JPS6299153A - 液体噴射記録ヘツド - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［産業上の利用分野］ 本発明は、記録用液体を飛翔的液滴として吐出させて記
録を行なう液体噴射記録装置に用いる液体噴射記録ヘッ
ド、中でもクリーニング性の良好な液体噴射記録ヘッド
に関する。

［従来の技術１ 従来より、記録用液体を飛翔的液滴として吐出させて記
録を行なう液体噴射記録法、所謂インクジェット記録法
が知られている。該方法に用いられる液体噴射記録装置
（インクジェット記録装置）は、一般に、紙あるいはプ
ラスチックシート等の被記録材の被記録面とほぼ垂直な
方向に記録用液体（以下、インクと称する）の液滴（イ
ンク滴）を吐出、噴射させて飛翔的液滴を形成するため
のインク吐出口（オリフィス）を備えたインクジェット
記録ヘッド（以下、単に記録ヘッドと称する）と、該ヘ
ッドを搭載し、前記被記録材の被記録面とほぼ平行な直
線１−を左右二方向に該ヘッドを走査するためのヘッド
搬送手段（例えばキャリッジ等）と、該ヘッドのオリフ
ィスの配された而の少なくとも一部を清浄化（クリーニ
ング）するためのクリーニング手段を備えている。

第３図は、そのようなインクジェット記録装置の−例で
ある。尚、第３図には後述の第４図における矢印５の方
向から見た該装置の記録ヘッド付近の模式的平面図が示
されている。

第３図において、４は被記録材１４と相対し、一般には
被記録材１４の前面を左右二方向に走査される記録ヘッ
ドであり、該ヘッド４の被記録材１４に相対する側には
、オリフィスｌが記録密度等に応じて１つ以Ｅの所望の
数で設けられている。もちろん、上記記録ヘッド４には
、該オリフィスｌからインク滴を吐出させるためのイン
ク滴吐出手段、例えばオリフィスｌに連通ずる液流路（
不図示）と、該液流路に満たされたインクに吐出エネル
ギーを供給するための、発熱素子あるいは圧電素子等か
ら成る吐出エネルギー発生手段（不図示）等が設けられ
ており、記録のためのインク滴を該オリフィスｌから吐
出し得るようにされている。３は、記録へラド４のイン
ク滴吐出側の面（すなわち、オリフィスｌ設置面）をク
リーニングするためのクリーニング手段たる板状部材で
あり、本例ではブレード板とされている。

第４図は、上記記録ヘッドをヘッド搬送手段たるキャリ
ッジに搭載した状態におけるインクジェット記録装置の
記録へラド旧遊の模式的斜視図である。

第４図において、６は第３図におけるオリフィス１を所
望の個数配した状態を模式的に示したオリフィス列であ
り、該列線上には所望の間隔で個々のオリフィス１が設
けられている。７は、記録ヘッド４のオリフィス設置面
たる前面プレートであり、８は記録へラド４を搭載し、
該ヘッドを被記録材の被記録面とほぼ平行に、しかも該
被記録面に沿って左右二方向に移動させるためのキャリ
ッジである。

ト記第３図〜第４図の如き構成の装置を用い、前述の被
記録材１４上に記録ヘッド４から吐出されるインク滴を
着弾させることによって記録を行なう訳であるが、この
ような記録操作にともなって、記録へラド４、特に該ヘ
ッド４のオリフィス設置面たる前面プレート７には、イ
ンク滴吐出の際に一部のインクが流出したり、流出した
インクによってインク膜が形成されたり、このようなイ
ンクやインク膜の固化した固形物が形成されたり、ある
いはこれらインクや固形物に大気中に浮遊するホコリが
付着する等に都内した種々の汚物が形成されることが避
けられない、このような汚物は、被記録材の汚れの原因
になるのみならず、オリフィス付近に上記のような汚物
が形成されると、これら汚物によってインク滴の吐出方
向が変化したり、インク滴が出なくなる等の現象を生じ
、記録不安定の大きな原因ともなる。

このような記録ヘッドの汚れを除去するため、インクジ
ェット記録装置にあっては、ヘッドクリーニング手段た
るブレード板３等の板状部材を設け、この板状部材によ
って汚れや不要インクの除去を行なっている。

