JPH0566325U - ボールジョイント - Google Patents

ボールジョイント

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Publication number
JPH0566325U
JPH0566325U JP1402492U JP1402492U JPH0566325U JP H0566325 U JPH0566325 U JP H0566325U JP 1402492 U JP1402492 U JP 1402492U JP 1402492 U JP1402492 U JP 1402492U JP H0566325 U JPH0566325 U JP H0566325U
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
bearing
socket
spherical
shape
spherical portion
Prior art date
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Pending
Application number
JP1402492U
Other languages
English (en)
Inventor
義明 清水
孝弘 鈴木
Original Assignee
株式会社リズム
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Filing date
Publication date
Application filed by 株式会社リズム filed Critical 株式会社リズム
Priority to JP1402492U priority Critical patent/JPH0566325U/ja
Publication of JPH0566325U publication Critical patent/JPH0566325U/ja
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Abstract

(57)【要約】 【構成】ボールスタッド1と合成樹脂の一体成形品であ
るベアリング2とソケット3とからなり、ベアリング2
をソケット3内に嵌め込みベアリング2の内腔部22に
ボールスタッドの球状部11を嵌装しソケット外周部3
1の上方部分を絞り変形させて構成したボールジョイン
トにおいて、ベアリング2の胴部21の組み付け前の形
状を、ソケット3の絞り変形前の内周に適合する円筒形
状と球状部11に適合する球形状との中間の形状に構成
した。 【効果】上記により、ベアリング内腔部22への球状部
11の嵌装を容易に行い得ると共に、ソケット外周部3
1の絞り変形によるベアリング胴部21の内側への変形
度合が小さいので、ベアリング胴部21は無理なく変形
して内腔部22が球状部11にまんベんなく均等に圧接
した状態となり、品質向上をはかり得る。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案はボールジョイントに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
各種リンク類等の連結用として、一端に球状部を有するボールスタッドと該ボ ールスタッドの球状部を嵌装抱持する合成樹脂製のベアリングと該ベアリングを 圧入固定するソケットとからなり、ボールスタッドの球状部を嵌装したベアリン グをソケットの上部開口部より圧入した後、該ソケットの開口部付近の外周部を 内側に絞り変形させてベアリングをソケット内に固定して構成したボールジョイ ントが従来より広く用いられている。
【0003】 上記形式のボールジョイントにおいては、ベアリングの球状部嵌装用開口部付 近の組み付け前の形状をボールスタッドの球状部にほぼ適合する球形に構成する と球状部の嵌装が不可能となる。従って従来はベアリングの開口部付近の形状を 絞り変形前のソケット内周部に適合するほぼ円筒形状とすることによりボールス タッド球状部の嵌装組み付けを容易とし、ソケット外周部の絞り変形によりベア リングの上記円筒形状部分が内側に押圧変形されて球状部を抱持した球形状とな るようにしているのが一般的である。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
上記従来のようにベアリングの開口部付近の形状をほぼ円筒形状に構成してお くとボールスタッド球状部の嵌装組み付けは容易となるが、ソケット外周部の絞 り変形時のベアリングの変形度合が大き過ぎ、ボールジョイント完成状態でベア リング内周面が球状部にまんべんなく均等に圧接した状態にすることが非常に難 しくなるという課題を有している。
【0005】 本考案は上記のような従来の課題に対処することを目的とするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本考案は、上記のようにソケット外周部の開口部側の部分を内側に絞り変形さ せて組み付け固定する形式のボールジョイントにおいて、合成樹脂にて一体に形 成されるベアリングの上方開口部付近の胴部の組み付け前の形状を、ソケットの 絞り変形前の内周に適合する円筒形状とボールスタッド球状部に適合する球形状 との中間の形状に構成したことを特徴とするものである。
【0007】
【作用】
上記において、ベアリングの上方開口部の内径はボールスタッド球状部赤道面 の外径より小であるがその径の差は僅少であるから球状部の圧入によってベアリ ングの上方開口部を僅かに拡径弾性変形させつつ嵌装される。そしてソケット外 周部を内側に絞り変形させた場合はベアリング胴部の変形量は小さく、比較的容 易に球状部にまんべんなく均等に圧接した状態となり、ボールジョイントの品質 向上,組み付け作業の簡易化をはかることができる。又ベアリングの内腔部に複 数のグリース溝を形成したものに本考案を適用した場合は、ソケット外周部の絞 り変形によってベアリング胴部が内側に変形するとき該グリース溝がその変形を 吸収するので、ベアリング胴部の変形がより一層無理なく確実に行われる。
【0008】
【実施例】
以下本考案の実施例を図面を参照して説明する。
【0009】 図において、1は下端部に球状部11を有するボールスタッド、2は合成樹脂 にて一体に形成されたベアリング、3はソケットである。
【0010】 ソケット3は、外周部31と底32をもち上部が開口したほぼ円筒状をなす部 材であって、その内周は上方の大径部33の下端に内側に突出する段部34が形 成され該段部34から下つぼまりのテーパ受面35へと続きその最小径部からや や下方へ落ち込んで底面36へと連続する形状に構成される。上記段部34はボ ールスタッド1の球状部11を嵌装したベアリング2をソケット3内に組み付け た状態において、該球状部11の赤道面と下端部のほぼ中間位置となるところに 全周にわたり突出形成される。
【0011】 ベアリング2は、ソケット3の大径部33内に嵌装される胴部21の内側にボ ールスタッド1の球状部11を嵌装する内腔部22をもち、該胴部21の下端外 周に上記ソケット3の段部34上に当接する肩部23を有し、該肩部23の下側 は上記ソケット3のテーパ受面35,底面36にほぼ適合する底部24とした形 状に合成樹脂にて一体に構成される。上記内腔部22には複数のグリース溝25 が子午線方向に向けて凹設され、該グリース溝25の下端は内腔部22の下端中 央部に形成したグリース溜め26へと連通する構造となっている。
【0012】 上記ベアリング2の胴部21の上方開口部側の部分即ちボールスタッド球状部 11の赤道面X−Xより上方の部分は、図1の鎖線示のようにソケットの大径部 33に適合する円筒形状とボールスタッド球状部に適合する球形状との中間形状 即ち上方開口部側がやや内側につぼまった形状に構成される。
【0013】 このように構成したベアリング2をソケット3内に嵌入し、ベアリング2の上 方開口部からボールスタッド1の球状部11を内腔部22内に圧入する。この時 上方開口部の内径が球状部11の赤道面の外径より小であったとしてもその径の 差は極めて小であり、且つベアリング2は合成樹脂製で幾分かの弾性を有してい るので、球状部11の圧入によって開口部は僅かに拡径弾性変形して容易に内腔 部22内に嵌め込まれる。次にソケット3の外周部31の上方部分(赤道面X− Xより上方の部分)を内側に絞り変形させて図1の実線示のようなボールジョイ ント完成品とするが、この絞り変形時ベアリング2の胴部21の内側への変形度 合は比較的小さいので該ベアリング2の胴部21は無理なく球状部11に圧接す る。この場合ベアリング2の内腔部22に複数のグリース溝25を設けているこ とにより、上記胴部21の内側への変形を複数のグリース溝25で吸収でき、内 腔部22が球状部11にまんべんなく均等に接合した状態に容易に変形できる。 尚上記グリース溝25の上方部分は上記ベアリング胴部21の変形吸収により図 1の実線示のように幾分かはつぶれるが、潤滑用のグリース溝としての機能は充 分確保できよう構成されることは言うまでもない。
【0014】
【考案の効果】
以上のように本考案によれば、ボールスタッドと該ボールスタッドの球状部を 嵌装抱持する合成樹脂製のベアリングとソケットとからなり、ベアリングとボー ルスタッドをソケット内に組み込んでソケット外周部の上方部分を内側に絞り変 形させて構成する形式のボールジョイントにおいて、ベアリングの上方開口部付 近の組付け前の胴部形状を、ソケットの絞り変形前の内周に適合する円筒形状と 球状部に適合する球形状との中間の形状に構成したことにより、球状部のベアリ ング内腔部への嵌装が容易に行えると共に、ソケット外周部の絞り変形によるベ アリング面形状への変形も容易且つ確実となり、品質的に優れたボールジョイン トを得ることができるもので、コスト低廉なることと相俟って実用上多大の効果 をもたらし得るものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の実施例を示す断面図である。
【図2】図1に示すボールジョイントのベアリング胴部
の横断平面図である。
【符号の説明】
1 ボールスタッド 2 ベアリング 3 ソケット 11 球状部 21 胴部 22 内腔部 24 底部 25 グリース溝 31 外周部 32 底

