JPS63219418A - 自動車用ブロワユニツトの駆動装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は車室内のニアコンディショニングを実施するた
めのブロワユニットの駆動装置に関するものである。

従来の技術 一般に第２図に示した如く、自動車のインストルメント
パネル１の前面所定位置にベンチレータケース２のエア
吹出口２ａが配置されており、該インストルメントパネ
ルｌの内方に装備されたブロワユニット３によって得ら
れる空調エアをダクト４．切換弁５を介してエア吹出口
２ａに導いて車室内へ噴出させるようにした構成が多用
させている。更に上記構成に加えて実公昭５６−３７６
５０号公報等によって開示された通気性シートクッショ
ン６及び通気性シートバック７の下方部位にモータ８．
ファン９で成るブロワユニットｌＯを装備して、エアが
前記通気性ノートクッション６及び通気性シートバック
７を介して直接乗置の体に吹き付けられるようにした構
成も知られている。尚前記モータ８と電源端子１１との
間には起動スイッチ１２、可変抵抗１３が設けられてい
て、モータ８の回転数を調整可能にしである。又通気性
シートクッション６及び通気性シートバック７にはクッ
ション材１４の表面から裏面へ貫通する細孔１５．１５
が多数設けられていて、該クッション材１４の上面及び
側面を被覆する表皮１６に形成したスリット１７内にエ
ア吹出口■８を開口した構成が通例である。

発明が解決しようとする問題点 しかしながらこのような従来の自動車用ブロワユニット
の配置例にあっては、インストルメントパネル１の内方
に装備されたブロワユニット３と、通気性シートクッシ
ョン６及び通気性シートバック７の下方部位に装備され
たブロワユニットＩＯとが夫々独立していて、別途に操
作される構成となっていたため、各ブロワユニット３．
ＩＯのオンオフ操作及び風量調節操作が面倒である他、
乗員が最も快適なニアコンディショニングを得るための
最善の操作を実施することが困難であるという問題点が
あった。例えばクーラーを働かせた場合を想定すると、
車室内の温度調節は前記ブロワユニット３によって得ら
れるエアをベンチレータケース２のエア吹出口２ａから
噴出させる際の風ｇｉ調整を行うか、又はブロワユニッ
ト３の作動をオンオフ制御することによって行うことが
できるが、その際に前記ブロワユニットＩＯの風量調節
又はオンオフ制御を同時に行わなかった場合には、通気
性シートクッション６及び通気性シートバック７を介し
ての冷気の吹き付けが継続して、冷房過多になり易い。

特に人間の感覚は、車室内温度等皮膚を通して直接伝わ
る刺激に鋭敏である反面、シートクッション及び衣服を
介して間接的に伝わる刺激には鈍感であるため、前記し
た如く冷房過多等の状態になり易いという難点を有して
いる。

そこで本発明はこのような従来の自動車用ブロワユニッ
トを作動する際に発生する問題点を解消して、操作が簡
易に行えるとともに、乗員が常時最も快適なニアコンデ
ィショニング下にあるように調整することができる装置
の提供を目的とするものである。

問題点を解決するための手段 インストルメントパネルの内方に、該インストルメント
パネル前面に配設したベンチレータケースからエア吹出
量調整機構を介して風量調節された空調エアを噴出する
ブロワユニットを装備する一方、通気性を有するシート
クッション及びシートバックの下方部位に、同様にエア
吹出量調整機構を介して風量調節された空調エアを前記
シートクッション及びシートバックの内方を通過させる
ようにしたブロワユニットを装備した構成における前記
両ブロワユニットに付設されたエア吹出量調整機構の間
に、単一の切換スイッチ操作によって同時に両ブロワユ
ニットの風量を制御可能な連動機構を設けである。

作用 ニアコンディショニングを実施するに際して、乗員の手
操作によって１個の切換スイッチを操作すれば、ベンチ
レータケースから車室内に噴出するエア吹出量と、シー
トクッション及びシートバックの内方を通過するエアの
風量とが同時にオンオフ制御及び風ｍ調節制御されて、
乗員が最も好ましいニアコンディショニングが容易に実
施可能であるという作用がもたらされる。

