JPS6321778Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPS6321778Y2 JPS6321778Y2 JP1982030849U JP3084982U JPS6321778Y2 JP S6321778 Y2 JPS6321778 Y2 JP S6321778Y2 JP 1982030849 U JP1982030849 U JP 1982030849U JP 3084982 U JP3084982 U JP 3084982U JP S6321778 Y2 JPS6321778 Y2 JP S6321778Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- end cover
- ball joint
- ball
- socket
- circumferential surface
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
- 238000002788 crimping Methods 0.000 claims description 8
- 230000002093 peripheral effect Effects 0.000 description 8
- 239000004519 grease Substances 0.000 description 7
- 238000007789 sealing Methods 0.000 description 7
- 238000002347 injection Methods 0.000 description 2
- 239000007924 injection Substances 0.000 description 2
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 1
- 238000000034 method Methods 0.000 description 1
Landscapes
- Pivots And Pivotal Connections (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
本考案は、ボールスタツドの球部を摺動自在に
収納したボールジヨイントソケツトの開口端部に
エンドカバーをカシメ加工により固着してソケツ
ト内に注入したグリースをシールするボールジヨ
イントのシール構造に関する。
収納したボールジヨイントソケツトの開口端部に
エンドカバーをカシメ加工により固着してソケツ
ト内に注入したグリースをシールするボールジヨ
イントのシール構造に関する。
従来、ボールジヨイントソケツトの開口端部を
閉鎖するシール構造としては、ボールジヨイント
ソケツト内にスフエリカルピースを嵌装させたボ
ールスタツドの球部を組み入れた後にソケツト開
口端部にエンドカバーを嵌装し、ソケツト縁部を
ローラカシメ加工等により内側に屈曲させること
でエンドカバーの周縁を圧着させて固定してい
る。
閉鎖するシール構造としては、ボールジヨイント
ソケツト内にスフエリカルピースを嵌装させたボ
ールスタツドの球部を組み入れた後にソケツト開
口端部にエンドカバーを嵌装し、ソケツト縁部を
ローラカシメ加工等により内側に屈曲させること
でエンドカバーの周縁を圧着させて固定してい
る。
しかし乍ら、ソケツト縁部をローラカシメ等に
より内側に変形圧着するときには、径の絞り込み
をともなうので、エンドカバーの全周について均
一な圧着を行なわせることが困難であり、圧着力
の少ない部分にすき間を生じ易く、使用中にエン
ドカバーとソケツトとのすき間を通してソケツト
内のグリースが滲み出し、充分なシール性が得ら
れないという問題点があつた。
より内側に変形圧着するときには、径の絞り込み
をともなうので、エンドカバーの全周について均
一な圧着を行なわせることが困難であり、圧着力
の少ない部分にすき間を生じ易く、使用中にエン
ドカバーとソケツトとのすき間を通してソケツト
内のグリースが滲み出し、充分なシール性が得ら
れないという問題点があつた。
本考案は、このような従来の問題点に着目して
なされたもので、エンドカバーのシール性を向上
するため、ボールジヨイントソケツトのエンドカ
バー取付開口部に外側に開いたテーパ内周面を形
成し、該テーパ内周面に相対するテーパ外周面を
備えたエンドカバーを圧入してカシメ加工により
固着することにより、上記問題点を解決すること
を目的としている。
なされたもので、エンドカバーのシール性を向上
するため、ボールジヨイントソケツトのエンドカ
バー取付開口部に外側に開いたテーパ内周面を形
成し、該テーパ内周面に相対するテーパ外周面を
備えたエンドカバーを圧入してカシメ加工により
固着することにより、上記問題点を解決すること
を目的としている。
以下、本考案を図面に基づいて説明する。
第1図は本考案の一実施例を示したボールジヨ
イントの断面図である。まず構成を説明すると、
1はボールジヨイントソケツトであり、内部に半
