JPS6320249A - ベンチタイプシ−トのインナベルトの固定構造 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、車両のベンチタイプシートにおけるインナベ
ルトの固定構造に関するものである。

従来の技術 ベンチタイプシートのシートベルトにおけるインナベル
トは例えば、実願昭６０−１１６１６２号で開示される
ような構造で車床に連結固定されている。これは自動車
のベンチタイプのシートにおけるインチ側のシートベル
トのインチバックルが、フロア側に固定されているブラ
ケットに、硬質保形材を介して回動自在に支着されてお
り、他方、該インナバックルの配設位置におけるシート
クッション後部には、前傾位置を占めるインチバックル
を収容する切欠部が設けられ、前記配設位置におけるシ
ートパック下端には、起立位置を占めるインナバックル
を格納する切欠部が設けられており、前記インナバック
ルは、前傾位置を起立位置との間を回動自在に配設され
ていることを特徴とするものである。

発明が解決しようとする問題点 しかしながら、上記構成を採用すると、組立てに際し、
まずインナバックルを車両のフロアに固定し、しかる後
シートをインチバックルの上から被せるようにしてイン
ナバックルを切欠部に差し通し、フロア上に固定しなけ
ればならない。

従って、シートの組付は操作が面倒となり、またインナ
バックルとシートのそれぞれを固定するための部品およ
び操作を要求されることとなる。

問題点を解決するための手段 本発明は上記問題点を解決するため、ベンチタイプシー
トのインナベルトがブラケットを介して車床に連結固定
されたものにおいて、上記ベンチタイプシートにブラケ
ットを設置し、そのブラケットの基部に上記インナベル
ト側のブラケットの基部が重ね合わされた状態で車床に
宛がわれ、ねじで該車床に共締めされているベンチタイ
プシートのインナベルトの固定構造を採用している。

作用 ベンチタイプシートのブラケットとインナベルトのブラ
ケットとが同時に車床に固定され、また固定用のねじも
共用されることになる。

組立てに際しては、インナベルトがシートに差し通され
、そのブラケットの基部がシートのブラケットの基部と
重ね合わされ、ねじが両基部に差し通され、両ブラケッ
トの仮の結合がなされる。次いで、ねじが車床に差し込
まれ、シートとインナベルトが同時に車床に固定される
ことになる。

従って、従来のごときインナベルトを車床に固定した後
、その上からシートを被せるようにしてインナベルトを
シートの切欠部に差し込むという面倒な操作を解消する
ことができる。また、ねじ等の部品点数の低減化を図り
うる。

実施例 第１図ないし第３図に基づいて本発明の一実施例を説明
する。

これらの図において符号ｌは車両のベンチタイプシート
のシートクッションであり、符号２はシートパックであ
る。

シートクッションｌは、その底部に位置するフレーム３
と車床４とを連結するブラケット５によって、車床４上
に支持されている。なお、シートクッション１の前部を
支える部材は図示を省略している。

また、シートクッション１およびシートバック２には両
者の境界部にて相互に連通ずる切欠部６．７がそれぞれ
設けられ、この切欠部６゜７にはインナベルトであるバ
ックルアッセンブリ８が差し通されている。

バックルアッセンブリ８もそれ専用のブラケット９を介
して車床４に連結されている。バックルアッセンブリ８
は従来と同様な構成であり、バックルｌＯと、支持金具
１１と、これらを連結するベルト１２と、ベルト１２お
よびバックル１０を支持金具ｌｌ上に起立させるベルト
挿通用筒体１３とからなっている。

バックルアッセンブリ８は、その支持金具１１とブラケ
ット９との接合部に挿入されるビン１４を介してブラケ
ット９に対し枢支されている。

このため、バックルアッセンブリ８は第２図で示される
ように、シートバック２の切欠部７に収まった鎖線位置
とシートクッション１の切欠部６の方に突出した実線位
置との間を回動し、その間の任意位置で停止することに
なる。鎖線位置はシートベルトの非使用時に該当し、実
線位置は使用時に該当する。

なお、バックルアッセンブリ８と対になるアウタベルト
１５は第３図で示されるようにパックルア１センブリ８
と所定距離だけ離れた箇所の車床４に固定されている。

符号１６はインナバックル１０と係合するタングプレー
トである。

」−記ベンチタイプシートを支えるブラケット５および
インナベルトを支えるブラケット９のそれぞれの基部１
７．１８は車床４と平行に屈曲しており、互いに重なり
合って車床４に宛がわれ、ポルト１９、ナツト２０によ
って車床４に共締めされている。なお、符号２１は共締
めされた箇所の補強を行なうリインホースメントである
。

このような共締め構造を得るには、バックルアッセンブ
リ８をシートクッションｌの下からその切欠部６に差し
込み、シートクッション１のブラケット５の基部１７を
車床４上に設置すると同時にバックルアッセンブリ８の
ブラケット９の基部１８を上記基部１７のにに重ね、ポ
ルト１９を両県部１７．１８の孔中に差し込み、ナツト
２０で締め付ければ良いものである。

なお、前記バックルアッセンブリ８の支持金具１１とブ
ラケット９とを一体化し、ビン１４を省略するようにし
てもよいものである。

発明の効果 本発明は以上のような構成からなるので、インナベルト
とシートとを同時に同箇所にて車床に固定することがで
きる。従って従来別々に要していたねじ等の取付具を共
用し、部品点数の低減化を図って車両の軽量化を図り得
るものであり、取付操作も従来のごとき起立するインチ
ベルトの」二からシートを被せるごとくして行なわずと
も良く簡易迅速化されることになる。

マタ、バックルアッセンブリに掛る荷重はシートではな
く、車床に掛ることになるのでシートベルトの強度の向
」−も図りうるものである。

【図面の簡単な説明】

図は本発明に係るベンチタイプシートのインナベルトの
固定構造の一実施例を示し、第１図は第２図のＩ−Ｉ線
断面図、第２図は第３図のＩＩ　−ＩＩ線断面図、第３
図はベンチタイプシートの部分切欠斜視図である。 １：シートクッション、４：車床、５ニブラケツト、６
：切欠部、８：バックルアッセンブリ、９ニブラケツト
、１７　、１８　：基部、１９：ポルト、２０：ナツト
。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. ベンチタイプシートのインナベルトがブラケットを介し
   て車床に連結固定されたものにおいて、上記ベンチタイ
   プシートにブラケットを設置し、そのブラケットの基部
   に上記インナベルト側のブラケットの基部が重ね合わさ
   れた状態で車床に宛がわれ、ねじで該車床に共締めされ
   ていることを特徴とするベンチタイプシートのインナベ
   ルトの固定構造。