これを自由に前傾させること
ができる。グリツプ13から手を離せば、ハンド
ル部材14及びフツク部材12は、ばね17,2
0の作用で第3図に示す位置に自動的に復帰す
る。
シートバツク5をその使用位置に戻すべくこれ
を起せば、掛止部材15がフツク11の外面に当
たり、これがカム面として作用するので、フツク
部材12はハンドル部材14と共にやや反時計方
向に回動した後、掛止部材15がフツク11に係
合し、シートバツク5は再びロツクされる。
次に、車を他人にあずけ渡す場合のように、上
述したシートバツクのロツクを解除できないよう
にする際の作用を説明する。この場合には、シー
トバツク5を第3図に示す如くロツクした状態に
しておき、トランクリツド1a(第1図)を開い
て、トランクルーム内の後部に設けられた作動部
材38を、車外から操作してこれを第3図におけ
る時計方向に回動し、リンク36を図の前方へ押
し込む。これによつて作動レバー24は枢ピン2
3のまわりを時計方向に回動し、これが第6図に
示す第2の位置に至ると、捩りコイルばね33と
ストツパ35との協働作用によつて、作動レバー
24はこの第2の位置に保持される。作動レバー
24が上述の如く回動すると、これに伴つて連結
部材25も作動し、そのピン26が長孔29の後
端31aの方向へ移動し、これによりピン26は
フツク部材12の当接部32から外れる。このた
め、フツク部材12とハンドル部材14との一体
的な連結状態は解除され、グリツプ13を握つて
ハンドル部材14を第6図における反時計方向に
回動させても、該ハンドル部材14は回動するも
のの、フツク部材12は掛止部材15に係合した
まま回動することはない(第7図)。かくしてロ
ツク装置の解錠は阻止され、シートバツク5を車
内側から倒すことは不可能となるため、トランク
リツド1aを閉じ、これをロツクしておきさえす
れば、トランクルーム内の荷物が盗難にあつたり
悪戯されたりすることは確実に防止できる。尚、
第7図に示す位置に回動したハンドル部材14
は、図示していないストツパにより、この位置よ
りも反時計方向に回動することを阻止される。
作動部材38を反時計方向に回動して、作動レ
バー24を第1の位置に戻し、連結部材25のピ
ン26をフツク部材12の当接部32に係合させ
れば、ロツク装置は第3図の状態に戻る。
第8図乃至第13図は、本発明の第2の実施例
を示し、この実施例においては、解錠禁止手段2
1が作動レバー24を有しているが、先の実施例
における連結部材は有しておらず、従つてハンド
ル部材には長孔も形成されていない。しかもこの
作動レバー24は枢ピン23によりハンドル部材
14に回動可能に支承され、作動レバー24の先
端に曲折形成された突起40が、フツク部材12
に形成された当接部32に当接し得るようになつ
ている。また本例における作動レバー24も、突
起40が当接部32に当る第1の位置(第10
図、第11図)と、この突起40が当接部32か
ら外れる第2の位置(第12図、第13図)との
間を回動することができるようになつている。こ
の場合、これらの位置に作動レバー24を保持す
る、トグル機能を持つた捩りコイルばね33は、
その一端が作動レバー24に係止され、他端はハ
ンドル部材14自体に係留されている。また作動
レバー24を上記第1の位置と第2の位置に停止
させるストツパ34,35は、ハンドル部材14
に突設されている。
第2の実施例における他の構成は先に説明した
第1の実施例と実質的に変りはなく、第8図乃至
第13図における先の実施例と同様な部分には、
第2図乃至第7図における符号と同一の符号を付
してその詳細な説明は省略する。また、その作用
も先の実施例と大略同様である。即ち、第10図
に示すようにフツク11と掛止部材15とが互い
に係合して、シートバツク5がロツクされた状態
にあるときには、作動レバー24の突起40がフ
ツク部材12の当接部32に当たり、ハンドル部
材14とフツク部材12とが一体的に連結され
る。従つて、車内よりハンドル部材14を第10
図における反時計方向に回動すれば、フツク部材
12もいつしよに回動し、フツク11が掛止部材
から係脱して、シートバツク5のロツクが解除さ
れる(第11図)。
