JPS6312579A

JPS6312579A - エレベ−タにおける人工知能型セキユリテイシステム

Info

Publication number: JPS6312579A
Application number: JP15747286A
Authority: JP
Inventors: 大川原　一隆; 滝澤　寛剛; 舛田　悟
Original assignee: Shimizu Construction Co Ltd
Current assignee: Shimizu Construction Co Ltd
Priority date: 1986-07-04
Filing date: 1986-07-04
Publication date: 1988-01-19

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】〔産業上の利用分野〕本発明は、揺動等エレベータ自体の異常動作及びエレベ
ータ内の異常な挙動を感知して、密室状態となるエレベ
ータ内での犯罪の徴候を早期に発見し、犯罪発生防止に
対する適切な対処を可能とするエレベータにおける人工
知能型セキュリティシステ１、に関する。

〔従来の技術〕

我が田の高層団地における性犯罪等の多くがエレベータ
−内で発生し、半数近くの人が犯罪に対する不安感を感
じながらエレベータを利用しているとｎう調査結果が報
告されている。このため、エレベータ内での犯罪防Ｉト
対策として、エレベータに防犯窓を設置したりするごと
が行われＣいろ。

また、最新型の団地で（コ、コーレヘータ内をＩＴＶに
より遠隔監視するシステＪ、や、テン；１−−、テレビ
インターホン等により、入口で住人の許可を得ることを
必要とするオートロソクカ式が採用されている。

〔発明が解決し、Ｌうとする問題点〕

しかしながら、これら従来の方式は何れも充分とは言え
ない。例えば、防犯窓を設けるものは、窓が小さいため
、床血近くでの犯罪の発見にば不充分であり、周囲に人
がいないなどのため意味をなさないことも多く、そのう
え防火区域の関係−ヒ、設置されない例もある。また、
ＩＴＶによる遠隔監視システムは、目視による２４時間
監視が必要なため人手を要するため管理費用が高くなる
共に、常時注意深く監視することが難しいため、大きな
事件が見過ごされる例が見られ、また常時監視した場合
プライバシーが守られないという問題が生しする。オー
１〜ロツク方式の場合は、許可を得てロックが解除され
た人に続いて他の者も入ることができてしまい、いづれ
も犯罪を未然に防止するには充分とは言えない。

本発明は、−１−記問題点を解決するだめのもので、密
室状態となるエレベータ内を常時警戒して犯罪の徴候を
自動的に感知し、適切な対処を可能とするエレベータに
おける人工知能型セキュリティシステＪ、を提供するこ
とを目的とする。

〔問題点を解決するだめの手段〕

そのために本発明のエレベータにおける人工知能型セキ
ュリティシステムは、エレベータのケージに設けられ貰
常振動等エレヘータの異常動作及びエレベータ内の異常
な挙動を感知するための複数の感知器と、種々のエレベ
ータの異常動作及びエレベータ内の異常な挙動に対応す
る犯罪のパターンを記１ａする記憶手段と、前記複数の
感知器から得られたデータと記１＃されている前記パタ
ーンとを比較し、犯罪の徴候が有るか無いかを判断する
判断手段と、警幸浸並びに通報を発する手段とを備え、
犯罪の徴候が有ると判断したとき警報並びに通１を発す
ること、及びエレベータゲージに設けられ異常振動等エ
レベータの異常動作及びＪレヘータ内の異常な挙動を感
知するための複数の感知器と、種々のエレベータの異常
動作及びエレベータ内の異常な挙動に対応する犯罪のパ
ターンを記憶する記憶手段と、前記複数の感知器から得
られたデータと記憶されている前記パターンとを比較し
、犯罪の徴候が有るか無いかを判断する判断手段と、警
報並びに通報を発する手段と、エレベータの運行を制御
する手段とを偶え、犯罪の徴候が有ると判断したとき警
報並びに通報を発すると共に、エレベータの運転を強制
的Ｃに所定の運転形態に切り換えることを特徴とする。

〔作用〕

本発明のエレベータにおける人工知能型セキュリティシ
ステムは、エレベータゲージに設けられた複数の感知器
により異常振動等エレベータの異常動作及びエレベータ
内の異常な挙動を感知し、感知したデータと予め記憶さ
せた犯罪のパターンとを比較し、その結果犯罪の徴候が
有ると判断された場合、警報並びに通報を発したり、ま
たエレベータの運転を強制的に所定の運転形態切り換え
ることにより犯罪の発生を未然に防止し得るようにして
いる。

