JPS63123574A - シ−ム溶接機 - Google Patents

シ−ム溶接機

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Publication number
JPS63123574A
JPS63123574A JP26838386A JP26838386A JPS63123574A JP S63123574 A JPS63123574 A JP S63123574A JP 26838386 A JP26838386 A JP 26838386A JP 26838386 A JP26838386 A JP 26838386A JP S63123574 A JPS63123574 A JP S63123574A
Authority
JP
Japan
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electrode
welding
rollers
frame
roller
Prior art date
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Pending
Application number
JP26838386A
Other languages
English (en)
Inventor
Yoshinori Nigorikawa
濁川 芳則
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Honda Motor Co Ltd
Original Assignee
Honda Motor Co Ltd
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Publication date
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Publication of JPS63123574A publication Critical patent/JPS63123574A/ja
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 A6発明の目的 (11産業上の利用分野 本発明は円板状の一対の電極ローラ間に被溶接物の溶接
個所を挟み込んで加圧し、それらに通電して溶接を行う
シーム溶接機、特にその電極ヘッドの改良に関するもの
である。
(2)従来の技術 従来前記シーム溶接機は固定の溶接機本体に一対の電極
ローラを有する電極ヘッドを設け、溶接を行う場合には
被溶接物を作業員が保持してその溶接個所を順次に一対
の電極ローラ間に送り込んでそこに連続的な溶接を行う
ようにしたものが知られている(機械工学全書、溶接工
学23、株式会社コロナ社発行参照)。
(3)  発明が解決しようとする問題点ところが前記
シーム溶接機により自動車ボディの如き大きな被溶接物
の長い溶接部を溶接するのは困難である。
そこでたとえば特開昭60−133985号に開示され
るように溶接機自体を被溶接物の溶接部に沿って自走さ
せ大きな被溶接物の長い溶接部のシーム溶接を可能にし
たものが提案されたが、このようなものでは被溶接物の
下部にある溶接個所を溶接することができず、また重量
の大な溶接機の自走により被溶接物が変形したり、傷付
いたりする虞があり、さらに一対の電極ローラの、溶接
個所に対する確実な追従が難しく良好なシーム溶接が困
難である等の問題があった。
本発明は上記実情にかんがみてなされたもので前記問題
点をすべて解決した構成簡単な新規なシーム溶接機を提
供することを目的とするものである。
B0発明の構成 (11問題点を解決するための手段 本発明は前記目的達成のため固定した被溶接物に対して
走行台を略水平な走行面上を走行させ、該走行台に電極
ヘッドユニットを前下りに傾斜支持させ、該電極ヘッド
ユニットに設けた一対の第1、第2電極ローラを、前記
被溶接物下部の溶接個所を挟圧転動させ、前記溶接個所
にシーム溶接を施すようにしたシーム溶接機であって、
前記第1、第2電極ローラの回転平面は前記走行面に対
して所定の傾斜角をもって前下りに傾斜され、さらに前
記第1.第2電極ローラの、前記溶接個所に接触する外
周面は、それらのローラの回転軸線に対してそれらの回
転平面の前記傾斜角と略同角をもってそれらの傾斜方向
と逆方向に傾斜させる。
(2)作 用 前記構成によれば、走行台に支持される電極ヘッドユニ
ットは前下りに傾斜されて固定された被溶接物下に、そ
れと干渉するおそれなく進入し、前記電極ヘッドユニッ
トに設けた一対の第1.第2電極ローラは前記被溶接物
下部の溶接個所を挟圧し、その際それらの電極ローラの