ロツク装置のロツク解除を禁止するには、トラ
ンクリツド(第1図参照)を開き、作動部材38
を車外から操作して、作動レバー24を時計方向
に回動し、その突起40をフツク部材12の当接
部32から離脱させればよく(第12図)、これ
によつて、ハンドル部材14を第13図に示す如
く回動してもフツク部材12は掛止部材15に係
合したまま回動せず、よつてロツク装置のロツク
状態が維持される。第13図に示す位置に回動し
たハンドル部材14は、図示していないストツパ
により、この位置よりも反時計方向に回動されな
いことも先の実施例と同じである。
ところで、最近の車輛によくみられるように、
リヤシートのシートバツクが2分割され、かく分
割された2つのシートバツクが別個独立に傾倒し
得るように構成されている場合には、分割された
個々のシートバツクに上述したロツク装置をそれ
ぞれ設けることができる。ところがこのようにし
た場合、個々のロツク装置における解錠禁止手段
をそれぞれ別個に操作しなければならないため、
その操作がやや煩雑となり、使用上の不便さを免
れることはできない。第14図乃至第20図に示
す実施例は、この不都合をも除去できるように構
成されており、以下にその詳細を説明する。
第14図に示すリヤシート2も、シートクツシ
ヨン4とシートバツク5,5aとを有し、その後
方にトランクルームが位置しているが、本例にお
けるシートバツクは2分割されている(本明細書
では分割された各シートバツクをそれぞれ区別す
る必要のあるときには、一方のシートバツク5を
第1シートバツク、他方のシートバツク5aを第
2シートバツクと称することにする)。これら第
1及び第2シートバツク5,5aは、第14図に
実線で示す使用位置と、鎖線で示す倒れ位置との
間を、それぞれ別個独立に傾動し得るように支持
されている。これら第1、第2シートバツク5,
5aがその使用位置を占めているときは、それぞ
れのシートバツクに対して設けられた第1ロツク
手段103と第2ロツク手段103aによつてロ
ツクされ、シートバツク5,5aが不用意に前方
に倒れる如き不都合が生じないようになつてい
る。このように本例におけるロツク装置3は第1
及び第2ロツク手段103,103aを有してい
るが、これらの各ロツク手段自体は、第1図乃至
第7図に示したロツク装置3から作動部材38を
除いた構造と類似した構造を有しており、しかも
第1ロツク手段103と第2ロツク手段103a
は、第15図に示す如く同じく構成され、各手段
103,103aは車輛の横方向に互いに隔置さ
れている。そこで、第1図乃至第7図に示したロ
ツク装置の各要素に対応する第1ロツク手段10
3の各要素には、第1図乃至第7図に付した符号
と同一の符号を付し、しかも第1ロツク手段10
3の各要素に対応する第2ロツク手段103aの
各要素には、第1ロツク手段3の各要素に付した
符号に「a」なる符号を添えてこれらを区別する
ことにする。そして第1及び第2ロツク手段の各
要素を特に識別する必要のあるときには、第1ロ
ツク手段3の要素には「第1」、第2ロツク手段
3aの要素には「第2」なる語を付加してこれら
を区別する。第1ロツク手段103の構成を、第
1図乃至第4図に示したロツク装置と異なる点を
中心にして、以下に詳述する。
本例における解錠禁止手段21は、第15図及
び第16図から判るように、支持ブラケツト7の
底板19に枢ピン23によつて、ほぼ水平な平面
内を回動し得るように枢着された作動レバー24
と、このレバー24とハンドル部材14とを連結
する連結部材25とを有している。この連結部材
25も第4図に示した連結部材25とほぼ同様に
形成され、第17図に示すように、そのピン26
の各端がハンドル部材14の長孔29にそれぞれ
嵌合し、突ピン28は、作動レバー24の立上り
部139に形成された孔30に回動自在に嵌合し
ている。本例における作動レバー24と連結部材
25もパツケージトレイ6の下方のトランクルー
ム内に配置されていて、解錠禁止手段21が車内
から操作されることはない。
第16図は、先に説明した第3図に対応し、同
様に第18図は第5図に、第19図は第6図に、
第20図は第7図にそれぞれ対応する図であり、
作動レバー24が第16図及び第18図に示すと
