JPS63132952A - 塩化ビニル系樹脂組成物からなる透明フィルムまたはシート - Google Patents

塩化ビニル系樹脂組成物からなる透明フィルムまたはシート

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JPS63132952A JP27933286A JP27933286A JPS63132952A JP S63132952 A JPS63132952 A JP S63132952A JP 27933286 A JP27933286 A JP 27933286A JP 27933286 A JP27933286 A JP 27933286A JP S63132952 A JPS63132952 A JP S63132952A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、塩化ビニル系樹脂組成物に関し、さらに詳細
には帯電防止性、導電性、難燃性、透明性に優れた塩化
ビニル系樹脂フィルムあるいはシートを提供することが
可能な塩化ビニル系樹脂組成物に関する。
〔従来の技術〕
従来、帯電防止性、難燃性を有する透明塩化ビニル系樹
脂成形品、例えば帯電防止性、難燃性を有する透明塩化
ビニル樹脂フィルムあるいはシートを製造する方法とし
そは、■難燃性可塑剤であるリン酸エステル系可塑剤(
例えば、トリクレジルホスフェートなど)を配合して得
られる塩化ビニル系樹脂組成物から透明フィルム(シー
ト)を製造し、このフィルム表面に超微粒子金属とバイ
ンダー樹脂と溶剤とを混合して得られた導電性処理剤を
全面にコーティングする方法やカーボンブラックとバイ
ンダー樹脂と溶剤とを混合して得られた導電性処理剤を
網目状にコーティングする方法、■難燃性を有するトリ
クレジルホスフェートなどのリン酸エステル系可塑剤の
ほかに帯電防止剤を配合した塩化ビニル系樹脂組成物を
採用する方法、■前記リン酸エステル系可塑剤などによ
って難燃性を付与された塩化ビニル系樹脂組成物よりフ
ィルムあるいはシートを製造し、この表面に帯電防止剤
をコーティングする方法などが提案されている。
〔発明が解決しようとする問題点〕
しかしながら、前記■導電性処理剤をコーティングする
方法では、フィルムあるいはシート表面にカーボンブラ
ックや超微粒子金属がコーティングされているため、例
えば全光線透過率が80%以上であるという完全に透明
に近いものは得られないのが現状である。また、カーボ
ンブラックで処理されたものは、黒く着色されており、
色相上用途が制限されるし、超微粒子金属で処理された
ものでは、ヘイズ値が大きくなるという欠点をも有する
。さらに、この方法では、表面コーティングによって導
電性を得ているが、過酷な使用条件では、導電性塗膜が
溶解または剥離する場合がある。
また、前記■難燃性可塑剤と帯電防止剤とを配合した塩
化ビニル系樹脂組成物を使用する場合には、従来の帯電
防止剤を併用しており、これでは充分な導電性効果が得
られず、充分な帯電防止効果を得よるために帯電防止剤
を多量に添加すると、逆に激しいブリード、ブルーム現
象が生起して、フィルムやシートの外観、透明性を損な
うことになり、実用に供し得ないものである。しかも、
フィルムやシート表面にブリードした帯電防止剤を拭き
取った場合、導電性効果が元に戻るのに、かなりの日数
を要することになる。
さらに、前記■フィルムやシートの表面に単に帯電防止
剤をコーティングする方法では、導電性効果の永続性に
欠けるものである。
本発明は、前記従来技術の問題点を背景になされたもの
で、難燃性を有し、透明で(全光線透過率が80%以上
)、導電性(表面抵抗109〜101茸Ω)を有し、永
続的に難燃性、導電性を有する透明なフィルム、シート
を製造することが可能な塩化ビニル系樹脂組成物を提供
することにある。
〔問題点を解決するための手段〕
