JPS6312302A - 分離膜 - Google Patents

分離膜

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JPS6312302A
JPS6312302A JP61221216A JP22121686A JPS6312302A JP S6312302 A JPS6312302 A JP S6312302A JP 61221216 A JP61221216 A JP 61221216A JP 22121686 A JP22121686 A JP 22121686A JP S6312302 A JPS6312302 A JP S6312302A
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JP
Japan
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group
polyimide
soln
general formula
porous membrane
Prior art date
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Pending
Application number
JP61221216A
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English (en)
Inventor
Masakazu Kamikita
正和 上北
Hiroshi Awaji
弘 淡路
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kanegafuchi Chemical Industry Co Ltd
Original Assignee
Kanegafuchi Chemical Industry Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Kanegafuchi Chemical Industry Co Ltd filed Critical Kanegafuchi Chemical Industry Co Ltd
Publication of JPS6312302A publication Critical patent/JPS6312302A/ja
Pending legal-status Critical Current

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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B82NANOTECHNOLOGY
    • B82YSPECIFIC USES OR APPLICATIONS OF NANOSTRUCTURES; MEASUREMENT OR ANALYSIS OF NANOSTRUCTURES; MANUFACTURE OR TREATMENT OF NANOSTRUCTURES
    • B82Y30/00Nanotechnology for materials or surface science, e.g. nanocomposites
    • GPHYSICS
    • G02OPTICS
    • G02FOPTICAL DEVICES OR ARRANGEMENTS FOR THE CONTROL OF LIGHT BY MODIFICATION OF THE OPTICAL PROPERTIES OF THE MEDIA OF THE ELEMENTS INVOLVED THEREIN; NON-LINEAR OPTICS; FREQUENCY-CHANGING OF LIGHT; OPTICAL LOGIC ELEMENTS; OPTICAL ANALOGUE/DIGITAL CONVERTERS
    • G02F1/00Devices or arrangements for the control of the intensity, colour, phase, polarisation or direction of light arriving from an independent light source, e.g. switching, gating or modulating; Non-linear optics
    • G02F1/01Devices or arrangements for the control of the intensity, colour, phase, polarisation or direction of light arriving from an independent light source, e.g. switching, gating or modulating; Non-linear optics for the control of the intensity, phase, polarisation or colour 