外周面は溶接個所の溶接面と略平行に接触して該溶接個
所に無理な力をかけることなく良好な溶接が可能となる
(3)実施例 ・以下、図面により本発明の一実施例について説明する
この実施例は、本発明シーム溶接機を自動車ボディBの
、サイドパネルPs、フロアパネルPf。
およびインナパネルPiの重合フランジ部、すなわち溶
接個所Wをシーム溶接するのに採用した場合である。
第1図において、基礎1に形成したビット2には、第1
図紙面と直交して搬送路3.3が設けられ、この搬送路
3.3上に搬送台車4が走行可能に載設され、さらに搬
送台車4上には昇降装置5を介して自動車ボディBが昇
降可能に支持されている。
前記ピット2の両側の据付面6上には本発明シーム溶接
機Wsが相対向して設けられ、これらの溶接機Wsは自
動車ボディBの左右両側コーナ部のサイドパネルPsと
フロアパネルPf、およびインナパネルPiの重合フラ
ンジ部、すなわち溶接個所Wをシーム溶接するのに用い
られる。そしてこの溶接個所は略鉛直に下方にのびてい
る。
次に本発明シーム溶接機Wsの構成について説明する。
第1〜3図において基礎lの据付面6上には、基台7が
据付けられ、この基台7上に前後方向(第1.2図左右
方向)に略水平に延びる複数条のX軸方向案内レール8
.8が互いに平行に敷設され、これらのX軸方向案内レ
ール8.8上には方形状のスライドベース9が、その下
面に固着されるスライド部材10を介して往復走行可能
に支持される。前記基台7の一側端(第1,2図左側端
)にはxIlb駆動用モータ11が支持され、このモー
タ11の原動軸12にはジヨイント13を介してボール
ねじ杆14が連結される。ボールねじ杆14は前記スラ
イドベース9下を、該スライドベース9の走行方向に沿
って延びており、その両端は基台7上の軸受部材15.
16により回転自在に支承されている。前記ボールねじ
杆14の途中には、スライドベース9の下面に固着され
るボールねじナンド17が螺挿される。したがってX軸
駆動用モータ11を正、逆回転すれば、前記ボールねじ
杆14およびボールねじナフト17を介してスライドベ
ース9をX軸方向すなわち前後方向(第1〜3図左右方
向)に強制往復走行させることができる。
前記スライドベース9の平坦な上面には略水平な走行面
になっており、そこにY軸方向すなわち左右方向(第1
,2図紙面と直交方向、第3図上下方向)に略水平に延
びる2条のY軸方向案内レール18.18が互いに平行
に敷設され、これらの案内レール18.18上に走行台
19が、その下面両側に固着されるスライド部材20.
20を介して往復走行可能に支持される。
スライドベース9上の中間部には、前記2条のY軸方向
案内レール18と略平行にラック21が固設され、この
ラック21に後述するY軸、電極駆動用モータ22によ
って正、逆駆動されるピニオン23が噛合され、該ピニ
オン23の駆動により走行台19をY軸方向すなわち前
記スライドベース9の走行方向と直交する方向に強制往
復走行させることができる。
前記走行台19上には、伝動装置24が設けられる。こ
の伝動装置24の伝動面25は走行台19上に一体に固
着されており、その−側にはY軸、電極駆動用モータ2
2が支持される。前記モータ22の原動軸26には、カ
ンプリング27を介して駆動軸28が連結される。この
駆動軸28は伝動面25に回転自在に横架され、その中
間部にはウオーム29が固着され、このウオーム29に
伝動軸31に固着されるウオーム歯車30が噛合される
。第4図に明瞭に示すように伝動軸31は伝動面25に
略鉛直に回転自在に支承されており、その下端は、伝動
面25外に突出してそこに前記ラック21と噛合するピ
ニオン23が固着される。
第4図に明瞭に示すように伝動面25には、互いに平行
で鉛直方向に延びる第1.第2電極駆動軸34.35が
回転自在に支承され、これらの駆動軸34.35は前記
伝動軸31の上部と並列され、それらの下端にそれぞれ
第1.第2被動歯車36゜37が固着される。前記第2
被動歯車37は、伝動軸31の上部に固着される駆動歯
車39と噛合され、また前記第1被動歯車36は、伝動
面25に回転自在に支承されるアイドル歯車40を介し
て前記駆動歯車39に噛合される。したがって前記駆動
軸28が回転されると、前記走行台19が走行駆動され
ると同時に一対の第1.第2電極駆動軸34.35が互
いに逆方向に回転駆動される。
前記第1.第2電極駆動軸34.35の上端には傘歯車
41,42、および43.44を介して伝動面25の上
部に横向きに回転自在に支承される中間軸45.46に
連動連結され、さらにそれらの中間軸45.46の他端
には摺動式ユニバーサルジョイン)47.48を介して
第1.第2伝動軸49.50が連結される。前記第1.