球状のスフエリカルピース2に軸挿したボールス
タツド3を揺動自在に支持し、ボールスタツド3
の球部3aに当接してエンドカバー4がボールジ
ヨイントソケツト1の開口端部のカシメ加工にて
固着され、エンドカバー4は中央にボルト5で塞
がれたグリース充填孔6を備えている。
イントの断面図である。まず構成を説明すると、
1はボールジヨイントソケツトであり、内部に半
球状のスフエリカルピース2に軸挿したボールス
タツド3を揺動自在に支持し、ボールスタツド3
の球部3aに当接してエンドカバー4がボールジ
ヨイントソケツト1の開口端部のカシメ加工にて
固着され、エンドカバー4は中央にボルト5で塞
がれたグリース充填孔6を備えている。
第2図は第1図の実施例におけるカシメ加工前
のボールジヨイントソケツト1の断面図であり、
下部のエンドカバー取付開口部7の内面に外側に
開いたテーパ内周面8を形成している。また、エ
ンドカバー4は第3図に示すように、ボールジヨ
イントソケツト1のテーパ内周面8に相対するテ
ーパ外周面9を備えており、エンドカバー4をボ
ールジヨイントソケツト1に圧入したときに、ボ
ールジヨイントソケツト1のテーパ内周面8にエ
ンドカバー4のテーパ外周面9が面着する。
のボールジヨイントソケツト1の断面図であり、
下部のエンドカバー取付開口部7の内面に外側に
開いたテーパ内周面8を形成している。また、エ
ンドカバー4は第3図に示すように、ボールジヨ
イントソケツト1のテーパ内周面8に相対するテ
ーパ外周面9を備えており、エンドカバー4をボ
ールジヨイントソケツト1に圧入したときに、ボ
ールジヨイントソケツト1のテーパ内周面8にエ
ンドカバー4のテーパ外周面9が面着する。
次に作用を説明する。
ボールジヨイントソケツト1に対するエンドカ
バー4の組み付けは、第2図に示すボールジヨイ
ントソケツト1のテーパ内周面8に第3図に示す
エンドカバー4を圧入し、次いでボールジヨイン
トソケツト1の端部を第4図に示すように、ロー
ラカシメ加工等により内側に屈曲変形してエンド
カバー4を押え付ける。
バー4の組み付けは、第2図に示すボールジヨイ
ントソケツト1のテーパ内周面8に第3図に示す
エンドカバー4を圧入し、次いでボールジヨイン
トソケツト1の端部を第4図に示すように、ロー
ラカシメ加工等により内側に屈曲変形してエンド
カバー4を押え付ける。
このようなカシメ加工により、エンドカバー4
のテーパ外周面9はボールジヨイントソケツト1
のテーパ内周面8に嵌り込みながら圧着されるよ
うになり、テーパ圧着面とカシメ加工部の両方に
よつてエンドカバー4のすきまはシールされ、ボ
ールジヨイントソケツト1内に充填しているグリ
ースがエンドカバー4のすき間を通つて外部に滲
み出すことが確実に防止され、極めて高いシール
性が得られる。
のテーパ外周面9はボールジヨイントソケツト1
のテーパ内周面8に嵌り込みながら圧着されるよ
うになり、テーパ圧着面とカシメ加工部の両方に
よつてエンドカバー4のすきまはシールされ、ボ
ールジヨイントソケツト1内に充填しているグリ
ースがエンドカバー4のすき間を通つて外部に滲
み出すことが確実に防止され、極めて高いシール
性が得られる。
第5図は本考案の他の実施例を示したボールジ
ヨイントの断面図であり、この実施例はエンドカ
バーの外周を上方に屈曲してテーパ外周面を形成
したことを特徴とする。
ヨイントの断面図であり、この実施例はエンドカ
バーの外周を上方に屈曲してテーパ外周面を形成
したことを特徴とする。
すなわち、エンドカバー4′は中央にボルト5
をネジ込むグリース注入孔6を有すると共に、ボ
ールスタツド3の球部3aに当接する屈曲面を有
し、外周を斜め上方に屈曲することでテーパ外周
面9′を形成している。他の構造は第1図の実施
例と同じである。
をネジ込むグリース注入孔6を有すると共に、ボ
ールスタツド3の球部3aに当接する屈曲面を有
し、外周を斜め上方に屈曲することでテーパ外周
面9′を形成している。他の構造は第1図の実施
例と同じである。
この実施例においても、カシメ加工によるエン
ドカバー4′の固着により、ボールジヨイントソ
ケツト1に対しエンドカバー4′はテーパ面とカ
シメ部との2ケ所で圧着され、充分なシール性が
得られる。
ドカバー4′の固着により、ボールジヨイントソ
ケツト1に対しエンドカバー4′はテーパ面とカ
シメ部との2ケ所で圧着され、充分なシール性が
得られる。
尚、上記の実施例はスフエリカルピースを用い
た構造のボールジヨイントを例にとるものであつ
たが、本考案はこれに限定されず、カシメ加工に
よりエンドカバーを固定する適宜のボールジヨイ
ントについてそのまま適用できる。
た構造のボールジヨイントを例にとるものであつ
たが、本考案はこれに限定されず、カシメ加工に
よりエンドカバーを固定する適宜のボールジヨイ
ントについてそのまま適用できる。
以上説明してきたように、本考案によれば、そ
の構成を、ボールジヨイントソケツトのエンドカ
バー取付開口部に外側に開いたテーパ内周面を形
成し、このテーパ内周面に相対するテーパ外周面
を備えたエンドカバーを圧入してカシメ加工によ
