JPS6314357B2 - - Google Patents

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JPS6314357B2
JPS6314357B2 JP55076220A JP7622080A JPS6314357B2 JP S6314357 B2 JPS6314357 B2 JP S6314357B2 JP 55076220 A JP55076220 A JP 55076220A JP 7622080 A JP7622080 A JP 7622080A JP S6314357 B2 JPS6314357 B2 JP S6314357B2
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JP55076220A
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Takashi Kunii
Hiroshi Hirano
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Yamaha Corp
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Description

【発明の詳細な説明】 この発明は、パーカツシヨン装置を備えた電子
楽器に関し、特にパーカツシヨン音発生操作を鍵
盤を使用して行い得るように改良した電子楽器に
関する。
一般に、パーカツシヨン装置を備えた電子楽器
には2通りの種類のもの、すなわち連動パーカツ
シヨン装置を備えるものとハンドパーカツシヨン
装置を備えるものとが知られている。連動パーカ
ツシヨン装置とは、下鍵盤又はペダル鍵盤の押鍵
タイミング信号によつてパーカツシヨン音源回路
をトリガし、下鍵盤又はペダル鍵盤における通常
の演奏操作(押鍵操作)に連動してこれらの楽音
と共にパーカツシヨン音(打楽器音)を自動的に
発生させるようにしたもので、この装置によれば
下鍵盤又はペダル鍵盤を普通に演奏操作するだけ
でパーカツシヨン音がひとりでに発生するため、
パーカツシヨン音を発生させるために何ら特別な
演奏操作が不要となり、初心者等にも容易にパー
カツシヨン音を交えた演奏を楽しむことができる
という利点を有するが、その反面この装置にあつ
ては下鍵盤又はペダル鍵盤を押鍵操作するたびに
必ずパーカツシヨン音が発生してしまうため、下
鍵盤又はペダル鍵盤の押鍵タイミングとは無関係
な任意のタイミングでパーカツシヨン音を発生さ
せることができず、このため演奏が単調で変化に
乏しいものになるという欠点がある。これに対し
て、ハンドパーカツシヨン装置とは、通常拍子木
部等と称される鍵盤脇の部分に、パーカツシヨン
音発生専用の操作子(パーカツシヨンボタン)を
設け、このパーカツシヨンボタンの押圧タイミン
グ信号によつてパーカツシヨン音源回路をトリガ
するように構成したもので、この装置によれば上
記パーカツシヨンボタンを押圧操作することによ
り、上鍵盤、下鍵盤又はペダル鍵盤の押鍵タイミ
ングとは無関係に任意のタイミングでパーカツシ
ヨン音を発生させることができ、演奏に対して変
化に富んだパーカツシヨン効果を与えることがで
きるという利点を有するが、その反面この装置に
あつては前記パーカツシヨンボタンを特別に設け
なければならないためコスト高になるとともに、
このパーカツシヨンボタンは特定の一箇所すなわ
ち拍子木部にしか設けられていないため、いかな
る演奏の際中においてもパーカツシヨン音を発生
させるためには、わざわざ拍子木部にまで腕を伸
ばし、パーカツシヨンボタンを正確に押圧操作せ
ねばならず、このためこの種のパーカツシヨン装
置を充分に使いこなせるようになるまでには、相
当の熟練を要するという欠点がある。
このような背景下において、本件出願人は前述
の各パーカツシヨン装置の利点を兼ね備え、しか
もそれらの欠点を克服した新規なるパーカツシヨ
ン装置を開発すべく研究の結果、次のような知見
を得た。
(1) いかなる楽曲を演奏する場合においても、メ
ロデイ演奏用の上鍵盤で一定数以上の鍵(例え
ば、3個以上の鍵)が同時に押鍵されることは
殆んどない。
(2) いかなる楽曲を演奏する場合においても、和
音演奏用の下鍵盤で一定数以上の鍵(例えば、
5個以上の鍵)が同時に押鍵されることは殆ん
どない。
(3) いかなる楽曲を演奏する場合においても、ベ
ース音演奏用のペダル鍵盤で、一定数以上の鍵
(例えば、2個以上の鍵)が同時に押鍵される
ことは殆んどない。
この発明は、上述の知見に基づいて創案された
もので、上鍵盤、下鍵盤あるいはペダル鍵盤等の
鍵盤(鍵グループ)における押鍵操作の状態を鑑
視し、それが楽曲の演奏に際して通常行なわれ得
る普通の押鍵操作状態にある場合には、その押鍵
された鍵に対応する所定の楽音を発生させ、他方
楽曲の演奏に際しては通常行なわれ得ない特別の
