JPH01156157A - 車両用シートの下部構造 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 Ａ、産業上の利用分野 本発明は、シートクツションを保持するクッションフレ
ームが車両前後に傾動可能な車両のシートベルトアンカ
の取付構造に関する。

Ｂ、従来の技術 従来のシートベルトアンカの取付構造としては、例えば
実開昭６２−９７０６７号公報に開示されている第４図
に示すものが知られている。第４図において、車両前後
に係合レール１ａが延設された補強部材１がロアレール
２から側方に突設されている。アッパレール３には支持
部材４を介してアンカーブラケット５が固着され、その
下端の係合部５ａが係合レール１ａと係合されている。

図示しないシートベルトからベルトアンカー６を介して
アンカーブラケット５に入力する荷重の一部が係合部５
ａを介して係合レール１ａで支持される。アッパレール
３が車両前後に移動すると、すなわちシートがスライド
するとアンカーブラケット５も一体にスライドするから
、アンカーブラケット５の係合部５ａは係合レール１ａ
と係合したまま摺動し、シート位置に拘らずシートベル
トからの入力の一部が補強部材１で支持される。

Ｃ１発明が解決しようとする問題点 しかしながら、この従来構造にあっては、シートのスラ
イド長だけ補強部材１を車両前後に延設する必要があり
、重量増およびコスト増の間開がある。

本発明の目的は、補強部材を不要としたシートベルトア
ンカの取付構造を提供することにある。

Ｄ１問題点を解決するための手段 一実施例を示す第１図により説明すると、本発明は、ク
ッションフレーム２１がクッションフレーム取付部材１
６を介してアッパレール１４に取付けられるシートベル
トアンカの取付構造に適用され、上述の問題点は、ベル
トアンカ３０をクッションフレーム取付部材１６に取付
けることにより解決される。

Ｅ９作用 シートベルトに働く力がベルトアンカ３０とクッション
フレーム取付部材１６を介してアッパレール１４とクッ
ションフレーム２１とに分散され、クッションフレーム
２１が補強部材としての役割を果すので、専用の補強部
材が不要となる。

Ｆ、実施例 第１図〜第３図により本発明の一実施例に係るシートベ
ルトアンカの取付構造を説明する。

第１図は第２図のＩ−Ｉ線断面図、第２図は第３図の矢
印■側から見た側面図、第３図はアンカーブラケット部
を特に示す斜視図である。第２図に示すとおり、フロア
パネル１１には基台１２を介してロアレール１３が車両
前後に延設され、ロアレール１３上をスライド可能にア
ッパレール１４がロアレール１３に取付けられている。

アッパレール１４の車両前後部にはクッションフレーム
取付部材１５．１６がボルト１７．１８により螺着され
るが、車両後側のクッションフレーム取付部材１６には
第１図に示すとおりアンカーブラケット１９が共線めさ
れている。アンカーブラケット１９には図示しないイン
ナベルトが掛止されるベルトアンカ３０がポルト３１に
より螺着される。したがって、ベルトアンカ３０がクッ
ションフレーム取付部材１６に取付けられることになる
。

また、後側クッションフレーム取付部材１６の上端部に
はピン２０によりクッションフレーム２１が枢着される
。

前側クッションフレーム取付部材１５の上端部には、第
２図に示すように、ピン２２によりリンク２３が枢着さ
れる。リンク２３の一端にはピン２４によりクッション
フレーム２１が連結され、他端にはピン２５により扇形
歯車２６が連結される。この扇形歯車２６は小歯車２７
と噛合され、支点２８を中心に揺動する。これによりリ
ンク２３が揺動し、クッションフレーム２１が後側クッ
ションフレーム取付部材１６の枢着ピン２０を中心に車
両前後に傾動する。なお、第３図に示す握り２９は、小
歯車２７と連結されシート傾動時に操作される。

このようなシートベルトアンカの取付構造において、シ
ートベルトの入力がベルトアンカ３０を介してアンカー
ブラケット１９に加わる。この入力はアッパレール１４
に加わると同時にクッションフレーム取付部材１６を介
してクッションフレーム２１にも加わり、入力が分散さ
れる。第３図かられかるように、クッションフレーム２
１は矩形枠状に形成され剛性が高い構造とされているか
ら、このクッションフレーム２１が従来の補強部材と同
様な役割を果たすことになり、専用の補強部材を省略し
てもシートベルト入力に十分に耐え得る高い剛性を有す
るシートベルトアンカの取付構造が提供できる。この結
果、専用補強部材を有する従来構造に比べて重量減、コ
スト減を図ることができる。

なお、クッションフレーム取付部材１６とアッパレール
１４との間にアンカーブラケット１９を挟持し、このア
ンカーブラケット１９を介してベルトアンカ３０をクッ
ションフレーム取付部材１６に取付けたが、クツション
フレ−ム取付部材１６に一体にアンカーブラケット１９
を形成したり、別体のアンカーブラケット１９をクッシ
ョンフレーム取付部材１６に固着して一体化し、このア
ンカーブラケット１９を介してベルトアンカ３０をクッ
ションフレーム取付部材１６に取付けてもよい。また、
アンカーブラケット１９を設けずベルトアンカ３０をク
ッションフレーム取付部材１６に直接取付けてもよい。

Ｇ０発明の効果 本発明によれば、シートベルトからアンカーブラケット
に入力する荷重をアッパレールだけでなく剛性の高いク
ッションフレームにも分担させるようにしたので、専用
の補強部材を省略でき、重量の低減とコスト低減に寄与
する。

【図面の簡単な説明】

第１図〜第３図は本発明に係るシートベルトアンカの取
付構造を説明するもので、第１図が第２図のＩ−Ｉ線断
面図、第２図が第３図の矢印■方向から見た側面図、第
３図がベルトアンカ部を示す傾斜図である。 第４図は従来例を説明する断面図である。 １３：ロアレール　　１４ニアツバレール１６：クツシ
ヨンフレーム取付部材 １９：アンカーブラケット ２１：クッションフレーム ３０：ベルトアン力

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. クッションフレームがクッションフレーム取付部材を介
   してアッパレールに取付けられるシートベルトアンカの
   取付構造において、ベルトアンカが前記クッションフレ
   ーム取付部材に取付けられることを特徴とするシートベ
   ルトアンカの取付構造。