    • G02F1/13Devices or arrangements for the control of the intensity, colour, phase, polarisation or direction of light arriving from an independent light source, e.g. switching, gating or modulating; Non-linear optics for the control of the intensity, phase, polarisation or colour  based on liquid crystals, e.g. single liquid crystal display cells
    • G02F1/133Constructional arrangements; Operation of liquid crystal cells; Circuit arrangements
    • G02F1/1333Constructional arrangements; Manufacturing methods
    • G02F1/1337Surface-induced orientation of the liquid crystal molecules, e.g. by alignment layers
    • G02F1/133711Surface-induced orientation of the liquid crystal molecules, e.g. by alignment layers by organic films, e.g. polymeric films

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ±粟↓二且且五■ 本発明は、多孔質膜の表面に均質なポリイミド薄膜を有
する複合分離膜に関する。さらに詳しくは、多孔質膜の
表面にラングミュア・プロジェット法により両性ポリイ
ミド前駆体を累積し、それに続くイミド化反応により製
造された多孔質膜の表面にポリイミドの均質な薄膜を有
する複合分離1臭に関する。
′   の  ′   。  占 複合分離膜特にポリイミド複合分離膜はポリイミドで合
成されているので耐熱性と機械的強度を有し、水素、−
酸化炭素などのガス成分の通過速度がすぐれており、し
かも各ガス成分の分離性能が非常に高い分離膜であり注
目されている。
従来、ポリイミド複合分離膜の製造法としては特開昭5
7−209608号に提案されているように、芳香族ポ
リイミド多孔質膜の表面に芳香族ポリアミック酸の有機
極性溶媒に均一に溶解している溶液を塗布し、塗布層を
150℃以上に加熱し、イミド化させてポリイミド多孔
質膜の表面にポリイミド均質層の薄膜を形成する方法、
あるいは特開昭58−8!M3に提案されているように
、芳香族ポリイミド微多孔質膜に可溶性芳香族ポリイミ
ド希薄溶液を塗布し、その塗布層を乾燥し溶媒を徐々に
除去する方法がある。
しかしながら、これら従来/i:コよ、芳香族ポリイミ
ド多孔質膜の表面にポリイミド均質層の薄膜を形成する
ための溶液を塗布する工程を含んでいる。
一般的塗布法や精度の高いスピンコード法においても、
1μm以下の厚み、特に数千Aの厚みの薄膜を均一に塗
布するのは非常に難しい。
一般的塗布法では大面積化は可能であるが、膜厚精度が
よくない。一方スピンコート法では膜厚精度はよいが、
大きな面積に均一に塗布するのは困難であり、安定した
ガス分離性能をもち、大面積の複合分離膜を得るうえで
問題があった。
本発明の目的は、大面積にわたって安定したガス分離性
能をもつ複合分離膜を提供することである。
。 占岑7ン るための 我々は、鋭意検討した結果、多孔質膜、好ましくは芳香
族ポリイミド多孔質膜の表面にラングミュア・プロジェ
ット法により両性ポリイミド前駆体を累積し、それに続
(イミド化反応により、多孔質膜の表面にポリイミドの
均質なi膜を形成することによって安定したガス分離性
能をもつ、大面積の複合分離膜となることが明らかにな
った。
我々は先に特願昭60−157354等に両性ポリイミ
ド前駆体を提案し、これがラングミュア・プロジェット
法により各種基板上に製膜でき、しかもそれに続いてイ
ミド化させ、ポリイミドのピンホールの少ない薄膜を得
ることができることを明らかにしたが、本発明は、上記
発明の基板として多孔質膜を使用することができること
が見出されたことによってなされたものである。
ラングミュア・プロジェット法は、膜厚制御が容易で、
均質なピンホールのない薄膜を得ることのできる方法で
あり、大きな面積の基板の表面に均一な厚さの薄膜を形
成できる特徴をもつ。また本発明に通した1μm以下、
好ましくは数千人の厚さの薄膜を形成することができる
。したがって本発明になる、多孔質膜の表面に膜厚が高
度に制御された、均質なピンホールのないポリイミド薄
膜を有する複合分離膜は、すぐれた耐熱性と機械的強度
を持つとともに水素、−酸化炭素などのガス成分の透過
速度が速く、しかも各ガス成分の分離性能が非常に高い
、すなわち水素の透過度と一酸化炭素の通過度の比(P
H2/PCO)が25以上、好ましくは50以上という
性能を持っており、大面積の複合分離膜を容易に製造で
きるという特徴を持っているのである。
以下本発明の複合分離膜について詳しく述べる。
本発明はポリアミック酸単位に疎水性を付与するための
置換基を導入し得ることが見出されたことによってなさ
れたものであり、例えば我々が先に特願昭60−157
354で提案した、一般式(1): (式中、R1は少なくとも2個の炭素原子を含有する4
