JPS631721A - エンジンの燃料供給制御装置 - Google Patents

エンジンの燃料供給制御装置

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JPS631721A
JPS631721A JP14575386A JP14575386A JPS631721A JP S631721 A JPS631721 A JP S631721A JP 14575386 A JP14575386 A JP 14575386A JP 14575386 A JP14575386 A JP 14575386A JP S631721 A JPS631721 A JP S631721A
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pump loss
fuel supply
intake
loss reduction
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Shizo Kariyama
四三 苅山
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  • Electrical Control Of Air Or Fuel Supplied To Internal-Combustion Engine (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、エンジンの燃料供給制御装置に関するもので
ある。
(従来技術) 一般に、内燃機関においては、気筒内で発生する熱エネ
ルギの全てを軸出力として取り出すことはできず、その
相当部分が熱損失、機械損失等の各種損失として失われ
、それが燃費改善のひとつの障害となっている。この機
械損失のひとつとして吸・排気行程でのポンプ損失があ
り、このポンプ損失は、高負荷時よりも低負荷時に特に
大きく、そのため特に中、低負荷領域での使用頻度の高
い自動車用エンジンでは、それによって燃費性能の向上
が大きく妨げられている。
一方、同一車両に行程容積の小さいエンジンを搭載する
・と燃費がよくなることが知られているが、これはエン
ジンが相対的に高負荷運転を行なうことになるため、ポ
ンプ損失が減少することが太きな理由の1つであると考
えられている。従って、エンジンに、低負荷時のみに小
行程容積のエンジンと同じ働きをさせれば、エンジンの
高出力時の要求特性を損なわずに、低負荷時のポンプ損
失を低減し、燃費を改善することができると考えられる
つまり、低負荷時のポンプ損失を減少するには、低負荷
時において、吸入行程での小絞弁開度に基づく吸入負圧
増大による絞り損失、および圧縮行程での圧縮損失を低
減すればよい。このことは、往復ピストン式エンジンに
限らず、ロータリピストンエンジンでも同様で、このた
めの手段として、例えばロータリピストンエンジンでは
、特開昭50−59610号に記載されているように、
吸気通路に加えて圧縮行程時に吸入空気の一部を漏出さ
せる吸気還流通路を設け、この吸気還流通路に出力調整
用の開閉制御弁を配し、この開閉制御弁の開度をエンジ
ンの負荷状態に応じて調節して吸気還流量を制御する構
造が知られている。即ち、この公知の構造は、ロータリ
ピストンエンジンの吸気装置を、エンジンの吸気行程時
に大気からの吸入空気を気筒内に供給する吸気通路と、
該吸気通路の途中と上記気筒とを連通して、エンジンの
圧縮行程時に上記気筒内の吸入空気の一部を上記吸気通
路に還流する吸気還流通路と、この吸気還流通路を開閉
する開閉制御弁とで構成し、該開閉制御弁の開閉状態を
運転領域に応じて制御して吸気還流量を調整することに
よって実質的な吸入空気の充填量を制御するようにした
ものである。
このロータリピストンエンジンの吸気装置では、低負荷
時のポンプ損失が減少され、この点から燃費が大きく向
上するものと考えられる。しかし、−方、上記還流通路
のための管路を新たに形成しなければならず、従って、
エンジンの構造が複雑になるとともに余分なスペースを
必要とするようになるという欠点がある。さらに、この
吸気装置においては、気筒内に一旦供給され、その中で
熱膨張した吸入空気の一部が圧縮行程時において気筒内
から排出される際に大気に逆流し、吸気騒音の増大等が
生ずるおそれがあるので、この大気への逆流を防止する
ために特別な手段を講する必要があった。