押鍵操作状態(すなわち、前記(1)〜(3)の状態)に
ある場合には、その押鍵された鍵に対応する楽音
の発生を禁止し、その替わりに特定のパーカツシ
ヨン音を発生させるようにし、これによつて上鍵
盤、下鍵盤あるいはペダル鍵盤等をパーカツシヨ
ン音発生用に兼用せしめて、パーカツシヨン装置
の低減化を実現するとともに演奏操作の容易化を
図るようにしたものである。
以下、この発明を添付図面に基づいて詳細に説
明する。
第1図はこの出願に係る第1の発明の一実施例
を示すブロツク回路図である。
先ず、このブロツク回路を構成する主要なブロ
ツクの機能及び回路構成を説明すると、1,2,
3はそれぞれ上鍵盤(UK)、下鍵盤(LK)及び
ペダル鍵盤(PK)の各鍵に対応したキースイツ
チを有するUK、LK、PKキースイツチ回路であ
り、これらのキースイツチ回路1,2,3はそれ
ぞれ当該キースイツチ回路の各キースイツチ出力
(各キースイツチのオン、オフ状態を示す信号)
をキーオン信号UKKON,LKKON,PKKON
として並列に出力する。
4は、上鍵盤において3個以上の鍵が同時に押
鍵された場合に限り“1”を出力するように構成
されたUK押鍵数検出回路、5は下鍵盤において
5個以上の鍵が同時に押鍵された場合に限り
“1”を出力するように構成されたLK押鍵数検出
回路、6はペダル鍵盤において2個以上の鍵が同
時に押鍵された場合に限り“1”を出力するよう
に構成されたPK押鍵数検出回路である。これら
の押鍵数検出回路4,5,6の具体的な回路構成
としては、例えば第2図に示すように各キースイ
ツチ回路1,2,3からそれぞれ出力されるキー
オン信号UKKON,LKKON,PKKONの数に
対応したアナログ電圧を発生する抵抗式電圧発生
回路CVとこの発生回路CVの出力電圧V0と所定
の基準電圧Vrefとを比較するコンパレータ
COMPなどにより構成される。
7は各種の演奏タイミング信号を自動的に発生
するように構成されたパターンゼネレータであ
り、この例ではコード音の発音タイミングをあら
わすコードタイミング信号CT、ベース音の発音
タイミングをあらわすベースタイミング信号BT
及び自動リズム音(打楽器音)の発音タイミング
をそれぞれあらわす複数係統のリズムタイミング
信号PT−1,PT−2〜PT−nを発生するよう
になされている。このパターンゼネレータ7の具
体的な回路構成については、既に種々提案されて
いるため、ここでは詳述しないが、この例では自
動伴奏スイツチS1がオンしている場合に限り、各
演奏タイミング信号CT,BT及びPT−1〜nを
出力するよう構成されている。
8,9はキーオンメモリ回路であり、これらの
キーオンリメモリ回路は自動伴奏スイツチS1がオ
フの状態にある場合には単にオープンゲートとし
て機能し、ゲート回路10,11を介して各キー
スイツチ回路2,3から送出される各キーオン信
号LKKON,PKKONをそのまま通過させ、他方
自動伴奏スイツチS1がオンの状態にある場合に
は、各キーオン信号LKKON,PKKONのそれぞ
れいずれかが“0”から“1”に変化するたびに
(すなわち、下鍵盤又はペダル鍵盤において新た
な鍵が押鍵されるたびに)、そのときのキーオン
信号LKKON,PKKONを記憶するように構成さ
れている。これらのキーオンリメモリ8,9の具
体的な回路構成としては、例えば各ゲート回路1
0又は11を介して供給されるキーオン信号
LKKON又はPKKONの論理和を出力するOR回
路と、このOR回路の出力の立上りを微分する微
分回路と、この微分回路の出力を受けて各ゲート
回路10又は11から出力されるキーオン信号
LKKON又はPKKONをそれぞれラツチするラツ
チ回路と、このラツチ回路をバイパスするバイパ
ス回路と、前記自動伴奏スイツチS1の出力で切換
制御され、ラツチ回路又はバイパス回路のいずれ
かに切換る切換回路等によつて構成される。
10,11及び12はそれぞれゲート回路であ
つて、例えばLK、PK及びUK各キースイツチ回
路2,3及び1の各出力ビツト数分のANDゲー
トを並列に設け、各ANDゲートの一方の端子を
共通に接続してインバータを介して禁止入力端子
disに接続して構成され、従つて禁止入力端子dis
に“1”が供給されると各ANDゲートは全て禁
止されることになる。
13,14,15は、それぞれメロデイ楽音形
成回路、コード楽音形成回路及びベース楽音形成
回路であり、これらの楽音形成回路13,14,
15はそれぞれゲート回路12、キーオンメモリ
8および9から送出されるキーオン信号にもとづ
き上鍵盤、下鍵盤およびペダル鍵盤の各押下鍵に
対応した楽音信号を形成出力する。この場合、コ
ード楽音形成回路14およびベース楽音形成回路
15は、自動伴奏スイツチS1がオンのときには、
形成したコード楽音信号およびベース楽音信号を
パターンゼネレータ7から出力されるコードタイ
ミング信号CTおよびベースタイミング信号BT
にしたがつてそれぞれ出力し、一方スイツチS1
