JPH0141717Y2 - - Google Patents

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JPH0141717Y2
JPH0141717Y2 JP10277883U JP10277883U JPH0141717Y2 JP H0141717 Y2 JPH0141717 Y2 JP H0141717Y2 JP 10277883 U JP10277883 U JP 10277883U JP 10277883 U JP10277883 U JP 10277883U JP H0141717 Y2 JPH0141717 Y2 JP H0141717Y2
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sheet
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conveying
roller
conveyed
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  • Separation, Sorting, Adjustment, Or Bending Of Sheets To Be Conveyed (AREA)
  • Registering Or Overturning Sheets (AREA)
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Description

【考案の詳細な説明】 技術分野 本考案は前進するシート状搬送物の搬送方向を
逆にし、これを送り出すシート状搬送物反転装置
に関する。
従来技術 複写機等において、複写紙や原稿のシート状搬
送物を反転させる目的で上記形式の反転装置を用
いることは従来より周知である。例えば両面複写
機では、一方の面に複写処理を終えた複写紙の他
方の面に複写処理を施すため、該複写紙を反転さ
せる必要がある。また両面・片面複写を問わず、
複写処理終了後の複写紙を反転させてから機外に
排出させることもよく知られている。このような
目的で用いられる反転装置の1つとして、第1図
乃至第3図に示す装置が提案されている。この装
置は第1図に示す如く一対の搬送ローラ1a,2
aから成る第1搬送手段3aによつてシート状搬
送物(例えば複写紙)4aを矢印A方向に前進さ
せ、引き続き2つのローラ5a,6aを備えた搬
送方向変換手段7a、及び一対の送りローラ8
a,9aから成る第2搬送手段10aによつて、
シート状搬送物4aを更に前進させる。そして鎖
線で示すようにシート状搬送物4aの後端11a
が第1搬送手段3aにおける搬送ローラ1a,2
aを通過し終えたとき、第2図に示す如くローラ
5a,6a;8a,9aの回転方向を逆転させ、
シート状搬送物4aを矢印B方向に逆行させ、既
述の搬送ローラ2aと他の搬送ローラ12aから
成る第3搬送手段13aによつてシート搬送物4
aを反転装置から送り出すように構成されてい
る。また搬送方向変換手段7aによつて、矢印B
方向に送られたシート状搬送物4aの先端11a
(搬送方向変換前では後端)が、第3図に示すよ
うに搬送ローラ2a,12aにくわえ込まれ、シ
ート状搬送物4aが第3搬送手段13aによつて
搬送力を受け始めたとき、搬送方向変換手段7a
の一方のローラ5aが他方のローラ6aから離間
するようになつている。このように両ローラ5
a,6aが互いに離間すれば、第3図に示す如く
既述のシート状搬送物4aの後端14a(方向変
換前の先端)が、搬送方向変換手段7aの両ロー
ラ5a,6a間を通過し終えないうちに、後続の
シート状搬送物104aがローラ5a,6a間に
進入してきても、後続のシート状搬送物104a
がこれらのローラ5a,6aによつて進行を妨げ
られることはない。換言すれば、先行するシート
状搬送物4aの後端14aがローラ5a,6a間
を出る前に、後続のシート状搬送物104aをこ
れらのローラ5a,6a間に送り込むことがで
き、シート状搬送物4a,104a間の間隔を狭
くすることができ、従つて、この反転装置を、複
写スピードの速い高速複写機に特に有利に採用す
ることができる。また先行するシート状搬送物4
aの先端11aが第3搬送手段13aによつて搬
送力を受け始めてから、搬送方向変換手段7aの
両ローラ5a,6aが互いに離間するので、シー
ト状搬送物4aの送り作用が阻害されることもな
い。
第1図乃至第3図に示した反転装置は上述の如
き優れた利点を有している。ところがその反面、
シート状搬送物の搬送方向を逆方向に切換える際
に(第2図)、第1及び第2搬送手段の間に配置
された搬送方向変換手段7aのローラ5a,6a
と、第2搬送手段10aの送りローラ8a,9a