そこで上δ己のようなロータリピストンエンジンのうち
、特に2気筒ロークリピストンエンジンにおいて、簡単
な構造でかつ余分なスペースを要さず、また上記のよう
な還流吸気の大気への逆流を防止する手段を特別に設け
る必要のない還流通路を備えたロータリピストンエンジ
ンの吸気装置がある(特開昭59−172429号公報
参照)。
この従来技術は、インタメゾイエイトハウジングと、該
インタメゾイエイトハウジングの両側に配置した2つの
ロータハウジングと、該2つのロータハウジングの外側
にそれぞれ配置された2つのサイドハウジングとにより
形成されるトロコイド空間内で偏心軸に軸支した2つの
ロータが遊星回転運動するようにした2気筒型ロータリ
ピストンエンジンの吸気装置において、上記ロータの回
転に応じて、−方の第1のトロコイド空間の圧縮行程作
動室と他方の第2のトロコイド空間の吸気行程作動室と
の連通状態と、上記第2のトロコイド空間の圧縮行程作
動室と上記第1のトロコイド空間の吸気行程作動室との
連通状態を相互に作り出す吸気還流通路としての連通ボ
ートを、上記インタメゾイエイトハウジングに穿設する
とともに、この連通ボートにエンジン負荷の大きさに応
じて該連通ボートの通気量を制限する開閉制御弁を設け
て構成されている。
このロータリピストンエンジンの吸気装置によれば、上
記したように連通ボートをインタメゾイエイトハウジン
グ自体に設け、これを吸気還流通路として作用させるよ
うにしたので、上記した従来装置のように別個の管路を
設ける必要がなく、従って構造が簡単になるとともに、
吸気還流通路形成のための余分なスペースを必要としな
い。さらに、−方のトロコイド空間の圧縮行程作動室か
ら上記連通ボートを介して排出される吸気は、他方のト
ロコイド空間の吸気行程作動室内に供給されるので、特
別な手段を講することなく、排出吸気が先の従来技術の
ような形で大気に逆流することを防止できることになる
−方、このような構成の吸気装置を採用した場合におい
ても、例えば加速時のように高出力、高トルクが要求さ
れるような場合には、加速応答性を向上させるために燃
料供給装置側では一般に加速検出手段の作動により所定
量の燃料の加速増量が行われる。ところが、加速応答性
を良好にする見地から見ると、単に上記のように燃料供
給量を増量しても、上記のように開閉制御弁オーブンに
より吸気還流通路が大きく開かれていたのでは、それに
よる吸気還流量だけ有効圧縮比が低下して出力トルクも
低下するので必ずしも充分な加速応答性能を得ることが
できない。従って、上記構成の吸気装置を採用したエン
ジンにおいても、上述のように加速状態が検出された時
には一般に上記開閉制御弁を閉じて有効圧縮比を増大さ
せ、出力を向上させるような制御システムが採用される
(発明が解決しようとする問題点) ところが、上記のように、加速時に燃料の増量を行うと
同時に吸気還流通路を閉じると、吸気還流通路を閉じた
時点で燃料量増大による出力トルク向上に併せて当該吸
気還流通路閉成による急激な出力トルクの上昇を伴い、
大きなトルクショックを発生ずる問題がある。
このような問題は、上記のように各気筒間の作動室を連
通ずる吸気還流通路によってポンプ損失を低減するよう
にしたエンジンの場合に限らず、例えば特開昭58−2
3245号公報に記載されているように吸気通路自体に
吸気弁とは別の吸気通路開閉弁を設け、負荷領域に応じ
て実質的に吸気ボートの閉タイミングを変えることによ
りポンプ損失を低減するようにしたものの場合にも全く
同様に生じるもので、要するに運転領域に応じて実質的
に有効圧縮比(ポンプ損失低減量)が変えられるように
構成されたエンジンに共通の問題である。
(問題点を解決するための手段) 本発明は、上記の問題を解決することを目的としてな、
されたもので、エンジンの特定の運転領域で実質的な吸
気行程短縮によるポンプ損失低減を行うポンプ損失低減
手段を備えたエンジンの燃料供給制御装置において、上
記エンジンのポンプ損失低減作用の解除要求を検出する
ポンプ損失低減解除要求検出手段と、このポンプ損失低
減解除要求検出手段のポンプ損失低減解除要求検出時に
上記エンジンに対する燃料供給量を増量制御する燃料供
給量制御手段と、上記ポンプ損失低減解除要求検出手段
によってポンプ損失低減作用の解除要求が検出された時
に、上記ポンプ損失低減手段の解除動作を所定時間遅延
させる遅延手段と、この遅延手段による上記所定の遅延
時間の経過時以後は上記燃料供給量制御手段による上記