オフのときにはそのまま出力するように構成され
ている。尚、これらの各楽音形成回路13,1
4,15の具体的な回路構成については、従来か
ら種種提案されているため、ここでは詳細には説
明しない。
16はリズム音形成回路であり、このリズム音
形成回路16内には図示する如くバスドラム音源
回路17−1、シンバル音源回路17−2,…
等々複数の打楽器音源回路が設けられている。そ
して、各音源回路17−1〜17−nは前記パタ
ーンゼネレーレ7から出力されるリズムタイミン
グ信号PT−1〜PT−nによつてトリガされるほ
か、特にこの例ではシンバル音源回路17−2に
ついてだけは、後述する微分回路18の出力によ
つてもトリガされるように構成されている。
次に、この実施例に示される電子楽器の動作を
系統的に説明する。この電子楽器においては、2
種類の演奏モード、すなわちメロデイ音、コード
音及びベース音を発生させるについて、その音の
指定及び発音タイミングを全て鍵操作で行なうモ
ード(以下、これをノーマルモードと言う。)と
前記各音の指定については鍵操作で行なうが、コ
ード音及びベース音の発音タイミングについては
パターンゼネレータ7の出力で自動的に制御する
モード(以下、これをABCモードと言う。)とを
選択することができ、そしていずれの演奏モード
においても、いずれかの鍵盤において一定数以上
の鍵を同時に押鍵することにより、その押鍵タイ
ミングに同期して所定のパーカツシヨン音(この
例では、シンバル音)を発生させることができ
る。
そこで、先ず“ノーマルモード”の場合から説
明する。自動伴奏スイツチS1をオフにして“ノー
マルモード”の設定を行ない、ついでUK、LK
及びPKの各パーカツシヨンスイツチS2,S3,S4
を必要に応じて、すなわちパーカツシヨン音発生
のために使用する鍵盤に対応してパーカツシヨン
スイツチS2,S3,S4を適宜選択的にオンする。
次いで、上鍵盤、下鍵盤及びペダル鍵盤を所望
の楽曲に沿つて押鍵操作するわけであるが、この
場合通常の楽曲においては、上鍵盤において3個
以上、下鍵盤において5個以上又はペダル鍵盤に
おいて2個以上の鍵がそれぞれ同時に押鍵される
ことは殆んどないから、各押鍵数検出回路4,
5,6の出力は“0”に保持され、ゲート回路1
2,10及び11はいずれも禁止されない。従つ
て、この状態にては、UKキースイツチ回路1か
ら出力されるキーオン信号UKKONはゲート回
路12を経てメロデイ楽音形成回路13へ、LK
キースイツチ回路2から出力されるキーオン信号
LKKONはゲート回路10、キーオンメモリ8を
順に経てコード楽音形成回路14へ、またPKキ
ースイツチ回路3から出力されるキーオン信号
PKKONはゲート回路11、キーオンメモリ9を
順に経てベース楽音形成回路15へそれぞれ供給
され、各楽音形成回路13,14,15からはメ
ロデイ音、コード音及びベース音の各楽音信号が
それぞれ出力されるとともに、これらの楽音信号
はアンプ19で増幅されてスピーカ20へ供給さ
れ、この結果スピーカ20からはメロデイ音、コ
ード音及びベース音が各鍵盤の押鍵操作に対応し
て発音されることになる。
すなわち、上鍵盤、下鍵盤及びペダル鍵盤をパ
ーカツシヨン音発生用の操作子として兼用したと
しても、これらの鍵盤を楽曲に沿つて押鍵操作す
る限りにおいては、各鍵盤の押鍵操作に対応して
何ら支障なく通常の電子楽器と同様にメロデイ
音、コード音及びベース音を発生させることがで
きるのである。
これに対して、上鍵盤において3個以上の鍵が
同時に押鍵されるか、下鍵盤において5個以上の
鍵が同時に押鍵されるか、またはペダル鍵盤にお
いて2個以上の鍵が同時に押鍵されるかの少なく
とも1つの状態になると、押鍵数検出回路4,
5,6のいずれかの出力が“1”となり、この
“1”出力はORゲート21を介して微分回路1
8へ供給され、微分回路18からは上記“1”出
力の立上りに同期して微小パルス幅のパルス(以
下、これをシンバル駆動パルスSPと言う。)が1
個出力される。そして、このシンバル駆動パルス
SPはORゲート22を介してシンバル音源回路1
7−2へと供給され、シンバル音源回路17−2
からはシンバル音信号が、上鍵盤、下鍵盤又はペ
ダル鍵盤で前述の如く一定数以上の鍵が同時に押
鍵されるタイミングで出力される。
他方、上鍵盤、下鍵盤又はペダル鍵盤のいずれ
かにおいて所定個数以上の鍵が同時に押鍵される
と、前述の如く当該鍵盤に対応する押鍵数検出回
路4,5又は6の出力が“1”となるため、この
“1”出力によつて当該鍵盤のキースイツチ回路
1,2又は3の出力側に設けられたゲート回路1
2,10又は11はその特定の押鍵操作状態が継
続される間禁止状態となる。従つて、例えば上鍵
盤で3個以上の鍵が同時に押鍵されたとすると、
UKキースイツチ回路1からは押鍵された鍵に対
応するキーオン信号UKKONが出力されるが、
このキーオン信号UKKONはゲート回路12に
よつて遮断されてしまい、メロデイ楽音形成回路