すなわち、本発明は、塩化ビニル系樹脂100重量部に
対して、下記一般式で表されるフタル酸エステル系可塑
剤(■)(以下「可塑剤(I)」ということがある)と
、リン酸エステル系可塑剤(II)(以下「可塑剤(I
I)」ということがある)とを、(1)+ (II)が
30〜60重量部で、かつ(1) / (II)の重量
比が4/1〜1/4となるように配合したことを特徴と
する塩化ビニル系樹脂組成物を提供するものである。
(式中、Rは同一または異なっていてもよく、炭素数3
〜15の長鎖状または分岐状アルキル基、Aは炭素数2
〜4のアルキレン基、mSnは同一または異なっていて
もよく、1〜7の整数、ただし、A+Hの炭素数は5〜
17である。)本発明に使用され乏塩化ビニル系樹脂と
は、塩化ビニル単独重合体(ポリ塩化ビニル)、あるい
は塩化ビニルと他のモノマー、例えばエチレン、酢酸ビ
ニル、ビニルエーテル、マレイン酸エステル、(メタ)
アクリル酸、(メタ)アクリル酸エステルとの共重合体
をも含むものである。
本発明の樹脂組成物は、かかる塩化ビニル系樹脂に、帯
電防止性、導電性を付与するために前記フタル酸エステ
ル系可塑剤(1)と、難燃性を与えるためにリン酸エス
テル系可塑剤(If)とを特定の割合で配合したもので
ある。
ここで、前記一般式で表されるフタル酸エステル系可塑
剤(1)は、特開昭59−105037号公報において
既に提案されたものであるが、本発明らは、この可塑剤
(1)と可塑剤(II)とを塩化ビニル系樹脂に対して
特定割合で併用して混合すると、導電性、難燃性が相乗
的に著しく発現されることを見出したものである。
この可塑剤(1)について、前記公開公報の一部を援用
して説明すると、このものは、炭素数1〜3の直鎖状ま
たは分岐状脂肪族アルコールに炭素数2〜4のアルキレ
ンオキサイドを1〜7モル付加し、アルコールとアルキ
レンオキサイドの合計炭素数が5〜17である末端ヒド
ロキシル化合物と、フタル酸とを、一般的なフタル酸エ
ステルの製造方法に準じて製造することができる。
アルコールの炭素数、アルキレンオキサイドの付加モル
数およびアルコールとアルキレンオキサイド合計炭素数
は、前記一般式で規定した範囲を外れると、導電性を有
する可塑剤としてのバランスが失われ好ましくない、ア
ルコールにアルキレンオキサイドを付加する場合、付加
モル量が単一にならず、前後に分岐するケースがみられ
るが、前記一般式に含まれる範囲であれば、単一物のみ
ならず、付加モル量の異なったものの混合物であっても
よい。
かかる可塑剤(1)としては、例えばプロパツールに、
エチレンオキサイド1〜7モル、プロピレンオキサイド
1〜4モル、もしくはブチレンオキサイド1〜3モルを
付加させた化合物、ブタノールに、エチレンオキサイド
1〜6モル、プロピレンオキサイド1〜4モル、もしく
はブチレンオキサイド1〜3モル付加させた化合物、ヘ
キサノールに、エチレンオキサイド1〜5モル、プロピ
レンオキサイド1〜3モル、もしくはブチレンオキサイ
ド1〜2モル付加させた化合物、ヘプタツールに、エチ
レンオキサイド1〜5モル、プロピレンオキサイド1〜
3モル、もしくはブチレンオキサイド1〜2モル付加さ
せた化合物、オクタツールに、エチレンオキサイド1〜
4モル、プロピレンオキサイド1〜3モル、もしくはブ
チレンオキサイド1〜2モル付加させた化合物、ノナノ
ールに、エチレンオキサイド1〜4モル、プロピレンオ
キサイド1〜2モル、もしくはブチレンオキサイド1〜
2モル付加させた化合物、デカノールに、エチレンオキ
サイド1〜3モル、プロピレンオキサイド1〜2モル、
もしくはブチレンオキサイド1モル付加させた化合物、
ドデカノールに、エチレンオキサイド1〜2モル、プロ
ピレンオキサイド1モル、もしくはブチレンオキサイド
1モル付加させた化合物、トリデカノールに、エチレン
オキサイド1〜2モル、プロピレンオキサイド1モル、