共に第15図に実線で示す第1の位置を占めてい
るときには、連結部材25のピン26はフツク部
材12の当接部32に当接し、作動レバー24が
第19図及び第20図に示し且つ第15図に鎖線
で示す第2の位置を占めているときには、ピン2
6は当接部32から係脱することは先の実施例と
同様である。また作動レバー24を第1の位置と
第2の位置とのいずれかに付勢する捩りコイルば
ね33は、支持ブラケツト7の底板19と、作動
レバー24とにその各端を係止され、作動レバー
24を第1又は第2の位置に停止させるストツパ
34,35も底板19に突設されている。また本
例においても作動レバー24にはリンク36が枢
着されているが、このリンク36と作動レバー2
4との間にはスナツプ22が介在され、これによ
つて両部材36,24間の摩擦抵抗が低減され
る。
第1ロツク手段103の他の構成は、第1図乃
至第4図に示したロツク装置3から作動部材38
を除いた構成と全く同様であり、フツク部材12
が車内からは回動操作されることのない位置に設
けられ、ハンドル部材14が車内から回動操作さ
れる位置に設けられていることも変りはない。ま
た先にも説明したように、第2ロツク手段103
aは第1ロツク手段103と同じく構成され、よ
つて第2ロツク手段103aの構造に関する詳細
な説明は省略する。
さて上述の如く構成された第1及び第2ロツク
手段における第1リンク36及び第2リンク36
aの後端は、既述のスナツプ22と同様なスナツ
プ40,40aを介して作動部材38に枢着され
ている。本例における作動部材38は、レバー状
に形成され、パツケージトレイ6に取付板39を
介して固定されたブラケツト41に、支ピン42
を介してほぼ水平方向に回動可能に枢着されてい
る。そして上記第1及び第2リンク36,36a
は、上記支ピン42を挾んで作動部材38の各端
側に枢着され、しかも作動部材38の一方の先端
はグリツプ43として構成されている。このよう
に作動部材38は、トランクリツドを開放した状
態で車外からのみ回動操作される位置に設けられ
ている。
シートバツク5,5aをその使用位置にロツク
し、或いはこのロツクを解除する操作は、第1ロ
ツク手段103と第2ロツク手段103aとで、
別個独立に行われるが、その操作の態様自体は両
者共に同じであり、しかもその態様は先に説明し
た実施例の場合と同様である。そこで第1ロツク
手段103におけるロツク解除操作を簡単に説明
しておく。
第16図に示すように、フツク11と掛止部材
15とが互いに係合してシートバツク5がロツク
されているときには、作動レバー24は第1の位
置を占め、連結部材25のピン26がフツク部材
12の当接部32に当たり、ハンドル部材14と
フツク部材12とが一体的に連結される。従つて
車内側よりハンドル部材14を第16図における
反時計方向に回動すればフツク部材12も一体的
に回動し、フツク11が掛止部材15から係脱し
てシートバツク5のロツクが解除される(第18
図の状態)。ハンドル部材14とフツク部材12
とが回動するとき、連結部材25は、その突ピン
28の軸線のまわりを回動し、そのピン26は当
接部32に当接したままである。
ロツク装置のロツク解除を不能にしようとする
ときは、第1及び第2シートバツク5,5aをロ
ツクした状態にしておき、トランクリツド(第1
図)を開き、車外から作動部材38のグリツプ4
3を握つて該作動部材38を第15図における反
時計方向に回動する。これによつて第1リンク3
6は後方(矢印A方向)に引かれ、第1作動レバ
ー24は第1枢ピン23のまわりを第15図にお
ける反時計方向に回動し、これが第15図に鎖線
で示す位置(第2の位置)に至ると、先の実施例
と同様に捩りコイルばね33とストツパ35との
協働作用によつて作動レバー24はこの第2の位
置に保持される。作動レバー24が上述の如く第
2の位置へと回動すると、これに伴つて連結部材
25も第19図に示す位置に引かれる。即ち、ピ
ン26が長孔29の後端45の方向に移動し、こ
れによりピン26はフツク部材12の当接部32
から外れる。このため、フツク部材12とハンド
ル部材14との一体的な連結状態は解除される。