価の基、R2は少なくとも2個の炭素原子を含有する2
価の基、R3,R4,R5およびR6はいずれも炭素原
子数1〜30の1価の脂肪族の基、1価の環状脂肪族の
基、芳香族の基と脂肪族の基との結合した1価の基、そ
れらの基がハロゲン原子、ニトロ基、アミノ基、シアノ
基、メトキシ基、アセトキシ基で置換された基または水
素原子であり、R2,R4,R5およびR6の少なくと
も2個は炭素原子数1〜11の前記の基または水素原子
ではない)で表される繰返し単位を有する両性ポリイミ
ド前・駆体をラングミュア・プロジェット法によって多
孔質膜の表面に累積し、それに続いてイミド化反応を行
うことによってなされる。
本発明のポリイミド薄膜を形成するための両性ポリイミ
ド前駆体は、例えば一般式(1):で表される繰り返し
単位を有する数平均分子量が2,000〜300,00
0のものである。数平均分子量が2,000〜300.
000の範囲をはずれると、膜を作製したときの強度が
低すぎたり、粘度が高すぎて膜の作製がうまくいかない
などの傾向が生ずる。
一般式(1)におけるR1は少なくとも2個の炭素原子
を含有する、好ましくは5〜20個の炭素原子を含有す
る4価の基であり、芳香族の基であってもよく、環状脂
肪族の基であってもよく、芳香族の基と脂肪族の基との
結合した基であってもよく、さらにはこれらの基が炭素
数1〜30の脂肪族の基、環状脂肪族の基あるいは芳香
族の基と脂肪族の基とが結合した基、それらの基がハロ
ゲン原子、ニトロ基、アミノ基、シアノ基、メトキシ基
、アセトキシ基などの11ii[iの基で、あるいは該
1価の基が、−0−、−COO+、 −NHCO−; 
−Co−。
−5−、−CSS −、−NHCS−、−C3−などに
結合した基で置換され誘導体となった基であってもよい
。しかし、R1が少なくとも6個の炭素原子数を有する
ベンゼノイド不飽和によって特徴づけられた基である場
合には、耐熱性、耐薬品性や機械的特性などの点から好
ましい。
前記のごときR1の具体例としては、例えば、(以下余
白) などが挙げられる。
本明細書にいうベンゼノイド不飽和とは、炭素環式化合
物の構造に関してキノイド構造と対比して用いられる術
語で、普通の芳香族化合物に含まれる炭素環と同じ形の
構造をいう。
p−キノイド構造   ペンゼノイド不飽和R1の4個
の結合手、すなわち一般式(1)で表される繰返しm位
において 結合する手の位置には特に限定はないが、4個の結合手
の各2個づつがR1を構成する隣接する2個の炭素原子
に存在する場合には、両性ポリイミド前駆体を用いて形
成した膜などをポリイミド化する際に5員環を形成しゃ
すくイミド化しやすいため好ましい。
前記のごときR1の好ましい具体例としては、例えば、 ハ などが挙げられろ。また も好ましい。
一般式(11におけるR2は、少なくとも2個の炭素原
子を含有する2(il[iの基であり、芳香族の基であ
ってもよく、脂肪族の基であってもよく、環状脂肪族の
基であってもよ(、芳香族の基と脂肪族の基との結合し
た基であってもよく、さらにはこれらの2価の基が炭素
数1〜30の脂肪族の基、環状脂肪族の基あるいは芳香
族の基と脂肪族の基とが結合した基、それらの基がハロ
ゲン原子、ニトロ基、アミノ基、シアノ基、メトキシ基
、アセトキシ基などの1価の基で、あるいはこれらの1
価の基が、−0+、 −coo +、 −NHCO−、
−Co−。
−S −、−CSS −、−NHCS−、−CS−など
に結合した基で置換された基であってもよい、しかし、
R2が少な(とも6個の炭素原子数を有するベンゼノイ
ド不飽和によって特徴づけられた基である場合には、耐
熱性、耐薬品性や機械的特性などの点から好ましい。
前記のごときR2の具体例としては1 、二こてR9は 7H; −(CI!=) m −(O= 1〜3の整数>、−C
+。
H3 ?F3 −C+、  −o −、−Co +、  −s +、 
 −502+。
F3 RIORIG ll RIORIO +            1 一〇−p−o−,−p= 11!1 R1!lおよびRuはいずれも炭素原子数1〜30のア
ルキルまた1よアリール基 CHz C8ニ − (CH2)P−(1)=  2〜10)  、  
−(C)+2)4− CM−(CHz) :! +。
CH3CH二 CH3CH2 CH2O 一(CH2)IOcH−CH3、−(CH2)3−C−
(CH2)2− 。
−(CH2)3−0− (CH2)2−0− (CH2
)3−。
等てあり、前記のごときR2の好ましい具体例としでは
、例えば (式中、R9は−−fCHzf=r  (m = 1〜
3の整数)。
−S −、−5Oz  +、   −:讐RIG−1R
1口               胛□ 一5i−、−〇−5i−〇−9 R′111             RllRl口 
                    R10−o
−P−〇−,−p− OO (R]9およびR11はいずれも炭素原子数1〜30の
アルキルまたは了り−ル基) 等かあげられる。
一般式(1)におけるR3、R4、R5およびR6はい
ずれも炭素原子数1〜30、好ましくは1〜22の1価
の脂肪族の基、1 fiifの環状脂肪族の基、芳香族
の基と脂肪族の基との結合した1fii!iの基、それ
らの基がハロゲン原子、ニトロ基、アミノ基、シアノ基
、メトキシ基、アセトキシ基など+:ニブされそれらの