もしくはブチレンオキサイド1モル付加させた化合物、
テトラデカノールに、エチレンオキサイド1モル、もし
くはプロピレンオキサイド1モル付加させた化合物、ペ
ンタデカノールに、エチレンオキサイド1モル付加させ
た化合物、またはそれぞれに該当する第2級アルコール
に、該当するアルキレンオキサイドを付加させた化合物
の単独または混合物の、フタル酸ジエステル(置換エス
テルを含む)が挙げられる。
次に、可塑剤(If)としては、通常使用されるリン酸
エステル系可塑剤が全て使用できるが、例えば一般式P
O(OAOR)s  (式中、AおよびRは前記に同じ
であり、Rは同一または異なっていてもよく、炭素数3
〜15の長鎖状または分岐状アルキル基、Aは炭素数2
〜4のアルキレン基である)で表されるリン酸エステル
(具体的にはトリブトキシエチルホスフェートなど)、
トリクレジルホスフェート(TCP) 、)リブチルホ
スフェート、トリフェニルホスツブエート、トリクロル
エチルホスフェート、トリオクチルホスフェート、ジフ
ェニルクレジルホスフェートなどを挙げることができろ
か、好ましくは前記一般式PO(OAOR)sで表され
るリン酸エステル、またはトリクレジルホスフェートで
ある。
本発明では、塩化ビニル系樹脂に可塑剤(りと可塑剤(
II)とを特定量含有させたものであるが、その他の可
塑剤、例えばジブチルフタレート、ジオクチルフタレー
ト、ブチルベンジルフタレートなどのフタル酸エステル
;ジオクチルアジペート、ジオクチルアゼレート、ジオ
クチルセバケートなどの脂肪族多塩基酸エステル;さら
にクエン酸エステル、エポキシ系可塑剤、ポリエステル
系可塑剤、ウレタン系可塑剤などを、難燃性および導電
効果を阻害しない範囲で併用することもできる。
可塑剤(1)と可塑剤(If)の使用割合は、塩化ビニ
ル系樹脂100重量部に対して、(■)+(II)が3
0〜60重量部、好ましくは35〜60重量部であり、
30重量部未満では帯電防止性、導電性に乏しいものと
なり、一方60重量部を超えると帯電防止性、導電性が
比例的に増大せず、経済的でないばかりか、難燃性を得
ることが難しくなり、いずれも好ましくない。
この可塑剤(1)と可塑剤(II)の使用比率は目的と
する製品の風合によって異なるが、(I)/(II)の
重量比で、4/1−1/4、好ましくは3/1〜1/3
である。
なお、本発明の組成物において、リン酸エステル系可塑
剤(II)として、一般式PO(OAOR)s表される
リン酸エステル(トリプトキシエチルホスフェートなど
)を使用する場合には、塩化ビニル系樹脂100重量部
に対して(1)+ (II)が30〜60重量部、かつ
リン酸エステル系可塑剤(II)の割合が、全可塑剤(
(1) + (If) )に対して25〜83重量%に
なすことが好ましい。
また、本発明の組成物において、リン酸エステル系可塑
剤(If)として、トリクレジルホスフェート(TCP
)をを使用する場合には、塩化ビニル系樹脂100重量
部に対して(I) + (II)が40〜60重1部、
かつフタル酸エステル系可塑剤(りの割合が、全可塑剤
((1) + (II) )に対して33〜70重景%
に重量ことが好ましい。
本発明の組成物には、さらに必要に応じて安定剤、着色
剤、滑剤などを含有していていもよい。
この安定剤としては、例えばジブチルスズラウレートな
どのスズ系安定剤、ステアリン酸亜鉛、ステアリン酸カ
ルシウムなどの金属石鹸などを挙げることができる。ま
た、滑剤としては、例えば高級脂肪酸エステル、低分子
量ポリエチレンなどの通常塩化ビニル系樹脂組成物に使
用される滑剤が使用される。
本発明の塩化ビニル系樹脂組成物は、従来の塩化ビニル
系樹脂組成物と同様にして、混合、混煉され、例えばカ
レンダー加工などによって、フィルム、シートとして使
用される。
すなわち、スーパーミキサー、ブレングーなどの混合機
