JPH09157973A - 延伸仮撚り機の糸冷却装置 - Google Patents

延伸仮撚り機の糸冷却装置

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JPH09157973A
JPH09157973A JP34512895A JP34512895A JPH09157973A JP H09157973 A JPH09157973 A JP H09157973A JP 34512895 A JP34512895 A JP 34512895A JP 34512895 A JP34512895 A JP 34512895A JP H09157973 A JPH09157973 A JP H09157973A
Authority
JP
Japan
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yarn
water
heater
heat
cooling device
Prior art date
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Pending
Application number
JP34512895A
Other languages
English (en)
Inventor
Isao Nagao
勲 長尾
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Murata Machinery Ltd
Original Assignee
Murata Machinery Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【解決手段】第1ヒーター6から送出された糸3に水を
付着させ、該水の気化熱により糸を冷却するようにした
延伸仮撚り機の糸冷却装置Cに関するものである。 【効果】第1ヒーターから送出された糸に水を付着さ
せ、該水の気化熱により糸を冷却するようにしたので、
糸を急激に冷却することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、第1ヒーターで加
熱された糸を冷却するための延伸仮撚り機の糸冷却装置
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、第1ヒーターで加熱された糸は、
第1ヒーターに対して糸の走行方向の下流側(以下、単
に、「下流側」という。)に位置する冷却板(糸のバル
ーンニングを抑制する機能も有するので「バルーンプレ
ート」とも称される。)により冷却されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】冷却板の入口付近にお
いて、200°C以上にもなっている糸の温度を、その
出口において数10°C付近まで冷却するためには、冷
却板を相当に長くしなければならない。冷却板を長くす
ると、仮撚り部材により加撚される撚りの伝播が悪くな
るばかりでなく、延伸仮撚り機が大型化して、糸通し等
の種々の作業の作業性が悪化するとともに、延伸仮撚り
機の設置スペースが増加する等の問題がある。
【0004】本発明の目的は、上述した従来の延伸仮撚
り機が有する課題を解決するとともに、糸の効果的な冷
却が可能な延伸仮撚り機の糸冷却装置を提供することに
ある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、上述した目的
を達成するために、第1には、第1ヒーターから送出さ
れた糸に水を付着させ、該水の気化熱により糸を冷却す
るようにしたものであり、第2には、第1ヒーターと冷
却板との間において糸に水を付着させ、該水の気化熱に
より糸を冷却するようにしたものであり、第3には、冷
却板内において糸に水を付着させ、該水の気化熱により
糸を冷却するようにしたものである。
【0006】以下に、本発明の延伸仮撚り機の糸冷却装
置が適用される一例としての延伸仮撚り機の概略側面図
である図1、本発明の延伸仮撚り機の糸冷却装置の一部
垂直断面を含む側面図である図2、図2のI−I線に沿
った断面図である図3、本発明の延伸仮撚り機の糸冷却
装置の一部垂直断面を含む他の実施例の側面図である図
4及び本発明の延伸仮撚り機の糸冷却装置の一部垂直断
面を含む更に他の実施例の側面図である図5を用いて、
本発明の実施例について説明するが、本発明の趣旨を越
えない限り何ら、本実施例に限定されるものではない。
【0007】
【実施例】先ず最初に、図1を用いて、本発明の糸冷却
装置を適用した一例としての延伸仮撚り機における糸の
走行等について説明する。
【0008】1はクリールスタンドで、クリールスタン
ド1に多数支持された給糸パッケージ2から引き出され
た糸3は、適当なガイド4を経て第1フィードローラー
5に導入される。その後、糸3は、第1ヒーター6の糸
導入側に配設された適当なガイド7、8に案内されなが
ら第1ヒーター6に挿通される。第1ヒーター6を出た
糸3は、冷却板9に入り、次いで、仮撚り部材10によ
り撚りが付与され、その後、適当なガイド11を経て、
第2フィードローラー12に導入される。第2フィード
ローラー12から出た糸3は、第2ヒーター13、ガイ
ド14、第3フィードローラー15、図示されていない
オイリングローラー及びガイド16、17を経て、巻取
りパッケージ18に巻き取られる。
【0009】Cは、第1ヒーター6と冷却板9との間に
配設された本発明の延伸仮撚り機の糸冷却装置であり、
第1ヒーター6を出た糸3には、糸冷却装置Cにより水
が付着され、付着された水は、第1ヒーター6により加
熱された糸3の熱により気化され、該水の気化熱により
