JPH09195139A - 延伸仮撚り機の第2ヒーター装置 - Google Patents

延伸仮撚り機の第2ヒーター装置

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JPH09195139A
JPH09195139A JP2865496A JP2865496A JPH09195139A JP H09195139 A JPH09195139 A JP H09195139A JP 2865496 A JP2865496 A JP 2865496A JP 2865496 A JP2865496 A JP 2865496A JP H09195139 A JPH09195139 A JP H09195139A
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JP
Japan
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yarn
heater
heater device
closing member
heater block
Prior art date
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Pending
Application number
JP2865496A
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English (en)
Inventor
Shoichi Tone
昭一 刀祢
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Murata Machinery Ltd
Original Assignee
Murata Machinery Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【解決手段】ヒーターブロック17に形成された糸3の
走行経路18の直径を、該走行経路を走行中の糸が揺れ
ても、ヒーターブロックに接触しない程度の大きさとし
た延伸仮撚り機の第2ヒーター装置に関するものであ
る。 【効果】走行経路の直径を、糸が揺れても、ヒーターブ
ロックに接触しない程度に大きくしたので、セットむら
の発生を確実に防止することができ、従って、糸の品質
を向上することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、給糸パッケージか
ら繰り出され延伸及び仮撚りされた糸を、第1ヒーター
装置で加熱するとともに、冷却板(糸のバルーニングを
抑制する機能も有するので「バルーンプレート」とも称
される。)により冷却し、次いで、再度、糸を第2ヒー
ター装置により加熱してトルクを減殺し、その後、オイ
リング部材等を経てパッケージに巻き取るようにした延
伸仮撚り機の第2ヒーター装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、延伸仮撚り機の第2ヒーター装置
としては、糸が挿入される円柱状の走行経路の直径を1
0mm程度にしたものが知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】延伸仮撚り機における
加工速度の高速化に伴って、第2ヒーター装置の略垂直
状に形成された円柱状の走行経路内を通過する糸が、糸
の走行方向と直交する方向に揺れるために、糸が、第2
ヒーター装置の側壁に接触して、糸が細くなったり、毛
羽状に突出したりする等の、所謂、セットむらができる
という問題がある。
【0004】また、第2ヒーター装置の走行経路内の温
度が、外気温度より高いために、走行経路内に、糸挿入
用スリットから外気が流れ込み、走行経路内を通過する
糸の揺れが増幅されたり、或いは、走行経路内の温度が
所望の温度より低下するという問題がある。
【0005】本発明の目的は、上述した従来の延伸仮撚
り機の第2ヒーター装置が有する課題を解決するととも
に、加工速度の高速化が可能な延伸仮撚り機の第2ヒー
ター装置を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、上述した目的
を達成するために、延伸仮撚り機の第2ヒーター装置に
おいて、第1には、ヒーターブロックに形成された糸の
走行経路の直径を、該走行経路を走行中の糸が揺れて
も、ヒーターブロックに接触しない程度の大きさとした
ものであり、第2には、上記ヒーターブロックに形成さ
れた糸の走行経路側のスリット部を閉鎖する閉鎖部材を
配設したものであり、第3には、上記閉鎖部材に糸ガイ
ドを配設したものである。
【0007】以下に、本発明の第2ヒーター装置が適用
される一例としての延伸仮撚り機の概略側面図である図
1、図1のI−I線に沿った第2ヒーター装置の水平断
面図である図2、本発明の第2ヒーター装置の一部拡大
斜視図である図3及び図2と同様の本発明の第2ヒータ
ー装置の別の実施例の水平断面図である図4を用いて、
本発明の実施例について説明するが、本発明の趣旨を越
えない限り何ら、本実施例に限定されるものではない。
【0008】
【実施例】先ず最初に、図1を用いて、本発明の第2ヒ
ーター装置を適用した一例としての延伸仮撚り機におけ
る糸の走行等について説明する。
【0009】1はクリールスタンドで、クリールスタン
ド1に多数支持された給糸パッケージ2から引き出され
た糸3は、適当なガイド4を経て第1フィードローラー
5に導入される。その後、糸3は、第1ヒーター装置H
1の糸導入側に配設された適当なガイド6、7に案内さ
れながら第1ヒーター装置H1に挿通される。第1ヒー
ター装置H1を出た糸3は、冷却板8に入り、次いで、
仮撚り部材9により撚りが付与され、その後、適当なガ
イド10を経て、第2フィードローラー11に導入され
る。第2フィードローラー11から出た糸3は、後述す
る第2ヒーター装置H2、ガイド12、第3フィードロ
ーラー13、図示されていないオイリングローラー及び
ガイド14、15を経て、巻取りパッケージ16に巻き
取られる。
【0010】次に、図2及び図3を用いて、第2ヒータ
ー装置H2について説明する。
【0011】17は、略垂直状に形成された円柱状の走
行経路18が形成されているとともに、シーズヒーター
19が配設されたヒーターブロックであり、20は、ヒ
ーターブロック17の周囲に配置された断熱材である。
21は、第2ヒーター装置H2の走行経路18に、糸3
を挿入するための糸挿入スリットであり、糸挿入スリッ