他方、作動部材38を上述の如く回動すること
によつて、第2ロツク手段103aにおける第2
リンク36aは、第15図に示す如く前方(矢印
B方向)に押し込まれる。このため第2作動レバ
ー24aが第2枢ピン23aのまわりを反時計方
向に回動し、鎖線で示す第2の位置へ至る。かく
して第1ロツク手段103の場合と全く同様に、
第2連結部材25aの第2ピン26aが第2フツ
ク部材12aの第2当接部から外れ、第2フツク
部材12aと第2ハンドル部材14aとの連結が
解除される。
第1及び第2ロツク手段103,103aが上
述の如き状態となれば、第1又は第2グリツプ1
3,13aを握つて第1又は第2ハンドル部材1
4,14aを第19図における反時計方向に回動
させても、第1又は第2フツク部材12,12a
と第1又は第2ハンドル部材14,14aとの連
結が解除されているので、先の実施例と同様に、
第1又は第2ハンドル部材14,14aは回動す
るものの、第1又は第2フツク部材12,12a
は、第1又は第2掛止部材15,15aに係合し
たまま回動することはない(第20図)。かくし
て、1つの作動部材38を操作するだけで、第1
及び第2解錠禁止手段21,21aが作動し、第
1及び第2ロツク手段103,103aの解錠が
共に阻止され、シートバツク5,5aを車内側か
ら倒すことは不可能となる。
作動部材38を第15図における時計方向に回
動して、第1及び第2作動レバー24,24aを
第1の位置に戻し、連結部材25,25aのピン
26,26aをフツク部材12,12aの当接部
に係合させれば、第1及び第2ロツク手段3,3
aは共に第15図の実線の状態に戻る。
以上、本発明の有利な実施例を説明したが、本
発明は上記実施例に限定されず各種改変可能であ
る。例えば、第1図乃至第13図に示した実施例
において、作動レバー24に枢着されるリンク3
6や作動部材38を省略し、操作者が作動レバー
24を直接作動させるように構成することもでき
る。
以上の如く、本発明によれば必要に応じて車内
からのロツク装置の解錠を禁止し、トランクルー
ム内を悪戯されるような不具合を阻止することが
可能となつた。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明に係るロツク装置を備えた乗用
車の後部を模式化して示す説明図、第2図はロツ
ク装置の平面図、第3図は第2図の−線断面
図、第4図は第3図に示したロツク装置の主要な
構成要素のみを取出して示す分解斜視図、第5図
はロツク装置のロツクを解除した状態を示す第3
図と同様な断面図、第6図はロツク装置のロツク
を不能にする際の動作を説明する第3図と同様な
断面図、第7図は第6図に示す状態からハンドル
部材を回動したときの状態を説明する第3図と同
様な断面図、第8図は第2の実施例におけるロツ
ク装置の平面図、第9図は第8図に示すロツク装
置の主要な構成要素のみを示す分解斜視図、第1
0図は第8図の−線断面図、第11図はロツ
ク解除時の第10図と同様な断面図、第12図は
ロツクの解除を不能とする際の動作を説明する第
10図と同様な断面図、第13図は第12図に示
す状態からハンドル部材を回動させた状態を示す
第10図と同様な断面図、第14図は更に他の実
施例における乗用車の後部を示す概略斜視図、第
15図は第14図に示す実施例におけるロツク装
置の平面図、第16図は第15図のY−Y線断面
図、第17図は第15図に示したロツク装置の主
要な構成要素のみを取出して示す分解斜視図、第
18図はロツク装置のロツクを解除した状態を示
す第15図と同様な断面部分図、第19図はロツ
ク装置のロツクを不能にする際の動作を説明する
第18図と同様な断面図、第20図は第19図に
示す状態からハンドル部材を回動したときの状態
を説明する第19図と同様な断面図である。 1a……トランクリツド、2……リヤシート、
3……ロツク装置、5,5a……シートバツク、
12,12a……フツク部材、14,14a……
ハンドル部材、15,15a……掛止部材、2
1,21a……解錠禁止手段、24,24a……
作動レバー、25,25a……連結部材、36,
36a……リンク、38……作動部材、103,
