JPS63225051A - 用紙搬送装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、用紙搬送装置、特に、収容部から１枚ずつ送
り出された用紙を一旦待機させて所定の同期タイミング
で搬送を再開する様にした用紙搬送装置に関する。

従来技術とその問題点 一般に、転写型複写機にあっては、給紙部から１枚ずつ
送り出された用紙をレジスト部材で一旦待機させ、感光
体ドラム上に形成されたトナー像と同期きせるための同
期信号により転写部への搬送を再開する様に構成されて
いる。そして、レジスト部材は同期を正確に合わせて用
紙を搬送可能であること、用紙のスキュー（斜行）を補
正する機能を有することが要求されている。

従来では、レジスト部材として、上下に対となったゴム
ローラを用いるローラレジスト方式が広く採用されてい
る。しかし、この方式では用紙先端が摩擦力の大きいレ
ジストローラ間に突入することとなるため、スキュー補
正機能はあまり期待できない。

ところで、特開昭５６−１６５６４５号公報、実開昭５
８−１５８０４８号公報に記載の如く、レジストローラ
の搬送方向上流側に補助ローラを設け、この補助ローラ
を正転させてレジストローラへの用紙先端の突入を補助
する様にしたものが知られている。しかし、単に補助ロ
ーラを搬送方向に正転させるだけでは、用紙のスキュー
を補正することは不可能であるし、高速で用紙を搬送し
、そのままのスピ−ドで用紙先端がレジストローラに突
入して補助ローラの上流側で急速に座屈させてループを
形成すると、シワや折れを生じてしまうという問題点を
有している。

問題慨を　決するための手段 以上の問題点を解決するため、本発明に係る用紙搬送装
置は、 い）給紙機構又は中間ローラとレジストローラとの間に
、補助ローラをワンウェイクラッチを介して用紙搬送方
向に回転駆動可能に設け、（ｉ）前記補助ローラによる
用紙撤退スピードを前記給紙機構又は中間ローラによる
用紙搬送スピードよりも遅く設定したこと、 を特徴とする。

企−」 以上の構成において、給紙機構又は中間ローラから搬送
されてきた用紙は、レジストローラに突入する直前で補
助ローラにて比較的遅いスピードに減速され、この減速
されたスピードでレジストローラに突入する。この減速
中に用紙は座屈を生じてループを形成すると共にスキュ
ーを生じている場合には用紙先端が幅方向に滑ってスキ
ューが補正される。また、ループはゆるやかに形成され
ることとなり、シワや折れが生じることはない。

その後、同期信号によりレジストローラを一定時間回転
駆動きせると用紙が所定箇所に搬送きれていく。

衷瀧忽 第１図、第２図において、一点鎖線で示す用紙搬送路中
にはレジストローラ（１）、（２）　、中間ローラ（３
）、（４）　、下ガイド板（５）、上ガイド板（６）、
（７）、補助ローラ（１０）が設置きれている。用紙は
矢印（ａ）方向に搬送され、中間ローラ（３）、　（４
）の上流側には図示しない給紙部が設置され、レジスト
ローラＵ）、（２）の下流側には複写機の転写部が位置
している。

レジストローラ及び中間ローラは下側のローラ（１）、
　（３）が駆動側であり、以下に説明するタイミングで
それぞれのクラッチをオンすることにより、用紙搬送方
向に回転駆動され、上側のローラ（２）。

（４）は従動回転する。

補助ローラ（１０）は上ガイド板（７）に設けたブラケ
・７ト（８）に上下動可能に装着され、支軸（１１）の
両端部をコイルスプリング（１２）で軽く押圧すること
により、レジストローラ（１）、（２）の上流側で下ガ
イド板（５）上に軽い圧力で接触している。この補助ロ
ーラ（１０）は低硬度、低摩擦係数のゴム材料、具体的
には、ゴム硬度２５〜６０度（ＡＳＫＥＲ−Ｃ硬度針に
よる）の発泡ウレタンゴムからなり、外周面の摩擦係数
は１．２〜０．５程度である。さらに、第３図に示す様
に、補助ローラ（１０）の支軸（１１）の一端部にはク
ラッチ（１３）を介して駆動ギヤ（１４）が取り付けら
れ、該駆動ギヤ（１４）はタイミングベル）　（１５）
を介して図示しない駆動源に連結されている。従って、
補助ローラ（１０）はタイミングベルト（１５）を矢印
（ｂ）方向に駆動し、かつ、クラッチ（１３）をオンす
ることにより、用紙搬送方向に回転可能である。また、
下側のレジストローラ（１）ノ一端もクラッチ（１６）
を介して駆動ギヤ（１７）に取り付けられ、該駆動ギヤ
（１７）はタイミングベルト（１５）に連結されている
。

ところで、レジストローラ（１）、（２）と中間ローラ
（３）、（４）の回転周速度Ｓ、ｍｍ／ｓｅｅに対して
補助ローラ（１０）の回転周速度５ｍｍｍ／　ｓｅｅは
若干低速に設定されている。また、補助ローラ（１０）
は、第４図に示す様に、芯体（１０ａ）に一体的に嵌着
され、芯体（１０ａ）はワンウェイクラッチ（１８）を
介して支軸（１１）に装着されている。ワンウェイクラ
ッチ（１８）は補助ローラ（１０）が用紙搬送方向に回
転するときフリーとなり、以下に説明する様に、用紙が
レジストローラ（１）、（２）の周速度Ｓ、ｍｍ／ｓｅ
ｅの回転で搬送されていくとき、追随回転を可能とする
。

