JPS63180651A

JPS63180651A - シ−ト材把持装置

Info

Publication number: JPS63180651A
Application number: JP62009568A
Authority: JP
Inventors: Kenji Yoshinaga; 憲治吉永
Original assignee: Canon Inc
Current assignee: Canon Inc
Priority date: 1987-01-19
Filing date: 1987-01-19
Publication date: 1988-07-25
Anticipated expiration: 2011-12-18
Also published as: JP2565322B2

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】（産業上の利用分野）本発明は例えばカラー複写機に適用可能なシート材把持
装置に関し、特にシート材を移動するシート材担持体に
把持させるシート材把持装置に関する。

（従来の技術）例えば、カラー複写機における現像、転写工程などにお
いては、複数色の画像を重畳現像転写するために、無端
状に移動する記録材支持部材にシート材を把持して該シ
ート材上の所定位置に繰返し画像形成作業を行なうよう
なものが、従来から提案されている。

このような、シート状部材を移動する担持体に把持する
ようなものは、上記カラー複写機ばかりでなく、コンピ
ュータやファクシミリなどのプリンタ部にも適用される
ものである。そして、この種のシート状部材の把持手段
は、前述のカラー複写機によって例示すると、一般に回
転円筒状に形成された転写ドラムにグリッパを配設して
、これが所定の位置において開閉するように構成し、該
グリッパの開閉にタイミングを合せてシート状の転写材
を送給して転写ドラムにこれを把持させるように構成す
るのが普通である。

これをさらに具体的に述べると、カセットなどから供給
された転写材は搬送手段によって搬送され、停止中のレ
ジストローラの位置に至ってそのニップ部に当接して先
端部が停止し、後続する部分が搬送力を受けることによ
って進行方向が修正される。その後、前記レジストロー
ラは転写ドラムと近似する周速たる第２の速度で回転し
て転写材を搬送させ、その先端がこのときまでに開放状
態となって把持可能となっているグリッパ部位に達する
と、転写材に前記第２の速度の２倍程度の速度が付与さ
れて、その先端がグリップに進入する。しかる後、この
グリッパは閉じて転写材を把持するとともに、レジスト
ローラは再度第２の速度に戻って、転写材を撓みなく転
写ドラムに巻回することになる。

（発明が解決しようとする問題点）ところで、斯かる従来例において、転写材が一度レジス
トローラの位置に停止してから、転写ドラムに把持され
るまでに走行する距離は、例えば停止しているレジスト
ローラが駆動信号を受けて所定速度で回転するまでの立
上がり待間、転写材がレジストローラのニップ部直前の
位置から、該ローラの回転によってくわえ込まれるまで
の時間などによって、いうなれば転写材の材料、環境。

駆動各部の経年変化や摩耗などによって変動することが
免かれない。その結果、転写材とこれを担持する担持体
側のグリッパとの間に相対位置関係１時間関係にずれが
生じ、グリップミス、グリップ不良、グリップ時のシー
ト材のループ形成不良などの事態が発生し１画質の劣化
やジャムを招来するという問題点があった。

そこで、本発明は従来例の上記した問題点を解決するた
めになされたもので、その目的とするところは、シート
材担持体のグリッパと、これに把持されるシート材の送
給手段との関係の作動を、常時最良の状態に維持するこ
とのできるシート材把持装置を提供することにある。

（問題点を解決するための手段）上記の目的を達成するために、本発明にあっては、所定
位置で開閉してシート材を把持又は開放するグリップ手
段を有して移動するシート材１−特休と、前記グリップ
手段にシート材を送給する送給手段と、該送給手段のシ
ート材送給速度を前記シート材担持体の移動速度より速
い第１の速度と該第１の速度より遅い第２の速度に変速
するための変速駆動手段と、前記送給手段によって送給
されるシート材と前記シート材担持体のグリップ位置に
関する相対位置のずれを検出する検出手段と、該検出手
段の検出結果に基づいてシート材が前記グリップ手段に
当接した後の前記変速駆動手段による前記送給手段の変
速時刻を制御する制御手段とを備えたことにより構成さ
れている。

（作　　　用〕上記の構成を有する本発明においては、シート材の送給
手段によって送給されるシート材とシート材担持体のグ
リップ位置に関する相対位置のずれを検出手段で検出し
、この検出手段の検出結果によってシート材がグリップ
手段に当接した後の送給手段の変速時刻を制御手段によ
って制御することで、シート材担持体のグリップ手段と
、これに把持されるシート材の送給手段との関係作動を
常時最良の状態に維持しようとするものである。