実施例 以下第１図を用いて本発明に係る自動車用ブロワユニッ
トの駆動装置の一実施例を説明する。図中１９は、前記
第２図に示したインストルメントパネルＩの内方に装備
されたブロワユニット３に内蔵された第１のモータ（Ｍ
、）、２０は同じく第２図に示した通気性シートクッシ
ョン６及び通気性シートバック７の下方部位に装備され
たブロワユニット■０に内蔵された第２のモータ（Ｍ２
）を示す。電源端子１１と第１のモータ１９との間には
、切換接点Ｘ　ｏ　＋　Ｘ　Ｈ＋　Ｘ　ｔ　Ｉ　Ｘ　３
　＋　Ｘ　４及び抵抗Ｒ，，Ｒ，，Ｒ，と、上記各切換
接点ｘＱ、　Ｘ　＋　＋Ｘ　ｔ　＋　Ｘ　３　＊　Ｘ　
ａに選択的に接触するスイッチ片２Ｉが設けである。更
に電源端子１１と第２のモータ２０との間には切換接点
ｙ。＊　ｙｚ　ｙ２．　ｙ３゜ｙ４及び抵抗Ｒ４，Ｒ６
，Ｒｅと、上記切換接点ｙ。。

’Ｉｒ、　ｙ２．　ｙ：＋＋　ｙ４に選択的に接触する
スイッチ片２２が設けであるとともにメインスイッチ２
３と選択切換スイッチ２４が配置しである。該選択切換
スイッチ２４はオートポジションＳ、とマニュアルポジ
ションＳ、の何れか一方を選択して接触することが可能
となっている。又マニュアルポジションＳ、は、可変抵
抗Ｒ７を介して前記電源端子１１に接続されている。更
に前記スイッチ片２１．２２は、連動機構２５及び該連
動機構２５に付設された切換スイッチ２６の操作によっ
て、同時に前記各切換接点に対して連動して切換駆動さ
れるようにしている。尚スイッチ片２Ｉと切換接点Ｘｏ
、Ｘ＋＋　Ｘｔ＋　Ｘ３１　Ｘ４によって第１のモータ
１９を内蔵するブロワユニット３のエア吹出ｆｆｔＦ（
整機構３０が形成され、スイッチ片２２と切換接点Ｙｏ
、Ｙ＋、Ｙｔ＋　’Ｊ３．７ａによって通気性シートク
ッション６及び通気性シートバック７の下方部位に装備
されたブロワユニットＩＯのエア吹出量調整機構３１が
構成される。

かかる構成による自動車用ブロワユニットの駆動装置の
作用を以下に説明する。先ず選択切換スイッチ２４をオ
ートポジションＳ、側へ切換え、メインスイッチ２３を
オンにする。次に連動機構２５に付設された切換スイッ
チ２６を用いて、スイッチ片２１．２２を同時に切換操
作する。即ちスイッチ片２１を切換接点Ｘ。から切換接
点Ｘ１に接触させ、同時にスイッチ片２２を切換接点ｙ
。

から切換接点ｙ１へ接触させる。すると電源端子１１か
ら抵抗Ｒ３，Ｒ，、Ｒ，、スイッチ片２１゜第１のモー
タ１９．アースＥに至る閉回路が形成されて、第１のモ
ータＩ９が回動を開始する一方、電源端子１１から抵抗
Ｒｅ、　Ｒｓ、　Ｒ４，スイッチ片２２１選択切換スイ
ッチ２４．メインスイッチ２３、第２のモータ２０．ア
ースＥに至る閉回路が同時に形成されて、第２のモータ
２０ら回動を開始する。次に前記切換スイッチ２６を用
いてスイッチ片２１を切換接点Ｘ　２　＋　Ｘ　３　＋
　Ｘ　ａへ順次切換えると同時にスイッチ片２２を切換
接点ｙ２゜ｙ３．’Ｊ４へ順次切換えることにより、第
１のモータ１９と第２のモータ２０の回転数は次第に上
昇し、切換接点Ｘ４及びｙ４に夫々スイッチ片２１゜２
２が接触した際に第１のモータ１９と第２のモータ２０
の回転は最高速となる。従って単一の切換スイッチ２６
の操作のみによって、第１のモータ１９と第２のモータ
２０の回転数を同時に制御し、且つ該第１のモータ１９
と第２のモータ２０を内蔵するブロワユニット３とブロ
ワユニットＩＯから発生ずる風量を制御することができ
る。