また、補助ローラ（１０）の上流側には搬送途中にある
用紙を検出するためのセンサ［発光素子（１６ａ）、受
光素子（１６ｂ）　］が設置されている。

次に、第５図、第６図を参照して本実施例の動作につい
て説明する。

まず、用紙が給紙されると、中間ローラクラッチがオン
されると共に補助ローラクラッチ（１３）がオンされ、
用紙は中間ローラ（３）、　（４）にて下ガイド板（５
）上を矢印（ａ）方向に搬送される［第５図（Ａ＞参照
コ。

用紙先端がセンサ（１６ａ）、　（１６ｂ）に検出され
た後、時間（Ｔ１）が経過すると中間ローラクラッチが
オフきれ、時間（Ｔ２）が経過すると補助ローラクラッ
チ（１３）がオフされる。このとき、中間ローラ（３）
、（４）の回転が停止きれるまでの間に用紙先端は補助
ローラ（１０）にて遅いスピードに減速きれ、ゆっくり
と座屈を生じてループを形成しながら前進する［第５図
（Ｂ）参照］。そして、用紙は時間（Ｔ２−Ｔｌ）だけ
補助ローラ（１０）の回転のみで搬送され、先端がレジ
ストローラ（１）、（２）に突入する［第５図（Ｃ）参
照コ。用紙は補助ローラ（１０）にて減速きれていると
きに、スキューを生じている場合には幅方向に滑りを生
じてし′ジストローラ（１）、　（２）に突入し、スキ
ューが補正され、この状態で待機する［第５図（Ｄ）参
照コ。

次に、所定のタイミングで同期信号がオンされると、中
間ローラクラッチ、補助ローラクラッチ（１３）　、レ
ジストローラクラッチ（１６）がオンきれ、用紙が転写
部へと搬送されていく［第４図（Ｅ）参照］。この様に
、用紙がレジストローラ（１）、（２）の回転にて搬送
されていくとき、補助ローラ（１０）はワンウェイクラ
ッチ（１８）の作用で搬送方向に追随回転することとな
る。

同期信号がオンされてから時間（Ｔ３）が経過し、用紙
後端が中間ローラ（３）、　（４）を通過すると中間ロ
ーラクラッチがオフされる。さらに、用紙後端がセンサ
（１６ａ）、　（１６ｂ）に検出されてから時間（Ｔ５
）が経過し、用紙後端がレジストローラ（１）、（２）
を通過すると補助ローラクラッチ（１３）　、レジスト
ローラクラッチ（１６）がオフされ、初期状態に復帰す
る。

ところで、この実施例において、用紙先端は補助ローラ
（１０）で減速された状態でレジストローラ（１）、（
２）に突入するときに幅方向に滑りを生じることによっ
てスキューを補正される。また、用紙のループは減速状
態でゆるやかに座屈して形成されることとなり、シワや
折れが発生することはない。なお、スキュー補正機能と
しては、補助ローラ（１０〉の外周面を低摩擦係数とし
、用紙に対する圧接力を小さくすることにより、一層の
向上を図ることができる。

一方、同期信号に対する用紙の追随性は、用紙先端がレ
ジストローラ（１）、（２）に突入状態で搬送が開始さ
れることから良好であり、同期遅れを生じることはない
。

なお、本発明に係る用紙搬送装置は前記実施例に限定す
るものではなく、その要旨の範囲内で種々に変形するこ
とができる。特に、第６図に示した動作タイミングはあ
くまで一例である。また、ワンウェイクラッチ（１８）
は個々の補助ローラ（１０）に設けるのではなく、支軸
（１１）とクラッチ（１３）との間に設けてもよく、こ
の場合、補助ローラ（１０）は支軸（１１）に固定され
る。あるいは、中間ローラ（３）、（４）を介すること
なく、用紙を直接給紙機構の用紙さばき部から補助ロー
ラ（１０）へ搬送する様にしてもよい。

光ＢＪＩ（７と雅釆 以上の説明で明らかな様に、本発明によれば、レジスト
ローラの用紙搬送方向上流側に設けた補助ローラの用紙
搬送スピードをその上流側に位置する給紙機構又は中間
ローラによる用紙搬送スピードよりも遅く設定したため
、用紙先端は減速されてゆるやかに座屈を生じつつレジ
ストローラに突入することとなり、用紙のスキュー補正
能力が確実に向上すると共に、シワや折れが生じること
はない。

【図面の簡単な説明】

図面は本発明に係る用紙搬送装置の一実施例を示し、第
１図は正面図、第２図は要部の正面図、第３図は補助ロ
ーラ部分の斜視図、第４図は補助ローラの断面図、第５
図はレジスト動作の説明図、第６図はタイムチャート図
である。 （１）、（２）・・・レジストローラ、（３）、　（４
）・・・中間ローラ、（１０）・・・補助ローラ、（１
３）・・・補助ローラクラッチ、（１８）・・・ワンウ
ェイクラッチ。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. （１）給紙機構又は中間ローラとレジストローラとの間
   に、補助ローラをワンウェイクラッチを介して用紙搬送
   方向に回転駆動可能に設け、 前記補助ローラによる用紙搬送スピードを前記給紙機構
   又は中間ローラによる用紙搬送スピードよりも遅く設定
   したこと、 を特徴とする用紙搬送装置。