基の誘導体となった基または水素原子である。なお一般
式[11においてR3、R4、R5およびR6はいずれ
も一般式(8): (式中、R1,R2は前記と同じ)で表されるポリアミ
ック酸単位に疎水性を付与し、安定な凝縮膜を得るため
に導入される基であり、R’、 R’、 R5,R6の
うちの少なくとも2個が炭素原子数1〜11、好ましく
は1〜15の前記の基あるいは水素原子でないことが、
水面上に安定な凝縮膜が形成され、それがLB法により
基板上に累積されるために必要である。
前記のごときR3、R4、R5、R6の水素原子以外の
具体例としては、例えば CH3(CH2寸可、    (C)13)2CH(C
H2加:。
(以上のnはいずれも12〜30.好ましくは16〜2
2)などがあげられる。ただ本発明の目的を達成するた
めには、CH3(CH2Xゴで表される直鎖アルキル基
を利用するのが、性能的にもコスト的にも最も望ましい
。前述したようなハロゲン原子、ニトロ基、アミノ基、
シアノ基、メトキシ基、アセトキシ基などは必須ではな
い。しかしフッ素原子により疎水性は水素原子と比べ飛
躍的に改善されるので、)−ノ素原子を含むものを使用
するのが好ましい。
R3、R4、R5、R6のうちの2個が水素原子の場合
の本発明の両性ポリイミド前5体の繰返し単位の具体例
としては、一般式(2): (式中、R1,R2、R3、R4;よ前記と同し、ただ
しR3およびR4は炭素原子数1〜11の基または水素
原子ではない)て表:れる繰返し単位や、一般式(3)
:(式中、R1、R2、R5、R6は前記と同じ、ただ
しR5およびR6は炭素原子数1〜11の基または水素
原子ではない)で表される繰返し単位などがあげられる
。本発明の両性ポリイミド前駆体の繰返し単位が一般式
(2)や一般式(3)で表されるものである場合には、
製造が容易である、コスト的にも安価であるなどの点か
ら好ましい。
一般式(L)〜(3)で示される繰返し単位を有する本
発明の両性ポリイミド前駆体の具体例としては、例えば (式中のR3、R4の具体例としては、CH3(CH2
) u−1CH3(CHz) tz−1CH3(CHz
) 15−1C)13(CH2) 17−1C)Is(
CHz) 19−1Cth(CH2) 21−2CF3
(CH2) 1s−など)、 (式中のR5、R6の具体例としては、CHs(CH2
) u−1Ci(3(CHz) 13−5CH:(CH
z) +5−2CH3(CL) ’17−1CH3(C
I(2) 19−1CTo(CHz) 2l−1CF3
(CH2) l!I−など)、 (式中のR3、R4の具体例としては、CH3(CH2
)’ u−1CH3(CH2) +3−1CH3(C)
Iz) 15−1CH3(CH2) +7−1CH3(
CH2) I!l−2CH3(CH2) 2l−1CF
3(CH2) 15−など)、R5、R6の具体例とし
ては、CH3−1CH3(CH2) 2−5CH3(C
H2) 3−1CH3(CH2) s −など)、 (式中のR3、R4の具体例としては、CH3(CH2
)  +1 − 、 CH3(CHz)  +3 − 
、 CH3(CH2)  +5 − 、CH3(CH2
) IT−1CH3(CH2) 19−1CH3(C)
+2) =1−1CF3(CH2) +5−など)等の
繰返し単位を含むものがあげられる。
式中−は異性を表す。例を次式 で説明すれば および を表す。
本発明は(al、 (blが単独である場合、(al、
 (b)が共存する場合を含んでいる。
前記のごとき本発明の両性ポリイミド前駆体は、一般に
N、N−ジメチルアセトアミド、N、N−ジメチルホル
アミド、N、N−ジエチルホルムアミド、ヘキサメチル
ホスホルアミドなどの有機極性溶剤に易溶、上記有機極
性溶剤とクロロホルムなどの通常の有機溶剤などの混合
溶剤に溶、通常の有機溶剤、例エハベンゼル、エーテル
、クロロホルム、アセトン、メタノールなどにn溶〜不
溶で、赤外線吸収スペクトル分析でアミド、カルボン酸
(場合によってはカルボン酸エステル)および長鎖アル
キル基の特徴的な吸収が存在する。熱分析結果にも特徴
があり、約200℃で重量の急激な減少がはじまり、約
400℃で完結する。完結したのちには、アミド、カル
ボン酸(場合によってカルボン酸エステル)および長鎖
アルキル基の吸収が消失し、イミド環の吸収が表れる。
これまでの説明は一般式(11で表される繰返し単位を
もつ両性ポリイミド前駆体についてであるが、これらか
ら容易に類推されるように種々の共重合体が存在する。
まず第1に一般式(1)におけるR1゜R2,R3,R
4,R5,R6の少なくとも1つが先に挙げられた具体
例から選ばれた少なくとも2種からなることによって実
現される。
例えばR1として2種選ばれたとき x、 yは比率を表し、0<x、<1.O<y<1x+
y=lである。(以下同じ) さらにR2として2種選ばれたとき などで、以上の例はほんの一例であり、またR3゜R4
,R5,R6についてはこれまでの説明でいくつもの例
が書けるが などである。
第2にさらに重要な共重合体は、R1,R2の少なくと
も一方あるいは両方の一部を価数の異なる基で置き換え
ることによって実現される。
まずR1の一部を置換する基は少なくとも2個の炭素原
子を含有する4価以外の基から選ばれ、2゜3価が使え
るが、好ましい具体例は3価であり、この場合の一般式
は次のようになる。
R1(〔〕X内) 、 R2,R3,R4,R5,R’