の回転方向を逆転させなければならないため、こ
れらのローラを駆動する駆動装置として、高価な
リバーシブルモータ(可逆転モータ)を用いる必
要があり、反転装置のコストが上昇する恐れを免
れない。また搬送方向変換手段7aのローラ6a
と、第2搬送手段10aの送りローラ9aとの距
離L(第3図)が短かいときは、方向を切換えら
れて矢印B方向に進むシート状搬送物4aの後端
14aが、第2搬送手段のローラ10aを通過し
終えないうちに、矢印A方向に前進する後続複写
紙104aの先端114aが第2搬送手段10a
へ至ると、該先端114aが送りローラ8aに当
たり、その進行が阻害される恐れもある。このた
め、両ローラ6a,9a間の距離Lを大きくする
必要があるが、このようにすれば反転装置の構造
が大型化する欠点を免れない。この不都合を除去
すべく、先行するシート状搬送物4aの先端11
aが搬送ローラ2a,12aにくわえ込まれたと
き、送りローラ8aを他方の送りローラ9aから
離間させ、後続のシート状搬送物104aの進行
が送りローラ8a,9aによつて妨げられないよ
うにすることも考えられる。ところがこのように
すれば反転装置の構成が一層複雑化するだけでな
く、後続のシート状搬送物の搬送が不安定とな
り、搬送トラブルを起こす可能性が高まる。
目 的 本考案は上記認識に基きなされたものであり、
その目的とするところは、高価なリバーシブルモ
ータを用いずともシート状搬送物の搬送方向を逆
転でき、構造の小型化も達成し得るシート状搬送
物反転装置を提供することである。
構 成 本考案は上記目的を達成するため、シート状搬
送物を前進させる第1搬送手段と、シート状搬送
物の前進方向にみて、前記第1搬送手段よりも下
流側に配置されていて、該シート状搬送物に対
し、これを更に前進させる方向に搬送力を及ぼす
第2搬送手段と、第1搬送手段及び第2搬送手段
の間に配置され、シート状搬送物の送り方向を前
記前進方向とは逆方向に変換してこれを搬送する
搬送方向変換手段と、該搬送方向変換手段によつ
て前記逆方向に搬送されたシート状搬送物を送り
出す方向に、該搬送物に搬送力を及ぼす第3搬送
手段とを有するシート状搬送物反転装置におい
て、前記搬送方向変換手段が、シート状搬送物を
前記逆方向に搬送させる方向にのみ回転駆動され
る少なくとも1つの戻しローラと、該戻しローラ
に対して接離可能に支持された少なくとも1つの
押圧部材と、前進するシート状搬送物の後端が第
1搬送手段を離れる前は押圧部材を戻しローラか
ら離間させ、シート状搬送物の後端が第1搬送手
段を離れた後、シート状搬送物に対して前記第3
搬送手段へ向く搬送力を及ぼすように、前記押圧
部材を戻しローラに接触させると共に、該シート
状搬送物が第3搬送手段による搬送力を受け始め
た後であつて、このシート状搬送物に続く後続シ
ート状搬送物が搬送方向変換手段に達する前の適
時に、前記押圧部材を戻しローラから離間させる
作動手段とを有し、前記第2搬送手段が、シート
状搬送物を前進させる方向にのみ回転駆動される
少なくとも1つの送りローラを具備し、押圧部材
が戻しローラに接触してシート状搬送物を逆方向
に搬送するとき、押圧部材と戻しローラによつて
シート状搬送物に及ぼされる搬送力が、前記送り
ローラによつてシート状搬送物に及ぼされる力よ
りも大きく、かつ第3搬送手段によつてシート状
搬送物に及ぼされる搬送力が、送りローラによつ
て当該シート状搬送物に及ぼされる力よりも大き
く、しかも逆方向に搬送されるシート状搬送物の
後端が前記送りローラを出る前に該シート状搬送
物と送りローラの間に後続のシート状搬送物が送
り込まれたとき、送りローラが後続のシート状搬
送物に対して及ぼす前進方向の搬送力が、両シー
ト状搬送物間に作用する摩擦力よりも大きくなる
ように、第2搬送手段、搬送方向変換手段、及び
第3搬送手段がシート状搬送物に対して及ぼす搬
送力をそれぞれ設定したことを特徴とする前記反
転装置を提案する。
実施例 本考案に係る反転装置は、各種の機器に採用で
きるものであるが、その一例として、両面複写機
における複写紙反転装置に、本考案を適用した具
体例を以下に説明する。
第4図は両面複写機の一部を概略的に示した説
明図であり、先ずこの複写機の全体構成の概略を
明らかにする。給紙カセツト20に収納された複
写紙(シート状搬送物)4は、給紙ローラ21、
分離ローラ22、及びこれと対をなした送りロー
ラ23によつてカセツト20から1枚づつレジス
トローラ対24に送られる(矢印A1)。
一方、本例ではドラム状に形成された感光体2
5が図における時計方向に回転され、その際図示
していない露光装置及び現像装置等の画像形成手
段によつて感光体表面に原稿(図示せず)の画像
に対応したトナー像が形成される。
