JPS6323539Y2 - - Google Patents

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JPS6323539Y2
JPS6323539Y2 JP7050082U JP7050082U JPS6323539Y2 JP S6323539 Y2 JPS6323539 Y2 JP S6323539Y2 JP 7050082 U JP7050082 U JP 7050082U JP 7050082 U JP7050082 U JP 7050082U JP S6323539 Y2 JPS6323539 Y2 JP S6323539Y2
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JP
Japan
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cooling water
thermostat
temperature
water
engine
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JP7050082U
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JPS58173722U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 この考案は、水冷式エンジンの冷却装置に関
し、特にラジエータから水ポンプへの吸入水路の
途中にサーモスタツトを設けた冷却装置に関す
る。
一般に、水冷式エンジンの冷却装置として、暖
機運転中にエンジン本体からの冷却水をバイパス
通路を介してエンジン本体に還流し、暖機後はラ
ジエータを介して冷却水をエンジン本体に還流す
るものが知られている。(参考文献特公昭54−
26653号公報) エンジン本体からの冷却水をラジエータに流す
かあるいはバイパス通路に流すかは、例えば第1
図に示すようなペレツト式サーモスタツトの切り
換えにより、冷却水温に応じて選択的に決定され
る。
第1図は、暖機運転時のサーモスタツトの作動
状態をあらわし、図中1はサーモスタツトのハウ
ジング、2はガスケツト6を介してハウジング1
に固定されるサーモスタツト本体、3はメインバ
ルブ、4はメインバルブ3の開閉を行なう感温
部、5は感温部4と連動するバイパスバルブであ
る。
この状態で、冷却水温は低温なので、感温部4
に格納されるワツクスは収縮し、スプリング7の
付勢力に打ち負けてメインバルブ3は閉じてい
る。
このときバイパスバルブ5は開いているため、
図示しないエンジン本体からの冷却水(低温)
は、バイパス通路を通つて、このサーモスタツト
に導かれてウオータポンプへと吸引される。
冷却水温が次第に上昇してくると、感温部4の
ワツクスは膨張し、ついには、この膨張力がスプ
リング7の付勢力に打ち勝つてピストン8からの
押圧力によりメインバルブ3を開にする。このと
き同時に、感温部4の底部に取り付けられるバイ
パスバルブ5は閉じて、バイパス通路を遮断す
る。
このようにして、暖機運転時に、エンジン本体
からの冷却水を、ラジエータを迂回してバイパス
し、ウオータポンプを介してそのまま加熱水温を
保持してエンジン本体に還流する。これにより、
暖機の促進を図つている。
暖機を終了すると、こんどはラジエータを通じ
てウオータポンプへと冷却水を還流するととも
に、バイパス通路をバイパスバルブ5により閉じ
るので、冷却水はすべてラジエータで冷却され所
定以上の水温にならないようにセツトされかつ水
温を適温に保持する。
しかしながら、このような従来の冷却装置にあ
つては、サーモスタツトのバイパスバルブ5が円
板状に形成され、この円板部8でバイパス通路の
流入口9を開閉する構成をとるため、バイパスバ
ルブ5開状態で冷却水はいつたん円板部8の外周
部に回り込んだ後、側方のウオータポンプ流出口
10へ流れていく。
したがつて、このとき、バイパス通路からの冷
却水はその一部しかサーモスタツトの中央にある
感温部4を通過しないため、サーモスタツトの熱
応答性が悪く、冷却水温がある程度高くなつて
も、依然ラジエータを迂回させて冷却水を流すの
で、エンジンがオーバヒートぎみとなるという問
題を生じていた。
また、このような問題を解決するために、第2
図に示すように、バイパス通路の流入口9からウ
オータポンプへの流出口10への途中に案内壁1
1を形成し、サーモスタツトへ流入した冷却水が
すべて中央にある感温部4を通過するように構成
したものがあるが、これによれば、流出口10へ
の冷却水流路を狭め、水路抵抗が増大するという
欠点がある。
本考案は、このような従来例の不具合に着目し
てなされたもので、サーモスタツトのバイパスバ
ルブをつり鐘状の円筒状に形成し、この円筒側面
に冷却水の案内されるべき方向に開口する窓部を
設けることにより、バイパス通路からの冷却水は
すべて窓部を通じてスムーズに感温部の周囲を通
過したのち、ウオータポンプ流出口へ圧送するよ
うにして、サーモスタツトの熱応答性を高めるこ
とを目的とする。
以下、本考案の実施例を図面にもとづいて説明
するが、第1図、第2図と同一の構成部分には同
一の符号を付すことにする。
第3図は、本考案の一実施例を示し、エンジン
の冷却系の概略構成をあらわし、第4図はそのう
ちのサーモスタツトの拡大断面図をあらわす。
Aはエンジン本体、12はシリンダブロツク、
13はシリンダヘツド、14は吸入水路、15は
ラジエータ、16は流出水路、17はサーモスタ
ツト、18はウオータポンプである。第3図中、
→と〓はそれぞれ高温冷却水と低温冷却水の各流
れ方向を示す。
サーモスタツト17のハウジング1には、ラジ
エータ15、バイパス通路19、ヒータ20から
の冷却水を導く冷却水流入口21,9,23がそ
れぞれ形成されるとともに、この流入冷却水をウ
オータポンプ18へと送り出す冷却水流出口10
が形成される。
そして、このハウジング1の内部に、サーモス
タツト本体2が収納されており、このサーモスタ
ツト本体2はガスケツト6を介してウオータイン
レツト24とボルトなどで締結される。
サーモスタツト本体2は、ラジエータ15から
の冷却水を流入させるメインバルブ3と、その開
閉を行なう感温部4と、感温部4と連動してバイ
パス通路からの冷却水流入口9を開閉するバイパ