り固着するようにしたため、エンドカバーによる
ボールジヨイントソケツトのシールはテーパ面で
の圧着とカシメ加工部での圧着にて行なわれて高
いシール性が得られ、使用中にエンドカバーのす
き間からグリースが滲み出すことを確実に防止す
るという効果が得られる。
の構成を、ボールジヨイントソケツトのエンドカ
バー取付開口部に外側に開いたテーパ内周面を形
成し、このテーパ内周面に相対するテーパ外周面
を備えたエンドカバーを圧入してカシメ加工によ
り固着するようにしたため、エンドカバーによる
ボールジヨイントソケツトのシールはテーパ面で
の圧着とカシメ加工部での圧着にて行なわれて高
いシール性が得られ、使用中にエンドカバーのす
き間からグリースが滲み出すことを確実に防止す
るという効果が得られる。
第1図は本考案の一実施例を示したボールジヨ
イントの断面図、第2図は第1図の実施例におけ
るカシメ加工前のボールジヨイントソケツトの断
面図、第3図は同じくエンドカバーの断面図、第
4図はカシメ状態を示した説明図、第5図は本考
案の他の実施例を示したボールジヨイントの断面
図である。 1……ボールジヨイントソケツト、2……スフ
エカルピース、3……ボールスタツド、3a……
球部、4,4′……エンドカバー、5……ボルト、
6……グリース注入孔、7……エンドカバー取付
開口端部、8……テーパ内周面、9……テーパ外
周面。
イントの断面図、第2図は第1図の実施例におけ
るカシメ加工前のボールジヨイントソケツトの断
面図、第3図は同じくエンドカバーの断面図、第
4図はカシメ状態を示した説明図、第5図は本考
案の他の実施例を示したボールジヨイントの断面
図である。 1……ボールジヨイントソケツト、2……スフ
エカルピース、3……ボールスタツド、3a……
球部、4,4′……エンドカバー、5……ボルト、
6……グリース注入孔、7……エンドカバー取付
開口端部、8……テーパ内周面、9……テーパ外
周面。
Claims (1)
- 【実用新案登録請求の範囲】 ボールジヨイントソケツト内のボールシートに
よりボールスタツドの球部を摺動自在に包着した
ボールジヨイントに於いて、 ボールジヨイントソケツトのエンドカバー取付
開口部に外側に開いたテーパ内周面を形成し、該
テーパ内周面に、相対するテーパ外周面を備えた
エンドカバーを前記エンドカバー取付開口部に圧
入した状態でソケツト側テーパ内周面の端部をカ
シメ加工により圧着して前記エンドカバーを固定
したことを特徴とするボールジヨイントのシール
構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3084982U JPS58133613U (ja) | 1982-03-04 | 1982-03-04 | ボ−ルジヨイントのシ−ル構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3084982U JPS58133613U (ja) | 1982-03-04 | 1982-03-04 | ボ−ルジヨイントのシ−ル構造 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS58133613U JPS58133613U (ja) | 1983-09-08 |
JPS6321778Y2 true JPS6321778Y2 (ja) | 1988-06-15 |
Family
ID=30042535
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3084982U Granted JPS58133613U (ja) | 1982-03-04 | 1982-03-04 | ボ−ルジヨイントのシ−ル構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS58133613U (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2562330Y2 (ja) * | 1991-07-31 | 1998-02-10 | 武蔵精密工業株式会社 | ボールジョイントのシール構造 |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS4836553A (ja) * | 1971-09-09 | 1973-05-30 |
-
1982
- 1982-03-04 JP JP3084982U patent/JPS58133613U/ja active Granted
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS4836553A (ja) * | 1971-09-09 | 1973-05-30 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS58133613U (ja) | 1983-09-08 |
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