13には伝達されることはないほか、下鍵盤又は
ペダル鍵盤において所定個数以上の鍵が同時に押
鍵された場合についてもLK、UK各キースイツ
チ回路2,3から出力されるキーオン信号
LKKON又はPKKONはゲート回路10又は11
によつて遮断されてしまい、これらのキーオン信
号は決してコード楽音形成回路14又はベース楽
音形成回路15へ伝達されることはない。
従つて、このように“ノーマルモード”の演奏
中に上鍵盤、下鍵盤又はペダル鍵盤の少なくとも
いずれかにおいて所定個数以上の鍵が同時に押鍵
されると、スピーカ20からはその特定の押鍵操
作のタイミングに応答して、その特定の押鍵操作
がなされた鍵に対応する楽音の替わりにシンバル
音が発生するとともに、その他の平常な押鍵操作
がなされている鍵盤に関しては、その押鍵操作が
なされた鍵に対応する楽音が平常通りに発生する
ことになり、つまり上鍵盤、下鍵盤又はペダル鍵
盤の少なくともいずれかにおいて特定の押鍵操作
をすることにより、“ノーマルモード”の演奏に
は何ら支障を与えることなく、しかも任意のタイ
ミングで上記“ノーマルモード”の演奏音にシン
バル音を効果的に添えることができるのである。
次に、この電子楽器の“ABCモード”におけ
る動作を説明する。この場合には、先ず自動伴奏
スイツチS1をオンにして“ABCモード”の設定
を行なうとともに、各キーオンメモリ8,9を単
なるオープンゲートとしてではなく前述のラツチ
回路として動作させ、さらにパターンゼネレータ
7をイネーブルし、各タイミング信号CT,BT,
……が出力可能な状態とする。
次いで、上鍵盤を所望の楽曲に沿つて押鍵操作
すると、前述の“ノーマルモード”の場合と同様
の経過を経てスピーカ20からは鍵操作に対応し
てメロデイ音が発音される。
一方、コード演奏を行なう場合には、所望する
コード音を構成する各鍵(例えば、コードがメジ
ヤとすれば、C、E、Gの鍵)を下鍵盤において
同時に押鍵する。この場合、通常のコード(例え
ば、メジヤコード、マイナコード、7thコード等)
を構成する各鍵の個数は4個以下であるから、こ
の押鍵操作によつては下鍵盤において5個以上の
鍵が同時に押鍵されることはなく、従つてゲート
回路10は決して禁止されることはない。この結
果、下鍵盤において所望のコードを構成する各鍵
が同時に押鍵されると、これに対応してLKキー
スイツチ回路2から出力されるキーオン信号
LKKONはゲート回路10を通過してキーオンメ
モリ8にラツチされ、下鍵盤においてあらたに別
の鍵が押鍵されるまでの間、コード楽音形成回路
14に対しては前記所望するコードに対応するキ
ーオン信号が供給され続けることになる。他方、
コード楽音形成回路14には、前記パターンゼネ
レータ7から出力されるコードタイミング信号
CTが供給されているから、キーオンメモリ8か
らキーオン信号LKKONが供給され続ける間、コ
ード楽音形成回路14からはそのキーオン信号
LKKONで指定されるコード楽音信号がコードタ
イミング信号CTで指定されるタイミングで自動
的にきざまれて出力され、かくしてスピーカ20
からは下鍵盤で指定されたコード音が所定の演奏
タイミングで自動的に発音される。
また、ベース演奏を行なう場合には、所望する
ベース音に対応する鍵をペダル鍵盤において押鍵
する。この場合にも、通常ベース演奏のためにペ
ダル鍵盤において2個以上の鍵が同時に押鍵され
ることはないため、この押鍵操作でPKキースイ
ツチ回路3から出力されるキーオン信号PKKON
はゲート回路11を通過してキーオンメモリ9に
ラツチされ、ペダル鍵盤において上記ベース音に
対応する鍵が離鍵されたのち、あらたに別の鍵が
押鍵されるまでの間、ベース楽音形成回路15に
対しては所望のベース音に対応するキーオン信号
PKKONが供給され続けることになる。他方、ベ
ース楽音形成回路15には、前記パターンゼネレ
ータ7から出力されるベースタイミング信号BT
が供給されているから、キーオンメモリ9からキ
ーオン信号PKKONが供給され続ける間、ベース
楽音形成回路15からはそのキーオン信号で指定
されるベース音がベースタイミング信号BTで指
定されるタイミングで自動的にきざまれて出力さ
れ、かくしてスピーカ20からはペダル鍵盤で指
定されたベース音が所定のタイミングで自動的に
発音される。
さらに、この“ABCモード”においては。、上
鍵盤、下鍵盤又はペダル鍵盤を何ら押鍵操作せず
とも、スピーカ20からはパーカツシヨン音(リ
ズム音)が所定のタイミングで自動的に発生す
る。すなわち、“ABCモード”に設定されると、
パターンゼネレータ7からはリズムタイミング信
号PT−1〜PT−nが出力され、これらはリズム
音形成回路16を構成する各打楽器音源回路17
−1〜17−nに各別に供給され、これらをトリ
ガするのである。
このように、この電子楽器においては“ABC
モード”の設定を行なつたのち、下鍵盤及びペダ
ル鍵盤において所望するコード音あるいはベース