燃料供給量の増量値を所定の値に減量する燃料供給量補
正手段とを設けてなるものである。
(作 用) 上記の手段によると、加速状態等のポンプ損失低減作用
の解除要求検出時には該状態の検出と同時に燃料供給量
の増量を行う一方、ポンプ損失低減手段の解除動作を所
定時間遅延さけるようにしたので、先ず加速検出に対応
した速やかな燃料供給量の増mにより所定量のトルク向
上が図られ、次いで所定時間後にポンプ損失低減手段が
停止作動して実質的な有効圧縮比の増大による出力向上
が図られることになる。そのため、燃料供給量の増量に
よるトルク変動と圧縮比増大によるトルク変動の両者が
同時に作用する場合に比べるとはるかに小さくて済み、
トルクショックを感じさせないものとなる。
しかも、上記ポンプ損失低減手段の解除による有効圧縮
比の増大と同時に上記燃料供給量の増量値が所定値に減
量されるので、ポンプ損失低減手段作動停止時のトルク
ショックもより小さく抑制されるようになる。
(実施例) 第2図および第3図はロータリピストンエンジンに適用
した本発明の実施例に係るエンジンの燃料供給制御装置
を示している。
先ず、第2図において、符号1は例えば2気筒のロータ
リピストンエンジン本体を示しており、このロータリピ
ストンエンジン本体lは第3図に示すようにそれぞれ内
側にトロコイド空間2.3を形成した2つのロータハウ
ジング4.5と、これら2つのロータハウジング4,5
の両側に位置して当該各ロータハウジング4.5の両側
部を閉塞する3つのサイドハウジング(中央部の共通な
サイドハウジングは特にインタメゾイエイトハウジング
と称される)6,7.8とから構成されている。そして
、上記各ロータハウジング4.5の上記トロコイド空間
2.3内には偏心軸9の回りで上記ロータハウジング4
.5内側のトロコイド内周面4a、5aに内接した状態
で相互に180度の位相差をもって遊星回転する略三角
形状の2つのロータ10.11が遊嵌されている。
上記ロータ10,11の3つの外周面10a=10c、
I 1a〜11cと上記ロータハウジング4.5の上記
トロコイド内周面4 a、 5 aとの間にはそれぞれ
3つの作動室13A−13C,14A−140が形成さ
れている。また、上記各ロータハウジング4.5の一側
下方部に対応する上記トロコイド内周面4 a、 5 
aには排気ポート15.16が開口されており、該排気
ポート15.16は排気口17.18を介して外部の排
気管19に共通に連通せしめられている。
一方、上記3つのサイドハウジング6〜8の内の各ロー
タハウジング4.5間に位置するサイドハウジング、す
なわちインタメゾイエイトハウジング7には、それぞれ
吸気管42に連通ずる2つの吸気ボート21.22か上
記各ロータハウジン     ゛グ4,5側の各トロコ
イド空間内作動室に向けて開口されている。また、この
インタメゾイエイトハウジングには、上記2つのロータ
10.IIの180度の位相差を有した上記遊星回転に
対応して一方側(フロント側)第10−タハウジング4
の圧縮行程作動室(13A〜13Gのいずれか)を他方
側(リア側)第20−タハウジング5の吸気行程作動室
(14A〜14Cのいずれか)に対して連通させる第1
の連通状態と、他方側(リア側)第20−タハウジング
5の圧縮行程作動室(14A−14Cのいずれか)を−
吉例(フロント側)第10−タハウジング4の吸気行程
作動室(13A−13Cのいずれか)に連通させる第2
の連通状態とを交互に形成する吸気還流通路25が形成
されている。この吸気還流通路25は、第3図に示すよ
うに上記インタメゾイエイトハウジング7の所定位置に
上記両トロコイド空間2.3間を連通せしめるNa孔を
形成することによって容易に設けることができる。そし
て、この吸気還流通路25には、その中央部に位置して
円板状のバタフライ型開閉制御弁26が設置されており
、この開閉制御弁2Gは第5図に示すように高速高負荷
領域では全閉状態に制御される一方、低速低負荷領域で
はその負荷量に応じて開弁され吸気還流通路25の開口
断面積を可変ならしめて還流吸気量を制御するようにな
っている。
上記開閉制御弁26は、後述するエンジンコントロール
ユニット50によって作動制御される例えば三方電磁弁
よりなるデユーティソレノイド41の作動状態(弁位置
)に応じて駆動されるダイヤフラム構成の開閉弁アクチ
ュエータ40によってその開閉状態が具体的に制御され
るようになっている。この開閉弁アクチュエータ40に
