JPH075075Y2 - 手差し給紙装置 - Google Patents

手差し給紙装置

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JPH075075Y2
JPH075075Y2 JP1987063292U JP6329287U JPH075075Y2 JP H075075 Y2 JPH075075 Y2 JP H075075Y2 JP 1987063292 U JP1987063292 U JP 1987063292U JP 6329287 U JP6329287 U JP 6329287U JP H075075 Y2 JPH075075 Y2 JP H075075Y2
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roll
paper
pressure contact
sheet
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浩司 丸山
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Casio Computer Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 〔考案の技術分野〕 本考案は、電子写真複写機あるいは、電子写真技術を応
用した、液晶プリンタ、レーザビームプリンタ等の画像
形成装置に使用される手差し給紙装置に関するものであ
る。
〔従来技術〕
以下、本考案の技術背景および従来技術について図面を
参照して説明する。第5図は従来の一例である手差し給
紙装置1の概略構成図である。第5図において、手差し
給紙装置1には、手差給紙口2が形成され、該手差給紙
口2に近接して第1搬送ロール3が配設されている。そ
して、第1搬送ロール3上方には、該第1搬送ロール3
に接離して回転可能な第1圧接ロール4が支持部材5に
よって支持されている。前記支持部材5は軸6を中心に
回動可能であるが、上部の一端7を引張バネ8によって
係止されているので上方に付勢されている。そして、支
持部材5中央付近には軸9によってソレノイドレバー10
が連結され、ソレノイドレバー10はソレノイド11へ接続
されている。一方、第1搬送ロール3及び第1圧接ロー
ル4の用紙搬送方向(図面左側)には、保持ロール対12
が配設されている。そして、第1搬送ロール3及び第1
圧接ロール4と保持ロール対12の間の用紙搬送路の上方
に反射型フォトセンサから成る用紙センサ13が配置され
ている。更に、保持ロール対12の用紙搬送方向(図面左
側)には第2搬送ロール14と第2圧接ロール15とが配設
され、両ロール14,15は転接している。また、第2搬送
ロール14の回転軸14aと同軸上の図面手前側には電磁ク
ラッチ16が配置されている。そして、第1搬送ロール
3、第2搬送ロール14、及び保持ロール対12の駆動源は
全て不図示のメインモータである。
次に、第5図及び第6図を参照して従来の一例の動作を
説明する。なお、第6図は従来の給紙装置1の動作を説
明するタイミングチャートである。両図において、まず
用紙Tを手差給紙口2から差し込むと用紙センサ13がオ
ン(第6図において、用紙センサ立ち上がり、ハイレベ
ル)状態となり、同時にソレノイド11がオン(第6図に
おいて、ソレノイド立ち上がり、ハイレベル)状態とな
る。従って、支持部材5が引張バネ8の付勢力に抗して
下方に引張られる。その結果、第1搬送ロール3と第1
圧接ロール4が回転可能に圧接され用紙Tは保持ロール
対12まで挟持搬送される。その後、用紙Tは、第1搬送
ロール3と第1圧接ロール4、及び保持ロール対12によ
って保持されながら搬送され、第2搬送ロール14と第2
圧接ロール15の接点に達する。この際、ソレノイド11が
給紙前と同様のオフ(第6図においてソレノイド立ち下
