JPS6324136Y2 - - Google Patents

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JPS6324136Y2
JPS6324136Y2 JP8705581U JP8705581U JPS6324136Y2 JP S6324136 Y2 JPS6324136 Y2 JP S6324136Y2 JP 8705581 U JP8705581 U JP 8705581U JP 8705581 U JP8705581 U JP 8705581U JP S6324136 Y2 JPS6324136 Y2 JP S6324136Y2
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JP
Japan
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heater
yarn
plate
guide
false twisting
Prior art date
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JP8705581U
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English (en)
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JPS5721680U (ja
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  • Yarns And Mechanical Finishing Of Yarns Or Ropes (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は仮撚装置の糸ガイド装置に関する。仮
撚装置においては、給糸ボビンから引出された糸
は撚固定用第1ヒータを通過した後、撚伝幡に好
適な温度に冷却されてベルトタイプ、ピンタイプ
等の仮撚ユニツトへ導入されて加熱される。さら
に上記仮撚ユニツトを通過した糸は場合によりト
ルク消去用第2ヒータへ導入されて所望の仮撚加
工糸となり、巻取装置によつて巻取られる。
このような装置においては走行する糸条はでき
る限り屈曲せず直線的に走行することが糸品質上
好ましいが、仮撚装置におけるヒータは長大であ
り、例えば第1ヒータ温度が200〜250℃で糸走行
速度を800〜1000m/minとし、ヒータ接触時間
を0.1〜0.2secとするとヒータ長は2〜3mにも及
びヒータを立設した場合、該ヒータを通過した加
熱糸は冷却域から仮撚スピンドルへ走行する際走
行方向の変向を余儀なくされる。この場合、特に
第1ヒータと仮撚スピンドル間の糸には撚りが十
分に伝播し、仮撚スピンドルにおいて付与された
撚りが第1ヒータ内へ伝播し撚固定が十分に行わ
れる必要があり、このため糸の急激な屈曲はでき
る限り避けなければならない。さらに急激な屈曲
部に糸が擦過することにより糸切断、毛羽の発生
という問題が生じる。
本考案は上記問題点を解決するためになされた
もので、糸の屈曲の角度を単に大きくとるだけで
なく、該角度を90度以上とすることによつて撚り
の伝播を充分円滑に行い得るものとし、しかも糸
の屈曲点を2箇所として仮撚ユニツトに近い側の
上記角度を他方の角度より大きくすることによ
り、糸切断の可能性を更に低くしたものであり、
しかも上記2箇所の屈曲点を形成するガイドプー
リを、ヒータ上方とバルーンプレートとの間の所
定の設定位置にもたらす際に、該ヒータとバルー
ンプレートとの間の進入路をなるべく狭い進入幅
で進入しうるようになして、ヒータ上端とバルー
ンプレートとの間の間隔を可及的に接近して設け
るようにし、もつて、ヒータとバルーンプレート
との間でのバルーンがふくらみやすい糸の直線走
行区間を最短距離になしたものである。以下、図
面に従つて本考案の実施例を説明する。
第1図において、クリールスタンド1に支持さ
れた給糸ボビン2から引き出される糸Yはフイー
ドローラ3から撚固定用第1ヒータ4へ導入され
る。該第1ヒータ4は支柱5に沿つて立設され、
滑らかな曲線状の接糸面6を有している。第1ヒ
ータ上端から出た糸が進路を斜下方にとるべくガ
イドプーリ7,8が昇降ロツド9先端に設けられ
ている。10は糸走行路に沿つて配置したバルー
ンプレートで仮撚ユニツトの加撚による糸のバル
ーニングを制御すると共に、仮撚ユニツトにおい
て付与される撚りが第1ヒータ4まで十分伝播す
るのに適した温度に加熱糸を冷却する役目を有す
る。さらに上記バルーンプレート10に続いて場
合によつては冷却水による積極冷却を行う冷却ボ
ツクス11が配置される。12は仮撚ユニツトで
例えば互いに逆方向に走行する2本のベルト間に
糸をニツプして仮撚りを付与するベルトタイプの
仮撚ユニツトが用いられる。13はトルク消去用
第2ヒータ、14は巻取パツケージである。
第2図は上記第1ヒータ4上端部近傍を示すも
ので、即ち第1ヒータ4上部前方にブラケツト1
5,15を介してガイド16が固定され、該ガイ
ド16中を摺動自在な昇降ロツド9が挿入されて
おり、該ロツド9の先端には糸ガイドプーリ7,
8を軸支したプレート17が軸18を中心に反時
計針方向に図示しないスプリングにより付勢され
て軸支されている。
19はヒータ上面に固定したガイドプレート
で、上記ガイドプーリ7の軸20に回転自在に設
けたガイドローラ21の案内をするもので、ガイ
ドローラ21は案内面22に沿つて移動する。第
2図の実線位置の糸ガイドプーリ7,8は通常の
糸走行状態における位置を示し、ガイドプーリ7
の接糸面はヒータ4の接糸面6の接線上に、ガイ
ドプーリ8はバルーンプレート10の接線上にな
るように位置決めされると共に、上記ガイドプー
リ7,8を巻回する糸のなす角αおよびβが少く
とも90゜以上の鈍角となる位置に2個のガイドプ
ーリ7,8が配置され、かつ仮撚ユニツト12に