レジストローラ対24に送られた既述の複写紙
4は、感光体25の回転に同期して感光体25の
表面に送り込まれ、転写チヤージヤ26によつて
感光体上のトナー像が複写紙に転写され、次いで
この複写紙は、分離チヤージヤ27により感光体
25から分離される(矢印A2)。感光体25から
分離された複写紙は、引き続き矢印A3で示すよ
うに、搬送ベルト28によつて搬送され、定着装
置29のローラ対30を通過し、このとき複写紙
上のトナー像が複写紙の面に定着される。このよ
うに一方の面に複写画像(トナー像)が形成され
た複写紙は、更にフイードローラ対31によつ
て、本考案に係るシート状搬送物反転装置100
へ向けて搬送される(矢印A4)。
反転装置100に搬送された複写紙4は、その
最終的な複写態様が片面複写であるか、或いは両
面複写であるかにより、搬送先が分けられる。即
ち、片面複写のときは複写紙は矢印Cで示す方向
に搬送され、排出ローラ対32によつて機外の排
紙トレイ33上に排出され、両面複写のときは、
それまで後端であつた複写紙の端を先端にして、
矢印B1で示す方向に、反転装置100から送り
出される。これらの動作及び反転装置100の構
成については後に詳しく説明する。
反転装置100を出た複写紙は、矢印B2で示
す如く中間トレイ34へ送られ、該トレイ34上
に載置される。このとき複写紙は複写画像を形成
された面を上に向けている。
上記動作が所定回数繰返され、中間トレイ34
上に所定枚数の複写紙が堆積されると、給紙ロー
ラ35が反時計方向に回転され、トレイ34上に
載置された複写紙は分離ローラ36、送りローラ
37、及び中間ローラ対38によつて、再び既述
のレジストローラ対24まで送られ(矢印B3)、
次いで先に説明した動作と同様にして、感光体2
5の表面に送られてトナー像を転写される。この
とき複写紙は、既に反転装置100によつて、そ
の先端と後端を逆にされているため、先に感光体
25に至つたときとはその表裏を反転され、先に
トナー像を転写された面とは反対の面を感光体2
5に向けている。従つて、先に複写画像の形成さ
れた面とは反対側の面にトナー像が転写される。
このようにして各面にそれぞれ複写画像を形成さ
れた複写紙は、定着装置29及び反転装置100
を通過後、矢印C方向に搬送されて排紙トレイ3
3上に排出される。
次にシート状搬送物反転装置100の構成と、
その作用を明らかにする。
既述の如く、一方の面に複写処理を終えて反転
装置100に矢印A4方向に送られてくる複写紙
4は、第5図に一点鎖線で示す如くガイド板3
9,40にガイドされつつ、第1搬送手段3によ
つて前進させられる。本例における第1搬送手段
3は、時計方向に回転される搬送ローラ1と、こ
れに対をなして反時計方向に回転駆動される搬送
ローラ2とを有し、各ローラ1,2は複数個づつ
設けられ、これらはそれぞれ支軸41,42にそ
の軸線方向に互いに隔置されて固着されている。
複写紙4は回転する両搬送ローラ1,2に挾持さ
れつつ搬送される。
複写紙の搬送方向に見て、第1搬送手段3の下
流側に、搬送方向変換手段7が設けられ、その更
に下流側には第2搬送手段10が設けられてお
り、第1搬送手段3と搬送方向変換手段7との間
には軸44に支持された切換爪43が配設されて
いる。切換爪43はその軸44が回転することに
より実線の位置と破線の位置との間を回動するこ
とができる。
反転装置100に搬入された複写紙を片面複写
のまま機外に排出すべきときは、切換爪43が破
線で示した位置に回動され、よつて、第1搬送手
段3の両搬送ローラ1,2を出た複写紙は、切換
爪43に案内されて第4図には実線で、また第5
図に破線で示した矢印Cの方向に送られ、第4図
を参照して先に説明したように、排出ローラ対3
2(第4図)によつて排紙トレイ33(同様に第
4図)上に排出される。破線の位置に至つた切換
爪43の先端は、ガイド板39に形成されたスリ
ツトに入り込むので、切換爪43がガイド板39
に干渉することはない。
複写紙4の他の面にも複写処理を施すべきとき
は切換爪43は第5図に実線で示す位置に回動さ
れる。従つて第1搬送手段3を出た複写紙4はこ
の切換爪43及びガイド板39,45に案内され
つつ、搬送方向変換手段7及び第2搬送手段10
へと搬送される。
図示した搬送方向変換手段7は、第5図及び第
6図に示すように回転軸46に互いに間隔をあけ
て固設された複数の戻しローラ6と、これら戻し
ローラ6と対をなした複数の切離ローラ5から成
る押圧部材とを有し、切離ローラ5も支持軸47
にその軸線方向に間隔をあけて固定支持されてい
る。回転軸46は、2つの側板48,49に回転
自在に支持され、しかもこの回転軸46は戻しロ
ーラ6と共に該軸46の端部に固設された歯車5
9を含む伝動装置を介して、図示していない駆動