は、上記開閉制御弁26の弁開度fを検出する弁開度検
出装置90が設けられている。
一方、上記吸気ボート21.22は、それぞれ吸気管4
2を通じてエアクリーナ43に連通され該吸気管42の
途中には、サージタンク44が形成されているとともに
上記エアクリーナ43とサージタンク44間の吸気通路
内にはエアフロメータ45とスロットルバルブ46がそ
れぞれ設置されている。エアフロメータ45の検出吸入
空気催信号Qは、エンジンコントロールユニット50に
入力される。又、上記スロットルバルブ46には、加速
センサ48を組込んだスロットル開度センサ47が付設
されており、このスロットル開度センサ47の検出信号
θ(スロットル弁開度)および加速検出信号Uも上記エ
ンジンコントロールユニット50に人力される。また符
号49は、各気筒に運転状態に応じた燃料を供給するた
めのフューエルインジェクタであり、上記吸気ボート2
1.22直前の吸気通路42に設けられている。なお、
符号30.31は副吸気ボートである。
エンジンコントロールユニット50はマイクロコンピュ
ータよりなり、上3己エアフロメータ45により検出さ
れた吸入空気ff1Q、スロットル開度センサ47によ
って検出されたスロットル弁開度θおよび加速センサ4
8で検出された加速検出信号Uとともにクランク角セン
サで検出されたエンジン回転数N1水温センザで検出さ
れたエンジン冷却水温T、負圧センサで検出された吸気
負圧Pをそれぞれ入力して所定の演算を行ない、後述す
る燃料供給量の制御と上記したデユーティソレノイド4
1の作動状態の制御を行なう。三方電磁弁よりなる上記
デユーティソレノイド41は、上記ダイヤフラム構成の
開閉弁アクチュエータ40の作動室を大気側Pいまたは
吸気管42側(負圧側)P、のいずれか−刃側に選択的
に連通せしめることによって当該開閉弁アクチュエータ
4oの駆動状態(弁の開閉)を制御する。
次に、上記エンジンコントロールユニット50の燃料供
給量制御動作について第4図のフローヂャートを参照し
て説明する。
先ず、ステップSlで、エンジン冷却水温T、エンジン
回転数N1吸気負圧Pを各々入力し、エンジンの冷機状
態又は暖機状態および回転又は負荷領域に応じた燃料噴
射量の補正比演算のためのデータ処理並びに記憶動作を
行なう。次に、ステップS、に進み、加速状態判定のた
めに上述した加速検出信号Uを人力する。上記スロット
ル開度センサ47に組込まれている上述の加速センサ4
8は、例えばスロットル開度θの変化をパルス信号によ
り検出し、該パルス信号を加速検出信号として上記のよ
うにエンジンコントロールユニット50に入力する。
そして、エンジンコントロールユニット50は上記パル
ス信号からスロットル開度θの単位時間当りの変化率d
θ/dtを演算し、その演算値が所定値以上の場合には
、加速状態と判定する。そして、その場合には当該エン
ジンコントロールユニット50は先ず第6図(a)に示
す加速信号を形成する(この加速信号は、上記スロット
ル開度θの変化率に対応して本来はより細分化されたパ
ルス信号の形で示されるが、ここでは説明の便宜上その
出力期間を示す単純方形波の形で表している)。
続いて、ステップS3に進み、加速応答性向上の見地か
ら通常の同期噴射による基本燃料噴射量(第6図b)を
増量補正するための非同期噴射による加速増量値(第6
図C)の演算を行う。この演算は、第7図および第8図
に示されるようにその時のエンジン回転数N、エンジン
冷却水温Tによって各々特定される補正比αおよびβを
乗算することによってトータルの補正係数とし、この補
正係数(第6図g参照)を所定の基準値aに掛算するこ
とによってなされる。
さらに、ステップS4に進み、上記吸気還流通路25の
吸気還流状態を制御する上記開閉制御弁26のON(開
弁状態)又は0FF(閉弁状B)状態を判定する。この
判定は、上記開閉弁アクチュエータ40に設けられた弁
開度検出装置90の現在の検出値(前回の運転領域によ
って特定されている)flに対し、上記加速状態の検出
によって全開状態に制御される弁開度r2がどのうよに
変化するかの事前判断である。
その結果、ONからOFF、すなわち前回は開領域にあ
って今回のステップS、に於ける加速状態検出により、
出力トルク向上の見地から全閉状態(目標弁開度0度)
に閉制御されるべき場合には先ずステップS、で閉弁遅
延手段を作動さけて当該開閉制御弁26の閉作動を第6
図(e)に示すように上記加速状態検出時よりも所定時