により塩化ビニル系樹脂、可塑剤(1)および(II)
、必要に応じて安定剤、着色剤、他の可塑剤、滑剤など
を混合され、バンバリーミキサ−、ミキシングロール、
押し出し機などにより混練され、さらに必要に応じて造
粒され、フィルムあるいシート用材料として使用される
本発明の塩化ビニル系樹脂組成物は、フィルム、シート
のほか、塩化ビニル系樹脂成形品のあらゆる分野、例え
ばパツキン、チューブ、ホース、レザー、電線被覆、ジ
ャバラ状成形品、自動車のバンパー、自転車のハンドル
グリップ、電子機器の基材などにも利用することができ
る。
〔作用〕
本発明の塩化ビニル系樹脂組成物は、フタル酸エステル
系可塑剤(1)が帯電防止性、導電性を与え、またリン
酸エステエル系可塑剤(II)が難燃性を与えると同時
に、これらの可塑剤(1)および(II)が相乗的に作
用して、難燃性、帯電防止性、導電性を著しく高めるも
のである。
〔実施例〕
以下、実施例を挙げ、本発明をさらに具体的に説明する
が、本発明は以下の実施例に限定されるものではない。
なお、実施例中、表面抵抗はJIS−に6911に、全
光線透過率はJIS  K7105に、難燃性は消防法
施行規則第4条の3に、それぞれ準拠して測定したもの
であり、また強制ブリードはサンプルを40℃×湿度8
0%の雰囲気下に1週間放置したあとの状態を観察し、
○が外観に変化なし、Δが若干ブリード、×が激しくブ
リードとして評価したものである。
実施例1 塩化ビニル系樹脂(PVC)100重量部に対し、フタ
ル酸エステル系可塑剤(1)として、新日本理化■製、
サンソサイザーC−1100、リン酸エステル系可塑剤
(II)として、トリクレジルホスフェート(TCP)
を使用し、可塑剤の総計量を50重量部とし、可塑剤(
りと(II)の混合比率を種々変えて塩化ビニル系樹脂
組成物を作製し、これを用いてテストロールにて厚さ0
.3鶴のフィルムを製造し、表面抵抗、全光線透過率、
難燃性を評価した。結果を第1表に示す。
第1表 *1)平均重合度;下−1050の塩化ビニル単独重合
体 *2)Ba−Zn系安定剤 $3)Ba−Zn系金属石鹸 第1表から明らかなように、実験阻1−5〜1−6は、
表面抵抗の値は小さいものの、消防法施行規則第4条の
3の規定による難燃性試験において炭化面積の基準を満
たしておらず、また実験ぬ1−7は、難燃性に優れてい
るが、表面抵抗の値が大きく、帯電防止性に劣るもので
ある。
これに対し、実験11k11−1〜1−4は、表面抵抗
の値および難燃性のいずれの面からも基準を満足してい
る。
実施例2 可塑剤の総計量を4omt部とし、可塑剤(1)と(I
f)の混合比率を種々変えた以外は、実施例1と同様に
してフィルムを製造し、表面抵抗、全光線透過率、難燃
性を評価した。結果を併せ、第2表に示す。
(以下余白) 第2表 実施例3 可塑剤の総計量を60重量部とし、可塑剤(I)と(I
I)の混合比率を種々変えた以外は、実施例1と同様に
してフィルムを製造し、表面抵抗、全光線透過率、難燃
性を評価した。結果を第3表に示す。
第3表 実施例4 下記配合処方で塩化ビニル系樹脂組成物を調製し、この
組成物を用いて実施例1と同様にしてフィルムを製造し
、流水処理による帯電防止性能の変化を実験した。結果
を第4表に示す。
第4表 *4)大協化成■製、カチオン系帯電防止剤*5)フィ
ルム上に、カチオン系帯電防止剤(花王側製、エレクト
ロストリッパーQN)の1重量%水溶液をスプレー処理
した。
第4表から明らかなように、本発明の樹脂組成物より得
られるフィルムは、流水に24時間浸漬後も帯電防止性
に優れたものであるが(実験隘4−1)、これに対し可
塑剤(1)の代わりにり。
Pを使用し、かつ通常の帯電防止剤を練り込んだもの(
実験N14−2) 、あるいは可塑剤(1)の代わりに
DOPを使用し、かつ通常の帯電防止剤をフィルム表面
にコーティングしたもの(実験光4−3)では、耐久性
