JPS63196478A - エレベ−タの群管理制御装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、エレベータの群管理制御に係り、特に、分割
急行運転装置の改良に関する。

〔従来の技術〕

複数台のエレベータを並列運転する場合はエレベータの
利用客の状況（需要状況）に応じて運転パターンを変更
し、輸送能力の向上を図っている。

そして、エレベータに対する需要状況が大きくなる出退
勤時には、サービス階床を複数階床から構成される複数
のサービスゾーンに分け、エレベータを各サービスゾー
ンに急行運転させる方式（以下分割急行運転と略称する
）が考えられている。

この場合、エレベータの停止回数は少なくなるからエレ
ベータの一周期時間も短縮し、運転能率の向上、輸送力
の強化が期待できる。しかし、従来から提案されていた
分割急行運転は各サービスゾーンに運行するエレベータ
群を固定しているた応、各ゾーンの需要状態が著しく異
なる場合には特定のサービスゾーンは待時間が短縮され
、サービスが良好となるが他のサービスゾーンに対する
サービスは極端に悪化する。そのため、この問題点を解
決するために、特開昭４７−１９５４２号及び特開昭４
７−２６８５８号公報に記載されたエレベータの群管理
制御装置が提案されていた。

〔発明が解決しようとする問題点〕

ところで、従来技術では、各サービス・ゾーンの交通需
要状況を検出して、この検出結果に基づいて各サービス
・ゾーンに対するサービスが均一となるように、エレベ
ータの運転モードを変更するようにしであるため、どち
らか一方のサービス・ゾーンを受は持っているエレベー
タが何らかの原因で全台停止した場合には、そのサービ
ス・ゾーンに対してはサービスできなくなるという欠点
があった。

本発明の目的は、一方のサービス・ゾーンがサービス不
能となった場合にも、全階床のサービスが行なえ、しか
も、運転能率の向上及び輸送力を強化するための分割急
行運転を行なうことのできるエレベータの群管理制御装
置を提供することにある。

〔問題点を解決するための手段〕

この発明による群管理制御装置エレベータには、複数階
床から構成される複数のサービス・ゾーンが設けられて
いて、これらサービス・ゾーンに対してそれぞれ運転す
るエレベータを割当てる手段を具備している。また、割
当て手段によって割当てられたエレベータが各サービス
ゾーンに対して非サービス状態となっていることを検知
する手段が具備されている。一方、割当て手段には、検
知手段の出力に応じてサービスゾーンを分割している分
割階を変更する手段が設けられている。また、この割当
て手段には、検知手段の出力に応じて各サービス・ゾー
ンに対してそれぞれ運転するエレベータの割当て台数を
変更する手段が設けられている。

〔作用〕

割当て手段の第一の働きは、検知手段の出力に応じて各
サービス・ゾーンでサービス可能な運転台数を比較し、
その差が１であるときには先づ、各サービス・ゾーンに
おける運転能率及び輸送力が均一となるようにサービス
台数の少ない方のサービス・ゾーンの停止階床数を少な
くし、一方、サービス台数の多い方のサービス・ゾーン
の停止階床数が多くなるような分割位置の変更を行ない
、その第二の働きは、各サービス可能な運転台数の差が
２以上の場合、各サービス・ゾーンの階床数に極端な開
きが生じないようにするため、サービスする台数が少な
くなったサービス・ゾーンに対してそのサービス・ゾー
ンでサービスできるように、サービス台数の多いサービ
ス・ゾーンのエレベータの運転モードを変更する。従っ
て、この方式によれば、どちらか一方のサービス・ゾー
ンのエレベータ全台数が何らかの原因によって運転不能
となった場合にも、全階床のサービスが行なえると共に
、運転能率の向上と輸送力を強化できる分割急行運転の
行なえるエレベータの群管理制御装置を提供できるよう
になった。