は前記に同じ。R1(()y内)は少なくとも2個の炭
素原子を含有するそれぞれ2価、3価の基である。
次にR2の一部を1換する基は少なくとも2個の炭素原
子を含有する2価以外の基から選ばR3(ヨ。
4価の基が好ましい。
これらの場合の一般式は次のようになる。
R”、R2(()X内) 、 R3,R4,R5,R6
は前記に間し。R2(()y内)は少なくとも2個の炭
素原子を有するそれぞれ3価、4価の基であるゆXはR
2に対する置換基で−N)IR,−C0NHI?  (
Rはアルキル基または水素原子)等が好ましい例である
これら共重合による両性ポリイミド前駆体の修飾は、該
前駆体のラングミュア・プロジェット法による累積特性
や、基板上に累積したあとイミド化して得られるポリイ
ミドゴ膜の物性改善のために重要であり、本発明の好ま
しい実、Sミ聾様の1つである。
R”、R2の少なくとも1方あるいは両方の1部を置換
する基の異本(列:よ、以下のとおりである。
(ここでR9は前出に同じ) II                IIo    
           0 RIOgよびR11はアルキルまたはアリール基H3 ■ 13    に82 CH; −(CH2)P−(p  =  2〜10)  、  
−(CH2)4−C−(C)+2)2−7H30 −(CH2)! −0−(CH2)2−0− (CH2
)3− 。
(R9は前出に同じ) (Rりは前出に同し) 以上の中からR1,R2のさらに好ましい例をあげれば ■ (R9は前出に同じ)である。
さらに詳しく共重合体について説明するために具体的な
例を挙げれば、 また、これまでの説明においては、前駆体の操返し単位
において、R3,R4,R5,RGの少なくとも2個は
炭素数1〜11の前記の基または水素原子ではない場合
であったが、繰返し単位のうちの30%以下の範囲であ
れば、一般式(9):(式中、R1,R2:よ前記と同
じ、Rは炭素原子数1〜11の1価の脂肪族の基、1価
の環状脂肪族の基、芳香族の基と脂肪族の基が結合した
1価の基、これらの基がハロゲン原子、ニトロ基、アミ
ノ基、シアノ基、メトキシ基、アセトキシ基などで置換
された基または水素原子であり、4fllil’)Rは
同じでもよく、異なっていてもよい)で表されるような
繰返し単位が含まれていてもよい。
次に本発明の前駆体の製法について説明する。
一般式(1)で表される繰返し単位を有する本発明の前
駆体は、まず一般式(4); (式中、R1は前記と同じ)で表されるテトラカルボン
酸ジ酸無水物に、R30HおよびR40H(R3および
R4は前記と同じ)を反応させて得られる一般式(5)
:(式中、R1,R3,R4は前記に同じ)で表される
化合物を製造し、実質的に無水の極性溶媒中、−10°
C以上、好ましくはO〜40℃程度でチオニルクロライ
ド、五塩化リン、ベンゼンスルホニルクロライドなどを
用いて酸ハライドにし、さらに一般式(6): %式%(61 (式中、R2,R5,RGは前記と同じ)で表される化
合物を添加するときは、−10〜+20℃、好ましくは
0〜+10℃で反応させるが、反応を完結させるために
は添加後20℃以上で反応させてもよい。
一般式(4)で表される化合物の具体例としては、例え
ば などがあげられる。
また、R30HおよびR40Hの具体例としては、たと
えばCH30H,CH3CH20H,CH3(CH2)
 20H。
CH3(CH2) 30H,CH3(CH2) sOH
,CH3(CH2) 70H。
CH3(CH2) 90H,CH3(CH2) 110
H,CH3(CH2) l= OH。
CH3(CHz) +5O1(、CH3(CH2)+7
0H,C)13(CH2) +90H。
CHs(CHz)  210H,C!(3(CH2) 
 230H,CF3(CH2)  +=OH。
H(CF2) z(CHz) +508.  H(CF
Z)4 (CH2) +フ0HF(CFz)3(CHz
)20H,F(CFz)a(CHz)40H。
CHご 一般式(4)で表されるテトラカルボン酸ジ無水物とR
3QHおよびR40Hとから一般式(5)で表される化
合物を製造する際の反応条件などにはとくに限定はなく
、例えば約100℃でM素気流下、攪拌を数時間続ける
ことによっても得られるし、ヘキサメチレンホスホルア
ミドのような溶剤中、室温で約4日間攪拌を続けるとい
うような一般的な条件が採用され得る。
前記反応を約100℃、窒素気流下で攪拌しながら3時
間加熱することによって行い、冷却後へキサメチレンホ
スホルアミドに溶解し、引き続き行わしめる酸ハライド
化を行うのが反応時間の短縮化、すなわち生産性の向上
などの点から好ましい。
前記酸ハライド化を行う際の極性溶媒の具体例としては
、たとえばヘキサメチレンホスホルアミド、N、N−ジ
メチルアセトアミド、N、N−ジメチルホルムアミドな
どがあげられ、これらの溶媒を実質的に無水の状態、す
なわち酸ハライド化の際に用いるチオニルクロライド、
五塩化リン、ベンゼンスルホニルクロライドなとが分解
せず、定量的に近い状態で酸ハライド化反応が行わしめ
られる。
酸ハライド化の際の温度が、−10℃未満になると、長
鎖アルキル基の影響による凍結固化のため反応が不均一
系となるため好ましくないが、それ以上であれば酸ハラ
イドの沸点程度の温度までとくに限定されることなく用
いることができる。
このようにして製造された酸ハライドにさらに一般式(
6)で表される化合物が反応せしめられ、本発明の前駆