第2伝動軸49.50は走行台19の前方(第1〜3図
右方向)に向って互いに平行に前下がり傾斜し、後述す
る電極ヘッドユニット51の下方へと延びており、該電
極ヘッドユニット51の第1.第2ナール82.96に
連動連結されている。
而して前記Y軸、電極駆動モーフ22、駆動軸28、伝
動装置24、伝動軸31、ビニオン23、ラック24、
第1.第2電極駆動軸34.35、および第1.第2伝
動軸49.50等は走行台19の走行速度と後述する一
対の電極ローラ78゜92の周速度を同期させるための
同期駆動装置DSを構成している。
第2.3図に示すように、走行台19上には、前記伝動
面25を囲むように支持枠53が固着され、この支持枠
53の前壁外面には互いに平行で鉛直方向に延びる一対
の昇降レール54.54が固着され、これらの昇降レー
ル54.54に昇降枠55の基部両側背面に固着したス
ライド部材56.56がスライド可能に係合されている
。昇降枠55は左、右側枠部55+、55gと、これら
を一体に連結する中央枠部553とより平面コ字状に形
成されており、前記中央枠部553の前面中央部には、
ブラケット57を介して昇降用モータ58が懸吊支持さ
れる。昇降用モータ58の原動軸59には駆動プーリ6
0が固着され、この駆動プーリ60は伝動帯61を介し
てボールねじ杆62の上端に固着される被動プーリ63
に連動されている。前記ボールねじ杆62は鉛直方向に
延びて前記昇降枠55の中央枠部55.に回転自在に支
承されている。ボールねじ杆62には固定ボールねじナ
ツト64が螺挿されており、この固定ボールねじナツト
64は、前記支持枠53の横桁531に堅固に固着され
ている。したがって昇降用モータ58を駆動すれば、駆
動プーリ60、伝動帯61および被動プーリ63を介し
てボールねじ杆62が回転駆動され、該ねじ杆62は固
定ボールねじナツト64に沿って昇降し、昇降枠55を
昇降用モータ58と共に2軸方向、すなわち昇降作動す
ることができる。而して前記昇降枠55、昇降用モータ
58、ボールねじ杆62、駆動プーリ60、被動プーリ
63、伝動帯61等は一体となって昇降する昇降ユニッ
ト65を構成している。
第2図に示すように前記昇降枠55の上面は水平面H−
Hに対して前下がりに傾斜角θをもって傾斜しており、
その上面には電極ヘッドユニット51が前後方向(第1
〜3図左右方向)に移動制御できるように支持される。
次にこの支持構造について詳細に説明すると、第7,8
図に示すように前記昇降枠55の傾斜上面には互いに平
行な、断面あり状の一対の案内レール66.66が前後
方向に敷設される。
第2.7.8図に示すように前記一対の案内レール66
.66には電極枠67に固着したスライド部材68.6
8のあり溝69.69が摺動自在に係合され、前記電極
枠67は一対の案内レール66.66に沿って昇降枠5
5上を前後に移動可能である。前記電極枠67は、互い
に平行な、窓孔のある上部枠板671と下部枠板67□
を側枠板673を以て一体に結合して構成される。第3
゜6〜8図に示すように前記電極枠67の基部−例には
、昇降枠55の上面に支持される枠体押圧用シリンダ7
0のピストンロッド71が連結されており、このシリン
ダ70の伸縮作動により電極枠67を前記案内レール6
6.66に沿って前後(第6図矢印a方向)に進退制御
することができる。また電極枠67の基端の中央部に電
極押圧用シリンダ72が支持される。このシリンダ72
のピストンロッド73の先端は、電極枠67内に突入し
ている。前記昇降枠55には、前記電極押圧用シリンダ
72の縦軸線と平行に案内棒74が固設され、この案内
棒74に移動部材75がその軸方向に移動可能に支持さ
れ、この移動部材75の中間部に前記電極押圧用シリン
ダ72のピストンロッド73先端が連結され、このシリ
ンダ72の伸縮作動により前記移動部材75を電極枠6
7に対してその進退方向(第6図矢印す方向)に相対的
に往復移動制御することができる。前記移動部材75に
は第1電極支持体76が固着され、この電極支持体76