音をそれぞれ押鍵指定しさえすれば、スピーカ2
0からはそのコード音又はベース音が自動的に所
定のタイミングでリズム音を交えて発音されるこ
とになり、従つて演奏者は下鍵盤又はペダル鍵盤
を1回押鍵しさえすれば、その後コード音又はベ
ース音が変更されるまでの間、下鍵盤又はペダル
鍵盤の操作について何ら気にかけずに上鍵盤によ
るメロデイ演奏だけに専念することができ、これ
により初心者等によつてもコード音、ベース音及
びリズム音を交えた演奏を容易に行なうことがで
きる。
これに対して、上述の如きABC演奏中に上鍵
盤、下鍵盤又はペダル鍵盤において所定の個数、
すなわち上鍵盤で3個以上、下鍵盤で5個以上、
ペダル鍵盤で2個以上の鍵が同時に押鍵される
と、前述の“ノーマルモード”の場合において説
明したと同様にして微分回路18からはシンバル
駆動パルスSPが出力され、これによりシンバル
音源回路17−2がトリガされる。
他方、このように上鍵盤、下鍵盤又はペダル鍵
盤において所定個数以上の鍵が同時に押鍵される
と、当該押鍵された鍵盤に対応する押鍵数検出回
路4,5又は6の出力は“1”となり、これによ
つて当該押鍵された鍵盤のキースイツチ回路1,
2又は3の出力側に設けられたゲート回路12,
10又は11はその特定の押鍵状態が継続する間
禁止状態とされる。このため、上記特定の押鍵操
作に対応して当該キースイツチ回路から出力され
るキーオン信号KONはゲート回路12,10,
11のいずれかによつて遮断されてしまい、メロ
デイ楽音形成回路13、キーオンメモリ8,9に
は伝達されないことになる。
従つて、上鍵盤において3個以上の鍵が同時に
押鍵されたものとすれば、その押鍵状態が継続す
る間、メロデイ楽音形成回路13からは前述の
“ノーマルモード”の場合で説明したように一切
のメロデイ楽音信号は出力されない。これに対し
て、下鍵盤において5個以上又はペダル鍵盤にお
いて2個以上の鍵が同時に押鍵操作された場合に
は、その押鍵操作に対応してLK又はPKキースイ
ツチ回路2又は3から出力されるキーオン信号
LKKON又はPKKONはキーオンメモリ8又は9
には一切伝達されることがなく、このためこれら
のキーオンメモリ8,9の記憶内容は何ら変更さ
れることはない。従つて、下鍵盤又はペダル鍵盤
において所定個数以上の鍵が同時に押鍵されたと
しても、コード楽音形成回路14又はベース楽音
形成回路15へ供給されるキーオン信号LKKON
又はPKKONの状態はそれまで通りに維持され、
コード楽音形成回路14又はベース楽音形成回路
15からは、それまで通りにコード楽音信号又は
ベース楽音信号が所定のタイミングで自動的に出
力され続けるのである。
このように、上鍵盤、下鍵盤又はペダル鍵盤の
いずれかにおいて、所定個数以上の鍵が同時に押
鍵された場合には、同時に所定個数だけ押鍵した
ことに起因して各楽音形成回路13,14,15
のいずれかから奇異な楽音信号が出力され、これ
がアンプ19に供給されるようなことは決つして
ないのである。
従つて、このように“ABCモード”の演奏中
に上鍵盤、下鍵盤又はペダル鍵盤の少なくともい
ずれかにおいて所定個数以上の鍵が同時に押鍵さ
れると、スピーカ20からはその特定の押鍵操作
のタイミングに応答して、その特定の押鍵操作が
なされた鍵に対応する楽音の替わりにシンバル音
が発生するとともに、その他の平常な押鍵操作が
なされている鍵盤に関しては、その押鍵操作がな
された鍵に対応する楽音が平常通りに発生するこ
とになり、つまり上鍵盤、下鍵盤又はペダル鍵盤
のの少なくともいずれかにおいて特定の押鍵操作
をすることにより、“ABCモード”の演奏には何
ら支障を与えることなく、しかも任意のタイミン
グで上記“ABCモード”の演奏音にシンバル音
を効果的に添えることができ、これにより若干単
調な自動リズム演奏に変化を与え演奏効果を一層
高めることができるものである。
かくして、この実施例に示される電子楽器によ
れば、演奏者の技術程度に応じて“ノーマルモー
ド”と“ABCモード”とのいずれかを選択する
ことができるとともに、いずれのモードに設定さ
れた場合にもそのモードにおける平常の動作には
何ら支障を与えることなく任意のタイミングにお
いてパーカツシヨン音を発生させることができ、
従来の連動パーカツシヨン装置のようにパーカツ
シヨン音を発生させるためには同時にコード音又
はベース音を発生させざるを得ないというような
制限を一切受けることがなく、また所定個数以上
の鍵を同時に押鍵操作しさえすれば、上鍵盤、下
鍵盤又はペダル鍵盤のいずれからでもパーカツシ
ヨン音を発生させることができるため、パーカツ
シヨン音を発生させるためには左右の手又は足の
なかでそのとき演奏に使用されていないもので、
もつとも身近な鍵を押鍵するだけでよく、従来の
バンドパーカツシヨン装置のようにわざわざ拍子
木部にまで手を伸ばして、比較的に小さなパーカ
ツシヨンボタンを正確に押圧操作する場合に比べ
て、その操作を著しく容易にすることができる。