装置によつて第5図における時計方向にのみ回転
駆動される。即ち、戻しローラ6は、複写紙を後
述する逆方向に搬送させる方向にのみ回転駆動さ
れるのである。また支持軸47は、その両端部が
第7図に明示する如くアーム50,50aに回転
自在に支持され、これらのアーム50,50a
は、枢軸51に固着されている。枢軸51はベア
リングを介して両側板48,49に回転自在に支
持され、その一方の端部に固着された作動板52
と、側板48に固着された支持部材57とには第
1引張ばね53の各端部が係留され、この引張ば
ね53によつて、作動板52、枢軸51及びアー
ム50,50aは、第5図における反時計方向に
回動習性を与えられている。更に作動板52に
は、第1引張ばね53と反対側に位置する第2引
張ばね54を介して、ソレノイド装置55のプラ
ンジヤ56が連結され、ソレノイド装置55は第
7図に示すように支持板58を介して側板48に
固定支持されている。
通常はソレノイド装置55は除勢され、よつて
作動板52、枢軸51、アーム50,50a及び
接離ローラ5は第1引張ばね53の作用で第5図
に実線で示す位置に保持され、接離ローラ5は戻
しローラ6から離間している。
ソレノイド装置55が付勢されると、そのプラ
ンジヤ56が第5図の右方に引かれるため、接離
ローラ5は、作動板52、枢軸51、アーム5
0,50a及び支持軸47と共に第5図に二点鎖
線で示した位置に回動し、戻しローラ6に圧接す
る。また後述する如く、複写紙4が接離ローラ5
と戻しローラ6との間を通るとき、該複写紙4は
第6図にEで示した通紙範囲を通るが、この範囲
Eよりも外側の支持軸47と、回転軸46とに
は、第1伝達ローラ105と第2伝達ローラ10
6とが固着され、切離ローラ5が直接、ないしは
複写紙を介して戻しローラ6に当接したとき、両
伝達ローラ105,106は互いに直接圧接し、
その摩擦力によつて回転軸46の回転が、支持軸
47に伝達されるようになつている。この場合、
両伝達ローラ105,106を高摩擦材料、例え
ばゴム等により構成し、その周囲の摩擦係数を高
くして力の伝達が確実に行われるようにすること
が望ましい。
一方、本例における第2搬送手段10は、第5
図及び第8図に示す如く回転軸60に固着された
複数の送りローラ8と、該ローラ8が当接可能な
ガイド板61とを有している。図示したガイド板
61は板から構成されている。回転軸60の端部
には電磁クラツチ63が設けられ、しかも歯車6
2が回転自在に支承されている。電磁クラツチ6
3は公知の如く、コア64と、そのまわりに巻回
されているコイル65を有し、コア64は回転軸
60と共に回転できるように該軸60に固着され
ているが、コイル65は回転不能に配置され、コ
ア64がコイル65と一体的に回転することはな
い。
既述のように第5図に一点鎖線で示した複写紙
4が第1搬送手段3によつて前進され切換爪43
によりガイドされつつ搬送方向変換手段7へ送り
込まれるとき、ソレノイド装置55は除勢されて
おり、このため、接離ローラ5は第5図に実線で
示す如く戻しローラ6から離間している。即ち、
前進する複写紙4の後端11が第1搬送手段3を
離れる前は接離ローラ5は戻しローラ6から離間
しているのである。従つて、戻しローラ6は第5
図における時計方向、即ち複写紙4を逆向きに搬
送させる方向に常時回転してはいるが、複写紙4
は戻しローラ6から実質的に搬送力を受けること
なく、その先端14は搬送方向変換手段7を通
り、第2搬送手段10における送りローラ8と、
ガイド板61との間に送り込まれる。このとき、
第8図に示した電磁クラツチ63のコイル65は
付勢されており、従つて、図示していない駆動装
置によつて回転駆動されている歯車62はクラツ
チ63のコア64に磁気力で結合され、歯車62
の回転は回転軸60に伝えられ、送りローラ8は
第5図における時計方向に回転する。従つて送り
ローラ8とガイド部材61に挾まれた複写紙4は
送りローラ8から搬送力を受け、第5図に一点鎖
線で示すように更に前進を続ける。
送りローラ8が複写紙4に搬送力を確実に及ぼ
し得るように、送りローラ8の周面と複写紙4と
の摩擦力の方が、複写紙4とガイド板61との摩
擦力よりも大きくなるよう、ローラ8の周面とガ
イド板61表面の摩擦係数が予め設定されてい
る。例えば、送りローラ8をウレタン軟質発泡体
のような摩擦係数の高い、耐摩耗性に優れた軟質
ローラにより構成すると有利である。また、送り
ローラ8とガイド板61との間の複写紙4は、送
りローラ8によつてガイド板61の面に押し付け
られるが、その際、複写紙4の搬送方向に延びる
複数のビード66(第8図)をガイド板61に形
成しておき、ビードとビードとの間に送りローラ
8が位置するようにし、搬送される複写紙4に所