に電極軸77を以て第1電極ローラ78が回転自在に支
承される。そしてその第1電橿ローラ78は電極枠67
の上面より上方に突出している。また前記移動部材75
の自由端にはピボット軸79を介して第1ナール支持腕
80が揺動自在に支持され、この第1ナール支持腕80
の先部内には略ナール軸81が回転自在に支承され、こ
のナール軸81の上端には、前記第1電極ローラ78と
略同−平面上にある第1ナール82が固着され、この第
1ナール82の外周面は前記第1電極ローラ78の外周
面78.に対面される。
さらに前記移動部材75には、第1ナール押圧シリンダ
83が支持されており、このシリンダ83のピストンロ
ッド84先端は、前記第1ナール支持腕80の外側面に
連接されており、このシリンダ83を伸長作動すること
により第1ナール82の外周面を第1電極ローラ78の
外周面78.に圧接することができる。第9図に示すよ
うにナール軸81には傘歯車85.86を介して第1ナ
ール支持腕80に回転自在に支承される横軸87に連動
され、この横軸87にジヨイント88を介して前記第1
電極駆動軸34に連なる第1伝動軸49が連結されてい
る。したがって前述のようにして第1電極駆動軸34が
回転されると、前記第1伝動軸49、横軸87およびナ
ール軸81を介して第1ナール82が回転駆動される、
これにより第1、電極ローラ78を摩擦駆動することが
できる。
一方第3.10図に示すように、前記電極枠67の先部
には、第2電極支持体90が固着され、この第2電極支
持体90には、電極軸91を介して第2電極ローラ92
が回転自在に支承される。
そして第11図に示すようにこの第2電極ローラ92と
前記第1電極ローラ78の相対向する外周・面92..
78.間に、前記自動車ボディBの略鉛直な溶接個所W
が挟持される。第1.第2電極ローラ78.92の回転
平面は、前記電極枠67の上部枠板67、と平行となる
ように水平面H−Hに対して部下がりに傾斜角θをもっ
て傾斜しており、さらに第1.第2電極ローラ78.9
2の外周面78..921 は鉛直面V−Vと略平行に
なるように前記一対の電極ローラ78.92の回転平面
の傾斜方向と逆方向にそれらの回転軸線R、−R,、R
,−R,に対して傾斜角θを以て傾斜している。
したがって第1.第2電極ローラ78.92の外周面7
81.921 は溶接個所Wの略鉛直な溶接面に対して
略平行となり、該面を両側より均等に挟圧し得る。
第11図に示すように第1.第2電極ローラ78.92
の外周面78..92.の上、下エツジはそれぞれ面取
り78g、7L及び92□、92、が施されて溶接個所
Wの溶接面との接触が回避されるようになっている。
第3.10図に示すように電極枠67の先部−側には、
略鉛直なピボット軸93をもって第2ナール支持腕94
が鉛直軸回りに揺動自在に支承される。第2ナール支持
腕94の先部内には略鉛直なナール軸95が回転自在に
支承され、このナール軸95の上端には、前記第2電極
ローラ92と略同−平面上にある第2ナール96が固着
され、この第2ナール96の外周面は前記第2電極ロー
ラ92の外周面92、に対面される。さらに電極枠67
の先部には、前記第2ナール支持腕94に近接して第2
ナール押圧シリンダ97が支持されており、このシリン
ダ97のピストンワンド98先端は、前記第2ナール支
持腕94の外側面に連接されており、このシリンダ97
を伸長作動することにより第2ナール96の外周面を第
2電極ローラ92の外周面92.に圧接し得る。ナール
軸95は、傘歯車99.100を介して第2ナール支持
腕94に回転自在に支承される横軸101に連動され、
この横軸101にジヨイント102を介して前記電極駆
動軸35に連なる第2伝動軸50が連結される。したが
って前述のように第2電極駆動軸35が回転されると、
前記第2伝動軸50、横軸101およびナール軸95を
介して第2ナール96が回転駆動され、これにより第2
電極ローラ92を前記第1電極ローラ78と反対方向に
摩擦駆動することができる。