がり、ローレベル)状態となり支持部材5は引張バネ8
の付勢力によって上方に引張られる。従って、用紙T
は、保持ロール対12の弱い搬送力によって第2搬送ロー
ル14と第2圧接ロール15の接点に当接した状態を維持す
る。この時、保持ロール対12の各ロールの挟持力(圧着
力)は非常に弱いため用紙Tにシワや折れ等を発生させ
ることがない。次いで、印字ヘッド(不図示)の光書込
みのタイミング信号(以下、光書込み信号と記す)がオ
ン(第6図において光書込み信号立ち下がり、ローレベ
ル)状態になった後、所定時間をおいて、第2搬送ロー
ル14の電磁クラッチ16がオン(第6図において、電磁ク
ラッチ立ち上がり、ハイレベル)状態となり、第2搬送
ロール14が駆動回転し、それに伴い第2圧接ロール15も
従動回転する。従って、用紙Tは第2搬送ロール14及び
第2圧接ロール15によって更に挟持搬送される。そし
て、用紙Tは用紙センサ13によって検知されない位置へ
移動し、用紙センサ13は給紙前のオフ(第6図におい
て、用紙センサ立ち下がり、ローレベル)状態となる。
次に一定時間の後、光書込み信号は給紙前のオフ(第6
図において光書込み信号立ち上がり、ハイレベル)状態
に戻り、所定時間後に電磁クラッチ16も給紙前のオフ
(第6図において電磁クラッチ立ち下がり、ローレベ
ル)に戻るよう制御される。
〔従来技術の問題点〕
前述した従来の給紙装置1では、離間したロール間に用
紙を差し込むことによりロールが圧接して紙送りを開始
するので、手差し給紙を確実に行うことができるという
利点を有している。しかし、電磁クラッチ16及びソレノ
イド11のような電気的駆動関係部品が必要であり、機械
部品に比して前記電気的駆動関係部品は高価なため装置
1のコストアップを招くという欠点を有している。ま
た、電磁クラッチ16がオンして第2搬送ロール14及び第
2圧接ロール15を駆動するまでの間(待機状態)で、給
紙した用紙Tの逆行を防止するために保持ロール対12が
必要であるので、構造が複雑化し、更にコストアップを
招いていた。
〔考案の目的〕
本考案は、上記従来の欠点に鑑み、駆動関係部品を可能
な限り削減し、簡単な構造で、かつ確実に動作するロー
コストな手差し給紙装置を提供することを目的とする。
〔考案の要点〕
上記目的は本考案によれば、手差し給紙口に近接して配
設され回転駆動される搬送ロールと、該搬送ロールと圧
接して回転可能な圧接ロールと、該圧接ロールを支持し
回動可能に設けられた支持部材と、該支持部材の回動に
連動して移動し、前記搬送ロールの用紙搬送方向下流に
設けられ、搬送される用紙の先端と当接し該用紙を所定
時間待機させるレジスト部材と、前記搬送ロールの用紙
搬送方向上流に設けられ前記用紙を検知する用紙検知手
段と、該用紙検知手段による前記用紙の検知に応じて前
記支持部材を回動制御する作動部材と、前記用紙検知手
段に対して用紙搬送方向上流に配設され回転駆動される
上流搬送ロールと、該上流搬送ロールと当接して回転可
能な上流圧接ロールとを有し、前記作動部材による前記
支持部材の回動により前記圧接ロールと前記搬送ロール
の圧接力、及び前記上流圧接ロールと前記上流搬送ロー
ルの圧接力を用紙がスリップ可能な状態に設定するとと
もに前記レジスト部材を前記用紙と当接する位置に移動
させることを特徴とする手差し給紙装置を提供すること
により達成される。
〔考案の実施例〕
以下、本考案の実施例について図面を参照して説明す
る。第2図は、本考案の一実施例である手差し給紙装置
20が適用されるプリンタの要部構成図である。同図にお
いて、給紙カセット21は内部に用紙Tを積載収納し、用
紙Tは押上バネ22により上方に付勢されている。また、
用紙Tを操作者の手等により供給可能な手差給紙口23
は、図示するように図面右側に形成されている。そし
て、操作者の手等によって手差給紙口23から給入された
用紙Tは、詳しく後述するが第1搬送ロール24及び第1
