JPS6318542Y2 - - Google Patents

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JPS6318542Y2
JPS6318542Y2 JP12304783U JP12304783U JPS6318542Y2 JP S6318542 Y2 JPS6318542 Y2 JP S6318542Y2 JP 12304783 U JP12304783 U JP 12304783U JP 12304783 U JP12304783 U JP 12304783U JP S6318542 Y2 JPS6318542 Y2 JP S6318542Y2
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hood
engine
rod
engine hood
vehicle body
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JP12304783U
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JPS6030879U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 この考案は自動車のエンジンフード支持構造に
かかり、特に、車室と荷室との間にエンジンが配
置された自動車に適用して好適なエンジンフード
支持構造に関する。
一般的に、エンジンルームを覆うエンジンフー
ドを支持するエンジンフード支持構造は、エンジ
ンルーム内で基端が軸受けにより揺動自在に支持
されたフードロツドを備え、エンジンフード開時
に、前記フードロツドの自由端を該エンジンフー
ドの裏面に係止して開状態に維持し、かつ、エン
ジンフード閉時には前記フードロツドの自由端を
エンジンルーム内壁に係脱自在に係止させて、該
フードロツドを格納するようにされている。
上記のようなフードロツドは、例えば、フロン
トエンジンの自動車で後ヒンジのエンジンフード
を支持するフードロツドは、エンジンルーム前端
部に横方向に格納され、エンジンフード開時にこ
れを車体前面側から操作して持上げるものであ
り、また、前端側にヒンジのある前ヒンジのエン
ジンフードについては、サイドフエンダー側から
操作して持上げ、エンジンフードを支持するよう
に操作するものである。
しかしながら、例えば、第1図に示されるよう
な、車室2の後方に隣接してエンジンを配置し、
かつ、このエンジンの後方に荷室3のあるいわゆ
るリヤミツドシツプタイプの自動車10の場合
は、エンジンフード18を開閉する操作は車体の
横方向から行わなければならず、しかも、通常こ
のようなリヤミツドシツプタイプの自動車10で
は、エンジンルーム12前端上部に配置されたリ
ヤウインドシールドガラス4の車体幅方向両側端
から後方に略三角形状のいわゆるバツトレス形状
のリヤピラー5が設けられているために、エンジ
ンフード18を開閉操作できる、車体前後方向の
長さ範囲が限定されてしまい、このため、従来の
ようなフードロツドではその操作が困難であると
いう問題点が生じる。第1図の符号7はラゲージ
ドアを示す。
さらに、第1図に示されるように、エンジンフ
ード18閉時にその左右に並列するエンジンフー
ドサイドパネル30が設けられている場合は、な
お一層エンジンフード18の開閉操作が困難とな
る。
この考案は上記問題点に鑑みてなされたもので
あつて、エンジンフードを開閉操作できる車体前
後方向の長さ範囲が限定される自動車であつて
も、エンジンフードの開閉およびフードーロツド
の操作を容易にできるようにした自動車のエンジ
ンフード支持構造を提供することを目的とする。
この考案は、エンジンルーム内で基端が軸受け
により揺動自在に支持されたフードロツドを備
え、エンジンフード開時に、前記フードロツドの
自由端を該エンジンフードの裏面に係止して開状
態に維持し、かつ、エンジンフード閉時には前記
フードロツドの自由端をエンジンルーム内壁に係
脱自在に係止させて、該フードロツドを格納する
ようにされた自動車のエンジンフード支持構造に
おいて、前記フードロツドの基端を支持する軸受
けを前記エンジンルームの、車体幅方向一方の側
部近傍位置で、かつ、車体前後方向の中間位置に
配置するとともに、前記フードロツドを、その自
由端が、格納時においては、前記エンジンルーム
の、車体幅方向中央よりも前記一方の側部位置
で、かつ、車体前後方向では前記エンジンフード
のヒンジと反対側の隔壁位置に到達し、また、該
エンジンフード開時には、このエンジンフードの
前記一方の側部側の側端部裏面位置に到達する長
さで、かつ、これらの2位置間で揺動自在に形成
し、該フードロツドの自由端に、フードロツド格
納時には、前記隔壁側部材に係脱自在に係止する
クランプ部およびエンジンフード開時に該エンジ
ンフード裏面に係脱自在に係止する係合部を備え
たクランプ部材を取付け、これにより、限られた
車体側方の位置からも容易にフードロツドを揺動
操作できるようにし、上記目的を達成するもので
ある。
またこの考案は、前記クランプ部材のクランプ
部が係止される前記隔壁側部材を、ピンとし、か
つ、前記クランプ部を、該ピンを弾力的に挾持す
る略C字形状断面とし、これによつて、フードロ
ツドの自由端のエンジンルーム隔壁側への係脱を
容易として上記目的を達成するものである。
また、この考案は、前記クランプ部と前記係合
