JPS632359Y2 - - Google Patents

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JPS632359Y2
JPS632359Y2 JP11000983U JP11000983U JPS632359Y2 JP S632359 Y2 JPS632359 Y2 JP S632359Y2 JP 11000983 U JP11000983 U JP 11000983U JP 11000983 U JP11000983 U JP 11000983U JP S632359 Y2 JPS632359 Y2 JP S632359Y2
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JP
Japan
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body frame
section
shaped
vehicle body
cab
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JP11000983U
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JPS6018058U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、自動車における車体を支持する車体
フレームの構造の改良に関するものである。
近年、市場の要求およびタイヤ製造技術の向上
に従つてラジアルタイヤが一般に広く普及してい
るが、ラジアルタイヤを採用した場合には、バネ
下荷重による振動特性がバイアスタイヤとは大き
く異なるために、ユーザによる乗心地に対する要
求レベルの高まりと相まつて、従来の車体フレー
ム構造のままでは乗心地性能が満足できないよう
になつている。
すなわち、第1図は従来の車体フレームを有す
る自動車であつて、1はキヤブ、2はデツキ、3
はキヤブ1とデツキ2を支持する車体フレーム、
4はラジアルタイヤで、車体フレーム3の断面形
状はその全域にわたつて、第2図に示すような箱
型の閉じ断面に形成されている。このような構造
の車体フレーム3は、二節曲げ剛性が比較的小さ
く、ラジアルタイヤ4を含めた振動系のねじれ振
動と共振して、第1図中、2点鎖線で示すよう
に、車体フレーム3の前後両端部分において大き
な曲げ振動が発生し易いという欠点を有してい
る。
(考案の目的) 本考案は、この点に鑑みてなされたもので、そ
の目的は、車体フレームに必要最小限の変更を施
して車体フレームの振動特性を変化させ、乗心地
性能の向上を図るようにした自動車のフレーム構
造を提供することにある。
(考案の構成) 上記目的を達成する本考案の構成は、自動車の
前後方向に延びる車体フレームのキヤブとデツキ
を連結する中間部分を、コ字型の開き断面に形成
すると共に、前記車体フレームのその他の部分を
箱型の閉じ断面に形成し、かつ、車体フレームの
断面コ字型部分の高さ方向の寸法を断面箱型部分
のそれよりも大きな寸法としたことを特徴とする
ものである。
(作用) このように、車体フレームのキヤブとデツキを
連結する中間部分をコ字型の開き断面にすること
によりねじり剛性を所望の範囲に低くさせ、ま
た、前記コ字型断面の高さ方向の寸法を、その他
の部分のそれよりも大きな寸法に設定することに
より二節曲げ剛性は高くなり、もつて、車体フレ
ームの曲げ振動の発生を極力防止して、乗心地性
能の向上を図ることができる。
(実施例) 以下、本考案の一実施例を図について説明する
と、第3図は本考案をトラツクの車体フレーム構
造に適用した正面図、第4図は第3図のB−B線
に沿つた断面図である。図において、5はトラツ
クの運転台であるボンネツト型キヤブ、6はトラ
ツクの荷台であるデツキ、7はトラツクの前後方
向(第3図中、左右方向)に延びる車体フレーム
で、車体フレーム7は前記キヤブ5とデツキ6を
支持している。8はラジアルタイヤまたはバイア
スタイヤである。
車体フレーム7のキヤブ5とデツキ6を連結す
る中間部分7aは、第4図に示すように、コ字型
の開き断面に形成されている。車体フレーム7の
前記中間部分7a以外の残りの部分7bは、第4
図中、二点鎖線で示すように、箱型の閉じ断面に
形成されている。そして、断面コ字型の中間部分
7aの高さ方向の寸法Hは、断面箱型の部分7b
の高さ方向の寸法hよりも所要の寸法分だけ大き
く設定されている。
なお、車体フレーム7の材質は鋼板であり、必
要により重量軽減化のために高張力鋼板もしくは
FRP等を使用することも可能である。
このように、車体フレーム7のキヤブ5とデツ
キ6を連結する中間部分7aの高さ方向の寸法を
所要寸法だけ大に設定しているので、高い二節曲
げ剛性が確保され、大きな曲げ応力に対する堅牢
性が確保されている。また、該中間部分7aの断
面形状を、従来の閉じ断面からコ字型の開き断面
に形成しているので、トラツクの前後方向の中心
軸回りの一節ねじり剛性が変化し、これによりタ
イヤ8を介して路面入力によるねじり振動共振を
避けることができ、トラツクの乗心地性能の向上
を図ることができる。
実施例では、トラツク(貨物自動車)を一例と
して説明したが、本考案はこれに限定されるもの
ではなく、乗用自動車、特殊自動車などにも適用
できるものである。
(考案の効果) 以上詳しく説明したように、本考案は、車体フ
レームのキヤブとデツキを連結する中間部分をコ
字型の開き断面に形成し、かつ、該断面コ字型の
中間部分の高さ方向の寸法を、その他の部分の高
さ方向の寸法よりも大となるように構成したの
で、車体フレームのねじれ剛性が変化すると共に
大きな曲げ剛性が容易に確保され、もつて走行時
における曲げ振動を極力防止し、乗心地性能の大
幅な向上を図ることができるという効果を奏す
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来の車体フレームを有するトラツク
を示す正面図、第2図は第1図のA−A線に沿つ
た断面図、第3図は本考案の一実施例を示す正面
図、第4図は第3図のB−B線に沿つた断面図で
ある。 5……キヤブ、6……デツキ、7……車体フレ
ーム、7a……中間部分。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 車体を支持する車体フレームを有する自動車に
    おいて、自動車の前後方向に延びる前記車体フレ
    ームのキヤブとデツキを連結する中間部分を、コ
    字型の開き断面に成形すると共に、前記車体フレ
    ームのその他の部分を、箱型の閉じ断面に形成
    し、かつ、前記断面コ字型部分の高さ方向の寸法
    を前記断面箱型部分の高さ方向の寸法よりも大と
    したことを特徴とする自動車のフレーム構造。
JP11000983U 1983-07-15 1983-07-15 自動車のフレ−ム構造 Granted JPS6018058U (ja)

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JP11000983U JPS6018058U (ja) 1983-07-15 1983-07-15 自動車のフレ−ム構造

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JP11000983U JPS6018058U (ja) 1983-07-15 1983-07-15 自動車のフレ−ム構造

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Publication Number Publication Date
JPS6018058U JPS6018058U (ja) 1985-02-07
JPS632359Y2 true JPS632359Y2 (ja) 1988-01-21

Family

ID=30256034

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JP11000983U Granted JPS6018058U (ja) 1983-07-15 1983-07-15 自動車のフレ−ム構造

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JPS6018058U (ja) 1985-02-07

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