JPS63262681A

JPS63262681A - 表示器の製造方法

Info

Publication number: JPS63262681A
Application number: JP9837887A
Authority: JP
Inventors: 栄三西村; 栗原　孝明
Original assignee: Toshiba Corp
Current assignee: Toshiba Corp
Priority date: 1987-04-21
Filing date: 1987-04-21
Publication date: 1988-10-28

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】〔発明の目的〕（産業上の利用分野）本発明は、表示用電極を有するフレキシブル基板を用い
た表示器の製造方法に関する。

（従来の技術）電極基板を用いて表示ザる表示器として液晶表示器があ
り、各種の表示器として用いられている。近年、この液
晶表示器も超薄型のものが望まれるようになり、電極基
板に従来のガラス板に代ってプラスチックフィルムを用
いたものが作られている。上記プラスデックフィルムは
フレキシブルな特性を持っており、曲げ方向の外力にも
破壊されることなく、また、従来のガラス板を用いたも
のに比べかなり軽量になるという利点がある。

ここで、この種の基板としての用いられるプラスデック
フィルムとしてはポリエチレンテレフタレート（以下、
ＰＥＴ）やポリエーテルザルボン（以下、ＰＥ５）等が
ある。

このようなプラスチックフィルムによるフレキシブル基
板を用いた液晶表示器の例として、特開昭５９−３７５
２７号公報に記載されｌｃものがある。この液晶表示器
は、所望の電極パターンを一面に形成した一対のプラス
チックフィルムによる基板にそれぞれ配向処叩を施した
後、これら一対の基板を上記電極パターンがＵいに対向
する如く位置決めし、その基板の周１２２部を］ニポｉ
−シ樹脂等の接着剤で貼り合わせる。ぞして、これら基
板間の中空状の部分に液晶材料を充填し、さらにこれら
各基板の外面に偏光板を貼りイ」け−Ｃ表示機能を持た
せている。

このような液晶表示器の製造二り稈には、１下一対のプ
ラスチックフィルムによるフレキシブル基板を所定の位
置関係で勾いに重ね合ねけるｆ稈がある。この場合、−
・対のフレキシブル基板を上記所定の位置関係に合わせ
る手法として、従来のガラス基板による位置合わせ手法
がそのまま用いられでいた。

上記位置合わせ手法の１つとして外形合わせによる方法
がある。しかし、フレキシブル基板はガラス基板に比べ
て熱等による寸法変化率が大ぎく、またフレキシブルな
特性を有するため、上記外形合わせによる方法を用いる
と、作業性が低下してしまい、位置合わぜ精麿も低くな
る。また基板上にｐめ位置合わせ用のパターンを形成し
ておき、２枚の基板を一定間隔を保った状態で重ね、こ
の状態で、ト記パターンを視認し、位置合わせしで車ね
るという方法もある。しかし、この方法でも、基板のフ
レキシブルな特性から位置すれが１−じやすい。また、
この方法（゛は基板全面を一度に合わせるため、随所に
接着剤との密着むらヤ）歪みが生じ、接着剤硬化後、基
板にそりやシール不良などが生じる。ごのため、製品の
品質がばらつき、歩留りが悪い。

（発明が解決しようとする問題点）上記のように、フレキシブル基板を採用しているにもか
かわらず、その位置合わせ手法はフレキシブルＶ板に対
して最適なものとはいえず、前述した種々の問題点が生
じる。

本発明の目的は、フレキシブル基板の特性に適応した位
置合わせ手法を用いることにより、一対のフレキシブル
基板の小ね合わせ時における位置ずれや、接着剤との密
着むら、歪み等の発生を防止し、製品の安定性および歩
留りを向上させた表示器の製造方法を提供することにあ
る。

〔発明の構成〕

（問題点を解決するための手段）本発明による表示器の製造方法は、それぞれ一面に表示
用電極を形成した２枚のフレキシブル基板の上記表示用
電極を形成した領域以外の部分に、合わせマークを形成
した重ね合わせ代を設ける。これら合わせマークおよび
重ね合わせ代は、上記両フレキシブル基板を所定の重ね
合わせ関係に位置決めづるためのものである。そして、
これら２枚のフレキシブル基板をそれらの表示用電極が
向い合った状態にし、上記合わせマークおよび重ね合わ
せ代をそれぞれ互いに一致させて重ね合わせた後、残り
の領域を順次重ね合わせるものである。