第2図に示すように前記第1.第2電極支持体76.9
0に設けられる電極接続端子104.105は、電極枠
67の下部枠板67!より下方に突出しており、それら
の端子104.105にそれぞれ第1.第2給電板10
6.107が接続される。第1.第2給電板106,1
07はそれらの接続部より略直角に屈曲されて、前記電
極枠67の下部枠板67□の下面に沿って走行台19に
向って延びている。そして前記第1.第2給電板106
.107は何れも平板状に形成されて絶η板108を介
して相互に重合されている。
第2.7.8図に示すように電極枠67の下部枠板67
、には2つのガイドブロック109.110が一体に懸
吊されており、これらのガイドブロック109,110
に、前記第1.第2給電板106.107が相互に摺動
可能に挿通支持されている。ガイドブロック109.1
10の上壁と第1給電板106間、およびそれらの下壁
と第2給電板107間にはそれぞれ絶縁板111.11
2が介在される。そして前記第1電極ローラ78と、第
2電極ローラ92が相対的に接近、あるいは離間移動す
るとき、前記第1.第2給電板106.107もそれに
追従して円滑な相対移動が可能である。第2図に示すよ
うに前記第1.第2給電板106,107の基端は、逆
U字状に屈曲される、オンス電極板113,114を介
して支持枠53上に搭載される電源トランス115に接
続される。
そして電源トランス115、オンス電極板113.11
4および給電板106,107は前記第1、第2電極ロ
ーラ78.92への給電装置116を構成している。
次にこの実施例の作用について説明する。
第1図において搬送台車4上の被溶接物、すなわち自動
車ボディB下に電極ヘッドユニット51を進入させるべ
く、まずX軸駆動用モータ11の駆動によりスライドベ
ース9を基台7上のX軸方向案内レール8,8に沿って
前進(第1〜3図右進)させ、次いでY軸電極駆動用モ
ータ22の駆動により走行台19を、スライドベース9
上のY軸方向案内レール1818に沿って左右方向(第
1. 2図紙面と直交する方向、第3図上下方向)に走
行制御して自動車ボディBの溶接個所前下に対をなす第
1.第2電極ローラ78.92を位置させる。この場合
電極ヘッドユニット51は前下りに傾斜しているので、
自動車ボディBに干渉することがない。次に昇降用モー
タ58の駆動により昇降ユニット65を走行台19上の
支持枠53前面に設けた昇降レール54.54に沿って
上昇させ、さらに押圧用シリンダ70の伸縮作動により
電極ヘッドユニット51を昇降枠55上の室内レール6
6.66に沿って前後方向(第1〜3図左右方向)に進
退制御して、前記対をなす第1、第2電極ローラ78.
92の、相対向する外周面78..92.間に、前記自
動車ボディBの溶接個所Wを位置させる。
・次に前記枠体押圧用シリンダ70をフリー状態にした
のち電極押圧用シリンダ72を伸長作動ずれば、移動部
材75を介して第1電極ローラ78の外周面781が、
前記溶接個所Wの一方の溶接側面に圧接されるとともに
その圧接反力を電極枠67が受けて第2電極ローラ92
を該電極枠67とともに第1電極ローラ78側へと案内
レール66.66に沿って後退移動(第2.3図左移動
)させ、第2電極ローラ92の外周面92、が溶接個所
Wの他方の溶接側面に圧接される。したがって前記溶接
個所Wは第1.第2電極ローラ78゜92の対向外周面
7L、92+間に所定の圧接力をもって挟持される。そ
して一対の第1.第2電極ローラ78.92は前下りに
傾斜していてもそれらのローラ78.92の外周面78
..92、は前述のように傾斜しているので、溶接個所
Wの溶接面に対して略平行に均等に圧接して溶接個所W
に無理な力をかけることがない。また前記面取り7L、
78ff及び92□、92.により電極ローラ78,9
2の外周面78..92.のエツジが溶接個所Wに接触
するのを回避し得る。
一方前記走行台19の走行と同時に第1.第2電極駆動
軸34.35が互いに逆向きに同速度で回転されるので
第1.第2電極ローラ78.92は溶接個所Wの両側面