クリーニング操作は、例えば以下のようにして行なわれ
る。

すなわち１例えば第３図〜第４図の構成において、記録
へラド４を第３図中の矢印１１の方向に移動し、記録へ
ラド４の前面プレート７にブレード板３を接触させるこ
とにより１例えば自動車のワイパーにおけるが如くに前
面プレート７上の汚物を除去し、記録へラド４のクリー
ニングを行なうものである。このような記録ヘッドとブ
レード板との物理的な接触によってクリーニングを行な
うため、一般にはブレード板３はオリフィス配設面を破
損せず、充分な効果が得られる程度の比較的硬い材質の
もので構成され、また、クリーニング効率を考慮して、
記録ヘッドの走査方向とほぼ垂直に且つ記録ヘッドの移
動時に前面プレート７と接触するように設けられるのが
普通である。また、クリーニング操作は、記録操作中に
常時性なうこともできるが、一般には記録ヘッドの記録
領域（すなわち、被記録材と対向している部分の記録ヘ
ッドの走査領域内）外にブレード板を設置し、定期的ま
たは記録ヘッドの汚れ具合に応じた任意の時期に記録ヘ
ッドをブレード板まで移動し、記録ヘッドとブレード板
とを接触させてクリーニングを行なうのが普通である。

もちろん、場合によってはブレード板が記録領域内に設
けられるごともあるし、その設置方法も、固定式あるい
はクリーニング時のみに記録ヘッドと接触する位置まで
突出するような可動式等の任意の方法が採られているこ
とは言うまでもない。

このように、上記ブレード板等の板状部材と記録ヘッド
の移動によって、記録ヘッドのクリーニングを行なう訳
であるが、高速記録を行なうために記録ヘッドの移動速
度が比較的大きいこと、またクリーニングを有効に行な
うためには、記録ヘッドと板状部材とを圧接してやる必
要がある等の理由により、記録ヘッドはクリーニング時
に板状部材と比較的大きな力で衝突することになる。

一般に記録ヘッドは、第３図〜第４図の如き方形体とし
て形成されるため、記録ヘッドと板状部材との衝突時点
ならびに記録ヘッドの板状部材からの離脱時点において
板状部材に加わる衝撃は特に大きなものとなる。そして
、このような記録ヘッドと板状部材との衝突によって生
じる衝撃により、記録ヘッドの前面プレートに付着して
いる前述のインクや固形物等の汚物、あるいは板状部材
に付着した汚物が飛散し、インクジェット記録装置の板
状部材周辺ならびに被記録材を汚すと言った問題を生じ
ている。

このような問題を解消するため、例えば第５図〜第６図
に示すようなヘッドカバー２を記録ヘッドに設け、汚物
の飛散防止を図る等の手段もとられるが、このようなヘ
ッドカバー２では記録ヘッドと板状部材との衝撃力は緩
和されず、十分な飛散防止効果を挙げることができなか
った。

［発明が解決し−ようとする問題点］ 本発明は、ヒ述した問題点に鑑み成されたものであって
、本発明の主たる目的は、上記従来例のインクジェット
記録装置における記録ヘッドク　。

リーニング時の汚物飛散を防止して、吐出不良等のない
安定な記録を長期に亘って行ない得る新規な記録へ−Ｉ
ドを提供することにある。

［問題点を解決するための手段］　　　　　′上記目的
を達成する本発明は、液体を吐出して飛翔的液滴を形成
するためのオリフィスの配された面の少なくとも一部に
板状部材を接触移動させて前記オリフィスの配された面
の少なくとも一部をクリーニングするクリーニング手段
を有するインクジェット記録装置の記録ヘッドにおいて
、前記記録ヘッドの前記板状部材との接触面が該板状部
材と前記記録ヘッドの相対移動方向において滑らかな形
状変化をしていることを特徴とする記録ヘッドである。

［実施例］ 以下、本発明の記録ヘッドにつき、図面を参照しつつ詳
細に説明する。

第１図は、本発明の記録ヘッドの一例を用いたインクジ
ェット記録装置の一例であり、該記録装置を前述の第３
図と同様の方向から見た記録ヘッド付近の模式的平面図
である。

第１図に於いて、１３は記録ヘッドであり、１０は該ヘ
ッド１３に設けられたインク吐出口たるオリフィスであ
る。オリフィス数は、従来例と同様に、１つ以上の所望
の数とすることができる。１２は、記録ヘッド１３のク
リーニング時に、板状部材の一例たるブレード板９と接
触する記録ヘッド１３のオリフィス設置面である。板状
部材としては。

Ｌ記ブレード板９の他、公知の種々のものを広く適用す
ることができる。　１５は、被記録材１４の被記録面と
ほぼ平行な直線上をヘッド搬送手段たるキーヤリッジ（
不図示）によって左右二方向に移動する記録へラド１３
の走査方向であり、ｔｅは、一般には被記録材１４の被
記録面とほぼ垂直に吐出されるインク滴の吐出方向であ
る。もちろん、記録ヘッドの走査方向は１本例に限定さ
れるものではなく、所望のものとし得ることは言うまで
もない。