間し3秒遅らせて閉作動させるようにすることにより、
次に述べるステップS、の燃料増量制御(加速増重制御
)を優先し、先ず燃料の増量によりある程度出力トルク
を向上させてから上記開閉制御弁26を閉作動せしめる
ようになっている。
すなわち、ステップs8では上記加速状態の検出と同時
に上記ステ゛ツブS、で演算した加速増量値(第6図C
)により基本燃料噴射m(第6図b)を増量補正し、少
なく共上記閉弁遅延手段が作動している上記t1秒間は
当該増量補正値(第6図d)で過渡的に燃料噴射を行な
い所定レベルまでの早期の出力トルク向上を図る。これ
により、加速時の燃料増量による出力トルク向上と開閉
制御弁26の全閉による出力向上とが同時に作用するこ
とによるトルクショックの発生が先ず防止される。
次に、ステップS、に進んで上記閉弁遅延手段の作動時
間t、の経過を判断し、該時間t1が経過すると、ステ
ップS8に進んで上記ステップS3で演算した燃料噴射
量の加速増量値(第6図C)に対して第7図、第8図に
示すように所定の減ffi ?iti正(この補正は、
第7図および第8図の各補正係数α、βをΔα、Δβだ
け小さくすることにより行なわれる)を行った後にステ
ップS、に進んで上記開閉制御弁26を閉じる(第6図
e参照)。その後、ステップS IGに進んで該減量補
正による最終燃料噴射量の演算をなし、該演算値(第6
図r)に基づいてステップS 11で実際に燃料を噴射
する。
従って、上記ステップS IIで実際に噴射される燃料
潰は、上記開閉制御弁26の閉弁により吸気還流通路2
5が閉じられた時点から、それによって出力が向上され
るのに対応して減量されることになり、開閉制御弁26
閉弁時の出力上昇量もそれだけ抑制されることがら閉弁
時のトルクショックら所定値以下に抑制されることにな
る。
すなわち、上記開閉制御弁26の閉弁によるエンジン作
動室内平均有効圧力の上昇量は、例えば第9図に示すよ
うに、エンジン回転数1500rpmで開閉制御弁26
開時に4 Kg/m’であったものが該開閉制御弁26
が閉弁すると4.5Kg/m’まで、また2 00 O
rpmで4 Kg/m’であったものが6 Kg/m’
まで、それぞれ大きく上昇することになる。従って、出
力トルクらそれに対応して大きく向上することになるの
で、必然的にトルクショックを生ぜしめる。そこで、そ
の場合には他方供給燃料量を減量することによってその
時のトルクの向上を加速性能を悪化させない最適範囲に
抑制してトルクショックを防止するようにしている訳で
ある。
−方′、上記ステップS4でOFFから0FF1すなわ
ち開閉制御弁26がすでに閉じられた運転領域にあると
きには、ステップS、〜S、の動作は不要であるからそ
のままステップS1゜に進み、上記ステップS3で算出
した加速増量値(第6図C)と基本燃料噴射量(第6図
b)との論理和によって最終燃料噴射量(第6図d)を
演算した後、ステップS 11に進み該演算値で燃料噴
射を行う。
(発明の効果) 本発明は、以上に説明したように、エンジンの特定の運
転領域で実質的な吸気行程短縮によるポンプ損失低減を
行うポンプ損失低減手段を備えたエンジンの燃料供給制
御装置において、上記エンジンのポンプ損失低減作用の
解除要求を検出するポンプ損失低減解除要求検出手段と
、このポンプ損失低減解除要求検出手段のポンプ損失低
減解除要求検出時に上記エンジンに対する燃料供給量を
増量制御する燃料供給量制御手段と、上記ポンプ損失低
減解除要求検出手段によってポンプ損失低減作用の解除
要求が検出された時に、上記ポンプ損失低減手段の解除
動作を所定時間遅延させる遅延手段と、この遅延手段に
よる上記所定の遅延時間の経過時以後は上記燃料供給量
制御手段による上記燃料供給量の増量値を所定の直に減
量する燃料供給量補正手段とを設けたことを特徴とする
らのである。
従って、本発明によると、加速状態等のポンプ損失低減
作用の解除要求検出時には該状態の検出と同時に燃料供
給量の増量を行う一方、ポンプ損失低減手段の解除動作
を所定時間遅延させるようにしたので、先ず加速検出に
対応した速やかな燃料供給mの増量により所定量のトル
ク向上が図られ、次いで所定時間後にポンプ損失低減手
段が停止作動して実質的な有効圧縮比の増大による出力
向上が図られることになる。そのため、燃料tJt、給
量の増量によるトルク変動と圧縮比増大によるトルク変
動の両者が同時に作用する場合に比べるとはるかに小さ