ト21は、ヒーターブロック17に形成された、走行経
路18に連通するスリット部21aと、該スリット部2
1aに連結された、断熱材20に形成されたスリット部
21bにより構成されている。なお、公知のように、走
行経路18とシーズヒーター19を有するヒーターブロ
ック17及びヒーターブロック17の周囲に配置された
断熱材20は、走行経路18の上下端部及び糸挿入スリ
ット21を除いて、ハウジング22内に収容されてい
る。
【0012】23は、走行経路18側のスリット部21
aを開閉するように、走行経路18内に配設された樋状
の閉鎖部材である。24は、走行経路18の上端部から
突出した閉鎖部材23の外側湾曲面に取着された操作ハ
ンドルであり、操作ハンドル24は、ハウジング22の
天板22aに取着された平面形状が扇状の支持部材25
に形成された水平溝25aに挿入されている。24a
は、操作ハンドル24の走行経路18方向への移動を規
制する操作ハンドル24に取着された鍔部である。な
お、走行経路18の下端部から突出した閉鎖部材23の
外側湾曲面にも、同様に、操作ハンドルを取着するとと
もに、該操作ハンドルを、支持部材に形成された水平溝
に挿入するように構成することもできる。
【0013】操作ハンドル24を、図3において、手前
方向に移動させて、支持部材25の水平溝25aの手前
側端部に当接させた状態で、図2に示されているよう
に、閉鎖部材23により、走行経路18側のスリット部
21aを閉鎖することができ、また、操作ハンドル24
を、図3において、遠い方に移動させて、支持部材25
の水平溝25aの向こう側の端部に当接させた状態で、
閉鎖部材23が、走行経路18側のスリット部21aか
ら退避されて、スリット21を経て走行経路18内に糸
3を挿入できるように構成されている。
【0014】上述したように、走行経路18内に糸3を
挿入する際には、操作ハンドル24を、適宜、操作し
て、閉鎖部材23を、走行経路18側のスリット部21
aから退避させ、また、走行経路18内に糸3が挿入さ
れた際には、操作ハンドル24を、適宜、操作して、閉
鎖部材23により走行経路18側のスリット部21aを
閉鎖し、走行経路18内に、糸挿入スリット21から外
気が流れ込み、走行経路18内を通過する糸3の揺れが
増幅されることが防止できるとともに、走行経路18内
の温度の低下を防止することができる。
【0015】なお、上述した操作ハンドル24や支持部
材25等からなる閉鎖部材23の開閉手段は、上述した
実施例に限定されるものではない。例えば、ハウジング
22の天板22aにシリンダー等のアクチュエーターを
配設し、ピストンロッド等のアクチュエーターの操作部
材に閉鎖部材23を取着し、アクチュエーターを、適
宜、作動させて、閉鎖部材23により走行経路18側の
スリット部21aを開閉するように構成することもでき
る。
【0016】本発明においては、延伸仮撚り機の第2ヒ
ーター装置H2のヒーターブロック17に形成された円
柱状の走行経路18の直径を、従来の10mm程度より
大きくし、加工速度の高速化に伴って、糸3が、糸3の
走行方向と直交する方向に揺れても、ヒーターブロック
17に接触しないようにしたものである。
【0017】走行経路18の直径は、14〜30mmと
することが好ましい。走行経路18の直径が、14mm
未満の場合には、走行経路18内を通過する糸速が、現
在加工可能な加工速度に達するとヒーターブロック17
に接触してしまい、セットむらを惹起することになる。
また、走行経路18の直径が、30mmを越えると、走
行経路18の上下端部の開口から加熱空気が逃げてしま
い、第2ヒーター装置H2を、所望の温度に維持するこ
とが困難になる。
【0018】次に、図2と同様の第2ヒーター装置の水
平断面図である図4を用いて、本発明の延伸仮撚り機の
第2ヒーター装置の別の実施例について説明する。
【0019】この実施例においては、閉鎖部材23の長
手方向に沿って所定の間隔を置いて、平面形状が略U字
状の糸ガイド26が配設されており、走行経路18内を
通過する糸3は、糸ガイド26の凹部26aに挿入され
ている。上述したように、防止閉鎖部材23による、外
気の流れ込みによる糸3の揺れの抑制と相まって、糸ガ
イド26により、糸3とヒーターブロック17との接触
が抑制できるので、走行経路18の直径を、より小さく
することができ、従って、延伸仮撚り機の第2ヒーター
装置を、よりコンパクト化することができる。また、図
4に示されている状態から、閉鎖部材23を180度回
転させると、糸ガイド26の凹部26aが、走行経路1
8側のスリット部21aに対面するように構成されてい
るので、走行経路18内に糸3を挿入する際に、糸挿入
スリット21に挿入された糸3は、そのまま糸ガイド2
6の凹部26aに入り、従って、糸ガイド26への糸通
しを、確実に、しかも、迅速に行うことができる。な
お、糸ガイド26は、セラミックスで形成することが好
ましい。
【0020】
【発明の効果】本発明は、以上説明したように構成され
ているので、以下に記載する効果を奏することができ
る。
【0021】走行経路の直径を、糸が揺れても、ヒータ
ーブロックに接触しない程度に大きくしたので、セット
むらの発生を確実に防止することができ、従って、糸の
品質を向上することができる。
【0022】走行経路側のスリット部を閉鎖する閉鎖部
材を配設したので、走行経路内を通過する糸の揺れを抑
制することができるとともに、走行経路内の温度低下を
防止することができる。
【0023】閉鎖部材に糸ガイドを配設したことによ
り、糸とヒーターブロックとの接触が抑制できるので、
走行経路の直径を、より小さくすることができ、従っ
て、延伸仮撚り機の第2ヒーター装置を、よりコンパク
ト化することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は本発明の第2ヒーター装置が適用される
一例としての延伸仮撚り機の概略側面図である。
【図2】図2は図1のI−I線に沿った本発明の延伸仮
撚り機の第2ヒーター装置の水平断面図である。
【図3】図3は本発明の延伸仮撚り機の第2ヒーター装
置の一部拡大斜視図である。
【図4】図4は図2と同様の本発明の延伸仮撚り機の第
2ヒーター装置の別の実施例の水平断面図である。
【符号の説明】
H1・・・・・・・・第1ヒーター H2・・・・・・・・第2ヒーター 3・・・・・・・・・糸 17・・・・・・・・ヒーターブロック 18・・・・・・・・走行経路 19・・・・・・・・シーズヒーター 21・・・・・・・・糸挿入スリット 22・・・・・・・・閉鎖部材 26・・・・・・・・糸ガイド