（作用）本発明では、まず、２枚のフレキシブル基板に設りた合
わせマークおよび重ね合わせ代を−・致させた後に、残
りの領域、すなわち表示用電極を形成した部分を順次重
ね合わせる。このため、位置合わせが容易で位置ずれが
ほとんど生じない。

また、フレキシブル基板全面を同時に接着させることは
なく、基準となる重ね合わせ代を一致さけた後、他の部
分を順次重ね合わせるので、接着のむらやシール不良等
が生じることはない。

（実施例）以下、本発明の一実施例を図面を参照して説明する。

まず、第３図により本発明の方法によって製造される液
晶表示器の構造例を説明する。１１．１２はそれぞれフ
レキシブル基板で、例えばＰＥＴフィルムを材料として
用いており、その−・面にはそれぞれ透明な表示用電極
１３．１４が形成され、さらにその上面を覆うように配
向膜１５．１Ｇが形成されている。ここで、上記表示用
型ｍ１３．１４のうち、一方の表示用電極１３は表示パ
ターンとして用いられ、また他方の表示用電極１４は共
通電極として用いられる。

上記２枚のフレキシブル基板１１．１２はそれらの表示
用電極１３．１４が互いに向い合うように間隔を保って
配置される。そして、これらフレキシブル基板１１．１
２の周）Ｕ部はシール材１７によって一体に接合される
。さらに、これらフレキシブル基板１１、１２間の間隙
に液晶１８を充填する。また、各フレキシブル基板１１
．１２の表示用電極１３．１４を形成していない面（図
示外面）には偏光板１９．２０を設け、さらに図示下方
の偏光板２０の下面には反射板２１を取付けている。

次に、上記液晶表示器の製造り法の一例を第１図（の（
ハ）を参照して説明づる。まず、図示しないロール状に
巻かれたＰＥＴフィルムを所定の長さに切断してフレキ
シブル基板１１．１２を形成する。

これらフレキシブル基板１１．１２の表示用電極１３゜
１４を形成した側の面の一辺に沿って重ね合わせ代２３
を設けると共に、この重ね合わせ代２３内に互いに対向
する位置に位置決め用の合わせマーク２４゜２５を設り
る。なお、これら重ね合わせ化２３以外の領域には、第
２図で示した液晶表示器複数個分の表示用電極１３．１
４を形成する。

ここで、合わせマーク２４．２５および表示用電極１３
．１４はＩ　Ｔ　Ｏ（Ｉｎｄｉｕｍ　Ｔｉｎ　０ｘｉｄ
ｅ）から成り、同時にパターニング形成される。

次に、上記フレキシブル基板１１．１２上に、例えばポ
リイミド樹脂を塗布して配向膜１５．１６を形成し、ラ
ビング法などにより配向処理を行なう。

また、一方のフレキシブル基板１２の液晶注入口となる
部分を除いた位置にシール材１７を印刷する。

そして組立てに当っては、まず、合わせマーク２４．２
５を合わせて重ね合わせ代２３の領域のみを重ね、２枚
のフレキシブル基板１１．１２の位置決めを行なう。そ
の後、液晶表示器となる部分、すなわち表示用電極１３
．１４が形成された領域を順次重ね合わせ、貼り合わせ
る。

上記貼り合わけ後、不要な部分をカットすると共に、フ
レキシブル基板１１．１２に形成された液晶表示器複数
個分の表示用電極１３．１４を、１個の液晶表示器毎の
単位に切断分離する。そして前記液晶注入口から液晶１
８を注入し、その後この部分を封止する。さらに、第２
図で示したように偏光板１９．２０や反射板２１を取付
けることにより所望の液晶表示器が得られる。

このように、２枚のフレキシブル基板１１．１２の一辺
を合ねゼマーク２４．２５を基準として直に重ね、位置
決めし、その後、液晶表示器となる部分を順次重ね合わ
せて貼り付けることにより、基板相互間の位置ずれや接
着剤の接合むら等が生じない。