部を、前記フードロツドの中心軸線に対して、相
互に反対側に形成配置し、これによつて、フード
ロツド先端のクランプ部の前記エンジンルーム隔
壁およびエンジンフードへの係脱を容易として、
上記目的を達成するものである。
以下本考案の実施例を図面を参照して説明す
る。
この実施例は、自動車10(全体図示省略)に
おけるエンジンルーム12内で基端14Aが軸受
け16により揺動自在に支持されたフードロツド
14を備え、エンジンフード18開時に、前記フ
ードロツド14の自由端14Bを該エンジンフー
ド18の裏面に係止して開状態に維持し、かつ、
エンジンフード18閉時には前記フードロツド1
4の自由端14Bをエンジンルーム12内壁に係
脱自在に係止させて、該フードロツド14を格納
するようにされた自動車のエンジンフード支持構
造において、前記フードロツド14の基端14A
を支持する軸受け16を前記エンジンルーム12
の、車体幅方向一方の側部近傍位置で、かつ、車
体前後方向の中間位置であるスプリングサポート
20の前側に配置するとともに、前記フードロツ
ド14をその自由端14Bが、格納時においては
前記エンジンルーム12の車体幅方向中央よりも
前記スプリングサポート20側位置で、かつ、車
体前後方向では前記エンジンフード18のヒンジ
22と反対側の隔壁を構成するエンジンフードロ
ツクリテーナ24位置に到達し、また、該エンジ
ンフード18開時にはこのエンジンフード18の
前記スプリングサポート20側の側端部裏面の係
合孔18A位置に到達する長さで、かつ、これら
2位置間で揺動自在に形成し、該フードロツド1
4の自由端14Bに、フードロツド14格納時に
は、前記エンジンフードロツクリテーナ24側の
係止部材であるピン26に係脱自在に係止するク
ランプ部28Aおよびエンジンフード18開時に
該エンジンフード18裏面の係合孔18Aに係脱
自在に係止する係合部28Bを備えたクランプ部
材28を取付けたものである。
即ち、前記フードロツド14は軸受け16を中
心として、該軸受け16が頂点であつて、前記ピ
ン26およびエンジンフード18のクランプ部材
係合孔18Aを通る面を底面とする円錐形の軌跡
を描くように、格納状態からエンジンフード18
係合状態の間で揺動するようにしたものである。
前記クランプ部材28はフードロツド14の自
由端14Bのローレツト部27に嵌合された合成
樹脂部材とされ、前記クランプ部28Aは断面C
字形状であつてそのC字の中央隙間部分がフード
ロツド14先端の揺動方向に配置され、前記エン
ジンフードロツクリテーナ24側からエンジンル
ーム12内に突出するピン26に弾力的に係脱さ
れるようになつている。
また前記係合部28Bは、フードロツド14の
自由端14Bにおける中心軸に対してクランプ部
28Aと180゜反対側に形成され、フードロツド1
4が軸受け16を中心として円錐形の軌跡を描い
て揺動かつ回転した時、該係合部28Bがエンジ
ンフード18裏面に形成されたクランプ部材係合
孔18Aに係合し、かつ、これを支持できるよう
に爪部28Cおよび皿部28Dを備えている。
前記軸受け16はスプリングサポート20に溶
着されたブラケツト16Aおよびこのブラケツト
16Aに嵌込まれたグロメツト16Bとから構成
され、かつ、エンジンフード18閉時にその車体
幅方向左右両側に並列してエンジンルーム12の
左右側端部を覆うようにされたエンジンフードサ
イドパネル30の車体幅方向内側端部の位置に配
置されている。
この実施例においては、フードロツド14が、
エンジンルームの車体幅方向の側端部近傍位置に
配置された軸受け16を中心として該軸受け16
が頂点となる円錐形状の揺動軌跡をもつて格納位
置およびエンジンフード18支持位置との間で操
作されるので、エンジンルーム12が車室2と荷
室3の間に配置されるいわゆるリヤミツドシツプ
タイプの自動車10においても、車体側方の限ら
れた車体前後方向位置からも容易に開閉操作する
ことができる。
また、特にこの実施例では、フードロツド14
の自由端14Bにクランプ部18Aおよび係合部
28Bを一体的に備えたクランプ部材28が取付
けられ、これを単にピン26に弾力的に係脱する
ことによつてフードロツド14を格納位置に着脱
できるので、大きな操作力を必要とせずに容易に
操作することができる。
特に、第1図に示されるような、エンジンフー
ドサイドパネル30を備えた自動車10において
は、車体側方からのエンジンフード18開閉操作
が困難であるが、この実施例では、上記のよう
に、フードロツド14の係脱が容易であるととも
に、該フードロツド14の揺動軌跡が車体側方か
ら操作し易くなつているので、エンジンフードサ
イドパネル30があつても、何等支承はない。
更に、この実施例では、エンジンフードロツク
リテーナ24側のピン26の中心軸がフードロツ
ド14の自由端14Bと平行に配置されているの
で、エンジンフードロツクリテーナ24とボデイ
側との取付け位置のばらつき、或いは軸受け16
の相対的取付け位置のばらつき、フードロツド1
4の長さのばらつき等を容易に吸収して、確実に
フードロツド14の自由端14Bをピン26に係
合させることができる。
また、前記クランプ部材28におけるクランプ
部28Aおよび係合部28Bはフードロツド14
の自由端14Bの中心軸に対して相互に180゜反対
側の位置に配置されているので、フードロツド1
4の自由端14Bがピン26とクランプ部材係合
孔18A間を揺動した時に、これらに容易に係脱
させることができる。
なお上記実施例は、いわゆるリヤミツドシツプ
