JPS63157840A - オ−ステナイト系ステンレス鋼 - Google Patents

オ−ステナイト系ステンレス鋼

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JPS63157840A
JPS63157840A JP30194586A JP30194586A JPS63157840A JP S63157840 A JPS63157840 A JP S63157840A JP 30194586 A JP30194586 A JP 30194586A JP 30194586 A JP30194586 A JP 30194586A JP S63157840 A JPS63157840 A JP S63157840A
Authority
JP
Japan
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less
hot workability
rare earth
stainless steel
austenitic stainless
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Pending
Application number
JP30194586A
Other languages
English (en)
Inventor
Seikichi Yamada
山田 誠吉
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Daido Steel Co Ltd
Original Assignee
Daido Steel Co Ltd
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Publication date
Application filed by Daido Steel Co Ltd filed Critical Daido Steel Co Ltd
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  • Heat Treatment Of Steel (AREA)
  • Treatment Of Steel In Its Molten State (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、微量の希土類元素及び/又はBを添加し、均
熱処理することにより得られた、デルタフェライトを約
10〜20%含む、熱間加工性(特に分塊性)の改良さ
れたオーステナイト系ステンレス鋼に関する。
(従来の技術) 従来、溶接用母材に適用されるステンレス鋼は、オース
テナイト地に、若干(約10〜20%)のデルタフェラ
イト(以下DFと略記する)を残存させ、溶接性の改善
をはかっている。しかしながらオーステナイト中にDF
が約10〜20%含まれると熱間加工性が著しく悪化す
る。すなわち実際の工程では、プレス等での低速加工で
もインゴットに横割れが生じ、若しビレットが出来たと
しても、これを線、帯などに熱間加工するときに横割れ
、コバ割れが生じ、製品にならないものが少くなかった
(発明が解決しようとする問題と手段)本発明者等はD
Fを約10〜20%含むオーステナイト・ステンレス鋼
(例えば低Cの5IIS 309、SUS 347、S
[IS 316など)は、分塊、製品の熱間加工性が極
めて劣るが、均熱処理を行なうことにより、ネット状の
DFを球状化させると、ある程度の加工性を改善しろる
ことを知見した。しかしながら、それにはおのずと限界
があった。そこで鋭意研究を重ねた結果、結晶粒界の強
化を狙い、希土類元素(以下REVと略記する) 0.
005〜0、05 %、及び80.0005〜0.01
00%を1種又は2種添加することによって所望の改善
をはかることが出来た。
本発明はこのような知見に基くものである。すなわち、
本発明の第1の態様は、 C0,08%以下、S12.0%以下、Mn3.Q%以
下、Ni8.0〜15.0%、Cr 17.0〜25.
0%と、 希土類元素0.005〜0.05%及び/又はB0.0
005〜0.0.10%を含有し、残部はFeと不可避
な不純物とからなり、デルタ・フェライトが10〜20
%であることを特徴とする、 熱間加工性の優れたオーステナイト系ステンレス鋼に関
する。
本発明の第2の態様は、 C0,08%以下、Si2.Q%以下、Mn3.0%以
下、Ni8.0〜15.0%、Cr 17.0〜25.
0%と、 希土類元素0.005〜0.05%及び/又はB0.0
005〜0.010%を含有し、さらに下記元素の少な
くとも一つを、下記割合で含有し、Nb1.Q%以下、
Mo3.0%以下、NO31%以下残部はFeと不可避
な不純物とからなり、かつデルタ・フェライトが10〜
20%であることを特徴とする、 熱間加工性の優れたオーステナイト系ステンレス鋼に関
する。
そこで以下、本発明のオーステナイト系ステンレス鋼の
使用元素に関し、特定範囲(重量%)にすること、すな
わちその数値限定理由を説明する。
C: 0.08%以下 Cは鋼の強度を付与する重要な元素である。
但し、あまり多量に含むと、主としてCr23C6の如
き炭化物を生成し、その結果耐食性が劣化する。従って
0.08%以下にする必要がある。
Si : 2.0%以下 Siは脱酸作用があり、加えて溶接時の流動性を高める
。但し2.0%をこえるとフェライトを生成しはじめ、
従って好ましくない。
Mn : 3.0%以下 MnもSiと同様に脱酸作用がある。しかし3.0%を
上限とする。
Ni : 8. 0〜15.0% 公知の如く、N1はオーステナイト・ステンレス鋼には
必須の元素であり、強力なオーステナイト生成元素であ
る。しかしながら8.0%以下であると、DFが多くな
り、従って本願所定のDF20%をこえるので好ましく
ない。また15%を上限とするのは、他の元素とのバラ
ンスによって、DFを10%以下にしてしまうためであ
る。
Cr:1 7.0−25.0% 前記Niと同様にオーステナイト・ステンレス鋼に必須
の元素であり耐熱、耐食性を向上せしめる重要な元素で
ある。17.0%を下限とするのは耐食性の確保、なら
びにDFを少くとも10%にするためである。また25
.0%以上にするとσ脆化が生じ、かつDFが20%を
こす傾向がある。
Nb : 1.0%以下 Nbは、Cと反応しCrと結合するC0を固定し、耐食
性を向上する。C%×10以上の量が好ましくは必要で
ある。故にNbは耐食性が極めて重要視される鋼に重点
的に添加する。
Mo : 3.0%以下 MOは耐食性(前面腐食、孔食、粒界腐食等)の向上の
ために添加する。従って前記Nbと同様耐食性を特に重
視する場合、重点的に添加する。
好ましくは約2.0%〜3.0%である。なお3.0%
以上になると、それ以上の耐食性の向上は望めない。ま
たコストが高くなるという経済上の問題もある。なお強
力なフェライト生成元素のため、多量の添加はDFの増
大をまねくという問題もある。
N : 0.1%以下 NはCと同様強力なオーステナイト生成元素である。D
Fのコントロールに大きく寄与する。
但し0.1%以上含有すると溶接時気泡が生じ、溶接が
困難となるので好ましくない。
REM:0.005〜0.05% 本発明でいうREVは、主としてLa5Ce、 Yから
なる希土類元素で、これらは結晶粒界に析出して粒界を
強化する作用を有し、その結果熱間加工性を向上せしめ
る。その添加効果は、0、005%からあられれるが、
一方0.05%を越すと熱間加工性に有害な化合物を作
りトラブルのもととなる傾向がある。
B : 0.0005〜0.010% 本発明に於てはBもREVと類似の作用を有し、粒界強
化に寄与し、熱間加工性を向上する。
しかしながら0.01%以上になると、多量の低融点の
Fe2Bを大量に生成し、かえって熱間加工性を害する
ので好ましくない。
その他 p、s、o等の不純物元素の含有量は、極力低いことが
望ましい。
次に、本発明に於てはDFが10〜20%であることが
必要である。
前記範囲に於て、DFが10%以下では溶接性の改善効
果が少ない。一方、20%を越えると熱間加工性が著し
く低下するため好ましくない。
以下本発明を実施例により説明する。
実施例 真空アーク溶解により第1表に示す成分組成に調整した
溶湯から25kg鋼塊を製造し、各種試験に供した。
第1表のA群は、21Cr−11Ni系、B群は23C
r−13Ni系である。夫々にBとREMを単独若しく
は複合添加し相応するオーステナイト系ステンレス鋼を
作った。
次に第1表に示す成分組成の25kg小鋼塊の表層部よ
りグリ−プル試片の素材を採取し、Δ群は1250℃×
8時間均熱、B群は1250℃×16時間均熱処理を施
した後熱間引張試験を行った。その結果を第1.2図に
示す。
第1図(B単独添加の効果が示されている。)よりBの
多い方が有効であることが判る。
また第2図についてみるにREM単独(B−2)は、大
巾には熱間加工性を上げないが、BとREMの複合添加
材は絞り値が著るしく向上することが判った。
また、A−3と同一成分組成の1.3T鋼塊を1240
℃で長時間均熱して分塊したが、何らトラブルなくビレ
ットが出来た。しかも、帯鋼の圧延でもコバ割れなどが
生じなかった。ちなみにB無添加鋼A−1は分塊で横割
れが生じ、また帯鋼圧延でもわずかにコバ割れが発生し
た。
以上述べた如く、オーステナイト系ステンレス鋼中に、
DFを10〜20%含むステンレス鋼の熱間加工性の向
上には、REMo、005〜0.05%及び/又はB0
.0O05〜0.0100%を添加することが非常に好
ましいことが判った。
【図面の簡単な説明】
第1図は、B単独の添加効果を、熱間引張試験の絞り値
で示すものである。 第2図は、REVおよびBの添加効果を熱間引張試験の
絞り値で示すものである。 第1図 試験温度(°の 第2図 試験温度(0C)