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 下端に球状部をもったボールスタッド
    と、該球状部を嵌装抱持する内腔部をもった合成樹脂製
    のベアリングと、外周部と底とをもち上部に開口部をも
    ったほぼ円筒状のソケットとからなり、ソケット内にベ
    アリングを組み込み該ベアリングの内腔部にボールスタ
    ッドの球状部を嵌装しソケットの外周部の開口部側の部
    分を内側に絞り変形して構成したボールジョイントにお
    いて、上記ベアリングの上方開口部付近の胴部の組み付
    け前の形状を、ソケットの絞り変形前の内周に適合する
    円筒形状と球状部に適合する球形状との中間の形状に構
    成したことを特徴とするボールジョイント。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載したボールジョイントに
    おいて、ベアリングの内腔部には複数のグリース溝が子
    午線方向に凹設されていることを特徴とするボールジョ
    イント。
JP1402492U 1992-02-14 1992-02-14 ボールジョイント Pending JPH0566325U (ja)

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JP1402492U JPH0566325U (ja) 1992-02-14 1992-02-14 ボールジョイント

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JP1402492U JPH0566325U (ja) 1992-02-14 1992-02-14 ボールジョイント

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0566325U true JPH0566325U (ja) 1993-09-03

Family

ID=11849613

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1402492U Pending JPH0566325U (ja) 1992-02-14 1992-02-14 ボールジョイント

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JP (1) JPH0566325U (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009255200A (ja) * 2008-04-14 2009-11-05 Murata Mach Ltd パラレルメカニズム
JP2010196846A (ja) * 2009-02-26 2010-09-09 Jtekt Corp ボールジョイント
JP2014121997A (ja) * 2012-12-21 2014-07-03 Toyota Boshoku Corp シート

Cited By (3)

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009255200A (ja) * 2008-04-14 2009-11-05 Murata Mach Ltd パラレルメカニズム
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