タイプの自動車10についてのものであるが、本
考案はこれに限定されるものでなく、エンジンを
フロント側に搭載した自動車についても適用され
るものである。
また、上記実施例は、エンジンフード18閉時
にその左右外側に並列するエンジンフードサイド
パネル30を備えたものであるが、本考案はエン
ジンフードサイドパネルを備えていない自動車に
ついても適用されるものである。
この場合、フードロツド14の基端14Aは、
エンジンルームの車体幅方向一方の端部に接近し
て配置するとよい。
本考案は上記のように構成したので、エンジン
フードの開閉操作位置が車体前後方向および左右
方向に限られた場合であつても、エンジンフード
を支持するフードロツドの操作を容易にすること
ができるという優れた効果を有する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案を適用すべき自動車の後部を示
す斜視図、第2図は本考案にかかる自動車のエン
ジンフード支持構造の実施例を示す斜視図、第3
図は第2図の−線視図、第4図は同実施例に
おけるクランプ部材およびその近傍部分を拡大し
て示す断面図、第5図は第4図の−線に沿う
断面図である。 10……自動車、12……エンジンルーム、1
4……フードロツド、14A……基端、14B…
…自由端、16……軸受け、18……エンジンフ
ード、18A……クランプ部材係合孔、24……
エンジンフードロツクリテーナ、26……ピン、
28……クランプ部材、28A……クランプ部、
28B……係合部、30……エンジンフードサイ
ドパネル。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) エンジンルーム内で基端が軸受けにより揺動
    自在に支持されたフードロツドを備え、エンジ
    ンフード開時に、前記フードロツドの自由端を
    該エンジンフードの裏面に係止して開状態に維
    持し、かつ、エンジンフード閉時には前記フー
    ドロツドの自由端をエンジンルーム内壁に係脱
    自在に係止させて、該フードロツドを格納する
    ようにされた自動車のエンジンフード支持構造
    において、前記フードロツドの基端を支持する
    軸受けを前記エンジンルームの、車体幅方向一
    方の側部近傍位置で、かつ、車体前後方向の中
    間位置に配置するとともに、前記フードロツド
    を、その自由端が、格納時においては、前記エ
    ンジンルームの、車体幅方向中央よりも前記一
    方の側部位置で、かつ、車体前後方向では前記
    エンジンフードのヒンジと反対側の隔壁位置に
    到達し、また、該エンジンフード開時には、こ
    のエンジンフードの前記一方の側部側の側端部
    裏面位置に到達する長さで、かつ、これら2位
    置間で揺動自在に形成し、該フードロツドの自
    由端に、フードロツド格納時には、前記隔壁側
    部材に係脱自在に係止するクランプ部およびエ
    ンジンフード開時に該エンジンフード裏面に係
    脱自在に係止する係合部を備えたクランプ部材
    を取付けたことを特徴とする自動車のエンジン
    フード支持構造。 (2) 前記クランプ部材のクランプ部が係止される
    前記隔壁側部材は、ピンとされ、かつ、前記ク
    ランプ部は、該ピンを弾力的に挾持する略C字
    形状断面を有することを特徴とする実用新案登
    録請求の範囲第1項記載の自動車のエンジンフ
    ード支持構造。 (3) 前記クランプ部と係合部は、前記フードロツ
    ドの中心軸線に対して、相互に反対側に形成配
    置されたことを特徴とする実用新案登録請求の
    範囲第1項または第2項記載の自動車のエンジ
    ンフード支持構造。
JP12304783U 1983-08-08 1983-08-08 自動車のエンジンフ−ド支持構造 Granted JPS6030879U (ja)

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP12304783U JPS6030879U (ja) 1983-08-08 1983-08-08 自動車のエンジンフ−ド支持構造

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JP12304783U JPS6030879U (ja) 1983-08-08 1983-08-08 自動車のエンジンフ−ド支持構造

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Publication Number Publication Date
JPS6030879U JPS6030879U (ja) 1985-03-02
JPS6318542Y2 true JPS6318542Y2 (ja) 1988-05-25

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ID=30281025

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP12304783U Granted JPS6030879U (ja) 1983-08-08 1983-08-08 自動車のエンジンフ−ド支持構造

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