103a……ロツク手段。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 後方にトランクルームが位置する傾倒可能な
    シートバツクに設けられた掛止部材と;該掛止部
    材に係合、係脱可能な状態で回動可能に支承さ
    れ、車内からは回動操作されることのない位置に
    設けられたフツク部材と;該フツク部材と同一回
    動軸線のまわりを回動可能に支承され、車内から
    回動操作される位置に設けられたハンドル部材
    と;該ハンドル部材と前記フツク部材とが一体的
    に回動し得るようにこれら部材を連結する第1の
    位置と該連結を解除する第2の位置との間を作動
    可能であつて、トランクルーム用のトランクリツ
    ドを開放した状態で車外からのみ操作される位置
    に設けられた解錠禁止手段とを具備して成る、車
    輌用のリヤシートにおけるロツク装置。 2 前記解錠禁止手段が、車体側に回動可能に支
    承された作動レバーと、該作動レバーとハンドル
    部材とを連結すると共にフツク部材に対し係合、
    係脱可能な連結部材とを具備する特許請求の範囲
    第1項に記載のロツク装置。 3 前記解錠禁止手段が、フツク部材に係合、係
    脱し得る状態で、ハンドル部材に回動可能に支承
    された作動レバーを具備する特許請求の範囲第1
    項に記載のロツク装置。 4 二分割されて互いに別個独立に傾倒可能であ
    つて、後方にトランクルームが位置するシートバ
    ツクの一方に設けられた第1掛止部材、該第1掛
    止部材に係合、係脱可能な状態で回動可能に支承
    され、車内からは回動操作されることのない位置
    に設けられた第1フツク部材、該第1フツク部材
    と同一回動軸線のまわりを回動可能に支承され、
    車内から回動操作される位置に設けられた第1ハ
    ンドル部材、該第1ハンドル部材と前記第1フツ
    ク部材とが一体的に回動し得るようにこれら部材
    を連結する第1の位置と該連結を解除する第2の
    位置との間を作動可能であつて、車内からは操作
    されることのない位置に設けられた第1解錠禁止
    手段、該第1解錠禁止手段に枢着された第1リン
    クを有する第1ロツク手段と; 他方のシートバツクに設けられた第2掛止部
    材、該第2掛止部材に係合、係脱可能な状態で回
    動可能に支承され、車内からは回動操作されるこ
    とのない位置に設けられた第2フツク部材、該第
    2フツク部材と同一回動軸線のまわりを回動可能
    に支承され、車内から回動操作される位置に設け
    られた第2ハンドル部材、該第2ハンドル部材と
    前記第2フツク部材とが一体的に回動し得るよう
    にこれら部材を連結する第1の位置と該連結を解
    除する第2の位置との間を作動可能であつて、車
    内からは操作されることのない位置に設けられた
    第2解錠禁止手段、該第2解錠禁止手段に枢着さ
    れた第2リンクを有する第2ロツク手段と; 前記第1リンクと第2リンクとに枢着され、ト
    ランクルーム用のトランクリツドを開放した状態
    で車外からのみ回動操作される位置に設けられて
    いて、前記第1解錠禁止手段と第2解錠禁止手段
    を作動させる作動部材とを具備して成る、車輌用
    のリヤシートにおけるロツク装置。 5 前記第1解錠禁止手段が、車体側に回動可能
    に支承された第1作動レバー、該第1作動レバー
    と第1ハンドル部材とを連結すると共に第1フツ
    ク部材に対し係合、係脱可能な第1連結部材を具
    備する特許請求の範囲第4項に記載のロツク装
    置。 6 前記第2解錠禁止手段が、車体側に回動可能
    に支承された第2作動レバー、該第2作動レバー
    と第2ハンドル部材とを連結すると共に第2フツ
    ク部材に対し係合、係脱可能な第2連結部材を具
    備する特許請求の範囲第4項又は第5項に記載の
    ロツク装置。
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