（実　施　例）以下に本発明を図示の実施例に基づいて説明す−る。

第１図は、カラー複写機の転写ドラムなどにみられるよ
うな回転円筒状のシート材担持体を備えた画像形成装置
の要部側面図であって、矢印Ａ方向に回転するシート材
担持体１に対して、不図示のカセットなどから供給され
たシート材Ｐが搬送路２を通って図示左方に進行し、Ｌ
給手段としてのレジストローラ対３，３の位置で一度待
機状態となる。

一方、前記シート材担持体ｌには、搬送されるシート材
Ｐを把持する時点、゛およびこれをシート材担持体１か
ら分離するときのみ開放状態となり、その他の位置にお
いて１例えば、ばねの作用で閉状態に付勢しているグリ
ップ手段としてのグリッパ１ａを配設しである。尚、グ
リッツ＜ｌａの具体的な開閉手段は図示していないが、
例えば、シート材担持体１の適宜箇所にカムを固定配置
しておき、グリッパｌａと一体に設けたカムフォロアを
前記カムによって作動させることによって、グリッパ１
ａを開閉するような公知の技術を利用することができる
。図中、立の範囲がグリッパｌａの開放領域、即ちグリ
ップ可能域である。

前記レジストローラ対３，３は、公知のクラッチ機構に
より構成された変速駆動手段８によって、駆動源９から
の駆動力と、制御手段１０からの信号とに基づいて、シ
ート材Ｐにシート材担持体ｌの周速とほぼ等しい速度（
第２の速度）と、そのほぼ２倍の速度（第１の速度）若
しくは停止の夫々の態様をとり得るようになっている。

また、シート材Ｐの進行方向に対してレジストローラ３
，３の下流側に、シート材Ｐを案内する案内部材４．５
が配設されており、これら案内部材４．５には、各々開
口部４ａ、５ａを穿設してあり、これら開口部４ａ　、
５ａを介して発光素子としてのランプ６及び受光素子と
してのセンサー（検出手段）７を配設してあり、これに
よって、シート材Ｐの当該位置の通過時期を検知でき、
この位置は、シート材Ｐが前述の第１の速度で走行する
領域にあるものとする。

更に、センサー７の出力信号は、シート材Ｐの回転位置
と同期するパルスを発生するクロックパルス発生手段１
２の出力パルスとともに制御手段１０に印加される。一
方、駆動源９の回転を制御するためにロータリーエンコ
ーダ１１が接続してあり、その発生パルスはシート材Ｐ
の送出位置と同期するパルス信号を発生し、この信号も
前記制御手段ｌＯに印加される。そして、制御手段１０
は、ＣＰＩＪ、ＲＯＭ、ＲＡＭ、センサー７の出力を２
値化するコンパレータおよび各パルス発生部と接続され
るＩ１０ボートを具備し、前述容入力信号からのクロッ
クパルスを基準として駆動源９の回転速度が所定値にな
るように制御するとともに、変速駆動手段８の速度切替
時期を決定・実行する。

次に、本実施例のグリ−、プ動作を第２図のフローチャ
ートに基づいて説明する。尚、第２図の動作はクロック
パルスを基準として進行するものとする。先ずステップ
１０１でシート材Ｐが適宜、搬送手段によって供給され
て停止中のレジストローラ対３．３のニップ部に到達す
る。このとき、シート材Ｐの後端は未だ搬送力を受けて
いるので、その力によってシート材Ｐの先端方向が正規
の方向に修正されることになる０次に、ステップ１０２
でレジストローラ対３，３は前記第２の速度で回転して
、シート材Ｐを案内部材４．５の位置に進行させる。そ
の後、予め設定されたクロックパルス数に達したとき、
ステップ１０３に至り、レジストローラ対３，３は変速
駆動手段８により前記第１の速度に変速され、シート材
Ｐを高速で搬送する。その直後、ステップ１０４ではセ
ンサー７がシート材Ｐを検知する時刻を調べるためにカ
ウンタのレジスタＣの内容に初期値０を代入する。そし
て、ステップ１０５゜１０６にて、センサー７からシー
ト材Ｐの検出信号が発くられるまで、クロックパルス数
が進行するに合わせてレジスタＣの内容を１ずつ加算し
ていく。そして、センサー７からシート材Ｐの検出信号
が発せられると、ステップ１０７へ移行する。このステ
ップ１０７においては、前段のステップで求められたカ
ウント値Ｃに応じて、予めＲＯＭ内に設定されているテ
ーブルを参照して、レジストローラ対３．３を前記第２
の速度へ復帰する時刻におけるクロックパルスのカウン
ト値ｎｊ　を求めるものである。