体が製造される。
この際使用される酸ハライドは、製造されたのちそのま
ま用いるのが作業性などの面で好ましい。
さらに核酸ハライドと一般式(6)で表される化合物と
を反応させる際には、それらの化合物に存在するR”、
 R4、R5,R6などにより反応物および生成物のい
ずれも凍結固化する傾向があるなどするために、N、N
−ジメチルアセトアミド、N、N−ジメチルホルムアミ
ドなどの溶媒を用いるのが一般的であり、反応温度とし
ては一10℃〜+20℃。
好ましくはO〜+10℃である。反応温度が−1゜°C
未満になると凍結固化により反応が不均一系となり、+
20℃をこえると望ましくない反応がおこりやす(なる
と考えられ、いずれも好ましくない。勿論反応を完結さ
せるために添加後20”C以上の温度で続いて反応を行
ってもよい。
前記一般式(6)で表される化合物の具体例としては、
例えば Hz (式中のR5,Rsの具体例としては、CH3+、 C
H3CH2+、  CH3(CH2)Z +、  CH
3(CH2)3 +。
CH3(C)+2)5   +、    OHコ(CH
z)   u  −、CHz(CHz)   Ll −
CH3(CH2) 15 +、  CHs(CHz) 
ty +、  CHs(CHz) L9+。
CH3(CH2) 21 +、  CHs(CHz) 
23 +、  CF3(CH2) 15 +。
H(CF2)Z (CH2)  +5 − 、   H
(CF2)4 (CH2)  1コ −。
F(CFz)e (C)+2)2− 、  F(CFZ
)8 (CH2)4−など)などがあげられる。
前記酸ハライドと一般式(6)で表される化合物との反
応比は、得られる本発明の前駆体の分子量などを所望の
値にするために適宜選択すればよいが、通常モル比で1
 / 0.8〜1.2である。高分子量のものを得るた
めには化学量論の精製した七ツマ−と精製した溶剤とを
用いるのが好ましい。
一般式(4)で表されるテトラカルボン酸ジ酸無水物に
反応させるR30HおよびRaOHのR3およびRaが
いずれも炭素原子数1〜11の基または水素原子でない
場合には、一般式(6)で表される化合物のR5および
R6がいずれも水素原子であってもよく、この場合には
一般式(2)で表される繰返し単位を有する本発明の前
駆体が得られる。
一般式(6)で表される化合物のR6およびR6がいず
れも水素原子の場合には、反応性が良好であり、原料コ
ストも安価となり好ましい。また得られる前駆体もカル
ボン酸のところがエステルとなっているため熱的に安定
で、単離乾燥という操作により反応がすすまないので固
体粉末として分離でき、またこれにより精製も容易であ
るという特徴を有するものとなる。
以上説明したような方法により本発明の前駆体が製造さ
れるが、一般式+11で表される繰返し単位のR3およ
びR4がいずれも水素原子の場合には、前記のごとき方
法によらずに直接一般式(4)で表されるテトラカルボ
ン酸ジ酸無水物に、一般式(7):%式%(7) (式中、R7,R11は前記と同じ)で表される化合物
を反応させることにより、一般式(3)で表される繰返
し単位を有する本発明の前駆体が得られる。
前記一般式(7)で表される化合物の具体例としては、
たとえば NHR8 (前記式中のR7,R11の具体例としては、CH3(
CH2)n−x  (n −12〜30) 、CF3(
CH2)15−1)+(CF2)2 (CH2) 15
−1H(CFり4 (CH2) 13−1H(CFz)
s(CHz)z−2H(CF2 )a (CH,z )
a−など)などがあげられる。
一般式(4)で表されるテトラカルボン酸ジ酸無水物と
一般式(7)で表される化合物とを反応させる際の条件
は、通常のポリアミック酸を製造する際の条件とほぼ同
様でよく、たとえばN、N−ジメチルアセトアミド、N
、N−ジメチルホルムアミドなどの実質的に無水の有機
極性溶媒中、反応温度50℃以下、好ましくは室温で、
一般式(4)で表されるテトラカルボン酸ジ酸無水物1
モルに対して一般式(7)で表される化合物を0.8〜
1,2モル反応せしめられる。
このようにして得られる一般式(3)で表される繰返し
単位を有する本発明の前駆体は、製造が容易であるだけ
でなく、LB法で製膜でき、加熱によりポリイミドを与
えるという特徴を有するものである。
また、先に説明された共重合体にっていは、両性ポリイ
ミド前駆体の製法と同様の方法によって作ることができ
る。
次にこれまで述べた前駆体を用い、ラングミュア・プロ
ジェット法によって基板主に累積し、それに続いてイミ
ド化反応を行う方法について述へる。本発明では基板は
多孔質膜が使われる。
本発明の前駆体を用いたLB膜の製法としては、該前駆
体を水面上に展開し、一定の表面圧で圧縮して単分子膜
を形成し、その膜を基板上にうつしとる方法であるLB
法のほか、水平付着法、回転円筒法などの方法(新実験
化学講座第13巻、界面とコロイド、498〜508頁
)などがあげられ、通常行われている方法であれば特に
限定されることなく使用し得る。
一般にLB膜を形成させる物質を水面上に展開す゛る′
際に、水には解けないで気相中に蒸発してしまうベンゼ
ン、クロロホルムなどの溶媒が使用されるが、本発明の
前駆体の場合には、溶解度をあげるために有機極性溶媒
を併用することが望ましい。このような有機極性溶媒と
しては、たとえばN、N−ジメチルホルムアミド、N、