次に選択切換スイッチ２４をマニュアルポジションＳ２
側へ切換えた場合の作用は以下の通りである。即ちこの
状態からメインスイッチ２３をオンにし、切換スイッチ
２６を用いて前記と同様にスイッチ片２１．２２を同時
に切換操作すると、スイッチ片２１に連結された第１の
モータ１９の回転数は前記動作例と同じく調整可能であ
るが、スイッチ片２２は動作と無関係となり、第２のモ
ータ２０は可変抵抗Ｒ７によって規制された回転数を保
って回転する。よって通気性シートクッション６及び通
気性シートバック７を通過するエアの風量を可変抵抗Ｒ
７の調整のみによって自在に変えることが可能となる。

従って乗員の好みに応じてシートクッンヨン６及びシー
トバック７の下方部位に装備したブロワユニットＩＯの
作動のみを自在に制御して、該シートクッション６及び
ソートバック７の内方を通過するエアのオンオフ操作及
び風量調節操作を実施することができる。

発明の効果 以上詳細に説明した如く、本発明に係る自動車用ブロワ
ユニットの駆動装置によれば、インストルメントパネル
の内方に該インストルメントパネル前面に配設したベン
チレータケースからエア吹出量調整機構を介して風量調
節された空調エアを噴出するブロワユニットを装備する
一方、通気性を有するシートクッンヨン及びシートバッ
クの下方部位に、同様にエア吹出量調整機構を介して風
ｉ：１　ｉｌＷ整された空調エアを前記ンートクッンヨ
ン及びシートバックの内方を通過させるようにしたブロ
ワユニットを装備した構成における＋ｉｉｊ記両ブロワ
ユニットに付設されたエア吹出Ｉｕ調整機構の間に、単
一の切換スイッチ操作によって同時に両ブロワユニット
の風ｎを制御可能な連動機構を設けたので、以下に記す
作用効果がもたらされる。即ち車室内のエアコンディソ
ヨニングを実施する際に、単一の切換スイッチを作動す
るだけで、両ブロワユニットのオンオフ操作及び風量調
節操作を同時に実施することができる。従って車室内の
温度調整を行えば自動的に通気性のシートクッション及
びシートバックの内方を通過するエア風量調節も行われ
、操作が簡単になる利点がある。更にシートクッション
及び衣服を介して間接的に伝わる刺激に対しても車室内
温度等皮膚を通しての刺激と同じ感覚で制御することが
できるため、冷房過多等の状態になることが防止され、
常に乗員が最も快適なニアコンディショニングを実施す
る事ができるという効果をもたらす。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明に係る自動車用ブロワユニットの駆動装
置の一実施例を示す回路図、第２図は本発明を適用する
自動車用ブロワユニット配置例を示す概要図である。 ｌ・・・インストルメントパネル、２・・・ベンチレー
タケース、３．１０・・・ブロワユニット、６・・・（
通気性）シートクッション、７・・・（通気性）シート
バック、１１・・・電源端子、１２・・・起動スイッチ
、１３・・・可変抵抗、１４・・・クッション材、１５
・・・細孔、１６・・・表皮、１８・・・スハブト、２
１．２２・・・スイッチ片、２３・・・メインスイッチ
、２４・・・選択切換スイッチ、２５・・・連動機構、
２６・・・切換スイッチ。 外２名

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. （１）インストルメントパネルの内方に、該インストル
   メントパネル前面に配設したベンチレータケースからエ
   ア吹出量調整機構を介して風量調節された空調エアを噴
   出するブロワユニットを装備する一方、通気性を有する
   シートクッション及びシートバックの下方部位に、同様
   にエア吹出量調整機構を介して風量調節された空調エア
   を前記シートクッション及び又はシートバックの内方を
   通過させるようにしたブロワユニットを装備した構成に
   おいて、インストルメントパネルの内方に装備したブロ
   ワユニットと、シートクッション及び又はシートバック
   の下方部位に装備したブロワユニットの両ユニットに付
   設された前記エア吹出量調整機構の間に、単一の切換ス
   イッチ操作によって同時に両ブロワユニットの風量を制
   御可能な連動機構を設けたことを特徴とする自動車用ブ
   ロワユニットの駆動装置。