JPS63180727A - 粘性流体継手 - Google Patents

粘性流体継手

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JPS63180727A
JPS63180727A JP1385887A JP1385887A JPS63180727A JP S63180727 A JPS63180727 A JP S63180727A JP 1385887 A JP1385887 A JP 1385887A JP 1385887 A JP1385887 A JP 1385887A JP S63180727 A JPS63180727 A JP S63180727A
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JP
Japan
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viscous fluid
storage chamber
rotor
chamber
outer periphery
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JP1385887A
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English (en)
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JP2629688B2 (ja
Inventor
Takatsugu Nakamura
中村 隆次
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Aisin Corp
Original Assignee
Aisin Seiki Co Ltd
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Publication date
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  • Details And Applications Of Rotary Liquid Pumps (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [発明の目的〕 (産業上の利用分野) 本発明はエンジン冷却用ファンの制御等に利用できる粘
性流体継手に関するものである。
(従来の技術) 従来も粘性流体継手は種々提案されているが、その1例
を第4図について説明すると、■はロータでシャフト2
(入力軸)に固定されており、ケース3、又はケース3
及びカバー4(出力軸)との間に作動室5a又は5bを
形成し、その中に粘性流体を満たすことで入力側より出
力側へトルクを伝達する。6は貯蔵室、7は温度感応部
材で、ロッド8を介してバルブ9に連設されており、温
度感応部材7の感知する温度によりロッド8を介してバ
ルブ9を開閉し、作動室5及び貯蔵室6間の粘性流体を
制御することにより、入力側からの出力側へのトルク伝
達を制御する。
(発明が解決しようとする問題点) しかし、前記従来のものは、停止時に粘性流体は重力に
より継手内下方に第5図の斜線で示す如く溜まることに
なり、貯蔵室6はもとより作動室5も粘性流体に満たさ
れる。そして再始動時に、作動室5に満たされた粘性流
体により入力側よりトルク伝達が行なわれ、作動室5よ
り貯蔵室6へ粘性流体が回収されるまでの時間、ファン
が高速で回転するという欠点があった。
この場合、雰囲気温度が十分高く、かつバルブ9が開い
ておれば問題はないが、雰囲気温度が低い場合はエンジ
ンの暖機性、ヒータ効き不良又は始動直後のファン騒音
等が発生するなどの問題があった。
本発明は前記従来の問題点を解決するために提案された
ものである。
〔発明の構成〕
(問題点を解決するための手段) このため本発明は、粘性流体継手において、貯蔵室の、
ロータに対し相対する位置に第2貯蔵室を設けると共に
、該第2貯蔵室と作動室を分割するよう前記ロータの第
2貯蔵室側に、外周にオリフィス孔を1個又は複数個形
成したプレートを設けてなるもので、これを問題点解決
のための手段とするものである。
(作用) 停止時粘性流体は、重力により粘性流体継手的下方にお
いて貯蔵室、作動室及び第2貯蔵室内に蓄えられる。次
に作動開始すると、粘性流体は回転による遠心力によっ
て粘性流体継手内に円周状に広がり、作動室と第2貯蔵
室から貯蔵室内に回収される。この時プレートのオリフ
ィス孔の効果により、第2貯蔵室から回収される粘性流
体の流出量は抑えられ、また時間的な遅れを故意に発生
させることにより、第2貯蔵室から回収される粘性流体
は、トルク伝達を行なうことなく貯蔵室へ回収される。
この場合は第2貯蔵室の容量だけ、停止時の粘性流体の
液面高さは従来に比べ遥かに低くなっており、これによ
り再始動時のつれ回り現象を解消できる。
(実施例) 以下本発明を図面の実施例について説明すると、第1図
は本発明の実施例を示す。第1図においてロータ1はシ
ャフト2(入力軸)に係止されており、その外周には回
転方向に応じ歯切りが形成されている。またケース3は
ベアリング10を介してシャフト2に回転自在に支持さ
れており、かつカバー4(出力軸)にネジ12により固
定されている。更にケース3はディバイダブレート16
との間に第2貯蔵室6′を形成している。
一方ローク1はディバイダブレート11とディバイダブ
レート16の間に収納され、カバー4にネジ13により
係止されている。ディバイダブレート11との間にラビ
リンスによる作動室5′を形成している。バルブ9はロ
ッド8を介して温度感応部材に係止されており、該部材
7の温度に対する動きにより、ディバイダブレート11
のオイル通路孔14を開閉する。この作用により封入さ
れているシリコンオイル(粘性流体)の流入量を貯蔵室
6と作動室5′の間で制御し、入力側のシャフト2から
出力側のカバー4に対する伝達トルクを制御する。
次に作用を説明すると、停止時シリコンオイルは、重力
に従い粘性流体継手的下方において第2図の斜線で示す