本例の記録へラド１３の特長は、該ヘッド！３の形状を
第１図に示す如くに、ヘッド走査方向１５ならびにイン
ク滴吐出方向１Ｂの二方向で形成される平面に平行な面
で切断して得られる該ヘッド１３の断面外縁が、クリー
ニング時にブレード板９と接触するオリフィス設置面側
でＵ字形状を成すようにしたことにあり、ヘッド形状を
上記のようにする以外は公知の各種手段を用いて記録ヘ
ッド１３を構成することが可能である。

本発明の記録ヘッドは、例えば上記第１図におけるＵ字
形状の如く、前記ブレード板９等の板状部材との接触面
が、該部材と記録ヘッドとの相対移動方向において滑ら
かな形状を有することが必要である。もちろん、上記Ｕ
字形状の他に板状部材と接触する記録ヘッドの端部に単
にアールを設けたような形状であっても本発明の目的を
十分に達成し得ることは言うまでもない。

ここで」−記断面外縁がＵ字形状を成すとは、具体的に
は例えば、ヘッド側面１７を直線状とし、オリフィス設
置面１２をオリフィス１０を中心とした滑らかに続く円
弧状の曲線で結んで成るＵ字形（第２図）、オリフィス
設置面１２のオリフィス１０付近ならびにヘッド側面１
７を直線状とし、両社線部を円弧状の曲線で結んで成る
Ｕ字形（第１図）等を言うものとする。尚、オリフィス
設置面１２には。

第５図のような突出部１８が設けられていてもよい、こ
のようなＵ字形状とするための曲線部は、必ずしも半円
形等のある一定の曲率を有する曲線とする必要はなく、
ブレード板９が滑らかに接触、移動し得る任意の曲率を
有する曲線とすることができる。もちろん、このような
曲線部は、オリフィスｌＯを中心として左右対称として
もよいし、また非対称としてもよい。

記録ヘッドの形状を、例えば上記Ｕ字形状の如くに滑ら
かな形状変化を成すようにすることにより、板状部材を
用いた記録ヘッドのクリーニングの際に、クリーニング
対象たる記録ヘッドのオリフィス設置面と板状部材との
接触性が良好になってクリーニング性の向上が図られる
とともに、記録ヘッドと板状部材との衝突あるいは離脱
による衝撃が緩和され、該衝撃による汚物の飛散防止を
図ることもできるようになる。このようなりリーニング
性の向上と汚物の飛散防止が図られた本発明の記録ヘッ
ドによれば、吐出不良や被記録材の汚れ等の問題のない
安定な記録を長期に亘って行なうことが可能である。

尚、本発明の記録ヘッドを構成するに際し、板状部材と
接触する部分の記録ヘッドの材質をテフロン等の摩擦抵
抗の小さい材料としたり、該部分にテフロンコートを施
す等により、記録ヘッドと板状部材とをより滑らかに接
触させることが可能となり、記録ヘッドと板状部材との
衝突あるいは離脱による衝撃が更に緩和されて本発明を
より有効なものとすることができる。

［発明の効果］ 以上に説明した如く本発明によって、従来は困難であっ
た記録ヘッドクリーニング時の汚物飛散を防止し、吐出
不良等のない安定な記録を長期に亘って行ない得る新規
な記録ヘッドを提供することが可能になった。

【図面の簡単な説明】

第１図は、本発明の記録ヘッドの一例を用いたインクジ
ェット記録装置の一例を説明する記録ヘッド付近の模式
的平面図、第２図は本発明の記録ヘッドの別の例を説明
する該ヘッドの模式的平面図、第３図は従来例のインク
ジェット記録装置の一例を説明する記録ヘッド付近の模
式的平面図、第４図は第３図の装置の模式的斜視図、第
５図は従来例のインクジェット記録装置の別の例を説明
する記録ヘッド付近の模式的平面図、第６図は第５図の
装置の模式的斜視図である。 １．１０−ｍ−オリフィス ４．１３−ｍ−記録ヘッド ３．９−ｍ−ブレード板

Claims (2)

【特許請求の範囲】
1. （１）液体を吐出して飛翔的液滴を形成するためのオリ
   フィスの配された面の少なくとも一部に板状部材を接触
   移動させて前記オリフィスの配された面の少なくとも一
   部を清浄化する清浄化手段を有する液体噴射記録装置の
   液体噴射記録ヘッドにおいて、前記液体噴射記録ヘッド
   の前記板状部材との接触面が該板状部材と前記液体噴射
   記録ヘッドの相対移動方向において滑らかな形状変化を
   していることを特徴とする液体噴射記録ヘッド。
2. （２）前記滑らかな形状変化がＵ字形状であることを特
   徴とする特許請求の範囲第１項に記載の液体噴射記録ヘ
   ッド。