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ヒーターブロックに形成された糸の走行経
    路の直径を、該走行経路を走行中の糸が揺れても、ヒー
    ターブロックに接触しない程度の大きさとしたことを特
    徴とする延伸仮撚り機の第2ヒーター装置。
  2. 【請求項2】上記ヒーターブロックに形成された糸の走
    行経路側のスリット部を閉鎖する閉鎖部材を配設したこ
    とを特徴とする請求項1に記載の延伸仮撚り機の第2ヒ
    ーター装置。
  3. 【請求項3】上記閉鎖部材に糸ガイドを配設したことを
    特徴とする請求項2に記載の延伸仮撚り機の第2ヒータ
    ー装置。
JP2865496A 1996-01-23 1996-01-23 延伸仮撚り機の第2ヒーター装置 Pending JPH09195139A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2865496A JPH09195139A (ja) 1996-01-23 1996-01-23 延伸仮撚り機の第2ヒーター装置

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JP2865496A JPH09195139A (ja) 1996-01-23 1996-01-23 延伸仮撚り機の第2ヒーター装置

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JPH09195139A true JPH09195139A (ja) 1997-07-29

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ID=12254502

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2865496A Pending JPH09195139A (ja) 1996-01-23 1996-01-23 延伸仮撚り機の第2ヒーター装置

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JP (1) JPH09195139A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2006129558A1 (ja) * 2005-05-31 2006-12-07 Tmt Machinery, Inc. 糸加熱装置

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2006129558A1 (ja) * 2005-05-31 2006-12-07 Tmt Machinery, Inc. 糸加熱装置

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