圧接ロール25によって挟持搬送され、第2搬送ロール26
及び第2圧接ロール27を通過した後、第2圧接ロール27
の図面左側にあり、上下に移動可能に設けられたレジス
ト手段であるレジスタ板28と係合し搬送動作は一時休止
する。一方、給紙カセット21に積載収納されている用紙
Tを給紙する場合には、給紙コロ29の公知の1回転クラ
ッチによる回転により最上層のものからターンガイド30
に案内されながら第2搬送ロール26及び第2圧接ロール
27を通過した後、レジスト板28と係合し搬送動作は一時
休止する。
画像形成動作を行う画像形成部Dは、所定方向に駆動回
転する感光体ドラム31、感光体ドラム31を均一に帯電さ
せる帯電器32、入力された画像情報に応じた光像を照射
すること(以下これを光書き込みと称す)によって感光
体ドラム31上に静電潜像を形成させる印字ヘッド33、形
成された静電潜像にトナーを供給しトナー像を形成させ
る現像器34、感光体ドラム31上のトナー像を用紙T上に
転写する転写器35、転写後、感光体ドラム31上に残留す
るトナーを除去するクリーナ36等から構成されている。
地方、前述のように、給紙カセット21または手差給紙口
23によって給入されレジスト板28と係合し、搬送動作の
一時休止されていた用紙Tは、上述の光書込みの開始か
ら時間t後に画像形成部D方向へ再び搬送される。つま
り、光書込みを開始した後時間tを経過したときにレジ
スト板28と係合が解除され、用紙Tは第2搬送ロール26
及び第2圧接ロール27によって感光体ドラム31、転写器
35間へ搬送される。ただし、時間tは、感光体ドラム31
の印字ヘッド33と対向する位置から用紙T先端との当接
位置までの感光体ドラム31の周面の距離l1と、レジスト
板28の用紙Tとの係合位置から感光体ドラム31と用紙T
先端との当接位置までの距離l2の差を用紙搬送速度Vに
よって除算した値である(即ち、 )。そして、感光体ドラム31と転写器35の間へ搬送され
た用紙Tには、転写器35によって感光体ドラム31上のト
ナー像が転写される。転写後、用紙Tは画像形成部Dか
ら矢印a方向へ搬送され、不図示の定着部により熱定着
された後、機外へ排出される。
第3図は、本考案の一実施例である手差し給紙装置20の
要部斜視図である。同図において、第1搬送ロール24と
第1圧接ロール25が接離可能に配置され、第2搬送ロー
ル26と第2圧接ロール27が転接して配置されている。前
述のように、用紙Tは、第1ロール対24,25と第2ロー
ル対26,27間を通過する(搬送される)が、この用紙搬
送路の上方に反射型フォトセンサから成る用紙センサ37
が配置されている。そして、第1圧接ロール25と第2圧
接ロール27の各々の軸38,39は支持部材40によって支持
されている。即ち、支持部材40の両側には長穴41,42が
貫設され、各長穴41,42に第1圧接ロール25の軸38、第
2圧接ロール27の軸39が各々嵌入している。そして、支
持部材40は支持部材支点43を中心に回動可能である。ま
た、支持部材40の支持部材支点43と長穴41の略中間位置
にバネ孔44が形成され、該バネ孔44には引張バネ45の一
端が係止されている。更に、バネ孔44の下方には係止ピ
ン46が突設され、該係止ピン46はソレノイドレバー47に
貫設された孔48に係止されている。そして、ソレノイド
レバー47はソレノイド50のプランジャー49に接続されて
いる。また、レジスト手段であるレジスト板28は、レジ
スト板支点51を中心に回動可能である。更に、レジスト
板28と支持部材40とは係合しているが、その係合する部
分のレジスト板28には凹部52が、支持部材40には係合ピ
ン53が形成され、凹部52と係合ピン53が係合している。
なお、支持部材支点43、レジスト板支点51は支持部材軸
受部54、レジスト板軸受部55によって、各々支持されて
おり、両軸受部54,55は本体フレーム(不図示)に固定