謂腰を付け、複写紙に均一な搬送力を与えるよう
にすることが望ましい。
一方、第1搬送手段3の設けられた位置、ない
しはその近傍に、複写紙によつて作動される用紙
検知用の第1アクチユエータ68が回動軸69に
支持されている。そして既述のように、一点鎖線
で示した如く前進する複写紙4の後端11(第5
図)が第1アクチユエータ68を通過すると、該
アクチユエータ68によつてその旨検知され、こ
の検知時点から一定時間経過し、複写紙4の後端
11が、第5図に二点鎖線で示す如く、両搬送ロ
ーラ1,2を離れて例えば符号Dを付して示した
位置に至つたとき、既述のソレノイド装置55が
付勢されると共に電磁クラツチ63への通電が切
られる。
ソレノイド装置55の付勢に伴い接離ローラ5
は第5図に二点鎖線で示す如く複写紙4を介して
戻しローラ6に圧接し、同時に第1及び第2伝達
ローラ105,106が圧接して、接離ローラ5
も回転駆動される。従つて戻しローラ6と接離ロ
ーラ5は、複写紙4に対し、今までの複写紙の前
進方向とは逆の方向へ搬送させる力を及ぼす。ま
た電磁クラツチ63が切られるため、歯車62と
回転軸60との連結が解除され、回転軸60は歯
車62からの駆動力を伝達されずに自由に回転で
きる状態となり、送りローラ8が複写紙4に対し
搬送力を及ぼすことはない。このため、複写紙4
はそれまでの後端11を先端として、第5図に矢
印B1で示す逆方向へ搬送され始め、切換爪43
にガイドされつつ第3搬送手段13へ向けて送ら
れる。
上述のように、前進する複写紙4の後端11が
第1搬送手段3を離れた後、この複写紙4に対
し、第3搬送手段13へ向く搬送力が及ぼされる
ように、接離ローラ5が戻しローラ6に接触する
のである。また接離ローラ5が戻しローラ6に接
触して複写紙4を逆方向に搬送するとき、送りロ
ーラ8は複写紙4に対して搬送力を及ぼさないの
で、複写紙4は送りローラ8からほとんど外力を
受けないか、受けてもわずかな力を受けるだけで
あり、複写紙を支障なく逆方向に搬送させること
ができる。即ち、接離ローラ5と戻しローラ6に
よつて複写紙に及ぼされる搬送力が、送りローラ
によつて複写紙4に及ぼされる力よりも大きくな
るように、搬送方向変換手段7が複写紙に対して
及ぼす搬送力の大きさが設定されているのであ
る。
尚、複写紙4に対する切離ローラ5の表面の摩
擦係数を比較的大きく設定し、該ローラ5が複写
紙4に対して大きな力を及ぼし得るようにするこ
とが望ましく、また逆に、矢印A4方向に送られ
る複写紙4の先端14が戻しローラ6に当つたと
き、これが該ローラ6の表面を滑つて、即ちロー
ラ6に邪魔されずに前進を続けることができるよ
う、複写紙4に対する戻しローラ6の表面の摩擦
係数は比較的小さく設定することが有利である。
この目的を達成するため切離ローラ5を例えば低
硬度ゴムで作り、戻しローラ6を例えばポリアセ
タール樹脂で構成したり、戻しローラ6の表面を
滑らかな樹脂面ないしは金属面とすることが望ま
しい。
本例における第3搬送手段13は、既述の搬送
ローラ2と、これと対をなし軸70に固着された
複数の搬送ローラ71とから成り、複写紙4はこ
れらの搬送ローラ2,71に挾持されつつ搬送さ
れ、反転装置100を送り出される(第9図参
照)。そしてガイド板72,73により案内され
ながら、第4図を参照して先に説明したように中
間トレイ34へ送り込まれる。このようにして複
写紙4は反転装置100によつてスイツチバツク
され、既述のように複写紙の他の面に複写処理を
施すことができる。
ところで、上述した複写紙4の後からは後続す
る他の複写紙が順次送られてくるが、複写機の複
写速度を高めるには、先行する複写紙と後続複写
紙との間隔をできるだけ狭くする必要がある。そ
こで図示した反転装置100においては、第9図
に二点鎖線で示した既述の先行する複写紙4の後
端14が未だ第2搬送手段10の送りローラ8を
抜け出る前に後続する複写紙がこの送りローラ8
に達する程両複写紙間の間隔が狭くとも、これら
が干渉しないように構成されている。以下にこれ
に関する構成を明らかにする。
上述の如く、複写紙4は搬送方向を前進方向
A4からその逆方向B1へと変換され、第3搬送手
段13へ送り込まれるが、その先端11(搬送方
向変換前の後端)が両搬送ローラ2,71にくわ
え込まれ、これらによつて搬送作用を受け始めた
とき、第3搬送手段13又はその近傍に配置され
て回動軸75に支持された第2アクチユエータ7
4が、複写紙4の先端11によつて作動され、こ
れによつて再びソレノイド装置55への通電が断
たれ、且つ電磁クラツチ63への通電が開始され
る。このため、接離ローラ5は戻しローラ6から
離間し、同時に送りローラ8は再び時計方向に回
転駆動される。送りローラ8は、これに伴つて複