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)C0.08%以下、Si2.0%以下、Mn3.
    0%以下、Ni8.0〜15.0%、Cr17.0〜2
    5.0%と、 希土類元素0.005〜0.05%及び/又はB0.0
    005〜0.010%を含有し、 残部はFeと不可避な不純物とからなり、かつデルタ・
    フェライトが10〜20%であることを特徴とする、 熱間加工性の優れたオーステナイト系ステンレス鋼。
  2. (2)C0.08%以下、Si2.0%以下、Mn3.
    0%以下、Ni8.0〜15.0%、Cr17.0〜2
    5.0%と、 希土類元素0.005〜0.05%及び/又はB0.0
    005〜0.010%を含有し、さらに下記元素の少な
    くとも一つを、下記割合で含有し、 Nb1.0%以下、Mo3.0%以下、N0.1%以下
    、残部はFeと不可避な不純物とからなり、かつデルタ
    ・フェライトが10〜20%であることを特徴とする、 熱間加工性の優れたオーステナイト系ステンレス鋼。
JP30194586A 1986-12-18 1986-12-18 オ−ステナイト系ステンレス鋼 Pending JPS63157840A (ja)

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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0336240A (ja) * 1989-07-01 1991-02-15 Nisshin Steel Co Ltd 熱間加工性に優れたステンレス鋼
JPH0598395A (ja) * 1991-06-19 1993-04-20 Nisshin Steel Co Ltd 高温疲労特性および耐高温塩害腐食性に優れたオーステナイト系ステンレス鋼
CN102312171A (zh) * 2010-07-05 2012-01-11 内蒙古华业特钢股份有限公司 一种含有稀土元素的奥氏体不锈钢
CN103540860A (zh) * 2013-09-27 2014-01-29 泰州永兴合金材料科技有限公司 一种高强度耐腐蚀的不锈钢板
CN113802064A (zh) * 2021-09-28 2021-12-17 太原理工大学 一种调控晶界硼重分布改善超级奥氏体不锈钢晶界第二相析出的方法

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