尚、この実施例では上鍵盤、下鍵盤又はペダル
鍵盤のいずれを押鍵操作した場合にもシンバル音
が発生するように構成したが、各押鍵数検出回路
の出力をそれぞれ微分回路を介して別個の打楽器
音源回路へ供給するように構成すれば鍵盤別に異
なるパーカツシヨン音を発生させることができる
ことは勿論であり、さらにこれに加えて各微分回
路の出力を切換スイツチによつて任意の打楽器音
源回路へ供給し得るように構成すれば、各鍵盤を
楽曲に応じて任意のパーカツシヨン音発生に使用
することが可能となる。
また、この実施例では各鍵盤を所定個数以上同
時に押鍵した際に、その押鍵された鍵に対応して
奇異な楽音が発生することを禁じるために、各キ
ースイツチ回路の直後にゲート回路を介挿した
が、これらのゲート回路の介挿箇所はこれに限定
されないことは勿論であり、要するに上記特定の
押鍵操作に対応してスピーカから奇異な楽音が発
生することを防止できる箇所であればいかなる箇
所でもよい。
次に、第3図はこの出願に係る第2の発明の一
実施例を示すブロツク回路図である。
先ず、このブロツク回路図を構成する主要なブ
ロツクの機能及び回路構成を説明する。尚、第3
図に示される各ブロツクのなかで第1図に示すも
のと同一構成のものについては第1図と同一符号
を付すことにより説明は省略する。
図において、23はUKオクターブ検出回路で
あり、このUKオクターブ検出回路23からはい
ずれか1ビツトのみが“1”となる並列4ビツト
のデイジタル信号が出力されるようになされ、い
ずれのビツトの値が“1”となるかは、そのとき
上鍵盤において押鍵されている鍵のなかで最高音
の鍵が属するオクターブ音域に対応するように構
成されている。すなわち、今仮に上鍵盤において
A2,B2,C3,D3の各鍵が同時に押鍵されたもの
とすれば最高音D3の属する第3オクターブに対
応して、UKオクターブ検出回路23の第3ビツ
ト目の出力が“1”となるのである。
24はLKオクターブ検出回路であり、このLK
オクターブ検出回路24についてもいずれか1ビ
ツトのみが“1”となる並列4ビツトのデイジタ
ル信号が出力されるようになされており、いずれ
のビツトの値が“1”となるかは、そのとき下鍵
盤において押鍵されている鍵のなかで最高音の鍵
が属するオクターブ音域に対応するように構成さ
れている。すなわち、今仮に下鍵盤においてF2
G2,A3,B3,C3が同時に押鍵されているものと
すれば、最高音C3の続する第3オクターブに対
応して、LKオクターブ検出回路24の第3ビツ
ト目の出力が“1”となるのである。
これらのオクターブ検出回路23,24の具体
的な回路構成としては、例えば各キースイツチ回
路1,2の出力をオクターブ音域別に論理和演算
するOR回路と、各OR回路の出力“1”によつ
てそれよりも下位オクターブ音域のOR出力を全
て禁止する禁止回路とからなる所謂優先回路等に
よつて構成される。
7はパターンゼネレータであつて、このパター
ンゼネレータ7は自動伴奏スイツチS4がオン状態
にある場合に限り、各種タイミング信号CT,PT
−1〜PT−4を出力するように構成されている。
25,26はゲート回路であつて、常時は禁止
された状態にあり、制御端子ENに“1”信号が
供給されている間に限つて、禁止を解かれるよう
に構成されている。
次に、この実施例に示される電子楽器の動作を
系統的に説明する。この電子楽器においても“ノ
ーマルモード”と“ABCモード”とを選択する
ことができ、またいずれの演奏モードにおいても
いずれかの鍵盤において一定数以上の鍵を同時に
押鍵することにより、その押鍵されたタイミング
に同期して何らかのパーカツシヨン音を発生させ
ることができるのであるが、特にこの第2図に示
す電子楽器の特徴はこのようにいずれかの鍵盤に
おいて一定数以上の鍵が同時に押鍵操作された場
合に、その同時に押鍵操作された複数の鍵のなか
で最高音の鍵が当該鍵盤においていずれのオクタ
ーブ音域に属する鍵であるかによつて異なる種類
のパーカツシヨン音を発生させることができるこ
とにある。
そこで、これを“ノーマルモード”の場合で代
表して説明する。自動伴奏スイツチS4をオフにし
て“ノーマルモード”の設定を行ない、ついで
UK、LKパーカツシヨンスイツチS2,S3を適宜
オンする。
この状態において、上鍵盤、下鍵盤を所望の楽
曲に沿つて押鍵操作すると、このような楽曲に沿
つた押鍵操作によつては、上鍵盤において3個以
上、下鍵盤において5個以上の鍵がそれぞれ同時
に押鍵されることは殆んどないから、各押鍵数検
出回路4,5の出力は“0”に保持され、ゲート
回路12,10はいずれも禁止されることはな
い。従つて、この状態にては、UKキースイツチ
回路1から出力されるキーオン信号UKKONは
ゲート回路12を通過してメロデイ楽音形成回路
13へ、LKキースイツチ回路2から出力される
キーオン信号LKKONはゲート回路10を通過し
てコード楽音形成回路14へそれぞれ供給され、