スバルブ25とからなる。なお、ヒータ20から
の冷却水流入口23は常時開いている。
感温部4の内部には、サーモスタツト本体2に
固定されるピストン8の一部8aとこの周囲に充
填されるワツクス27とが収納される。
そして、感温部4の外周で接触する冷却水の水
温が所定値以上になると、ワツクス27の膨脹に
より、ピストン26を上方に押し出し、スプリン
グ7に抗して感温部4が下方に移動する。このと
き、感温部4と一体のメインバルブ3は下方に移
動して流入口9を閉じるようになつている。
本実施例の特徴的部分であるバイパスバルブ2
5は、ピストン8と同軸上の下方に位置してつり
鐘状の円筒形に形成されるとともに、流入口9の
開口中心軸上の上方に位置して設ける。
バイパスバルブ25の外周径は、流入口22の
内径と略一致し、水温に応じてバイパスバルブ2
5が下方に移動すると、第5図に示すように、円
筒外周部がすつぽりと流入口22に入り込み、流
入口9を遮断する。
バイパスバルブ25の内部は、中空に形成さ
れ、円筒側面(円筒外周部)に複数の窓部26が
開設される。
この場合、窓部26は、ウオータポンプ18へ
の流出口10の反対側に位置して設けられ、流入
口9から窓部26を通過した冷却水は、ほとんど
すべて感温部4の周囲を通つて流出口10からウ
オータポンプ18へと送られるようになつてい
る。
なお、第3図中、28はエンジン本体Aからの
高温冷却水により動作するヒータ、29は同じく
高温冷却水の余熱を利用して燃料気化を促進する
スロツトルチヤンバである。
次に作用を説明する。
エンジン暖機運転時、冷却水温は低く、サーモ
スタツト17のメインバルブ3は閉じており、同
時にバイパスバルブ25は第4図に示すように開
いた状態にある。
したがつて、エンジン本体11で加熱された温
水は、バイパスバルブ25の窓部26を通つてハ
ウジング1の内部に流入しようとする。
このときの流入冷却水は、感温部4を挾んで流
出口10と反対側に強制的に導かれるので、冷却
水のほとんどが矢印Bで示すように感温部4の周
囲を通つて流出口10から吐き出される。その
後、冷却水はウオータポンプ18の吸引作用でエ
ンジン本体Aに還流される。
このようにして、バイパス通路19からの温水
が必ずサーモスタツト17の感温部4の周囲に当
るように冷却水の流路が形成されているので、サ
ーモスタツト17の感温特性が向上する。
この結果、サーモスタツト17が、冷却水温度
に敏感に対応して弁開閉を適切に作動させること
により、冷却水温が十分に高いのに、ラジエータ
15を介さずに冷却水がエンジン本体Aへ流し込
まれるという事態は回避でき、これによつてエン
ジンオーバヒートをまぬがれる。
エンジン暖機運転を完了すると、メインバルブ
3は開くと同時に、バイパスバルブ25は第5図
に示すように、流入口9に嵌まり、バイパス通路
19からの冷却水の流れを止める。
このようにして、エンジン冷却水は、ラジエー
タ15を介して循環するので冷却水温は常時一定
温度以下に保持される。
以上のように、本考案によれば、サーモスタツ
トのバイパスバルブをつり鐘状の円筒形に形成
し、この円筒側面(円筒外周部)に冷却水が適切
な方向に案内されるように窓部を形成し、この窓
部を通じてハウジング内に流れ込む冷却水によ
り、敏感に冷却水温をキヤツチするようにしたた
め、エンジン暖機中のサーモスタツト感温特性が
確実に向上し、これによりエンジンのオーバヒー
トを回避することができるという効果を得る。
【図面の簡単な説明】
第1図、第2図は従来例のサーモスタツトをあ
らわす断面図、第3図は本考案の実施例の概略構
成図、第4図は本考案の実施例のサーモスタツト
をあらわす断面図、第5図は第4図の要部作用説
明図である。 1……サーモスタツトハウジング、3……メイ
ンバルブ、17……サーモスタツト、25……バ
イパスバルブ、26……窓部。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. エンジン本体とラジエータを循環する冷却水通
    路の途中にサーモスタツトを設け、このサーモス
    タツトの切換えにより、冷却水がラジエータを迂
    回するバイパス通路を流れるようにした水冷式エ
    ンジンの冷却装置において、サーモスタツトのバ
    イパスバルブをつり鐘状の円筒形に形成し、この
    円筒側面に、冷却水が感温部を通るように導く窓
    部を開設したことを特徴とする水冷式エンジンの
    冷却装置。
JP7050082U 1982-05-14 1982-05-14 水冷式エンジンの冷却装置 Granted JPS58173722U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7050082U JPS58173722U (ja) 1982-05-14 1982-05-14 水冷式エンジンの冷却装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7050082U JPS58173722U (ja) 1982-05-14 1982-05-14 水冷式エンジンの冷却装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS58173722U JPS58173722U (ja) 1983-11-19
JPS6323539Y2 true JPS6323539Y2 (ja) 1988-06-28

Family

ID=30080166

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JP7050082U Granted JPS58173722U (ja) 1982-05-14 1982-05-14 水冷式エンジンの冷却装置

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JP6996346B2 (ja) * 2018-03-02 2022-01-17 トヨタ自動車株式会社 内燃機関の冷却システム

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JPS58173722U (ja) 1983-11-19

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