JPS59133241A - 難燃性組成物 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、耐寒性に優れた難燃性組成物に関する。

北氷洋や酷寒地での油田探索においては、低温度におい
て可撓性を有し、しかも難燃性を有するプラスチック材
料にて被覆された電線、ケーブルが要求される。

従来、耐寒性と難燃性の両方に優れた組成物が知られて
いない事に鑑みて、本発明では、特許請求の範囲に示す
構成からなる上記両特性に優れた組成物を提案する”も
のである。

ポリ塩化ビニルとしては、電線用として知られている重
合度１８００〜６０００程度のものでよい。

無機難燃剤としては、二酸化アン七チン、二酸化アンモ
チン、三酸化モリブデ７＋ＺｎＯ”ｎＭｏｏ４　、　％
　Ｏ”　ＺＨＭＯ０４、硼酸亜鉛、メタ硼酸ノく１ノラ
ム、水酸化アルミニウム、あるいはその他通常の難燃性
コム、プラスチック組成物中において無機難燃剤として
知られているものが用いられる。

易燃性可塑剤としては、フタル酸ジー２−エチル′＼キ
／ルエスデル（ＤＯＰ）、７タル酸シイノオクチルエス
テル（ＤｌｏＰ）、フタル酸−〇−オクチルエステル（
］）ｎｏ　ｐ　）　＋　フタル酸ジノニルエステル（Ｄ
　Ｎ　ｐ　）　＋フタル酸ジインノニルエステル（Ｄｉ
ＮＰ）、フタル酸ジイソテフルエステル（ＤＩＤＰ）、
ｃ７〜ｃ１１のフタル酸混基エステル類等のフタル酸エ
ステル類、トリメリット酸トリオクチルエステル（ＴＯ
ＴＭ）、トリメリット酸トリーｎ−オクチルエステル（
Ｔ　ｎ　ＯＴ　Ｍ　）　等のトリメリット酸エステル類
、アジピン酸ジオクチルエステル（Ｄ　ＯＡ　）等のア
ジピン酸エステル類、アゼライン酸ジオクチルエステル
（ＤＯＺ　）笠のアゼライン酸エステル類、セバンン酸
ジオクチルエステル（Ｄｏ　ｓ　）　４％のセパ７ン酸
エステル類、あるいハソの他ポリ塩化ビニル用として知
られている易燃性の可塑剤が用いられるが、好ましくは
、ポリ塩化ビニルに対して相溶性の良いフタル酸エステ
ル類、トリメリット酸エステル類、アジピン酸エステル
類、アゼライン酸エステル類等、特にＤ　ｎ　ＯＰ　、
　Ｄ　工Ｎ　Ｐ　、　Ｄ　より　Ｐ　、　　０７〜０１
１の７タル酸混基エステル類＋　Ｔ　ｎ　Ｔ　Ｏ，Ｍ等
である。

難燃性可塑剤としては、リン酸トリフェニルエステル（
ＴＰＰ）、リン酸りレンールフェニルエステル（ＯＤＰ
）、！Ｊン酸ジフェニルイソプロピルフェニルエステル
（Ｒｅｏｆｏｓ　６５　）　、　　！Ｊン酸トリクレジ
ルエステル（ＴＣＰ）、リン酸トリキノリルエステル（
ＴＸＰ　）、　リン酸トリー２−エチルヘキンルエステ
ル（ＴＯＰ）、リン酸オクチルジフェニルエステル（Ｓ
　−１４，１）、リン酸インデンルジフェニルエステル
（Ｓ−１４８）等のリン酸エステル類、リン酸トリスク
ロルエチルエステル（ＴＣ！ＥＰ）＋’Ｊン酸トリスジ
クロルプロピルエステル（ＯＲＰ）。

リン酸トリスフ１０ムカロルグロビルエステル（ＦＧ−
１００）等の・・ロゲン含有すン酸エステル類、塩素化
パラフィン等のハロゲン含有可塑剤類が用いられるが、
好ましくは難燃化効果が良く、かつポリ塩化ビニルに対
する相溶性の良いリン酸エステル類、特にＴ　ＯＰ　＋
’　Ｓ　−１，４］、　。