くて済み、トルクショックを感じさせないものとなる。
しかも、上記ポンプ損失低減手段の解除による有効圧縮
比の増大と同時に上記燃料供給量の増量値が所定値に減
量されるので、ポンプ損失低減手段作動停止時のトルク
ショックもより小さく抑制されるようになる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明のクレーム対応図、第2図は、本発明
の実施例に係るエンジンの燃料供給制御装置の概略シス
テム図、第3図は、同装置におけるエンジン本体部分の
断面図、第4図は、上記実施例装置のエンジンコントロ
ールユニットの制御動作を示すフローチャート、第5図
は、同実施例装置において使用される制御マツプ図、第
6図は、同実施例装置の動作を示すタイムチャート、第
7図および第8図は、上記第4図のフローチャートにお
ける燃料供給制御動作において使用される補正特性図、
第9図は、上記実施例装置の開閉制御弁の動作と平均有
効圧力との関係を示す特性図である。 !・・・・・ロータリピストンエンジン本体2.3 ・
・・・トロコイド空間 4.5 ・・・・ロータハウジング 6.8 ・・・・サイドハウジング 7・・・・・インタメゾイエイトハウジングto、tt
  ・・・ロータ 21.22 ・・・主吸気ボート 25・・・・吸気還流通路 26・・・・開閉制御弁 40・・・・開閉弁アクチュエータ 4I・・・・デユーティ−ソレノイド 45・・・◆エアフロメータ 46・・・釦スロットル弁 47・・・・スロットル開度センサ 48・・・・加速センサ 50・・・・エンジンコントロールユニットO エンジン回転数N 第8図

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1、エンジンの特定の運転領域で実質的な吸気行程短縮
    によるポンプ損失低減を行うポンプ損失低減手段を備え
    たエンジンの燃料供給制御装置において、上記エンジン
    のポンプ損失低減作用の解除要求を検出するポンプ損失
    低減解除要求検出手段と、このポンプ損失低減解除要求
    検出手段のポンプ損失低減解除要求検出時に上記エンジ
    ンに対する燃料供給量を増量制御する燃料供給量制御手
    段と、上記ポンプ損失低減解除要求検出手段によってポ
    ンプ損失低減作用の解除要求が検出された時に、上記ポ
    ンプ損失低減手段の解除動作を所定時間遅延させる遅延
    手段と、この遅延手段による上記所定の遅延時間の経過
    時以後は上記燃料供給量制御手段による上記燃料供給量
    の増量値を所定の値に減量する燃料供給量補正手段とを
    設けたことを特徴とするエンジンの燃料供給制御装置。
JP14575386A 1986-06-21 1986-06-21 エンジンの燃料供給制御装置 Expired - Lifetime JPH0776534B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP14575386A JPH0776534B2 (ja) 1986-06-21 1986-06-21 エンジンの燃料供給制御装置

Applications Claiming Priority (1)

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JP14575386A JPH0776534B2 (ja) 1986-06-21 1986-06-21 エンジンの燃料供給制御装置

Publications (2)

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JPS631721A true JPS631721A (ja) 1988-01-06
JPH0776534B2 JPH0776534B2 (ja) 1995-08-16

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPH0414586A (ja) * 1990-05-01 1992-01-20 Matsushita Electric Works Ltd 木質防火戸
JP2009191710A (ja) * 2008-02-14 2009-08-27 Honda Motor Co Ltd 内燃機関の失火検出装置

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