されている。また、第1搬送ロール24、第2搬送ロール
26は不図示のメインモータによって駆動回転させること
ができる。
第1図(a),(b)及び第4図(a),(b)を参照
して本考案の一実施例の手差し給紙装置20の動作状態を
説明する。なお、第1図(a),(b)は手差し給紙装
置20の概略構成図、第4図(a)は手差し給紙装置20の
動作を説明するタイミングチャート、第4図(b)は手
差し給紙装置20の状態説明図である。
第1図(a),(b)及び第4図(a),(b)におい
て、第1図(a)はオペレータが、手差給紙口23により
用紙Tの給入を行える状態を示している。即ち、支持部
材40が引張バネ45の付勢力により支持部材支点43を中心
に図面中反時計方向に付勢されている(ソレノイド50が
オフ(第4図(a)ソレノイド、ローレベル)状態のた
め)。従って、第1搬送ロール24に対して第1圧接ロー
ル25は長穴41の下方に第1圧接ロール25の軸38が位置し
た状態で上方(第4図(b)第1ロール対、開放状態)
に存在している。また、第2搬送ロール26に対して第2
圧接ロール27は前述の支持部材支点43を中心とした引張
バネ45の付勢力により(第2圧接ロール27自体の位置は
殆ど変化しないが)押圧されると共に、長穴42の上方に
第2圧接ロール27の軸39が位置しているので、第2ロー
ル対26,27間の圧着力は強力に(第4図(b)第2ロー
ル、強状態)作用している。前述のように支持部材40は
支持部材支点43を中心に図面中反時計方向へ付勢されて
いるので、支持部材40の係合ピン53、及び該係合ピン53
に係合しているレジスト板28の凹部52は、レジスト板支
点51を中心に図面中時計方向に作用を受ける。従って、
レジスト板28の用紙係止部28aは用紙搬送路の上方(第
4図(b)レジスト板、上状態)に存在している。一
方、この状態では、用紙Tの給入が未だ行われていない
ので、用紙センサ37は用紙Tを検知せずオフ(第4図
(a)用紙センサ、ローレベル)状態である。従って、
用紙センサ37に同期して立ち上がるメインモータはオフ
(第4図(a)メインモータ、ローレベル)状態、同様
に、ソレノイド50もオフ(第4図(a)ソレノイド、ロ
ーレベル)状態である。また、図外のインターフェイス
コントローラも印字ヘッド33(第2図参照)による光書
き込みを許可しない(未給紙のため)ので、光書込み信
号もオフ(第4図(a)光書込み信号、ハイレベル)状
態である。
第1図(b)はオペレータが手差給紙口23より用紙Tの
給入を行った直後の状態を示している(ただし、用紙T
は図示していない)。即ち、用紙センサ37が用紙Tを検
知してオン(第4図(a)用紙センサ立ち上がり、ハイ
レベル)状態となり、それに同期してメインモータが立
ち上がりオン(第4図(a)メインモータ立ち上がり、
ハイレベル)状態となり駆動される。メインモータの駆
動に伴い第1搬送ロール24、第2搬送ロール26が回転駆
動される。また、同様にソレノイド50も用紙センサ37の
立ち上がりに同期してオン(第4図(a)ソレノイド立
ち上がり、ハイレベル)状態となる。ソレノイド50のオ
ンに伴い、ソレノイドレバー47が第1図(b)に示すよ
うに、下方に位置し支持部材40が引張バネ45の付勢力に
抗して支持部材支点43を中心に図面中時計方向へ回転す
る。従って、第1搬送ロール24に対して第1圧接ロール
25は長穴41の上方、下方に第1圧接ロール25の軸38が若
干の遊びをもった状態で第1搬送ロール24と転接する
(第4図(b)第1ロール対、圧着状態)。また、第2
搬送ロール26に対して第2圧接ロール27は、前述の支持
部材支点43を中心としたソレノイド50の引張力により
(第2圧接ロール自体の位置は殆ど変化しないが)、長
穴42の上方、下方に第2圧接ロール27の軸39が若干の遊
びをもった状態で位置しているので、圧着力が軽減(第
4図(b)第2ロール対、弱状態)される。前述のよう