写紙4に対して、前進方向A4への搬送力を及ぼ
し始めるが、第3搬送手段13の両搬送ローラ
2,71が複写紙4に及ぼす搬送力(これをF1
とする)の方が、送りローラ8が複写紙4に及ぼ
す力(これをF2とする)よりも大きく設定され
ており(F1>F2)、従つて複写紙4は送りローラ
8から力を受けても支障なく矢印B1方向に搬送
され、送りローラ8は複写紙4上でスリツプしな
がら時計方向に回転する。
上述の如く接離ローラ5が戻しローラ6から離
間すれば、先行する複写紙4が送りローラ8を抜
け出る前に、第9図に一点鎖線で示した後続の複
写紙104が矢印A4方向に前進され、その先端
114が切離ローラ5と戻しローラ6との間に進
入してきても、該複写紙104はこれらのローラ
5,6にその進行を阻害されることなく前進を続
けることができる。しかも電磁クラツチ63が通
電されて送りローラ8が第9図における時計方向
に回転しているので、先行する複写紙4が送りロ
ーラ8を出る前に後続複写紙104がこのローラ
8へ進入しても、該複写紙104は、送りローラ
8によつて更に前進方向の搬送力を受ける。即ち
逆方向に搬送される複写紙4の後端14が送りロ
ーラ8を出る前にこの複写紙4と送りローラ8の
間に後続の複写紙104が送り込まれたとき、送
りローラ8が後続の複写紙104に対して及ぼす
前進方向の搬送力が、両複写紙4,104間に作
用する摩擦力よりも大きくなるように、第2搬送
手段10が複写紙104に対して及ぼす搬送力を
設定してある。従つて後続の複写紙104は送り
ローラ8によつて確実に前進され、しかも複写紙
同志は互いにスリツプするので、先行する複写紙
4の矢印B1方向への搬送も妨げられることはな
い。
上述の如く、互いに前後して送られる複写紙間
の間隔を狭くすることができるが、この間隔の定
め方をより具体的に示すと次の通りである。
先ず第10図に示すように、2つの搬送ローラ
1,2の接点t1と、接離ローラ5及び戻しローラ
6の接点t2との距離をaとし、両搬送ローラ2,
71の接点t3と、上記接点t2との距離をbとす
る。また両接点t2とt3を結ぶ線分をGとし、複写
紙が前進から逆方向へ搬送方向を変換される時点
で、複写紙の後端11が位置する個所Dを通る。
接点t2を中心とした円弧Fを考え、線分Gと円弧
Fの交点をHとする。
複写紙4の後端11が第10図に実線で示すよ
うにDの位置に至ると、この複写紙4は破線で示
す如く切換爪43(第5図参照)の上に落ちた状
態となつて、矢印B1方向に送られ、その先端1
1が搬送ローラ2,71にくわえ込まれ、このと
き第11図に示すように接離ローラ5が戻しロー
ラ6から離間することは先に説明した通りであ
る。そして、接離ローラ5が戻しローラ6から離
れた時点以降に、第11図に一点鎖線で示す後続
複写紙104の先端114が戻しローラ6に至れ
ばその進行は阻害されない。換言すれば、両複写
紙4,104がこのような位置関係を保ちつつ送
られるのであれば、両複写紙の干渉ないしは搬送
トラブルを阻止することが可能である。従つて、
t2を中心とする円弧の半径をrとし、先行する複
写紙の後端から後続複写紙の先端までの間隔をl
とすれば(この場合のlは、両複写紙が同一方向
に進んでいるときの間隔である)、それ自体よく
知られているように、ほぼ次式が成立したとき、
両複写紙の搬送トラブルを阻止しつつ反転装置内
にてこれらを搬送することが可能である。
(a−r)+(b−r)=a+b−2r≦l+a (1) (1)式を整理すると、 b−2r≦l (2) (但し、各ローラの周速は同一であるとし、各
ローラと複写紙とにスリツプがないものとする。) 上記(2)式を満足できないときは、接離ローラ5
が戻しローラ6から離れる前に後続複写紙104
の先端114が接離ローラ5と戻しローラ5のニ
ツプに到達し、該複写紙の進行が妨げられる。ま
たこの不都合を阻止すべく、強いて接離ローラ5
を離間させれば、先行する複写紙4の先端が搬送
ローラ2,71にくわえ込まれる前に接離ローラ
5が離れることになるので、この複写紙4が矢印
B1方向への搬送力を受けることができず、搬送
トラブルの発生は免れない。
以上、本考案の一実施例を説明したが、本考案
はこの構成を各種改変することが可能である。例
えば、戻しローラ6に対する接離ローラ5の接離
タイミングと、送りローラ8の駆動開始又はその
解除のタイミングを適当にずらしてもよい。即ち
例えば、上記実施例では、前進する複写紙4の後
端11がDの個所にきたとき、接離ローラ5を戻
しローラ6に圧接させ、同時に送りローラ8の駆
動を解除させたが、送りローラ8の駆動を解除し
た後、接離ローラ5を戻しローラ6に圧接させる
と、複写紙4は一旦停止し、しかる後矢印B1
向に送られることになり、複写紙に無理な外力を