次に第２図＠（ハ）＠）は、本発明の方法の具体的な実
施例を示している。第２図において、２７はローラ状の
回転ステージで、その外周面には一方のフレキシブル基
板１１がバキューム等により吸着保持される。そして、
回転ステージ２７は、中心軸２８により矢印Ａの方向に
回転できるように構成されている。３０は移動ステージ
で、板状を成し、その上面には他方のフレキシブル基板
１２がバキューム等により保持固定される。上記移動ス
テージ３０は矢印Ｂで示す方向に沿って進退可能に構成
されている。

上記構成において、まず、フレキシブル基板１１、１２
を第２図に）で示寸ように、回転ステージ２７および移
動ステージ３０上の所定位置にそれぞれ固定する。次に
、第２図（ハ）で示すように、移動ステージ３０と回転
ステージ２７とを操作し、各フレキシブル基板１１．１
２のそれぞれの重ね合わせ代２３およびそこに形成され
た合わせマーク２４．２５がそれぞれ互いに一致し、重
なるように位置決めする。この場合、カメラ３３により
合わせマーク２４．２５部を拡大し、これを視認しなが
ら移動ステージ３０を微調整して位置決めを行なう。

このようにして、両フレギシブル基板１１．１２の位置
決めを終ると、次に回転ステージ２７のバ：１ニームを
弱め、かつ第２図（Ｃ）で示すように、回転ステージ２
７と移動ステージ３０との間で、一定の圧力により２枚
のフレキシブル基板１１．１２を挟圧しながら移動する
。この結果、２枚のフレキシブル基板１１．１２は順次
連続的に貼り合わされる。

このように、位置決め用の合わせマーク２４゜２５を直
に重ね、２枚のフレキシブル基板１１．１２の位置決め
をするので、従来法ではさｔＪられなかった位置ずれの
発生を防止できる。また、２枚のフレキシブル基板１１
．１２を端の方から順次ローラ状のもので加圧しながら
貼り合わせるので、基板の反りやシール不良が減少し、
製品の品質が安定すると共に、歩留りが３０％以上向上
した。

〔発明の効果〕

以上のように本発明によれば、それぞれ表示用電極を有
するフレキシブル基板を所定の位置関係で貼り合わせる
に当り、表示用電極を形成した領域以外の部分に重ね合
わせ代を設け、かつこの中に合わせマークを設け、これ
ら合わせマークおよび重ね合わせ代を一致させた後、残
り部分を順次重ね合わせるので、位置ずれや、接着剤と
の接着むら等が生じず、完成品における歪みや反り、シ
ール洩れ等がなくなり、歩留りが大幅に向上する。

【図面の簡単な説明】

第１図＠（へ）は本発明による表示器の％　遣方法を説
明する側面図および平面図、第２図＠（ハ）（へ）は本
発明による表示器の製造方法の一実施例を工程順に示す
斜視図、第３図は第１図の方法によって作られた表示器
の構成例を示す断面図である。１１、１２・・フレキシブル基板、１３．１４・・表示
用電極、２３・・重ね合わせ代、２４．２５・・合わせ
マーク。

Claims

【特許請求の範囲】

（１）それぞれ一面に表示用電極を形成した２枚のフレ
キシブル基板の上記表示用電極を形成した領域以外の部
分に、これらフレキシブル基板を所定の重ね合わせ関係
に位置決めするための合わせマークを形成した重ね合わ
せ代を設け、上記２枚のフレキシブル基板をそれらの表
示用電極が向い合う状態にし、上記合わせマークおよび
重ね合わせ代をそれぞれ互いに一致させて重ね合わせた
後、残りの領域を順次重ね合わせることを特徴とする表
示器の製造方法。
（２）重ね合わせ代は、各フレキシブル基板の一辺に沿
ってそれぞれ形成したことを特徴とする特許請求の範囲
第１項記載の表示器の製造方法。
（３）フレキシブル基板は、ポリエチレンテレフタレー
ト、ポリエーテルサルホン、ポリイミドのいずれかで形
成したことを特徴とする特許請求の範囲第１項または第
２項記載の表示器の製造方法。