N−ジメチルアセトアミド、N、N−ジエチルホルムア
ミド、N、N−ジエチルアセトアミド、N、N−ジメチ
ルメトキシアセトアミド、ジメチルスルホキシド、N−
メチル−2−ピロリドン、ピリジン、ジメチルスルホン
、ヘキサメチルホスホルアミド、テトラメチレンスルホ
ン、ジメチルテトラメチレンスルホンなどがあげられる
ベンゼン、クロロホルムなどと有機極性溶媒とを併用す
る場合には、水面上へ展開するとベンゼン、クロロホル
ムなどは気相中に蒸発し、有機極性溶媒は大量の水に溶
解すると考えられる。
本発明の前駆体を水面上に展開する際に使用する溶液の
濃度には特に限定はないが、通常2〜5X 10−’ 
M程度が用いられ、良好な製膜性を得るために金属イオ
ンの添加やpH調整は必ずしも必要ではなく、金属イオ
ンの排除はエレクトロニクス分野等で使う際に有利な点
となると考えられる。
また、本発明のポリイミド前駆体を基板上に累積する際
に、我々が先に提案したように公知のラングミュア・プ
ロジェット膜化合物との混合物を使用すると製膜性能が
向上し、本発明の望ましい実施態様である。
公知のラングミュア・プロジェット膜化合物とは、先に
引用された文献などにも記載され、当業界で公知の化合
物である。特に炭素数が16から22ぐらいの炭化水素
基と親水基とからなる下式の化合物が好ましい。
CH3(CHz)n −s Z CH2= CH(CR2)n−22 CH3(CH2) pc = C−C= C(C)!2
) m Zここで、n=16〜22.r+m=n−5,
Z=OH,NR2、Cool(、CONH2、C0OR
” (R’は低級脂肪族炭化水素基)である。
製膜性の改善のためにはCH3(CH2)n−I 20
式で表されるものがコスト面ですぐれているが、不飽和
結合を含むものは光や放射線などを照射することによっ
て重合させることができる特徴を有する。
これらから選ばれた少なくとも1つの化合物と高分子化
合物との混合比率については特に限定はない。また先に
挙げたポリイミド前駆体あるいは共重合体から選ばれた
2種以上混合して製膜することもできる。
次に本発明の多孔質膜について説明する。多孔質膜とし
ては、ポリプロピレン、ポリエステル、ポリアミド、ポ
リサルホンポリイミドなどの高分子多孔質膜が公知であ
り、いずれも本発明の多孔質膜として使用可能である。
これらの多孔質膜は高分子の溶液をドープ液としてドー
プ液の薄膜(平膜状、中空糸状)を形成し、乾式法ある
いは湿式法で作成することができる。
本発明の望ましい実施態様である、芳香族ポリイミド多
孔質膜について説明すれば、一般式、(ただし、R1,
R2は両性ポリイミド前駆体での定義に同じで、同様に
共重合体も含む)で示される繰返し単位からポリイミド
で形成されている多孔質膜であり、ガス透過テスト(後
述する)において、例えば、水素ガスの透過度(PH2
)が約5×10 〜5xto  c(/col・sec
 ・anllg、好ましく は 5 × 10  〜 
l  X  I  Q    cal/coi  −s
ec   ・ cmHgであって、水素と一酸化炭素と
の透過度の比(P)12/PCO)が2〜10.好まし
くは2.5〜5程度であればよい。
該ポリイミド多孔質膜は、テトラカルボン酸無水物とジ
アミンとを重合して得られるポリアミック酸、あるいは
ポリイミドを有機極性溶媒に均一に溶解した溶液を使用
して乾式法あるいは湿式法によって製造することができ
る。
例えば特願昭55−59472.特願昭56−5496
5、特願昭56−54966および特願昭56−549
67に提案された方法を使用することができ、ポリイミ
ド多孔質膜が平膜状であっても中空糸状であってもよい
本発明で使用するポリイミド多孔質膜は、少なくとも2
00℃の温度においてガス成分の透過性能が悪化するこ
とがなく、しかも約100kg/aJ程度までの圧力で
ガス透過性能が悪化することがないものであることが好
ましい。
またポリイミド多孔質膜は、十分に使用に耐え得る機械
的強度を示すような膜厚であればどのような膜厚のもの
であってもよいが、特に、2〜500μ、さらに好まし
くは5〜300μ程度であることが好ましい。
このポリイミド多孔質膜など多孔質膜の表面にLB法で
累積されるポリイミド前駆体の厚さは5戸以下、好まし
くはIP程度以下であることが生産性の面から望ましい
、イミド化の方法については特に限定はないが、あまり
高温の加熱になると多孔質膜のガス成分の透過速度が低
下して了うことがあるので好ましくなく、両性ポリイミ
ド前駆体のイミド化が進行する温度以上でできるだけ低
い温度で行うことが好ましい。例えば200〜350℃
、好ましくは200〜300℃程度である。
勿論ポリアミック酸のイミド化の際に使用される無水酢
酸やピリジンを使ってもよいし、またはそれらと熱反応
とを併用してもよい、この方法の場合には低温で行える
ので望ましい0例えば一般式(2)で表される繰返し単
位の場合には、なる反応がおこり、また一般式(3)で
表される繰返し単位の場合には、 なる反応が起こってポリイミド化物となる。もちろん一
般式(8)で表されるポリアミック@単位の場合にもH
xOが生成してポリイミド化物となるが、この場合には
LB膜用としての材料とはなり得ない。
また、R’、R2の少なくとも一方あるいは両方の一部
を価数の異なる基で置き換えた場合にもイミド化反応と
同様の条件で次のような反応が起こる。