及ぼす不都合を阻止でき、複写紙のスキユーを防
止することが可能である。また接離ローラ5を離
間させるタイミングも適宜変えることができ、要
するに複写紙4が第3搬送手段13による搬送力
を受け始めた後であつて、後続複写紙104が搬
送方向変換手段7に達する前の適時に、接離ロー
ラを離間させればよい。
更に、接離ローラ5は、戻しローラ6に複写紙
を押圧し、該複写紙に搬送力を及ぼすものである
から、接離ローラに代えて他の適宜な押圧部材、
例えば戻しローラに接離可能に支持された球体、
ブレード又は板等を用いてもよい。
図示した実施例では、接離ローラから成る押圧
部材を戻しローラに対し、上述した所定のタイミ
ングで接離させる作動手段として、ソレノイド装
置、引張ばね、アーム、アクチユエータ等を用い
たが、他の適宜な手段を利用してもよいことは明
らかである。例えば、実施例では2つのアクチユ
エータ68,74を用いたが、一方のアクチユエ
ータ68だけを使用し、これが複写紙の後端を検
知してからの時間によつて接離ローラ等の押圧部
材を戻しローラから離間させることもできる。
また第12図に示す如く、接離ローラ5を支持
した支持軸47用のベアリング80を、アーム5
0に上下方向に長く形成された長孔81に、上下
動可能に支持し、長孔81の上部係止部82に係
止された圧縮ばね83によつてベアリング80を
下方へ向けて付勢するように構成することもでき
る。この場合他側のアーム50aの方も同様に構
成することは当然である。このようにすれば、接
離ローラが戻しローラ6に当接したとき、支持軸
47は圧縮ばね83によつてその両端部を戻しロ
ーラ6に弾性的に押圧され、支持軸47の長手方
向全体に亘つて、均一な力で各接離ローラ5が戻
しローラ6に圧接できる。戻しローラ6の表面の
硬度を高くしたとき、この構成を特に有利に採用
できる。
また図示した例では、第2搬送手段10におけ
る送りローラ8の相手部材たるガイド部材とし
て、ガイド板61を用いたがその代りに、他の部
材、例えば第13図に示す如き複数の爪状ガイド
161を用い、これらを軸90で連結し、送りロ
ーラ8とこれら爪状ガイド161との間を通る複
写紙に搬送力を与えるように構成することもでき
る。
また第3搬送手段13の両搬送ローラ2,71
が複写紙に及ぼす搬送力F1を、第2搬送手段1
0が複写紙に与える力F2よりも大きくすべきこ
とは先に説明したが、これだけでなく、接離ロー
ラ5が戻しローラ6に当たつたときにこれらが複
写紙に与える搬送力をF3としたとき、F3>F2
る関係を満足するように構成することも有利であ
る。このようにすれば、複写紙の送りを矢印B1
方向に変換すべく接離ローラ5が戻しローラ6に
当接する時点よりも、わずか後に送りローラ8の
駆動が切られたようなときも、複写紙を確実に矢
印B1方向に搬送することができる。更に接離ロ
ーラ5と戻しローラ6が複写紙に及ぼす搬送力
が、回転駆動された送りローラ8が複写紙に与え
る力F2よりも大きければ、このローラ8の駆動
をオン、オフする手段(図の例では電磁クラツ
チ)を省略し、送りローラ8を常に回転させてお
いても、複写紙を接離ローラと戻しローラとによ
つて矢印B1方向に搬送させることが可能である。
本考案に係るシート状搬送物反転装置は、両面
複写機における複写紙反転装置以外にも各種利用
でき、例えば複写紙の排紙時にこれを反転させて
複写紙の順序を揃える装置、或いは原稿を反転さ
せる装置等に広く適用できる。
尚、本明細書において、戻しローラに対して押
圧部材(実施例の接離ローラ)を接離させる、或
いは当接、接触させる等と記した際の「接」、「当
接」、「接触」等は、押圧部材を戻しローラに直接
接触、ないしは近接させること、又はシート状搬
送物を介して接触させることを意味することは、
先の説明から明らかである。
効 果 本考案によれば、先行するシート状搬送物と後
続のシート状搬送物との干渉を防止しつつ、これ
らの間に間隔を狭くできるだけでなく、シート状
搬送物を逆方向に搬送させる方向に回転する戻し
ローラと、該ローラに対して接離可能な押圧部材
とを有する搬送方向変換手段を用いたため、該手
段を駆動する装置として高価なリバーシブルモー
タを用いる必要がなくなり、反転装置のコスト低
減を図ることが可能となつた。また第2搬送手段
がシート状搬送物に対し、これを前進させる方向
に搬送力を及ぼすことができ、先行するシート状
搬送物が第2搬送手段を出る前に、後続複写紙が
この手段に至つたときも、該手段はこの後続複写
紙を前進させることができるので、搬送方向変換
手段と第2搬送手段との間隔を狭くし、構造をコ
ンパクト化させることも可能である。
【図面の簡単な説明】
第1図乃至第3図は従来のシート状搬送物反転
装置の一例を示した説明図、第4図は本考案に係