に、支持部材40が支持部材支点43を中心に図面中時計方
向に回転することで、支持部材40の係合ピン53、及び該
係合ピン53に係合しているレジスト板28の凹部52は、レ
ジスト板支点51を中心に図面中反時計方向に回転力を受
ける。従って、レジスト板28の用紙係止部28aは用紙搬
送路上に移動(第4図(b)レジスト板、下状態)して
いる。
一方、手差し給紙口23から給紙された用紙Tは、先端を
レジスト板28に係止されて搬送動作は一時休止する。即
ち、第1搬送ロール24と第1圧接ロール25の圧着力は、
前述のように長穴41の略中央に第1圧接ロール25の軸38
が位置しているので、第1圧接ロール25の自重に依存し
ていると言える。従って、第1ロール対24,25の挟持力
(≒搬送力)は比較的弱い。例えば、オペレータが手指
等によって用紙Tの端部を把持したままでは用紙Tと第
1ロール対24,25とはスリップしてしまう程度である。
また、第2搬送ロール26と第2圧接ロール27の圧着力
も、前述のように長穴42の略中央に第2圧接ロール27の
軸39が位置しているので第2圧接ロール27の自重に依存
していると言える。従って、第2ロール対26,27の挟持
力(≒搬送力)は第1ロール対24,25のものと同程度で
ある。
以上のことから、レジスト板28による係止によって、用
紙Tに、シワや折れ等を発生させることなく用紙Tの搬
送動作を一時的に休止させることができる。
他方、用紙センサ37の立ち上がりから所定時間の後、イ
ンターフェイスコントローラは印字ヘッド33(第2図参
照)の光書込みを許可し、光書込み信号をオン(第4図
(a)光書込み信号立ち下がり、ローレベル)状態と
し、印字ヘッド33は光書込みを開始する。その時点か
ら、第2図を参照して前述した時間t( )後にソレノイド50はオフ(第4図(a)ソレノイド立
ち上がり、ローレベル)状態となる。ソレノイドがオフ
状態になると、給紙装置の状態は第1図(b)の状態か
ら第1図(a)の状態へ再び戻る。即ち、支持部材40が
引張バネ45の付勢力により支持部材支点43を中心に反時
計方向に回動し、第1図(a)に示すように上方(第4
図(b)第1ロール対、開放状態)に移動する。また、
第2搬送ロール26に対して第2圧接ロール27は支持部材
支点43を中心とした引張バネ35の付勢力により(第2圧
接ロール自体の位置は殆ど変化しないが)押圧され、第
2ロール対26,27間の圧着力は強力に(第4図(b)第
2ロール対、強状態)作用する。また、支持部材40の係
合ピン53、該係合ピン53に係合している凹部52を有する
レジスト板28は、レジスト板支点51を中心に図面中時計
方向に回動し第1図(a)に示すように上方(第4図
(b)レジスト板、上状態)に移動する。従って、ソレ
ノイド50がオフ状態になることで、レジスト板28の用紙
係止部28aが用紙Tの先端と当接しなくなると共に、第
2ロール対26,27は用紙Tを強く挟持して搬送する。そ
して、用紙Tは前述のトナー像を転写するため、感光体
ドラム31と転写器35間へ搬送される。そして、手差し給
紙装置20内に用紙Tが存在しなくなると、用紙センサ37
は給紙前のオフ(第4図(a)用紙センサ立ち下がり、
ローレベル)状態となる。次いで、一定時間の後、光書
込み信号は給紙前のオフ(第4図(b)光書込み信号立
ち上がり、ハイレベル)状態に戻る。また、用紙Tがプ
リンタより外部に排出された後に、メインモータは停止
する。なお、本実施例においては、第1図(b)を参照
して説明した第1ロール対24,25の圧着状態、あるい
は、第2ロール対24,25の弱圧着状態は前者について
は、第1圧接ロール25の自重、後者については、第2圧
接ロール27の自重によるものとして述べたが、これに限
定されることなく、必要に応じてコイルバネ等の加圧手
段を追加してもよい。また、本実施例の手差し給紙装置
20は液晶プリンタPに限ることなく他の電子写真複写機