糸3が冷却されることになる。
【0010】上述したように、糸冷却装置Cにより冷却
された糸3は、冷却板9により更に冷却されることにな
るが、本発明においては、第1ヒーター6により加熱さ
れた糸3は、水の気化熱を利用した糸冷却装置Cを通過
することにより、その温度が相当に下がっているので、
冷却板9の長さを、糸冷却装置Cが配設されていない従
来の冷却板9に比べ、短くすることができる。
【0011】次に、図2及び図3を用いて、本発明の延
伸仮撚り機の糸冷却装置Cの実施例について説明する。
【0012】c1は、糸3の走行に沿った略水平な水平
部c1’及び水平部c1’に連続した下方に湾曲した湾
曲部c1”を有する水付着部材である。水付着部材c1
の上部には、糸3の走行方向と直交する断面が略V字状
の溝c2が形成されている。c3は、水付着部材c1の
糸導入側付近の下部に配設された給水管であり、c4
は、湾曲部c1”の端部に配設された排水管である。給
水管c3から供給された水は、略V字状の溝c2の底部
に沿って糸3の走行方向に流れ、湾曲部c1”の端部に
配設された排水管c4を通って排出される。
【0013】第1ヒーター6を出た糸3は、水付着部材
c1の溝c2に導入され、溝c2の底部に沿って流れる
水に接触し、糸3に水が付着されることになる。図3に
示されているように、溝c2は、略V字状に形成されて
おり、溝c2に沿って走行する糸3は、毎分100万回
転以上の高速で旋回している。従って、糸3には、その
全面に水が付着されることになる。
【0014】次に、図4を用いて、本発明の延伸仮撚り
機の糸冷却装置Cの他の実施例について説明する。
【0015】c5は、所定量の水が貯留されている水槽
であり、第1ヒーター6を出た糸3は、ガイドc6によ
り下方に案内されて水槽c5に入る。水槽c5に入った
糸3は、水槽c5内に配置されたガイドc7により略水
平に案内されて水が付着される。その後、水が付着され
た糸3は、水面上に配置されたガイドc8により屈曲さ
れて、上述した冷却板9に導入されることになる。水槽
c5に導入された糸3には水が付着され、水の付着され
た糸3は、水槽c5から出た後の付着された水の気化熱
により冷却されることになる。
【0016】次に、図5を用いて、本発明の延伸仮撚り
機の糸冷却装置Cの更に他の実施例について説明する。
【0017】c9は、水噴霧器であり、水噴霧器c9の
下方には、水噴霧器c9から噴霧された水を受ける貯留
容器c10が設けられている。貯留容器c10には、排
水管c10’が連接されている。第1ヒーター6を出た
糸3には、水噴霧器c9による水の噴霧により水が付着
され、水の付着された糸3は、付着された水の気化熱に
より冷却されることになる。
【0018】上述した実施例は、第1ヒーター6と冷却
板9との間に糸冷却装置Cを配設したものであるが、糸
冷却装置Cを、冷却板9内に配設すこともできる。糸冷
却装置Cを、第1ヒーター6と冷却板9との間に配設す
る場合、或いは、冷却板9内に配設する場合、いずれの
場合にも、糸3に付着された水が、後続する仮撚り部材
10に導入される前には、完全に乾燥されることが重要
である。糸3が未乾燥状態のまま、仮撚り部材10に導
入されると、例えば、仮撚り部材10の仮撚りベルトが
濡れて、ゴミ等が付着しやすくなったり、ゴミ玉等が形
成されることになる。
【0019】
【発明の効果】本発明は、以上説明したように構成した
ので、以下に記載する効果を奏するものである。
【0020】第1ヒーターから送出された糸に水を付着
させ、該水の気化熱により糸を冷却するようにしたの
で、糸を急激に冷却することができる。
【0021】第1ヒーターから送出された糸に水を付着
させ、該水の気化熱により糸を急激に冷却するようにし
たので、冷却板を短くすることができ、従って、仮撚り
部材により加撚される撚りの伝播を向上することができ
るばかりでなく、延伸仮撚り機を小型化することができ
るので、糸通し等の種々の作業の作業性が向上するとと
もに、延伸仮撚り機の設置スペースを減少することがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は本発明の延伸仮撚り機の糸冷却装置が適
用される一例としての延伸仮撚り機の概略側面図であ
る。
【図2】図2は本発明の延伸仮撚り機の糸冷却装置の一
部垂直断面を含む側面図である。
【図3】図3は図2のI−I線に沿った断面図である。
【図4】図4は本発明の延伸仮撚り機の糸冷却装置の一
部垂直断面を含む他の実施例の側面図である。
【図5】図5は本発明の延伸仮撚り機の糸冷却装置の一
部垂直断面を含む更に他の実施例の側面図である。
【符号の説明】
C・・・・・・・糸冷却装置 3・・・・・・・糸 6・・・・・・・第1ヒーター 9・・・・・・・冷却板 10・・・・・・仮撚り部材

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】第1ヒーターから送出された糸に水を付着
    させ、該水の気化熱により糸を冷却することを特徴とす
    る延伸仮撚り機の糸冷却装置。
  2. 【請求項2】第1ヒーターと冷却板との間において糸に
    水を付着させ、該水の気化熱により糸を冷却することを
    特徴とする延伸仮撚り機の糸冷却装置。
  3. 【請求項3】冷却板内において糸に水を付着させ、該水
    の気化熱により糸を冷却することを特徴とする延伸仮撚
    り機の糸冷却装置。
JP34512895A 1995-12-07 1995-12-07 延伸仮撚り機の糸冷却装置 Pending JPH09157973A (ja)

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