〔実施例〕

以下、図面を参照して本発明の詳細な説明する。

第１図は本発明によるエレベータにおける人工知能型セ
キュリティシステムのブロック構成図、第２図は犯罪の
徴候を感知するための複数のセンサを設けた本発明によ
るエレベータの一実施例を示す図、第３図は犯罪の徴候
を示すエレベータ内での人の挙動の各種パターンの例を
示す図である。

図中、１はエレベータ、２は検知部、３は記憶装置及び
ＣＰ　Ｕを含む電子制御装置、４は警報装置、５は通ｆ
Ｉｉ装置、６は駆動制御装置、１１はエレベータケージ
、１２〜１５は荷重感知器、１６は横方向荷重感知器、
１７は振動感知器、１８はＩＴＶ、１９はスピーカー及
びマイクロホン、２ｏは超音波、赤外線等のセンサであ
る。

一般に、エレベータ内での痴漢や強盗等の犯罪が発生す
るときは、エレベータケージ内で人が左右前後に急激な
φ）Ｊきをしたり、ケージの一方や片隅に荷重がかかっ
たり、床をけったり、ケージを叩く等、１ｆｆｌ常ケー
ジにかかる荷重とは異なった状態を示すことが考えられ
る。これら過去の様々な犯罪パターンをデータ化して電
子制御装置３に記１ａさせる。

そこで、第１図に示すように、エレベータの異常な動き
や人の異常な挙動等を検知部２で検知し、電子制御装置
３で、予め記１ａされた犯罪の徴候を示すエレベータに
関する各種パターンと比較し、犯罪の徴候が有るか無い
か判断する。もし犯罪の徴候が有ると判断された場合に
は、警報装置によりエレベータ内、或いは外部へスピー
カ等でｖａを発し、同時に管理センタ、或いは警察等へ
通報する。正たエレベータの駆動制御装置によりエレベ
ータの運転を、強制的に各階停市、ドアの開閉、最下階
名の運転に切り換えるようにする。

次に第２図により犯罪の徴候と考えられるエレベータ内
の異常な挙動の各種パターンの例を説明すると、同図（
Ａ）はエレベータ内を逃げまわり、前後左右に急激な大
荷重を受けた場合、同図（Ｂ）は追い詰められた場合、
同図（Ｅ）はひきずり込まれた場合、同図（Ｃ）は壁面
を叩く場合、同図（ｒ））は床を蹴る場合、同図（Ｆ）
は非常用の押しボタンが押された場合、同図（Ｇ）はピ
ストルを向けられている場合をそれぞれ示す。

次に、第２図に示すような挙動の検出方法について第３
図により説明すると、先ず超音波、或いは赤外線センサ
２０により、エレベータ内の人数や、人間の位置関係等
を検出する。そして、例えば第２図（Ａ）の場合には、
荷重感知器１２〜１５で荷重の急激な変化を検知し、ま
た同図（Ｂ）、（Ｆ、）の場合には、ケージ１１の一方
向（横方向）にのみかかった荷重を横方向荷重感知器１
６により、或いは荷重感知器１２〜１５で検知し、同図
（Ｃ）、（ｒ））の場合には振動感知器１７で振動を検
知し、同ｒｍ　（Ｆ）の場合は押しボタン信号をそのま
ま非常信号として利用し、同図（Ｇ）の場合には金属探
知器で検知する。

こうして得られた各検知器からの信号は、電子制御装置
３において、準独、或いは組み合わせて記１きされてい
る各種犯罪の徴候パターンと比較され、犯罪の徴候が有
るか無いかが判断される。この場合、例えば、短時間に
２つ以−Ｆの異常な検知信号があったときは犯罪の徴候
有りとしたり、押しボタン信号があったときはただちに
犯罪の徴候有りとするなど、種々の態様を設定すること
ができる。

第４図は本発明によるエレベータにおける人工知能型セ
キュリティシステムの動作を説明するだめのフローチャ
ートである。

図において、第３図に示したような犯罪の徴候を示すパ
ターンが発生すると、ステップ■において、犯罪の徴候
を感知し、ステップ■でエレベータケージ内への一次警
報を行う。同時にステップ■で管理センタへのｉｍａを
行い、ＩＴＶ等でエレベータ内の監視を開始し、ステッ
プ■で犯罪の発生の確認を行う。この場合、例えば−次
警報により犯罪の徴候と紛られしい状況、不信な行動等
が解消され、犯罪が発生してないことがＩＴＶ等で確認
できれば通常の警戒体制に復帰する。もし、犯罪の発生
が確認された場合には、ステップ■で外部等への２次警
報を行うと共に、ステップ■で警察への出動要請を行う
。更に、ステップ■でエレベータの運転を、最寄り階よ
り強制的に各階停止、ドアの開閉、最下階名の運転に切
り換える。