る反転装置を備えた両面複写紙の概略を示した説
明図、第5図は反転装置の断面図であつて、側板
を省略して示した図、第6図は第5図の−線
断面図であつて一部の要素を省略して示した図、
第7図は第5図の−線方向に見た図であつて
第6図と同様に一部の要素を省略した図、第8図
は第5図の−線断面図、第9図は後続する複
写紙が搬入されたときの状態を示す第5図と同様
な断面図、第10図乃至第11図は先行する複写
紙と後続複写紙との間隔の定め方を明らかにする
説明図、第12図は接離ローラ用の支持軸の好ま
しい支持態様を示す部分断面図、第13図は第2
搬送手段におけるガイド部材の他の実施例を示す
斜視図である。 3……第1搬送手段、6……戻しローラ、7…
…搬送方向変換手段、10……第2搬送手段、1
3……第3搬送手段、100……反転装置、8…
…送りローラ、11,14……後端。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 シート状搬送物を前進させる第1搬送手段と、
    シート状搬送物の前進方向にみて、前記第1搬送
    手段よりも下流側に配置されていて、該シート状
    搬送物に対し、これを更に前進させる方向に搬送
    力を及ぼす第2搬送手段と、第1搬送手段及び第
    2搬送手段の間に配置され、シート状搬送物の送
    り方向を前記前進方向とは逆方向に変換してこれ
    を搬送する搬送方向変換手段と、該搬送方向変換
    手段によつて前記逆方向に搬送されたシート状搬
    送物を送り出す方向に、該搬送物に搬送力を及ぼ
    す第3搬送手段とを有するシート状搬送物反転装
    置において、 前記搬送方向変換手段が、シート状搬送物を前
    記逆方向に搬送させる方向にのみ回転駆動される
    少なくとも1つの戻しローラと、該戻しローラに
    対して接離可能に支持された少なくとも1つの押
    圧部材と、前進するシート状搬送物の後端が第1
    搬送手段を離れる前は押圧部材を戻しローラから
    離間させ、シート状搬送物の後端が第1搬送手段
    を離れた後、シート状搬送物に対して前記第3搬
    送手段へ向く搬送力を及ぼすように、前記押圧部
    材を戻しローラに接触させると共に、該シート状
    搬送物が第3搬送手段による搬送力を受け始めた
    後であつて、このシート状搬送物に続く後続シー
    ト状搬送物が搬送方向変換手段に達する前の適時
    に、前記押圧部材を戻しローラから離間させる作
    動手段とを有し、 前記第2搬送手段が、シート状搬送物を前進さ
    せる方向にのみ回転駆動される少なくとも1つの
    送りローラを具備し、 押圧部材が戻しローラに接触してシート状搬送
    物を逆方向に搬送するとき、押圧部材と戻しロー
    ラによつてシート状搬送物に及ぼされる搬送力
    が、前記送りローラによつてシート状搬送物に及
    ぼされる力よりも大きく、かつ第3搬送手段によ
    つてシート状搬送物に及ぼされる搬送力が、送り
    ローラによつて当該シート状搬送物に及ぼされる
    力よりも大きく、しかも逆方向に搬送されるシー
    ト状搬送物の後端が前記送りローラを出る前に該
    シート状搬送物と送りローラの間に後続のシート
    状搬送物が送り込まれたとき、送りローラが後続
    のシート状搬送物に対して及ぼす前進方向の搬送
    力が、両シート状搬送物間に作用する摩擦力より
    も大きくなるように、第2搬送手段、搬送方向変
    換手段、及び第3搬送手段がシート状搬送物に対
    して及ぼす搬送力をそれぞれ設定したことを特徴
    とする前記反転装置。
JP10277883U 1983-07-04 1983-07-04 シ−ト状搬送物反転装置 Granted JPS6012556U (ja)

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JPS6012556U JPS6012556U (ja) 1985-01-28
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS6012557U (ja) * 1983-07-05 1985-01-28 株式会社リコー シート状搬送物搬送方向変換装置
JP2593145B2 (ja) * 1986-06-14 1997-03-26 ミノルタ株式会社 用紙反転装置
JP4619572B2 (ja) * 2001-04-23 2011-01-26 株式会社リコー 画像形成装置

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