を圧接挟持しつつ互いに逆方向に回転し、溶接個所Wの
両溶接側面上を転動する。また電源トランス115から
オンス電極板113.114、および第1.第2給電板
106゜107を通して第1.第2電極ローラ78.9
2に通電される。以上により溶接個所のシーム溶接が継
続される。
ところで前記シーム溶接を行うにあたり走行台19の走
行駆動と、一対の第1.第2電極ローラ78.92の回
転駆動は単一のY軸電極駆動用モータ22によって行わ
れるので、走行台19の走行速度と第1.第2電極ロー
ラ78.92の回転周速度(溶接速度)との同期制御が
容易となり、前記シーム溶接を能率良く行うことができ
、第1゜第2電極ローラ78.92の摩耗も少ない。
また電極ヘッドユニット51は、走行台19上の昇降枠
55に進退自在に支持され、第1電極ローラ78は電極
枠67に対して移動可能で溶接個所Wの一側面に押圧可
能であり、また第2電極ローラ92は電極枠67に固定
的に支持され、第1電極ローラ78の押圧反力をうけて
溶接個所Wの他側面に押圧されるので第1.第2電極ロ
ーラ78.92は常に溶接個所Wの両側面に均一に圧接
され、溶接個所Wが溶接方向に対して屈曲したり彎曲し
たりしていても前記両電極ローラ78,92は所定の圧
接力でその溶接個所Wに沿って追従転動することができ
、第1.第2電極ローラ78゜92が摩耗しても、それ
らは常に所定の圧接力で常に溶接個所Wに圧接されて前
記摩耗は直ちに吸収される。
以上の実施例では本発明シーム溶接機Wsを自動車ボデ
ィBのシーム溶接に適用した場合を説明したが、これを
他の被溶接物のシーム溶接にも適用できることは勿論で
ある。
C1発明の効果 以上のように本発明によれば、固定した被溶接物に対し
て走行面上を走行する走行台に設けた電極ヘッドユニッ
トを前下りに傾斜させ、被溶接物との干渉を避けながら
電極ヘッドユニットに設けられる一対の第1.第2電極
ローラの外周面を被溶接個所下部の溶接個所に容易に進
入させて前記一対の電極ローラを被溶接物の溶接個所に
容易に的確に挟持させることができ、また前記固定した
被溶接物に対して走行台を略水平な走行面上を走行させ
、該走行台に電極ヘッドユニットを前下りに傾斜支持さ
せ、該電極ヘッドユニットに設けた一対の第1.第2電
極ローラを、前記被溶接物下部の溶接個所に挟圧転動さ
せ、前記溶接個所にシーム溶接を施すようにしたシーム
溶接機機であって、前記第1.第2電極ローラの回転平
面は前記走行面に対して所定の傾斜角をもって前下りに
傾斜され、さらに前記第1.第2電極ローラの、前記溶
接個所に接触する外周面は、それらのローラの回転軸線
に対してそれらの回転平面の前記傾斜角と略同角をもっ
てそれらの傾斜方向と逆方向に傾斜させ、さらに前記電
極ローラの外周面の上下エツジに面取りを施したので、
電極ヘッドユニットを前下りに傾斜したにも拘らず、一
対の第1゜第2電極ローラの外周面を溶接個所の溶接面
に無理なく均等に圧接し、溶接個所に無理な力をかける
ことなく、しかも前記ローラの外周面のエツジが溶接個
所に接触するのを避けることができ、前記溶接個所を変
形させたり、傷付けたりすることなく良好なシーム溶接
を安定的に継続することができる。
【図面の簡単な説明】
図面は本発明シーム溶接機の一実施例を示すもので、第
1図は本発明シーム溶接機による自動車ボディのシーム
溶接ラインの全体概略側面図、第2図は前記シーム溶接
機の一部縦断全体側面図、第3図は、第2図m−m線に
沿うシーム溶接機の一部横断平面図、第4図は、第2図
IV−IV線に沿う部分縦断面図、第5図は、第2図V
−V線に沿う部分横断面図、第6図は電極ヘッドユニッ
トの基部骨の一部破断平面図、第7図は、第6図■−■
線矢視図、第8図は、第6図■−■線矢視図、第9図は
、第3図X−X線に沿う拡大縦断面図、第10図は、第
3図X−X線に沿う拡大縦断面図、第11図は自動車ボ
ディの溶接個所の拡大縦断面図である。 B・・・被溶接物としての自動車ボディ、W・・・溶接