に劣りいずれも流水24時間浸漬後の帯電防止性能が悪
化している。
実施例5 塩化ビニル系樹脂(PVC)100重量部に対し、フタ
ル酸エステル系可塑剤(1)として、新日本理化■製、
サンソサイザーC−1100、リン酸エステル系可塑剤
(II)として、大へ化学■製、TBXPを使用し、可
塑剤の総計量を30重量部とした以外は、実施例1と同
様にして実験し、表面抵抗、全光線透過率、難燃性、強
制ブリードを評価した。結果を第5表に示す。
第5表 第5表から明らかなように、実験Na5−5は、表面抵
抗、難燃性に優れるが、ブリードの点で実用性に劣り、
また実験光5−5〜5−6は、表面抵抗の値は小さいも
のの、消防法施行規則第4条の3の規定による難燃性試
験において、炭化面積の基準を満たしていない。これに
対し、実験11h5−1〜5−4は、表面抵抗の値およ
び難燃性のいずれの面からも基準を満足し、ブリードの
点でも実用に耐えるものである。
実施例6 可塑剤の総計量を40重量部とし、可塑剤(1)と(I
I)の混合比率を種々変えた以外は、実施例5と同様に
して実験した。結果を併せ、第6表に示す。
(以下余白) 第6表 実施例7 可塑剤の総計量を50重量部とした以外は、実施例5と
同様に実験した。結果を第7表に示す。
第7表 実施例8 可塑剤の総計量を60重量部とした以外は、実施例5と
同様に実験した。結果を第8表に示す。
第8表 実施例9 下記配合処方で塩化ビニル系樹脂組成物を調製し、この
組成物を用いて実施例1と同様にしてフィルムを製造し
、実施例4と同様にして流水処理による帯電防止性能の
変化を実験した。
結果を第9表に示す。
第9表 第9表から明らかなように、本発明の樹脂組成物より得
られるフィルムは、流水に24時間浸漬後も帯電防止性
に優れたものであるが(実験tlkL9−1)、これに
対し可塑剤(1)の代わりにり。
Pを、また可塑剤(II)としてTCPを併用し、かつ
通常の帯電防止剤を練り込んだもの(実験隘9−2)、
あるいは可塑剤(1)の代わりにDOPを、また可塑剤
(II)としてTCPを併用し、かつ通常の帯電防止剤
をフィルム表面にコーティングしたもの(実験1に9−
3)では、耐久性に劣りいずれも流水24時間浸漬後の
帯電防止性能が悪化していることが分かる。
〔発明の効果〕
本発明は、難燃性を有し、透明で(全光線透過率が80
%以上)、導電性(表面抵抗109〜1018Ω)であ
り、永続的に難燃性、導電性を有するフィルム、シート
を製造することが可能な塩化ビニル系樹脂組成物を提供
することができる。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)塩化ビニル系樹脂100重量部に対して、下記一
    般式で表されるフタル酸エステル系可塑剤( I )と、
    リン酸エステル系可塑剤(II)とを、( I )+(II)
    が30〜60重量部で、かつ( I )/(II)の重量比
    が4/1〜1/4となるように配合したことを特徴とす
    る塩化ビニル系樹脂組成物。 ▲数式、化学式、表等があります▼ (式中、Rは同一または異なっていてもよく、炭素数3
    〜15の長鎖状または分岐状アルキル基、Aは炭素数2
    〜4のアルキレン基、m、nは同一または異なっていて
    もよく、1〜7の整数、ただし、A+Rの炭素数は5〜
    17である。)
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5969029A (en) * 1992-07-29 1999-10-19 Sumitomo Chemical Company, Limited Process for producing a gas barrier resin composition
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