上記テーブルの設定は、以下のようになる。ここで、理
想カウント値ＣＱ　にシート材Ｐを検出したとき、その
後の変速制御でグリップ可能領域文の中央でシート材Ｐ
がグリッパ１ａに当接し始め、適度なシート材Ｐのルー
プを形成（グリッパｌａの速度より、シート材の送出速
度がまだ高いため）した後、送出速度が第２の速度へ復
帰する時刻のクロックパルス数、即ち理想の復帰変速の
クロックパルス数をｎｔｏとすれば、ｎｔをｎｔ　　＝
ｎｔｏ　−（Ｃｏ　　−Ｃ）　　（Ｍｌ　　／Ｙ２　　
）ｖｌ：第１の速度ｖ２：第２の速度と設定することによって、センサー７の位置においてシ
ート材Ｐの相対的位置の差が生じても、シート材Ｐがグ
リッパ１ａに当接してから、送出速度が第２の速度へ復
帰するまでの時間は一定する。即ち、シート材Ｐのグリ
ップ直前において形成されるループは、シート材Ｐの送
出状態にばらつきがあっても一定し、グリップ可能範囲
車内で常に安定したグリップ動作がなされる。そして、
制御手段ｌＯのＲＯＭ内には、シート材Ｐの検出時のカ
ウント値Ｃとこれから上式によって求められる復帰変速
時のクロックパルス数ｎｔ　との対応テーブルを格納し
ておけば良い。

次に、ステップ１０８で実際のクロックパルス数がｎｌ
　に達したとき、ステップ１０９でレジストローラは第
２の速度へ変速され、ステップ１１０におけるグリップ
が完了する。

尚、上記実施例では回転円筒状のシート材担゛特体（転
写ドラム）を備えたカラー複写機に適用した例について
説明したが、これに限定されず、例えば無端ベルト状の
像担持体を有する画像形成装置、各種のプリンタなどに
も適用可能である。

（発明の効果）本発明に係るシート材把持装置は以上の構成及び作用か
らなるもので、シート材担持体のグリッパと、これに把
持されるシート材の送出機構との関係の作動を常時最良
の状態に維持することができる。即ち、送出動作の時間
差があっても、グリップミス、グリップ不良、グリップ
時のシート材のループ形成不良などが発生することなく
、グリッパのグリップ可能範囲において、グリッパとシ
ート材の当接状態を一定に保持し、グリップ動作の安定
化を図ることができる。これは逆に、グリップ可能範囲
を従来よりも拡大することでもあり、グリップ動作の冗
長性を向上することができるという効果を奏する。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明に係るシート材把持装置の一実施例をカ
ラー複写機に適用した例を示す要部側面図、第２図は同
実施例におけるグリップ動作のフローチャートである。符号の説明１・・・シート材担持体１ａ・・・グリッパ（グリップ手段）３．３・・・レジストローラ（送給手段）７・・・セン
サー（検出手段）８・・・変速駆動手段　　　９・・・駆動源１０・・・
制御手段　　　　１１・・・エンコーダ１１・・・クロ
ックパルス発生手段第２図

Claims

【特許請求の範囲】

所定位置で開閉してシート材を把持又は開放するグリッ
プ手段を有して移動するシート材担持体と、前記グリッ
プ手段にシート材を送給する送給手段と、該送給手段の
シート材送給速度を前記シート材担持体の移動速度より
速い第１の速度と該第１の速度より遅い第２の速度に変
速するための変速駆動手段と、前記送給手段によって送
給されるシート材と前記シート材担持体のグリップ位置
に関する相対位置のずれを検出する検出手段と、該検出
手段の検出結果に基づいてシート材が前記グリップ手段
に当接した後の前記変速駆動手段による前記送給手段の
変速時刻を制御する制御手段とを備えたことを特徴とす
るシート材把持装置。