Ｓ　−１，４８が好ましい。

一般に易燃性可塑剤は、ポリ塩化ビニルに対して優れた
可塑化効果を有するため耐寒性の良・いポリ塩化ビニル
を製造するうえで好ましい可塑剤であるが、難燃性でな
い欠点があり、−万難燃性可塑剤はその逆の性質を有す
る。これが従来耐寒性にして歿燃性を有するポリ塩化ビ
ニルが提案されていなかった理由であるが、本発明にお
いては、上記した易燃性可塑剤と難燃性可塑剤とを特定
の割合で使用し、かつ無機難燃剤をも併用することによ
り、従来なし得なかった本発明の前記目的が達成される
。

即ち、ポリ塩化ビニル１００部（Ｍ置部、以下同様）あ
たり、易燃性可塑剤と難燃性可塑剤は、それらの合計量
にして２０〜１５０部、好ましくは、５０〜１５０部、
無機難燃剤の量は１〜５０部、好１しくけ５〜１５部が
用いられる。また、易燃性可塑剤と難燃性可塑剤との配
合比率については、難燃性可塑剤は少なくとも両回塑剤
の混合物を下記の方法で評価して自消性とするに必要な
量が用いられる。

自消性判定テスト：被検混合物を仕上り外径１〜５順程
度のガラス繊維の空打紐に吸収させてマツチやライター
等の火焔であぶり、次いで火焔をはなしたとき、被検混
合物の燃焼継続が５秒以内である場合、その被検混合物
は自消性と判定する。

可塑剤混合物を自消性とするに必要な難燃性可塑剤の最
少量は可塑剤の種類により多少異なるが、一般的には該
混合物中の難燃可塑剤の含有量が混合物合計量中２０％
（！［％、以下のチも同じ定義の重量俸である）程度で
ある。

一方、前記した通り可塑剤が難燃性のもののみであると
耐寒性の良いものが得られないので、可塑剤混合物中に
占める易燃性可塑剤は少なくとも１０％、好ましくは少
なくとも２０％とする。

本発明においては、必要に応じて、顔料、滑剤、安定剤
管ポリ塩化ビニル用の配合剤を通常量程度配合してもさ
しつかえない。

ｌ；表に実施例、比較例の組成、及び下記の方法で評価
した耐寒性、難燃性、及び機械特性を（注１）二三菱モ
ンサンド社のダイヤサイザーＤ−］、　Ｉ使用 １ｌｌＩｔ寒性評価法・・・・・・　１４−の導体上に
酸素指数３０の難燃Ｉ生架橋エチレンープロピレンーン
エン共重合ゴムからなる厚さ１５間の絶縁層を有する絶
縁電線３木をジュート介在とともに撚合せて、その上に
実施例、比較例の組成物を１６Ｍ厚で押出被覆し、シー
ス層を形成した。かくして得た電線を一３５℃の低温槽
中に４時間放置したのち３ボンドの重りを３フイートの
高さから落下させ、シース層の亀裂発生の有無を調べる
。亀裂の生じたものを×で、亀裂の生じなかったものを
○で示す。

難燃性評価法・・・・・・耐寒性評価に供した電線と同
じ構造、サイズの電線について、工ＦＥＥＳｔｃｌ　　
４５のグルー　プケーブル難燃試験法で延焼性を評価し
た。途中で延焼が止ったものを○、完全に延焼した電線
を×で示す。

機械特性・・・・・・　ＪＩＳ　　Ｋ６７２３に従って
測定した常温での引張強さが１．５　Ｋ？　／−以上の
ものを○で、１．５Ｋｒ／−より小さいものを×で示し
だ。

特許出願人 大日日本電線株式会社 代表者代表取締役青山幸雄

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １、　ポリ塩化ビニル、易燃性可塑剤、難燃性可塑剤、
   及び無機難燃剤とからなり、かつポリ塩化ビニル１００
   重量部あたり無機難燃剤の量は１〜５０重量部、易燃性
   可塑剤と難燃性可塑剤の合計量は２０〜２００重量部で
   あり、易燃性可塑剤と難燃性可塑剤との比については、
   難燃性可塑剤は少なくとも上記両回塑剤のみの混合物を
   自消目ユとするに必要な量であり、易燃性可塑剤は該混
   合物中少なくとも、１０Ｍ量係であることを特徴とする
   難燃性組成物。 ２、　易燃性可塑剤は、フタル酸エステル、トリノリフ
   ト酸エステル、アジピン酸エステル。 アゼライン酸エステル、セバシン酸エステルからなる群
   から選ばれた少ンシくとも一種であり、難燃性可塑剤は
   、リン酸エステル、ノ・ロゲン含有リン酸エステルから
   なる群から選ばれた少なくとも一種である特許請求の範
   囲第１項の難燃性組成物。