〔実施例〕

以下、本発明の一実施例を第１図、第２図により説明す
る。エレベータの群管理制御装置はホール呼びと各号機
の運行状況、サービス台数を入力し、エレベータの利用
状況を把握する。この収集されたデータを基に、交通需
要学習演算部で過去の時間帯の内容を加味し、交通需要
データを作成する。これにより得られる行先別交通需要
と時刻情報とを交通需要分割部に入力して、ビル内交通
量を出動、昼食前後、平常、混雑、退勤、閑散などのエ
レベータ群管理運転制御に影響を及ぼす特徴を持つ交通
需要に分割する。これを基に、運転プログラム生成部で
、ある特徴を持つ交通需要に最適な運転プログラムを作
り、運転制御部へ入力する。この運転制御部は、呼びの
割当て、エレベータの分割急行運転などのエレベータの
群管理制御を直接的に指令し制御する。他に、号機から
送られてくるエレベータの位置、方向等のエレベータの
情報、ホール呼び、エレベータの管理台数等の人がある
。この群管理制御装置で分割急行運転を行なっている時
は、高層サービス・ゾーン、低層サービス・ゾーンの各
々のサービス可能なエレベータの台数を検知している。

各ゾーンのサービス台数が変化し、サービスが不均衡に
なった場合も検知し、輸送力が均一となるように、各サ
ービスゾーンの停止階床数、または、サービス可能なエ
レベータ台数を変更する。

次に、本発明のソフトウェアの一実施例を第１図を用い
て説明する。エレベータの群管理制御で分割急行運転を
行なっている場合、各サービス・ゾーンでサービス可能
な運転台数を比較し、その差が１であるときは各サービ
ス・ゾーンにおける運転能率及び輸送能力が均一となる
ようにサービス台数の少ない方のサービス・ゾーンの停
止階床数を少なくし、一方、サービス台数の多い方のサ
ービス・ゾーンの停止階床数が多くなるように分割位置
の変更を行なう、（図中（Ａ））次に、各サービス・ゾ
ーンでサービス可能な運転台数を比較し、その差が２以
上となった場合、各サービス・ゾーンの階床数に極端な
開きが生じないようにするため、サービスする台数が少
なくなったサービス・ゾーンに対して、そのサービス・
ゾーンでサービスできるようにサービス台数の多いサー
ビス・ゾーンのエレベータの運転モードを変更する。図
中（Ｂ）これにより、どちらか一方のサービス・ゾーン
のエレベータの全台数が何らかの原因で運転不能になっ
ても、全階床のサービスが行なえると共に、運転能率を
向上し、輸送力を強化できる分割急行運転の行なえるエ
レベータの群管理制御装置をこのソフトウェアによって
提供できる。

〔発明の効果〕

本発明によれば、各サービス・ゾーンでサービス可能な
エレベータの台数を検知してその台数に応じて、分割階
床の変更、エレベータの運転モードを変更できるので、
各サービス・ゾーンのサービスは均一化される。

【図面の簡単な説明】

第１図は、本発明の一実施例のフローチャート、第２図
は、本発明のブロック図である。 （Ａ）・・・分割階変更部、ＣＢ）・・・エレベータ一
台数変更部。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １、複数のエレベータが複数のサービス階床に就役する
   ものにおいて、 複数階床から構成される複数のサービス・ゾーンが設け
   られ、前記サービス・ゾーンに対してそれぞれ運転する
   前記エレベータの割当て手段、前記割当て手段によつて
   割当てられた前記エレベータが、前記サービス・ゾーン
   に対して非サービス状態となつたことを検知する手段を
   備え、前記割当て手段が前記検知手段からの出力に応じ
   て前記サービス・ゾーンの分割階を変更する手段を備え
   たことを特徴とするエレベータの群管理制御装置。 ２、特許請求の範囲第１項において、 前記割当て手段は前記検知手段からの出力に応じて前記
   サービス・ゾーンに対してそれぞれ運転するエレベータ
   の割当て台数を変更する手段を備えたことを特徴とする
   エレーベータの群管理制御装置。