近い側の糸ガイドプーリ8における巻回角度βの
方が、遠い側の糸ガイドプーリ7における巻回角
度αよりも大になる位置に配置されている。
通常は昇降ロツド9は最上位置にあつて糸は実
線Y1で示す走行路をとり、ヒータ接糸面6に接
しながら走行し、ガイドプーリ7,8を経てバル
ーンプレート10に向かう。糸走行停止時にはロ
ツド9をガイド16に沿つて引き下げ、ガイドプ
ーリ7,8を二点鎖線7a,8a位置に位置決め
すれば糸は二点鎖線Y2の如くヒータの接糸面6
から離反した位置をとることができる。
以上のように本考案では、立設した撚固定用第
1ヒータに沿つて上方へ走行する加熱糸の走行方
向を変向する糸ガイドプーリをヒータ上方に設け
られ、該ガイドプーリを巻回する加熱糸のなす角
度が少くとも90゜以上の鈍角になるように上記ガ
イドプーリを設けたので、冷却域を経て仮撚スピ
ンドルに導入される糸に付与される撚は、糸の急
激な屈曲部がないため冷却域から撚固定用第1ヒ
ータ域へ十分伝播し、良質の仮撚加工糸を得るこ
とができると共に、仮撚ユニツトに近い側の巻回
角度βを遠い側の巻回角度αよりも大になしてあ
るので、つまり加熱ヒータに近い側の巻回角度α
がより小で、冷却作用のあるバルーンプレートに
近い側の巻回角度βをより大に設定してあるの
で、糸条の物性としては低温状態において急激な
屈曲を受けると糸切れを起こしやすいことより、
当該擦過による糸切れが抑制される。つまり相対
的には角度の小αな巻回を受ける糸ガイド7はヒ
ータ側(高温側)になるように設定してあるの
で、糸条Y1自体の温度がまだ高く、該ガイド7
によつて屈曲されても比較的糸切れ、毛羽等の発
生が少く、ヒータからより離れた低温側の糸ガイ
ドによつて屈曲される際には巻回角度βが大なこ
とより、つまりゆるやかに屈曲されるため、やは
り糸切れ、毛羽の発生が少いものである。
更にヒータ4に近い側のガイドプーリ7におけ
る糸の角度αを90゜以上の鈍角とした結果、該ガ
イド7とヒータ4との距離が小さくなり、この部
分での糸の振動やバルーンを抑制することができ
た。即ち、上記バルーン等は撚りの伝播を阻害す
る要因となり、また該バルーンによつてヒータ4
内の糸走行が不安定となり糸の均一な加熱が妨げ
られることがある。本考案はこれらの問題をも同
時に解決して撚りの円滑な伝播と糸走行の安定化
を図り、良質の加工糸を得ることができるものと
なつた。
また、ガイドプーリを固定した旋回自在なプレ
ート17は案内面に案内されて狭い進入幅のまま
ヒータとバルーンプレートとの間の間隙に進入し
うるので、ヒータ上端とバルーンプレートとの間
の間隙を可及的に接近して設けることができ、し
たがつて、ヒータとバルーンプレートとの間の、
とかくバルーンがふくらみ勝ちな糸の直線走行区
間(バルーンプレート10とガイドプーリ8の間
およびヒータ4とガイドプーリ7の間)を最短の
距離になすことができ、この点でも糸の不良振動
やバルーンを抑制することができた。
【図面の簡単な説明】
第1図は仮撚装置のレイアウトの1例を示す概
略構成図、第2図は本考案装置の実施例を示す正
面図である。 4……第1ヒータ、7,8……ガイドプーリ、
α,β……ガイドプーリを巻回する糸のなす角
度、Y……加熱糸、9……昇降ロツド、10……
バルーンプレート、17……旋回自在なプレー
ト、18……軸、21……ガイドローラ、22…
…案内面。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 立設した糸加熱ヒータに沿つて上方へ走行する
    加熱糸の走行方向をバルーンプレートおよび仮撚
    ユニツト方向へと変更する2個の糸ガイドプーリ
    が上記ヒータ上方に設けられ、該ガイドプーリは
    昇降ロツドの先端に設けた旋回自在な1枚のプレ
    ート上に固定されていると共に、該旋回自在なプ
    レートが、ヒータ前方からヒータとバルーンプレ
    ートとの間隙まで延びる案内面に沿つて、該ヒー
    タとバルーンプレートとの間の間隙部に進入する
    ようになつており、該旋回自在なプレートが上記
    案内面の上端に達した際に該ガイドプーリに巻回
    する加熱糸のなす角度が少なくとも90゜以上にな
    る位置に設けてあり、かつバルーンプレートおよ
    び仮撚ユニツトに近い側の糸ガイドプーリにおけ
    る巻回角度の方が遠い側の糸ガイドプーリにおけ
    る巻回角度よりも大になして設けてあることを特
    徴とする仮撚装置の糸ガイド装置。
JP8705581U 1981-06-12 1981-06-12 Expired JPS6324136Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8705581U JPS6324136Y2 (ja) 1981-06-12 1981-06-12

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JP8705581U JPS6324136Y2 (ja) 1981-06-12 1981-06-12

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS5721680U JPS5721680U (ja) 1982-02-04
JPS6324136Y2 true JPS6324136Y2 (ja) 1988-07-01

Family

ID=29449196

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JP8705581U Expired JPS6324136Y2 (ja) 1981-06-12 1981-06-12

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JPS5721680U (ja) 1982-02-04

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