前述と同様の経過を経てスピーカ20からはメロ
デイ音及びコード音が各鍵盤の押鍵操作に対応し
て発音させることになる。
これに対して、上鍵盤において3個以上の鍵が
同時に押鍵されるか、または下鍵盤において5個
以上の鍵が同時に押鍵されるかの少なくとも1つ
の状態になる、前者の場合であればUK押鍵数検
出回路4の出力が“1”となることによつてゲー
ト回路25は禁止が解かれるとともにこれとは反
対にゲート回路12は禁止状態とされ、また後者
の場合であればLK押鍵数検出回路5の出力が
“1”となることによつてゲート回路26は禁止
が解かれるとともにこれとは反対にゲート回路1
0は禁止状態とされる。
従つて、例えば上鍵盤において3個以上の鍵が
同時に押鍵された場合であれば、その押鍵状態が
継続する間、UKオクターブ検出回路23の4ビ
ツト並列出力はゲート回路25を通過したのち
ORゲート27〜30を経て微分回路31〜34
へと供給され、また下鍵盤において5個以上の鍵
が同時に押鍵された場合であれば、その押鍵状態
が継続する間、LKオクターブ検出回路24の4
ビツト並列出力はゲート回路26を通過したのち
同様にしてORゲート27〜30を経て微分回路
31〜34へ供給される。そして、微分回路31
〜34の出力側には、ORゲート回路27〜30
の出力“1”の上立りに同期して微小パルス幅の
パルスP−1〜P−4(以下、これを順にバスド
ラ駆動パルス、シンバル駆動パルス、ボンゴ駆動
パルス及びコンガ駆動パルスと称する。)が出力
され、これらのパルスP−1〜P−4はORゲー
ト35〜38をそれぞれ経てバスドラム音源回路
17−1、シンバル音源回路17−2、ボンゴ音
源回沿17−3及びコンガ音源回路17−4へ供
給され、これらをトリガさせることになる。
ここで、前述の如くUK、LK各オクターブ検
出回路23,24の出力側には、いずれか1ビツ
トの値のみが“1”となる4ビツトのデイジタル
信号が出力されるように構成されており、またこ
の4ビツト信号の第何ビツト目に“1”が出力さ
れるかは当該オクターブ検出回路に対応する鍵盤
でそのとき押鍵されている鍵のなかで最高音の鍵
の属するオクターブ音域に対応するものであるか
ら、例えば上鍵盤において3個以上の鍵が同時に
押鍵され、かつそれらの鍵の最高音鍵の属するオ
クターブ音域が、例えば第4オクターブであつた
とすると、これに対応してコンガ音源回路17−
4がトリガされることになり、また例えば下鍵盤
において5個以上の鍵が同時に押鍵され、かつそ
れらの鍵の最高音鍵の属するオクターブ音域が第
2オクターブであつたとすると、シンバル音源回
路17−2がトリガされることになる。
かくして、この実施例に示される電子楽器によ
れば、演奏モードを“ノーマルモード”に設定し
たのち楽曲に沿つて上鍵盤、下鍵盤を普通に押鍵
操作すれば、スピーカ20からは押鍵操作された
鍵に対応するタイミングでメロデイ音又はコード
音が発音され、他方以上の演奏の最中に上鍵盤に
おいて同時に3個以上の鍵を押鍵操作するか、又
は下鍵盤において同時に5個以上の鍵を押鍵操作
すると、その同時に押鍵操作さされている鍵に対
応する楽音の発生は一切禁止されてしまい、その
替わりに上記同時に押鍵された鍵のなかで最高音
鍵がいずれのオクターブ音域に属するかによつて
バスドラム音、シンバル音、ボンゴ音又はコンガ
音のいずれかが上記押鍵操作のタイミングで発音
されるのである。
従つて、この電子楽器によれば通常の演算機能
については何ら損ねることなく、任意のタイミン
グで好みのパーカツシヨン音を選択的に発生させ
ることができ、しかも好みのパーカツシヨン音を
選択するについては上鍵盤又は下鍵盤において、
好みのパーカツシヨン音に割当てられたオクター
ブ領域に大概の見当をつけて所定個数以上の鍵を
同時に押鍵するだけでよく、従来のハンドパーカ
ツシヨン装置に比べてより高度なパーカツシヨン
演奏をより簡単に行なわせることができる。
尚、この実施例ではUK、LK各オクターブ検
出回路23,24の出力をORゲート27〜30
を介して共通に接続し、上鍵盤又は下鍵盤のいず
れによつても共通の4種のパーカツシヨン音を選
択し得るように構成したが、上鍵盤及び下鍵盤の
各オクターブを別のパーカツシヨン音源回路に対
応させれば、より多数のパーカツシヨン音を得る
ことができることは勿論である。
さらに、この実施例では多数同時に押鍵操作が
なされたとき、それがいずれのオクターブ音域に
おいてなされたかを検出するために最高音がいず
れのオクターブ音域に属するかを検出するように
構成したが、これに替えて最低音又は真中の音等
がいずれのオクターブ音域に属するかを検出する
ようにしても同様の効果を得ることができること
は勿論である。
以上の各実施例の説明でも明らかなように、こ
の出願に係る発明は各鍵盤における押鍵操作状態
が楽曲の演奏に際して行なわれ得る通常のもので
あるか否かを判別し、それが通常の押鍵操作であ
る場合にはその操作に応じて通常の楽音(すなわ