+  xR30H+  xR’OH +R30H+   xR’0H (X  −C0NH2) +  R30H+  R40H (X  =  C0NHz) +  R30)1   +   R40H特に後半の2
例では耐熱性の高い骨格が導入されるので、耐熱性の改
善のために好ましい。
以上のイミド化や閉環反応がおこるときに疎水化のため
に導入した基がアルコールとして脱離するが、この脱離
したアルコールは200℃〜350℃近辺の温度で必要
ならガスの流れの下に置くか、真空下に置くことによっ
て飛散させることができるので非常に耐熱性のよいポリ
イミド薄膜を得ることができる。
また、製膜性を改善させるために使用された公知のラン
グミュア・プロジェット膜化合物も、イミド化や他の閉
環反応の条件化、飛散させることができるものを先に挙
げた例の中から選ぶことによって非常に耐熱性の良いポ
リイミド薄膜を得ることができる。
本発明の複合分離膜は多孔質膜とその表面にラングミュ
ア・プロジェット法により累積し、それに続くイミド化
により形成されたポリイミドの均質なN膜とからなる複
合分離膜であり、耐熱性の多孔質膜を選ぶことにより常
温から200℃程度の範囲で使用可能なものを製造する
ことができる。
本発明の複合分離膜は、ガス透過テストにおいて、すぐ
れたガス透過速度とガス分離性能とを同時に有しており
、例えば、水素ガス透過度(PHz)が1×10−′a
lI/alI−3ec−clIIHg以上であって、水
素と一酸化炭素との分離性能(PH2/PCOで示す)
が25以上、好ましくは50以上と高く、大面積にわた
って安定したガス分離性能をもつのである。
以下参考例、実施例でさらに詳しく説明する。
参考例1 ピロメリット酸二無水物0.04モル、4,4゛−ジア
ミノジフェニルエーテル0.04モルおよびジメチルア
セタミド(DMAc)  178 gを攪拌機と窒素ガ
ス導入管とが付設されたセパラブルフラスコに入れて、
窒素ガスを流通しながら20℃の温度で8時間重合して
、芳香族ポリアミック酸を生成させた。そのポリアミッ
ク酸の対数粘度(30”C,0,5g/LiIDMAc
)は1.95であった。
前述のようにして製造したポリイミド溶液を、ガラス板
上に25℃で流延し厚さ0.2flの液状の薄膜を形成
し、その液状の薄膜を室温(25℃)でメタノール凝固
液に約20時間浸漬し、凝固させて凝固膜を形成し、そ
の凝固膜をメタノール凝固液から取り出し、100℃で
1時間乾燥し、さらに200℃で2時間熱処理して、ポ
リイミド多孔質膜を得た。
そのポリイミド多孔質膜は、膜厚が約25μであり、ガ
ス透過テストによる水素の透過度(PH2)が約8 X
 10  crA/crl−sec  −aaHgであ
り、水素と一酸化炭素との透過度の比(PH2/PCO
)が約3であった。
ガス通過テストは、面積5dのステンレス製セルに30
℃で分離膜を設置し、水素、−酸化炭素を各々0.5〜
1kg/calに加圧して、分離膜を透過してくるガス
量を流量計で測定した。
各ガスの透過度は、次の式で算出した。
cat ・sec  −aaHg) なお、分離膜の分離性能は、水素の透過度(PHz)と
−酸化炭素の透過度(Pco)との比(PH2/Pco
)で示す。
参考例2 とロメリット酸ジ無水物10.91gとステアリルアル
コール27.05gを120℃で3時間反応させ、生成
物を200献エタノールで再結晶して融点133〜13
7℃のジステアリルピロメリテートを得た。
このジステアリルピロメリテート3.79 gを6Q 
ccのへキサメチレンホスファミドに熔解して5℃で冷
却してチオニルクロライド1.19 gを約5℃で滴下
し、滴下後約1時間保持し、反応を終了させた。その後
ジメチルアセトアミド30ccに熔解させた1、2gの
ジアミノジフェニルエーテルを約10℃で滴下し、約2
0℃に反応温度をあげて2時間反応させた後、400 
ccのエタノールに注いで反応生成物を析出させた。析
出物を口過、40℃で乾燥して約3.4gの両性ポリイ
ミド前駆体を得た。
実施例1 参考例1で製造した芳香族ポリイミド多孔質膜上に参考
例2で調製した両性ポリイミド前駆体を使用してLB法
で201層累積した。展開液としては両性ポリイミド前
駆体をクロロ未ルム/ジメチルアセトアミド−8/2(
容量比)の混合液に、ン容かしたものがイ吏ねれた。
20℃の再蒸留水上、25 dyne/ effiの表
面圧に保ってLow/minの累積速度の条件で累積す
ると多孔質膜上にYタイプで累積された。
ついで300℃で1時間加熱してイミド化を行ってポリ
イミド複合分離膜を作成した。
ガス透過テストによる結果は、 水素の透過度8.OX I Q’aa/cj ・sec
  −anHg分離性能(PH2/PCO) 75 であり作成した分離膜IQcmXIQcmの全面におい
て安定した性能をもっていた。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)多孔質膜の表面にラングミュア・プロジェット法
    により両性ポリイミド前駆体を単積層または累積層し、
    それに続くイミド化反応により製造された多孔質膜の表
    面にポリイミドの均質な薄膜を有する複合分離膜。
  2. (2)多孔質膜が芳香族ポリイミド多孔質膜である特許
    請求の範囲第1項の複合分離膜。
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