等の画像形成装置にも適用できることは言うまでもな
い。
以上詳述したように、上述の実施例によれば、単一のソ
レノイドにより第1ロール対の接離、レジスト板の移動
を制御することができる。また、用紙の先端がレジスト
板に当接して停止している時には第2ロール対は弱圧着
であるため、用紙にシワや折れが生ずることが無く、当
接が解除された時には第2ロール対は強圧着となるので
用紙を確実に搬送することができる。
〔考案の効果〕
以上、説明したように、本考案によれば、第1圧接ロー
ルと第2圧接ロールを支持部材によって支持し、該支持
部材にレジスト板を係合させると共に、前記支持部材を
引張バネ及びソレノイド等の作動部材で回動させる構成
としたので、ソレノイド以外の電気的駆動部品が不要と
なり、構造が簡易化する利点が生じ従来必要であった電
磁クラッチを削除できコストダウンをも図ることができ
る。また、レジスト板、第2ロール対によって用紙を確
実に画像形成部へ搬送できる。更に、オペレータが給紙
動作を行う際、第1ロール対が離間しているので用紙を
簡単に給入できる利点を有する。
【図面の簡単な説明】
第1図(a),(b)は、本考案の一実施例である手差
し給紙装置の概略構成図、 第2図は、本考案の一実施例である手差し給紙装置の適
用される液晶プリンタの要部構成図、 第3図は、本考案の一実施例である手差し給紙装置の要
部斜視図、 第4図(a)は、本考案の一実施例の手差し給紙装置の
動作を説明するタイミングチャート、 第4図(b)は、本考案の一実施例の手差し給紙装置の
状態説明図、 第5図は、従来の一例の手差し給紙装置の概略構成図、 第6図は、従来の一例の手差し給紙装置の動作を説明す
るタイミングチャートである。 D…画像形成部、T…用紙、20…給紙装置、24…第1搬
送ロール、25…第1圧接ロール、26…第2搬送ロール、
27…第2圧接ロール、28…レジスト板、33…印字ヘッ
ド、38,39…軸、40…支持部材、41,42…長穴、43…支持
部材支点、44…バネ孔、45…引張バネ、46…係止ピン、
47…ソレノイドレバー、48…孔、49…プランジャー、50
…ソレノイド、51…レジスト板支点、52…凹部、53…係
合ピン、54…支持部材軸受部、55…レジスト板軸受部.
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 B65H 9/14 8709−3F G03G 15/00

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】手差し給紙口に近接して配設され回転駆動
    される搬送ロール(26)と、該搬送ロールと圧接して回
    転可能な圧接ロール(27)と、該圧接ロールを支持し回
    動可能に設けられた支持部材(40)と、該支持部材の回
    動に連動して移動し、前記搬送ロールの用紙搬送方向下
    流に設けられ、搬送される用紙の先端と当接し該用紙を
    所定時間待機させるレジスト部材(28)と、前記搬送ロ
    ールの用紙搬送方向上流に設けられ前記用紙を検知する
    用紙検知手段(37)と、該用紙検知手段による前記用紙
    の検知に応じて前記支持部材を回動制御する作動部材
    (50)と、前記用紙検知手段に対して用紙搬送方向上流
    に配設され回転駆動される上流搬送ロール(24)と、該
    上流搬送ロールと当接して回転可能な上流圧接ロール
    (25)とを有し、前記作動部材による前記支持部材の回
    動により前記圧接ロールと前記搬送ロールの圧接力、及
    び前記上流圧接ロールと前記上流搬送ロールの圧接力を
    用紙がスリップ可能な状態に設定するとともに前記レジ
    スト部材を前記用紙と当接する位置に移動させることを
    特徴とする手差し給紙装置。
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