ち、メロデイ音、コード音、ベース音)を発生せ
しめ、他方それが特別の押鍵操作である場合に
は、その押鍵された鍵に対応する通常の楽音の発
生を禁止し、その替りに特定のパーカツシヨン音
を発生させるようにしたものであるから、各鍵盤
を通常の楽音発生用の鍵盤として使用しつつも、
必要に応じてこれをパーカツシヨン音発生用の操
作子としても使用することができ、この種電子楽
器の機能を安価な構成で一層豊富にしつつもその
使い易さを一層向上させることができるものであ
る。
特に、本発明にあつては、本来演奏上想定され
ない押鍵状態に着目して楽音制御を行なつたもの
で、これによれば掌、腕、足の裏全体による押鍵
などによつて容易に打楽器音を発生させることが
できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、この出願に係る第1の発明の一実施
例を示すブロツク回路図、第2図は第1図に示し
た押鍵数検出回路の具体例を示す回路図、第3図
はこの出願に係る第2の発明の一実施例を示すブ
ロツク回路図である。 1,2,3……キースイツチ回路、4,5,6
……押鍵数検出回路、10,11,12……ゲー
ト回路(楽音発生禁止手段)、13,14,15
……楽音形成回路(楽音発生手段)、17−1〜
17−n……打楽器音源回路(打楽器音発生手
段)、23,24……押鍵音域検出回路。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 複数の鍵を有する鍵盤部と、 この鍵盤部で押鍵された鍵に対応する楽音を発
    生する楽音発生手段と、 前記鍵盤部において、通常のメロデイー演奏や
    伴奏演奏時の押鍵数以上の鍵が同時に押鍵された
    ことを検出する検出手段と、 この検出手段によつて、通常のメロデイー演奏
    や伴奏演奏時の押鍵数以上の鍵が同時に押鍵され
    たことが検出されたときには、押鍵されている鍵
    に対応する楽音の発生を禁止する楽音発生禁止手
    段と、 前記検出手段によつて、通常のメロデイー演奏
    や伴奏演奏時の押鍵数以上の鍵が同時に押鍵され
    たことが検出されたときには、所定の打楽器音を
    発生させる打楽器音発生手段と、 を具備することを特徴とする電子楽器。 2 前記鍵盤部は複数の鍵グループからなり、前
    記楽音発生手段、検出手段、楽音発生禁止手段お
    よび打楽器音発生手段は、上記各鍵グループ毎に
    独立して設けられるものである特許請求の範囲第
    1項記載の電子楽器。 3 複数の鍵を有する鍵盤部と、 この鍵盤部で押鍵された鍵に対応する楽音を発
    生する楽音発生手段と、 前記鍵盤部において、通常のメロデイー演奏や
    伴奏演奏時の押鍵数以上の鍵が同時に押鍵された
    ことを検出する押鍵数検出手段と、 前記鍵盤部において押鍵された鍵がいずれの音
    域に属するものであるかを検出する押鍵音域検出
    手段と、 前記押鍵数検出手段によつて、通常のメロデイ
    ー演奏や伴奏演奏時の押鍵数以上の鍵が同時に押
    鍵されたことが検出されたときには、押鍵されて
    いる鍵に対応する楽音の発生を禁止する楽音発生
    禁止手段と、 前記押鍵数検出手段によつて、通常のメロデイ
    ー演奏や伴奏演奏時の押鍵数以上の鍵が同時に押
    鍵されたことが検出されたときには、前記押鍵音
    域検出手段により検出される押鍵音域に応じて異
    なる打楽器音を発生する打楽器音発生手段と、 を具備することを特徴とする電子楽器。 4 前記押鍵音域検出手段は、前記鍵盤部の各音
    域に対応した複数の出力ラインを有し、鍵盤部で
    押鍵された鍵の中から所定の条件に従つて単一の
    鍵を選択し、該鍵の属する音域に対応した出力ラ
    インに信号を生じるものであり、 前記打楽器音発生手段は、上記各出力ラインに
    接続された互いに異なる複数の打楽器音源回路を
    有し、前記押鍵数検出手段によつて通常のメロデ
    イー音演奏や伴奏演奏時の押鍵数以上の鍵が同時
    に押鍵されたことが検出されたとき、上記各出力
    ラインに生じる信号により上記各打楽器音源回路
    を駆動するようにした特許請求の範囲第3項記載
    の電子楽器。
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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS54123018A (en) * 1978-03-17 1979-09-25 Nippon Gakki Seizo Kk Electronic instrument with automatic accompanying device
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