またステップ■でエレベータケージ内へスピーカ等によ
り犯罪中止警告を行う。そしてステップ■で、管理セン
タの指令により強制帰着又はロック等を行い、早期犯人
逮捕へ結びつける。

第５図は、犯罪防止のためのエレベータの一実施例を示
す平面図で、２１はドア、２２は鏡である。

このような構成にすれば、自分の後方を鏡２２を通して
見ることができるので、乗客は、犯罪発生に対する迅速
な対処が可能となる。

なお、以上の説明においては、エレベータ内のセキュリ
ティシステムに限定したが、本発明のセキュティシステ
ムは、これに限らず、例えば団地の入口、住棟の陰、車
内での犯罪等にも適用することが可能である。

（発明の効果〕以−トのように本発明によれば、常時一定の監視レヘル
を確保できると共に、遠隔一括警戒により、従来のよう
に管理人の２４時間常駐の必要がなくなり、管理費用が
安く済み、しかも、通常の使用にあたっては、従来のよ
うに人手により常時監視されないためプライバシーが守
られる。また犯罪が太き（なった後のアプローチでは犯
人を追い詰め、事態を悪化させる恐れがあるが、本発明
によれば、−次讐告を行うことにより、犯罪を未然に又
は軽度のうちに終わらせることが可能となる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明によるエレベータにおける人工知能型セ
キュリティシステムのブロック構成図、第２図は犯罪の
徴候を感知するための複数のセンサを設けた本発明によ
るエレベータの一実施例を示す図、第３図は犯罪の徴候
を示すエレベータ内での人の挙動の各種パターンの例を
示す図、第４図は本発明によるエレベータにおける人工
知能型セキュリティシステムの動作を説明するためのフ
ローチャート、第５図は犯罪防止のためのエレベータの
一実施例を示す平面図である。１・・・エレベータ、２・・・検知部、３・・・電子制
御装置、４・・・警報装置、５・・・通報装置、６・・
・駆動制御袋２．１１・・・エレベータケージ、１２〜
１５・・・荷重感知器、１６・・・横方向荷重感知器、
１７・・・振動感知器、１８・・・ＩＴＶ、１９・・・
スピーカー及びマイクロホン、２０・・・センサ、２１
・・・ドア、２２・・・鏡

Claims

【特許請求の範囲】

（１）エレベータケージに設けられ異常振動等エレベー
タの異常動作及びエレベータ内の異常な挙動を感知する
ための複数の感知器と、種々のエレベータの異常動作及
びエレベータ内の異常な挙動に対応する犯罪のパターン
を記憶する記憶手段と、前記複数の感知器から得られた
データと記憶されている前記パターンとを比較し、犯罪
の徴候が有るか無いかを判断する判断手段と、警報並び
に通報を発する手段とを備え、犯罪の徴候が有ると判断
したとき警報並びに通報を発することを特徴とするエレ
ベータにおける人工知能型セキュリティシステム。
（２）前記警報はエレベータ内の一次警報と外部への二
次警報とから成ることを特徴とする特許請求の範囲第１
項記載のエレベータにおける人工知能型セキュリティシ
ステム。
（３）前記エレベータは、ドアの両側又は一方の側に鏡
を設けたことを特徴とする特許請求の範囲第１項記載の
エレベータにおける人工知能型セキュリティシステム。
（４）エレベータケージに設けられ異常振動等エレベー
タの異常動作及びエレベータ内の異常な挙動を感知する
ための複数の感知器と、種々のエレベータの異常動作及
びエレベータ内の異常な挙動に対応する犯罪のパターン
を記憶する記憶手段と、前記複数の感知器から得られた
データと記憶されている前記パターンとを比較し、犯罪
の徴候が有るか無いかを判断する判断手段と、警報並び
に通報を発する手段と、エレベータの運行を制御する手
段とを備え、犯罪の徴候が有ると判断したとき警報並び
に通報を発すると共に、エレベータの運転を強制的に所
定の運転形態に切り換えることを特徴とするエレベータ
における人工知能型セキュリティシステム。
（５）前記警報はエレベータ内の一次警報と外部への二
次警報とから成ることを特徴とする特許請求の範囲第４
項記載のエレベータにおける人工知能型セキュリティシ
ステム。
（６）前記エレベータは、ドアの両側又は一方の側に鏡
を設けたことを特徴とする特許請求の範囲第４項記載の
エレベータにおける人工知能型セキュリティシステム。