個所、P、・・・走行面、R2・・・回転平面、R,−
R11R2−R1・・・回転軸線、θ・・・傾斜角19
・・・走行台、51・・・電極ヘッドユニット、78、
.7B3.92□、92.・・・面取り特 許 出 願
 人 本田技研工業株式会社゛代理人   弁理士 落
  合     健第4図 第5図 力1 第8図 第7図 +1:、1e;− 昭和  62年11  月12日 i’rJ?−ffl’iJi!tt      喪1、
事件の表示 昭和61  手持 許 願第268383号2°発明0
名称 ツー、、溶接機 4、代   理   人  〒105 5、補正の対象 補正の内容 1、明細書の「特許請求の範囲」の欄の記載を下記の通
り訂正する。 記 ユニッ1−(51)を前下りに傾斜支持させ、該電極ヘ
ッドユニット(51)に設けた一対の第1゜第2電極ロ
ーラ(78,92)を、前記被溶接物(B)下部の溶接
個所(W)に挟JEflせ、前記蒐汐   B と 、
  (19との ・ φT1′に走立前記溶接個所(W
)にシーム溶接を施すようにしたシーム溶接機であって
、前記第1.第2電極ローラ(78,92)の回転平面
(Pg)は前記   (PI   F3)に対して所定
の傾斜角(θ)をもって前下りに傾斜され、さらに前記
第■、第2電極ローラ(78,92)の、前記溶接個所
(W)に接触する外周面(7L 、92+ )は、それ
らのローラ(78,92)の回転軸線(R,−R,、R
,−R,)に対してそれらの回転平面(P2)の前記傾
斜角(θ)と略同角をもってそれらの傾斜方向と逆方向
に傾斜させ、さらに前記電極ローラ(78,92)の外
周面(785,92□)の上下エツジに面取り(7B、
、7L;92□、923)を施したことを特徴とするシ
ーム溶接機。 2、明細書第5頁第2行〜第14行、 「固定した・・・・・・させる。」とあるを下記の通り
訂正する。 記 「略水平な移動面上を被溶接物と支持体とを互いに相対
移動可能に配設して、前記支持体には電極ヘッドユニッ
トを前下りに傾斜支持させ、該電極ヘウドユニットに設
けた一対の第1.第2電極ローラを、前記被溶接物下部
の溶接個所に挟圧させ、前記被溶接物と支持体との相対
移動制御により前記溶接個所にシーム溶接を施すように
したシーム溶接機であって、前記第1.第2電極ローラ
の回転平面は前記移動面に対して所定の傾斜角をもって
前下りに傾斜され、さらに前記第1.第2電極ローラの
、前記溶接個所に接触する外周面は、それらのローラの
回転軸線に対してそれらの回転平面の前記傾斜角と略同
角をもってそれらの傾斜方向と逆方向に傾斜させ、さら
に前記電極ローラの外周面の上下エツジに面取りを施す
、」3、明細書第5頁第16行〜第6頁第1行、「走行
台・・・・・・溶接物下に」とあるを下記の通り訂正す
る。 記 「電極ヘッドユニットは前下りに傾斜されて被溶接吻下
に」 4、明細書筒6貞第15.第16行、 「には、」とあるを下記の通り訂正する。 記 「の底面は略水平な移動面P、になっており、この移動
面P、上に」 5、明細書第9頁第1行〜第6行、 [上面には・・・・・・走行台19が、」とあるを下記
の通り訂正する。 記 「上面は略水平な移動面P1になっており、そこにY軸
方向すなわち左右方向(第1.2図紙面と直交方向、第
3図上下方向)に略水平に延びる2条のY軸方向案内レ
ール18.18が互いに平行に敷設され、これらの案内
レール18.18上に支持体としての走行台19が、」 6、明細書第27頁第14行、 「勿論である。」とある次に、下記を加入する。 記 「さらに本実施例では自動車ボディBを静止させた状態
でシーム溶接を行う場合を説明したが、これとは逆に走
行台19を静止させ、自動車ボディBを移動させてシー
ム溶接を行うようにしてもよい、」 7、明細書第27頁第16行〜第29頁第11行、「以
上のように・・・・・・できる。」とあるを下記の通り
訂正する。 [以上のように本発明によれば、略水平な移動面上にお
いて被溶接物と相対移動可能な関係にある支持体に設け
た電極ヘッドユニットを前下りに傾斜させ、被溶接物と