如く貯蔵室6、作動室5′及び第2貯蔵室6′内に蓄え
られる。次に作動開始した時、シリコンオイルは回転の
遠心力により粘性流体継手内に円周状に広がり、作動室
5′と第2貯蔵室6′から貯蔵室6へ回収される。この
時ディバイダブレート16のオリフィス孔17の効果に
より、第2貯蔵室6′から回収されるシリコンオイルの
流出量は抑えられ、また時間的な遅れを故意に発生させ
ることで、第2貯蔵室6′から回収されるシリコンオイ
ルは、トルク伝達を行うことなく貯蔵室6へ回収される
。この場合は第2貯蔵室6′の容量だけ停止時のシリコ
ンオイル液面高さh′が低くなっており、以上2つの作
用により粘性流体継手の再始動時のつれ回り現象を解消
することができる。
なお、ロータ1に設けられた圧抜き孔15、ディバイダ
ブレート16に設けられた圧抜き孔18は、再始動時の
第2貯蔵室6′からのシリコンオイルの回収をより円滑
にするためのもので、重要である。またこの圧抜き孔の
位置関係は、粘性流体継手が回転中のシリコンオイルの
液面より内周、つまりシリコンオイルに浸されない位置
に圧抜き孔15がある場合、圧抜き孔18の位置は停止
時のシリコンオイルの液面高さh′より低い位置、つま
りシリコンオイルに浸される位置が望ましい。また圧抜
き孔15が回転中のシリコンオイルの液面より外周、つ
まりシリコンオイルに浸される位置にある場合、圧抜き
孔18の位置は圧抜き孔15より内周側、つまり回転中
シリコンオイルが圧抜き孔15より圧抜き孔18に流入
しない位置が望ましい。
次に作動が開始し、温度感応部材7の温度感応によるバ
ルブ9の開閉の制御が行なわれ、バルブ9が開、つまり
粘性流体継手がONの状態になった場合、シリコンオイ
ルは貯蔵室6から作動室5′へ流入してトルク伝達を行
う。しかしこの時作動室5′から第2貯蔵室6′へシリ
コンオイルは流入しない。これはロータ1とカバー4の
間の相対回転と、ロータ外周に回転方向に応じて形成さ
れた歯切りによるポンプ作用及び遠心力により作動室5
′と第2貯蔵室6′はロータ1の外周にてシールされて
いるからである。従ってシリコンオイル量は粘性流体継
手の作動に必要最少限の封入量で作動させることができ
る。また、第2貯蔵室6′の外周壁面は、ロータ1に対
し広がる方向に角度をもたせれば効果が上ることはいう
までもない。
〔発明の効果〕
以上詳細に説明した如く本発明は構成されているので、
停止時には粘性流体は従来のように貯蔵室と作動室にも
溜るが、第2貯蔵室にも溜る。従って停止時の液面高さ
h′を第2貯蔵室に溜っただけ低くすることができる。
またプレートを設けたので、再始動直後の粘性流体の第
2貯蔵室から貯蔵室への回収時に、その外周に形成され
ているオリフィス孔により粘性流体の流出量を制御する
と共に、時間的に回収遅れを発生させることにより、ロ
ータの外周に発生するトルク伝達を抑えることができる
一方作動時には、粘性流体はロータの外周に設けられた
歯切りによるポンプ作用により、貯蔵室からプレートの
オリフィス孔を介して排出され、また作動中に逆流する
のを防止し、作動に必要な粘性流体の量で作動すること
が可能となる。
第3図は本発明Aと、従来品B(第5図)、従来品C(
タンクの無い場合)の低温時始動特性線図である。第3
図においてNPは入力回転数、Nfはファン回転数(出
力回転数)を示す。第3図から分るようにA、B、Cと
も経過時間と共に回転数は小さくなり、この回転数では
騒音は発生しないが、始動直後では、B、Cは極めて回
転数が大きく騒音が発生する。本発明Aの場合は、始動
直後でも回転数は従来に比べて小さく、騒音は殆ど問題
にはならない。
以上の如く本発明によると、プレートを設けて積極的に
粘性流体を制御することにより、封入する粘性流体の量
、第2貯蔵室の容量等の管理に余裕が生じ、設計的な自
由度、寸法的な自由度を持つことができ、より安価でコ
ンパクトな粘性流体継手を得ることができ、車両搭載等
の周辺部材への影響も小さく抑えることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の実施例を示す粘性流体継手の側断面図
、第2図は第1図の継手における停止時の液面高さを示
す説明図、第3図は本発明と従来における低温時始動特
性線図、第4図は従来の粘性流体継手の1例を示す側断
面図、第5図は第4図における停止時の液面高さを示す
説明図である。 図の主要部分の説明 1−ロータ    2−シャフト(入力軸)3−ケース
    4−カバー(出力軸)5′−作動室    6
−貯蔵室 6′−第2貯蔵室  7一温度感応部材8−ロッド  
  9−バルブ

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 粘性流体継手において、貯蔵室の、ロータに対し相対す
    る位置に第2貯蔵室を設けると共に、該第2貯蔵室と作
    動室を分割するよう前記ロータの第2貯蔵室側に、外周
    にオリフィス孔を1個又は複数個形成したプレートを設
    けたことを特徴とする粘性流体継手。
JP62013858A 1987-01-23 1987-01-23 粘性流体継手 Expired - Fee Related JP2629688B2 (ja)

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Cited By (2)

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE4032029A1 (de) * 1989-10-11 1991-04-18 Aisin Seiki Viskokupplung
DE19713412A1 (de) * 1996-03-29 1997-11-06 Aisin Seiki Viskokupplung

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JPS6048653A (ja) * 1983-08-29 1985-03-16 Nec Corp ハウラ−信号送出方式

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