の干渉を避けながら電極ヘッドユニットに設けられる一
対の第1.第2電極ローラの外周面を被溶接個所下部の
溶接個所に容易に進入させて前記一対の電極ローラを被
溶接物の溶接個所に容易に的確に挟持させることができ
、また略水平な移動面上を被溶接物と支持体とを互いに
相対移動可能に配設して、前記支持体には電極ヘッドユ
ニットを前下りに傾斜支持させ、該電極ヘッドユニット
に設けた一対の第1.第2電極ローラを、前記被溶接物
下部の溶接個所に挟圧させ、前記被溶接物と支持体との
相対移動制御により前記溶接個所にシーム溶接を施すよ
うにしたシーム溶接機であって、前記第1.第2電極ロ
ーラの回転平面は前記移動面に対して所定の傾斜角をも
って前下りに傾斜され、さらに前記第1.第2電極ロー
ラの、前記溶接個所に接触する外周面は、それらのロー
ラの回転軸線に対してそれらの回転平面の前記傾斜角と
略同角をもってそれらの傾斜方向と逆方向に傾斜させ、
さらに前記電極ローラの外周面の上下エツジに面取りを
施したので、電極さ7ドユニツトを前下りに傾斜したに
も拘らず、一対の第1.第2電極ローラの外周面を溶接
個所の溶接面に無理なく均等に圧接し、溶接個所に無理
な力をかけることなく、しかも前記ローラの外周面のエ
ツジが溶接個所に接触するのを避けることができ、前記
溶接個所を変形させたり、傷付けたりすることなく良好
なシーム溶接を安定的に継続することができる。」 8、明細書第30頁第11行、 rp、・・・走行面、」とあるを、 ’P+、Px・・・移動面、」と訂正する。 9、明細書第30頁第13行、 「19・・・走行台、」とあるを、 「19・・・支持体としての走行台、」と訂正する。 10、図面の第1図を別紙の通り訂正する。 以上

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 固定した被溶接物(B)に対して走行台(19)を略水
    平な走行面(P_1)上を走行させ、該走行台(19)
    に電極ヘッドユニット(51)を前下りに傾斜支持させ
    、該電極ヘッドユニット(51)に設けた一対の第1、
    第2電極ローラ(78、92)を、前記被溶接物(B)
    下部の溶接個所(W)に挟圧転動させ、前記溶接個所(
    W)にシーム溶接を施すようにしたシーム溶接機であっ
    て、前記第1、第2電極ローラ(78、92)の回転平
    面(P_2)は前記走行面(P_1)に対して所定の傾
    斜角(θ)をもって前下りに傾斜され、さらに前記第1
    、第2電極ローラ(78、(78_1、92_1)は、
    それらのローラ(78、92)の回転軸線(R_1−R
    _1、R_2−R_2)に対してそれらの回転平面(P
    _2)の前記傾斜角(θ)と略同角をもってそれらの傾
    斜方向と逆方向に傾斜させ、さらに前記電極ローラ(7
    8、92)の外周面(78_1、92_1)の上下エッ
    ジに面取り(78_2、78_3;92_2、92_3
    )を施したことを特徴とするシーム溶接機。
JP26838386A 1986-11-11 1986-11-11 シ−ム溶接機 Pending JPS63123574A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0292469A (ja) * 1988-09-30 1990-04-03 Toyota Motor Corp ロールスポット溶接機
JPH0292470A (ja) * 1988-09-30 1990-04-03 Toyota Motor Corp ロールスポット溶接機

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0292469A (ja) * 1988-09-30 1990-04-03 Toyota Motor Corp ロールスポット溶接機
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